JP5112155B2 - 移動体端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体端末装置に関し、特に、装置内部に収納される液体を液滴として外部に噴射可能な移動体端末装置に関する。
従来、香水を噴霧する香水噴霧装置を備え、操作ボタンの押下や装置本体に対する着信等に応じて香水噴霧装置から香りを噴霧する携帯電話が提案されている(例えば、特許文献1参照)。香水噴霧装置は、香水を格納するチャンバーを備え、チャンバー内の香水に圧力を加えることでノズルから噴霧する。なお、チャンバー内の香水に圧力を加える圧力ユニットは、加熱器やピエゾ素子ユニット又は超音波励起ユニットで構成されている。
米国特許出願公開第2006/0062408号明細書
しかしながら、上述したような従来の携帯電話においては、チャンバーに格納された香水を加熱器等で発生させた圧力でノズルから噴霧する構成を採ることから、噴霧される香水の到達距離が短く、ユーザにおいて感知することが困難であるという問題がある。仮にユーザにおいて確実に感知できるように噴霧される香水の到達距離を確保する場合には、携帯電話機における電力消費が大きくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、感知対象となる液滴を含む流体の噴射距離を確保して当該液滴をユーザが感知し易い移動体通信装置を提供することを目的とする。
本発明の移動体端末装置は、液滴を排出させる排出機構と、前記排出機構から排出された前記液滴を押し流す流体が流れる流路と、前記流路内の前記液滴を含む流体を外部に噴射する噴射孔と、押圧操作を受け付けて前記流路内の前記液滴を含む流体を前記噴射孔から噴射させる圧力を発生させるポンプと、を具備し、前記ポンプは、通話を指示する通話ボタンに一体的に組み込まれ、前記ポンプの被押圧部は、前記通話ボタンの上面で構成されることを特徴とする。
この構成によれば、排出機構から排出された液滴を押し流す流体が流れる流路を設け、この流路内の液滴を含む流体を噴射孔から噴射するようにしたことから、液滴を単独で噴射(噴霧)する場合と比べて離れた位置まで液滴を含む流体を噴射することができるので、感知対象となる液滴を含む流体の噴射距離を確保して当該液滴をユーザが感知し易い移動体通信装置を提供することが可能となる。また、ポンプに対する押圧操作に伴って発生する圧力により流路内の液滴を含む流体を噴射させることから、流体を噴射する際のエネルギーをユーザの押圧操作によって供給することができるので、電力消費を必要とすることなく、液滴を含む流体をユーザが感知し易い位置まで噴射することが可能となる。さらに、ポンプの被押圧部が操作ボタンの一部を構成することから、装置本体における操作ボタンのレイアウトを維持しつつ、流路内の液滴を含む流体の噴射指示に用いられるポンプを配置することが可能となる。
例えば、本発明の移動体端末装置において、前記排出機構は、前記液滴として前記流路に排出される液体を収納するタンク及びこのタンクに収納された前記液体を前記液滴として排出する排出ヘッドを有し、前記排出ヘッドを駆動制御する制御部を更に具備する。この場合には、制御部による駆動制御により排出ヘッドから流路内に液滴を排出することができるので、例えば、ユーザの所望のタイミング、或いは、装置本体に対する着信時等のタイミングに応じて流路内に液滴を排出することが可能となる。
例えば、本発明の移動体端末装置において、前記排出ヘッドは、前記流路に対して前記液滴を噴出する構成を採ることや、前記流路に突出するノズルを有し、当該ノズルの先端部から前記流路上に前記液滴を染み出させる構成を採ることが考えられる。このような構成を採用することにより、流路内に適切に液滴を排出することが可能となる。
また、本発明の移動体端末装置においては、各種音声を出力する音声出力部及び各種情報を表示する表示部を更に具備し、前記制御部は、前記排出ヘッドを駆動制御する一方、前記音声出力部及び表示部の少なくとも一方で前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することが好ましい。この場合には、排出ヘッドの駆動制御と関連付けて音声出力部等でポンプの押圧操作タイミングを報知することができるので、適切なポンプの押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことが可能となる。
特に、本発明の移動体端末装置において、前記制御部は、操作部から受け付けた前記流体の噴射指示に応じて前記排出ヘッドを駆動制御する一方、前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することが好ましい。この場合には、操作部から受け付けた流体の噴射指示に応じて排出ヘッドが駆動制御されることから、ユーザの所望のタイミングで流路内に液滴を噴出させることが可能となる。また、流体の噴射指示に伴う排出ヘッドの駆動制御と関連付けて音声出力部等でポンプの押圧操作タイミングを報知することができるので、流体の噴射指示に対応する適切なポンプの押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことが可能となる。
また、本発明の移動体端末装置において、前記制御部は、装置本体に対する着信検出に応じて前記排出ヘッドを駆動制御する一方、前記ポンプの押圧操作タイミングを報知するようにしても良い。この場合には、装置本体に対する着信検出に応じて排出ヘッドが駆動制御されることから、音声通話着信やメール着信等のタイミングに応じて流路内に液滴を排出させることが可能となる。また、着信検出に伴う排出ヘッドの駆動制御と関連付けて音声出力部等でポンプの押圧操作タイミングを報知することができるので、着信検出に対応する適切なポンプの押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことが可能となる。
例えば、本発明の移動体端末装置において、前記制御部は、前記音声出力部に着信音を出力させる一方、前記表示部に着信画面を表示させることで前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することが考えられる。この場合には、着信音又は着信画面でポンプの押圧操作タイミングを報知することができるので、通常の処理との違和感を覚えさせることなく、適切なポンプの押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことが可能となる。
本発明の移動体端末装置においては、前記噴射孔の位置を変更する噴射位置変更機構を更に具備し、前記制御部は、装置本体の動作モードに応じて前記噴射孔の位置を変更させるようにしても良い。この場合には、装置本体の動作モードに応じて噴射孔の位置を変更することができるので、ユーザの利用態様に応じて適切に流路内の液滴を含む流体をユーザが感知し易い位置に噴射することが可能となる。
本発明によれば、排出機構から排出された液滴を押し流す流体が流れる流路を設け、この流路内の液滴を含む流体を噴射孔から噴射するようにしたことから、液滴を単独で噴射(噴霧)する場合と比べて離れた位置まで噴射することができるので、感知対象となる液滴を含む流体の噴射距離を確保して当該液滴をユーザが感知し易い移動体通信装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る移動体端末装置を携帯電話機に具現化した場合について説明するが、本発明が適用される対象としては必ずしも携帯電話機に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯電話機1における要部を説明するための模式図である。図1においては、本実施の形態に係る携帯電話機1における要部の断面について示している。図1に示すように、携帯電話機1の筐体1aには、液滴を排出させる排出機構2と、この排出機構2から排出された液滴を押し流す流体(気体)が流れる流路3と、この流路3内の流体(液滴を含む気体)を外部に噴射する噴射孔4とが設けられている。
また、携帯電話機1には、流路3内の液滴を含む流体を噴射孔4から噴射させる圧力を発生させるポンプ5が設けられている。ポンプ5は、流路3の一部に連結して設けられている。このポンプ5をユーザが押圧することで流路3の内部の流体を噴射孔4から噴射させる圧力が発生する。なお、ポンプ5は、図1に示す非押圧状態(初期状態)に復帰する復帰力を有するチャンバー部5aを有しており、ユーザによる押圧操作から解放されると初期状態に復帰するように構成されている。
また、流路3の一部を構成する携帯電話機1の内壁面には、バルブ6が設けられている。ポンプ5のチャンバー部5aの復帰力によりポンプ5が初期状態に復帰する際に必要な空気がバルブ6を介して吸引される。なお、バルブ6は、ユーザによりポンプ5が押圧されている間は閉じて、流体を排出させるための圧力を維持し、押圧されていない状態においても、流路3への空気の浸入を制限する働きをする。
排出機構2は、携帯電話機1から流体に含まれる液滴として噴射とされる液体Lを収納するタンク21と、このタンク21内の液体Lを液滴として流路3内に排出する液滴排出ヘッド22と、タンク21内の液体を液滴排出ヘッド22に供給する供給管23とで構成される。なお、図1においては、3つの液滴排出ヘッド22a〜22cが設けられている場合について示している。また、図1においては、液滴排出ヘッド22b、22cに連結される供給管23を省略している。これらの供給管23は、タンク21に連結され、同一の液体Lを液滴排出ヘッド22b、22cに供給するものとなっている。なお、ここでは、それぞれ液滴排出ヘッド22a〜22cに連結される供給管23が単一のタンク21に連結される場合について説明しているが、排出機構2の構成については、これに限定されるものではない。液滴排出ヘッド22a〜22cにそれぞれ連結される異なるタンク21を備え、供給管23を介して液体L(或いは、複数種類の液体)を供給するようにしても良い。
タンク21には、収納される液体Lから香りや蒸気などが漏れないように不溶性の異なる液体L´が収納されると共に、この液体L´を介して液体Lを押し出す空気を供給する一方、液体L´等の逆流を防止するバルブ21aが設けられている。このバルブ21aから供給される空気により液体Lが供給管23を介して液滴排出ヘッド22a〜22cに供給可能に構成されている。なお、柔軟性を有する素材でタンク21を形成し、その容積を変化させることで液体Lを液滴排出ヘッド22a〜22cに供給するようにしても良い。
液滴排出ヘッド22a〜22cは、インクジェットヘッドで構成され、タンク21から供給された液体Lを微小な液滴にして流路3内に噴出する。液滴排出ヘッド22a〜22cには、それぞれ流路3の内底面に連結される噴出ノズル22d〜22fと、液滴排出ヘッド22a〜22c内の液体Lを噴出ノズル22d〜22fから液滴として噴出させるピエゾ素子22g〜22iとを有している。ピエゾ素子22g〜22iに電気信号を供給して変形させることで液滴排出ヘッド22a〜22c内の液体Lを液滴として流路3内に噴出可能となっている。
液滴排出ヘッド22a〜22cへの電気信号の供給は、制御部7により制御される。制御部7による制御により液滴排出ヘッド22a〜22cから流路3内に液滴を噴出するので、例えば、ユーザの所望のタイミング、或いは、装置本体に対する着信時等のタイミングに応じて流路3内に液滴を噴出できるようになっている。なお、この制御部7の詳細な構成については後述する。なお、ここでは、液滴排出ヘッド22a〜22cがピエゾ素子22g〜22iを有するピエゾ方式のインクジェットヘッドで構成される場合について示しているが、これ以外にも、ピエゾ素子22g〜22iの代わりにヒータを用いたサーマル方式のインクジェットヘッドで構成するようにしても良い。
流路3は、携帯電話機1の筐体1a内において一定長さに設けられている。流路3における噴射孔4の近傍は、その断面積が噴射孔4に接近するに連れて小さくなっており、ポンプ5に対する押圧操作に伴う圧力により押し出される流体はこの部分で加速される。流路3の内壁面には、テフロン(登録商標)などの濡れ性が低い材料で表面処理が施されている。これは、排出機構2から噴出された液滴が流路3の内壁面に付着するのを避け、ポンプ5の押圧操作に伴って発生する圧力に応じて噴射孔4から噴射され易くするためである。なお、表面処理を施すのでなく、濡れ性の低い材料で流路3の内壁面を製作することも可能である。
噴射孔4は、流路3の端部に設けられている。図1に示すように、流路3においては、その一端にバルブ6が設けられ、このバルブ6の近傍にポンプ5が設けられている。また、その他端に噴射孔4が設けられ、この噴射孔4とポンプ5との間における内底面に排出機構2の液滴排出ヘッド22a〜22cが配置されている。ポンプ5が押圧されると、流路3内に図1に示す矢印のような気流が発生する。そして、液滴排出ヘッド22a〜22cから噴出された液滴が気体に押し流され、液滴を含む流体として噴射孔4から噴射するものとなっている。
図2は、本実施の形態に係る携帯電話機1の構成を示すブロック図である。なお、図2に示す携帯電話機1の構成については、本発明を説明するために簡略化したものであり、通常の携帯電話機1が有する機能を備えているものとする。図2に示すように、携帯電話機1は、装置全体の制御を行う制御部7と、この制御部7に接続される液滴排出ヘッド(以下、「排出ヘッド」という)22a〜22c、通信部8、操作部9、表示部10、音声入力部11及び音声出力部12とを有している。
制御部7は、制御部7の全体の制御を行う全体制御部70と、排出ヘッド22a〜22cの駆動、すなわち、排出ヘッド22a〜22cにおける液滴の排出動作を制御する排出制御部71と、通信部8による通信を制御する通信制御部72と、操作部9に対する操作入力を検出する操作検出部73と、表示部10における情報表示を制御する表示制御部74と、音声入力部11に対する音声入力信号及び音声出力部12に対する音声出力信号を制御する音声制御部75とを有している。
通信部8は、例えば、音声通話や電子メール通信などに必要となる通信を行う。例えば、発信信号の送信や、着信信号の受信等の処理を行う。操作部9は、携帯電話機1に対する操作入力を受け付ける。例えば、発信指示やメール送信指示等の指示入力を受け付ける。表示部10は、携帯電話機1の操作状態に応じて各種の情報を表示する。例えば、操作入力用のメニュー画面や、着信画面等を表示する。音声入力部11は、マイクロフォン等で構成され、例えば、ユーザから発せられた音声を受け付ける。音声出力部12は、スピーカ等で構成され、例えば、操作音や着信音などを出力する。
このような構成を有し、制御部7は、例えば、操作部9を介して入力された液滴を含む流体の噴射指示を検出し、或いは、外部からの着信(音声着信又はメール着信)を検出した場合に排出ヘッド22a〜22cに液滴を噴出させる。なお、液滴を噴出させる契機については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、音声入力部11で受け付けた液滴を含む流体の噴射指示を含む音声指示や、Webサイトの閲覧中における特定の内容(例えば、香りを連想させる内容)を含むWebページのダウンロード等に応じて液滴を噴出させるようにしても良い。
また、制御部7は、ポンプ5の押圧操作タイミングを報知する。具体的には、表示部10で押圧操作タイミングを指示する内容を含む画面データを表示させたり、音声出力部12で同様の内容を含む音声データを出力させたりする。これにより、適切なポンプ5の押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことが可能となる。なお、押圧操作タイミングを報知する態様については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、携帯電話機1におけるバイブレータ機能を利用して振動で報知するようにしても良い。
以下、本実施の形態に係る携帯電話機1において、液滴を噴出させると共に、ポンプ5の押圧操作タイミングを報知する場合の動作について説明する。図3及び図4は、本実施の形態に係る携帯電話機1において、液滴を噴出させると共にポンプ5の押圧操作タイミングを報知する場合の動作について説明するためのシーケンス図である。図3においては、操作部9を介して入力された液滴を含む流体の噴射指示に応じて液滴を噴出させる場合について示し、図4においては、外部からの着信(音声着信又はメール着信)検出に応じて液滴を噴出させる場合について示している。
携帯電話機1を操作するユーザから操作部9を介して液滴を含む流体の噴射指示が入力された場合、図3に示すように、操作検出部73によりその噴射指示が検出される(ステップ(以下、「ST」という)31)。なお、操作部9からの液滴を含む流体の噴射指示は、例えば、当該流体を噴射するためのアプリケーションを起動した状態から行うことが考えられるが、これに限定されるものではない。例えば、この液滴を含む流体の噴射指示には、液滴を噴出する排出ヘッド22a〜22cを特定する指示や、噴出する液滴の量を特定する指示を含めるようにしても良い。
この液滴を含む流体の噴射指示を検出すると、操作検出部73から全体制御部70に対してその旨を示す噴射指示検出信号が送出される(ST32)。この噴射指示検出信号を受け取ると、全体制御部70から排出制御部71に対して噴出を指示する噴出指示信号が送出される(ST33)。なお、この噴出指示信号には、上述したようなユーザからの指示に応じて液滴を噴出する排出ヘッド22a〜22cを特定する指示等を含めるようにしても良い。
この噴出指示信号を受け取ると、排出制御部71から排出ヘッド22a〜22cに対して液滴の噴出を指示する電気信号が出力される(ST34)。これに応じて排出ヘッド22a〜22cのピエゾ素子22g〜22iが変形することで、噴出ノズル22d〜22fから流路3内に液滴が噴出されることとなる。このように、操作部9から受け付けた流体の噴射指示に応じて排出ヘッド22a〜22cから液滴が流路3に噴出されることから、ユーザの所望のタイミングで流路3内に液滴を噴出させることが可能となる。なお、この液滴の流路3に対する噴出は、ユーザによるポンプ5の押圧操作タイミングを考慮して実行される。
一方、操作検出部73から噴射指示検出信号を受け取ると、全体制御部70から音声制御部75に対してポンプ5の押圧操作タイミングを報知するための音声データ(報知音)の出力を指示する報知音出力指示信号が送出される(ST35)。そして、全体制御部70から表示制御部74に対してポンプ5の押圧操作タイミングを報知するための画面データ(報知画面)の表示を指示する報知画面表示指示信号が送出される(ST36)。
この報知音出力指示信号を受け取ると、音声制御部75から音声出力部12に対して報知音の出力が指示される(ST37)。これに応じて音声出力部12から報知音が出力される。一方、この報知画面表示指示信号を受け取ると、表示制御部74から表示部10に対して報知画面の表示が指示される(ST38)。これに応じて表示部10において報知画面が表示される。なお、これらの報知音及び報知画面は、流路3に噴出された液滴を、ポンプ5の押下操作に伴って流路3内に発生する気流により押し流すことができるタイミングで出力及び表示されることが好ましい。例えば、ユーザが報知音等を確認してからポンプ5を押下するまでのタイムラグを考慮してこれらの報知音及び報知画面を出力及び表示することが考えられる。この場合には、適切なポンプ5の押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことができ、液滴が流路3の内壁等に付着する事態を効果的に回避することが可能となる。
なお、これらの報知音や報知画面は、予め携帯電話機1において保持されているものとする。たとえば、報知音としては、「ポンプを押して下さい。」などの音声データが考えられる。一方、報知画面としては、ポンプを押圧する際の映像を含む画面データなどが考えられる。これらの報知音及び報知画面を確認したユーザがポンプ5の押圧操作を行うことで、流路3に噴出された液滴がポンプ5の押圧操作に伴って発生する気流により押し流され、噴射孔4から携帯電話機1の外部に噴射される。このとき、液滴は、流体内の空気と共に噴射されることとなる。このため、液滴を単独で噴射(噴霧)する場合と比べて離れた位置まで噴射することが可能となる。
なお、ここでは、全体制御部70において、噴出指示信号の送出(ST33)、報知音出力指示信号の送出(ST35)、報知画面表示指示信号の送出(ST36)の順序に従って処理を行う場合について示しているが、これらの順序は特に限定されるものではない。ポンプ5に対する押圧操作に伴って発生する気流によって、流路3内に噴出された液滴を噴射孔4から噴射することができれば、いかなる順序で処理を行うようにしても良い。
一方、携帯電話機1に対して外部から着信信号が入力された場合、図4に示すように、通信部8を介して通信制御部72により着信が検出される(ST41)。着信を検出すると、通信制御部72から全体制御部70に対してその旨を示す着信通知信号が送出される(ST42)。なお、外部からの着信信号には、例えば、音声通話着信や電子メール着信等の種別が存在することから、これらの種別を着信通知信号に含めるようにしても良い。
この着信通知信号を受け取ると、全体制御部70から排出制御部71に対して噴出を指示する噴出指示信号が送出される(ST43)。この噴出指示信号を受け取ると、排出制御部71から排出ヘッド22a〜22cに対して液滴の噴出を指示する電気信号が出力される(ST44)。これに応じて排出ヘッド22a〜22cのピエゾ素子22g〜22iが変形することで、噴出ノズル22d〜22fから流路3内に液滴が噴出されることとなる。このように、装置本体に対する着信検出に応じて排出ヘッド22a〜22cから液滴が噴出されることから、音声通話着信やメール着信等のタイミングに応じて流路3内に液滴を噴出させることが可能となる。なお、この液滴の流路3に対する噴出は、ユーザによるポンプ5の押圧操作タイミングを考慮して実行される。
一方、通信制御部72から着信通知信号を受け取ると、全体制御部70から音声制御部75に対して、報知音としての機能を有する着信音の出力を指示する着信音出力指示信号が送出される(ST45)。そして、全体制御部70から表示制御部74に対して、報知画面としての機能を有する着信画面の表示を指示する着信画面表示指示信号が送出される(ST46)。
この着信音出力指示信号を受け取ると、音声制御部75から音声出力部12に対して着信音の出力が指示される(ST47)。これに応じて音声出力部12から着信音が出力される。一方、この着信画面表示指示信号を受け取ると、表示制御部74から表示部10に対して着信画面の表示が指示される(ST48)。これに応じて表示部10において着信画面が表示される。
なお、これらの着信音や着信画面は、原則として上述した報知音や報知画面と同等の内容を含み、上述した報知音や報知画面と同等のタイミングで出力されるものである。このような着信音や着信画面を出力する場合には、着信音又は着信画面でポンプ5の押圧操作タイミングを報知することができるので、通常の処理との違和感を覚えさせることなく、適切なポンプ5の押圧操作タイミングによる押圧操作をユーザに促すことが可能となる。そして、これらの着信音及び着信画面を確認したユーザがポンプ5の押圧操作を行うことで、流路3に噴出された液滴が空気と混合され、噴射孔4から携帯電話機1の外部に噴射される。この場合、上述したのと同様に、液滴を単独で噴射(噴霧)する場合と比べて離れた位置まで噴射することが可能となる。
なお、ここでは、全体制御部70において、噴出指示信号の送出(ST43)、着信音出力指示信号の送出(ST45)、着信画面表示指示信号の送出(ST46)の順序に従って処理を行う場合について示しているが、これらの順序は特に限定されるものではない。ポンプ5に対する押圧操作に伴って発生する気流によって、流路3内に噴出された液滴を噴射孔4から噴射することができれば、いかなる順序で処理を行うようにしても良い。
図5は、本実施の形態に係る携帯電話機1の外観図である。図5に示すように、携帯電話機1においては、筐体1aに操作部9を構成する操作ボタンが設けられている。操作ボタンには、十字ボタン9a及び決定ボタン9bが設けられると共に、その周囲に4つのファンクションボタン9cが設けられている。また、これらのボタンの下方側に通話を指示する通話ボタン9d、終話を指示する終話ボタン9e及びクリアボタン9fが設けられている。さらに、これらのボタンの下方側に数字ボタン9gが設けられている。
上述した流路3は、数字ボタン9gのうち、最も左方側に配列された1列の内部側の領域に配設される。噴射孔4は、この流路3の延長上である筐体1aの端部に設けられている。また、ポンプ5は、通話ボタン9dに一体的に組み込まれている。すなわち、ポンプ5は、その被押圧部が通話ボタン9dの上面で構成されている。したがって、通話ボタン9dを押圧することでポンプ5が押圧されることとなる。このようにポンプ5を通話ボタン9dに一体的に組み込むことにより、装置本体における操作ボタンのレイアウトを維持しつつ、流路3内の流体の噴射に用いられるポンプ5を携帯電話機1に配設することが可能となる。そして、この場合、例えば、図4に示すシーケンスに沿って処理を実行する場合において、通話ボタン9dにより通話を指示することにより流体が噴射孔4から噴射することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る携帯電話機1によれば、排出機構2から排出された液滴を押し流す流体が流れる流路3を設け、この流路3内の液滴を含む流体を噴射孔4から噴射するようにしたことから、液滴を単独で噴射(噴霧)する場合と比べて離れた位置まで液滴を含む流体を噴射することができるので、感知対象となる液滴を含む流体の噴射距離を確保して当該液滴をユーザが感知し易い携帯電話機1を提供することが可能となる。
特に、本実施の形態に係る携帯電話機1においては、ユーザからの押圧操作を受け付けて流路3内の液滴を含む流体を噴射孔4から噴射させる圧力を発生させるポンプ5を備えている。これにより、ポンプ5に対する押圧操作に伴って発生する圧力により流路3内の液滴を含む流体を噴射できることから、流体を噴射する際のエネルギーをユーザの押圧操作によって供給することができるので、電力消費を必要とすることなく、液滴を含む流体をユーザが感知し易い位置まで噴射することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る携帯電話機1の排出機構2においては、流路3の内底面に連結された噴出ノズル22d〜22fを設け、噴出ノズル22d〜22fから流路3内に液滴を噴出させている。この場合において、液滴が噴射孔4に向けて適切に押し流されるように、排出ヘッド22a〜22cからの液滴の噴出速度を調整すると共に、ポンプ5の押圧操作タイミングを調整させている。実施の形態2に係る携帯電話機1の排出機構2においては、流路3の内底面から流路3に突出するノズルを設け、その先端部から液滴を流路3上に排出させる点で実施の形態1に係る排出機構2と異なる。
図6は、実施の形態2に係る携帯電話機1における要部を説明するための模式図である。図6に示すように、実施の形態2に係る携帯電話機1は、排出機構2が流路3の内底面から流路3に突出するノズル22j〜22lを有する点で実施の形態1に係る携帯電話機1と相違する。例えば、ノズル22j〜22lは、流路3の中央近傍まで突出するように構成されるが、これに限定されるものではない。なお、その他の構成については、実施の形態1に係る携帯電話機1と同一であるため、同一の符号を付与し、その説明を省略する。
実施の形態2に係る携帯電話機1の排出機構2において、排出ヘッド22a〜22cは、制御部7の制御の下、タンク21から供給された液体Lを、ノズル22j〜22lの先端部から染み出すように排出させる。この場合において、液体Lは、ノズル22j〜22lの先端部から膨出した状態とされる。この状態でポンプ5がユーザにより押下されると、これに伴って発生する気流によりノズル22j〜22lの先端部から膨出した液体Lがそこから離れ、液滴として排出されることとなる。なお、排出ヘッド22a〜22cからの液滴は、ポンプ5の押圧操作に伴う圧力により流路3の中央近傍で押し流されることから、実施の形態1に係る排出ヘッド22a〜22cと異なり、その噴出速度等を調整する必要はない。
なお、実施の形態2に係る携帯電話機1においても、実施の形態1と同様に、制御部7は、排出ヘッド22a〜22cの駆動タイミングと、ポンプ5の押圧操作タイミングとを調整するために、ポンプ5の押圧操作タイミングを報知する。なお、ポンプ5の押圧操作タイミングを報知する際の基本的な考え方は、実施の形態1に係る携帯電話機1と同様である。すなわち、流路3にノズル22j〜22lの先端部から膨出された液体Lを、ポンプ5の押下操作に伴って流路3内に発生する気流により押し流すことができるタイミングで報知される。これを確認したユーザがポンプ5を押下することにより、適切に液滴を含む流体を噴射孔4から噴射することが可能となる。なお、実施の形態2に係る携帯電話機1においては、実施の形態1と異なり、流路3内に液滴が噴出されることがないため、液滴が流路3の内壁面に付着する事態は少ない。
以上説明したように、実施の形態2に係る携帯電話機1においても、ポンプ5に対する押圧操作に伴って発生する気流により、排出機構2から排出された液体Lを液滴として押し流し、この液滴を含む流体を噴射孔4から噴射するようにしたことから、液滴を単独で噴射(噴霧)する場合と比べて離れた位置まで液滴を含む流体を噴射することができるので、感知対象となる液滴を含む流体の噴射距離を確保して当該液滴をユーザが感知し易い携帯電話機1を提供することが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、処理部や処理手順については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、噴射孔4を固定し、一定方向にのみ液滴を含む流体を噴射するように構成されている。しかしながら、ユーザにおける流体の感知のし易さを考慮すると、その噴射方向を変更することが好ましい。特に、ユーザにおける携帯電話機1の利用態様(例えば、音声通話時やメール作成時)に応じて噴射方向を変更した場合には、ユーザにとってより流体を感知し易くすることが可能となる。流体の噴射方向を変更する場合には、例えば、噴射孔4の位置を変更することが考えられる。
図7は、本実施の形態の変形例に係る携帯電話機1の外観図である。図7において、図5と同一の構成については同一の符号を付与し、その説明を省略する。図7に示すように、この携帯電話機1は、噴射孔4が2つ設けられている点(噴射孔4a、4b)、並びに、これらの噴射孔4が離間した位置に設けられている点で上記実施の形態に係る携帯電話機1と相違する。ここでは、噴射孔4aは、十字ボタン9aの上方側に配置され、噴射孔4bは、数字ボタン9gの中央部分の左方側に配置された場合について示している。
図8は、本実施の形態の変形例に係る携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図8において、図2と同一の構成については同一の符号を付与し、その説明を省略する。図8に示すように、この携帯電話機1は、噴射位置を変更可能な噴射ユニット13を有する点、並びに、この噴射ユニット13における噴射位置を制御する噴射位置制御部76を制御部7が有する点で上記実施の形態に係る携帯電話機1と相違する。
噴射ユニット13は、筐体1aに設けられた2つの噴射孔4a、4bの一方を流路3と連通させる一方、他方を流路3から遮断する役割を果たす。ここでは、噴射ユニット13は、噴射孔4a、4bを選択的に遮断するカバー部材と、このカバー部材を駆動するソレノイド等の駆動部材とで構成されるものとするが、この他の構成を採用しても良い。ポンプ5(通話ボタン9d)に対する押圧操作が行われた場合において、流路3と連通する噴射孔4a(4b)からは流体が噴射する一方、流路3から遮断された噴射孔4b(4a)からは流体が噴射されることはない。
噴射位置制御部76は、噴射ユニット13に対して駆動信号を出力することで、駆動部材を駆動させ、噴射孔4a、4bの一方を流路3と連通させる一方、他方を流路3から遮断する。この場合において、例えば、噴射位置制御部76は、携帯電話機1における現在の動作モードに応じて流路3と連通する噴射孔4a、4bを指示する。ここで、動作モードとは、例えば、音声通話を実行する音声通話モードや電子メールの作成や通信を実行するメール処理モード等が挙げられる。これらの動作モードは、全体制御部70からの制御信号により噴射位置制御部76に通知される。
以下、携帯電話機1における動作モードに応じて噴射ユニット13を駆動する場合の動作の具体例について説明する。ここでは、動作モードが音声通話モードと、メール処理モードとである場合について説明する。なお、携帯電話機1における動作モードについては、これらに限定されるものではない。
例えば、全体制御部70から現在の動作モードが音声通話モードである旨の制御信号を受け取ると、噴射位置制御部76は、噴射ユニット13に対して噴射孔4bを流路3と連通させる一方、噴射孔4aを流路3から遮断する旨の駆動信号を出力する。噴射ユニットにおいては、この駆動信号に応じて噴射孔4bが流路3と連通される一方、噴射孔4aが流路3から遮断される。この場合において、ポンプ5(通話ボタン9d)が押圧されると、流路3内の流体が噴射孔4bのみから噴射される。これにより、携帯電話機1を耳に当てて通話しているユーザの鼻孔の近傍に流体を噴射することが可能となる。
一方、全体制御部70から現在の動作モードがメール処理モードである旨の制御信号を受け取ると、噴射位置制御部76は、噴射ユニット13に対して噴射孔4aを流路3と連通させる一方、噴射孔4bを流路3から遮断する旨の駆動信号を出力する。噴射ユニットにおいては、この駆動信号に応じて噴射孔4aが流路3と連通される一方、噴射孔4bが流路3から遮断される。この場合において、ポンプ5(通話ボタン9d)が押圧されると、流路3内の流体が噴射孔4aのみから噴射される。これにより、携帯電話機1に対向して操作しているユーザの鼻孔の近傍に流体を噴射することが可能となる。
また、上記実施の形態においては、流路3に液滴を噴出させる排出機構2が、ピエゾ方式のインクジェットヘッドから構成される排出ヘッド22a〜22cを備える場合について説明している。しかしながら、排出機構2の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、ポンプ5の押圧状態からの復帰動作に伴う流路3の減圧に応じて噴出ノズル22d〜22gから液滴を噴出させるようにしても良い。この場合には、ポンプ5の押圧操作が行われると、自動的に後続する噴射動作用の液滴を噴出ノズル22d〜22gから噴出させることができるので、電力を消費することなく流路3に対して液滴を噴出することが可能となる。
さらに、上記実施の形態においては、排出機構2が携帯電話機1の筐体1aに一体的に設けられている場合について説明している。しかしながら、排出機構2の構成についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、携帯電話機1の筐体1aに対して排出機構2を交換可能に設けるようにしても良い。この場合には、排出ヘッド22a〜cの噴出不良に伴うメンテナンスや、タンク21に対する液体Lの補充動作を容易に行うことが可能となる。
上記実施の形態においては、タンク21に収納される液体Lは、特に限定されるものではない。例えば、化学的に調合した芳香液をタンク21に収納し、噴射孔4からこの芳香液の液滴を含む流体を噴射することが考えられる。この場合には、感知対象となる芳香液の液滴を含む流体の噴射距離を確保することができるので、当該芳香液の液滴をユーザが感知し易い携帯電話機1を提供することが可能となる。また、芳香液以外にも薬品等のユーザにとって有用な液体を収納するようにしても良い。この場合には、ユーザにとって有用な液体の液滴を含む流体を噴射することが可能となる。
また、タンク21に収納される液体Lが揮発性を有する場合などにおいては、噴射孔4の外部に蓋を設けるようにしても良い。これにより、液体Lの成分の流出を防ぐことが可能になる。なお、この機能は、上述した噴射ユニット13に組み込んでもよい。
本発明の実施の形態1に係る携帯電話機における要部を説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機において、液滴を噴出させると共にポンプの押圧操作タイミングを報知する場合の動作について説明するためのシーケンス図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機において、液滴を噴出させると共にポンプの押圧操作タイミングを報知する場合の動作について説明するためのシーケンス図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機の外観図である。 本発明の実施の形態2に係る携帯電話機における要部を説明するための模式図である。 上記実施の形態の変形例に係る携帯電話機の外観図である。 上記実施の形態の変形例に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯電話機
1a 筐体
2 排出機構
21 タンク
21a バルブ
22a〜22c 液滴排出ヘッド(排出ヘッド)
22d〜22f 噴出ノズル
22g〜22i ピエゾ素子
22j〜22l ノズル
23 供給管
3 流路
4、4a、4b 噴射孔
5 ポンプ
5a チャンバー部
6 バルブ
7 制御部
70 全体制御部
71 排出制御部
72 通信制御部
73 操作検出部
74 表示制御部
75 音声制御部
76 噴射位置制御部
8 通信部
9 操作部
10 表示部
11 音声入力部
12 音声出力部
13 噴射ユニット

Claims (9)

  1. 液滴を排出させる排出機構と、前記排出機構から排出された前記液滴を押し流す流体が流れる流路と、前記流路内の前記液滴を含む流体を外部に噴射する噴射孔と、押圧操作を受け付けて前記流路内の前記液滴を含む流体を前記噴射孔から噴射させる圧力を発生させるポンプと、を具備し、
    前記ポンプは、通話を指示する通話ボタンに一体的に組み込まれ、前記ポンプの被押圧部は、前記通話ボタンの上面で構成されることを特徴とする移動体端末装置。
  2. 前記排出機構は、前記液滴として前記流路に排出される液体を収納するタンク及びこのタンクに収納された前記液体を前記液滴として前記流路に排出する排出ヘッドを有し、前記排出ヘッドを駆動制御する制御部を更に具備することを特徴とする請求項1記載の移動体端末装置。
  3. 前記排出ヘッドは、前記流路に対して前記液滴を噴出することを特徴とする請求項記載の移動体端末装置。
  4. 前記排出ヘッドは、前記流路に突出するノズルを有し、当該ノズルの先端部から前記流路上に前記液滴を染み出させることを特徴とする請求項記載の移動体端末装置。
  5. 各種音声を出力する音声出力部及び各種情報を表示する表示部を更に具備し、前記制御部は、前記排出ヘッドを駆動制御する一方、前記音声出力部及び表示部の少なくとも一方で前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することを特徴とする請求項から請求項のいずれかに記載の移動体端末装置。
  6. 前記制御部は、操作部から受け付けた前記流体の噴射指示に応じて前記排出ヘッドを駆動制御する一方、前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することを特徴とする請求項記載の移動体端末装置。
  7. 前記制御部は、装置本体に対する着信検出に応じて前記排出ヘッドを駆動制御する一方、前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することを特徴とする請求項記載の移動体端末装置。
  8. 前記制御部は、前記音声出力部に着信音を出力させる一方、前記表示部に着信画面を表示させることで前記ポンプの押圧操作タイミングを報知することを特徴とする請求項記載の移動体端末装置。
  9. 前記噴射孔の位置を変更する噴射位置変更機構を更に具備し、前記制御部は、装置本体の動作モードに応じて前記噴射孔の位置を変更させることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の移動体端末装置。
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