JP2006019794A - 折り畳み型携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯電話機に係る動作に応じて液体が噴射されるようにし、特に、携帯電話機に係る動作に連動して芳香などが発散されるようにする。
【解決手段】 折り畳み型携帯電話機1のヒンジ部4に噴射ノズル部9を配置する。折り畳み型携帯電話機の蓋部(上部筐体)2と本体部(下部筐体)3を重ね合わせて折り畳んだ閉じた状態から、ヒンジ部が形成する回動軸を中心として蓋部と本体部を相互に回動させて開いた状態とする動作に連動して、ヒンジ部の内部に設けられた液体噴射構造によって、噴射ノズル部から液体が噴射(噴霧)されるように構成されている。噴射ノズル部から噴射される液体は、折り畳み型携帯電話機に着脱可能な液体格納カートリッジに格納され、液体格納カートリッジには、例えば、香水、芳香剤、マイナスイオン剤、除菌剤などの各種の液体を格納することが可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 折り畳み型携帯電話機1のヒンジ部4に噴射ノズル部9を配置する。折り畳み型携帯電話機の蓋部(上部筐体)2と本体部(下部筐体)3を重ね合わせて折り畳んだ閉じた状態から、ヒンジ部が形成する回動軸を中心として蓋部と本体部を相互に回動させて開いた状態とする動作に連動して、ヒンジ部の内部に設けられた液体噴射構造によって、噴射ノズル部から液体が噴射(噴霧)されるように構成されている。噴射ノズル部から噴射される液体は、折り畳み型携帯電話機に着脱可能な液体格納カートリッジに格納され、液体格納カートリッジには、例えば、香水、芳香剤、マイナスイオン剤、除菌剤などの各種の液体を格納することが可能である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、2つの筐体(上部筐体及び下部筐体)がヒンジ部によって接続され、ヒンジ部を中心とする回動によって、重ね合わせ状態及び見開き状態となる折り畳み型携帯電話機に関する。
従来の携帯電話機には、大きく分けて、筐体の配置が固定されているストレートタイプと、ヒンジを利用して、2つの筐体の配置位置を相対的に変えることが可能な折り畳み型携帯電話機とが存在する。特に、折り畳み型携帯電話機は、ユーザが持ち運ぶ際の収納性や利便性に優れている。
一方、例えば、下記の特許文献1〜3には、携帯電話機から香りが発散されるようにするための技術が開示されている。特許文献1には、携帯電話機のロッドアンテナの伸長及び受納によって、芳香発散口の開閉動作が行われ、ロッドアンテナを上に伸長させた場合には、芳香発散口が開いて香りが発散されるようにし、ロッドアンテナを本体に受納させた場合には、芳香発散口が閉じて香りが発散されないようにする技術が開示されている。また、特許文献2及び特許文献3には、香水や芳香剤を噴霧又は発散することができるスプレー装置が取り付けられた携帯電話機が開示されている。
特開2002−76734号公報(図3〜5、段落0017〜0035)
特開2002−209006号公報(段落0005)
実用新案登録第3061834号公報(図1、2)
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、ロッドアンテナが伸長されている状態時に芳香が発散され、ロッドアンテナが受納されている状態時に芳香が発散されないように構成されており、すなわち、携帯電話機の状態に依存して、芳香の発散の有無の調整が行われている。したがって、例えば、ユーザがロッドアンテナを伸長して通話を行う場合には、常に芳香が発散され続けることになり、芳香の発散の調節が困難である。また、ロッドアンテナを収納し忘れた場合や、意図せずにロッドアンテナが伸長してしまった場合などにおいても、常に芳香が発散され続けてしまい、芳香の基となる芳香剤の減少が速くなり、不経済である。また、特許文献2及び3に記載の技術には、単に、芳香を噴霧又は発散するための手段を携帯電話機に取り付けただけの構成が開示されており、携帯電話機に係る動作とは無関係に芳香の噴霧又は発散が行われるようになっている。
上記課題を解決するため、本発明では、携帯電話機に係る動作に応じて液体が噴射(噴霧)され、特に、携帯電話機に係る動作に応じて芳香などが発散される折り畳み型携帯電話機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の折り畳み型携帯電話機は、上部筐体及び下部筐体がヒンジ部によって相互に回動可能なように連結されており、前記ヒンジ部によって形成される回動軸を中心として前記上部筐体と前記下部筐体とを相互に回動することによって、前記上部筐体の所定の面と前記下部筐体の所定の面とが重ね合わさった閉じた状態と、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記所定の面のそれぞれが外部に露出する開いた状態とに、前記上部筐体及び前記下部筐体の配置位置が変わる折り畳み型携帯電話機であって、
所定の液体を格納する液体格納手段と、
前記所定の液体を外部に噴射する液体噴射口と、
前記閉じた状態と前記開いた状態との間で、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記配置位置を変える動作が行われた場合に、前記液体格納手段に格納されている前記所定の液体を前記液体噴射口から噴射する液体噴射手段とを有している。
この構成により、折り畳み型携帯電話機を開いた状態から閉じた状態とする動作、又は、折り畳み型携帯電話機を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、所定の液体が噴射されるようにすることが可能となる。
所定の液体を格納する液体格納手段と、
前記所定の液体を外部に噴射する液体噴射口と、
前記閉じた状態と前記開いた状態との間で、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記配置位置を変える動作が行われた場合に、前記液体格納手段に格納されている前記所定の液体を前記液体噴射口から噴射する液体噴射手段とを有している。
この構成により、折り畳み型携帯電話機を開いた状態から閉じた状態とする動作、又は、折り畳み型携帯電話機を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、所定の液体が噴射されるようにすることが可能となる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記液体噴射手段が、前記ヒンジ部の内部に設けられている。
この構成により、通話機能などを始めとする折り畳み型携帯電話機の本来の機能を損ねることなく、液体噴射手段を配置することが可能となる。
この構成により、通話機能などを始めとする折り畳み型携帯電話機の本来の機能を損ねることなく、液体噴射手段を配置することが可能となる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記液体噴射手段が、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記配置位置を前記閉じた状態から前記開いた状態に変える動作が行われた場合にのみ、前記液体格納手段に格納されている前記所定の液体を前記液体噴射口から噴射するように構成されている。
この構成により、特に、折り畳み型携帯電話機を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、所定の液体が噴射されるようにすることが可能となる。
この構成により、特に、折り畳み型携帯電話機を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、所定の液体が噴射されるようにすることが可能となる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記液体噴射口が、前記閉じた状態時に外部に露出されず、前記開いた状態時に外部に露出される前記ヒンジ部の内面に配置されている。
この構成により、折り畳み型携帯電話機を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、所定の液体が噴射される場合に、折り畳み型携帯電話機を開いた状態時のみ、外部に露出される箇所に、液体噴射口を配置することが可能となる。
この構成により、折り畳み型携帯電話機を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、所定の液体が噴射される場合に、折り畳み型携帯電話機を開いた状態時のみ、外部に露出される箇所に、液体噴射口を配置することが可能となる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記液体噴射口及び/又は前記液体噴射手段が、前記所定の液体を霧状にして外部に噴霧するよう構成されている。
この構成により、液体噴射口から液体を霧状にして噴霧させることが可能となる。
この構成により、液体噴射口から液体を霧状にして噴霧させることが可能となる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記液体格納手段が、前記折り畳み型携帯電話機に着脱可能なように構成されている。
この構成により、液体格納手段への液体の補填が容易にできるようになり、また、液体格納手段そのものを交換することによって、噴射させる液体の補填や交換を行うことも可能となる。
この構成により、液体格納手段への液体の補填が容易にできるようになり、また、液体格納手段そのものを交換することによって、噴射させる液体の補填や交換を行うことも可能となる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記液体格納手段の内部に格納されている前記所定の液体の残存量を外部から視認できるように、前記液体格納手段の側面の一部又は全部が、透明又は半透明の部材で形成されている。
この構成により、液体の残存量を外部から容易に把握できるようになる。
この構成により、液体の残存量を外部から容易に把握できるようになる。
また、上記の構成に加えて、本発明の折り畳み型携帯電話機は、前記所定の液体として、香水、芳香剤、マイナスイオン剤、除菌剤のうちの少なくとも1つが利用される。
この構成により、芳香効果や除菌効果をもたらすことが可能となり、また、ユーザが好みの芳香を選択することによって、香りによる自己表現を行うことも可能となる。
この構成により、芳香効果や除菌効果をもたらすことが可能となり、また、ユーザが好みの芳香を選択することによって、香りによる自己表現を行うことも可能となる。
本発明の携帯電話機は、上記構成を有しており、携帯電話機に係る動作に応じて液体が噴射され、特に、携帯電話機に係る動作に応じて芳香などが発散されるようにすることが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る折り畳み型携帯電話機の開いた状態における模式的な正面図、図2は、本発明の実施の形態に係る折り畳み型携帯電話機の閉じた状態における模式的な正面図、図3は、本発明の実施の形態における折り畳み型携帯電話機の閉じた状態における模式的な右側面図である。
特に、図1や図3を参照することによって分かるように、本発明に係る折り畳み型携帯電話機1は、重ね合わせ可能となるような略同一形状を有する2つの部材(上部筐体及び下部筐体、以下、蓋部2及び本体部3と呼ぶ)がヒンジ部4を介して回動可能なように連結された構成を有している。すなわち、蓋部2及び本体部3はヒンジ部4が形成する回動軸を中心として相互に回動可能であり、回動軸を中心とした回動によって、蓋部2と本体部3とを離した状態(図1に示す見開き状態、以下、開いた状態と呼ぶ)と、蓋部2と本体部3とを重ね合わせた状態(図2及び図3に示す重ね合わせ状態、以下、閉じた状態と呼ぶ)とすることが可能である。
なお、ここでは、蓋部2の面の垂線方向と本体部3の面の垂線方向とによって形成される角度が、回動によって異なる角度に変わるような折り畳み型携帯電話機1を一例に挙げて説明するが、回動軸が図1及び図2の紙面に垂直な方向に形成されており、蓋部2の面の垂線方向と本体部3の面の垂線方向とが略平行に保たれたまま回動を行うようなスライド式の折り畳み型携帯電話機1に関しても、本発明の適用が可能である。
図1に示す折り畳み型携帯電話機1には、表示部5、操作部6、レシーバ部7、マイク部8が設けられている。表示部5は、蓋部2の内面(開いた状態のときのみ、外部に露出される面)に配置されており、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)によって構成されている。この表示部5には、例えば、動画又は静止画などの画像情報や、テキスト情報などを表示することが可能であり、折り畳み型携帯電話機1のユーザに対して、情報を視覚的に報知することが可能である。また、操作部6は、本体部の内面に配置されており、複数の操作ボタンやナビゲーションキーなどによって構成されている。ユーザは、操作部6を操作することによって、折り畳み型携帯電話機1における発呼動作や着呼動作、情報入力(特に文字入力)や指示入力など、折り畳み型携帯電話機1に係る様々な操作を行うことが可能である。
また、レシーバ部7及びマイク部8は、それぞれ蓋部2及び本体部3の内面のヒンジ部4から離れた端部に配置されている。レシーバ部7には、通話音声を出力するためのスピーカが内部に配置されており、マイク部8には、通話音声を入力するためのマイクロホンが内部に配置されている。したがって、折り畳み型携帯電話機1を開いた状態とすることによって、ユーザは、レシーバ部7を自分の耳の近くに当て、マイク部8を自分の口の周辺に配置させることが可能となり、折り畳み型携帯電話機1を通話に適した形状とすることが可能となる。なお、上述の折り畳み型携帯電話機1の構成(蓋部2及び本体部3によって構成され、表示部5〜マイク部8を有する構成)は、従来の折り畳み型携帯電話機1と同様の構成であり、従来の折り畳み型携帯電話機に係るその他の構成とすることも可能である。
さらに、図1に示す折り畳み型携帯電話機1には、ヒンジ部4の内面に、本発明の特徴でもある噴射ノズル部(液体噴射口)9が設けられている。この噴射ノズル部9は、所定の液体格納部(後述の液体格納カートリッジ10)に格納されている液体を噴霧するための噴霧口である。この噴射ノズル9からは、例えば、後述の構造(図6に示す液体噴射構造)によって、折り畳み型携帯電話機1を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、液体がミスト状(霧状)に噴射されるよう構成されている。なお、ここでは、噴射ノズル部9は、ヒンジ部4の内面に設けられているが、蓋部2、本体部3、ヒンジ部4の任意の位置に配置可能である。
また、図2には、蓋部2の外面(閉じた状態においても外部に露出される面)に、液体格納カートリッジ10が着脱可能なように配置されている。この液体格納カートリッジ10には、液体流出用弁11(例えば、図4参照)が設けられており、液体格納カートリッジ10に格納された液体は、この液体流出用弁11や、蓋部2の内部に設けられた液体流動管21(例えば、図4参照)、ヒンジ部4に設けられた液体噴射ポンプ41(例えば、図4及び図6参照)などを通じて、噴射ノズル部9から噴霧されるようになっている。なお、図2に示す液体格納カートリッジ10には視認用窓12が設けられている様子が模式的に図示されているが、このように、液体格納カートリッジ10は、蓋部2の外面に装着された状態で、その内部に格納された液体の残存量が視認できるように、側面の一部又は全部が透明又は半透明の部材で形成されていることが望ましい。
次に、図4〜図6を参照しながら、折り畳み型携帯電話機1を閉じた状態から開いた状態とする動作に連動して、噴射ノズル部9から液体を噴霧させるための液体噴射構造について説明する。図4は、図1に示す折り畳み型携帯電話機を右側面から見た場合のA−B断面図であり、図5は、図2に示す折り畳み型携帯電話機を右側面から見た場合のC−D断面図である。また、図6は、本発明の実施の形態における液体噴射構造の一例を示す模式図である。なお、図4及び図5の断面図は、本発明に係る液体噴射構造を説明するためのものであって、例えば、蓋部2及び本体部3に配置されている基板などは、図示省略されている。
図4に示す断面図(図1中のA−B断面図)及び図5に示す断面図(図2中のC−D断面図)には、蓋部2、本体部3、ヒンジ部4の断面が図示されている。蓋部2の断面に図示されているように、蓋部2には、液体格納カートリッジ10内の液体の出口となる液体流出用弁11を有する液体格納カートリッジ10、液体格納カートリッジ10内部からヒンジ部4の液体噴射ポンプ41内の密閉された空間に、液体を流動させるための流動路を形成する液体流動管21が配置されている。なお、液体流出用弁11は、液体格納カートリッジ10内部から液体流動管21内部への一方向にのみ液体を通過させ、逆方向(液体流動管21内部から液体格納カートリッジ10内部への方向)には液体を通過させないように構成されている。また、不図示ではあるが、液体格納カートリッジ10には、液体流動管21からの液体流出に伴って、液体格納カートリッジ10内に空気が取り込まれる空気弁が設けられていることが望ましい。
また、ヒンジ部4の断面を参照すれば分かるように、ヒンジ部4には、本体部3との間の相対的な位置が固定されている液体噴射ポンプ固定板42と、蓋部2との間の相対的な位置が固定されている液体噴射ポンプ押し上げ板43が配置されている。また、液体噴射ポンプ固定板42、液体噴射ポンプ押し上げ板43、ヒンジ部4の内壁などによって囲まれる密閉された空間が形成されており、折り畳み型携帯電話機1の開閉動作によって、この密閉された空間の体積を変化させる液体噴射ポンプ41が構成されている。なお、液体噴射ポンプ41が作る空間は、折り畳み型携帯電話機1を開く動作が行われた場合にはその体積が大きくなり、折り畳み型携帯電話機1を閉じる動作が行われた場合にはその体積が小さくなるよう構成されている。
また、噴射ノズル部9に一端が接続された噴射用液体流動管44の別の一端は、液体噴射ポンプ41が作る空間に開口部を有するように配置されており、液体噴射ポンプ41内の液体を噴射ノズル部9に流動させるための流動路を形成しており、噴射用液体流動管44内部を通って噴射ノズル部9に到達した液体は、噴射ノズル部9から外部に噴霧される。
さらに、図6を参照しながら、本発明の折り畳み型携帯電話機1に係る液体噴射構造と、噴射ノズル部9から液体が噴霧される動作について詳細に説明する。なお、図6には、図5に示す折り畳み型携帯電話機1を閉じた状態における液体噴射ポンプ固定板42及び液体噴射ポンプ押し上げ板43の配置が図示されている。また、図6では、液体噴射構造に係る主要な部材のみが図示されており、例えば、蓋部2や本体部3は図示省略されている。
また、図6には、液体流動管21の一端(液体噴射ポンプ内への開口部を有する端部)に、ポンプ流入用弁45が設けられており、噴射用液体流動管44の一端(液体噴射ポンプ41内への開口部を有する端部)に、ポンプ流出用弁46が設けられている様子が図示されている。なお、ポンプ流入用弁45は、液体流動管21内部から液体噴射ポンプ41内部への一方向にのみ液体を通過させ、逆方向(液体噴射ポンプ41内部から液体流動管21内部への方向)には液体を通過させないように構成されている。また、ポンプ流出用弁46は、液体噴射ポンプ41内部から噴射用液体流動管44内部への一方向にのみ液体を通過させ、逆方向(噴射用液体流動管44内部から液体噴射ポンプ41内部への方向)には液体を通過させないように構成されている。
まず、折り畳み型携帯電話機1を開いた状態(図1、図4参照)から閉じた状態(図2、図3、図5参照)にした場合の動作について説明する。例えば、図4に示すように、折り畳み型携帯電話機1を開いた状態では、液体噴射ポンプ41が作る空間は、所定の体積V1を有している。なお、この所定の体積V1は、後述の所定の体積V2よりも小さく、0(液体噴射ポンプ固定板42及び液体噴射ポンプ押し上げ板43が完全に重なり合って、液体噴射ポンプ41が作る空間がなくなった状態)であってもよい。
折り畳み型携帯電話機1を開いた状態から閉じた状態にする動作が行われた場合には、液体噴射ポンプ固定板42と液体噴射ポンプ押し上げ板43とによって作られる角度が、蓋部2と本体部3とによって作られる角度に逆比例して大きくなり、液体噴射ポンプ41が作る空間の体積は大きくなる。この場合、ポンプ流入用弁45及びポンプ流出用弁46の作用によって、液体噴射ポンプ41内に開口部を有する液体流動管21及び噴射用液体流動管44のうち、液体流動管21を通じて液体格納カートリッジ10内部から液体噴射ポンプが作る空間に、液体が取り込まれる。そして、折り畳み型携帯電話機1を完全に閉じた場合に、液体噴射ポンプ41が作る空間は最大の体積(所定の体積V2)となり、ほぼ所定の体積V2と同量の液体が液体噴射ポンプ41内部に取り込まれる。
一方、折り畳み型携帯電話機1を閉じた状態から開いた状態にする動作が行われた場合には、上述の折り畳み型携帯電話機1を開いた状態から閉じた状態にする動作とは逆の動作が行われ、液体噴射ポンプ41が作る空間の体積は小さくなる。この場合、ポンプ流入用弁45及びポンプ流出用弁46の作用によって、液体噴射ポンプ41内に開口部を有する液体流動管21及び噴射用液体流動管44のうち、噴射用液体流動管44内部に液体が押し出され、液体は、噴射用液体流動管44内部を通って、噴射ノズル部9から外部に噴射される。なお、噴射用液体流動管44及び噴射ノズル部9の少なくとも一方が、例えば、通過する液体を霧状にする吸気構造を有しており、液体が噴射ノズル部9から霧状に噴霧されることが望ましい。
なお、図6に示す液体噴射構造は、本発明を達成するための構造の一例にすぎず、折り畳み型携帯電話機1を開く動作に連動して、噴射ノズル部9から液体が噴霧される他の構造を採用することも可能である。
上述の実施の形態における構成では、折り畳み型携帯電話機1を開く動作に連動して、噴射ノズル部9から液体が噴霧されるが、例えば、逆に、折り畳み型携帯電話機1を閉じる動作に連動して、噴射ノズル部9から液体が噴霧されるようにすることも可能である。なお、この場合には、例えば、ヒンジ部4の外面など、折り畳み型携帯電話機1を閉じた状態で外部に露出される位置に配置されることが望ましい。
以上、説明したように、本発明に係る折り畳み型携帯電話機1は、折り畳み型携帯電話機1に係る開閉動作に応じて、所定の噴射ノズル部9から液体を噴射することが可能である。
また、図7は、本発明の実施の形態における折り畳み型携帯電話機に、液体格納カートリッジを着脱する様子を模式的に示す斜視図であり、図7(a)は、折り畳み型携帯電話機に液体格納カートリッジが装着されている様子を示す図、図7(b)は、折り畳み型携帯電話機から液体格納カートリッジが取り外された様子を示す図である。上述のように液体格納カートリッジ10は着脱可能であり、液体格納カートリッジ10内部に液体を補填するか、あるいは、液体格納カートリッジ10そのものを交換することによって、折り畳み型携帯電話機1において噴射させる液体を補填することが可能である。なお、液体格納カートリッジ10内部に格納させる液体は任意であるが、例えば、香水、芳香剤、マイナスイオン剤、除菌剤などの各種の液体を格納させることが望ましい。
例えば、液体格納カートリッジ10内部に香水や芳香剤、マイナスイオン剤などが格納されている場合には、折り畳み型携帯電話機1に係る開く動作に連動して、所定の噴射ノズル部9から芳香などが発散されて、消臭効果やユーザ及び周囲の人々の気持ちを和ませる芳香効果がもたらされる。また、ユーザは、自分の好みの香水などを選択することによって、自分の個性を香りによって表現できるようになる。一方、例えば、液体格納カートリッジ10内部に除菌剤などを格納させることによって、折り畳み型携帯電話機1の除菌効果がもたらされる。
本発明に係る折り畳み型携帯電話機は、携帯電話機に係る動作に連動して液体が噴射され、特に、携帯電話機に係る動作に連動して芳香などが発散されるようになるという効果を有しており、2つの筐体がヒンジ部によって接続され、ヒンジ部を中心とする回動によって、重ね合わせ状態(閉じた状態)及び見開き状態(開いた状態)となる折り畳み型携帯電話機などに適用可能である。
1 折り畳み型携帯電話機
2 蓋部(上部筐体)
3 本体部(下部筐体)
4 ヒンジ部
5 表示部
6 操作部
7 レシーバ部
8 マイク部
9 噴射ノズル部(液体噴射口)
10 液体格納カートリッジ
11 液体流出用弁
12 視認用窓
21 液体流動管
41 液体噴射ポンプ
42 液体噴射ポンプ固定板
43 液体噴射ポンプ押し上げ板
44 噴射用液体流動管
45 ポンプ流入用弁
46 ポンプ流出用弁
2 蓋部(上部筐体)
3 本体部(下部筐体)
4 ヒンジ部
5 表示部
6 操作部
7 レシーバ部
8 マイク部
9 噴射ノズル部(液体噴射口)
10 液体格納カートリッジ
11 液体流出用弁
12 視認用窓
21 液体流動管
41 液体噴射ポンプ
42 液体噴射ポンプ固定板
43 液体噴射ポンプ押し上げ板
44 噴射用液体流動管
45 ポンプ流入用弁
46 ポンプ流出用弁
Claims (8)
- 上部筐体及び下部筐体がヒンジ部によって相互に回動可能なように連結されており、前記ヒンジ部によって形成される回動軸を中心として前記上部筐体と前記下部筐体とを相互に回動することによって、前記上部筐体の所定の面と前記下部筐体の所定の面とが重ね合わさった閉じた状態と、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記所定の面のそれぞれが外部に露出する開いた状態とに、前記上部筐体及び前記下部筐体の配置位置が変わる折り畳み型携帯電話機であって、
所定の液体を格納する液体格納手段と、
前記所定の液体を外部に噴射する液体噴射口と、
前記閉じた状態と前記開いた状態との間で、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記配置位置を変える動作が行われた場合に、前記液体格納手段に格納されている前記所定の液体を前記液体噴射口から噴射する液体噴射手段とを、
有する折り畳み型携帯電話機。 - 前記液体噴射手段が、前記ヒンジ部の内部に設けられている請求項1に記載の折り畳み型携帯電話機。
- 前記液体噴射手段が、前記上部筐体及び前記下部筐体の前記配置位置を前記閉じた状態から前記開いた状態に変える動作が行われた場合にのみ、前記液体格納手段に格納されている前記所定の液体を前記液体噴射口から噴射するように構成されている請求項1又は2に記載の折り畳み型携帯電話機。
- 前記液体噴射口が、前記閉じた状態時に外部に露出されず、前記開いた状態時に外部に露出される前記ヒンジ部の内面に配置されている請求項3に記載の折り畳み型携帯電話機。
- 前記液体噴射口及び/又は前記液体噴射手段が、前記所定の液体を霧状にして外部に噴霧するよう構成されている請求項1から4のいずれか1つに記載の折り畳み型携帯電話機。
- 前記液体格納手段が、前記折り畳み型携帯電話機に着脱可能なように構成されている請求項1から5のいずれか1つに記載の折り畳み型携帯電話機。
- 前記液体格納手段の内部に格納されている前記所定の液体の残存量を外部から視認できるように、前記液体格納手段の側面の一部又は全部が、透明又は半透明の部材で形成されている請求項1から6のいずれか1つに記載の折り畳み型携帯電話機。
- 前記所定の液体として、香水、芳香剤、マイナスイオン剤、除菌剤のうちの少なくとも1つが利用される請求項1から7のいずれか1つに記載の折り畳み型携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004192726A JP2006019794A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 折り畳み型携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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