JP5111627B2 - 映像処理装置及び映像処理方法 - Google Patents
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Description
付加情報の応用方法は多々考えられるが、ユーザに付加情報を提示することで、コンテンツの情報内容や登場人物等の把握を容易にし、視聴を支援する各種技術が提案されている。以下では、映像を構成する要素、例えば登場人物等のキャラクタや、椅子や建物等のアイテムをオブジェクトと呼ぶ。
映像音声コンテンツと、該コンテンツの再生時間と対応付けられた関連情報を含んだメタデータを受信して、映像音声コンテンツを再生すると共に、再生時間に対応した関連情報を表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
例えば、対象となる登場人物が画面に小さく表示されている場合や、他の登場人物が多数表示されている場合、視聴者に対して登場人物の関連情報を適切なタイミングで提示する必要がある。そうしないと、視聴者は提示された関連情報がどの人物に関するものであるかが分かり難いといった事態が起こり得る。
そこで、本発明は映像に登場するオブジェクトの表示状態に基づき、適切なタイミングでオブジェクトの関連情報を提示可能な映像処理装置及び映像処理方法の提供を目的とする。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態に係る映像処理装置では、コンテンツ再生中に関連情報を付加されたオブジェクトが登場した場合、その関連情報の表示タイミングを制御する。
コンテンツ受信部101は、外部インタフェース100よりコンテンツデータを受信する。外部インタフェース100は、コンテンツデータを伝送路から受信するためのインタフェースであればよく、例えばデジタル放送受信アンテナ、インターネット接続ルータ等が使用可能である。また、コンテンツデータは映像音声信号に付加情報を付加できれば、形式の如何を問わないが、本実施形態ではMPEG2−TSを例に説明する。MPEG2−TS(トランスポートストリーム)形式では、映像と音声の多重化方式を定義しており、MPEGは“Moving Picture Experts Group”の略号である。コンテンツ受信部101は受信したMPEG2−TSデータから付加情報を分離して付加情報取得部106に出力する。またコンテンツ受信部101は映像音声信号を復号化し、データバッファ部102に出力する。
フレーム評価部108は、表示特徴情報算出部107から表示特徴情報を取得し、映像フレーム内において、オブジェクトが注目されているか否かを判定し、判定結果に基づいてフレーム評価を行う。評価結果は表示タイミング決定部109に出力される。映像内でのオブジェクトの注目度に関する判定処理については後述する。
S501でコンテンツ受信部101は、受信したコンテンツデータから付加情報を分離して付加情報取得部106に送信する。またコンテンツ受信部101は映像音声データを復号化し、処理後のデータにフレームIDを付加した上でデータバッファ部102に出力する。データバッファ部102は表示タイミング決定部109から、データを保持すべきフレーム数の指示を受けて、該フレーム数分のデータを保持し、映像信号をフレームIDと共に合成部104に出力し、音声信号をスピーカ103に出力する。
本例では、合計6つの表示特徴情報を算出する処理について説明したが、選択的にいくつかの表示特徴情報を算出してもよく、表示特徴情報の種類を限定するものではない。オブジェクトの映像フレーム内での表示状態を示す情報であれば、さらに別の種類の情報を用いても構わない。
1.オブジェクトサイズが予め設定された範囲内であること(許容範囲を100000〜1500000とし、上限閾値と下限閾値を含む)。
2.画面中心からの距離が閾値未満であること(閾値を700とする)。
3.動き量が閾値未満であること(閾値を3とする)。
4.重なり領域サイズがオブジェクトサイズに対して占める割合は、判定基準である百分率x%以下であること(x=50とする)。
5.明度が閾値以上であること(閾値を100とする)。
6.顔の向きが正面であること(判定結果の数値が1であること)。
7.同一フレームに存在する他のオブジェクトの数が閾値以下であること(閾値を3とする)。
8.評価対象であるオブジェクトのサイズが、同一フレームに存在するほかのオブジェクトのサイズよりも大きいこと。
なお、括弧内に示す数値は本実施形態での基準値を例示的に示す。
各ステップの説明に先立ち、表示開始判断処理で使用するフレームカウント管理情報(以下、FC管理情報という)について説明する。図7は、オブジェクトごとのFC管理情報を例示する。オブジェクトIDは、対象となるオブジェクトのオブジェクトIDを示す。フレームカウント開始フレームIDは、フレーム評価がNGからOKに変化し、フレームカウントが開始されたフレームのフレームIDである(以下、単に開始フレームIDという)。フレームカウント値は、フレームカウントが開始されたフレームから、連続してフレーム評価結果が「OK」であったフレームの数である。表示履歴は、対象となるオブジェクトの関連情報を前回表示したときのフレームのフレームIDを示す。
図6のS701で表示タイミング決定部109は、FC管理情報にて対象となるオブジェクトの表示履歴を参照し、過去に該オブジェクトの関連情報を表示したフレームから、一定数のフレームに相当する時間が経過しているか否かを判定する。一定数のフレームに相当する時間は予め設定されており、該時間が経過していない場合、処理を終了する。これにより、オブジェクトの関連情報が一旦表示された後では、一定時間の経過後に再度、関連情報の表示が可能となる。
S707で表示タイミング決定部109は合成部104に対して、オブジェクトIDと合成開始フレームIDを通知する。ここで、合成開始フレームIDは、前記したフレームカウントの開始フレームIDである。合成部104は、表示データ作成部110から、通知されたオブジェクトIDに対応するグラフィックスデータを取得する。通知された合成開始フレームIDと同じフレームIDの映像を表示するタイミングで、取得済みのグラフィックスデータが映像データに合成されて表示される。
S708で表示タイミング決定部109はFC管理情報を更新する。FC管理情報のうち、対象となるオブジェクトの表示履歴に、オブジェクトの関連情報の表示開始を要求した時点を示す合成開始フレームIDが保存される。S704やS708の後、又はS701若しくはS705での判断結果がNOの場合、前記した一連の処理が終了する。
次に本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る映像処理装置20は、取得したコンテンツデータに対して装置自身が付加情報として関連情報をオブジェクトに付加し、関連情報を付加されたオブジェクトが登場した場合、関連情報を表示するタイミングを制御する。例えば、ユーザが撮影した個人的なコンテンツデータに対して、人物名などの関連情報をユーザが装置に設定する場合などが想定される。第1実施形態に係る装置との相違点は、図1に示す画像解析部902と該解析部に関係する構成部の動作である。よって、これらについて説明し、第1実施形態の場合と同様の構成要素については、既に付した符号を用いることにより、詳細な説明を省略する。
付加情報取得部903は、コンテンツ受信部901から付加情報を受け取り、オブジェクトデータ、フレームデータを抽出する。あるいは付加情報取得部903は、画像解析部902からオブジェクトデータ、フレームデータを取得する。そして付加情報取得部903は、表示特徴情報算出部904にフレームデータを出力し、表示データ作成部110にオブジェクトデータを出力する。
フレーム評価部905は表示特徴情報算出部904から表示特徴情報を取得し、映像フレーム内でオブジェクトが注目されているか否かを判定する。判定結果に基づいてフレーム評価が行われ、フレーム評価結果は表示タイミング決定部109に出力される。フレーム評価部905は、取得した表示特徴情報に応じて、フレーム評価基準を選択する。
S1001にてコンテンツ受信部901はコンテンツデータを受信する。S1002でコンテンツ受信部901は、受信したコンテンツデータを解析し、オブジェクトデータ及びフレームデータが付加されているか否かを判定する。オブジェクトデータ及びフレームデータが付加されている場合、S1003に進むが、これらのデータが付加されていない場合、S1006に進む。
S1003でコンテンツ受信部901は映像音声データを復号化し、これにフレームIDを付加した上でデータバッファ部102に出力する。S1004でコンテンツ受信部901は付加情報取得部903に付加情報を出力する。S1005で付加情報取得部903は、取得した付加情報からオブジェクトデータとフレームデータを抽出し、フレームデータを表示特徴情報算出部904に出力する。
S1006でコンテンツ受信部901は、映像音声信号を画像解析部902に出力する。S1007で画像解析部902は、コンテンツ受信部901からコンテンツの映像音声信号を受信して画像解析を行い、コンテンツのオブジェクトデータ、フレームデータを生成する。また画像解析部902は、映像音声信号にフレームIDを付加した上で、データバッファ部102に出力する。S1008で画像解析部902は、オブジェクトデータとフレームデータを付加情報取得部903に出力する。付加情報取得部903は、取得したフレームデータを表示特徴情報算出部904に出力する。
S1010でフレーム評価部905は、表示特徴情報算出部904から取得した表示特徴情報を用いてオブジェクトごとにフレーム評価を行う。表示特徴情報に基づいて、評価基準を選択した上でフレーム評価処理が行われる。フレーム評価処理の詳細については後述する。そして、S505、S506へと進む。
図9(A)はフレームデータの一例を示し、図9(B)は表示特徴情報算出部904が算出した、フレームID1に係る表示特徴情報の一例を示す。図9(A)において、フレーム1にはZ深度情報が存在しない。よって、表示特徴情報算出部904は、重なり領域サイズを無効値として算出する。また、映像信号から顔の向きを算出する処理において、顔の向きを判定できなかった場合、その情報は無効値として算出される。図9(B)に示すフレーム1に係る表示特徴情報では、重なり領域サイズと顔の向きの各情報が無効値(「−」参照)となっている。
このように、フレームデータや映像信号から算出できない表示特徴情報については無効値とすれば、フレームデータの構成が異なる場合においても、表示特徴情報を算出することができる。例えば、放送波に付加されるフレームデータと映像処理装置での解析によって得られたフレームデータとで構成が異なる場合や、付加されているフレームデータの構成がフレームによって異なるコンテンツを受信する場合等が挙げられる。
以下、図9(B)の表示特徴情報を用いて、フレーム評価方法について具体的に説明する。フレーム1では、表示特徴情報のうち、重なり領域サイズと顔の向きが無効値となっている。また、フレーム1ではオブジェクトが1つしか存在しない。そこで、フレーム評価部905は、前述の評価基準4、6、8を除外した残りの評価基準を全て満たすか否かを判定してフレーム評価を行う。このように、表示特徴情報に基づいて、フレーム評価基準をフレームごとに変更することで、フレームによって表示特徴情報の内容が異なる場合においても、フレーム評価を行える。
第2実施形態によれば、受信したコンテンツに付加情報が付加されていなくても、装置内で付加情報を生成する。そして、映像内で対象となるオブジェクトが注目される状態で表示されていることが所定の評価基準に従って判定された場合、該オブジェクトの関連情報が表示される。
次に本発明の第3実施形態について説明する。図10は第3実施形態に係る映像処理装置30の構成例を示す。該装置は、第1実施形態で説明したオブジェクトの関連情報の表示開始タイミングだけではなく、表示終了タイミングも制御する。第1実施形態に係る映像処理装置10との主な相違点は、図10に示す表示タイミング決定部301、フレーム評価部302、合成部303の動作である。よって、これらについて説明し、第1実施形態と同様の構成要素については、既に付した符号を用いることにより、詳細な説明を省略する。
S706に続くS1101で表示タイミング決定部301は、表示開始フレーム番号をフレーム評価部302に通知する。フレーム評価部302は通知された表示開始フレームから、1200フレーム(例えば60フレーム/秒のコンテンツならば20秒分)のフレーム評価値を表示タイミング決定部301に送信する。表示タイミング決定部301は、フレーム評価値に応じて表示フレーム数を決定し、合成部303に表示フレーム数を通知する。表示フレーム数の決定方法の詳細は後述する。さらに合成部303は、表示タイミング決定部301から通知された表示開始フレーム番号と表示フレーム数から、表示終了フレーム番号を算出する。例えば、表示開始フレーム番号が2000、表示フレーム数が300の場合、表示終了フレーム番号は、2000+300=2300となる。S1101の後でS707に進む。
S704、S708の後や、S701、S705での判定結果がNOの場合、S1102に進む。S1102で合成部303は、現在の表示フレーム番号が、前記S1101で算出した表示終了フレーム番号と一致するか否かを判定する。不一致の場合、次の表示フレームにおいて、S1102の判定を繰り返し実行する。前記フレーム番号が一致する場合、S1103に進み、合成部303はオブジェクトの関連情報に係る表示データの合成処理を停止する。
1.オブジェクトのサイズ(サイズが大きいほど評価値を高くする)。
2.オブジェクトの画面中心からの距離(距離が小さいほど評価値を高くする)。
3.オブジェクトの動き量(動き量が小さいほど評価値を高くする)。
4.オブジェクトの明度(明度値が中間の場合に、最も高い評価値とする)。
5.対象オブジェクトと同一フレームに存在する他のオブジェクトの数(オブジェクトが少ないほど評価値を高くする)。
図12(A)は、フレーム評価部302が算出する前記フレーム評価項目ごとの評価値と、フレーム総合評価値を例示する。本例ではフレーム評価項目を前記5項目に設定し、フレーム総合評価値を前記5項目の平均値で決定している。この算出方法は一例であり、第1実施形態で説明した評価項目を含めて、選択的に評価項目を利用してもよい。また、フレーム総合評価値の算出において、単純な平均値を用いたが、特定の項目に重みづけをした上で平均してもよく、評価値算出方法を限定するものではない。
表示タイミング決定部301は、フレーム評価部302が算出したフレーム総合評価値に応じて、オブジェクトの関連情報の表示フレーム数を決定し、合成部303に通知する。図12(B)は、フレーム総合評価値に応じた表示フレーム数の決定テーブルを例示する。フレーム総合評価値が高いほどオブジェクトの関連情報の表示フレーム数が多くなる。また、表示タイミング決定部301は、オブジェクトの関連情報の表示期間内にて、フレーム総合評価値を設定閾値と比較する。フレーム総合評価値が設定閾値よりも小さいフレームが存在する場合、表示タイミング決定部301はオブジェクトの関連情報の表示を当該フレームで停止すべきと判断し、該フレームまでのフレーム数を算出して合成部303に通知する。
以上、第3実施形態によれば、オブジェクトの関連情報の表示開始タイミング制御に加え、オブジェクトの表示状態の評価値に応じて表示終了タイミングを適切に制御することができる。
次に本発明の第4実施形態を説明する。図14は第4実施形態に係る映像処理装置40の構成例を示す。該装置は、第1実施形態で説明したオブジェクトの関連情報の表示開始タイミング制御に加え、表示サイズや表示情報量を制御する。第1実施形態に係る映像処理装置10との相違点は、図14に示す表示タイミング決定部401、フレーム評価部402、表示サイズ決定部403、表示データ作成部404の動作である。よって、これらについて説明し、第1実施形態と同様の構成要素については、既に付した符号を用いることにより、詳細な説明を省略する。
表示タイミング決定部401は、表示開始フレーム番号をフレーム評価部402に通知する。フレーム評価部402は、通知された表示開始フレームから複数のフレームに亘るフレーム評価値を表示サイズ決定部403に送信する。表示サイズ決定部403は、フレーム評価部402から送信されたフレーム評価値に応じて、前記オブジェクトの関連情報の表示サイズ(表示文字サイズおよび表示情報量)を決定し、表示サイズ情報を表示データ作成部404に通知する。表示データ作成部404は、通知された表示サイズ情報に応じて、オブジェクトの関連情報の表示データを作成して合成部104に送信する。
S705(判定結果YES)に続くS1401において、フレーム評価部402は、表示開始フレームから複数フレーム分のフレーム評価値を表示サイズ決定部403に送信する。表示サイズ決定部403は、フレーム評価値に応じて表示サイズを決定し、表示サイズ情報を表示データ作成部404に通知する。S1402で表示データ作成部404は、通知された表示サイズ情報に基づいて、オブジェクトの関連情報の表示データを作成して合成部104に送信する。そしてS707に進む。
表示サイズ決定部403は、複数フレームに亘るフレーム総合評価値を用いて、表示サイズを決定する。表示サイズの決定処理は、下記の4種類の基準で行う。
1.フレーム総合評価値の平均値が高いほど、文字サイズを大きくすること。
2.フレーム総合評価値の平均値が高いほど、文字数を多くすること。
3.フレーム総合評価値の平均値が高いほど、情報項目を多くすること。
4.前記1、2、3の基準を組み合わせて、文字サイズ、文字数、情報量を決定すること。
また、図17には、オブジェクトに応じてその関連情報の表示サイズおよび表示内容が変更される場合の表示画面例を示す。本例では、画面中央に位置する人物のオブジェクトについてはフレーム総合評価値の平均値が高いため、関連情報の文字サイズが大きく、かつ項目数が多くなっている。一方、画面端寄りの人物のオブジェクトについてはフレーム総合評価値の平均値が低いため、関連情報の文字サイズが小さく、かつ項目数も少なくなっている。
以上、第4実施形態によれば、オブジェクトのフレーム総合評価値に従って表示データのサイズや情報量を変化させることができ、オブジェクトの重要度に応じて、適切な情報を表示できる。
なお、本実施形態では表示サイズ決定部403が表示サイズおよび表示情報量を制御するが、これに限らず、表示サイズ決定部と表示情報量決定部を別個に設けた構成でもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
106,903 付加情報取得部
107,904 表示特徴情報算出部
108,302,402,905 フレーム評価部
109,301,401 表示タイミング決定部
110,404 表示データ作成部
403 表示サイズ決定部
902 画像解析部
Claims (9)
- 映像データに含まれるオブジェクトの関連情報の表示制御を行う映像処理装置であって、
前記映像データを構成する各フレームに表示されるオブジェクトの表示状態を示すフレームデータを取得し、各フレームに表示されるオブジェクトの表示特徴情報を算出する表示特徴情報算出手段と、
前記表示特徴情報算出手段が算出した前記表示特徴情報を取得して、各フレームについて前記表示特徴情報がオブジェクトの注目度に係わる評価基準を満たすか否かを判定することでフレーム評価を行うフレーム評価手段と、
前記フレーム評価手段によるフレーム評価の結果、前記評価基準を満たすフレームの数が閾値以上に亘って連続する場合に、前記オブジェクトの関連情報の表示を開始するフレームを決定する表示タイミング決定手段と、を備えることを特徴とする映像処理装置。 - 前記表示タイミング決定手段が決定したフレームの映像において、前記オブジェクトの関連情報を表示するためのデータを作成するデータ作成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の映像処理装置。
- 前記表示特徴情報算出手段は、前記表示特徴情報として、対象となるオブジェクトの映像内におけるサイズ、表示位置、フレーム間の動き量、明度、被写体の顔の向きのうち、いずれか1つ以上を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像処理装置。
- 前記フレーム評価手段は、同一フレーム内に表示されるオブジェクトの数を前記評価基準として、該オブジェクトの数が閾値以下であるか否かを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の映像処理装置。
- 前記フレーム評価手段は、評価対象となる第1のオブジェクトと、他の第2のオブジェクトとの相対的なサイズを前記評価基準として、同一フレーム内における前記第1のオブジェクトのサイズが前記第2のオブジェクトのサイズよりも大きいか否かを判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の映像処理装置。
- 前記表示タイミング決定手段は、前記フレーム評価手段によるフレーム評価の結果を取得して、前記オブジェクトの関連情報の表示を終了するフレームを決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の映像処理装置。
- 前記フレーム評価手段によるフレーム評価の結果を取得して、前記オブジェクトの関連情報の表示サイズを決定する表示サイズ決定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の映像処理装置。
- 前記フレーム評価手段によるフレーム評価の結果を取得して、前記オブジェクトの関連情報の表示情報量を決定する表示情報量決定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の映像処理装置。
- 映像データに含まれるオブジェクトの関連情報の表示制御を行う映像処理装置にて実行される映像処理方法であって、
前記映像データを構成する各フレームに表示されるオブジェクトの表示状態を示すフレームデータを取得し、各フレームに表示されるオブジェクトの表示特徴情報を算出する表示特徴情報算出ステップと、
前記表示特徴情報算出ステップで算出した前記表示特徴情報を取得して、各フレームについて前記表示特徴情報がオブジェクトの注目度に係わる評価基準を満たすか否かを判定することでフレーム評価を行うフレーム評価ステップと、
前記フレーム評価ステップでのフレーム評価の結果、前記評価基準を満たすフレームの数が閾値以上に亘って連続する場合に、前記オブジェクトの関連情報の表示を開始するフレームを決定する表示タイミング決定ステップと、を有することを特徴とする映像処理方法。
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