JP5110791B2 - 映像処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は映像処理装置及びコンピュータプログラムにかかり,特にコマ送り再生可能な映像処理装置及びコンピュータプログラムに関する。
現在,動画像や音声を符号化し記録する方式としてMPEG(Motion Picture Coding Experts Group)方式などが存在している。かかる方式で,符号化された動画像や音声は,復号された後,画面上に出力される。
上記MPEG方式などの動画像圧縮符号化手法を利用し,1フレームごとにコマ送りしながら映像を再生するコマ送り再生で,映像ストリーム上の画像を過去に遡って再生する逆方向コマ送り再生することが可能な再生装置が存在していた(例えば,特許文献1,特許文献2,特許文献3,参照)。
特開2003−101956号公報 特開2003−101967号公報 特開平8−70429号公報
しかしながら,上記特許文献1,特許文献2の再生装置による逆方向コマ送り再生では,単に逆方向コマ送り再生の際に,画面上に表示すべき画像の出力手順を示しているだけであるため,かかる再生方法では,再生装置による逆方向コマ送り再生への応答の迅速化を実現するのは困難であった。
上記MPEG方式などの動画像圧縮符号化手法では,例えば,符号化などの処理をする際に,未来及び過去の画像を参照することが必要な画像が存在するため,映像ストリーム上の画像を過去に遡って再生する逆方向再生が複雑になり,かかる再生装置の応答性を高めるのが困難であった。
また,上記特許文献3のコマ送り再生処理装置では,順方向及び逆方向のコマ送り再生が可能である。コマ送り再生処理装置では,3GOPの画像をメモリ3のフレームメモリで保持し,映像信号として出力端子6から出力する際に,順方法又は逆方向に応じて,画像を読み出す対象のメモリ3を切り替えている。
しかしながら,上記コマ送り再生処理装置による再生方法では,3GOP分の画像,少なくとも45フレーム分の画像(又は,フレーム画像)をメモリ3が記憶するため,フレームメモリの大容量化が不可欠であり,回路構成が大規模になる恐れがあった。
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的はコマ送り再生の応答性を高めることが可能な,新規かつ改良された映像処理装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明によれば,デコーダにより出力されたフレーム画像をどのフレーム画像記憶部に書き込むのか書込先を決定し,決定した書込先のフレーム画像記憶部にフレーム画像の書込を制御する。また出力するためのフレーム画像を取得するためにどのフレーム画像記憶部から取得するのか取得先を決定し,決定した取得先のフレーム画像記憶部からフレーム画像を取得する取得処理を制御する。かかる構成によれば,再生モードが切り替わっても,遅延なくシームレスにフレーム画像を取得することができ,再生モードの切替について応答性を高めることができる。
上記順方向再生モードは,時系列に従って過去から未来に向かってフレーム画像を順に再生することを示すモードであり,上記逆方向再生モードは,時系列とは逆に従って未来から過去に向かってフレーム画像を順に再生することを示すモードであるようしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,映像ストリームに構成されるピクチャがデコーダにより復号され出力されたフレーム画像を2フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部及び第2フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部と;上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダとなるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移モデルを記憶する第1の順番遷移モデル記憶部と;上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移モデルを記憶する第2の順番遷移モデル記憶部と;上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,上記フレーム画像を,上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込部と;上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記デコーダからフレーム画像を取得するフレーム画像取得部と;を備えることを特徴としている。
上記フレーム画像取得部は,上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルのいずれに切り替わっても,シームレスに上記フレーム画像記憶部又は上記デコーダからフレーム画像を取得するようにしてもよい。
上記第1の順番遷移モデルから上記第2の順番遷移モデルに替わった場合,上記フレーム画像取得部は,上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部に既に記憶されたフレーム画像を取得するようにしてもよい。
上記フレーム画像書込部により上記第1フレーム画像記憶部にフレーム画像が書き込まれて上記第1の順番遷移モデルから第2の順番遷移モデルに切り替わる場合,上記フレーム画像取得部は,上記第2フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像を取得し;上記デコーダは,上記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の1フレーム前のフレーム画像を出力し;上記フレーム画像書込部は,上記デコーダにより出力されたフレーム画像を上記第1フレーム画像記憶部に書き込むようにしてもよい。
上記フレーム画像書込み部により上記第1フレーム画像記憶部にフレーム画像が書き込まれて上記第2の順番遷移モデルから第1の順番遷移モデルに切り替わる場合,上記フレーム画像取得部は,上記第2フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像を取得し,上記デコーダは,該第1フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像の一つ先のフレーム画像を出力するようにしてもよい。
上記フレーム画像書込部により上記第2フレーム画像記憶部にフレーム画像が書き込まれて上記第1の順番遷移モデルから第2の順番遷移モデルに切り替わる場合,上記フレーム画像取得部は,上記第1フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像を取得し;上記デコーダは,上記上記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像よりも1フレーム前のフレーム画像を出力し;上記フレーム画像書込部は,上記デコーダにより出力されたフレーム画像を上記第2フレーム画像記憶部に書き込むようにしてもよい。
上記フレーム画像書込み部により上記第1フレーム画像記憶部にフレーム画像が書き込まれて上記第2の順番遷移モデルから第1の順番遷移モデルに切り替わる場合,上記フレーム画像取得部は,上記第2フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像を取得し,上記デコーダは,該第1フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像よりも一つ先のフレーム画像を出力するようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,映像ストリームに構成されるピクチャがデコーダにより復号され出力されたフレーム画像を3フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部,第2フレーム画像記憶部,および第3フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部と;上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移モデルを記憶する第1の順番遷移モデル記憶部と;上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移モデルを記憶する第2の順番遷移モデル記憶部と;上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,上記フレーム画像を,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込部と;上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部からフレーム画像を取得するフレーム画像取得部と;を備えることを特徴としている。
上記フレーム画像取得部は,上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルのいずれに切り替わっても,シームレスに上記フレーム画像記憶部又は上記デコーダからフレーム画像を取得するようにしてもよい。
上記フレーム画像を取得する取得先は,上記フレーム画像取得部により直前に取得されたフレーム画像を記憶するフレーム画像記憶部を対象外とするようにしてもよい。
上記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルのいずれに切り替わっても,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部のうちいずれか一つから上記フレーム画像取得部により取得されるフレーム画像は,3フレーム連続するフレーム画像のうち真中のフレームに該当するフレーム画像であるように構成することができる。かかる構成により,フレーム画像をスムーズに途切れずに取得し,出力することができる。
上記第1の順番遷移モデルから第2の順番遷移モデルに切り替わる場合,上記デコーダは,切り替わる直前に上記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の2フレーム前のフレーム画像を出力し;上記フレーム画像書込部は,上記デコーダにより出力されたフレーム画像を,上記切り替わる直前にフレーム画像が書き込まれたフレーム画像記憶部に対して書込み;上記フレーム画像取得部は,切り替わる直前に該フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の1フレーム前のフレーム画像を取得するようにしてもよい。
上記第2の順番遷移モデルから第1の順番遷移モデルに切り替わる場合,上記デコーダは,切り替わる直前に上記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の2フレーム後のフレーム画像を出力し;上記フレーム画像書込部は,上記デコーダにより出力されたフレーム画像を,上記切り替わる直前にフレーム画像が書き込まれたフレーム画像記憶部に対して書込み;上記フレーム画像取得部は,切り替わる直前に該フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の1フレーム後のフレーム画像を取得するようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,映像ストリームに構成されるピクチャを復号しフレーム画像を出力するデコーダと,該デコーダにより出力されたフレーム画像を2フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部及び第2フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部とを備えた映像処理装置として機能させるコンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは,上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダとなるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移手段と;上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移手段と;上記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,上記フレーム画像を,上記第1フレーム画像記憶部又は上記第2フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込手段と;上記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記デコーダからフレーム画像を取得するフレーム画像取得手段と;としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,映像ストリームに構成されるピクチャを復号しフレーム画像を出力するデコーダと,該デコーダにより出力されたフレーム画像を3フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部,第2フレーム画像記憶部,および第3フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部とを備えた映像処理装置として機能させるコンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは,上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移手段と;上記デコーダに対し複数並べられたピクチャをフレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,上記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移手段と;上記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,上記フレーム画像を,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込手段と;上記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,上記第1フレーム画像記憶部,上記第2フレーム画像記憶部,または上記第3フレーム画像記憶部からフレーム画像を取得するフレーム画像取得手段としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
以上説明したように,本発明によれば,コマ送り再生の応答性を向上させることが可能となる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(映像再生装置について)
まず,図1を参照しながら,第1の実施の形態にかかる映像再生装置(映像処理装置)101について説明する。なお,図1は,第1の実施の形態にかかる映像再生装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
映像再生装置101は,記録媒体131に記録された映像データを復号し,選択部143からのフレーム画像をディスプレイ装置等の出力装置(出力デバイス)に出力する再生機能を備えた装置である。
図1に示すように,第1の実施の形態にかかる映像再生装置101は,未来又は過去に向かってコマ送り再生する指示を利用者から受け付ける指示受付部111と,コントローラ113と,記録媒体読出部123と,未来の画像再生モデル記憶部(第1の順番遷移モデル記憶部)125と,バッファ127と,復号部128と,過去の画像再生モデル記憶部(第2の順番遷移モデル記憶部)129と,フレームメモリ141と,選択部143とを備えている。
上記指示受付部111は,例えば,映像を時系列に従って映像の終わりに向けて再生する未来コマ送り再生,又は,映像を過去に遡って再生する過去コマ送り再生,の指示などを利用者から受けることが可能な1又は2以上からなるボタン(未来コマ送り再生ボタン,再生停止ボタン,過去コマ送り再生ボタン,再生終了ボタン,など)であるが,かかる例に限定されず,指示受付部111は,上記利用者から各種の指示を受けることが可能であれば,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,ダイアルログ,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスまたはキーボードなどの場合であってもよい。
なお,本実施の形態にかかる未来コマ送り再生,又は,過去コマ送り再生は,未来の画像再生モデル125,又は,過去の画像再生モデル136をコントローラ113が参照又は実行することで,コマ送り再生が行われるが,詳細は後程述べる。
また,上記指示受付部111は,利用者から指示を受付けると,その指示内容を示す未来コマ送り再生信号等の指示信号をコントローラ113に伝達する。コントローラ113は,かかる指示信号を受けると,記録媒体読出部123などの各部を制御し,コマ送り再生を実行させる。
記録媒体読出部123は,記録媒体131に記録された映像ストリームを,例えば,GOP単位に記録媒体131から読み出して,バッファ127に転送する。バッファ127は,記録媒体読出部123から転送される映像ストリームを順々に書き込んで記憶する。
また,記録媒体131には,画像信号のシーケンスが並び替えられて(リオーダリング),1又は2以上フレーム以上のピクチャから構成されるGOP(Group Of Picture,又は,ピクチャ群)に符号化された映像ストリームが記録されている。したがって,映像ストリームには,1又は2個以上のGOPが含まれている。また,映像ストリームは,動画像及び/又は音声を含んでいる。なお,映像ストリームは,上記動画像に限定されず,例えば,静止画像なども含んでもよい。
なお,本実施の形態にかかる記録媒体131は,例えば,MPEG方式等で符号化された映像ストリームを記憶可能であれば,CD−ROM又はDVDなどの光ディスク,ハードディスクドライブ等の磁気ディスクを例示することができるが,かかる例に限定されない。
なお,本実施の形態にかかるバッファ127は,例えば,SDRAM,DRAM等のメモリを例示することができるが,かかる例に限定されない。
上記未来の画像再生モデル記憶部125は,未来の画像再生モデル134を記憶する記憶手段である。また,上記未来の画像再生モデル記憶部125と同様に,過去の画像再生モデル記憶部129は,過去の画像再生モデル136を記憶する記憶手段である。なお,未来の画像再生モデル記憶部125及び過去の画像再生モデル記憶部129は,例えば,ROM(Read Only Memory)又はHDD(ハードディスクドライブ)等であるが,かかる例に限定されない。
上記未来の画像再生モデル134及び過去の画像再生モデル136は,対象となるフレーム画像をフレームメモリ141に書き込む書込先と書込先間の遷移,及び,対象となるフレーム画像をフレームメモリ141から取得する取得先と取得先間の遷移の挙動を表現したものである。
より具体的には,上記未来の画像再生モデル134及び過去の画像再生モデル136は,コントローラ113がコマ送り再生の制御する際に実行又は参照される,ファームウェア等のプログラム又は指示データなどである。上記未来の画像再生モデル134及び過去の画像再生モデル136については,後程詳細に説明する。
なお,上記指示データには,上述のように,例えば,コントローラ113が参照して制御可能なようにフレーム画像を書き込むフレームメモリ141の書込先と,フレーム画像を取得するフレームメモリ141の取得先などの情報が含まれているが,かかる例に限定されない。
上記復号部128は,上記バッファ127に記憶された映像ストリームを当該バッファ127の記憶領域から読み出し,GOPに構成された1又は2フレーム以上のピクチャを各々復号し,フレーム画像を出力する。なお,上記の通り,フレーム画像は,復号部128により復号された画像を示すものとする。
上記復号部128は,ピクチャを復号すると,コントローラ113からの指示を基にして,フレーム画像をフレームメモリ141(141−1,141−2)のいずれかに出力する。
フレームメモリ141は,復号部128から転送される1フレーム分のフレーム画像を記憶することができる。即ち,図1に示すように,フレームメモリ141−1とフレームメモリ141−2とで2フレーム分のフレーム画像を記憶することができる。
なお,本実施の形態にかかるフレームメモリ141は,フレーム画像を記憶したり,記憶されたフレーム画像を削除したりすることが可能なメモリであれば,メモリの種類などに限定されない。
上記選択部143は,復号部128,フレームメモリ141−1,またはフレームメモリ141−2のいずれか一方からフレーム画像を取得し,ディスプレイ装置などに出力する。
選択部143は,コントローラ113からの指示を基にして,上記復号部128,フレームメモリ141−1,またはフレームメモリ141−2からフレーム画像を取得する。
なお,図1に示すように,第1の実施の形態にかかる未来の画像再生モデル記憶部125と過去の画像再生モデル記憶部129は別体からなる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,未来の画像再生モデル記憶部125と過去の画像再生モデル記憶部129とが,一つの記憶部として一体的に構成される場合でも実施可能である。
また,図1に示すように,フレームメモリ141は,フレームメモリ141−1とフレームメモリ141−2の二つの記憶領域から構成される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,2フレーム分のフレーム画像を区分して記憶することが可能であれば,例えば,フレームメモリ141の一つの記憶領域を二つに分けて2フレームのフレーム画像がその記憶領域各々に記憶される場合でもよい。
なお,図1には図示されていないが,映像再生装置101は,さらに復号部128から出力される映像信号を出力可能な表示部などに相当するディスプレイ装置(図示せず。)を備えてもよい。例えば,復号部128から出力される映像信号をディスプレイ装置は画面に表示することができる。ディスプレイ装置は,例えば,液晶ディスプレイなどを例示することができ,静止画像,動画像,もしくは音声又はそれらの任意の組合せなどを出力することが可能である。
次に,上記GOPについて説明すると,GOPは,MPEG方式などに従って符号化された1又は2フレーム以上のピクチャ(画像データ)の集まりである。なお,GOPは,一般的に,例えば,1GOPに10フレーム〜15フレームのピクチャから構成されるが,かかる例に限定されず,いわゆるLongGOPと呼ばれ,例えば,1GOPに60フレーム以上のピクチャを含む場合などでもよい。
また,上記ピクチャには,Iピクチャ(Intraピクチャ,又は,フレーム内符号化画像)と,Pピクチャ(Predictiveピクチャ,又は,フレーム間順方向予測符号化画像)と,Bピクチャ(Bidirectionally predictive符号化画像,又は,双方向予測符号化画像)と3つのタイプのピクチャが存在する。なお,本実施の形態にかかるピクチャは,例えば,符号化後の画像データに構成される各フレームの画像又はデータをいうが,かかる例に限定されない。
上記Iピクチャは,前のフレームとの相関関係を利用しない独立したピクチャであり,上記Pピクチャは,前のフレームとの相関関係を利用するピクチャであり,上記Bピクチャは,前後両方のフレームとの相関関係を利用するピクチャである。
一般的に,Bピクチャを使わずにIピクチャとPピクチャのみを使う場合よりも,BピクチャをIピクチャ若しくはPピクチャではさむことで使う場合の方が,同一ビットレートでの画質は良い。
また,第1の実施の形態にかかる映像再生装置101は,再生機能を有する装置である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,映像再生装置101は,CCD等を有する撮像装置,又は,入力する映像信号を映像データに符号化し記録媒体131に記録する記録装置のうち少なくとも一方をさらに備えた装置でもよい。
また,本実施の形態にかかる映像再生装置101は,映像を出力するディスプレイ装置を一体的に備える場合,又は,ディスプレイ装置を別体として外部に接続する場合などでも良い。
(コマ送り再生処理について)
次に,図1,図2を参照しながら,第1の実施の形態にかかる映像再生装置101によるコマ送り再生処理について説明する。なお,図2は,図1の映像再生装置101の構成の一部分を拡大した説明図である。
図1,図2に示すように,映像再生装置101によるコマ送り再生処理では,コントローラ113は,以下の(1)〜(4)に示すような制御を行う。
(1)コントローラ113は,現在再生しているフレーム画像を中心として,過去,現在,又は未来のフレーム画像(又は,過去フレーム画像,現在フレーム画像,未来フレーム画像)を一枚ずつフレームメモリ141(141−1,141−2)に記憶させる。
(2)利用者が指示した未来又は過去のコマ送り再生に合わせて,コントローラ113は,選択部143に出力対象となる表示画像のフレーム画像をフレームメモリ141(141−1,141−2)又は復号部128から取得させる。
(3)未来又は過去のコマ送り再生に応じて,コントローラ113は,復号部128に対し,選択部143からの出力対象となる表示画像のフレーム画像を基準として,未来の画像をコマ送り再生(未来コマ送り再生)する場合には時間的に1フレーム後の未来のピクチャを復号するよう指示し,過去の画像をコマ送り再生(過去コマ送り再生)する場合には時間的に1フレーム前の過去のピクチャを復号するよう指示する。なお,再生モードが未来コマ送り再生又は過去コマ送り再生に切り替わった直後の復号だけ,コントローラ113は,復号部128に対し,未来コマ送り再生に切り替わった場合には直前に復号したフレーム画像の2フレーム後に相当するピクチャを復号するよう指示し,過去コマ送り再生に切り替わった場合には直前に復号したフレーム画像の2フレーム前に相当するピクチャを復号するよう指示する。また,コントローラ113は,バッファ127に対し,復号部128が復号する対象となる映像ストリームの該当ピクチャを復号部128に出力するように制御する。
なお,コントローラ113又は復号部128は,例えば,バッファ127に記憶された映像ストリーム内のPESヘッダを検出することにより,フレーム画像/ピクチャ毎の管理を行い,またコントローラ113又は復号部128は映像ストリームに含まれるピクチャを上記PESヘッダ情報を基に検出して読出し,復号し,出力するが,かかる例に限定されない。
(4)コントローラ113は,復号部128がピクチャから復号したフレーム画像を,フレームメモリ141−1又はフレームメモリ141−2のいずれかに出力するよう,復号部128に対して指示し,フレームメモリ141は復号部128から出力されたフレーム画像を記憶する。
次に,図3を参照しながら,より具体的に,第1の実施の形態にかかるコマ送り再生処理について説明する。図3は,第1の実施の形態にかかるコマ送り再生処理の概略を示す説明図である。
図3(a)のフレーム画像には,説明の便宜上,フレーム画像を識別する番号が時系列に従って付されている。以降の説明では,かかるフレーム画像の番号を用いて説明する。未来コマ送り再生では,かかるフレーム画像の番号を用いて説明すると,画面上に出力されるフレーム画像の順番は,例えば,フレーム画像5,フレーム画像6,フレーム画像7,…となり,過去コマ送り再生では,フレーム画像7,フレーム画像6,フレーム画像5,…となる。
コントローラ113が,未来の画像再生モデル134又は過去の画像再生モデル136を,参照又は実行することにより,未来又は過去のコマ送り再生について映像再生装置101に備わる各部の処理について図示すると図3(b)のようになる。
図3(b)では,初期状態として,例えば,フレームメモリ141−1(FM1)にフレーム画像7が記憶され,フレームメモリ141−2(FM2)にフレーム画像6が記憶され,復号部128(D)ではフレーム画像7が復号され,画面上には復号部128からのフレーム画像7が出力されているが,かかる例に限定されない。
なお,図3(b)に示す再生モード“0”は,再生開始されていない状態などを示し,再生モード“+1”は,未来コマ送り再生,“−1”は過去コマ送り再生の状態を示す。
次に,指示受付部111から未来コマ送り再生の指示信号がコントローラ113に送信されると,コントローラ113は,未来の画像再生モデル134を実行又は参照し,再生モードを“+1”にする。そして,コントローラ113は,未来の画像再生モデル134を基にして,復号部128に対し,フレーム画像7の後のフレーム画像8を,FM2に出力するよう指示する。
復号部128は,フレーム画像8について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像8に復号する。
さらに,復号部128は,フレーム画像8をFM2に出力する。FM2は,復号部128からのフレーム画像8を受け取ると,フレーム画像6にフレーム画像8を上書きし(図3(b)の“6→8”),フレーム画像8を書き込む(図3(b)の書込,8→FM2)。
次に,コントローラ113は,未来の画像再生モデル134を基に,選択部143に対し,復号部128により出力されたフレーム画像8を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像8は,画面上に出力されることとなる(図3(b)のD(8))。
上記フレーム画像8が出力されると引き続き,未来コマ送り再生を継続するため,次に,コントローラ113は,復号部128に対し,フレーム画像8の1フレーム後のフレーム画像9を,FM1に出力するよう指示する。
FM1に表示画像となるフレーム画像9を記憶し,FM2に1フレーム前のフレーム画像8を記憶することで,映像再生装置101は,未来コマ送り再生において,常に1フレーム分過去のフレーム画像を保有することができる。
復号部128は,フレーム画像9について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像9に復号する。
さらに,復号部128は,フレーム画像9をFM1に出力する。FM1は,復号部128からのフレーム画像9を受け取ると,フレーム画像7にフレーム画像9を上書きし(図3(b)の再生モード“+1”で上から2番目の“7→9”),フレーム画像9を書き込む(図3(b)の書込,9→FM1)。即ち,フレームメモリ141には,フレーム画像8とフレーム画像9のように,2フレーム連続したフレーム画像が記憶される。
次に,コントローラ113は,順方向再生モデル134を基に,選択部143に対し,復号部128により出力されたフレーム画像9を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像9は,画面上に出力されることとなる(図3(b)のD(9))。
上記と同様に,フレーム画像9が出力されると,未来コマ送り再生を継続するため,コントローラ113は,次に,復号部128に対し,フレーム画像9の後のフレーム画像10を,FM2に出力するよう指示する。
復号部128は,フレーム画像10について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像10に復号する。
さらに,復号部128は,フレーム画像10をFM2に出力する。FM2は,復号部128からのフレーム画像10を受け取ると,既に記憶されたフレーム画像8にフレーム画像10を上書きし(図3(b)の“8→10”),フレーム画像10を書き込む(図3(b)の書込,10→FM2)。
このように,フレームメモリ141に記憶されるフレーム画像は,FM1又はFM2を交互に記憶される。即ち,順方向コマ送り再生では,フレーム画像をFM1又はFM2に交互に記憶させながら,フレーム画像を未来に向けて1フレームずつ順にコマ送りさせている。
次に,コントローラ113は,順方向再生モデル134を基に,選択部143に対し,復号部128により出力されたフレーム画像10を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像10は,画面上に出力されることとなる(図3(b)のD(10))。
上記フレーム画像9が出力され,指示受付部111から逆方向コマ送り再生の指示信号がコントローラ113に送信されると,コントローラ113は,未来の画像再生モデル134の実行又は参照を止め,過去の画像再生モデル136を実行又は参照し,再生モードを“−1”にする。そして,コントローラ113は,過去の画像再生モデル136を基にして,復号部128に対し,コマ送り再生の切替直前に復号したフレーム画像10の2フレーム前のフレーム画像8を,コマ送り再生の切替直前に書き込んだFM2に出力するよう指示する。上記のように2フレーム前又は2フレーム後のフレーム画像を復号するのは,例えば,コマ送り再生が未来又は過去のコマ送り再生に切替えた直後だけであるが,かかる例に限定されない。
次に,復号部128は,フレーム画像8について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像8に復号する(図3(b)の矢印A)。
さらに,復号部128は,フレーム画像8をFM2に出力する。FM2は,復号部128からのフレーム画像8を受け取ると,既に記憶されたフレーム画像10にフレーム画像8を上書きし(図3(b)の“10→8”),フレーム画像8を書き込む(図3(b)の書込,8→FM2)。
このように,未来又は過去のコマ送り再生が切り替わると,未来コマ送り再生で最後に書き込まれたフレーム画像を記憶するフレームメモリ141に,過去コマ送り再生で最初に復号されたフレーム画像が記憶される。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル136を基に,選択部143に対し,FM1に既に記憶されたフレーム画像9を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像9は,画面上に出力されることとなる(図3(b)のFM1(9))。
このように,復号部128からではなくフレームメモリ141に記憶されたフレーム画像を出力することにより,復号部128による2フレーム前のフレーム画像への復号のため遅延が生じたとしても,未来又は過去のコマ送り再生をスムーズに切り替え,利用者からのコマ送り再生の切替えに対する応答性を高めることができる。
上記フレーム画像9が出力されると引き続き,過去コマ送り再生を継続するため,コントローラ113は,復号部128に対し,フレーム画像8の1フレーム前のフレーム画像7を,FM1に出力するよう指示する。
FM1にフレーム画像7を記憶し,FM2に1フレーム後の表示画像となるフレーム画像8を記憶することで,映像再生装置101は,過去コマ送り再生においても,常に1フレーム分過去のフレーム画像を保有することができる。
復号部128は,フレーム画像7について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像7に復号する。
さらに,復号部128は,フレーム画像7をFM1に出力する。FM1は,復号部128からのフレーム画像7を受け取ると,フレーム画像9にフレーム画像7を上書きし(図3(b)の“9→7”),フレーム画像7を書き込む(図3(b)の書込,7→FM1)。即ち,フレームメモリ141には,フレーム画像7とフレーム画像8のように,2フレーム連続したフレーム画像が記憶される。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル136を基に,選択部143に対し,FM2に既に記憶されたフレーム画像8を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像8は,画面上に出力される(図3(b)のFM2(8))。従って,映像再生装置101は,1フレームずつ順に過去に遡ってフレーム画像を出力することができ,過去のコマ送り再生を適切に実行できる。なお,以降の過去コマ送り再生でも図3(b)の再生モード“−1”のように,復号部128により復号されたフレーム画像よりも1フレーム前のフレームメモリ141のフレーム画像が表示画像として出力される。
図3(b)に示すように,過去コマ送り再生で上記フレーム画像8が出力され,指示受付部111から未来コマ送り再生の指示信号がコントローラ113に送信されると,コントローラ113は,過去の画像再生モデル136の実行又は参照を止め,再び未来の画像再生モデル134を実行又は参照し,再生モードを“+1”にする。そして,コントローラ113は,未来の画像再生モデル134を基にして,復号部128に対し,コマ送り再生の切替直前に復号したフレーム画像7の2フレーム後のフレーム画像9を,コマ送り再生の切替直前に書き込んだFM1に出力するよう指示する。
次に,復号部128は,フレーム画像9について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像9に復号する(図3(b)の矢印B)。
さらに,復号部128は,フレーム画像9をFM1に出力する。FM1は,復号部128からのフレーム画像9を受け取ると,既に記憶されたフレーム画像7にフレーム画像9を上書きし(図3(b)の最下段の“7→9”),フレーム画像9を書き込む(図3(b)の書込,9→FM1)。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル136を基に,選択部143に対し,先程の復号部128により復号されたフレーム画像9を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像9は,画面上に出力されることとなる(図3(b)のD(9))。
このように,未来コマ送り再生から過去コマ送り再生に切り替わると,表示画像となるフレーム画像がフレームメモリ141に記憶されていないため,上記2フレーム後のフレーム画像9の復号が終了するまで,選択部143は,フレーム画像を出力することができず,コマ送り再生の切替えに遅延が発生することとなる。なお,以降,上記説明と同様の動作が未来又は過去のコマ送り再生が停止するまで継続する。
なお,第1の実施の形態にかかるコマ送り再生では,フレームメモリ141は,フレームメモリ141−1とフレームメモリ141−2との2つのフレームメモリである場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,フレームメモリ141は,2以上のフレームメモリを有する場合でも実施可能である。なお,フレームメモリ141に3つのフレームメモリを有する場合については,後程説明する。
ここで,図4を参照しながら,フレーム画像に復号する際の遅延について説明する。なお,図4は,映像ストリームに構成される複数のピクチャの概略的な構成を示す説明図である。
図4に示すように,例えば,映像ストリームには,B0,B1,I2,…などのように複数のピクチャが含まれている。なお,図4に示す“B”は,Bピクチャであることを示し,“I”はIピクチャであることを示し,“P”はPピクチャであることを示している。
図4のB3をフレーム画像に復号する場合,復号部128は,図4のI2及びP5のピクチャが必要となる。一方,B3の2フレーム後のP5をフレーム画像に復号する場合,復号部128は,図4のI2のピクチャが必要となり,B3の復号の方がP5の復号よりもピクチャが多く必要となる。
また,図4のB6をフレーム画像に復号する場合,復号部128は,図4のP5及びP8のピクチャが必要となる。一方,B6の2フレーム後のP8をフレーム画像に復号する場合,復号部128は,図4のI2及びP5のピクチャが必要となるため,B6の復号の方がP8の復号よりもピクチャが多く必要とされ遅延が生じる。
したがって,復号部128の復号による遅延が生じても,未来又は過去のコマ送り再生にスムーズに切替え,利用者からの指示の応答性を高めることが可能なコマ送り再生について,以下に説明する。
(第2の実施形態について)
次に,図5を参照しながら,第2の実施の形態にかかる映像再生装置101aについて説明する。図5は,第2の実施の形態にかかる映像再生装置の概略的な構成を示すブロック図である。
なお,第2の実施の形態に係る映像再生装置101aでは,第2の実施の形態にかかる映像再生装置101aと,第1の実施の形態にかかる映像再生装置101とを比較し,特に相違する点について説明する。その他については,特段の記載が無い場合実質的に同一であるため詳細な説明は省略する。
図5に示すように,第2の実施の形態にかかる映像再生装置101aは,図1に示す第1の実施の形態にかかる映像再生装置101と比べて,フレームメモリ141−3をさらに備えている点が第1の特徴である。即ち,フレームメモリ141は,フレームメモリ141−1,フレームメモリ141−2,フレームメモリ141−3から構成されている。
また,未来の画像再生モデル記憶部(第1の順番遷移モデル記憶部)125aは,未来の画像再生モデル137を記憶し,過去の画像再生モデル記憶部(第2の順番遷移モデル記憶部)129aは,過去の画像再生モデル138を記憶している点が第2の特徴である。
上記説明の未来の画像再生モデル134及び過去の画像再生モデル136はフレームメモリ141が2フレーム分のフレーム画像を記憶可能な場合にコントローラ113に用いられるのに対して,上記未来の画像再生モデル137及び過去の画像再生モデル138は,フレームメモリ141が3フレーム分のフレーム画像を記憶可能な場合に用いられる点で異なる。なお,詳細は後述する。
上記復号部128aは,ピクチャを復号すると,コントローラ113からの指示を基にして,フレーム画像をフレームメモリ141(141−1,141−2,141−3)のいずれかに出力する。
上記選択部143aは,コントローラ113からの指示に従い,フレームメモリ141−1,フレームメモリ141−2,またはフレームメモリ141−3のいずれか一つからフレーム画像を取得する。当該取得されたフレーム画像は,ディスプレイ装置などに出力される。
なお,図5に示すように,第2の実施の形態にかかる未来の画像再生モデル記憶部125aと過去の画像再生モデル記憶部129aは別体からなる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,未来の画像再生モデル記憶部125aと過去の画像再生モデル記憶部129aとが,一つの記憶部として一体的に構成される場合でも実施可能である。
また,図5に示すように,フレームメモリ141は,フレームメモリ141−1とフレームメモリ141−2とフレームメモリ141−3との三つの記憶領域から構成される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,3フレーム分のフレーム画像を区分して記憶することが可能であれば,例えば,フレームメモリ141の一つの記憶領域を三つに分けて3フレームのフレーム画像がその記憶領域各々に記憶される場合でもよい。
(コマ送り再生処理について)
次に,図5,図6を参照しながら,第2の実施の形態にかかる映像再生装置101aによるコマ送り再生処理について説明する。なお,図6は,図5の映像再生装置101aの構成の一部分を拡大した説明図である。
図5,図6に示すように,映像再生装置101aによるコマ送り再生処理では,コントローラ113は,以下の(1)〜(4)に示すような制御を行う。
(1)コントローラ113は,現在再生しているフレーム画像を中心として,過去,現在,又は未来のフレーム画像(又は,過去フレーム画像,現在フレーム画像,未来フレーム画像)を一枚ずつフレームメモリ141(141−1,141−2,141−3)に記憶させる。
(2)利用者が指示した未来又は過去のコマ送り再生に合わせて,コントローラ113は,選択部143aに出力対象となる表示画像のフレーム画像をフレームメモリ141−1,フレームメモリ141−2,またはフレームメモリ141−3のいずれから取得させる。
(3)未来又は過去のコマ送り再生に応じて,コントローラ113は,復号部128aに対し,選択部143aからの出力対象となる表示画像のフレーム画像を基準として,未来の画像をコマ送り再生(未来コマ送り再生)する場合には時間的に1フレーム後のピクチャを復号するよう指示し,過去の画像をコマ送り再生(過去コマ送り再生)する場合には時間的に1フレーム前のピクチャを復号するよう指示する。なお,再生モードが未来コマ送り再生又は過去コマ送り再生に切り替わった直後の復号だけ,コントローラ113は,復号部128aに対し,未来コマ送り再生に切り替わった場合には直前に復号したフレーム画像の3フレーム後に相当するピクチャを復号するよう指示し,過去コマ送り再生に切り替わった場合には直前に復号したフレーム画像の3フレーム前に相当するピクチャを復号するよう指示する。また,コントローラ113は,バッファ127に対し,復号部128aが復号する対象となる映像ストリームの該当ピクチャを復号部128aに出力するように制御する。つまり,コントローラ113は,直前に画面上に出力したフレーム画像の2フレーム前に相当するピクチャを復号するよう指示する。
(4)コントローラ113は,復号部128aがピクチャから復号したフレーム画像を,フレームメモリ141−1,フレームメモリ141−2,またはフレームメモリ141−3のいずれかに出力するよう,復号部128aに対して指示し,フレームメモリ141は復号部128aから出力されたフレーム画像を記憶する。
次に,図7を参照しながら,より具体的に,第1の実施の形態にかかるコマ送り再生処理について説明する。図7は,第1の実施の形態にかかるコマ送り再生処理の概略を示す説明図である。
図7(a)のフレーム画像には,上記図3(a)と同様に,説明の便宜上,フレーム画像を識別する番号が時系列に従って付されている。以降の説明では,かかるフレーム画像の番号を用いて説明する。なお,その他については,上記図3(a)と実質的に同様であるため詳細な説明は省略する。
コントローラ113が,未来の画像再生モデル137又は過去の画像再生モデル138を,参照又は実行することにより,未来又は過去のコマ送り再生について映像再生装置101に備わる各部の制御について図示すると図7(b)のようになる。
図7(b)では,初期状態として,例えば,フレームメモリ141−1(FM1)にフレーム画像5が記憶され,フレームメモリ141−2(FM2)にフレーム画像6が記憶され,フレームメモリ141−3(FM3)にフレーム画像7が記憶され,復号部128(D)ではフレーム画像7が復号され,画面上には上記FM2のフレーム画像6が出力されている(図7(b)の出力,FM2(6))が,かかる例に限定されない。
次に,指示受付部111から未来コマ送り再生の指示信号がコントローラ113に送信されると,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137を実行又は参照し,再生モードを“+1”にする。そして,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137を基にして,復号部128aに対し,表示画像であるフレーム画像6の2フレーム後のフレーム画像8を,FM1に出力するよう指示する。
即ち,初期状態では,FM1,FM2,またはFM3のうち最も過去(最も番号が古い)のフレーム画像を記憶しているのが,FM1であり,未来コマ送り再生では、その最も過去のフレーム画像から順にフレーム画像を更新していく。
復号部128aは,フレーム画像8について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128は,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像8に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像8をFM1に出力する。FM1は,復号部128aからのフレーム画像8を受け取ると,フレーム画像5にフレーム画像8を上書きし(図7(b)の再生モード“+1”で上から1番目の“5→8”),フレーム画像8を書き込む(図7(b)の書込,8→FM1)。
なお,初期状態のFM1,FM2,およびFM3にフレーム画像5〜フレーム画像7が記憶された状態がそのまま継続すると,最初の再生モード+1でFM3のフレーム画像7を画面上に出力した後,再生モード+1の状況下,フレーム画像7の次に表示するフレーム画像8が既にフレームメモリ141に存在しないため,表示する際に遅延が生じ得ていた。
再び図7を参照すると,次に,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137を基に,選択部143aに対し,FM3に既に記憶されたフレーム画像7を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像7は,画面上に出力されることとなる(図7(b)のFM3(7))。
上記フレーム画像7が出力されると引き続き,未来コマ送り再生を継続するため,次に,コントローラ113は,復号部128aに対し,復号したフレーム画像8の後のフレーム画像9を,FM2に出力するよう指示する。
復号部128aは,フレーム画像9について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像9に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像9をFM2に出力する。FM2は,復号部128aからのフレーム画像9を受け取ると,フレーム画像6にフレーム画像9を上書きし(図7(b)の再生モード“+1”で上から2番目の“6→9”),フレーム画像9を書き込む(図7(b)の書込,9→FM2)。即ち,フレームメモリ141には,フレーム画像7〜フレーム画像9のように,3フレーム連続したフレーム画像が記憶される。
次に,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137を基に,選択部143aに対し,FM1に既に記憶されたフレーム画像8を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像8は,画面上に出力されることとなる(図7(b)のFM(8))。
上記と同様に,フレーム画像8が出力されると,未来コマ送り再生を継続するため,コントローラ113は,次に,復号部128aに対し,復号したフレーム画像9の後のフレーム画像10を,FM3に出力するよう指示する。
復号部128aは,フレーム画像10について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像10に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像10をFM3に出力する。FM3は,復号部128aからのフレーム画像10を受け取ると,既に記憶されたフレーム画像7にフレーム画像10を上書きし(図7(b)の“7→10”),フレーム画像10を書き込む(図7(b)の書込,10→FM3)。
このように,フレームメモリ141に記憶されるフレーム画像は,FM1,FM2,またはFM3を各々順番に記憶される。即ち,未来コマ送り再生では,フレーム画像をFM1,FM2,またはFM3に順番に記憶させながら,フレーム画像を未来に向けて1フレームずつ順にコマ送りさせている。
次に,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137を基に,選択部143aに対し,FM2に既に記憶されたフレーム画像9を取得するよう指示する。上記選択部143により取得されたフレーム画像9は,画面上に出力されることとなる(図3(b)のFM2(9))。
以上から,未来コマ送り再生では,復号部128aにより復号されフレームメモリ141に書き込まれるフレーム画像と,選択部143aによりフレームメモリ141から取得されるフレーム画像とは,1フレーム分のずれが生じている。即ち,選択部143aにより取得されるフレーム画像は常にフレームメモリ141上に存在しているため,遅延なくスムーズに画面上にフレーム画像を出力することができる。
上記フレーム画像9が画面上に出力され,指示受付部111から過去コマ送り再生の指示信号がコントローラ113に送信されると,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137の実行又は参照を止め,過去の画像再生モデル138を実行又は参照し,再生モードを“−1”にする。そして,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138を基にして,復号部128aに対し,コマ送り再生の切替直前に復号したフレーム画像10の3フレーム前のフレーム画像7を,コマ送り再生の切替直前に書き込んだFM3に出力するよう指示する。上記のように3フレーム前又は3フレーム後のフレーム画像に復号するのは未来又は過去のコマ送り再生に切替えた直後だけである。
次に,復号部128aは,フレーム画像7について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像7に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像7をFM3に出力する。FM3は,復号部128aからのフレーム画像7を受け取ると,既に記憶されたフレーム画像10にフレーム画像7を上書きし(図7(b)の“10→7”),フレーム画像7を書き込む(図7(b)の書込,7→FM3)。
このように,未来コマ送り再生から過去コマ送り再生に切り替わると,未来コマ送り再生で最後に書き込まれたフレーム画像を記憶するフレームメモリ141に,過去コマ送り再生で最初に復号されたフレーム画像が記憶される。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138を基に,選択部143aに対し,FM1に既に記憶されたフレーム画像8を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像8は,画面上に出力されることとなる(図7(b)のFM1(8))。
このように,復号部128aからではなくフレームメモリ141に記憶されたフレーム画像を出力することにより,コマ送り再生の切り替わり時,3フレーム前に相当するフレーム画像に復号するための時間を要しても,フレーム画像をフレームメモリ141から出力する間(例えば,0.3秒以上の間)に当該フレーム画像を復号することが可能であり,スムーズなコマ送り再生の切り替えを実現し,利用者からのコマ送り再生の切替えに対する応答性を高めることができる。
上記フレーム画像8が画面上に出力されると引き続き,過去コマ送り再生を継続するため,コントローラ113は,復号部128aに対し,直前に復号したフレーム画像7の前のフレーム画像6を,FM2に出力するよう指示する。
復号部128aは,フレーム画像6について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像6に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像6をFM2に出力する。FM2は,復号部128aからのフレーム画像6を受け取ると,フレーム画像8にフレーム画像6を上書きし(図7(b)の“8→6”),フレーム画像6を書き込む(図7(b)の書込,6→FM2)。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138を基に,選択部143aに対し,FM3に既に記憶されたフレーム画像7を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像7は,画面上に出力される(図7(b)のFM3(7))。
同様に,上記フレーム画像7が画面上に出力されると,コントローラ113は,復号部128aに対し,直前に復号したフレーム画像6の前のフレーム画像5を,FM1に出力するよう指示する。
復号部128aは,フレーム画像5について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像5に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像5をFM1に出力する。FM1は,復号部128aからのフレーム画像5を受け取ると,フレーム画像8にフレーム画像5を上書きし(図7(b)の“8→5”),フレーム画像5を書き込む(図7(b)の書込,5→FM1)。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138を基に,選択部143aに対し,FM2に既に記憶されたフレーム画像6を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像6は,画面上に出力される(図7(b)のFM2(6))。
以上から,映像再生装置101は,1フレームずつ順に過去に遡ってフレーム画像を出力することができ,過去コマ送り再生を適切に実行できる。なお,以降の過去コマ送り再生でも図7(b)の再生モード“―1”のように,復号部128aにより復号されたフレーム画像よりも1フレーム後のフレームメモリ141のフレーム画像が表示画像として出力される。
次に,図7(b)に示すように,過去コマ送り再生で上記フレーム画像6が画面上に出力され,指示受付部111から未来コマ送り再生の指示信号がコントローラ113に送信されると,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138の実行又は参照を止め,再び未来の画像再生モデル137を実行又は参照し,再生モードを“+1”にする。そして,コントローラ113は,未来の画像再生モデル137を基にして,復号部128aに対し,コマ送り再生の切替直前に復号したフレーム画像5の3フレーム後のフレーム画像8を,コマ送り再生の切替直前に書き込んだFM1に出力するよう指示する。
次に,復号部128aは,フレーム画像8について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像8に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像8をFM1に出力する。FM1は,復号部128aからのフレーム画像8を受け取ると,既に記憶されたフレーム画像5にフレーム画像8を上書きし(図7(b)の再生モード“+1”で最下段から2番目の“5→8”),フレーム画像8を書き込む(図7(b)の書込,8→FM1)。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138を基に,選択部143aに対し,FM3に既に記憶されたフレーム画像7を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像7は,画面上に出力されることとなる(図7(b)のFM3(7))。
同様に,上記フレーム画像7が画面上に出力されると,コントローラ113は,復号部128aに対し,直前に復号したフレーム画像8の後のフレーム画像9を,FM2に出力するよう指示する。
復号部128aは,フレーム画像9について,復号するために必要な映像ストリーム中のピクチャをバッファ127から出力してもらい,復号部128aは,バッファ127から受け取ったピクチャをフレーム画像9に復号する。
さらに,復号部128aは,フレーム画像9をFM1に出力する。FM1は,復号部128aからのフレーム画像9を受け取ると,フレーム画像6にフレーム画像9を上書きし(図7(b)の再生モード“+1”で最下段から1番目の“6→9”),フレーム画像9を書き込む(図7(b)の書込,9→FM2)。
次に,コントローラ113は,過去の画像再生モデル138を基に,選択部143aに対し,FM1に既に記憶されたフレーム画像8を取得するよう指示する。上記選択部143aにより取得されたフレーム画像8は,画面上に出力される(図7(b)のFM1(8))。なお,以降の未来コマ送り再生でも図7(b)の再生モード“+1”に示す処理と同様である。
このように,第1の実施の形態にかかるコマ送り再生とは異なり,第2の実施の形態にかかるコマ送り再生では,過去又は未来のどちらにコマ送り再生が切り替わっても,表示画像となるフレーム画像をフレームメモリ141から出力することができる。したがって,フレームメモリ141からフレーム画像を出力している間に,復号部128aによる復号処理を済ますことが可能となり,スムーズにコマ送り再生を切り替えて,利用者に対するコマ送り再生指示の応答性を高めることができる。
なお,第2の実施の形態にかかるコマ送り再生では,フレームメモリ141は,フレームメモリ141−1とフレームメモリ141−2とフレームメモリ141−3との3つのフレームメモリである場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,フレームメモリ141は,4以上のフレームメモリを有する場合でも実施可能である。
以上,本実施の形態にかかる映像再生装置101について説明を終了するが,かかる映像再生装置101によって以下に示すような優れた効果が存在する。
(1)利用者からのコマ送り再生を切り替える指示があると,映像処理装置101は直ちにスムーズに過去又は未来のコマ送り再生に切り替えることができるため,利用者からの指示に対する応答性を高めることができる。
(2)映像処理装置101は,フレームメモリ141の記憶容量を少なくとも2フレーム分のフレーム画像を記憶可能な容量に抑えることができるため,フレームメモリ141の構成を小型化し,回路構成を小規模なものにすることで,映像処理装置101の小型化が図れる。
なお,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフトウェアを構成するプログラムが,汎用のコンピュータやマイクロコンピュータ等の情報処理装置にインストールされ,上記情報処理装置を映像再生装置101として機能させる。
プログラムは,映像再生装置101としてのコンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスクやROMに予め記録しておくことができる。
あるいはまた,プログラムは,ハードディスクドライブに限らず,フレキシブルディスク,CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc),磁気ディスク,半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に,一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は,いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお,プログラムは,上述したようなリムーバブル記録媒体111からコンピュータにインストールする他,ダウンロードサイトから,ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して,コンピュータに無線で転送したり,LAN(Local Area Network),インターネットといったネットワークを介して,映像再生装置101としてのコンピュータに有線で転送し,コンピュータでは,そのようにして転送されてくるプログラムを受信し,内蔵するハードディスクなどにインストールすることができる。
ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また,プログラムは,1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし,複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,フレームメモリ141は,2つのフレームメモリを有する場合,3つのフレームメモリを有する場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,フレームメモリ141は,4つ以上のフレームメモリを有する場合でも実施することができる。
上記実施形態においては,コントローラ113と,未来の画像再生モデル記憶部125と,過去の画像再生モデル記憶部129とは,別体である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,コントローラ113と,未来の画像再生モデル記憶部125と,過去の画像再生モデル記憶部129とが一体として構成される場合でも実施可能である。かかる場合,未来の画像再生モデル134と過去の画像再生モデル136は上記コントローラ113のうちの一つのコントローラとしてハードウェア又はソフトウェア的に機能してもよい。
本発明は,コマ送り再生可能な映像処理装置などに適用可能である。
第1の実施の形態にかかる映像再生装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す映像再生装置の構成の一部分を拡大した説明図である。 第1の実施の形態にかかるコマ送り再生処理の概略を示す説明図である。 映像ストリームに構成される複数のピクチャの概略的な構成を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる映像再生装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図5に示す映像再生装置101aの構成の一部分を拡大した説明図である。 第1の実施の形態にかかるコマ送り再生処理の概略を示す説明図である。
符号の説明
101 映像再生装置
111 指示受付部
113 コントローラ
123 記録媒体読出部
125 未来の画像再生モデル記憶部
127 バッファ
128 復号部
129 過去の画像再生モデル記憶部
131 記録媒体
134,137 未来の画像再生モデル
136,138 過去の画像再生モデル
141 フレームメモリ
143 選択部

Claims (11)

  1. 映像ストリームに構成されるピクチャがデコーダにより復号され出力されたフレーム画像を2フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部及び第2フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部と
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダとなるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移モデルを記憶する第1の順番遷移モデル記憶部と
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移モデルを記憶する第2の順番遷移モデル記憶部と
    前記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,前記フレーム画像を,前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込部と
    前記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記デコーダからフレーム画像を取得するフレーム画像取得部と
    を備えることを特徴とする,映像処理装置。
  2. 前記第1の順番遷移モデルから前記第2の順番遷移モデルに替わった場合,前記フレーム画像取得部は,前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部に既に記憶されたフレーム画像を取得することを特徴とする,請求項に記載の映像処理装置。
  3. 前記フレーム画像書込部により前記第1フレーム画像記憶部にフレーム画像が書き込まれて前記第1の順番遷移モデルから第2の順番遷移モデルに切り替わる場合,前記フレーム画像取得部は,前記第2フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像を取得し
    前記デコーダは,前記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の1フレーム前のフレーム画像を出力し
    前記フレーム画像書込部は,前記デコーダにより出力されたフレーム画像を前記第1フレーム画像記憶部に書き込むことを特徴とする,請求項又はに記載の映像処理装置。
  4. 前記フレーム画像書込部により前記第2フレーム画像記憶部にフレーム画像が書き込まれて前記第1の順番遷移モデルから第2の順番遷移モデルに切り替わる場合,前記フレーム画像取得部は,前記第1フレーム画像記憶部に格納されたフレーム画像を取得し
    前記デコーダは,前記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像よりも1フレーム前のフレーム画像を出力し
    前記フレーム画像書込部は,前記デコーダにより出力されたフレーム画像を前記第2フレーム画像記憶部に書き込むことを特徴とする,請求項1乃至3のいずれかに記載の映像処理装置。
  5. 映像ストリームに構成されるピクチャがデコーダにより復号され出力されたフレーム画像を3フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部,第2フレーム画像記憶部,および第3フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部と
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移モデルを記憶する第1の順番遷移モデル記憶部と
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移モデルを記憶する第2の順番遷移モデル記憶部と
    前記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,前記フレーム画像を,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込部と
    前記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルに従って,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部からフレーム画像を取得するフレーム画像取得部と
    を備えることを特徴とする,映像処理装置。
  6. 前記フレーム画像を取得する取得先は,前記フレーム画像取得部により直前に取得されたフレーム画像を記憶するフレーム画像記憶部を対象外とすることを特徴とする,請求項に記載の映像処理装置。
  7. 前記第1の順番遷移モデル又は第2の順番遷移モデルのいずれに切り替わっても,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部のうちいずれか一つから前記フレーム画像取得部により取得されるフレーム画像は,3フレーム連続するフレーム画像のうち真中のフレームに該当するフレーム画像であることを特徴とする,請求項又はに記載の映像処理装置。
  8. 前記第1の順番遷移モデルから第2の順番遷移モデルに切り替わる場合,前記デコーダは,切り替わる直前に前記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の2フレーム前のフレーム画像を出力し
    前記フレーム画像書込部は,前記デコーダにより出力されたフレーム画像を,前記切り替わる直前にフレーム画像が書き込まれたフレーム画像記憶部に対して書込み
    前記フレーム画像取得部は,切り替わる直前に該フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の1フレーム前のフレーム画像を取得することを特徴とする,請求項乃至のいずれかに記載の映像処理装置。
  9. 前記第2の順番遷移モデルから第1の順番遷移モデルに切り替わる場合,前記デコーダは,切り替わる直前に前記フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の2フレーム後のフレーム画像を出力し
    前記フレーム画像書込部は,前記デコーダにより出力されたフレーム画像を,前記切り替わる直前にフレーム画像が書き込まれたフレーム画像記憶部に対して書込み
    前記フレーム画像取得部は,切り替わる直前に該フレーム画像取得部により取得されたフレーム画像の1フレーム後のフレーム画像を取得することを特徴とする,請求項5乃至8のいずれかに記載の映像処理装置。
  10. コンピュータをして,映像ストリームに構成されるピクチャを復号しフレーム画像を出力するデコーダと,該デコーダにより出力されたフレーム画像を2フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部及び第2フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部とを備えた映像処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダとなるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移手段と
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部と交互に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移手段と
    前記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,前記フレーム画像を,前記第1フレーム画像記憶部又は前記第2フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込手段と
    前記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記デコーダからフレーム画像を取得するフレーム画像取得手段と
    て機能させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
  11. コンピュータをして,映像ストリームに構成されるピクチャを復号しフレーム画像を出力するデコーダと,該デコーダにより出力されたフレーム画像を3フレーム連続して記憶する,第1フレーム画像記憶部,第2フレーム画像記憶部,および第3フレーム画像記憶部を含むフレーム画像記憶部とを備えた映像処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも未来の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第1の順番遷移手段と
    前記デコーダに対し複数並べられたピクチャを前記フレーム画像記憶部が記憶している画像よりも過去の画像を復号させるとともに,そのデコーダから出力されたフレーム画像を書き込む書込先を前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部の順に繰り返し遷移させてフレーム画像の書込先を決定し,フレーム画像を取得する取得先は,前記デコーダから出力されたフレーム画像が書き込まれた書込先以外のフレーム画像記憶部となるようにフレーム画像の取得先を決定する第2の順番遷移手段と
    前記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,前記フレーム画像を,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部に書き込むフレーム画像書込手段と
    前記第1の順番遷移手段又は第2の順番遷移手段による決定に従って,前記第1フレーム画像記憶部,前記第2フレーム画像記憶部,または前記第3フレーム画像記憶部からフレーム画像を取得するフレーム画像取得手段と
    て機能させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
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