以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の情報処理装置の実施形態に係るサーバ・クライアント・システムの構成を示すブロック図である。
このサーバ・クライアント・システムは、インターネット、WAN、LANなどからなるネットワークN上に接続されたサーバ装置10および複数のクライアント装置20,…を備える。
サーバ装置10は、Webコンテンツ生成処理プログラム,登録ユーザ管理処理プログラム,Webページ配信処理プログラムなど、当該サーバ装置10の本体操作により機能する複数のアプリケーションプログラムを有し、例えば本サーバ装置10にユーザ登録されたクライアント装置20,…からの指定のWebサイトへのアクセス要求に応じて当該要求されたWebサイトにおけるWebコンテンツ15aのページを各クライアント装置20,…へ配信する。
またサーバ装置10は、当該サーバ装置10におけるWebサイトの概要を記述したメタ情報(RSS)15bを生成して備えている。
この実施形態にて使用されるメタ情報(RSS)15bは、Webサイトやそのコンテンツ15aの概要を含むものならフォーマットを問わない。一般にはRDFやそれから派生したRSS、またAtomなどのXMLフォーマットでデータが配信される。これらのメタ情報(RSS)15bは、主にWebサイト内のコンテンツ15aの更新情報を伝える目的で配信され、Webサイト自体の属性情報(タイトル,更新時間,URL,言語,提供者等)とコンテンツ15a内の各パートの属性情報(タイトル,更新時間,分類,要約等)のリストから成っている。
本実施形態のメタ情報(RSS)15bとしては、現在最も普及している規格であるRSSを用いる。
クライアント装置20,…は、携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant),PC(Personal Computer)などからなり、インターネット接続処理プログラム、Webブラウザプログラム23a,Web印刷プログラムなど、当該端末装置20の本体操作により機能する複数のアプリケーションプログラムを有し、例えば所望のWebサイトのサーバ装置10にアクセスしてそのWebコンテンツ15aおよびメタ情報(RSS)15bを取得し、当該メタ情報(RSS)15bに基づき扱いやすいレイアウトにしたWebページとして表示したり印刷したりする。
図2は、前記サーバ・クライアント・システムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介してROM13、RAM14、外付けハードディスクなどの外部記憶装置15が接続される。
また、CPU11には、バス12を介してキーボード,マウスなどの入力装置16、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置17、クライアント装置20,…との通信I/F(インターフェイス)18が接続される。
CPU11は、ROM13に予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーションプログラムに従ってRAM14を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置16からのキー入力信号や通信I/F18を介して受信されるクライアント装置20からのユーザ操作に応じたWebコンテンツ取得要求信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
前記Webコンテンツ15aやメタ情報(RSS)15bは、例えば外部記憶装置15に生成されて記憶されている。
図3は、前記サーバ・クライアント・システムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図である。
クライアント装置20は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介してROM23、RAM24、メモリカードや光ディスク読み書き部などの外部記憶装置25が接続される。
また、CPU21には、バス22を介してキーボード,マウスなどの入力装置26、LCDからなる表示装置27、前記サーバ装置10との通信I/F(インターフェイス)28が接続される。
CPU21は、ROM23に予め記憶されているシステムプログラムおよび種々のアプリケーションプログラムに従ってRAM24を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置27からの入力信号に応じて前記種々のアプリケーションプログラムが起動され実行される。
前記サーバ装置10をインターネット(N)上のWebサイト、前記クライアント装置20,…を前記Webサイトにアクセス可能なユーザ端末とした場合、ユーザ端末(20)からWebサイト(10)へのアクセス要求に応じて、当該Webサイト(10)においてHTMLにより記述生成されたWebコンテンツ15aがアクセス要求元のユーザ端末(20)へ配信され、そのWebブラウザプログラム23aによりWebページに展開されて表示装置27に表示される。
なお、このクライアント装置(ユーザ端末)20のWebブラウザプログラム23aは、ユーザ指定のWebサイトのサーバ装置10へのアクセスに伴い、そのWebコンテンツ15aおよびメタ情報(RSS)15bを取得し、当該メタ情報(RSS)15bに基づいてユーザが扱いやすいレイアウトにしたWebページとして表示する機能を有し、当該ページ表示機能は、例えば前記Webブラウザプログラム23aにプラグインあるいはアドオンするプログラムにより実現される。
すなわち、このクライアント装置20では、指定のWebサイトのサーバ装置10から取得したメタ情報(RSS)15bから、Webコンテンツ15a内の各パートのタイトル文字列を取得し、当該コンテンツ15a内のタイトル文字列を含むHTML要素(タイトル要素)を検出する。そして、このタイトル要素を区切り位置として前記コンテンツ15aをブロックに分割し、そのブロック単位でユーザが扱い易いレイアウトの表示制御を行う。この際、表示制御のキー情報として、前記メタ情報(RSS)15bに含まれるコンテンツ内各パートの更新時間や要約を利用すると、より便利なレイアウトにして表示制御可能である。
なお、前記クライアント装置20のWebブラウザプログラム23aによりWebページに展開されるコンテンツ15aは、RAM24内のフレームバッファFBに展開されて表示装置27に表示される。そして、このフレームバッファFBに展開されたWebコンテンツ15aについて、前記メタ情報(RSS)15bに基づきタイトル要素を区切り位置としてブロック分割されるその区切り位置は、表示データとしての座標によって管理され制御される。
図4は、前記クライアント装置20において指定のWebサイトのサーバ装置10から取得されたWebコンテンツ15aとメタ情報(RSS)15bとの関係を簡単な例にして示す図である。
メタ情報(RSS)15bは、一般にWebサイトやサイト内のカテゴリ単位で配信され、その中のコンテンツ15aの目録的な役割を果たす。
例えば図4(A)で示すようなWebコンテンツ15aに対しメタ情報(RSS)15b(図4(C)参照)が配信されている場合は、当該コンテンツ15a内の<link>タグの属性値としてメタ情報(RSS)15bのURL15ar(図4(B)参照)が記載される。Webブラウザ23aは当該メタ情報(RSS)15bのURL15arを見てコンテンツ15aの属するWebサイトのメタ情報(RSS)15bが配信されていることを知る。
前記メタ情報(RSS)15bは、図4(C)に示すように、Webサイト自体の情報(<channel>)とコンテンツ15a内のパート(<item>に相当)のリストで構成される。当該コンテンツ15a内の各パート<item>は、タイトル(<title>),URL(<link>),要約(<description>),更新時間(<dc:date>)の基本的な属性と、必須でない分類(<category>)などの付加的な属性を持つ。
図5は、前記クライアント装置20においてサーバ装置10から取得されたWebコンテンツ15aとメタ情報(RSS)15bに従い当該Webコンテンツ15aを分割した場合の分割イメージを示す図である。
これによれば、Webコンテンツ15aは、タイトルのあるブロックBr1〜Br4、タイトルのないブロックBrhとBrfに分割される。ブロックBrnはWebコンテンツ15a内のn個目のタイトルから次のタイトルの直前までの領域からなるブロックである。また、ブロックBrhはコンテンツ15aの最初から最初のタイトルのブロックBr1が出現する前までの領域、Brfは最後のタイトルのあるブロックBr4の直後からコンテンツ15aの最後までの領域からなるブロックである。
このように、Webコンテンツ15a内の各パートを、そのメタ情報(RSS)15bに基づきタイトル毎のブロックBrnに分割すると共に、該メタ情報(RSS)15bに記述されたタイトル毎の更新時間を利用することで、例えば新着記事のタイトルブロックBr1,Br2をハイライト表示Hにしたり(図10(A)参照)、また新着記事のタイトルブロックBr1,Br2を拡大表示すると共にそれ以外のブロックBrf,Br3,Br4,Brfを縮小表示にしたり(図10(B)参照)、また新着記事のタイトルブロックBr1,Br2以外のブロックBrf,Br3,Br4,Brfを非表示化したりして(図10(C)参照)、ユーザがより扱い易いレイアウトのWebページP1〜P3にして表示させることが可能である。
次に、前記構成のクライアント装置20における第1実施形態のWebコンテンツ描画・表示制御機能について説明する。
図6は、前記クライアント装置20によるWebコンテンツ描画・表示制御/UI(User Interface)付加処理を示すフローチャートである。
図7は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴うRSSによるタイトル要素抽出処理を示すフローチャートである。
図8は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴うブロック抽出処理を示すフローチャートである。
図9は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴うブロック表示制御処理を示すフローチャートである。
図10は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴うWebコンテンツの更新時間に基づいたページ表示例(その1)を示す図である。
ユーザ操作に応じて、ROM23に記憶されているWebブラウザプログラム23aが起動されることで、ユーザ指定のWebサイトのサーバ装置10により配信されるWebコンテンツ15aが受信され取得されると、当該Webコンテンツ15aはそのHTMLのソース構造が解析されてRAM24内のフレームバッファFBに描画される(ステップS1)。
すると、前記図4で示したように、そのHTMLソース内に<link>タグによるRSSのURLが明記されているかチェックされることで前記Webコンテンツ15aに対するメタ情報(RSS)15bが存在するか否か判断される(ステップS2)。
ここで、前記Webコンテンツ15aに対するメタ情報(RSS)15bが存在すると判断されると(ステップS2(Yes))、当該メタ情報(RSS)15bを配信しているサーバ装置10から同メタ情報(RSS)15bが受信され取得される(ステップS3)。
すると、図7におけるRSSによるタイトル要素抽出処理に移行され、前記メタ情報(RSS)15bに記述されているタイトル文字列が検索されると共に、そのタイトル文字列を含むHTML要素が前記Webコンテンツ15a内のどこにあるか検出される(ステップSA)。
すなわち、このRSSによるタイトル要素抽出処理が開始されると、メタ情報(RSS)15bのアイテム<item>数をカウントするカウンタnが“1”に初期化され(ステップA1)、当該メタ情報(RSS)15bの1個目のアイテム<item>に存在するタイトル<title>の文字列(例えば「今日の記事1」)と一致(完全一致or部分一致)する文字列が、前記Webコンテンツ15a内から検索される(ステップA2)。
ここで、前記Webコンテンツ15a内に前記メタ情報(RSS)15bと一致するタイトル文字列「今日の記事1」が存在すると判断されると(ステップA3(Yes))、同一のタイトル文字列が複数存在するか否か判断される(ステップA4)。
そして、同一のタイトル文字列が複数存在すると判断された場合には(ステップA4(Yes))、当該複数のタイトル文字列の中から、最も強いスタイルを持つタイトル文字列が選択され、当該タイトルに関する情報を代表するタイトル要素として決定される(ステップA5)。ここで、「強いスタイルを持つタイトル文字列」とは、例えばフォントがboldである、フォントサイズが大である、背景が画像である、背景やフォントが周りと違う色であるなど、人の目を引き易いスタイルとして記述されていることを条件に判断される。
なお、前記複数のタイトル文字列の中から代表するタイトル要素を決定する条件としては、そのスタイルだけに頼らず、前記メタ情報(RSS)15bに記述された要約文を含み、より長い文章がすぐ下にあるタイトル文字列を、代表するタイトル要素として決定してもよい。
そして、前記ステップA2またはA5により検索または決定された前記Webコンテンツ15a内のタイトル要素(HTML)の位置が記憶される(ステップA6)。
すると、前記カウンタnがインクリメントされ(ステップA7)、当該カウンタnが前記メタ情報(RSS)15bに記述された総アイテム<item>数を超えたか否か判断される(ステップA8)。
ここで、前記カウンタnが前記メタ情報(RSS)15bの総アイテム<item>数を超えていないと判断された場合には(ステップA8(No))、前記ステップA2以降の処理が繰り返され、前記メタ情報(RSS)15bの次のアイテム<item>に記述されたタイトル<title>の文字列と一致する、Webコンテンツ15a内のタイトル要素が検索/決定され、その位置が記憶される(ステップA2〜A6)。
こうして、前記メタ情報(RSS)15b内の各アイテム<item>毎のタイトル<title>の文字列に基づいて、前記Webコンテンツ15a内の各タイトル要素の位置が記憶されると、前記一連のRSSによるタイトル要素抽出処理は終了される(ステップA7,A8(Yes))。
すると、図8におけるブロック抽出処理に移行され、前記ステップSAにより抽出記憶されたWebコンテンツ15a内のタイトル要素の位置に基づき、例えば図5で示したように、Webコンテンツ15a内でのブロックが抽出される(ステップSB)。
すなわち、このブロック抽出処理が開始されると、先ず前記Webコンテンツ15aの先頭位置から前記ステップSAにて記憶された1個目のタイトル要素の位置直前までの範囲が1個目のブロック(Brh)として記憶され(ステップB1)、ブロック数をカウントするカウンタnが“1”にセットされる(ステップB2)。
すると、前記ステップSAにて記憶された全てのタイトル要素について、当該各タイトル要素の位置から次のタイトル要素の位置直前までの範囲がそれぞれブロック(Br1,Br2,Br3)として記憶され、前記カウンタnが順次インクリメントされる(ステップB3〜B5)。
そして、前記ステップB1〜B5の処理において抽出されたWebコンテンツ15a内のブロック数nが、前記ステップSAにて記憶された同コンテンツ15a内のタイトル要素の数と等しくなるか上回ることで、最後のタイトル要素の直前に位置するタイトル要素までの各ブロック(Brh,Br1,Br2,Br3)が抽出されて記憶されたと判断されると(ステップB5(Yes))、当該最後のタイトル要素が位置するブロック(Br4)の終端位置が決定されて記憶される(ステップB6)。
このステップB6では、例えば前記メタ情報(RSS)15bに記述された最後のタイトルに対応する要約文を含んでいる、前記Webコンテンツ15a内の最後のタイトルに続くテキストの終わりの位置を、最後のタイトル要素が位置するブロック(Br4)の終端位置として決定記憶するか、あるいは前記ステップB3にて抽出されて記憶されたこれまでの「タイトル→本文」からなるブロックと類似のHTML構造を、最後のタイトル要素の位置に対応して検索し、そのブロック(Br4)の終端位置として決定記憶する。
そして、前記最後のタイトル要素のブロック(Br4)の終端から前記Webコンテンツ15aの終端までの範囲が最後のブロック(Brf)として記憶される(ステップB7)。
こうして前記ステップSBにより、Webコンテンツ15a内の各ブロック(Brh,Br1〜Br4,Brf)が抽出されて記憶されると、図9におけるブロック表示制御処理に移行され、前記抽出された全てのブロックnに対し、そのタイトルの有無の別やタイトル/ブロックの属性別に表示の調整(ステップC3→C4/C3→C5)が行われる。
これら表示の調整となるタイトルを持つブロック用の「タイトル属性やブロック属性別の表示制御処理」(ステップC3→C4)と、「タイトルのないブロック用の表示制御処理」(ステップC3→C5)との具体的処理は、このWebブラウザプロクラム23aにどういう表示機能を持たせたいかで異なる。
例えば図10(A)に示すように、Webコンテンツ15a内の更新された情報のブロックをハイライト表示HにしたWebページP1にして表示させたい場合には、ステップC4において、タイトルを持つ各ブロック(Br1〜Br4)毎に、メタ情報(RSS)15bに記述された当該タイトル<title>に対応するところの更新時間<dc:date>から、現在時刻との比較や同一Webサイトの検索履歴にある前回閲覧時刻との比較により、更新された情報であるか否かが判断される。そして、更新された情報であると判断されたブロック(Br1,Br2)についてはハイライト表示Hされ、更新された情報でないと判断されたブロック(Br3,Br4)についてそのまま表示される。
また、ステップC5において、タイトルを持たないブロック(Brh,Brf)については、そのまま表示される。
これにより、新着記事など、更新時間が新しい情報のブロック(Br1,Br2)を、ハイライト表示Hにして目立たせたWebページP1にして表示させることができる。
また、例えば図10(B)に示すように、Webコンテンツ15a内の更新された情報のブロックを拡大表示し、更新されていない情報のブロックを縮小表示にしたWebページP2にして表示させたい場合には、ステップC4において、タイトルを持つ各ブロック(Br1〜Br4)毎に、前記同様にメタ情報(RSS)15bに記述された当該タイトル<title>に対応するところの更新時間<dc:date>に基づき、更新された情報であるか否かが判断される。そして、更新された情報であると判断されたブロック(Br1,Br2)については拡大表示され、更新された情報でないと判断されたブロック(Br3,Br4)について縮小表示される。
また、ステップC5において、タイトルを持たないブロック(Brh,Brf)については縮小表示される。
これにより、新着記事など、更新時間が新しく未読である可能性が高い情報のブロック(Br1,Br2)を、拡大表示して目立たせ見易くするのと共に、既読の可能性が高い古い情報のブロックやタイトルを持たないブロックに関しては縮小表示し、新着情報をより多く一覧出来るWebページP2として表示させることができる。
さらに、例えば図10(C)に示すように、Webコンテンツ15a内の更新された情報のブロック以外のブロックを非表示にしたWebページP3にして表示させたい場合には、ステップC4において、タイトルを持つ各ブロック(Br1〜Br4)毎に、前記同様にメタ情報(RSS)15bに記述された当該タイトル<title>に対応するところの更新時間<dc:date>に基づき、更新された情報であるか否かが判断される。そして、更新された情報であると判断されたブロック(Br1,Br2)については表示され、更新された情報でないと判断されたブロック(Br3,Br4)については非表示にされる。
また、ステップC5において、タイトルを持たないブロック(Brh,Brf)については非表示にされる。
これにより、新着記事など、更新時間が新しく未読である可能性が高い情報のブロック(Br1,Br2)だけを表示し、余計な古い情報に目を配らなくて済むWebページP3として表示させることができる。
図11は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴いUI付加処理として実行されるフォーカス初期化処理を示すフローチャートである。
図12は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴うWebコンテンツの更新時間に基づいたページ表示例(その2)を示す図である。
すなわち、前記図8におけるブロック抽出処理(ステップSB)により、Webコンテンツ15a内の各ブロック(Brh,Br1〜Br4,Brf)が抽出されて記憶された後、図11におけるフォーカス初期化処理が開始されると、当該コンテンツ15a内でタイトルを持つ各ブロック(Br1〜Br4)について、前記同様にメタ情報(RSS)15bに記述された当該タイトル<title>に対応するところの更新時間<dc:date>に基づき、更新された情報(新着記事)であるか否かが順次判断される(ステップC41)。
すると、更新された情報(新着記事)であると判断された1個目のブロック(Br1)が特定され(ステップC41→C42)、図12に示すように、当該特定されたブロック(Br1)が画面トップなどの見易い場所に位置合わせされたWebページP4として表示される(ステップC43)。
これにより、ユーザ指定のWebコンテンツ15aを表示した際に、新着情報の記述されたブロック(Br1)が読み易い画面トップなどに来るように、余計な広告エリアなどがスキップされ自動スクロールされたWebページP4を表示できる。
図13は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴い実行されるフォーカシングUI付加処理を示すフローチャートである。
図14は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理でのフォーカシングUI付加処理に伴いブロック単位のフォーカシングUIを実現したページ表示例を示す図である。
すなわち、前記図8におけるブロック抽出処理(ステップSB)により、Webコンテンツ15a内の各ブロック(Brh,Br1〜Br4,Brf)が抽出されて記憶された後、図13におけるフォーカシングUI付加処理が開始されると、先ず、前記図11におけるフォーカス初期化処理に移行される(ステップC40)。
このフォーカス初期化処理では、当該コンテンツ15a内でタイトルを持つブロック(Br1〜Br4)がフォーカス候補ブロックであると判断され(ステップC41(Yes))、このフォーカス候補ブロックであると判断された1個目のブロック(Br1)が特定される(ステップC42)。そして、図14(A)に示すように、前記特定されたフォーカス候補ブロック(Br1)がハイライト表示や枠表示などによりフォーカス(F)されたWebページP5として表示される(ステップC43)。
この後、ユーザ操作に応じてフォーカス(F)の移動操作が行われると(ステップC44(Yes))、その移動操作の方向にフォーカス候補ブロックが存在するか否か判断される(ステップC45)。そして、移動操作の方向にフォーカス候補ブロックが存在すると判断された場合には(ステップC45(Yes))、当該移動先のフォーカス候補ブロック(Brn)にフォーカス(F)が移動される(ステップC46)。
また、ユーザ操作に応じて全画面拡大の指示操作が行われると(ステップC47(Yes))、例えば図14(A)に示すように、現在フォーカス(F)されているブロック(Br1)を対象に、図14(B)に示すように、当該ブロック(Br1)が全画面拡大表示されたページP51として表示される(ステップC48)。
ここで、ユーザ操作に応じて「元に戻す」指示操作が行われた場合には(ステップC49(Yes))、前記図14(B)で示したようなブロック(Br1)を全画面拡大表示したページP51の表示状態から、前記図14(A)で示したような当該ブロック(Br1)をフォーカス(F)した前画面のWebページP5の表示状態に復帰される(ステップC410)。
そして、前記ステップC44〜C410による処理は、ユーザ操作に応じて、別のWebページへの遷移が指示されるか、当該Webブラウザプログラム23aの終了が指示されるまで繰り返される(ステップC411)。
なお、前記図14(A)で示したように、Webコンテンツ15aにおけるユーザ操作に応じたブロック(Brn)がフォーカス(F)されたページP5の表示状態において、当該フォーカス(F)されたブロック(Brn)を選択する指示操作が行われた場合には、図14(C)に示すように、そのブロック(Brn)のタイトルにリンクする本文のページP52にジャンプされて表示される。前記ブロック(Brn)を選択する指示操作には、前記全画面拡大の指示操作とは異なった操作であっても良いし、同じ操作にして全画面拡大の代わりに、現在フォーカスされているブロック(Brn)のタイトルにリンクする本文のページP52にジャンプするようにしてもよい。
これにより、前記Webコンテンツ15aのタイトル毎に分割された各ブロック(Brn)を対象に、ユーザ操作に応じた所望のブロックに自在にフォーカス(F)したり、当該フォーカス(F)したブロックにリンクする本文のページへ容易にジャンプしたりして表示できる。
なお、前記図11および図12を参照して説明したUI付加処理として実行されるフォーカス初期化処理、また、前記図13および図14を参照して説明したフォーカシングUI付加処理は、前記図9および図10を参照して説明したブロック表示制御処理と組み合わせて実行してもよい。
これにより、ユーザの指定により取得されたWebコンテンツ15aについて、その新着記事など、更新時間が新しい情報のブロック(Br1,Br2)を優先的に表示させることができるだけでなく、所望のブロックに自在にフォーカス(F)したり、当該フォーカス(F)したブロックにリンクする本文のページへ容易にジャンプしたりできるようになる。
前記図9〜図14を参照して説明したブロック表示制御/UI付加処理では、新しい情報に対応するブロックをより見易く、詳しく表示することを主要な処理としたが、各ブロックの内容を簡略化して一覧性を高める処理としてもよい。例えば前記図8におけるブロック抽出処理により抽出されたWebコンテンツ15a内の各ブロックBrnについて、そのタイトル以外の本文部分を非表示にしたり、同本文部分をメタ情報(RSS)15bから得られる要約(なければ本文冒頭部分の所定文字数を切り出したもの)に差し換えたりして、当該コンテンツ15aの全体を把握し易くし、本文は必要に応じてジャンプ表示する、などの処理にする。
(第1実施形態の変形例1)
図15は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理を伴うブックマークプレビュー処理を示すフローチャートである。
図16は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理を伴うブックマークプレビュー処理により表示されたブックマークプレビュー画面Gを示す図である。
この第1実施形態の変形例1において、図15におけるブックマークプレビュー処理が開始されると、ユーザ操作に応じてRAM24に予め登録されているブックマークデータ(n=1,2,…)の中から各WebサイトのURLが取得され(ステップD1,D2,D4,D5)、当該取得された各WebサイトのURLを対象に、前記図6〜図10を参照して説明したWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理が実行される(ステップDS)。
この際、前記各Webサイトのコンテンツ15a…それぞれについて、前記ブロック表示制御/UI付加処理(ステップSC)に従い、その更新(新着)情報のブロック(Br1,Br2)をハイライト表示Hして優先表示したページP1a,P1bのサムネイル画像が生成され、図16に示すように、ブックマークプレビュー画面Gの左側に一覧表示される。
またこれに伴い、前記各ページP1a,P1b内におけるハイライト表示Hされた更新(新着)情報のブロック(Br1,Br2)について、そのタイトルと要約を並べた新着情報リストP3a,P3bが生成され、同図16におけるブックマークプレビュー画面Gで示すように、前記各対応するページP1a,P1bのサムネイル画像の右側に並べて表示される(ステップD3)。
これにより、ユーザ操作に応じて予めブックマークされた各Webサイトのコンテンツ15a,…についても、当該各コンテンツ15a,…毎に更新(新着)情報を優先表示したサムネイル画像のページP1a,P1bおよびその新着情報リストP3a,P3bを生成してプレビュー画面Gに一覧表示させることができる。
(第1実施形態の変形例2)
図17は、前記クライアント装置20のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理を伴うリンク先Webサイトのポップアッププレビュー画面GPを示す図である。
この第1実施形態の変形例2では、例えば現在表示中のWebページP1において、ユーザ操作に応じたマウスカーソルCuにより当該ページP1内のリンク先サイトの文字列が指示された際に、当該リンク先サイトのURLを対象に、前記図6〜図10を参照して説明したWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理を実行する。そして、このWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理によりブロック分割されて生成されたリンク先コンテンツ15aのWebページP1′を、ポップアッププレビュー画面GPにして表示する構成とする。
これによれば、既に表示されたWebページ上で、ユーザ操作に応じて指定されたリンク先Webサイトのコンテンツ15aについても、当該コンテンツ15aの更新(新着)情報を優先表示したページP1′を生成してポップアッププレビュー画面GPに表示させることができる。
したがって、前記構成のクライアント装置20における第1実施形態のWebコンテンツ描画・表示制御機能によれば、Webブラウザ(23a)において、Webサイトの概要を示すメタ情報(RSS)15b内のタイトル文字列を用いて、Webコンテンツ15a内のタイトル要素を特定し、それを区切りとして当該コンテンツ15aをブロック(Brn)に分割すると共に、前記メタ情報(RSS)15bの内容やブラウザ(23a)の持つユーザデータ(Web検索履歴,ブックマークなど)を用いて、当該Webコンテンツ15a内の分割された各ブロックの表示制御を行う。
これにより、Webサイトの提供者やWebブラウザのユーザに何の追加の情報や操作を求めることなく、従来のHTMLタグ構造の解析より簡単且つ確実に、所望のWebコンテンツ15aをユーザから見て意味のあるタイトル要素毎のブロックに分割して見易く表示制御することができる。よって、PCのみならず、特に、画面の小ささや操作手段の貧弱さでユーザに多大なストレスを強いていたモバイル端末上でのWebブラウジングの快適性を大幅に向上できるようになる。
なお、前記第1実施形態では、所望のWebサイトの概要を示すメタ情報(RSS)15b内のタイトル文字列に基づき、そのWebサイトのコンテンツ15a内のタイトル要素を抽出してブロック分割する構成とした。これに対し、次の第2実施形態の図18および図19を参照して説明するように、前記メタ情報(RSS)15b内のタイトル文字列に含まれていない前記Webコンテンツ15a内のタイトル要素については、当該メタ情報(RSS)15bを用いたタイトル要素の抽出処理により既に抽出されたタイトル要素のテキストの表示スタイルを取得し、この表示スタイルが一致するテキストをタイトル要素として抽出する構成としてもよい。
(第2実施形態)
図18は、前記クライアント装置20における第2実施形態のRSS+スタイルによるタイトル要素抽出処理を示すフローチャートである。
図19は、前記クライアント装置20の第2実施形態のRSS+スタイルによるタイトル要素抽出処理に伴いRAM24に確保されるタイトルスタイル情報メモリ24aの内容を示す図である。
すなわち、前記図6におけるWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理におけるステップS3において、Webコンテンツ15aに対応するメタ情報(RSS)15bが取得された後、図18におけるRSS+スタイルによるタイトル要素抽出処理が開始されると、先ず、RAM24内のタイトルスタイル情報メモリ24a(図19参照)において、現在表示中のWebサイトのURLに対応付けられて、そのWebコンテンツ15a内のタイトル要素についてのスタイル情報が保存されているか否か判断される(ステップE1)。
なお、前記Webコンテンツ15a内のタイトル要素についてのスタイル情報とは、当該タイトル要素のテキストのフォントサイズやフォントカラーなどの表示スタイルルールが埋め込まれているHTML要素として記述されたClass名と、Classとは別に個別に指定されたスタイルルールの組み合わせからなる。
ここで、初めて取得したWebサイトのURLに対応するタイトル要素のスタイル情報は、前記タイトルスタイル情報メモリ24aに未だ保存されていないので、タイトルスタイル情報なしと判断されると(ステップE1(No))、前記第1実施形態にて説明した図7におけるRSSによるタイトル要素抽出処理に移行される(ステップEA)。
このRSSによるタイトル要素抽出処理(ステップA1〜A8)により、Webコンテンツ15a内の各タイトル要素の位置が抽出されて記憶されると、当該タイトル要素に対応するところのHTMLデータ内に記述されたスタイル情報が取得され、前記タイトルスタイル情報メモリ24aに保存される(ステップE2)。
すると、前記Webコンテンツ15aに記述されている各テキスト要素が、当該コンテンツ15aの先頭から順次抽出され(ステップE3,E4)、その抽出されたテキスト要素についてのスタイル情報が、現在表示中のWebサイトのURLに対応付けられて前記タイトルスタイル情報メモリ24aに保存されているスタイル情報と一致するか否か判断される(ステップE5)。
ここで、前記Webコンテンツ15aから抽出されたテキスト要素のスタイル情報が前記タイトルスタイル情報メモリ24aに同WebサイトのURLに対応付けられて保存されているスタイル情報と一致したと判断された場合には(ステップE5(Yes))、当該テキスト要素をタイトル要素としてその位置を記憶する(ステップE6)。
一方、前記Webコンテンツ15aから抽出されたテキスト要素のスタイル情報が前記タイトルスタイル情報メモリ24aに同WebサイトのURLに対応付けられて保存されているスタイル情報と一致しないと判断された場合には(ステップE5(No))、次のテキスト要素について前記同様の抽出判断処理が繰り返される(ステップE7,E8→E4,E5)。
この後、前記Webコンテンツ15aから抽出された全てのテキスト要素について、タイトル要素であるか否かの判断処理と該タイトル要素であった場合のその位置の記憶処理とが実行されると(ステップE4〜E8(Yes))、前記一連のRSS+スタイルによるタイトル要素抽出処理は終了される。
そして、同一のWebサイトから2回目以降、同一のWebコンテンツ15aが取得された場合には、前記タイトルスタイル情報メモリ24aに既に保存されている同Webサイトのタイトル要素のスタイル情報に基づき、当該コンテンツ15a内の各タイトル要素が抽出されその位置が記憶される(ステップE1→E9,E3〜E8)。
これにより、前記メタ情報(RSS)15b内のタイトル文字列に含まれていない同サイトコンテンツ15a内のタイトル要素についても確実に抽出し、全てのタイトル要素の位置を記憶できる。よって、この処理以降に実行される前記ブロック抽出処理(ステップSB)およびブロック表示制御/UI付加処理を経て、前記Webコンテンツ15aをその全てのタイトル要素毎に確実にブロック分割し、前記第1実施形態と同様にユーザに見易いページ表示制御を行うことができる。
(第3実施形態)
図20は、前記クライアント装置20の第3実施形態のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴うリンク先コンテンツからの関連部分抽出処理を示すフローチャートである。
図21は、前記クライアント装置20の第3実施形態のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理におけるリンク先コンテンツからの関連部分抽出処理に伴うページ表示例を示す図である。
この第3実施形態のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理では、先ず、前記第1または第2実施形態と同様のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理(図6〜図9、図11、図13、図18参照)により、ユーザ指定のWebサイトのWebコンテンツ15aをそのタイトル毎にブロック分割して、例えば前記図10(A)〜(C)、前記図12、前記図14の何れかで示したように、ユーザが見易いレイアウトのページPnに表示制御して表示させる。
この後、図20におけるリンク先コンテンツからの関連部分抽出処理を開始し、前記表示されたページPn内の各タイトルブロックにおけるリンク先サイトのWebコンテンツ15aを取得して(ステップF1)、前記実施形態同様のメタ情報(RSS)15bに基づいたタイトル要素毎のブロック抽出を行う(ステップF2,F3,FA:A1-A8(FE:E1-E8),FB:B1-B7)。
そして、前記リンク先サイトのWebコンテンツ15aから抽出されたタイトル要素毎のブロックを対象に、前記リンク元のタイトルと同じタイトルを含むブロックを特定する。そして、当該特定されたブロックからタイトルを除く本文の情報を切り出し、前記リンク元のタイトルブロックにおける要約部分の情報と置き換える(ステップF4)。
すなわち、前記第1または第2実施形態と同様のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴い、ユーザ所望のWebサイトのWebコンテンツ15aについて、例えば図10(C)に示すような当該コンテンツ15a内の更新された情報のブロック(Br1,Br2)以外のブロックを非表示にしたWebページP3が生成された場合には、前記図20におけるリンク先コンテンツからの関連部分抽出処理を経ることで、図21(A)に示すように、各ブロック(Br1,Br2)内の要約部分がリンク先コンテンツのタイトル対応ブロックBrから切り出された本文の情報に置き換えられてなるページP3′となって表示される。
また、前記第1または第2実施形態と同様のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理に伴い、ユーザ所望のWebサイトのWebコンテンツ15aについて、例えば図14(B)に示すようなフォーカス(F)されたブロック(Br1)を全画面拡大表示にしたWebページP51が生成された場合には、前記図20におけるリンク先コンテンツからの関連部分抽出処理を経ることで、図21(B)に示すように、当該全画面拡大表示されたブロック(Br1)内の要約部分がリンク先コンテンツのタイトル対応ブロックBrから切り出された本文の情報に置き換えられてなるページP51′となって表示される。
これにより、前記実施形態同様に、所望のWebコンテンツ15aをユーザから見て意味のあるタイトル要素毎のブロックに分割して見易く表示制御できるだけでなく、当該表示されたWebページPnにおけるブロック内のタイトルに対応する本文の情報がついて、当該タイトルにリンクするページへ実際に移動することなしに素早く閲覧できるようになる。
なお、前記各実施形態は、通常のサーバ・クライアント・システムにおけるクライアント装置20のWebブラウザ23aに対し、前記Webコンテンツ描画・表示制御機能を搭載してユーザ指定のWebサイトのコンテンツ15aを取得し表示制御する場合について説明した。これに対し、サーバベース・コンピューティング・システムにおけるシン・クライアント端末にてユーザ指定のWebサイトのコンテンツ15aを取得し表示する場合には、当該シン・クライアント端末からの入力イベントによって起動するサーバ装置のWebブラウザに対し、前記同様のWebコンテンツ描画・表示制御機能を搭載すればよい。
なお、前記各実施形態において記載した情報処理装置による各処理の手法、すなわち、図6〜図9のフローチャートに示す第1実施形態のWebコンテンツ描画・表示制御/UI付加処理、図11のフローチャートに示す前記UI付加処理として実行されるフォーカス初期化処理、図13のフローチャートに示すフォーカシングUI付加処理、図15のフローチャートに示す第1実施形態変形例のブックマークプレビュー処理、図18のフローチャートに示す第2実施形態のRSS+スタイルによるタイトル要素抽出処理、図20のフローチャートに示す第3実施形態のリンク先コンテンツからの関連部分抽出処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶装置25(15)の媒体に格納して配布することができる。そして、情報処理装置のコンピュータ(CPU21(11))は、この外部記憶装置25(15)の媒体に記憶されたプログラムを記憶装置(フラッシュROM23(13)やRAM24(14))に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したWebコンテンツ描画・表示制御機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込んで記憶装置(フラッシュROM23(13)やRAM24(14))に記憶させ、前述したWebコンテンツ描画・表示制御機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。