JP5109542B2 - 表示装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置製造方法に関する。
近年、電子機器の表示デバイスとして、有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence)素子(有機EL素子)を用いた表示装置が注目されている。有機EL素子は、基板上にアノード電極、有機EL層、カソード電極の順に積層した積層構造となっており、アノード電極とカソード電極との間に電圧が印加されると、有機EL層に正孔及び電子が注入され、有機EL層で電界発光する。
このような有機EL素子を用いた表示装置では、有機EL素子を2次元配列した表示パネルを備え、例えば、一画素につき一又は複数の薄膜トランジスタを設け、この薄膜トランジスタによって有機EL素子を発光させる。
例えば、特許文献1の有機ELディスプレイ装置では、2つの薄膜トランジスタが画素ごとに設けられている。このような有機ELディスプレイを製造するに際しては、薄膜トランジスタを画素ごとにパターニングしたトランジスタアレイ基板を作製した後に、そのトランジスタアレイ基板の表面に有機EL素子を画素ごとにパターニングしている。
特開平8−330600号公報
ところで、特許文献1の有機ELディスプレイ装置の製造方法では、例えば、薄膜トランジスタ(ゲート絶縁膜、ゲート電極、ドレインーソース電極等)、層間絶縁膜、透明電極などの形成工程において、それぞれ所定のマスクを用いてパターニングすることが必要である。さらに、有機EL層の成膜に湿式方式を用いると、有機EL層を仕切る隔壁の形成工程において、マスクを用いてパターニングすることが必要になる。
このように、マスクを用いてパターニングする工程が多くなると、有機ELディスプレイ装置の製造プロセスが長くなり、生産性が悪くなってしまうという問題がある。このため、パターニングに用いるマスクの数を減らし、生産性を向上させることができる表示装置及び表示装置の製造方法が求められている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、生産性を向上させることができる表示装置製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、パターニングに用いるマスクの数を減らすことができる表示装置製造方法を提供することを目的とする。
本発明の表示装置の製造方法は、
発光素子と、該発光素子を駆動する駆動回路を備える表示装置の製造方法であって、
基板上にゲート電極及びデータラインを形成し、前記基板上に前記ゲート電極及び前記データラインを覆うように絶縁膜、半導体層、保護膜層を順次形成し、前記保護膜層をパターニングすることにより保護膜を形成し、前記半導体層及び前記保護膜上に、オーミック接続を取るための不純物層、金属層を順次形成し、フォトレジストマスクを用いて前記金属層をパターニングすることにより、ソース電極、ドレイン電極を形成し、前記不純物層をパターニングすることによりオーミックコンタクト層を形成し、前記半導体層をパターニングして前記駆動回路のトランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、
前記絶縁膜の上面及び前記トランジスタの上面に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
前記層間絶縁膜形成工程で形成された層間絶縁膜を、マスクを用いてパターニングする層間絶縁膜パターニング工程と、
前記層間絶縁膜パターニング工程でパターニングされた層間絶縁膜をマスクとして、前記絶縁膜をパターニングする絶縁膜パターニング工程と、
前記層間絶縁膜上に接続配線を形成する接続配線形成工程と、
を備え
前記層間絶縁膜パターニング工程により、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方を露出する第1のコンタクトホールを形成し、
前記層間絶縁膜パターニング工程及び絶縁膜パターニング工程により、前記データラインを露出する第2のコンタクトホールを形成し、
前記接続配線形成工程により、前記第1のコンタクトホールを介して前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方と前記接続配線とを接続し、前記第2のコンタクトホールを介して前記データラインと前記接続配線とを接続することを特徴とする。
前記層間絶縁膜形成工程では、例えば、感光性の有機絶縁材料により層間絶縁膜を形成する
前記トランジスタ形成工程では、例えば、前記基板上に金属膜を形成し、当該金属膜をパターニングマスクを用いてパターニングすることにより、前記ゲート電極と、前記駆動回路のキャパシタ電極と、前記データラインとを形成する、ゲート電極形成工程を含む。
前記発光素子の発光層を形成する発光層形成工程をさらに備え、前記発光層形成工程では、例えば、湿式方式により発光層を形成する
前記発光素子に有機エレクトロルミネッセンス素子を用いることが好ましい。
本発明によれば、生産性を向上させることができる。
以下、本発明の表示装置及び表示装置の製造方法について図面を参照して説明する。本実施形態では、有機EL(Electro Luminescence)素子を有する複数の表示画素を備える表示装置を例に本発明を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における表示装置1の画素配列の一例を示す図である。図1に示すように、表示装置1は、画素(有機EL素子)2を2次元配列した表示パネルを備えている。表示パネルは、図1に示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の画素を一組として、この組が行方向(図1の左右方向)に繰り返し複数配列されるとともに、列方向(図1の上下方向)に同一色の画素が複数配列されている。
また、表示装置1は、画素(有機EL素子)2に接続された、アノードラインLaと、データラインLdと、セレクトラインLsと、を備えている。アノードラインLaは、行方向に延びるように形成されている。データラインLdは、列方向に延びるように形成されている。セレクトラインLsは、行方向に延びるように形成されている。
図2は、表示装置1の画素2の回路構成の一例を示す等価回路図である。図2に示すように、表示装置1は、TFT(Thin Film Transistor)等を有する画素駆動回路Dcと、画素駆動回路Dcにより制御される電流により発光する有機EL素子OELとを備えた回路構成を有している。すなわち、本実施形態の表示装置1は、TFTを各画素に配置して各有機EL素子を駆動するアクティブ駆動方式の表示装置である。
図2に示すように、画素駆動回路Dcは、トランジスタ(選択トランジスタ)Tr11と、トランジスタ(発光駆動トランジスタ)Tr12と、キャパシタCsと、有機EL素子OELと、を備えている。
選択トランジスタTr11は、ゲート端子がセレクトラインLsに接続され、ドレイン端子が表示パネルの列方向に配設されたデータラインLdに接続され、ソース端子が接点N11に接続されている。また、発光駆動トランジスタTr12は、ゲート端子が接点N11に接続され、ドレイン端子が供給電圧ラインLaに接続され、ソース端子が接点N12に接続されている。キャパシタCsは、トランジスタTr12のゲート端子及びソース端子に接続されている。なお、キャパシタCsは、トランジスタTr12のゲート−ソース間に付加的に設けられた補助容量、もしくは、これらの寄生容量と補助容量からなる容量成分である。また、有機EL素子は、アノード端子(アノード電極)が接点N12に接続され、カソード端子(カソード電極)が所定の低電位電源(基準電圧Vss,例えば、接地電位GND)に接続されている。
トランジスタTr11及びTr12は、それぞれ、nチャネル型の薄膜トランジスタ(電界効果型トランジスタ)が用いられているが、pチャネル型の電界効果型トランジスタを用いても良く、この場合はソース端子及びドレイン端子が図2とは逆に接続される。
セレクトラインLsは、図示しないセレクトドライバに接続されており、所定タイミングで表示パネルの行方向に配列された複数の画素(有機EL素子)を選択状態に設定するための選択電圧(セレクト信号)Sselが印加される。また、データラインLdは、図示しないデータドライバに接続され、有機EL素子(画素)の選択状態に同期するタイミングで表示データに応じたデータ電圧(階調信号)Vpixが印加される。
また、アノードライン(供給電圧ライン)Laは、例えば、所定の高電位電源に直接又は間接的に接続され、有機EL素子の画素電極(例えば、アノード電極)に表示データに応じた発光駆動電流を流す。このため、アノードラインLaには、有機EL素子の対向電極(カソード電極)に印加される基準電圧Vssより電位の高い所定の高電位(供給電圧Vdd)が印加される。
すなわち、各画素において、直列に接続されたトランジスタTr12と有機EL素子の組の両端(トランジスタTr12のドレイン端子と有機EL素子のカソード端子)にそれぞれ、供給電圧Vddと基準電圧Vssを印加して有機EL素子に順バイアスを付与して有機EL素子が発光できる状態にし、更に階調信号Vpixに応じて流れる発光駆動電流の電流値を画素駆動回路により制御している。
次に、表示装置1の表示画素について説明する。図3は、表示画素の一例を示す平面レイアウト図である。図4(a)は図3に示すA−A線断面図であり、図4(b)は図3に示すB−B線断面図である。なお、本実施形態の表示装置1は基板側から光を取り出す、いわゆるボトムエミッション型である。
基板11は、透光性を備える材料、例えば、ガラス基板から構成されている。基板11上にはゲート電極Tr11g、Tr12g、データラインLd、透明Cs電極12、及び、絶縁膜13が形成されている。
ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdは、例えば、アルミニウム−チタン(AlTi)/Crの2層構造、AlNdTi/Crの2層構造またはCrの単層構造となっている。ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdは、例えば、基板11上にゲートメタル層を成膜し、このゲートメタル層をパターニングすることによって同時に形成される。
透明Cs電極12は、透光性を備える導電材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO等から構成されている。透明Cs電極12は、ゲート電極Tr12gに接続されている。
絶縁膜13は、絶縁性材料、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等から構成されている。絶縁膜13は、ゲート電極Tr11g、Tr12g、データラインLd、及び、透明Cs電極12を覆うように基板11上に形成されている。この絶縁膜13はゲート電極Tr11g、Tr12gが形成された領域において、トランジスタTr11、Tr12のゲート絶縁膜として機能するとともに、透明Cs電極12と後述する画素電極15との間で補助容量となる誘電体として機能する。
また、絶縁膜13のデータラインLd上には、コンタクトホール13aが形成されている。コンタクトホール13aは、後述する有機平坦化膜14をマスクとし、絶縁膜13をパターニングすることにより形成されている。
また、基板11上には、トランジスタTr11、Tr12が形成されている。トランジスタTr11、Tr12は、nチャネル型のアモルファスシリコン薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)である。トランジスタTr11は、ゲート電極Tr11gと、ソース電極Tr11sと、ドレイン電極Tr11dと、半導体層SMCと、保護膜BLと、オーミックコンタクト層OHMと、を備えている。なお、トランジスタTr12も、トランジスタTr11と同様に、ゲート電極Tr12gと、ソース電極Tr12sと、ドレイン電極Tr12dと、半導体層と、保護膜BLと、オーミックコンタクト層と、を備えている。
トランジスタTr11、Tr12のゲート電極Tr11g,Tr12gは、例えば、アルミニウム−チタン(AlTi)/Crの2層構造、AlNdTi/Crの2層構造またはCrの単層構造となっている。
ソース電極Tr11s,Tr12s、ドレイン電極Tr11d,Tr12dは、それぞれ、例えば、アルミニウム−チタン(AlTi)/Crの2層構造、AlNdTi/Crの2層構造またはCrの単層構造となっている。ソース電極Tr11s、Tr12s及びドレイン電極Tr11d、Tr12dは、ゲート電極Tr11g、Tr12gに対応する領域に形成されている。ソース電極Tr11s、Tr12s及びドレイン電極Tr11d、Tr12dは、半導体層SMCの両端部に延在するように形成されている。また、本実施形態では、ドレイン電極Tr11dは、後述する接続配線16を介してデータラインLdに接続されている。
半導体層SMCは、ソース電極Tr11s、Tr12s及びドレイン電極Tr11d、Tr12dと同様に、ゲート電極Tr11g、Tr12gに対応する領域に形成されている。半導体層SMCは、アモルファスシリコン等から構成されている。また、半導体層SMCには、図示しないソース領域及びドレイン領域が形成されており、ゲート電極Tr11g,Tr12gに所定の電圧が印加されると、半導体層SMCにおけるゲート電極Tr11g,Tr12gと対向する領域にチャネルが形成される。
保護膜BLは、各トランジスタTr11、Tr12のソース電極とドレイン電極が対向する半導体層SMC上に形成されている。保護膜BLは、半導体層SMCのパターニング時のエッチングダメージを防止するためのものであり、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン等から形成されている。
オーミックコンタクト層OHMは、それぞれのソース電極Tr11s,Tr12s及びドレイン電極Tr11d,Tr12dと半導体層SMCとの間に形成され、これらを低抵抗性接触するものであり、n型不純物を含むアモルファスシリコンを有する。
また、絶縁膜13上には、アノードラインLa、及び、セレクトラインLsが形成されている。アノードラインLa、及び、セレクトラインLsは、ソース電極Tr11s,Tr12s、及び、ドレイン電極Tr11d,Tr12dと同層になっており、例えば、これらは同時に形成されている。このため、アノードラインLa、及び、セレクトラインLsは、ソース電極Tr11s,Tr12s、及び、ドレイン電極Tr11d,Tr12dと同様に、例えば、アルミニウム−チタン(AlTi)/Crの2層構造、AlNdTi/Crの2層構造またはCrの単層構造となっている。
トランジスタTr11、アノードラインLa、及び、セレクトラインLs上には、有機平坦化膜14が形成されている。有機平坦化膜14は、表面が平坦な層間絶縁膜として機能する。また、有機平坦化膜14は、絶縁膜13のコンタクトホール13aを形成する際のマスクとして機能することから、マスクとすることができる有機絶縁材料から形成されている。有機平坦化膜層14としては、例えば、ポリアクリル系樹脂,エポキシ系樹脂,フェノール系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリイミド系樹脂,不飽和ポリエステル系樹脂,ポリフェニレンエーテル系樹脂,ポリフェニレンサルファイド系樹脂およびベンゾシクロブテンなどがある。
また、後述するように、パターニングされた有機平坦化膜層14によって新たにフォトレジストマスクを形成することなく下方の絶縁膜13にコンタクトホール13aを形成することができる点で、有機平坦化膜層14は、フォトレジマスクを用いずにパターニングできる感光性の有機絶縁材料であることが好ましい。
有機平坦化膜14には、絶縁膜13のコンタクトホール13aに連通するコンタクトホール14aが形成されている。さらに、有機平坦化膜14のソース電極Tr11s上には、コンタクトホール14bが形成されている。
画素形成領域(画素領域:Rpx)に形成された有機平坦化膜14上には、画素電極(アノード電極)15が形成されている。画素電極15は、透光性を備える導電材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO等から構成されている。画素電極15は、画素領域に塗布される有機化合物含有液に対して親液性を有するように、表面処理が施されている。
有機平坦化膜14上には接続配線16が形成されている。接続配線16は、絶縁膜13のコンタクトホール13a内、有機平坦化膜14のコンタクトホール14a内、及び、コンタクトホール14b内にも形成され、データラインLdとソース電極Tr11sとを接続する。接続配線16は、例えば、有機平坦化膜14上に形成された導電層をパターニングすることによって画素電極15と同時に形成され、ボトムエミッション型の場合、ITO等の透明導電材料を有している。また、コンタクトホール32、32を介してセレクトラインLsとゲート電極Tr11gを接続する接続配線22、並びにコンタクトホール33、33を介してソース電極Tr11sとゲート電極Tr12gを接続する接続配線23は、いずれも接続配線16とともに有機平坦化膜14上に形成された導電層をパターニングすることによって形成される。
有機平坦化膜14上には、隔壁(バンク)17が形成されている。バンク17は、樹脂、例えば、感光性ポリイミドから構成されている。図3及び図4に示すように、バンク17は断面形状が方形、平面形状が方形に形成され、列方向に(図3に示す縦方向)延びるように、ストライプ状に形成されている。
なお、湿式方式を用いて有機EL層を成膜する場合、バンク17の表面は撥液処理が施されていることが好ましい。有機EL層となる有機化合物を含有する溶液はバンク17に接すると、メニスカス作用でバンク17の側面に吸い上がる性質があるが、バンク17の表面に撥液処理を施すことによってバンク17の側面に吸い上がることが抑制でき、これらの溶液が隣接する画素に混ざることを防止できるのに加えて、画素内に形成される有機EL層の膜厚が側面で著しく厚くなることなく比較的均一に形成することができる。
画素電極15上には、有機EL層18が形成されている。有機EL層18は、例えば、正孔注入層18aと、発光層18bとから構成されている。
正孔注入層18aは、アノード電極となる画素電極15上に形成されている。正孔注入層18aは、発光層18bに正孔を供給する。正孔注入層18aは正孔(ホール)注入、輸送が可能な有機高分子系の材料から構成されている。正孔注入層18aは、画素電極15からの注入障壁が低く、ホール移動度の高い材料を用いることが好ましく、本実施形態では、有機高分子系のホール注入・輸送材料を含む有機化合物含有液として、導電性ポリマーであるポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とドーパントであるポリスチレンスルホン酸(PSS)を水系溶媒に分散させた分散液であるPEDOT/PSS水溶液を用いている。このPEDOT/PSS水溶液を湿式方式により塗布、蒸発させることによって正孔注入層18aが形成される。
発光層18bは、正孔注入層18a上に形成されている。発光層18bは、画素電極15と対向電極19との間に所定の電圧を印加することにより光を発生する機能を有する。発光層18bは、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の高分子発光材料、例えば、ポリパラフェニレンビニレン系やポリフルオレン系等の共役二重結合ポリマーを含む発光材料から構成される。また、これらの発光材料は、適宜、水系溶媒あるいはテトラリン、テトラメチルベンゼン、メシチレン、キシレン等の有機溶媒に溶解(又は分散)した溶液(分散液)である。この溶液(分散液)を湿式方式により塗布し、溶媒を揮発させることによって発光層18bが形成される。
発光層18b及びバンク17上には、対向電極(カソード電極)19が設けられている。対向電極19は、光反射特性を有する材料から構成され、例えば、1〜10nm厚のマグネシウム、カルシウム、バリウム、リチウム、インジウム等の仕事関数の低い薄膜と、100nm以上の厚さのアルミニウム、クロム、銀、パラジウム銀系の合金等からなる高仕事関数の薄膜とが用いられる。本実施形態では、対向電極19は基板11の全面に形成された電極層から構成され、GNDに接続されている。
なお、対向電極19上には、対向電極19を保護する保護層(封止層)等が形成されている。
このように構成された表示装置1(有機EL素子)では、画素電極15と対向電極19との間に所定の電圧を印加することで、発光層18bに流れる電流量に応じた光が発生する。そして、発生した光を画素電極15から直接的に、または、間接的に、画素電極15側から取り出される。
次に、本実施形態の表示装置1の製造方法について、図5及び図6を参照しつつ説明する。
まず、ガラス基板からなる基板11を用意する。次に、基板11上に、スパッタ法、真空蒸着法等により金属膜(ゲートメタル層)を形成する。続いて、フォトレジスト液を塗布しプリベークしてから、図示しない1枚目のパターニングマスクを用いて露光してフォトレジストマスクPR1を形成する。フォトレジストマスクPR1はネガ型でもポジ型であってもよい。そしてフォトレジストマスクPR1を用いて金属膜をパターニングすることにより、図5(a)に示すように、基板11上に、ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdを形成する。
次に、ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLd上に、スパッタ法等によりITO等の透明電極材料を成膜する。続いて、フォトレジスト液を塗布しプリベークしてから、図示しない2枚目のパターニングマスクを用いて露光してフォトレジストマスクPR2を形成する。フォトレジストマスクPR2はネガ型でもポジ型であってもよい。そしてフォトレジストマスクPR2を用いて透明電極材料をパターニングすることにより、図5(b)に示すように、基板11及びゲート電極Tr12g上に、透明Cs電極12を形成する。
次に、基板11の全面に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により絶縁膜13を形成する。続いて、絶縁膜13上にアモルファスシリコン等からなる半導体層21を形成し、さらに、CVD法等により酸化シリコン等からなる保護膜層を形成する。次いで、フォトレジスト液を塗布しプリベークしてから、図示しない3枚目のパターニングマスクを用いて露光してフォトレジストマスクPR3を形成する。フォトレジストマスクPR3はネガ型でもポジ型であってもよい。そしてフォトレジストマスクPR3を用いて保護膜層をパターニングすることにより、図5(c)に示すように、保護膜BLを形成する。
次に、半導体層21及び保護膜BL上に、スパッタ法、真空蒸着法等により半導体層SMCとのオーミック接続を取るための不純物層を形成する。続いて、不純物層上に、スパッタ法、真空蒸着法等により金属層を形成する。次いで、フォトレジスト液を塗布しプリベークしてから、図示しない4枚目のパターニングマスクを用いて露光してフォトレジストマスクPR4を形成する。フォトレジストマスクPR4はネガ型でもポジ型であってもよい。そしてフォトレジストマスクPR4を用いて金属層をパターニングすることにより、ソース電極Tr11s、Tr12s、ドレイン電極Tr11d、Tr12d、アノードラインLa、及び、セレクトラインLsを形成する。さらに、ソース電極Tr11s、Tr12s及びドレイン電極Tr11d、Tr12dをマスクとしてパターニングすることにより、図5(d)に示すように、オーミックコンタクト層OHM、及び、半導体層SMCを形成する。
次に、基板11の全面に、感光性の有機絶縁材料を塗布してからプリベークする。続いて、コンタクトホール14a、14bに対応した形状の5枚目のフォトパターニングマスクを有機絶縁材料上に位置合わせしてから、露光装置で有機絶縁材料を露光する。その後、現像して焼成することでコンタクトホール14a、14bを有する有機平坦化膜14を形成する。このとき、コンタクトホール14a、14bとともに、画素電極15とソース電極Tr12sとを接続するためのコンタクトホール31、セレクトラインLsとゲート電極Tr11gを接続するためのコンタクトホール32、並びにソース電極Tr11sとゲート電極Tr12gを接続するためのコンタクトホール33が有機平坦化膜14に形成される。次いで、有機平坦化膜14をマスクとして酸素及びSF雰囲気中でプラズマエッチングを行い、絶縁膜13をパターニングすることにより、図5(e)に示すように、コンタクトホール14aによって露出された絶縁膜13をエッチングして絶縁膜13にコンタクトホール13aを形成する。
ここで、有機平坦化膜14は、絶縁膜13のコンタクトホール13aを形成する際のマスクとなる有機絶縁材料から形成されているので、酸素及びSF雰囲気中のプラズマによってエッチングされることがないので、有機平坦化膜14をマスクとして絶縁膜13のコンタクトホール13aを形成することができる。このため、絶縁膜13のコンタクトホール13aを形成するためのフォトパターニングマスクを準備する必要がなくなり、パターニングに用いるマスクの数を減らすことができる。従って、表示装置1の生産性を向上させることができる。
次に、有機平坦化膜14上、及び、コンタクトホール13a、14a、14b内に、スパッタ法等により、ITO等の透明電極材料を成膜する。続いて、フォトレジスト液を塗布しプリベークしてから、図示しない6枚目のパターニングマスクを用いて露光してフォトレジストマスクPR5を形成する。フォトレジストマスクPR5はネガ型でもポジ型であってもよい。そしてフォトレジストマスクPR5を用いて透明電極材料をパターニングすることにより、図6(a)に示すように、画素電極15、データラインLdとソース電極Tr11sとを接続する接続配線16、コンタクトホール32、32を介してセレクトラインLsとゲート電極Tr11gを接続する接続配線22、コンタクトホール33、33を介してソース電極Tr11sとゲート電極Tr12gを接続する接続配線23を形成する。なお、画素電極15と透明Cs電極12との間の絶縁膜13及び有機平坦化膜14を誘電体とした容量が図2に示すキャパシタCsとなる。画素電極15は、5枚目のフォトパターニングマスクによって有機平坦化膜14に形成されたコンタクトホール31に一部埋設することによってソース電極Tr12sと電気的に接続される。
次に、基板11の全面に、例えば、感光性のポリイミド系の有機樹脂材料を塗布する。続いて、画素電極15を露出するための7枚目のフォトパターニングマスクを有機樹脂材料上に位置合わせしてから、露光装置で有機樹脂材料を露光する。その後、現像して焼成することで、図6(b)に示すように、画素電極15を露出する開口部17aを有するバンク17を形成する。これにより、表示パネルの列方向に配列された同一色の複数の表示画素PIXの画素形成領域がバンク17により囲まれて画定され、当該領域に画素電極15の上面が露出した状態となる。
次に、基板11を洗浄後、例えば、酸素プラズマ処理やUVオゾン処理等を施すことにより、バンク17に画定された各画素領域Rpxの画素電極15(画素電極)表面を、後述する有機EL層18の形成工程において使用する正孔注入材料18aに対して親液化する。
次に、正孔注入材料(導電性高分子であるPEDOT及びドーパントとなるPSS)を分散したPEDOT/PSS水溶液を湿式方式により画素電極15上に塗布する。PEDOT/PSS水溶液の塗布後、例えば、ホットプレート上で100℃以上の温度にて乾燥を行うことにより、画素電極15上に正孔注入層18aが形成される。本実施形態では、画素電極15が親液性であるため、塗布されたPEDOTインクが十分に広がる。このため、形成された正孔注入層18aの膜厚を均一にすることができる。
続いて、赤・緑・青色の発光材料(ポリフルオレン系)をテトラリン、テトラメチルベンゼン、メシチレン等の有機溶剤に溶かした溶液を湿式方式により、正孔注入層18a上にそれぞれ成膜する。発光材料を成膜後、窒素雰囲気中のホットプレートによる乾燥、或いは真空中でのシーズヒータによる乾燥を行い、残留溶媒の除去を行う。これにより、図6(c)に示すように、正孔注入層18a上に発光層18bが形成される。
ここで、バンク17により画素形成領域Rpxを画定しているので、隣接する表示画素PIX(色画素PXr、PXg、PXb)間で発光材料が混合することがなく、隣接する色画素相互での混色を防止することができる。
次に、発光層18aを形成した基板11の全面に、真空蒸着やスパッタリング等により、Ca,Ba等の対向電極19を形成する。そして、封止層を形成し、封止蓋や封止基板を接合することにより、表示装置1が完成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、有機平坦化膜14をマスクとして絶縁膜13のコンタクトホール13aを形成しているので、コンタクトホール13aを形成するためのフォトパターニングマスクを準備する必要がなく、パターニングに用いるマスクの数を減らすことができる。このため、表示装置1の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、有機平坦化膜層14に感光性の有機絶縁材料が用いられているので、露光装置を用いてコンタクトホール14a、14bに対応した形状のフォトマスクを形成することができる。
さらに、本実施形態によれば、画素電極15の表面を使用する正孔注入材料18aに対して親液化しているので、塗布された溶液が十分に広がる。このため、形成された正孔注入層18aの膜厚を均一にすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ゲートメタルをパターニングしてゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdを形成した後、透明Cs電極12を形成する場合を例に本発明を説明した。本実施形態では、ゲートメタルをパターニングしてゲート電極Tr11g、Tr12g、データラインLd、及び、Cs電極112を形成する場合を例に本発明を説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態の表示画素の一例を示す平面レイアウト図である。図8(a)は図7に示すC−C線断面図であり、図8(b)は図7に示すD−D線断面図である。
図7及び図8に示すように、基板11上にはゲート電極Tr11g、Tr12g、データラインLd、Cs電極112、及び、絶縁膜13が形成されている。
Cs電極112は、第1の実施形態と異なり、アルミニウム−ネオジウム−チタン(AlNdTi)またはクロム(Cr)から構成されている。すなわち、本実施形態のCs電極112は、第1の実施形態の透明Cs電極12の材料とは異なり、ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdと同じ材料から構成した。また、本実施形態では、ゲート電極Tr12g、及び、Cs電極112の形状を変更した。このため、本実施形態では、Cs電極112と、ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdとを同時に形成できる。
次に、本実施形態の表示装置1の製造方法について、図9を参照しつつ説明する。
まず、ガラス基板からなる基板11を用意する。次に、基板11上に、スパッタ法、真空蒸着法等により金属膜(ゲートメタル層)を形成する。続いて、マスクを用いてパターニングすることにより、図9(a)に示すように、基板11上に、ゲート電極Tr11g(及び、Tr12g)、データラインLd、環状のCs電極112を形成する。
このように、本実施形態では、基板11上にゲートメタル層を成膜し、第1の実施形態における1枚目のパターニングマスクの代わりに画素領域Rpx内で開口するとともに画素領域Rpxの周囲を囲むように環状のCs電極112を形成するパターニングマスクを用いてフォトレジストマスクPR11を形成する。このフォトレジストマスクPR11を用いてこのゲートメタル層をパターニングすることにより、Cs電極112、ゲート電極Tr11g、Tr12g、及び、データラインLdを同時に形成した。このため、第1の実施形態のように、Cs電極112を形成するためのマスクを準備する必要がなく、パターニングに用いるマスクの数を減らすことができる。従って、表示装置1の生産性を向上させることができる。
次に、基板11の全面に、CVD法等により絶縁膜13を形成する。続いて、絶縁膜13上にアモルファスシリコン等からなる半導体層21を形成し、さらに、CVD法等により酸化シリコン等からなる保護膜層を形成する。次いで、マスクを用いてパターニングすることにより、図9(b)に示すように、保護膜BLを形成する。
続いて、第1の実施形態の製造方法と同様の手順により、ソース電極Tr11s、Tr12s、ドレイン電極Tr11d、Tr12d、アノードラインLa、セレクトラインLs、オーミックコンタクト層OHM、半導体層SMC、有機平坦化膜14、コンタクトホール14a、14b、コンタクトホール13a、画素電極15、接続配線16、バンク17、正孔注入層18a、発光層18b、対向電極19等を形成し(図5(d)〜図6(c)参照)、表示装置1が完成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、Cs電極112を形成するためのマスクを準備する必要がなく、パターニングに用いるマスクの数を減らすことができ、パターニングマスクの位置合わせに要する時間を短縮でき、パターニングマスクの製造にかかるコストを低減することができる。従って、表示装置1の生産性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施形態について説明する。
上記実施形態では、有機平坦化膜14が感光性の有機絶縁材料から形成されている場合を例に本発明を説明したが、有機平坦化膜14は絶縁膜13のコンタクトホール13aを形成する際のマスクとして機能することができる有機絶縁材料から形成されていればよく、例えば、感光性の材料でなくともよい。
上記実施形態では、画素電極15の表面を、使用する正孔注入材料18aの溶液に対して親液化している場合を例に本発明を説明したが、例えば、親液化してなくともよい。
上記実施形態では、有機EL層18が正孔注入層18aと発光層18bとから形成されている場合を例に本発明を説明したが、例えば、正孔注入層18aと発光層18bとの間に、発光層18b内を移動する電子をブロッキングする機能等を有するインターレイヤー層を形成してもよい。この場合、発光層18b内での電子とホール(正孔)との再結合確率を高める作用を奏する。このインターレイヤー層は、ホール移動度が高く、電子ブロッキング機能を有する材料を用いることが好ましい。
また、発光層18b上に電子輸送層を設けてもよい。この場合、発光層18bへの電子注入効率を高めるとともに、ホールブロッキング機能を有することができる。この電子輸送層は、Mg、Ca、Ba等のアルカリ土類金属やその酸化物または金属との合金などを用いることが好ましい。
上記実施形態では、湿式方式のボトムエミッション型有機EL素子を用いた場合を例に本発明を説明したが、例えば、有機EL層18を蒸着方式により形成してもよい。また、トップエミッション型の有機EL素子を用いてもよい。
上記実施形態では、画素駆動回路Dcに2個のトランジスタ(TFT)を有している場合を例に本発明を説明したが、例えば、3個のTFTを有しているものであってもよく、また、4個以上のTFTを有しているものであってもよい。
上記実施の形態では、発光素子が有機EL素子である場合を例に本発明を説明したが、本発明は様々な発光素子に適用可能であり、発光素子は有機EL素子に限定されるものではない。
本発明の第1の実施形態の表示装置の画素配列の一例を示す図である。 表示装置の画素回路構成の一例を示す等価回路図である。 表示画素の一例を示す平面レイアウト図である。 (a)は図3に示すA−A線断面図であり、(b)は図3に示すB−B線断面図である。 表示装置の製造方法を説明するための図である。 表示装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の表示画素の一例を示す平面レイアウト図である。 (a)は図7に示すC−C線断面図であり、(b)は図7に示すD−D線断面図である。 第2の実施形態の表示装置の製造方法を説明するための図である。
符号の説明
1・・・表示装置、2・・・画素(有機EL素子)、11・・・基板、12・・・透明Cs電極、13・・・絶縁膜13,13a・・・コンタクトホール、14・・・有機平坦化膜、14a、14b・・・コンタクトホール、15・・・画素電極、16・・・接続配線、17・・・バンク、18・・・有機EL層、18a・・・正孔注入層、18b・・・発光層、19・・・対向電極、Ls・・・セレクトライン、La・・・アノードライン、Ld・・・データライン、Tr11,Tr12・・・トランジスタ、Tr11g,Tr12g・・・ゲート電極、Tr11s,Tr12s・・・ソース電極、Tr11d,Tr12d・・・ドレイン電極、OHM・・・オーミックコンタクト層、SMC・・・半導体層

Claims (5)

  1. 発光素子と、該発光素子を駆動する駆動回路を備える表示装置の製造方法であって、
    基板上にゲート電極及びデータラインを形成し、前記基板上に前記ゲート電極及び前記データラインを覆うように絶縁膜、半導体層、保護膜層を順次形成し、前記保護膜層をパターニングすることにより保護膜を形成し、前記半導体層及び前記保護膜上に、オーミック接続を取るための不純物層、金属層を順次形成し、フォトレジストマスクを用いて前記金属層をパターニングすることにより、ソース電極、ドレイン電極を形成し、前記不純物層をパターニングすることによりオーミックコンタクト層を形成し、前記半導体層をパターニングして前記駆動回路のトランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、
    前記絶縁膜の上面及び前記トランジスタの上面に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
    前記層間絶縁膜形成工程で形成された層間絶縁膜を、マスクを用いてパターニングする層間絶縁膜パターニング工程と、
    前記層間絶縁膜パターニング工程でパターニングされた層間絶縁膜をマスクとして、前記絶縁膜をパターニングする絶縁膜パターニング工程と、
    前記層間絶縁膜上に接続配線を形成する接続配線形成工程と、
    を備え
    前記層間絶縁膜パターニング工程により、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方を露出する第1のコンタクトホールを形成し、
    前記層間絶縁膜パターニング工程及び絶縁膜パターニング工程により、前記データラインを露出する第2のコンタクトホールを形成し、
    前記接続配線形成工程により、前記第1のコンタクトホールを介して前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方と前記接続配線とを接続し、前記第2のコンタクトホールを介して前記データラインと前記接続配線とを接続することを特徴とする表示装置の製造方法。
  2. 前記層間絶縁膜形成工程では、感光性の有機絶縁材料により層間絶縁膜を形成する、ことを特徴とする請求項に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記トランジスタ形成工程では、前記基板上に金属膜を形成し、当該金属膜をパターニングマスクを用いてパターニングすることにより、前記ゲート電極と、前記駆動回路のキャパシタ電極と、前記データラインとを形成する、ゲート電極形成工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記発光素子の発光層を形成する発光層形成工程をさらに備え、
    前記発光層形成工程では、湿式方式により発光層を形成する、ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記接続配線は、前記発光素子の画素電極となる透明電極材料をパターニングすることによって形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
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