JP5108601B2 - 燃焼圧力センサ付きグロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用エンジン等の内燃機関に使用される燃焼圧力センサ付きグロープラグに関する。
従来から、自動車用のディーゼルエンジン等の内燃機関に使用されるグロープラグとして、内燃機関の燃焼圧力を検出するための燃焼圧力センサを具備した燃焼圧力センサ付きグロープラグが知られている。
このような燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいては、圧力検出素子を、より燃焼室に近い軸方向先端側に設けることによって、振動によるノイズの影響等を軽減することができ、より高精度に燃焼圧力を検出することができる。このため、例えば、ハウジング内の、ヒータの軸方向後端側端部と隣接する位置に位置するように、圧力検出素子を設けた燃焼圧力センサ付きグロープラグが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、このような燃焼圧力を検出するための圧力検出素子として、ピエゾ抵抗素子を用いることが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2007−292415号公報 特許第3166015号公報
上記したように、燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいては、圧力検出素子を、ヒータの後端側端部と隣接する位置等のできるだけ燃焼室に近い位置に配置することが行われている。ところが、ハウジング内のヒータの後端側には、ヒータに電力を供給するための電力供給用導電性部材として、例えば、中軸等と称される金属製の棒状部材等が配置されている。このため、中軸の配置位置を避けて、ハウジング内に圧力検出素子及びこの圧力検出素子を搭載するための圧力検出素子搭載部材等を設ける必要があり、燃焼圧力センサ付きグロープラグの小型化の妨げとなるという課題があった。
また、上記のような圧力検出素子のノイズを低減して高精度で燃焼圧力を検出する方法としては、圧力検出素子において4つの抵抗をブリッジ状に配置したホイートストンブリッジを組む方法も知られている。しかしながら、このようなホイートストンブリッジを用いた場合、圧力検出素子からの出力線が4本となるため、4本の線材等の信号伝達用導電性部材を配置するための空間がハウジング内に必要となり、燃焼圧力センサ付きグロープラグの小型化の妨げとなるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。本発明は、高精度に燃焼圧力を検出することができるとともに、小型化を図ることのできる燃焼圧力センサ付きグロープラグを提供することを目的とする。
本発明の燃焼圧力センサ付きグロープラグは、筒状に形成されたハウジングと、前記ハウジング内に配置された圧力検出素子と、先端側が前記ハウジングの先端部から突出し、後端側が前記ハウジング内に収容されるように設けられたヒータであって、先端面が受圧面とされ、前記圧力検出素子に燃焼圧を伝達するヒータと、前記ハウジング内の前記ヒータより軸方向後端側に設けられると共に前記ヒータに直接又は他部材を介して接続される、前記ヒータに電力を供給するための電力供給用導電性部材であって、前記圧力検出素子が配置されると共に前記ヒータの中心軸と直交するように設けられ、前記ヒータによって伝達された燃焼圧によって歪む圧力検出素子搭載部を有する電力供給用導電性部材とを具備し、前記電力供給用導電性部材が、前記圧力検出素子が配置される前記圧力検出素子搭載部と、当該圧力検出素子搭載部の前記圧力検出素子が配置される側とは反対側の背面側中央部から前記ヒータの中心軸方向に突出する棒状部とを具備し、前記圧力検出素子搭載部の周縁部と前記棒状部との間に前記ヒータによって伝達された燃焼圧を作用させて前記圧力検出素子搭載部を歪ませることを特徴とする。
本発明の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、ヒータに電力を供給するための電力供給用導電性部材が、圧力検出素子が配置されヒータによって伝達された燃焼圧によって歪む圧力検出素子搭載部を有し、ここに圧力検出素子を搭載する構成となっている。したがって、ハウジング内に、電力供給用導電性部材とは別に圧力検出素子搭載部材を設ける必要がなく、部品点数を削減して燃焼圧力センサ付きグロープラグの小型化を図ることができる。また、圧力検出素子搭載部がヒータの中心軸と直交するように設けられているので、ハウジング内の、ヒータの軸方向後端側端部と隣接する位置に位置するように、圧力検出素子を設けることができ、振動によるノイズの影響等を軽減して高精度に燃焼圧力を検出することができる。さらに、圧力検出素子搭載部が歪むことで燃焼圧力を検出するので、ヒータによって伝達された燃焼圧が圧力検出素子に直接加わることがなく、圧力検出素子の破損を防止できる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、電力供給用導電性部材が、圧力検出素子が配置される圧力検出素子搭載部と、当該圧力検出素子搭載部の圧力検出素子が配置される側とは反対側の背面側中央部からヒータの中心軸方向に突出する棒状部とを具備し、圧力検出素子搭載部の周縁部と棒状部との間にヒータによって伝達された燃焼圧を作用させて圧力検出素子搭載部を歪ませる構成とすることが好ましい。これによって、圧力検出素子搭載部を効率良く歪ませて、高精度に燃焼圧力を検出することができる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、圧力検出素子が、絶縁性材料を介して圧力検出素子搭載部に固着されている構成とすることが好ましい。これによって、電力供給用導電性部材と圧力検出素子との間で電気的な短絡が生じることを確実に防止することができる。この絶縁性材料としては、ガラスを好適に用いることができる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、圧力検出素子はピエゾ抵抗体を具備し、当該ピエゾ抵抗体がヒータの中心軸に対して点対称となるように配置され、かつ、全てのピエゾ抵抗体が直列に接続されるように、圧力検出素子が圧力検出素子搭載部に配置される構成とすることが好ましい。これによって、振動によって発生するノイズ等を点対称に配置されたピエゾ抵抗体によって相殺して除去することができ、高精度に燃焼圧力を検出することができる。また、ホイートストンブリッジ等を使用する必要もないので、信号伝達用導電性部材の数を、4つ未満とすることができ、ハウジングの細径化による小型化を図ることができる。
また、この場合、ヒータの中心軸に対して点対称となるように配置されたピエゾ抵抗体をヒータの中心軸を通り当該中心軸に直交する仮想線で2分したときの各側のピエゾ抵抗体の抵抗値の総和を夫々等しくすることが好ましい。これによって、より確実に振動によって発生するノイズ等を点対称に配置されたピエゾ抵抗体によって相殺して除去することができ、高精度に燃焼圧力を検出することができる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、ハウジングが、軸方向先端側に機関と密接するシート面と、当該シート面より軸方向後端側の外周面に機関取り付け用のねじ部とを有し、圧力検出素子が、ハウジングの機関取り付け用のねじ部よりも軸方向先端側に設けられている構成とすることが好ましい。これによって、圧力検出素子の検出信号に、振動に基づくノイズが加わることを抑制することができる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、圧力検出素子は、圧力検出素子搭載部のヒータ側に配置されている構成とすることが好ましい。これによって、圧力検出素子をより軸方向先端側に配置することができ、圧力検出素子の検出信号に、振動に基づくノイズが加わることを抑制することができる。
本発明の燃焼圧力センサ付きグロープラグによれば、高精度に燃焼圧力を検出することができるとともに、小型化を図ることのできる燃焼圧力センサ付きグロープラグを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る燃焼圧力センサ付きグロープラグ100の構成を示すもので、図1(a)は燃焼圧力センサ付きグロープラグ100の全体構成を示す断面図、図1(b)は燃焼圧力センサ付きグロープラグ100の要部を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100は、例えば、炭素鋼(S45C等)、ステンレス鋼(例えば、SUS430、SUS630等)等の高強度の金属からなり、略筒状に形成されたハウジング1を具備している。ハウジング1の先端(図1中下側の端部)には、キャップ部材2が設けられている。
図1(a)に示すように、ハウジング1の外周面には、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100を図示しない機関(エンジン)に取り付けるためのねじ部4が形成されている。このねじ部4より後端側(図1中上側)の外周部には、ハウジング1を機関に取り付ける際に、スパナやレンチ等の工具を係合させる工具係合部5が設けられている。
キャップ部材2は、ヒータ20をハウジング1の先端から突出させた状態とするための開口部6を有しており、その軸方向先端側端面は、自動車用ディーゼルエンジン等の機関と密接するシート面(テーパ面)7が形成されている。開口部6内には、ステンレス鋼(例えば、SUS430、SUS630等)等の金属からなり、略筒状に形成されたヒータ支持部材10が設けられており、このヒータ支持部材10の内側にヒータ20が設けられている。ヒータ20は、例えば、絶縁性セラミックの内部に導電性セラミックを設けたセラミックヒータ(窒化珪素、アルミナ等からなる)、又はメタルグローヒータ(コイル、ステンレスチューブ、絶縁粉末等からなる)等から構成されている。図1(a)に示すヒータ20の先端面23は、燃焼室内部の燃焼圧を受ける受圧面とされている。
ヒータ支持部材10は、その後端部に、外側に鍔状に突出するフランジからなるハウジング接続部11を具備している。また、このハウジング接続部11の内周部分は肉薄とされた可動部12とされている。この可動部12は、ヒータ20の受圧面に印加される燃焼圧に応じて弾性的に変形することにより、ヒータ20を軸方向に変位させる機能を有する。ヒータ支持部材10の可動部12より先端側には、筒状とされたヒータ接続部13が設けられている。このヒータ接続部13は、圧入もしくはロウ付けにより、その内周部がヒータ20と接続した状態とされている。また、ヒータ接続部13は、ヒータ20の外周面に露出するように設けられたアース側電極(図示せず。)と電気的に接続されており、ヒータ20はヒータ接続部13及びハウジング1を介して、接地電位に接続される。
ヒータ支持部材10のハウジング接続部11より後端側には、円筒状に後端側に向けて延在する圧力検出素子保持用円筒状部材30が設けられている。この圧力検出素子保持用円筒状部材30の軸方向先端側には、外側に鍔状に突出するフランジ部31が形成されている。そして、このフランジ部31と、上記したヒータ支持部材10のハウジング接続部11とを、キャップ部材2とハウジング1との間に介在させた状態で溶接等によって固定することにより、圧力検出素子保持用円筒状部材30及びヒータ支持部材10がハウジング1に接続されている。
圧力検出素子保持用円筒状部材30の後端側端部には、円板状に形成された絶縁板32が、その後端側に設けられた筒状体35によって固定されている。絶縁板32の中央部にはグロー電極用貫通孔33が形成されており、このグロー電極用貫通孔33の周囲には、グロー電極用貫通孔33より小径の、複数(例えば2つ)の素子電極用貫通孔34が形成されている。これらの素子電極用貫通孔34内には、圧力検出素子40の検出信号を導出するための素子電極41が配置されている。このため、素子電極用貫通孔34は、素子電極41の数に対応して設けられている。
上記絶縁板32には、導電性部材からなるグロー通電用電極50が固定されている。このグロー通電用電極50の先端側端部には、圧力検出素子搭載部として、円板状の第1フランジ部51が形成されている。この第1フランジ部51の後端側中央部には、後端側に突出する棒状部56が形成されている。また、この第1フランジ部51の後端側には、間隔を設けて第1フランジ部51より小径の第2フランジ部52が、棒状部56から径方向に鍔状に突出するように形成されている。この第2フランジ部52が、絶縁板32の先端側の面に当接された状態でグロー通電用電極50が絶縁板32に固定されており、第2フランジ部52より後端側の棒状部56がグロー電極用貫通孔33を通って後端側に突出した状態となっている。
上記グロー通電用電極50の第1フランジ部51の先端側の面に圧力検出素子40が配置されている。この圧力検出素子40は、例えばガラス等の絶縁性材料を介して第1フランジ部51の先端側の面に固定されている。また、第1フランジ部51には、上記した素子電極用貫通孔34に対応して複数の貫通孔53が設けられており、これらの貫通孔53を通って、素子電極41が後端側に引き出されている。この貫通孔53内には、ガラス等の絶縁性材料が充填されており、素子電極41とグロー通電用電極50とが電気的に絶縁されている。
上記グロー通電用電極50の第1フランジ部51の先端側周縁部には、リング状部材54が溶接等によって固着されている。このリング状部材54の先端側は、ヒータ20の後端側に固着されており、ヒータ20の外周面に露出するように設けられたプラス側電極(図示せず。)と電気的に接続され、ヒータ20への電力供給路の一部を構成している。また、リング状部材54は圧力伝達機構としても作用する。すなわち、燃焼圧力によってヒータ20が後端側に変位すると、リング状部材54を介して第1フランジ部51の周縁部が押圧される。この時、第1フランジ部51の背面側(後端側)は、その中央部が棒状部56によって支持され、棒状部56は、第2フランジ部52を介して絶縁板32に固定されているので、第1フランジ部51の周縁部が後端側に変位するように歪む。そして、この時の第1フランジ部51の歪みを圧力検出素子40で検出することによって、燃焼室内の燃焼圧が検出される。
上記のように、本実施形態では、グロー通電用電極50の第1フランジ部51が圧力検出素子搭載部となっており、ここに圧力検出素子40が配置されているので、グロー通電用電極50の配置位置を避けて、別に圧力検出素子40を搭載するための部材を設ける必要がない。このため、部品点数を削減して燃焼圧力センサ付きグロープラグ100を小型化することができる。また、圧力検出素子40を、ヒータ20の軸方向後端側端部と隣接する位置に設けることができるので、振動によるノイズの影響等を軽減して高精度に燃焼圧力を検出することができる。
上記のように、第1フランジ部51の歪みを圧力検出素子40で検出する場合、圧力検出素子40としては、例えば、ピエゾ抵抗素子を使用することができる。図7は、圧力検出素子40として2つのピエゾ抵抗素子401、402を使用した場合の構成例を示している。図7において201は、前述したヒータ20の軸方向中心を通る中心軸を示しており、2つのピエゾ抵抗素子401、402は、この中心軸201に対して点対称に配置され、かつ、金等からなる接続ワイヤ410によって直列に接続されている。なお、図7に示すように、この場合の素子電極41は2つとなる。
このように、複数のピエゾ抵抗素子401、402を、中心軸201に対して点対称に配置し、かつ、直列に接続することによって、振動によるノイズが発生した場合に、そのノイズ成分を複数のピエゾ抵抗素子401、402のピエゾ抵抗体R1,R2の抵抗値の変化によって相殺することができ、高精度に燃焼圧力を検出することができる。なお、この場合、点対称となるように配置されたピエゾ抵抗体の各側のピエゾ抵抗体の抵抗値の総和を夫々等しくすることが好ましい。つまり、図7に示す例では、ピエゾ抵抗素子401のピエゾ抵抗体R1の抵抗値とピエゾ抵抗素子402のピエゾ抵抗体R2の抵抗値を等しくすることが好ましい。これによって、振動による各側のピエゾ抵抗体の抵抗値の変化もその絶対値が略等しくなり、より確実に振動によって発生するノイズ等を点対称に配置されたピエゾ抵抗体R1,R2によって相殺して除去することができ、高精度に燃焼圧力を検出することができる。なお、上記の「抵抗値を等しくする」とは、通常のピエゾ抵抗体の製造工程における抵抗値のバラツキ程度の抵抗値の差がある場合を含むものであり、抵抗値の差を、例えば10%程度以下とすることを意味する。
圧力検出素子40をピエゾ抵抗素子によって構成する場合、例えば、図8に示すように、中心軸201に対して点対称に2つのピエゾ抵抗体R1,R2を設けた1つのピエゾ抵抗素子403を用いてもよい。また、図9に示すように、中心軸201に対して点対称に1つのピエゾ抵抗体Rを設けた1つのピエゾ抵抗素子404を用いてもよい。なお、図9のピエゾ抵抗素子404の場合、中心軸201に対して対称に2つのピエゾ抵抗R1とピエゾ抵抗R2(R1+R2=R)が直列に接続して配列された場合と同等となる
上記のようにして、圧力検出素子40を構成した場合、ホイートストンブリッジ等を使用することなく、振動によるノイズを除去することができる。また、図7〜9に示すように、素子電極41及び後述するセンサ用端子42は2つ(4つ未満)とすることができるので、ホイートストンブリッジを使用した場合に比べてハウジング1を細径化して小型化を図ることができる。
図1に示すように、上記圧力検出素子保持用円筒状部材30の後端側には、金属等の導電性材料から筒状に形成されヒータ20に電力を供給するためのグロー通電用筒状部材55が設けられている。このグロー通電用筒状部材55は、先端側において上記したグロー通電用電極50とニッケル線等の線材(図示せず。)を介して電気的に接続されている。また、グロー通電用筒状部材55の後端側は、ハウジング1の後端側端部に設けられたコネクタ8と電気的に接続されている。
グロー通電用筒状部材55の内部には、素子電極41の後端部に接続されたセンサ用端子42(信号伝達用導電性部材)及びこのセンサ用端子42に電気的に接続され、圧力検出素子40からの検出信号を処理する信号処理回路43が収容されている。信号処理回路43は、基板44にASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のIC45等を搭載して構成されている。このIC45は、ハウジング1のねじ部4より先端側とならないように配置されている。これによって、燃焼室からの熱によりIC45が高温に晒されることがないよう、すなわち、ねじ部4が締結された、冷却されているエンジンより高温の雰囲気にIC45が晒されることがないようになっている。この信号処理回路43の出力信号は、コネクタ8を介してECUなどの制御機器に入力され、エンジン内における燃焼圧の変化が検知される。
また、図2に示すように、センサ用端子42及び信号処理回路43と、グロー通電用筒状部材55との間には、ガラスや樹脂等からなる絶縁性材料46が充填されている。このように、絶縁性材料46を充填することによって、センサ用端子42及び信号処理回路43と、グロー通電用筒状部材55とが電気的に短絡することを確実に防止することができる。
上記のように、本実施形態では、ヒータ20に電力を供給するためのグロー通電用筒状部材55を筒状(円筒状)とし、その内部に、圧力検出素子40からの検出信号を取り出すためのセンサ用端子42が収容されている。したがって、グロー通電用筒状部材55にヒータ20を加熱するための大電流が流れた場合においても、このグロー通電用筒状部材55からのノイズが、センサ用端子42を流れる圧力検出素子40の検出信号に入り込むことがなく、高精度に燃焼圧力を検出することができる。
さらに、本実施形態では、上記したセンサ用端子42のみではなく、圧力検出素子40からの検出信号を処理する信号処理回路43も、グロー通電用筒状部材55内に収容されている。このような構成とすることにより、より精度良く燃焼圧力を検出することができる。すなわち、圧力検出素子40から出力される検出信号は微弱であり、増幅する前の圧力検出素子40からの検出信号にノイズが入り込むと、S/N比が低下して精度の高い燃焼圧力の検出が困難になるが、一旦検出信号を増幅してしまえば、増幅した検出信号にノイズが入り込んだとしても、増幅する前の圧力検出素子40からの検出信号にノイズが入り込んだ場合と比べて、S/N比の低下を抑制することができる。そして、信号処理回路43をグロー通電用筒状部材55内に収容することによって、増幅する前の検出信号にノイズが入り込むことをより確実に防止することができる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグ100では、図1(a)に示すように、ヒータ20の先端部が、ハウジング1の先端部から突出した状態となっている。そして、グロープラグ100を図示しない機関のプラグ取り付け孔内に挿入し、ねじ部4を機関の取り付けねじに締め付けてシート面7を機関に当接させることにより、気密性を確保する。この状態で、ヒータ20の先端側が燃焼室内に位置するように内燃機関に取り付けられ、ヒータ20に通電して発熱させることによって内燃機関の始動を補助する。
そして、ヒータ20の先端面(受圧面)23に燃焼圧が加わると、可動部12が弾性的に変形する(撓む)ことにより、ヒータ20が後方に向けて軸方向に変位し、圧力検出素子40が配置されたグロー通電用電極50の第1フランジ部51の周縁部がリング状部材54によって押圧される。第1フランジ部51の中央部は、後端側に延在するグロー通電用電極50の棒状部56及び第2フランジ部52等を介して、実質的にハウジング1に固定されているので、グロー通電用電極50の第1フランジ部51の周縁部が押圧されるとこの周縁部が後端側に変位して第1フランジ部51が歪み、この歪みが圧力検出素子40により、圧力変化として検出される。
そして、上記の圧力検出素子40の出力信号は、グロー通電用筒状部材55内に収容されたセンサ用端子42によって信号処理回路43に伝えられ、信号処理回路43により増幅される。
なお、圧力検出素子40としては、Si素子、SOI素子等のピエゾ抵抗素子から構成され、圧力が加わった際の歪みに応じた電気信号を出力するように構成されたものを使用することができる。このような圧力検出素子40を構成する場合、ガラス、金属等からなる基板に、Si素子、SOI素子等の素子を接合した構造とすることができる。素子の表面にはピエゾ抵抗体が形成され、素子が歪み変形された際の抵抗値の変化から圧力を検出する。この他に、PZT、水晶等の圧電素子を使用することもできる。
次に、第2実施形態につい図3〜図6を参照して説明する。図3は、第2実施形態の燃焼圧力センサ付きグロープラグ200の要部構成を示すもので、前述した図1の燃焼圧力センサ付きグロープラグ100における図1(b)に示した部分に相当する。
図3に示すように、燃焼圧力センサ付きグロープラグ200では、導電性部材からなるグロー通電用電極150の後端側端部に、圧力検出素子搭載部として、円板状の第1フランジ部151が形成されている。この第1フランジ部151の背面側(先端側)中央部には、先端側に突出する棒状部156が形成されている。また、棒状部156の先端側端部には、円板状の第2フランジ部152が形成されており、これらの第1フランジ部151と第2フランジ部152とを棒状部156によって接続し、断面形状が略エ字状となるように構成されている。
第1フランジ部151の周縁部は、環状に形成された絶縁部材132にロー付け等によって固定されており、この絶縁部材132は、圧力検出素子保持用円筒状部材30にロー付け等によって固定されている。したがって、第1フランジ部151の周縁部は、絶縁部材132及び圧力検出素子保持用円筒状部材30を介してハウジング1に固定されている。また、第1フランジ部151の後端側の面に圧力検出素子40が配置されている。この圧力検出素子40は、例えばガラス等の絶縁性材料を介して第1フランジ部151の後端側の面に固定されている。
図4は、圧力検出素子40及びグロー通電用電極150の電気的な接続と絶縁部材132等の組み立てを行う際の工程を示すものであり、図5は図4(b)、図6は図4(c)に対応する絶縁部材132の後端側の構成を示すものである。図4(b)及び図5に示すように、絶縁部材132の後端面には、3つの溝133によって分離されるとともにメタライズされた3つの導電部が形成されており、そのうちの1つがグローヒータ電極取り出し部134、他の2つがセンサ電極取り出し部135とされている。また、図6に示すように、センサ電極取り出し部135には、圧力検出素子40からの接続ワイヤ141が接続されるとともに、図4(c)にも示すように、センサ用電極42が接続される。また、グローヒータ電極取り出し部134は、絶縁部材132の内周面に形成されたメタライズ層によりグロー通電用電極150と接続されるとともに、グローヒータ電極157が接続され、電気的に後端側に引き出される。
図3に示すように、上記グロー通電用電極150の第2フランジ部152の先端側周縁部には、リング状部材54が溶接等によって固着されている。このリング状部材54の先端側は、ヒータ20の後端側に固着されており、ヒータ20の外周面に露出するように設けられたプラス側電極(図示せず。)と電気的に接続され、ヒータ20への電力供給路の一部を構成している。また、リング状部材54は圧力伝達機構としても作用する。すなわち、燃焼圧力によってヒータ20が後端側に変位すると、リング状部材54を介して第2フランジ部152の周縁部が押圧され、第2フランジ部152の後端側の棒状部156を介して、第1フランジ部151の中央部が押圧される。この時、第1フランジ部151の周縁部は、前述したとおり、絶縁部材132及び圧力検出素子保持用円筒状部材30を介してハウジング1に固定されているので、第1フランジ部151の中央部が後端側に変位するように歪む。そして、この時の第1フランジ部151の歪みを圧力検出素子40で検出することによって、燃焼室内の燃焼圧が検出される。なお、他の部位については、前述した燃焼圧力センサ付きグロープラグ100と同様に構成されているため、対応する部分には同一符合を付して、重複する説明は省略する。
以上のように構成された燃焼圧力センサ付きグロープラグ200においても、前述した燃焼圧力センサ付きグロープラグ100と同様に、高精度で燃焼圧力を検出することができるとともに、小型化を図ることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る燃焼圧力センサ付きグロープラグの全体及び要部の断面構成を示す図。 本発明の実施形態に係る燃焼圧力センサ付きグロープラグの要部の断面構成を示す図。 本発明の第2実施形態に係る燃焼圧力センサ付きグロープラグの要部の断面構成を示す図。 図3の燃焼圧力センサ付きグロープラグの要部構成を拡大して示す斜視図。 図3の燃焼圧力センサ付きグロープラグの要部構成を拡大して示す平面図。 図3の燃焼圧力センサ付きグロープラグの要部構成を拡大して示す平面図。 圧力検出素子の構成例を拡大して模式的に示す平面図。 圧力検出素子の構成例を拡大して模式的に示す平面図。 圧力検出素子の構成例を拡大して模式的に示す平面図。
符号の説明
1……ハウジング、2……キャップ部材、4……ねじ部、5……工具係合部、6……開口部、7……シート面、8……コネクタ、10……ヒータ支持部材、11……ハウジング接続部、12……可動部、13……ヒータ接続部、20……ヒータ、23……先端面(受圧面)、30……圧力検出素子保持用円筒状部材、31……フランジ部、32……絶縁板、33……グロー電極用貫通孔、34……素子電極用貫通孔、35……筒状体、40……圧力検出素子、41……素子電極、42……センサ用端子、43……信号処理回路、44……基板、45……IC、46……絶縁性材料、50……グロー通電用電極、51……第1フランジ部、52……第2フランジ部、53……貫通孔、54……リング状部材、55……グロー通電用筒状部材、100……燃焼圧力センサ付きグロープラグ。

Claims (7)

  1. 筒状に形成されたハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された圧力検出素子と、
    先端側が前記ハウジングの先端部から突出し、後端側が前記ハウジング内に収容されるように設けられたヒータであって、先端面が受圧面とされ、前記圧力検出素子に燃焼圧を伝達するヒータと、
    前記ハウジング内の前記ヒータより軸方向後端側に設けられると共に前記ヒータに直接又は他部材を介して接続される、前記ヒータに電力を供給するための電力供給用導電性部材であって、前記圧力検出素子が配置されると共に前記ヒータの中心軸と直交するように設けられ、前記ヒータによって伝達された燃焼圧によって歪む圧力検出素子搭載部を有する電力供給用導電性部材とを具備し
    前記電力供給用導電性部材が、前記圧力検出素子が配置される前記圧力検出素子搭載部と、当該圧力検出素子搭載部の前記圧力検出素子が配置される側とは反対側の背面側中央部から前記ヒータの中心軸方向に突出する棒状部とを具備し、前記圧力検出素子搭載部の周縁部と前記棒状部との間に前記ヒータによって伝達された燃焼圧を作用させて前記圧力検出素子搭載部を歪ませる
    ことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  2. 請求項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記圧力検出素子が、絶縁性材料を介して前記圧力検出素子搭載部に固着されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  3. 請求項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記絶縁性材料がガラスであることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  4. 請求項1〜いずれか1項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記圧力検出素子はピエゾ抵抗体を具備し、当該ピエゾ抵抗体が前記ヒータの中心軸に対して点対称となるように配置され、かつ、全ての前記ピエゾ抵抗体が直列に接続されるように、前記圧力検出素子が前記圧力検出素子搭載部に配置されることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  5. 請求項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記ヒータの中心軸に対して点対称となるように配置された前記ピエゾ抵抗体を前記ヒータの中心軸を通り当該中心軸に直交する仮想線で2分したときの各側の前記ピエゾ抵抗体の抵抗値の総和が夫々等しいことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  6. 請求項1〜いずれか1項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記ハウジングが、軸方向先端側に機関と密接するシート面と、当該シート面より軸方向後端側の外周面に機関取り付け用のねじ部とを有し、
    前記圧力検出素子が、前記ハウジングの前記機関取り付け用のねじ部よりも軸方向先端側に設けられていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  7. 請求項1〜いずれか1項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記圧力検出素子は、前記圧力検出素子搭載部の前記ヒータ側に配置されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
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