JP5108345B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、水素タンク内の残水素量を検出するセンサが設けられた燃料電池システムに関する。
例えば、燃料電池自動車では、水素タンク内の水素の残量を運転者に知らせる必要がある。運転者は、インストルメントパネルなどに設けられた残量メータを確認することによって、おおよその航続可能距離の判断を行うことができ、水素残量が残り少ないと判断した場合には水素充填が必要であると判断することができる。水素タンク内の水素残量を検出する手段としては、水素タンク内の温度および圧力を検出するセンサをそれぞれ設けて、各センサから得られる温度と圧力とに基づいて残量を検知することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−63205号公報(段落0024、図1)
しかしながら、従来の技術では、水素タンク内の圧力を検出する圧力センサに基づいて水素の残量を検出していたため、この圧力センサが故障すると、水素残量を正確に把握できなくなるという問題があった。このため、例えば、水素が欠乏した状態(電解質膜上でガス欠状態)で発電を継続すること(誤制御)になると、燃料電池スタックの膜劣化を引き起こすおそれがあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、圧力センサが故障したとしても誤制御を防止することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器と、前記燃料ガス貯蔵容器内の圧力を検出する容器内圧力検出手段と、前記燃料ガス貯蔵容器内の温度を検出する容器内温度検出手段と、を備え、前記燃料ガス貯蔵容器内の前記圧力と前記温度とに基づいて前記燃料ガス貯蔵容器内の残燃料ガス量を推定し、前記残燃料ガス量に基づいて前記燃料電池スタックの運転を制御する燃料電池システムにおいて、前記燃料ガスの燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段と、前記燃料消費量算出手段により算出された燃料消費量に応じた圧力に相当する圧力閾値を設定する圧力閾値設定手段と、前記容器内圧力検出手段により検出された圧力と、前記圧力閾値設定手段により設定された圧力閾値とに基づいて前記容器内圧力検出手段の故障を判定する故障判定手段と、前記燃料ガス貯蔵容器内の温度変化量を検出する温度変化量検出手段と、を備え、前記故障判定手段は、前記温度変化量検出手段により検出された温度変化量に基づいて、故障判定を行うか否かを判断することを特徴とする。
これによれば、燃料電池スタックの発電時において、検出された燃料ガス貯蔵容器内の圧力と、水素消費量に基づいて設定された圧力閾値と、を比較することで容器内圧力検出手段の故障検知が行えるため、容器内圧力検出手段の故障時に燃料電池システムが誤制御するのを防止することが可能になる。
また、温度変化量が大き過ぎる場合などは、燃料ガス貯蔵容器内の圧力が大きく変動することになるため正確な圧力検出ができなくなる。よって、温度変化量に基づいて故障検出を行うか否かを判断することにより故障の誤検出を防止することが可能になる。
請求項2に係る発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器と、前記燃料ガス貯蔵容器内の圧力を検出する容器内圧力検出手段と、前記燃料ガス貯蔵容器内の温度を検出する容器内温度検出手段と、を備え、前記燃料ガス貯蔵容器内の前記圧力と前記温度とに基づいて前記燃料ガス貯蔵容器内の残燃料ガス量を推定し、前記残燃料ガス量に基づいて前記燃料電池スタックの運転を制御する燃料電池システムにおいて、前記燃料ガスの燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段と、前記燃料消費量算出手段により算出された燃料消費量に基づいて前記燃料ガス貯蔵容器内の圧力を推定する圧力推定手段と、前記容器内圧力検出手段により検出された圧力と、前記圧力推定手段により推定された圧力とに基づいて前記容器内圧力検出手段の故障を判定する故障判定手段と、前記燃料ガス貯蔵容器内の温度変化量を検出する温度変化量検出手段と、を備え、前記故障判定手段は、前記温度変化量検出手段により検出された温度変化量に基づいて、故障判定を行うか否かを判断することを特徴とする。
これによれば、燃料電池スタックの発電時において、検出された燃料ガス貯蔵容器内の圧力と、推定された燃料ガス貯蔵容器内の圧力とに基づいて容器内圧力検出手段の故障検知が行えるため、容器内圧力検出手段の故障時に燃料電池システムが誤制御するのを防止することが可能になる。
また、温度変化量が大き過ぎる場合などは、燃料ガス貯蔵容器内の圧力が大きく変動することになるため正確な圧力検出ができなくなる。よって、温度変化量に基づいて故障検出を行うか否かを判断することにより故障の誤検出を防止することが可能になる。
請求項3に係る発明は、前記故障判定手段により故障と判断された場合には、前記燃料電池スタックの発電を停止することを特徴とする。
これによれば、故障している場合は発電を停止するため、残燃料ガス量を正確に把握できない状態で発電して膜劣化が引き起こされるのを防止できる。
請求項4に係る発明は、前記故障判定手段により故障と判定された場合には、前記故障判定手段による故障判定前に算出した前記燃料ガス貯蔵容器内の燃料ガス量から前記燃料電池スタックの発電によって消費された燃料消費量およびパージ処理によって排出された燃料消費量を減算して代替残燃料ガス量を算出することを特徴とする。
これによれば、燃料電池スタックの発電を停止させることなく燃料電池システムの運転を継続することが可能になる。
本発明によれば、圧力センサが故障したとしても誤制御を防止することができる燃料電池システムを提供できる。
(第1参考例
第1参考例の燃料電池システムを示す全体構成図、図2は第1参考例におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャート、図3は所定値1と所定値2との関係を示すマップである。なお、本実施形態では、車両(図示せず)に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、航空機や船舶、定置式の電源などに適用してもよい。
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、アノード系20、カソード系30、制御系40などを含んで構成されている。
前記燃料電池スタック10は、固体高分子からなる電解質膜を、触媒を含むアノードと触媒を含むカソードとで挟み、さらにその外側を一対の導電性のセパレータで挟んで構成された単セルが複数積層された構造を有している。
前記アノード系20は、水素タンク21、インタンク電磁弁22、水素レギュレータ23、エゼクタ24、パージ弁25などを含んで構成されている。また、インタンク電磁弁22と水素レギュレータ23とは配管26aを介して接続されている。また、水素レギュレータ23とエゼクタ24とは配管26bを介して接続されている。また、エゼクタ24と燃料電池スタック10のアノードの入口とは配管26cを介して接続されている。また、アノードの出口とパージ弁25とは配管26dを介して接続されている。また、配管26dの途中とエゼクタ24とは配管26eを介して接続されている。
前記水素タンク21は、例えば、アルミニウム合金により形成され、その内部に高純度の水素ガスを高圧で貯留するタンク室(図示せず)を有し、そのタンク室の周囲をCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic:炭素繊維強化プラスチック)や、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastic:ガラス繊維強化プラスチック)等で形成されたカバー(図示せず)で被覆して構成されている。
前記インタンク電磁弁22は、水素タンク21と一体に構成され、ソレノイドへの通電を制御することにより開閉するようになっている。
前記水素レギュレータ23は、水素タンク21から供給された高圧の水素ガスを所定の圧力に減圧して燃料電池スタック10に供給する減圧機能を有している。なお、水素レギュレータ5は、例えば、カソード系30の圧力が信号圧として入力されることにより開弁するようになっている。
前記エゼクタ24は、燃料電池スタック10のアノードから排出された未反応の水素を、燃料電池スタック10のアノードに戻して循環させるための真空ポンプの一種である。
前記パージ弁25は、配管26dの配管26eよりも下流側に設けられ、定期的に開閉して発電性能が損なわれるのを防止する機能を有している。これは、水素の有効利用としてアノード系20において水素を循環させているので、発電が継続されて電解質膜を介してカソードからアノードに生成水や窒素などの不純物が透過すると、アノード系20の水素濃度が低下して発電性能が低下するからである。
前記カソード系30は、エアポンプ31、加湿器32、背圧弁33、配管34b〜34eなどを含んで構成されている。また、エアポンプ31の出口と、加湿器32の乾燥エア(供給ガス)の入口とは配管34bを介して接続されている。加湿器32の加湿後のエアの出口と、燃料電池スタック10のカソードの入口とは配管34cを介して接続されている。カソードの出口と、加湿器32の湿潤エア(排出オフガス)の入口とは配管34dを介して接続されている。加湿器32の湿潤エアの出口と、背圧弁33とは配管34eを介して接続されている。
前記エアポンプ31は、モータにより駆動されるスーパーチャージャなどで構成され、外気を取り込んで圧縮した圧縮空気を燃料電池スタック10のカソードに供給する機能を有している。
前記加湿器32は、例えば、複数の水透過性の膜を束ねてケースに収容した中空糸膜モジュールを備え、中空糸膜の内側と外側の一側にエアポンプ31からの空気を流通させ、他側に燃料電池スタック10のカソードから排出された排出オフガス(湿潤な空気、生成水)を流通させることにより、エアポンプ31からの乾燥した空気を加湿する機能を有している。
前記背圧弁33は、例えばバタフライ弁により構成され、その開度を制御することにより燃料電池スタック10のカソード系30の圧力を制御する機能を有している。
なお、パージ弁25の下流側および背圧弁33の下流側には希釈ボックス(図示せず)が設けられており、パージ弁25を開弁したときに燃料電池スタック10のアノード系20から排出された水素が、希釈ボックス内でカソード系30から排出されたオフガスによって所定の水素濃度に希釈された後に系外(車外)に排出されるように構成されている。
前記制御系40は、ECU(Electronic Control Unit)41、タンク内温度センサ42、タンク内圧力センサ43、流量センサ44を含んで構成されている。
前記ECU41は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、プログラムなどで構成され、燃料消費量算出手段、圧力閾値設定手段、および故障判定手段を備えている。また、ECU41は、インタンク電磁弁22、パージ弁25、背圧弁33を開閉制御し、エアポンプ31のモータの回転速度を制御する。なお、パージ弁25および背圧弁33については、制御線の図示を省略している。また、ECU41は、後記する、タンク内温度センサ42、タンク内圧力センサ43および流量センサ44と信号線を介して接続され、タンク内温度、タンク内圧力、流量を取得するように構成されている。
前記タンク内温度センサ42は、水素タンク21内に設けられ、水素タンク21内の温度を検出する機能を有している。このタンク内温度センサ42は、例えば、インタンク電磁弁22と一体に構成されている。
前記タンク内圧力センサ43は、水素タンク21内の圧力を検出する機能を有し、インタンク電磁弁22と水素レギュレータ23との間の配管26aに設けられている。なお、タンク内圧力センサ43は、水素タンク21内に設けられたものでもよい。
前記流量センサ44は、水素タンク21から燃料電池スタック10に向けて供給される水素の流量を検出する機能を有し、例えば配管26b(または配管26a)に設けられている。流量センサ44から得られる流量(検出値)を積算することにより、水素消費量を算出できるようになっている。なお、流量センサ44を配管26a,26bに設けることにより、燃料電池スタック10から排出されて循環する水素が水素消費量に加算されることがない。
次に、第1参考例の燃料電池システムの動作について図2を参照(適宜、図1を参照)しながら説明する。
まず、ステップS101において、イグニッションがオンされて、発電開始時または発電中、ECU41は、メモリなどに記憶されていた水素消費量をリセットするとともに、タンク内圧力センサ43によって検出される水素タンク21内のタンク内圧力P1を検出して記憶する。このときの水素消費量を初期タンク内圧力P1とする。なお、発電時には、インタンク電磁弁22が開かれて燃料電池スタック10のアノードに水素が供給され、エアポンプ31が駆動されてカソードに加湿空気が供給されることで水素と空気中の酸素との電気化学反応によって発電が行われる。
そして、ステップS102に進み、ECU41は、流量センサ44から得られる流量(積算流量)に基づいて算出された水素消費量が所定値1を超えたか否かを判断する。なお、この所定値1とは、予め任意に決められる値である。また、このステップS102が、燃料消費量算出手段が実施する処理に相当する。ステップS102において、ECU41は、水素消費量が所定値1以下であると判断した場合には(No)、水素消費量が所定値1を超えるまでステップS102を繰り返し、水素消費量が所定値1を超えたと判断した場合には(Yes)、所定量の水素が消費されたと判断して、ステップS103に進む。
ステップS103では、ECU41は、水素消費量(所定値1)に応じた圧力に相当する所定値2(圧力閾値)を設定する。この所定値2は、例えば予め実験等で求めておいた図3に示すようなマップに基づいて設定される。なお、マップに限定されるものではなく、関数やテーブルなどを用いて設定してもよい。なお、このステップS103が、圧力閾値設定手段が実施する処理に相当する。
そして、ステップS104に進み、ECU41は、水素消費量が所定値1を超えたときの、タンク内圧力センサ43で検出される水素タンク21内のタンク内圧力P2を検出して記憶する。
そして、ステップS105に進み、ECU41は、ステップS101で検出した初期タンク内圧力P1からステップS104で検出したタンク内圧力P2を減算した圧力差(P1−P2)が所定値2よりも小さいか否かを判断する。なお、このステップS105が、故障判定手段が実施する処理に相当する。
ステップS105において、ECU41は、圧力差(P1−P2)が所定値2よりも小さいと判断した場合には(Yes)、ステップS106に進み、タンク内圧力センサ43は故障していると判断する。また、ステップS105において、ECU41は、圧力差(P1−P2)が所定値2以上であると判断した場合には(No)、タンク内圧力センサ43は正常であると判断して、ステップS101に戻る。
このステップS105の故障判定について具体例を挙げて説明すると、例えば、初期タンク内圧力P1が35MPa(350気圧)であって、所定値1(水素消費量)として300リットルが消費されたときの所定値2(圧力閾値)が3MPaであった場合、タンク内圧力センサ43によってタンク内圧力P2が32MPaであると検出されれば、検出された圧力差(P1−P2)は3MPaで同じ値になるので、タンク内圧力センサ43は正常であると判断される。また、タンク内圧力センサ43によって検出されたタンク内圧力P2が実際よりも多い34MPaであると検出された場合には、圧力差(P1−P2)は1MPaとなって所定値2(3MPa)よりも小さくなるので、タンク内圧力センサ43は故障していると判断される。また、タンク内圧力センサ43によって検出されたタンク内圧力P2が実際よりも少ない30MPaであると検出された場合には、圧力差(P1−P2)は5MPaとなって所定値2よりも大きくなるが、タンク内圧力センサ43は正常であると判断される。つまり、ステップS105において、圧力差(P1−P2)が所定値2よりも小さい場合のみを故障と判断しているのは、圧力差(P1−P2)が所定値2よりも小さいということはタンク内圧力P2が実際よりも多く見積もられている、つまり水素タンク21内に実際よりも多くの水素が残っていると判断されることを主に防止するためである。
そして、タンク内圧力センサ43が故障していると判断された場合には(S106、Yes)、ステップS107に進み、燃料電池スタック10の発電を停止する。すなわち、インタンク電磁弁22を閉じて水素タンク21から燃料電池スタック10のアノードへの水素の供給を停止し、エアポンプ31を停止して燃料電池スタック10のカソードへの空気の供給を停止する。
このように第1参考例の燃料電池システム1Aでは、発電時において、タンク内圧力センサ43により検出された圧力差と、水素消費量に応じて設定された圧力閾値とを比較して、タンク内圧力センサ43の故障検知が行えるため、タンク内圧力センサ43の故障時における燃料電池システム1Aによる誤制御(後記する)を防止することが可能になる。例えば、水素タンク21内の水素が実際よりも多く残っていると誤検出するような故障の場合でも、タンク内圧力センサ43の故障を検知できるので、水素不足で発電が継続されることがなくなり、燃料電池スタック10、特に膜(触媒を含むアノードおよびカソード)の劣化が進行するような誤制御を防止できる。
また、第1参考例の燃料電池システム1Aでは、タンク内圧力センサ43が故障していると判断された場合には、発電を停止するため、残水素量の把握が正確に行えないまま発電が継続されることにより膜劣化が促進するのを防止することができる。
(第2参考例
図4は第2参考例の燃料電池システムを示す全体構成図、図5は第2参考例におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャートである。なお、第2参考例の燃料電池システム1Bと第1参考例の燃料電池システム1Aとの相違点は、流量センサ44に替えて電流センサ45を用いた点のみである。第1参考例と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
前記燃料電池システム1Bにおける電流センサ45は、燃料電池スタック10から負荷(図示せず)に向けて引き出される電流を検出する機能を有している。この電流センサ45により検出される電流を積算することにより、水素消費量を推定することができる。なお、負荷とは、車両であれば走行モータ、蓄電装置、エアポンプ31等の補機類などである。
図5に示すように、ステップS201において、イグニッションがオンされて、発電開始時または発電中、ECU41は、メモリなどに記憶されていた積算電流をリセットするとともに、タンク内圧力センサ43によって検出される水素タンク21内の初期タンク内圧力P1を検出して記憶する。
そして、ステップS202に進み、ECU41は、電流センサ45によって検出される電流の積算値(積算電流量)が所定値3を超えたか否かを判断する。なお、この所定値3とは、予め任意に決められる値である。また、このステップS202が、燃料消費量算出手段が実施する処理に相当する。ステップS202において、ECU41は、積算電流量が所定値3以下であると判断した場合には(No)、積算電流量が所定値3を超えるまでステップS202を繰り返し、積算電流量が所定値3を超えたと判断した場合には(Yes)、所定量の水素が消費されたと判断して、ステップS203に進む。
なお、第2参考例では、例えば定期的にパージ弁25が開かれて反応に寄与しない水素(未反応の水素)がパージ(排出)される場合があるので、積算電流量のみに基づいて水素消費量を算出するのではなく、積算電流量から求められる水素消費量と、パージによるパージ量から求められる水素消費量とを加算したものを水素消費量として算出することが好ましい。このときのパージ量は、予め実験等で求められた値を用いることができる。また、第2参考例では、電流に基づいて水素消費量を算出しているが、これに限定されるものではなく、電圧(V)または電力(IV=W)に基づいて水素消費量を算出するようにしてもよい。
ステップS203では、ECU41は、積算電流量(所定値3)に応じた圧力に相当する所定値4(圧力閾値)を設定する。なお、所定値4は、マップ、テーブル、関数などによって設定される。また、このステップS203が、圧力閾値設定手段が実施する処理に相当する。
そして、ステップS204に進み、ECU41は、積算電流量が所定値3を超えたときの、タンク内圧力センサ43で検出される水素タンク21内のタンク内圧力P2を検出して記憶する。
そして、ステップS205に進み、ECU41は、ステップS201で検出した初期タンク内圧力P1からステップS204で検出したタンク内圧力P2を減算した圧力差(P1−P2)が所定値4よりも小さいか否かを判断する。なお、このステップS205が、故障判定手段が実施する処理に相当する。
ステップS205において、ECU41は、圧力差(P1−P2)が所定値4よりも小さいと判断した場合には(Yes)、ステップS206に進み、タンク内圧力センサ43は故障していると判断する。また、ステップS205において、ECU41は、圧力差(P1−P2)が所定値4以上であると判断した場合には(No)、タンク内圧力センサ43は正常であると判断して、ステップS201に戻る。ステップS207は、第1参考例のステップS107と同様である。
このように第2参考例の燃料電池システム1Bでは、第1参考例と同様に、発電時において、タンク内圧力センサ43により検出された圧力差(P1−P2)と、積算電流量およびパージ量に基づいて設定された圧力閾値とを比較して、タンク内圧力センサ43の故障検知が行えるため、タンク内圧力センサ43の故障時に燃料電池システム1Bが誤制御するのを防止することが可能になる。これにより、水素不足で発電が継続されることがないので、燃料電池スタック10の膜(触媒を含むアノードおよびカソード)の劣化が進行(誤制御)するのを防止できる。また、タンク内圧力センサ43が故障していると判断された場合には、発電を停止するため、残水素量の把握が正確に行えないまま発電が継続されることにより膜劣化促進を防止することができる。
実施形態)
図6はタンク内圧力センサの故障判定制御を示す実施形形態のフローチャートである。なお、実施形態における燃料電池システムは、図1に示す第1参考例の燃料電池システム1Aと同様である。なお、実施形態では、ECU41は、燃料消費量算出手段、圧力閾値設定手段および故障判定手段に加えて、温度変化量検出手段を備えている。
まず、ステップS301において、イグニッションがオンされて、発電開始時または発電中、ECU41は、メモリなどに記憶されていた水素消費量をリセットするとともに、タンク内圧力センサ43によって検出される水素タンク21内のタンク内圧力P1を検出し、タンク内温度センサ42によって検出される水素タンク21内のタンク内温度T1を検出して、それぞれを記憶する。この水素消費量をリセットしたときに検出したタンク内圧力およびタンク内温度を、初期タンク内圧力P1および初期タンク温度T1とする。
そして、ステップS302に進み、ECU41は、水素消費量が所定値1を超えたか否かを判断する。なお、このステップS302は、第1参考例におけるステップS102と同様である。ステップS302において、ECU41は、水素消費量が所定値1以下であると判断した場合には(No)、ステップS302を繰り返し、水素消費量が所定値1を超えたと判断した場合には(Yes)、所定量の水素が消費されたと判断して、ステップS303に進む。
ステップS303では、ECU41は、水素消費量(所定値1)に応じた圧力に相当する所定値2(圧力閾値)を設定する。この所定値2は、マップ、テーブル、関数などによって設定される。なお、このステップS303が、本実施形態での圧力閾値設定手段が実施する処理に相当する。
そして、ステップS304に進み、ECU41は、水素消費量が所定値1を超えたときの、タンク内圧力センサ43で検出される水素タンク21内のタンク内圧力P2と、タンク内温度センサ42で検出される水素タンク21内のタンク内温度T2とを検出してそれぞれ記憶する。
そして、ステップS305に進み、ECU41は、ステップS301で検出した初期タンク内圧力P1からステップS304で検出したタンク内圧力P2を減算した圧力差(P1−P2)が所定値2よりも小さいか否かを判断する。なお、所定値2は、第1参考例と同様にして設定される。このステップS305が、本実施形態における故障判定手段が実施する処理に相当する。ステップS305において、ECU41は、検出した圧力差(P1−P2)が所定値2以上であると判断した場合には(No)、ステップS301に戻り、検出した圧力差(P1−P2)が所定値2よりも小さいと判断した場合には(Yes)、ステップS306に進む。
ステップS306では、ECU41は、ステップS304で検出したタンク内温度T2からステップS301で検出した初期タンク内温度T1を減算した検出温度変化量(T2−T1)が、所定値5よりも小さいか否かを判断する。なお、所定値5は、予め任意に設定される値であり、例えば10℃に設定される。このステップS306が、本実施形態における温度変化量検出手段が実施する処理に相当する。ステップS306において、ECU41は、検出温度変化量(T2−T1)が所定値5よりも小さいと判断した場合には(Yes)、ステップS307に進み、タンク内圧力センサ43は故障していると判断する。また、ECU41は、検出温度変化量(T2−T1)が所定値5以上であると判断した場合には(No)、温度変化量が大き過ぎて圧力変動に大きく影響すると判断してステップS301に戻る。
このように実施形態の燃料電池システムでは、第1参考例と同様な効果を得ることができる。さらに実施形態では、温度変化量が極端に大きい場合には、水素タンク21内の圧力が大きく変動するため、正確な圧力検出が行い難くなる。よって、温度変化量に基づいてタンク内圧力センサ43の故障検出を行うか否かを判断することにより故障の誤検出を防止することが可能になる。
(第3参考例
図7はタンク内圧力センサの故障判定制御を示す第3参考例のフローチャートである。なお、第3参考例における燃料電池システムは、図4に示す第2参考例の燃料電池システム1Bと同様である。また、図7のステップS402〜S406は、第2参考例における図5のステップS202〜S206と同様であるので説明を省略する。
図7に示すように、ステップS401では、ECU41は、メモリなどに記憶されていた積算電流量をリセットするとともに、タンク内圧力センサ43によって検出される水素タンク21内のタンク内圧力(初期タンク内圧力)P1を検出し、タンク内温度センサ42によって検出される水素タンク21内のタンク内温度(初期タンク内温度)T1を検出して、それぞれを記憶する。そして、第2参考例と同様にして、ステップS402〜S406の処理を実行する。
そして、ステップS406において、ECU41は、タンク内圧力センサ43が故障したと判断した場合には、ステップS407に進み、水素タンク21内の代替残水素量を算出する。このときの代替残水素量(代替燃料ガス量)は、ステップS401における初期タンク内温度T1と初期タンク内圧力P1とに基づいて算出した水素タンク21内の初期残水素量から、積算電流量がリセットされたとき(S401)からの発電によって消費された水素量(燃料消費量)およびパージ処理によって排出された水素量(燃料消費量)を減算することによって算出する。ステップ407の処理終了後は、算出した代替残水素量に基づいて発電を継続する。
なお、イグニッションがオンされて発電が開始された直後の場合、発電による水素消費量およびパージ処理による水素消費量には、イグニッションオン時におけるOCV(Open Circuit Voltage;開回路電圧)チェック時の水素消費量が含まれる。このOCVチェックとは、燃料電池スタック10が発電を行う前に、発電可能な状態かどうかを判断するために必要な手順で、例えば燃料電池スタック10の開回路電圧(開放端電圧ともいう)を用いて判断する。そのときの処理手順としては、パージ弁25を開いた状態でアノード系20の配管26a〜26eを水素で置換することにより行われる。
このように第3参考例の燃料電池システムでは、タンク内圧力センサ43が故障と判断された場合でも、代替残水素量を算出するので、燃料電池スタック10の発電を停止させることなく燃料電池システムの運転を継続することが可能になる。
(第4参考例
図8はタンク内圧力センサの故障判定制御を示す第4参考例のフローチャート、図9は水素消費量と推定圧力変化量との関係を示すマップである。なお、第4参考例における燃料電池システムは、図1に示す第1参考例の燃料電池システム1Aと同様である。なお、第4参考例では、ECU41は、燃料消費量算出手段、圧力推定手段および故障判定手段を備えている。
図8に示すように、ステップS502において、ECU41は、流量センサ44から得られる流量(積算流量)に基づいて算出された水素消費量が所定値1を超えたか否かを判断する。なお、この所定値1とは、予め任意に決められる値である。また、このステップS502が、燃料消費量算出手段が実施する処理に相当する。ステップS502において、ECU41は、水素消費量が所定値1以下であると判断した場合には(No)、水素消費量が所定値1を超えるまでステップS502を繰り返し、水素消費量が所定値1を超えたと判断した場合には(Yes)、所定量の水素が消費されたと判断して、ステップS503に進む。
ステップS503では、ECU41は、水素消費量(所定値1)に基づいて水素タンク21内の減少した圧力変化量ΔPを推定する。なお、このときの推定圧力変化量ΔPは、例えば、予め実験等で求めておいた図9に示すようなマップに基づいて設定される。なお、マップに限定されるものではなく、関数やテーブルなどを用いて設定してもよい。なお、このステップS503が、圧力推定手段が実施する処理に相当する。
そして、ステップS504に進み、ECU41は、水素消費量が所定値1を超えたときの、タンク内圧力センサ43で検出される水素タンク21内のタンク内圧力P2を検出して記憶する。
そして、ステップS505に進み、ECU41は、ステップS501で検出した初期タンク内圧力P1からステップS504で検出したタンク内圧力P2を減算した圧力P1−P2(以下、検出圧力変化量とする)と、ステップS503で推定した圧力変化量ΔP(推定圧力変化量とする)との差の絶対値が、所定値6よりも大きいか否かを判断する。なお、所定値6は、予め任意に設定される値であり、例えばタンク内圧力センサ43の故障判定をすることが可能な許容誤差を含む値に設定される。また、このステップS505が、故障判定手段が実施する処理に相当する。
ステップS505において、ECU41は、検出圧力変化量(P1−P2)と推定圧力変化量(ΔP)との差が所定値2よりも大きいと判断した場合には(Yes)、故障判定するには圧力差が大きすぎると判断して、ステップS506に進み、タンク内圧力センサ43は故障していると判断する。また、ステップS505において、ECU41は、検出圧力変化量(P1−P2)と推定圧力変化量(ΔP)との差が所定値2以下であると判断した場合には(No)、圧力差が許容範囲内であると判断つまりタンク内圧力センサ43は正常であると判断して、ステップS501に戻る。ステップS506、S507は、第1参考例でのステップS106、S107と同様である。
このように第4参考例の燃料電池システムでは、発電時において、タンク内圧力センサ43により検出された圧力(検出圧力変化量)と、水素消費量に基づいて推定された圧力(推定圧力変化量)との差から、タンク内圧力センサ43の故障検知が行えるため、タンク内圧力センサ43の故障時における燃料電池システム1Aによる誤制御を防止することが可能になる。例えば、水素タンク21内の水素が実際よりも多く残っていると誤検出するような故障の場合でも、タンク内圧力センサ43の故障を検知できるので、水素不足で発電が継続されることがなくなり、燃料電池スタック10、特に膜(触媒を含むアノードおよびカソード)の劣化が進行するような誤制御を防止できる。
また、第4参考例の燃料電池システムでは、タンク内圧力センサ43が故障していると判断された場合には、発電を停止するため、残水素量の把握が正確に行えないまま発電が継続されることにより膜劣化が促進するのを防止することができる。
なお、前記した第4参考例では、検出圧力変化量(P1−P2)と推定圧力変化量(ΔP)との差に基づいて故障判定を行ったが、これに限定されるものではなく、例えば、タンク内圧力センサ43から検出される初期タンク内圧力(P1)から燃料消費量から推定された推定圧力変化量(ΔP)を減算したときの現在の圧力(P1−ΔP)と、タンク内圧力センサ43から検出される現在の圧力(P2)との差((P1−ΔP)−P2>所定値2)に基づいて故障判定してもよい。
また、第1参考例、第2参考例、本実施形態、第3参考例において、第4参考例における検出圧力変化量と推定圧力変化量に基づいて故障判定を行うようにしてもよい。また、第3参考例の代替残水素量算出の処理(S407)を第1参考例、第2参考例、本実施形態および第4参考例に適用してもよい。
第1参考例の燃料電池システムを示す全体構成図である。 第1参考例におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャートである。 所定値1と所定値2との関係を示すマップである。 第2参考例の燃料電池システムを示す全体構成図である。 第2参考例におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャートである。 本実施形態におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャートである。 3参考例におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャートである。 4参考例におけるタンク内圧力センサの故障判定制御を示すフローチャートである。 水素消費量と推定圧力変化量との関係を示すマップである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
21 水素タンク
41 ECU
42 タンク内温度センサ(容器内温度検出手段)
43 タンク内圧力センサ(容器内圧力検出手段)
44 流量センサ
45 電流センサ

Claims (4)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器と、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の圧力を検出する容器内圧力検出手段と、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の温度を検出する容器内温度検出手段と、を備え、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の前記圧力と前記温度とに基づいて前記燃料ガス貯蔵容器内の残燃料ガス量を推定し、前記残燃料ガス量に基づいて前記燃料電池スタックの運転を制御する燃料電池システムにおいて、
    前記燃料ガスの燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段と、
    前記燃料消費量算出手段により算出された燃料消費量に応じた圧力に相当する圧力閾値を設定する圧力閾値設定手段と、
    前記容器内圧力検出手段により検出された圧力と、前記圧力閾値設定手段により設定された圧力閾値とに基づいて前記容器内圧力検出手段の故障を判定する故障判定手段と、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の温度変化量を検出する温度変化量検出手段と、を備え、
    前記故障判定手段は、前記温度変化量検出手段により検出された温度変化量に基づいて、故障判定を行うか否かを判断することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵容器と、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の圧力を検出する容器内圧力検出手段と、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の温度を検出する容器内温度検出手段と、を備え、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の前記圧力と前記温度とに基づいて前記燃料ガス貯蔵容器内の残燃料ガス量を推定し、前記残燃料ガス量に基づいて前記燃料電池スタックの運転を制御する燃料電池システムにおいて、
    前記燃料ガスの燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段と、
    前記燃料消費量算出手段により算出された燃料消費量に基づいて前記燃料ガス貯蔵容器内の圧力を推定する圧力推定手段と、
    前記容器内圧力検出手段により検出された圧力と、前記圧力推定手段により推定された圧力とに基づいて前記容器内圧力検出手段の故障を判定する故障判定手段と、
    前記燃料ガス貯蔵容器内の温度変化量を検出する温度変化量検出手段と、を備え、
    前記故障判定手段は、前記温度変化量検出手段により検出された温度変化量に基づいて、故障判定を行うか否かを判断することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記故障判定手段により故障と判断された場合には、前記燃料電池スタックの発電を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記故障判定手段により故障と判定された場合には、前記故障判定手段による故障判定前に算出した前記燃料ガス貯蔵容器内の燃料ガス量から前記燃料電池スタックの発電によって消費された燃料消費量およびパージ処理によって排出された燃料消費量を減算して代替残燃料ガス量を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
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