JP5106563B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関し、更に詳しくは、第1周波数帯の電波と、第2周波数帯の電波とを選択的に用いて、情報の送受信を行う無線通信装置、及び第1周波数帯の電波と、第2周波数帯の電波とを選択的に用いて、情報の送受信を行うための無線通信方法に関する。
2.4GHz帯の電波を用いた通信は、IEEE802.11規格によって標準化され、無線LAN(Local Area Network)などに代表されるネットワークにおいて、よく利用される。
この2.4GHz帯の電波を用いた通信は、950MHz帯の電波を用いた通信と比較して帯域幅が広いため、高速通信に適している。しかし、2.4GHz帯の電波を用いた通信は、周波数帯域がISMバンドと重なるため、電波の干渉によってスループットが低下することがある。また、伝播損失が大きいため、広い範囲での通信には不向きである。
これに対し、950MHz帯の電波を用いた通信は、周波数帯域がISMバンドと重ならないため、電波の干渉によってスループットが低下することがない。また、2.4GHz帯の電波に比べて伝播損失が小さく、回折による回り込みも大きい。このため、950MHz帯の電波を用いた通信は、広い範囲での通信に適している。しかし、950MHz帯の電波を用いた通信は、1チャンネル当たりの帯域幅が小さいため、高速通信には不向きである。
そこで、通信の目的に応じて異なる周波数帯を使い分けることで、通信の利便性を向上させるための技術が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−128792号公報
特許文献1に開示された無線通信装置は、近距離通信に用いる変調信号と、遠距離通信に用いる変調信号とを、受信エラー率に応じて使い分ける。しかしながら、この無線通信装置では、近距離通信に用いる変調信号と、遠距離通信に用いる変調信号とを切り替えても、各周波数帯に応じた占有帯域幅を持つ電波を生成できない。
本発明は、上述に事情の下になされたもので、通信の目的に応じた周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域の電波を用いて、シンボルレートを調整することで、周波数帯に応じた占有帯域幅を実現し、通信を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無線通信装置は、
第1周波数帯の電波と、前記第1周波数帯の電波の周波数よりも、占有周波数帯域幅が小さい第2周波数帯の電波とを選択的に用いて、情報の送受信を行う無線通信装置であって、
前記第1周波数帯の電波を用いて前記情報を送信する際に、前記第1周波数帯の占有帯域幅に応じたシンボルレートで変調を行うために、規定されたビットレートで、第1のデジタル信号を生成する第1デジタル信号生成手段と、
前記第2周波数帯の電波を用いて前記情報を送信する際に、データビットにダミーデータを付加し単位データとする付加手段と、
前記ダミーデータが付加された前記単位データに基づいて、前記第1のデジタル信号とビットレートが等しい第2のデジタル信号を生成する第2デジタル信号生成手段と、
前記第1のデジタル信号又は前記第2のデジタル信号に基づいて、高周波信号を生成する高周波信号生成手段と、
を備える。
本発明によれば、第2周波数帯域を用いた通信が実行される際に、送信情報を構成するデータにダミーデータが付加される。このため、送信情報に基づいて生成されるデジタル信号のビットレートが、通信に使用する周波数帯域にかかわらず、一定になる。したがって、デジタル信号のビットレートを変えることなく、通信を行うことが可能となる。また、使用する周波数帯域の占有帯域幅の調整を、デジタル処理回路によるダミーデータの付加によって行うので、ハードウエア構成が簡素になる。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置のブロック図である。 デジタル処理回路のブロック図である。 デジタル信号を示す図である。 ベースバンド信号処理回路のブロック図である。 第1周波数帯変復調回路のブロック図である。 第2周波数帯変復調回路のブロック図である。 送信処理を示すフローチャートである。 受信処理を示すフローチャートである。 切替処理を示すフローチャートである。 増幅率設定処理を示すフローチャートである。 無線通信装置の用途を模式的に示す図である。 無線通信装置の変形例を説明するための図(その1)である。 無線通信装置の変形例を説明するための図(その2)である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る無線通信装置10のブロック図である。無線通信装置10は、通信の目的に応じて、第1周波数帯域としての2.4GHz帯域と、第2周波数帯域としての950MHz帯域とを使い分けて、情報の送受信を行う装置である。この無線通信装置10は、図1に示されるように、デジタル処理回路20、ベースバンド信号処理回路30、出力制御回路40、第1周波数帯変復調回路50、第2周波数帯変復調回路60、2つの増幅器70A,70B、及び3つの切り替えスイッチSW1,SW2,SW3、及びアンテナ90を備えている。
デジタル処理回路20は、無線通信装置10が情報を送信する際に、例えば外部機器102によって生成されたデジタル情報に基づいて、一定のレートのデジタル信号DSを生成する。そして、生成したデジタル信号DSを、ベースバンド信号処理回路30へ出力する。
一方、デジタル処理回路20は、無線通信装置10が情報を受信する際に、ベースバンド信号処理回路30から出力されたデジタル信号DSを受信する。そして、受信したデジタル信号DSから、受信したデジタル情報を抽出し、例えば外部機器102へ出力する。
また、デジタル処理回路20は、送受信する情報に応じて、スイッチSW1,SW2,SW3等の切り替えを行うための切り替え信号CS1,CS2を出力するとともに、送信する情報に対する増幅率を制御するための出力制御信号OSを出力する。
図2は、デジタル処理回路20のブロック図である。図2に示されるように、デジタル処理回路20は、メイン処理部21、出力制御指示部22、受信パケットエラーカウンタ23、無線切り替え部24、外部インタフェース25、及び通信インタフェース26を有している。
外部インタフェース25には、ポートP5を介して、入力装置101が接続されている。また、ポートP6を介して、外部機器102が接続されている。外部インタフェース25は、ユーザによって入力装置101へ入力された指令を、メイン処理部21へ通知する。また、外部インタフェース25は、メイン処理部21から出力された受信情報を、外部機器102へ出力するとともに、外部機器102から出力された送信情報を、メイン処理部21へ出力する。
通信インタフェース26には、ポートP1,P2,P3,P4を介して、出力制御回路40、ベースバンド信号処理回路30、切り替えスイッチSW1,SW2,SW3が接続されている。通信インタフェース26は、出力制御指示部22から出力される出力制御信号OSを出力制御回路40へ出力するとともに、無線切り替え部24から出力される切り替え信号CS1を、ベースバンド信号処理回路30、及び切り替えスイッチSW1,SW2へ出力する。
また、通信インタフェース26は、メイン処理部21、或いはベースバンド信号処理回路30から出力されたデジタル信号DSを受信する。そして、デジタル信号DSのパケットごとに、受信エラーをチェックし、チェック結果を受信パケットエラーカウンタ23に出力する。同時に、受信したデジタル信号DSをそれぞれ、ベースバンド信号処理回路30、或いはメイン処理部21へ出力する。
更に、通信インタフェース26は、ベースバンド信号処理回路30へ、デジタル信号DSを出力する際にハイレベルとなる切り替え信号CS2を、切り替えスイッチSW3に出力する。
メイン処理部21は、外部機器102から出力された送信情報を受信すると、例えば入力装置101からの入力信号に基づいて、第1周波数帯を利用した通信を行うか、第2周波数帯を利用した通信を行うかを決定する。そして、決定した周波数帯に対応するデジタル信号DSを生成し、このデジタル信号DSを、通信インタフェース26へ出力する。
図3は、第1周波数帯を利用する通信を行う際に生成されるデジタル信号DS1と、第2周波数帯を利用する通信を行う際に生成されるデジタル信号DS2とを示す図である。メイン処理部21は、第1周波数帯を利用する通信を行う際には、時間tを一単位とする複数のデータDからなる送信情報に基づくデジタル信号DS1を生成し出力する。一方、メイン処理部21は、第2周波数帯を利用する通信を行う際には、送信情報を構成するデータDに、時間tを一単位とする複数のダミーデータDDを付加し、ダミーデータDDが付加されたデータDからなる送信情報に基づくデジタル信号DS2を生成し出力する。
また、メイン処理部21は、通信インタフェース26を介して受信したデジタル信号DSに含まれる受信情報を抽出する。例えば、メイン処理部21は、受信したデジタル信号が、第1周波数帯に対応するデジタル信号DS1であった場合は、デジタル信号DS1に含まれるデータDに基づいて受信情報を抽出する。そして、抽出した受信情報を、外部インタフェース25へ出力する。一方、メイン処理部21は、受信したデジタル信号が、第2周波数帯に対応するデジタル信号DS2であった場合は、デジタル信号DS2からダミーデータDDを除去する。次に、ダミーデータが除去されたデジタル信号DSに含まれるデータDに基づいて受信情報を抽出する。そして、抽出した受信情報を、外部インタフェース25へ出力する。これにより、受信情報は、外部インタフェース25のポートP6を介して、外部機器102へ出力される。
また、メイン処理部21は、送信情報に応じて、第1周波数帯域及び第2周波数帯域のいずれの帯域を使用するかを決定する。そして、決定した結果に基づいて、無線切り替え部24に対して、スイッチSW1,SW2の切り替えを指示する。
無線切り替え部24は、メイン処理部21からの指示を受けると、当該指示に応じた切り替え信号CS1を生成する。この切り替え信号CS1は、第1周波数帯域が使用される場合にハイレベルとなり、第2周波数帯域が使用される場合にローレベルとなる信号である。
無線切り替え部24は、生成した切り替え信号CS1を、通信インタフェース26へ出力する。これにより、切り替え信号CS1は、通信インタフェース26のポートP3を介して、ベースバンド信号処理回路30、及び切り替えスイッチSW1,SW2へ出力される。
受信パケットエラーカウンタ23は、通信インタフェース26から出力される受信エラーのチェック結果を受信し、パケットエラーが生じたと判断された回数をカウントする。そして、パケットエラーが生じたと判断された回数を、エラー回数として、出力制御指示部22へ通知する。
出力制御指示部22は、エラー回数が通知されると、当該エラー回数に応じて増幅器70A,70Bでの増幅率を決定する。そして、決定した増幅率に応じた出力制御信号OSを、通信インタフェース26へ出力する。これにより、出力制御信号OSは、通信インタフェース26のポートP1を介して、出力制御回路40へ出力される。
図1に戻り、ベースバンド信号処理回路30は、デジタル信号DSが入力されると、デジタル信号DSを変換してベースバンド信号BSを生成する。そして、このベースバンド信号BSを、第1周波数帯変復調回路50、或いは第2周波数帯変復調回路60へ出力する。
また、ベースバンド信号処理回路30は、ベースバンド信号BSが入力されると、ベースバンド信号BSを変換してデジタル信号DSを生成する。そして、このデジタル信号DSを、デジタル処理回路20へ出力する。
図4は、ベースバンド信号処理回路30のブロック図である。図4に示されるように、ベースバンド信号処理回路30は、AD変換器31、DA変換器32、4つの切り替えスイッチSW4〜SW7、4つの低域通過フィルタ33〜36を有している。
切り替えスイッチSW4,SW5は、デジタル処理回路20から出力される切り替え信号CS1に応じて動作する。切り替えスイッチSW4,SW5では、例えば、切り替え信号CS1がハイレベルのときに、低域通過フィルタ33が接続される接点が選択され、切り替え信号CS1がローレベルのときに、低域通過フィルタ34が接続される接点が選択される。これにより、選択された接点に接続される低域通過フィルタが通信回路に組み込まれる。
低域通過フィルタ33は、第1周波数帯の電波が復調されることにより生成されたベースバンド信号BS1から、高周波成分を除去し、狭帯域のベースバンド信号BS1を生成する。また、低域通過フィルタ34は、第2周波数帯の電波が復調されることにより生成されたベースバンド信号BS2から、高周波成分を除去し、狭帯域のベースバンド信号BS2を生成する。
AD変換器31は、高周波成分が除去されたベースバンド信号BSを、デジタル信号DSに変換する。そして、デジタル信号DSを、デジタル処理回路20へ出力する。
DA変換器32は、デジタル処理回路20から出力されるデジタル信号DSを、ベースバンド信号BSに変換する。そして、ベースバンド信号BSを、スイッチSW7へ出力する。
切り替えスイッチSW6,SW7は、デジタル処理回路20から出力される切り替え信号CS1に応じて動作する。切り替えスイッチSW6,SW7では、例えば、切り替え信号CS1がハイレベルのときに、低域通過フィルタ35側が接続される接点が選択され、切り替え信号CS1がローレベルのときに、低域通過フィルタ36が接続される接点が選択される。これにより、選択された接点に接続される低域通過フィルタが通信回路に組み込まれる。
低域通過フィルタ35は、デジタル信号DS1が変換されることにより生成されたベースバンド信号BS1から、高周波成分を除去する。これにより、狭帯域のベースバンド信号BS1が生成される。
低域通過フィルタ36は、デジタル信号DS2が変換されることにより生成されたベースバンド信号BS2から、高周波成分を除去する。これにより、狭帯域のベースバンド信号BS2が生成される。
図1に戻り、第1周波数帯変復調回路50は、ベースバンド信号処理回路30から出力されるベースバンド信号BS1を変調して、周波数が第1周波数と等価な高周波信号HS1を生成する。そして、この高周波信号HS1を切り替えスイッチSW2等を介して、増幅器70Aに出力する。
また、第1周波数帯変復調回路50は、切り替えスイッチSW2を介して入力される高周波信号HS1を復調して、ベースバンド信号BS1を生成する。そして、このベースバンド信号BS1を、切り替えスイッチSW1を介して、ベースバンド信号処理回路30へ出力する。
図5は、第1周波数帯変復調回路50のブロック図である。図5に示されるように、第1周波数帯変復調回路50は、第1周波数帯復調器51、第1周波数帯変調器52、3つの帯域通過フィルタ53,54,55、2つの混合器56,57、及び局部発信器58を有している。
帯域通過フィルタ54は、アンテナ90によって受信された第1周波数の高周波信号HS1が入力されると、高周波信号HS1から不要な周波数成分を除去する。これにより、狭帯域の高周波信号HS1が生成される。
局部発信器58は、所定の周波数の局部周波信号LG1を出力する。
混合器56は、帯域通過フィルタ54を通過した高周波信号HS1と、局部周波信号LG1とを混合し、中間周波数信号MS1を生成する。そして、生成した中間周波数信号MS1を、帯域通過フィルタ53へ出力する。
帯域通過フィルタ53は、混合器56から出力された中間周波数信号MS1が入力されると、中間周波数信号MS1から不要な周波数成分を除去する。これにより、狭帯域の中間周波数信号MS1が生成される。
第1周波数帯復調器51は、帯域通過フィルタ53から出力された中間周波数信号MS1を、第1周波数帯に対応したシンボルレートで復調し、ベースバンド信号BS1を生成する。そして、このベースバンド信号BS1を、ベースバンド信号処理回路30へ出力する。
第1周波数帯変調器52は、ベースバンド信号処理回路30で生成されたベースバンド信号BS1を、第1周波数帯に対応したシンボルレートで変調し、中間周波数信号MS1を生成する。そして、この中間周波数信号MS1を、混合器57へ出力する。
混合器57は、第1周波数帯変調器52から出力された中間周波数信号MS1と、局部周波信号LG1とを混合し、高周波信号HS1を生成する。そして、生成した高周波信号HS1を、帯域通過フィルタ55へ出力する。
帯域通過フィルタ55は、混合器57から出力された高周波信号HS1が入力されると、高周波信号HS1から不要な周波数成分を除去する。これにより、狭帯域の高周波信号HS1が生成される。この高周波信号HS1は、スイッチSW2、増幅器70Aを介して、アンテナ90に出力される。
図1に戻り、第2周波数帯変復調回路60は、ベースバンド信号処理回路30から出力されるベースバンド信号BS2を変調して、周波数が第2周波数の高周波信号HS2を生成する。そして、この高周波信号HS2を切り替えスイッチSW2等を介して、増幅器70Aに出力する。
また、第2周波数帯変復調回路60は、切り替えスイッチSW2を介して入力される高周波信号HS2を復調して、ベースバンド信号BS2を生成する。そして、このベースバンド信号BS2を、切り替えスイッチSW1を介して、ベースバンド信号処理回路30へ出力する。
図6は、第2周波数帯変復調回路60のブロック図である。図6に示されるように、第2周波数帯変復調回路60は、第2周波数帯復調器61、第2周波数帯変調器62、3つの帯域通過フィルタ63,64,65、2つの混合器66,67、及び局部発信器68を有している。
帯域通過フィルタ64は、アンテナ90によって受信された第2周波数の高周波信号HS2が入力されると、高周波信号HS2から不要な周波数成分を除去する。これにより、狭帯域の高周波信号HS2が生成される。
局部発信器68は、所定の周波数の局部周波信号LG2を出力する。
混合器66は、帯域通過フィルタ64を通過した高周波信号HS2と、局部周波信号LG2とを混合し、中間周波数信号MS2を生成する。そして、生成した中間周波数信号MS2を、帯域通過フィルタ63へ出力する。
帯域通過フィルタ63は、混合器66から出力された中間周波数信号MS2が入力されると、中間周波数信号MS2から不要な周波数成分を除去する。これにより、狭帯域の中間周波数信号MS2が生成される。
第2周波数帯復調器61は、帯域通過フィルタ63から出力された中間周波数信号MS2を、第2周波数帯に対応したシンボルレートで復調し、ベースバンド信号BS2を生成する。そして、このベースバンド信号BS2を、ベースバンド信号処理回路30へ出力する。
第2周波数帯変調器62は、ベースバンド信号処理回路30で生成されたベースバンド信号BS2を、第2周波数帯に対応したシンボルレートで変調し、中間周波数信号MS2を生成する。そして、この中間周波数信号MS2を、混合器67へ出力する。
混合器67は、第2周波数帯変調器62から出力された中間周波数信号MS2と、局部周波信号LG2とを混合し、高周波信号HS2を生成する。そして、生成した高周波信号HS2を、帯域通過フィルタ65へ出力する。
帯域通過フィルタ65は、混合器67から出力された高周波信号HS2が入力されると、高周波信号HS2から不要な周波数成分を除去する。これにより、狭帯域の高周波信号HS2が生成される。この高周波信号HS2は、切り替えスイッチSW2、増幅器70Aを介して、アンテナ90に出力される。
図1に戻り、切り替えスイッチSW1,SW2は、デジタル処理回路20から出力される切り替え信号CS1に応じて動作する。切り替えスイッチSW1,SW2では、例えば、切り替え信号CS1がハイレベルのときに、第1周波数帯変復調回路50が接続される接点が選択され、切り替え信号CS1がローレベルのときに、第2周波数帯変復調回路60が接続される接点が選択される。これにより、選択された接点に接続される周波数帯変復調回路が通信回路に組み込まれる。
出力制御回路40は、デジタル処理回路20から出力される出力制御信号OSに基づいて、増幅器70A,70Bの増幅率を設定する。
増幅器70Aは、第1周波数帯変復調回路50、或いは第2周波数帯変復調回路60から出力された高周波信号HSを、出力制御回路40に設定された倍率で増幅して、切り替えスイッチSW3を介して、アンテナ90へ出力する。
増幅器70Bは、アンテナ90が受信した高周波信号HSを、出力制御回路40に設定された倍率で増幅して、切り替えスイッチSW2を介して、第1周波数帯変復調回路50、或いは第2周波数帯変復調回路60へ出力する。
切り替えスイッチSW3は、デジタル処理回路20から出力される切り替え信号CS2に応じて動作する。切り替えスイッチSW3では、例えば、切り替え信号CS2がハイレベルのときに、増幅器70Aが接続される接点が選択され、切り替え信号CS2がローレベルのときに、増幅器70Bが接続される接点が選択される。これにより、情報を送信する際に、増幅器70Aがアンテナ90に接続され、情報を受信する際に、増幅器70Bがアンテナ90に接続される。
《送信処理》
次に、上述した無線通信装置10による情報の送信処理について、図7を参照しつつ説明する。図7は、送信処理の手順を示すフローチャートである。この送信処理は、デジタル処理回路20のメイン処理部21が、入力装置101からのトリガ信号を受信することにより開始される。また、前提として、トリガ信号を受けて、デジタル処理回路20の通信インタフェース26から出力される切り替え信号CS2はハイレベルとなっているものとする。このとき、アンテナ90は、増幅器70Aに接続された状態となっている。
無線通信装置10では、デジタル処理回路20が、外部機器102から送信情報を受信すると、メイン処理部21によって、送信情報に基づく一群のデータDが生成される(ステップS201)。
ユーザによって、第1周波数帯域を使用することが決定され、切り替え信号CS1,CS2がハイレベルになっている場合には(ステップS202:Yes)、デジタル処理回路20によって、データDに基づくデジタル信号DS1が生成され出力される(ステップS203)。なお、切り替え信号CS1,CS2がハイレベルになっている場合には、スイッチSW1,SW2によって、第1周波数帯変復調回路50が送信ラインに接続された状態になっている。
デジタル信号DS1が出力されると、ベースバンド信号処理回路30により、デジタル信号DS1が、狭帯域のベースバンド信号BS1に変換される(ステップS204)。このベースバンド信号BS1は、第1周波数帯変復調回路50により変調されることで、第1周波数帯の高周波信号HS1に変換され出力される(ステップS205)。
一方、ユーザによって、第2周波数帯域を使用することが決定され、切り替え信号CS1,CS2がローレベルになっている場合には(ステップS202:No)、デジタル処理回路20によって、データDにダミーデータDDが付加される。そして、ダミーデータDDが付加されたデータDに基づくデジタル信号DS2が生成され出力される(ステップS206)。なお、切り替え信号CS1,CS2がローレベルになっている場合には、スイッチSW1,SW2によって、第2周波数帯変復調回路60が送信ラインに接続された状態になっている。
デジタル信号DS2が出力されると、ベースバンド信号処理回路30によって、デジタル信号DS2が、狭帯域のベースバンド信号BS2に変換される(ステップS207)。狭帯域のベースバンド信号BS2は、第2周波数帯変復調回路60によって変調されることで、第2周波数帯の高周波信号HS2に変換され出力される(ステップS208)。
高周波信号HSは、増幅器70Aによって、出力制御回路40によって設定された倍率で増幅される(ステップS209)。増幅された高周波信号HSは、アンテナ90から外部へ出力される(ステップS210)。
《受信処理》
次に、上述した無線通信装置10による情報の受信処理について、図8を参照しつつ説明する。図8は、受信処理の手順を示すフローチャートである。この受信処理は、上述した送信処理が実行されているとき以外に実行される。また、前提として、デジタル処理回路20の通信インタフェース26からの切り替え信号CS2はローレベルとなっているものとする。このとき、アンテナ90は、増幅器70Bに接続された状態となっている。
情報が受信されない間は(ステップS301:No)、無線通信装置10の各部は、動作を停止し待機する。一方、アンテナ90によって、高周波信号HSが受信されると(ステップS301:Yes)、この高周波信号HSは、増幅器70Bによって増幅される(ステップS302)。
ユーザによって、第1周波数帯を使用することが決定され、切り替え信号CS1,CS2がハイレベルになっている場合には(ステップS303:Yes)、増幅された高周波信号HSは、第1周波数帯変復調回路50によって復調されることで、ベースバンド信号BS1に変換され出力される(ステップS304)。
次に、このベースバンド信号BS1は、ベースバンド信号処理回路30によって、デジタル信号DSに変換された後(ステップS305)、デジタル処理回路20によって、受信情報が抽出される(ステップS306)。
一方、ユーザによって、第2周波数帯を使用することが決定され、切り替え信号CS1,CS2がローレベルになっている場合には(ステップS303:No)、増幅された高周波信号HSは、第2周波数帯変復調回路60によって復調されることで、ベースバンド信号BS2に変換され出力される(ステップS307)。
次に、このベースバンド信号BS2は、ベースバンド信号処理回路30によってデジタル信号DSに変換される(ステップS308)。そして、デジタル処理回路20によって、ダミーデータDDが除去された後(ステップS309)、受信情報が抽出される(ステップS310)
デジタル信号DSから抽出された受信情報は、デジタル処理回路20によって、外部機器102に出力される(ステップS311)。
《周波数帯域の切替処理》
次に、上述した無線通信装置10における周波数帯域の切替処理について、図9を参照しつつ説明する。図9は、切換処理の手順を示すフローチャートである。この周波数帯域の切替処理は、ユーザによって入力装置101が操作され、通信帯域として、第1周波数帯或いは第2周波数帯域が選択されると実行される。
ユーザが入力装置101を操作して、第1周波数帯或いは第2周波数帯域を選択すると、いずれかの周波数帯域が選択されたことを示すトリガ信号がON状態(ハイレベル)になる(ステップS401:Yes)。
ユーザが選択した周波数帯域が第1周波数帯域である場合には(ステップS402:Yes)、メイン処理部21は、無線切り替え部24に、第1周波数帯域の選択を指示する(ステップS404)。無線切り替え部24は、この指示を受けて、切り替え信号CS1をハイレベルにする。これにより、スイッチSW1,SW2が動作し、第1周波数帯変復調回路50が通信回路に組み込まれる。
一方、ユーザが選択した周波数帯域が第2周波数帯域である場合には(ステップS402:No)、メイン処理部21は、無線切り替え部24に、第2周波数帯域の選択を指示する(ステップS405)。無線切り替え部24は、この指示を受けて、切り替え信号CS1をローレベルにする。これにより、スイッチSW1,SW2が動作し、第2周波数帯変復調回路60が通信回路に組み込まれる。
以降、無線通信装置10では、ステップS401〜S405までの処理が繰り返し実行される。
次に、上述した無線通信装置10の増幅器70A,70Bの増幅率を設定するための処理について、図10を参照しつつ説明する。図10は、増幅率設定処理の手順を示すフローチャートである。この増幅率設定処理は、通信インタフェース26が起動されると開始される。
無線通信装置10が起動されると、受信パケットエラーカウンタ23のカウンタ値nがリセットされる(ステップS501)。次に、通信インタフェース26によって、情報(パケット)が受信されると(ステップS502:Yes)、受信したパケットについて受信エラーが発生したか否かが判断される(ステップS503)。
パケットエラーが発生していないと判断された場合には(ステップS503:No)、ステップS502の処理が再度実行される。一方、パケットエラーが発生したと判断された場合には(ステップS503:Yes)、受信パケットエラーカウンタ23のカウンタ値nがインクリメントされる(ステップS504)。
次に、受信パケットエラーカウンタ23のカウンタ値nが規定値を越えたか否かが判断される(ステップS505)。カウンタ値nが規定値以下であると判断された場合は(ステップS505:No)、再度ステップS502の処理が実行される。
一方、カウンタ値nが規定値より大きいと判断された場合は(ステップS505:Yes)、出力制御指示部22によって、増幅器70A,70Bの増幅率が、カウンタ値nに基づいて決定される(S506)。そして、出力制御指示部22によって、増幅器70A,70Bの増幅率が、カウンタ値nに基づいて決定された増幅率に設定される(ステップS507)。
以降、無線通信装置10では、ステップS501〜S507までの処理が繰り返し実行される。
次に、無線通信装置10の用途の一例を説明する。図11は、無線通信装置10の用途を模式的に示す図である。無線通信装置10と同等の構成を有する無線通信装置10Aと無線通信装置10Bは、第1周波帯域の電波と、第2周波数帯域の電波とを用いて通信を行うデュアルバンド無線通信装置である。
無線通信装置10Aは、例えば、他の無線通信装置10Bや、制御機器等と通信を行う場合は、第2周波数帯(950MHz帯)の電波を用いた通信を行う。また、例えば、インターネット103に無線接続し通信を行う場合は、第1周波数帯(2.4GHz帯)の電波を用いた通信を行う。
第1周波数帯(2.4GHz帯)の電波を用いた通信は、IEEE.802.11規格によって標準化されている。また、第2周波数帯(950MHz帯)の電波を用いた通信と比べて、周波数帯の占有帯域幅が広く、高速通信に適している。しかし、ISM帯と重なり干渉の影響を受けやすい。また、周波数が高いため、伝播による減衰が大きく、通信範囲が狭い。
一方、第2周波数帯(950MHz帯)の電波を用いた通信は、第1周波数帯(2.4GHz帯)の電波を用いた通信と比べて、伝播による減衰が小さいため、通信範囲が広い。また、回折による電波の回り込みも期待できる。しかし、周波数帯の占有帯域幅が狭く、高速通信に適していない。
無線通信装置10A及び無線通信装置10Bは、第一周波数帯(2.4GHz帯)の電波を用いた通信と、第2周波数帯(950MHz帯)の電波を用いた通信とを、目的に応じて使いわけることができる。
以上説明したように、本実施形態では、第2周波数帯域を用いた通信が実行される際に、送信情報を構成するデータDにダミーデータDDが付加される。このため、送信情報に基づいて生成されるデジタル信号のビットレートが、通信に使用する周波数帯域にかかわらず、一定になる。これにより、パケットエラー率を指標とした高周波信号に対する増幅率を変更することで、無線通信装置10における消費電力を低減することが可能となる。また、状況に応じて通信に使用する周波数帯域を選択することによる通信性能の向上と消費電力の低減が可能となる。
また、上記実施形態では、データDと、データDに付加されたダミーデータDDは、ともに時間的な大きさがtである。このため、デジタル信号DS1のビットレートと、デジタル信号DS2のビットレートとは等しい。ダミーデータの数は、第2周波数帯に規定される占有帯域幅と関係がある。例えば、ダミーデータの数が多くなるほど、占有帯域幅は小さくなる。
ダミーデータの数が多いほど占有帯域幅が小さくなるのは、データDと、このデータDに付加されたダミーデータDDとのまとまりが仮想的な1つのデータとして扱われるためである。仮想的な1つのデータに基づくデジタル信号は、ベースバンド信号処理回路30によって、ビットレートの低いベースバンド信号に変換され、第1周波数帯変復調回路50、或いは第2周波数帯変復調回路60によって、低いシンボルレートで変調される。なお、データDに付加されるダミーデータDDの数は、第2周波数帯域での占有周波数帯域幅によって決定される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態によって限定されるものではない。例えば、本実施形態では、第1周波数帯は2.4GHz帯とし、第2周波数帯は950MHz帯とした。これに限らず、第1周波数帯域の占有周波数帯域幅よりも、第2周波数帯域の占有周波数帯域幅の方が小さければ、各周波数帯域を用いた通信に使用される電波の周波数は限定されない。
また、本実施形態では、通信に用いられた周波数帯域にかかわらず、情報の送信時には、高周波信号HSが、増幅器70Aによって増幅され、情報の受信時には増幅器70Bによって、高周波信号HSが増幅された。これに限らず、無線通信装置10は、使用する周波数帯域に応じた増幅器を備えていてもよい。これにより、使用する周波数帯域に応じた増幅率で、高周波信号を増幅することが可能となる。
また、通信に使用する周波数帯域を切り替えるためのトリガ信号は、入力装置101から出力される信号に限定されない。例えば、ユーザによって特定の操作が行われたときや、受信パケットエラーカウンタ23のパケットエラー数が規定値を超えた場合に、通信に使用する周波数帯域を切り替えることとしてもよい。
また、本実施形態では、増幅器70A,70Bの増幅率を同時に設定した。これに限らず、増幅器70A,70Bの増幅率を別々に設定してもよい。
また、本実施形態では、情報の送信時と受信時でアンテナ90を共通に使用した。これに限らず、無線通信装置10は、情報を送信するためのアンテナと、情報を受信するためのアンテナとを別々に備えていてもよい。この場合、切り替えスイッチSW3が不要になる。
また、本実施形態では、第1周波数帯変復調回路50、及び第2周波数帯変復調回路60が、帯域通過フィルタを備えていることとした。これに限らず、第1周波数帯変復調回路50、及び第2周波数帯変復調回路60は、不要な周波数成分を除去するための低域通過フィルタなどを有していてもよい。
また、本実施形態では、ベースバンド信号処理回路30が、低域通過フィルタを備えていることとした。これに限らず、ベースバンド信号処理回路30は、不要な周波数成分を除去するための帯域通過フィルタなどを有していてもよい。
また、本実施形態では、無線通信装置10が、1つのアンテナ90を備えていることとした。これに限らず、無線通信装置10は、第1周波数帯と第2周波数帯それぞれに対応したアンテナを備えていてもよい。以下、無線通信装置10の変形例について説明する。
《変形例》
図12は、変形例に係るアンテナユニット90Aを概略的に示す図である。図12に示されるように、アンテナユニット90Aは、第1アンテナ91と、第2アンテナ92と、第1アンテナ91と第2アンテナ92とを接続する接続スイッチ93と、無線切り替えスイッチ94とを有している。
第1アンテナ91の長さは、第1周波数帯域の電波の波長の1/2或いは1/4の大きさになるように規定されている。そして、第2アンテナ92の長さは、第1アンテナ91と第2アンテナ92とが接続されたときの長さが、第2周波数帯域の電波の波長の1/2或いは1/4の大きさになるように規定されている。
接続スイッチ93は、例えば、通信周波数帯域として第1周波数帯域が選択され、切り替え信号CS1がハイレベルとなったきに、第1アンテナ91と、第2アンテナ92とを電気的に絶縁する。同時に、切り替えスイッチ94は、第1アンテナ91が接続される接点を選択する。これにより、第1アンテナ91のみが、増幅器70A、或いは増幅器70Bに接続される。
一方、接続スイッチ93は、例えば、通信周波数帯域として第2周波数帯域が選択され、切り替え信号CS1がローレベルとなったきに、第1アンテナ91と、第2アンテナ92とを電気的に接続する。これにより、第1アンテナ91と第2アンテナ92とが直列に接続される。同時に、切り替えスイッチ94は、第2アンテナ92が接続される接点を選択する。これにより、相互に直列接続された第1アンテナ91と第2アンテナ92とが、増幅器70A、或いは増幅器70Bに接続される。
上記変形例によれば、通信周波数帯域として第1周波数帯域が選択された場合には、第1周波数帯域の電波の波長に応じた長さの第1アンテナ91を介して、情報の送受信が実行される。また、通信周波数帯域として第2周波数帯域が選択された場合には、第1アンテナ91と第2アンテナ92とが接続されることによって、第1アンテナ91と第2アンテナ92とからなるアンテナが構成される。そして、当該アンテナを介して、情報の送受信が実行される。したがって、第1周波数帯を用いた通信と、第2周波数帯を用いた通信の双方で、精度良く情報の送受信を行うことが可能となる。また、周波数帯域に応じた2つのアンテナを備える無線通信装置に比べて、装置が小型になる。
また、図13に示されるように、第1アンテナ91のみを、通信回路に接続し、使用する周波数帯域に応じて、第1アンテナ91に第2アンテナ92を接続するようにしてもよい。
また、上記実施形態、及び変形例では、無線通信装置10を構成する各ユニットがハードウエアで構成されている場合について説明したが、これに限らず、無線通信装置10の一部、又は全部をマイクロコンピュータを用いて構成してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明の無線通信装置は、用途に応じて第1の周波数帯域を用いた通信と、第2の周波数帯域を用いた通信とを選択し、実行するのに適している。
10 無線通信装置
10A 無線通信装置
10B 無線通信装置
20 デジタル処理回路
21 メイン処理部
22 出力制御指示部
23 受信パケットエラーカウンタ
24 無線切り替え部
25 外部インタフェース
26 通信インタフェース
30 ベースバンド信号処理回路
31 AD変換器
32 DA変換器
33〜36 低域通過フィルタ
40 出力制御回路
50 第1周波数帯変復調回路
51 第1周波数帯復調器
52 第1周波数帯変調器
53〜55 帯域通過フィルタ
56,57 混合器
58 局部発信器
60 第2周波数帯変復調回路
61 第2周波数帯復調器
62 第2周波数帯変調器
63〜65 帯域通過フィルタ
66,67 混合器
68 局部発信器
70A,70B 増幅器
90 アンテナ
90A アンテナユニット
91 第1アンテナ
92 第2アンテナ
93 接続スイッチ
94 スイッチ
101 入力装置
102 外部機器
103 インターネット
BS ベースバンド信号
BS1 ベースバンド信号
BS2 ベースバンド信号
CS1 信号
CS2 信号
D データ
DD ダミーデータ
DS デジタル信号
DS1 デジタル信号
DS2 デジタル信号
HS 高周波信号
HS1 高周波信号
HS2 高周波信号
LG1 局部周波信号
LG2 局部周波信号
MS1 中間周波数信号
MS2 中間周波数信号
OS 出力制御信号
P1〜P5 ポート
SW1〜SW7 スイッチ

Claims (9)

  1. 第1周波数帯の電波と、前記第1周波数帯の電波の周波数よりも、占有周波数帯域幅が小さい第2周波数帯の電波とを選択的に用いて、情報の送受信を行う無線通信装置であって、
    前記第1周波数帯の電波を用いて前記情報を送信する際に、前記第1周波数帯の占有帯域幅に応じたシンボルレートで変調を行うために、規定されたビットレートで、第1のデジタル信号を生成する第1デジタル信号生成手段と、
    前記第2周波数帯の電波を用いて前記情報を送信する際に、データビットにダミーデータを付加し単位データとする付加手段と、
    前記ダミーデータが付加された前記単位データに基づいて、前記第1のデジタル信号とビットレートが等しい第2のデジタル信号を生成する第2デジタル信号生成手段と、
    前記第1のデジタル信号又は前記第2のデジタル信号に基づいて、高周波信号を生成する高周波信号生成手段と、
    を備える無線通信装置。
  2. 前記第2周波数帯の電波を用いて送信された高周波信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された高周波信号を、前記第2のデジタル信号に変換する変換手段と、
    前記第2のデジタル信号から前記ダミーデータを除去する除去手段と、
    前記ダミーデータが除去された前記第2のデジタル信号から、前記情報を抽出する抽出手段と、
    を更に備える請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1のデジタル信号、又は前記第2のデジタル信号に基づいて生成された高周波信号を増幅する増幅手段と、
    前記情報を受信したときのパケットエラー数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段によるカウント結果に基づいて、前記増幅手段の増幅率を設定する設定手段と、
    を更に備える請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1周波数帯の電波の波長によって長さが規定された第1アンテナと、
    前記第1アンテナと直列接続される第2アンテナと、
    を更に有し、
    前記第1アンテナの長さと、前記第2アンテナの長さとを合わせた長さは、前記第2周波数帯の電波の波長によって規定されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. ユーザによって入力された指令に応じた信号を出力する入力手段と、
    前記入力手段から出力される信号に応じて、前記第1周波数帯及び前記第2周波数帯のいずれを用いた通信を行うかを決定する周波数帯決定手段と、
    を更に備える請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1周波数帯は2.4GHz帯であり、前記第2周波数帯は950MHz帯である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 局部周波信号を生成する局部周波信号生成手段と、
    前記第1のデジタル信号が変換されることにより生成された中間信号と、前記局部周波信号を混合する第1混合手段を更に備える請求項1乃至6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  8. 前記第2のデジタル信号が変換されることにより生成された中間信号と、前記局部周波信号を混合する第2混合手段を更に備える請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 第1周波数帯の電波と、前記第1周波数帯の電波の周波数よりも、占有周波数帯域幅が小さい第2周波数帯の電波とを選択的に用いて、情報の送受信を行うための無線通信方法であって、
    前記第1周波数帯の電波を用いて前記情報を送信する際に、前記第1周波数帯の占有帯域幅に応じたシンボルレートで変調を行うために、規定されたビットレートで、第1のデジタル信号を生成する工程と、
    前記第2周波数帯の電波を用いて前記情報を送信する際に、データビットにダミーデータを付加し単位データとする工程と、
    前記ダミーデータが付加された前記単位データに基づいて、前記第1のデジタル信号とビットレートが等しい第2のデジタル信号を生成する工程と、
    前記第1のデジタル信号又は前記第2のデジタル信号に基づいて、高周波信号を生成する工程と、
    を含む無線通信方法。
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