JP5106527B2 - 細胞または微生物の培養装置 - Google Patents

細胞または微生物の培養装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5106527B2
JP5106527B2 JP2009511481A JP2009511481A JP5106527B2 JP 5106527 B2 JP5106527 B2 JP 5106527B2 JP 2009511481 A JP2009511481 A JP 2009511481A JP 2009511481 A JP2009511481 A JP 2009511481A JP 5106527 B2 JP5106527 B2 JP 5106527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
chamber
culture apparatus
plate
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009511481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009537162A (ja
Inventor
ウアザーニ ジャメル
コルチアル シルヴィー
セルジョン ディディエ
ロペス フィリップ
Original Assignee
ソントル・ナショナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・サイエンティフィーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソントル・ナショナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・サイエンティフィーク filed Critical ソントル・ナショナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・サイエンティフィーク
Publication of JP2009537162A publication Critical patent/JP2009537162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106527B2 publication Critical patent/JP5106527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/12Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
    • C12M41/14Incubators; Climatic chambers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/48Holding appliances; Racks; Supports
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/809Incubators or racks or holders for culture plates or containers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

本発明は、細胞培養の分野に関し、特に微生物培養に適用されるものである。しかしながら、本発明は特定の用途に限定されるものではなく、各種細胞(植物細胞、昆虫細胞または動物細胞)の培養にも拡大適用されるものである。
当業者においては、天然物質由来の興味深い分子の研究開発は、治療学分野における大きな課題であることが知られている。この研究には、微生物の培養を可能にする装置が必要である。これを目的として、すでに多くの装置が提案されている(特許文献1等)。
EP−A−1131404
特許文献1には、公知の装置の一例が記載されているが、この装置には限界がある。具体的には、液体培地で培養することができないので、昆虫細胞または動物細胞の培養が除外されてしまう。
いずれにせよ、異なる種類の細胞に適用する場合、栄養寒天培地で培養を行う場合、異なる細胞培養工程を組み合わせる場合などに、十分に満足の得られる装置がない。
この点に関し、本発明の目的は、このような状況を改善することのできる新規な装置を提案することである。
この目的は、本発明により、細胞または微生物の培養を対象とした次なる特徴を有する装置によって達成することができる。
同装置は、タンクおよび蓋で構成され、閉状態において圧力制御された密閉空間を区画するチャンバと、前記チャンバの内部に配置され、前記蓋を開けた時に、前記チャンバから取り外すことができるアセンブリとを備える。前記アセンブリは、支持フレームと、前記支持フレームに支持された複数のプレートとを備える。前記チャンバは、細胞または微生物を培養するために、チャンバ内容物の滅菌、前記プレート中の培養培地への接種および前記チャンバ内の雰囲気制御が連続的に行える手段を備えている。
下記において詳述するように、本発明が提案する構成では、チャンバ内において、微生物培養に不可欠な全ての工程を実行することが可能である。したがって、本発明によれば、培養前および培養中の異物混入を回避することができる。
本発明の別の利点によれば、本発明の装置は、培養後の処理として、好ましくは前記培養培地および培養された細胞または微生物を乾燥させるための熱処理が可能な手段をさらに備えている。
本発明のさらに別の利点によれば、前記チャンバの前記タンクおよび前記蓋の境界面は、環状封止材を備えた境界面となっている。
本発明のさらに別の利点によれば、前記支持フレームは、前記チャンバの前記蓋に結合されている。
本発明のさらに別の利点によれば、前記チャンバは、前記タンクに注入される気体の流れ、特に、水蒸気、空気、酸素またはその他の気体の流れを制御し、この流れによって微生物の浮遊運搬のリスクなしに最適な状態で培養が行なえるようになっている。
本発明のその他の特徴、目的および利点は、非限定的な例を示す添付の図面を参照する以下の詳細な記載によって明らかにされる。
上記のように、本発明の装置は、基本的に、チャンバ100および着脱可能なアセンブリ200で構成されている。
チャンバ100は、タンク110および蓋150で構成されている。アセンブリ200は、支持フレーム210および複数のプレート250で構成されている。チャンバ100は、縦軸O−Oを中心に回転対称となっている。
タンク110は、軸O−Oを中心とする円筒状壁部112で構成され、その底部は、外側に凹状であって一般的に略半球状であるドーム114によって閉じられている。
円筒状壁部112は、ほぼ全高において、その外面が、二重ケーシングを形成する環状筐体113によって覆われていることが好ましい。この筐体により、温度制御された流体が供給された時に、チャンバ内部の温度を均一に制御することができる。
この温度制御は、滅菌、接種、培養、または乾燥等の後工程といった、行われる全ての工程において、筐体113に供給される流体の温度を適応および変化させることによって行われてもよい。
具体的には、添付の図面に示すように、環状筐体113は、タンク112の全周を覆っていないことが好ましい。環状筐体113は、C字状の水平断面形状を有し、壁部112の周囲のうち、約310〜320°を覆っている。
環状筐体113の2つの末端部分の間の開放された部位において、つまり壁部112に直接接することができる部位において、壁部112は、窓120と、プレート250に支持されている培養培地に接種を行うための複数の手段130とを備えていることが好ましい。窓120は、長円形状であって、その長手方向がプレート250と対面する壁部112の全長にわたって垂直に伸びているのが好ましい。
手段130には、種々の変形例があってもよい。手段130は、適当な注射針を貫通させることのできるエラストマー材料等で構成されたストッパ132で形成されることが好ましい。注射針は、チャンバの外側で接種材料源に接続され、プレート250に支持されている培養培地に、微生物を制御接種する。このため、チャンバの内側に入れられた注射針の先端は、プレート250の上方に位置しなければならず、正確に制御された領域内にあることが好ましい。この注射針または長さの異なる注射針を用いることにより、プレートに溶液を付与することもできるし、またプレートの内容物の全部または一部を、滅菌状態で吸引除去することもできる。
このような制御は、一方では、窓120によって視覚的に行うことができる。なぜなら、図1および図2に示すように、窓120は上記手段130に隣接しているからである。他方では、例えば注射針に設けた基準マークのストッパ130に対する位置を監視し、チャンバに挿入された注射針の長さを慎重に精密調節することによって行うこともできる。
図7に示すように、各手段130は、軸O−Oに対して半径方向に伸び、軸O−Oに接近するにつれて水平からわずかに下方に傾斜している軸134を中心とする、略円筒形状のエラストマーブロック132で構成されている。エラストマーブロック132は、着脱可能なリング136に結合されたケージ135の内側に配置することが有利である。これにより、数回使用後にブロック132を交換することが可能になる。
当業者において理解されるように、注射針を取り外す時には、エラストマー材料で構成されるこのストッパ130によって、チャンバが自動的に封止される。
タンク110の高さにわたって、複数の手段130が配置されているが、その数は、支持フレーム210に支持されるプレート250の数に等しい。
当然のことながら、一変形例として、壁部112の全周を覆う環状筐体113を設けて、この筐体113に窓120および手段130を配置し、この個所において確実に封止を行ってもよい。
下部のドーム114は、それぞれ底部に車輪142を備えた一組の足部140(一般的には3本の足部140)に取り付けられている。この構成により、例えばアセンブリ200の取り付けおよび取り外しを行うために高さが要求される場所(図2に示す)と、閉状態で培養または貯蔵を行う場合の設置高さが小さくてもよい場所(図1に示す)とに、装置を容易に移動させることができる。
この移動を容易にするために、タンク110は、例えば環状筐体113の外側に設置されたハンドル144を備えていることが好ましい。
ドーム114は、その底部において、必要に応じて開放できる適当な手段によって閉じられる排水用の開口部115を備えていることが好ましい。
培養物および培養工程の種類に応じて、ドーム114の内部に、チャンバ内部の雰囲気制御に関連する流体を供給してもよい。
開口部115により、そのような流体を容易に排出することができ、また、この流体のサンプルを取得して分析することもできる。
タンク112は、滅菌、接種、培養またはその他の工程中、特にその後に行われる乾燥工程中に、適当な流体または気体(酸素、圧縮空気、水蒸気等)を注入することを可能にする少なくとも1つの注入口160をさらに有している。注入口160は、ドーム114に近接している壁部112の下側部分に設けられることが好ましい。
添付の図面はまた、壁部112のドーム114に近接する個所に設けられ、チャンバの内部温度を測定する温度プローブ118を備えた装置を示している。
このプローブ118は、いずれの適当な手段と置き換えることも可能である。この手段は、例えばプレート250に支持される培養培地中に配置するのに適した温度測定手段等であってもよいが、これに限定されない。この場合、この温度測定手段は、ワイヤレス伝送式であることが好ましい。
添付の図面に示すように、タンク110は、その上部において、蓋150を支持する鍔部180と、蓋150を封止し、加圧した状態でロックするのに適した一連の手段182とを備えている。この手段182は、それ自体で公知であるので、その説明は省略する。
蓋150は、基本的には、外側に凸状のドームで形成され、ドーム114と対称性を有している。つまり、実質的に半球状である。
添付の図面に詳細に示してはいないが、封止材を、適当な方法によって、タンク112の鍔部180と、蓋150の底部の外周部との間に挿入してもよい。当業者において理解されるように、本発明によれば、完全密閉性および完全整合性の両方、または滅菌を確実にする簡素な構成の環状の境界面が規定される。ヒンジ等を要する回動式ドア等のチャンバを開ける手段ではこの特徴は得ることができないし、また封止や滅菌を行うのも難しい。
蓋150は、数個の取り付け個所152を有している。これを使って蓋を持ち上げることができ、必要な場合には、昇降機等を使ってアセンブリ200ごと持ち上げることができる。
図示のように、蓋150は、必要に応じて開けたり密閉したりすることのできるハッチ162で構成される、マンホール型等の接近手段161を有している。
蓋150は、その他のアクセサリを備えていてもよい。添付の図面においては、特に、軸O−Oを中心として配置され、必要に応じてロッド290を回転駆動させて、ブレード280を回転駆動させる手段170が示されている。
この手段170は、図示のようなクランクで構成される手動の駆動手段で形成されていてもよいし、速度、時間および回転の順序を制御することのできるプログラムと協働するモータ駆動手段で形成されていてもよい。
蓋150は、例えば添加時または接種時に、あるいは必要であれば微生物培養の間中、チャンバの内部に選択的に光を当てることができる照明手段を備えていてもよい。また、蓋150は、タンク内部を観察する手段をさらに備えていてもよい。タンク110がステンレス製である場合には、その内側表面は、蓋に設けられた1つだけの光源からの光を、チャンバの内部全体に均一に当てることができるリフレクタとなる。
必要であれば、照明システムを窓にも設けて、チャンバ内部をより容易に観察できるようにしてもよい。このような照明手段は、窓120の全長に及ぶランプによって形成されていてもよいし、また好ましくは、複数のプレート250のうちの1つに選択的に光が当てられるように、タンク110の外面に、窓120に沿って平行移動するように取り付けられる、1つの限定部分用の光源によって形成されていてもよい。
支持フレーム210には、種々の変形例があってもよい。支持フレーム210は、複数の垂直な支柱220で構成されていることが好ましい。一般的には、3本の支柱220が等角度で配置され、プレート250を支持する一組のクロスバーまたは水平バー222によって互いに結合されている。
添付の図面に示した非限定的な実施形態によれば、上記バー222は、10個の支持段を規定しており、それぞれの段に1つのプレート250が受け止められるようになっている。
フレーム210およびそれに支持されたプレート250の取り出しは、適当な手段によって行われる。例えば、蓋150を取り外してから、支柱220の上端部を昇降機に接続することによって行ってもよい。しかしながら、図3〜図5に示すように、例えばピン等の、支柱220の上端部と蓋150とを結合する手段を設けることが好ましい。支持フレーム210およびプレート250は、図2に示すように、蓋150を持ち上げて取り出される。
支柱220の上端部と蓋150とを結合する手段は、図4に示すように、支持フレーム220と蓋150とを分離させることができる着脱可能な手段であることが有利である。
各プレート250は、一般的に円筒形状であることが好ましい。プレート250は、周縁に円筒状の縁部254が設けられた円形の平らな台部252で構成されている。縁部254の高さは変更可能である。一般的には、プレートの直径が約50cmの場合、縁部の高さは約5cmである。このようなプレート構造は、各種の培養培地、固体物、半固体物または液体物を収容するのに好適であるが、本発明では、栄養寒天培地での培養にのみ用いられることが好ましい。
当業者において理解されるように、上記プレートの寸法および数は、当然ながら限定的なものではなく、現在最も標準的なペトリ皿式の装置と比較してはるかに大きい約2mの表面積を使って同時に培養を行うことができる。
本発明の装置は、培養培地および/または接種材料を均質化する手段をさらに備えていることが好ましい。この手段には、種々の変形例があってもよい。この手段は、上記の垂直な中央のロッド290から半径方向に伸びる第2ロッド282によってそれぞれ保持されているブレードまたはスクレーパ280で形成されることが好ましい。
このように、ロッド290の全長にわたり、各プレート250に対して少なくとも1本のロッド282および少なくとも1つの対応するブレード280が配置されている。図6に示すように、ロッド282の半径方向外側の自由端部は、プレート250に対してブレード280を正確に位置合わせするために、プレート250の縁部254の上縁部に載置されていてもよい。
ブレード280は、ロッド282の所定位置に固定されていてもよい。しかしながら、ブレード280は、培養培地を貫通せずにその表面を掃くことができるように、ロッド282の縦軸を中心として自由に回動可能に取り付けられることが好ましい。
必要であれば、培養倍地表面に接種材料を塗り広げるための上記ブレード280に替えて、攪拌手段を用いてもよい。この場合には、ブレード280の代わりとなる手段は、支持ロッド182にその縦軸に対して回動しないようにしっかりと結合される。
添付の図面に示すように、手段290、282、280を設けるためには、主たるロッド290がプレート250を貫通する必要がある。このため、プレート250は、その中心の位置に、外周縁の縁部254と同じ高さの円筒状縁部256の上部に設けられた開口255を有している。
プレート250の取り外しは、蓋150および支持フレーム210を取り外した後、基本的に以下のように行われる。まず、蓋150を支持フレーム210から外す(図4)。ブレード280および支持ロッド282は、主たるロッド290から外すことが好ましい(図4)。最後に、ロッド290を上方向に取り外す(図5)。こうすると、プレート250を水平移動させて取り外すことができる。
変形例として、各プレート250の台部252に、中央の開口255とプレートの外周部分とをつなぐように、半径方向に伸びる溝を設けてもよい。この構成によれば、垂直ロッド290を取り外さなくても各プレート250を取り出すことができる。当然のことながら、この場合には、半径方向内側の円筒状縁部256は360°にわたって形成されず、この円筒状縁部と同じ高さを有し、直線状の溝を形成している2つの垂直な壁部によって半径方向外側の縁部254に接続されている。
チャンバ100およびアセンブリ200を構成する全ての手段は、金属製であることが好ましく、ステンレス製であることが有利である。チャンバの内容積は、約500リットルであることが好ましい。
当業者において理解されるように、本発明によれば、滅菌、接種および培養の全ての工程を密閉環境で行うことができ、異物の混入を防止することができる。しかしながら、本発明の装置は、これらの工程を行うことのみに限定されるものでない。また、一般にはチャンバの内部温度を4〜120℃の範囲で制御しながら、乾燥、中和等の特定の培養後工程を行うことも可能である。
本発明によれば、チャンバ内で、異なる細胞または微生物を、それぞれ異なるプレート上で同時に培養することが可能である。この目的に関して、1つの培養物に別のプレートから細胞が混入するのを防止するために、このチャンバは、タンクに注入される気体の流れ、特に酸素の流れが制御できるようになっている。この流れによって、チャンバ内で微生物を運んだり移動させたりする、別の気体の流れを生じさせることなく、最適な状態で培養が行えるようになっている。
当然のことながら、チャンバから取り出される流体および気体は、環境汚染を防ぐために全てろ過されることが好ましい。
さらに、2種類の流体または気体の切り替えを行うことのできるチャンバの全ての注入口および排出口には、二重バルブまたはマルチバルブを設け、異なる流体および気体の切り替え操作を確実に同期させることが好ましい。
当然のことながら、本発明は、上記のような特定の実施形態に限定されず、その趣旨の範囲内において、全ての変形例に適用されるものである。
特に、図8に示すように、チャンバに対し、非限定的な例として、装置の正常運転を監視するためのその他の装置(マノメータ、注入または排出用のバルブ、フィルタ、プローブ等)を追加してもよい。
本発明による装置の概略外観図である。 蓋を開けて、支持フレームおよびプレートで構成されるアセンブリをタンクから取り出す様子を示す図である。 プレートに接近するためにアセンブリを分解する3つの工程の1つを示す図である。 プレートに接近するためにアセンブリを分解する3つの工程の1つを示す図である。 プレートに接近するためにアセンブリを分解する3つの工程の1つを示す図である。 プレートに収容されている培地を均質化するために、またはプレート上に前培養物を塗り広げるために用いられるブレードの側面図である。 プレートに接種するためにタンクに設けられている手段を示す概略図である。 本発明の装置の垂直断面を示す概略図である。 同装置の水平断面を示す概略図である。

Claims (19)

  1. タンクと、蓋とを有し、閉状態において圧力制御された密閉空間を区画するチャンバと、
    前記チャンバの内部に配置され、前記蓋を開けた時に前記チャンバから取り外すことができるアセンブリと、
    を備
    前記アセンブリは、
    支持フレームと、
    前記支持フレームに支持されるとともに、培養培地を収容する複数のプレートと、
    有し
    前記チャンバは、前記プレート中の培養培地および/または接種材料を均質化する均質化手段を備え
    前記均質化手段は、
    前記タンク内を垂直に延びる回転可能なロッドと、
    前記ロッドから半径方向に延びる第2ロッドと、
    を有し、
    前記プレートは、
    その周縁に設けられた筒状の縁部と、
    前記縁部と同じ高さでその中心に位置する開口と、
    を有し、
    前記ロッドが前記開口を通じて前記プレートを貫通し、前記第2ロッドの自由端部が前記プレートの縁部に載置されることを特徴とする細胞または微生物の培養装置。
  2. 請求項1の培養装置において、
    前記チャンバの前記タンクおよび前記蓋の境界面は、環状封止材を備えた境界面である養装置。
  3. 請求項1又は2の培養装置において、
    前記支持フレームは、記蓋に着脱可能に結合されている養装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの培養装置において、
    度制御された流体供給によって前記チャンバの内部温度を均一に制御することができる二重ケーシングを形成する筐体が、前記タンクの外面に備えられている養装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバは、記アセンブリの全長に及ぶ窓を備えている養装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバが、射針の挿入が可能な手段として、エラストマー材料で構成されたストッパを備えている養装置。
  7. 請求項の培養装置において、
    記ストッパは、着脱可能に取り付けられている養装置。
  8. 請求項の培養装置において、
    前記ストッパの数が前記プレートの数に等しい養装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバは、底部に排水用の開口部を備えている養装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバは、体または気体の注入を可能にする、少なくとも1つの注入口を備えている養装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバは、記チャンバの内部温度を測定するための、少なくとも1つの温度プローブ備えている養装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバは、前記プレートに収容された培養培地中に配置される温度測定手段を備えている養装置。
  13. 請求項12の培養装置において、
    前記温度測定手段は、ワイヤレス伝送式である培養装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1つの培養装置において、
    前記チャンバの内部を照明する照明手段を備えている養装置。
  15. 請求項14の培養装置において、
    前記蓋に前記照明手段が設けられている培養装置。
  16. 請求項14の培養装置において、
    前記タンクに設けられたの部分前記照明手段が備えられている養装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか1つの培養装置において、
    前記支持フレームが、前記プレートを支持する一組のクロスバーまたは水平バーによって互いに結合された複数の垂直な支柱で構成されている養装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか1つの培養装置において、
    前記均質化手段は、回転駆動可能なブレードまたはスクレーパを有している培養装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか1つの培養装置において、
    各プレートは、半径方向に伸びる溝を有している養装置。
JP2009511481A 2006-05-19 2007-05-18 細胞または微生物の培養装置 Expired - Fee Related JP5106527B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR06/04525 2006-05-19
FR0604525A FR2901280B1 (fr) 2006-05-19 2006-05-19 Dispositif de culture de cellules ou microorganismes
PCT/EP2007/054834 WO2007135098A1 (fr) 2006-05-19 2007-05-18 Dispositif de culture de cellules ou micro-organismes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009537162A JP2009537162A (ja) 2009-10-29
JP5106527B2 true JP5106527B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=37546906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009511481A Expired - Fee Related JP5106527B2 (ja) 2006-05-19 2007-05-18 細胞または微生物の培養装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8216829B2 (ja)
EP (1) EP2027246B1 (ja)
JP (1) JP5106527B2 (ja)
AT (1) ATE474908T1 (ja)
CA (1) CA2652462C (ja)
DE (1) DE602007007944D1 (ja)
ES (1) ES2348840T3 (ja)
FR (1) FR2901280B1 (ja)
WO (1) WO2007135098A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100963884B1 (ko) * 2009-10-16 2010-06-17 한국지질자원연구원 시료보관장치
MY148876A (en) * 2011-01-14 2013-06-14 Univ Sains Malaysia A cell culture tank.
DE102012016951B4 (de) * 2012-08-28 2014-11-06 Yoen Ok Roth Vorrichtung und Verfahren für die Fermentation mikrobieller Kulturen
CN106186459A (zh) * 2016-08-05 2016-12-07 苏州他山石环保科技有限公司 一种实验室废水一体化处理设备
KR101770337B1 (ko) * 2016-09-30 2017-08-23 경희대학교 산학협력단 세포 배양 모듈 및 이를 포함하는 세포 배양 장치
FR3075816B1 (fr) * 2017-12-26 2020-01-31 Centre National De La Recherche Scientifique (Cnrs) Dispositif de culture de micro-organismes
WO2020141236A1 (es) * 2019-01-04 2020-07-09 Biotech Foods S.L. Biorreactor y procedimiento de producción de cultivos celulares adherentes que emplea el biorreactor

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE737189A (en) * 1969-08-07 1970-02-09 Culture chamber for the culture of microorganisms
US3562114A (en) * 1970-01-05 1971-02-09 Richard M Steidl Apparatus for incubation cultures
GB1360968A (en) * 1971-08-17 1974-07-24 Wincanton Transport Eng Co Ltd Tfermentation process and apparatus
US4212949A (en) * 1978-08-21 1980-07-15 Golger Leonid I Apparatus for cultivating microorganisms
JP2688497B2 (ja) * 1988-08-12 1997-12-10 雪印乳業株式会社 多段式固体培養方法及び装置
DE4028871A1 (de) * 1990-09-12 1992-03-19 Tech Hochschule C Schorlemmer Biotechnologisches reaktionsgefaess
AT403550B (de) * 1992-08-18 1998-03-25 Robocon Lab Ind Roboter Inkubator
DE4443902C1 (de) * 1994-12-01 1996-04-18 Will Prof Dr Minuth Kammer zur Kultivierung von Zellen, insbesondere Mikroskopkammer
JP3054355B2 (ja) * 1996-02-21 2000-06-19 茂次 中島 立体多段型多目的発酵装置
JP3969803B2 (ja) * 1997-09-22 2007-09-05 三菱重工業株式会社 高圧培養実験装置における培養液撹拌装置
US6197573B1 (en) 1998-11-17 2001-03-06 Biocon India Limited Solid state fermentation
US6593136B1 (en) * 2000-03-20 2003-07-15 Geo-Centers, Inc. Culturing cells in a chamber in a stack of chambers

Also Published As

Publication number Publication date
US20090305396A1 (en) 2009-12-10
ATE474908T1 (de) 2010-08-15
EP2027246A1 (fr) 2009-02-25
FR2901280B1 (fr) 2009-01-16
CA2652462A1 (fr) 2007-11-29
JP2009537162A (ja) 2009-10-29
FR2901280A1 (fr) 2007-11-23
ES2348840T3 (es) 2010-12-15
EP2027246B1 (fr) 2010-07-21
US8216829B2 (en) 2012-07-10
CA2652462C (fr) 2016-05-03
WO2007135098A1 (fr) 2007-11-29
DE602007007944D1 (de) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5106527B2 (ja) 細胞または微生物の培養装置
US4649118A (en) Cell culturing apparatus with improved stirring and filter means
JP5281483B2 (ja) 撹拌タンクバイオリアクタ
US10059914B2 (en) Disposable bioreactors and methods for construction and use thereof
CN210085454U (zh) 一种食品微生物检测装置
CN212110876U (zh) 一种微生物样品检测装置
KR102299772B1 (ko) 마그네틱 드라이브 혐기성 발효기
CN203096078U (zh) 一种微生物样本处理系统
US11708552B2 (en) Multi-chamber bioreactor apparatus
KR101815691B1 (ko) 발효조의 교반장치
KR101135052B1 (ko) 멸균이 간편한 생물배양기 및 이를 이용한 액상배양방법
CN210736778U (zh) 一种火龙果酵素密封发酵罐
CN107254403A (zh) 一种检验科防污染式细菌培养装置
CN220183291U (zh) 一种细胞培养检测用提取装置
JP4316021B2 (ja) 無菌固体培養装置
KR101640672B1 (ko) 광합성 미생물을 위한 광원 교반형 배양장치
RU2712503C2 (ru) Ферментатор
CN219194940U (zh) 一种微生物无菌薄膜过滤装置
CN214655007U (zh) 一种细胞培养装置
CN112877189B (zh) 一种培养箱消毒装置
CN219839714U (zh) 一种液态微生物发酵罐
CN115803424A (zh) 生物处理系统和用于生物处理系统的管道和构件管理设备
KR100968029B1 (ko) 멸균이 간편한 생물배양기 및 이를 이용한 액상배양방법
JP2012005411A (ja) 培養液供給装置及び培養装置
JP2006340607A (ja) 撹拌機構付き培養容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120229

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5106527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees