JP5106377B2 - 記録媒体に記録されたデータの移行のための装置及び方法 - Google Patents
記録媒体に記録されたデータの移行のための装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5106377B2 JP5106377B2 JP2008329430A JP2008329430A JP5106377B2 JP 5106377 B2 JP5106377 B2 JP 5106377B2 JP 2008329430 A JP2008329430 A JP 2008329430A JP 2008329430 A JP2008329430 A JP 2008329430A JP 5106377 B2 JP5106377 B2 JP 5106377B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- recording medium
- tape
- read
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0602—Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
- G06F3/061—Improving I/O performance
- G06F3/0611—Improving I/O performance in relation to response time
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0628—Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
- G06F3/0638—Organizing or formatting or addressing of data
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
かかるデータの移行時においては、より多くのアクセスがあるデータをパフォーマンス的に有利な位置に記録することが望ましい。例えば、データオブジェクトのように、複数のデータを1つのデータ群としてアクセスする場合、パフォーマンス的に最も不利な位置に記録されているデータが、データ群全体のパフォーマンスに影響を及ぼす場合があるからである。
特許文献1では、アクセス頻度の高い論理ボリュームを長時間通電モードのRAIDグループに、アクセス頻度が中程度の論理ボリュームを第1短時間通電モードのRAIDグループに、アクセス頻度が少ない論理ボリュームを第2短時間通電モードのRAIDグループに、それぞれ配置させるべく再配置計画を作成し、RAIDグループへのアクセス頻度に基づいて、再配置計画の実行時期を決定している。
特許文献3では、テープカセットのカートリッジ内にメモリを設け、このメモリに各パーティション毎のアクセス頻度に関する情報を記録しておき、テープを複製する際には、このアクセス頻度情報を読み取り、アクセス頻度の高い順に、テープの先頭からデータを記録している。
また、第1の情報は、第1の記録媒体に各データが書き込まれた後に第1の記録媒体が記憶装置にマウントされた回数によって、第1の記録媒体に各データが書き込まれた後に第1の記録媒体から何れかのデータが読み出された回数を示す、ものであってよい。
更に、把握部は、第1の情報が示す回数に対する第2の情報が示す回数の比率を、アクセス頻度として把握する、ものであってもよいし、第1の情報が示す回数が所定の範囲にあるデータについて、第2の情報を用いて、アクセス頻度を把握する、ものであってもよい。
また、第2の情報は、各データの読出しの履歴を複数のビット値で表す情報であって、第1の記録媒体からのM回のデータの読出しのうち各データが読み出された回数を、複数のビット値のうちN(N<M)個のビット値で表す、ものであってよい。
更に、決定部は、アクセス頻度が高いデータが第2の記録媒体における第1の記録位置に記録され、かつ、アクセス頻度が低いデータが第2の記録媒体における第1の記録位置よりもデータの読出しに時間がかかる第2の記録位置に記録されるように、第2の記録媒体における各データの記録位置を決定する、ものであってよい。その場合、第2の記録媒体は、第1の端部から第2の端部へ向けてデータの読出しが開始されるテープ媒体であり、第2の記録位置は、第1の記録位置よりも第2の端部に近い位置である、ものであってもよいし、第2の記録媒体は、第1の端部から第2の端部へ向けてデータの読出しが開始され、かつ、長手方向の少なくとも1つの位置で分割することで形成された複数の領域を有するテープ媒体であり、第1の記録位置は、複数の領域のうちの第1の領域内の位置であり、第2の記録位置は、複数の領域のうち、第1の領域よりも第2の端部に近い第2の領域内の位置である、ものであってもよい。
図1は、本実施の形態が適用されるアーカイブ装置100の構成例を示した図である。
図示するように、アーカイブ装置100は、テープドライブ10と、制御機構30と、アクセッサ40と、カートリッジスロット50とを備える。
このうち、テープドライブ10は、ホストインターフェイス(以下、「ホストI/F」という)11と、バッファ12と、チャネル13と、書込みヘッド14aと、読出しヘッド14bと、モータ15とを含む。また、コントローラ16と、ヘッド位置制御システム17と、モータドライバ18とを含む。更に、テープドライブ10には、テープカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」という)20が挿入されることにより装填可能となっているので、ここでは、カートリッジ20も図示している。このカートリッジ20は、リール21、22に巻かれたテープ23を含む。テープ23は、リール21、22の回転に伴い、リール21からリール22の方向へ、又は、リール22からリール21の方向へ、長手方向に移動する。尚、テープ23としては、磁気テープが例示されるが、磁気テープ以外のテープ媒体でもよい。
チャネル13は、テープ23に書き込むべきデータを書込みヘッド14aに送ったり、テープ23から読み出されたデータを読出しヘッド14bから受け取ったりするために用いられる通信経路である。
書込みヘッド14aは、テープ23が長手方向に移動するとき、テープ23に対して情報を書き込み、読出しヘッド14bは、テープ23が長手方向に移動するとき、テープ23から情報を読み出す。
モータ15は、リール21、22を回転させる。尚、図では、1つの矩形でモータ15を表しているが、モータ15としては、リール21、22の各々に1つずつ、合計2個設けるのが好ましい。
ヘッド位置制御システム17は、書込みヘッド14a及び読出しヘッド14bが所望の1つ又は複数のラップを追跡するよう制御するシステムである。ここで、ラップとは、テープ23上の複数のトラックのグループである。ラップを切り換える必要が生じると、書込みヘッド14a及び読出しヘッド14bを電気的に切り換える必要も生じるので、このような切り換えの制御を、このヘッド位置制御システム17で行う。
モータドライバ18は、モータ15を駆動する。尚、上述したように、モータ15を2個使用する場合であれば、モータドライバ18も2個設けられる。
アクセッサ40は、制御機構30の制御により、カートリッジ20をカートリッジスロット50から取り出してテープドライブ10に装填する。
カートリッジスロット50は、読み書きが行われていないカートリッジ20を保管しておくための場所である。ここでは、カートリッジスロット50を1つの矩形で示したが、実際には、複数のカートリッジをそれぞれ格納する複数のスロットである。
具体的には、以下のような構成を採用している。
即ち、データとメタデータをdm-idによって関連付けておき、データ又はメタデータへのアクセスが発生する都度、そのdm-idに対応するアクセスカウンタ変数(以下、単に「カウンタ」という)群にアクセス履歴を記録しておく。この場合、カウンタ群へのアクセス履歴の記録は、テープという順次アクセス記録媒体の特性に鑑み、時間を軸とするのではなく、データ読出しのためのテープ23のマウント回数を軸とすることにより行う。尚、カウンタ群は、テープ23の可搬性を考え、テープ23に付属する半導体メモリに記録する。
その前提として、まず、データ及びメタデータの関連付けについて説明する。
図2は、データとメタデータを関連付けるときの様子を模式的に示した図である。
(a)に示すように、まず、ホスト200は、データとメタデータの関連を任意の識別番号dm-idを割り当てることで作成する。そして、データは、データポートを介して制御機構30に渡し、メタデータは、メタデータポートを介して制御機構30に渡す。
加えて、制御機構30は、データとメタデータのアーカイブ装置100内での記録場所をdm-lテーブル(以下、単に「dm-l」という)として個々のデータ及びメタデータごとにDB32に記録する。(c)にdm-lの形式を示す。ここで、アーカイブ装置100内に複数のストレージ空間が実装され、それらの空間にデータ又はメタデータの複数のコピーが存在する場合、そのコピーの数だけdm-lにエントリが登録されることになる。図では、そのようなエントリをLocation-1、Location-2、…で表している。
図3は、データ及びメタデータの関連付けの具体例を示した図である。
(a)は、媒体名が「A001」の記録媒体に、d-idで識別されるデータとm-idで識別されるメタデータとがdm-idで識別される関連を持って記録されている状態を表している。具体的には、d-idがd3のデータとm-idがm4、m6、m8のメタデータとがdm-idがdm03の関連を持って記録され、d-idがd1のデータとm-idがm1、m7のメタデータとがdm-idがdm01の関連を持って記録され、d-idがd2のデータとm-idがm5のメタデータとがdm-idがdm02の関連を持って記録され、d-idがd5のデータとm-idがm9のメタデータとがdm-idがdm04の関連を持って記録されている。尚、本明細書では、このようにdm-idによって関連付けられたデータとメタデータの組み合わせを「DM」と呼ぶことにする。
また、(b)は、dm-idがdm03のDMの識別子(d-id、m-id)がdm-aにリストされている様子を示している。
従って、データとメタデータの間の関係がdm-idによって論理的に構築されていても、それらがテープ23上に記録された際には、テープ23上の物理的な記録位置は分散する可能性がある。
ここでは、まず、ラップ#0に対して順方向に、m-idがm6のメタデータ、d-idがd3のデータ、m-idがm1のメタデータ、d-idがd1のデータ、m-idがm4のメタデータが書き込まれている。次に、ラップ#1に対して逆方向に、m-idがm5のメタデータ、d-idがd2のデータが書き込まれている。その後、ラップ#2に対して再び順方向に、m-idがm7のメタデータ、m-idがm9のメタデータ、d-idがd5のデータ、m-idがm8のメタデータが書き込まれている。
ここでは、各DMに対して、以下の3つのカウンタを定義する。
このRam-countは、dm-idごとに定義されるカウンタである。dm-idによって関連付けられたデータ及びメタデータがテープ23に書かれた時点以降における読出しのためのテープ23のマウントの回数を保持する。尚、本実施の形態では、データを読み出す必要が生じる都度、そのデータが記録されたテープ23がテープドライブ10にマウントされることを想定している。以下、この読出しのためのテープ23のマウントを「読出しマウント」と呼ぶことにする。
このDm-readfreqも、dm-idごとに定義されるカウンタである。Ram-countで示される回数の読出しマウントが発生する間にこのdm-idによって関連付けられるデータやメタデータの読出しがどの程度行われてきたかの履歴を保持する。このカウンタは、データ、メタデータの何れかが読み出されることで更新されるものとする。
ところが、1回の読出しマウントに1ビットを割り当ててしまうと、例えば過去256回の読出しマウントの履歴から頻度を量りたいような場合に、32バイト(=256ビット)分のメモリ領域が必要となってしまう。
例えば、8回の読出しマウントを1ビットで表現するようにすると、4バイト(=256ビット/8=32ビット)のメモリ領域で済む。尚、このような方法を採用すると、Dm-readfreqとは別に過去8回の読出しマウントのうちのdm-idのデータの読出し回数を保持するDmアクセスカウンタ(後述)が必要となる。
但し、この方法だと、過去8回の読出しマウントでdm-idのデータが1回でも読み出されれば、カウンタは1となる。そのため、8回の読出しマウントにおけるdm-idのデータの読出し回数が8回だったのか1回だったのか分からなくなる。
例えば、8回の読出しマウントを2ビットで表現するようにすると、8バイト(=256ビット/8×2=32ビット×2)のメモリ領域が必要となる。尚、この場合も、Dm-readfreqとは別に過去8回の読出しマウントのうちのdm-idのデータの読出し回数を保持するDmアクセスカウンタ(後述)が必要となる。
この方法では、2ビットを使って、例えば以下の頻度を表現することができる。
“00”:アクセスなし
“01”:1回から2回
“10”:3回から5回
“11”:6回から8回
この定義は頻度算定のポリシーによって変更することも可能である。
このDm-countは、上述のDm-readfreqにおいて、M回の読出しマウントを一単位としてN(<M)ビットで表現する場合に、M回の読出しマウントのうちこのdm-idのDMが読み出された回数を保持するカウンタである。
例えば、過去8回の読出しマウントを一単位とした場合、8回全ての読出しマウントでこのdm-idのデータが読み出されれば、Dm-countは8となる。また、2回読み出されれば、Dm-countは2となる。
尚、読出しマウントの一単位、例えば8回テープ23に読出しマウントがあれば、Dm-countは0にリセットされる。ここで、8回という一単位を数えるためには、上述のRam-countを使う。即ち、8の倍数の回数の読出しマウントがあると、Dm-countをリセットする。
・過去X回のテープ23への読出しマウントのうち、対象のdm-idのDMが読み出された頻度
・対象のdm-idのDMが読み出された回数
・過去X回のテープ23への読出しマウントのうち、対象のdm-idのDMが読み出された回数に基づいて算出されるアクセス確率
・X回の読出しマウントにおけるアクセスの傾向、つまり、最近アクセスが多いのか、過去にアクセスが多いのか
・過去何回の読出しマウントを対象とするか
・何回の読出しマウントを何ビットで表現するか
例えば、上記で示した通り、過去256回の読出しマウントをアクセス頻度を量る対象とする場合、Ram-countは1バイトとなる。
また、8回の読出しマウントを一単位とし、それを2ビットで表現する場合、Dm-readfreqは8バイトとなり、Dm-countは4ビットとなる。
ここでは、各dm-idに対して3つのカウンタを設けているので、dm-idも示している。
但し、上記でdm-idに割り当てるビット数は規定していないので、単純に1つの矩形で表している。
一方、3つのカウンタに割り当てるビット数は規定したので、1つのビットを1つの細長い矩形に対応付けて表している。具体的には、Ram-countは8ビットなので、8つの矩形で表している。Dm-countは4ビットなので、8つの矩形を示し、そのうち4つには網かけを施すことで未使用であることを示している。Dm-readfreqは64ビットなので、64個の矩形で表している。また、特に、このDm-readfreqにおいては、8回の読出しマウントを一単位として2ビットで表していることから、右端の2ビットを例として、その意味付けも示している。
図6に、dmアクセスカウンタテーブルの一例を示す。
図において、Ram-countの欄には、dm-idが「dm01」のDMが書かれてから215回の読出しマウントがあったこと、dm-idが「dm02」のDMが書かれてから24回の読出しマウントがあったこと、dm-idが「dm03」のDMが書かれてから13回の読出しマウントがあったこと、dm-idが「dm04」のDMが書かれてから156回の読出しマウントがあったこと、dm-idが「dm05」のDMが書かれてから79回の読出しマウントがあったことが示されている。
図7は、テープドライブ10がWriteコマンドやReadコマンドを受けることにより、カートリッジ20に記憶された各カウンタがどのように更新されるかを示した図である。尚、これまでの説明では言及しなかったが、ここではTotal Readカウンタについても示している。このTotal Readカウンタは、dm-idごとではなく、テープ23ごとのカウンタであり、テープ23が読出しのためにマウントされると更新されるカウンタである。一方で、この図では、Dm-readfreqについては省略している。また、この図において、D1〜D3は、DMを一般化し、データとして示したものである。
次に、Bに示すように、D1を対象とするReadコマンドが送られてきたとする。この場合、Total Readカウンタは1となる。また、D1のRam-countとDm-countも1となる。
次いで、Cに示すように、D1を対象とするReadコマンドが送られてきたとする。この場合、Total Readカウンタは2となる。また、D1のRam-countとDm-countも2となる。
次に、Eに示すように、D1を対象とするReadコマンドが送られてきたとする。この場合、Total Readカウンタは3となる。また、D1のRam-countも3となり、D1が読み出されたので、D1のDm-countも3となる。一方、D2のRam-countは1となるが、D2が読み出されたわけではないので、D2のDm-countは0のままである。
次いで、Fに示すように、D2を対象とするReadコマンドが送られてきたとする。この場合、Total Readカウンタは4となる。一方、D1のRam-countは4となるが、D1が読み出されたわけではないので、D1のDm-countは3のままである。また、D2のRam-countは2となり、D2が読み出されたので、D2のDm-countは1となる。
テープ23上のデータ及びメタデータを別のテープ23(又はそのテープ23自身)に移行(migration)する場合、図6に示したdmアクセスカウンタテーブルでアクセス頻度が高いものから、テープ23上のアクセス性能上有利な場所にそのdm-idに対応するデータ及びメタデータを記録する。
そこで、本実施の形態では、次のようなアクセス頻度の決定方法を採用する。
第1の決定方法は、Dm-count/Ram-countを計算することにより、DMに対する相対的なアクセス頻度を導き出す方法である。
これを図6に示した例で説明する。但し、ここでは、図6のDm-readfreqの省略部分「. . . . .」には、0のビット値の並びが存在しているものと仮定する。
まず、基本的方法を用いた場合、Total Readカウンタが250とすると、dm01のアクセス頻度は0.02(=5/250)、dm02のアクセス頻度は0、dm03のアクセス頻度は0.012(=3/250)、dm04のアクセス頻度は0.016(=4/250)、dm05のアクセス頻度は0.016(=4/250)となる。即ち、dm01、dm05、dm04、dm03、dm02の順にアクセス頻度が高くなっている(ポイントが同じ場合は、より最近のアクセス回数が多い方をアクセス頻度が高いと定義している)。
一方、第1の決定方法を用いた場合、dm01のアクセス頻度は0.023(=5/215)、dm02のアクセス頻度は0、dm03のアクセス頻度は0.231(=3/13)、dm04のアクセス頻度は0.026(=4/156)、dm05のアクセス頻度は0.051(=4/79)となる。即ち、dm03、dm05、dm04、dm01、dm02の順にアクセス頻度が高くなっており、基本的方法を用いた場合とは順序が異なっている。
第2の決定方法は、各DMについて保持したRam-countを、アクセス頻度を算出するDMのクライテリアとする方法である。
例えば、最近書かれたDMをアクセス頻度を算出する対象から除外するような場合が考えられる。この場合は、Ram-countが例えば3以下のDMを除外するとよい。
また、過去のカートリッジの読出しマウントを何回目から何回目というように限定して、即ち、ある期間に限定して、DMへのアクセス頻度を量りたい場合も考えられる。この場合は、例えば、アクセス頻度を算出する対象のDMを、Ram-countが100から70のものに限定する。そして、読出しマウントの100回目から70回目に当たるDMへのアクセス回数をDm-readfreqから算出し、それらを比較して頻度の高い順に並べるとよい。
尚、この第2の決定方法で考慮されるRam-countの範囲は、アクセス頻度を把握する対象を限定するための所定の範囲の一例である。
図8は、データ移行後のテープ23上のデータ及びメタデータの例を示した図である。ここでも、図4と同様、テープ23上には、複数のラップが存在しており、白抜きの矢印がデータの書込み方向を、実線の矢印がテープ23の走行方向が逆転することをそれぞれ示している。また、この例では、アクセス頻度が高い方から、dm02、dm03、dm01、dm04であるとする。
ここでは、まず、ラップ#0に対して順方向に、dm-idがdm02のDMが、メタデータ、データの順に書き込まれている。次に、ラップ#1に対して逆方向に、dm-idがdm03のDMのうちメタデータが書き込まれている。その後、ラップ#2に対して再び順方向に、dm-idがdm04のDMのうちデータが書き込まれ、dm-idがdm04のDMが、メタデータ、データの順に書き込まれている。
即ち、データの移行後は、図4の例とは異なり、データ及びメタデータは、図3に示した論理的な関連付けごとに記録されている。これにより、データ及びメタデータをテープ23から順次に読み出していく場合に、不必要なテープ23の位置合わせをする必要がないので、アクセス性能が向上する。
また、移行前のテープ23に分散して配置されていたデータ及びメタデータをある規則で(本実施の形態では、順に)再配置することにより、データ及びメタデータのアクセス性能を高めることができる。
ディジタルデータのアーカイブシステム等では、大量のデータを保管するための階層化ストレージの実装形式として、テープ23を2次、3次ストレージとして用いる形式を採用することがある。その場合、アーカイブといえどもアクセス頻度の高いデータは存在し、実際にアクセスされることが前提である。本実施の形態は、それらのデータへのアクセス性能の向上にも寄与するものである。
以下、他の配置方法について説明する。尚、ここで述べる配置方法は、データをテープ23上で再配置する際に、テープという媒体の特性を考えて、テープ23のマウント後に短時間でアクセスできる位置にアクセス頻度が高いデータを配置するものである。
1.カートリッジを記憶装置にマウントする。
2.読み込むべきデータが記憶されている先頭の位置にテープ23の位置を合わせる。
即ち、カートリッジがマウントされた直後において、記憶装置のヘッドはテープ23の先頭に位置付けられることになる。従って、テープ23の先頭に近い位置に配置されたデータの方がテープ23の終端に近い位置に配置されたデータよりもアクセス速度が速いと言える。なぜなら、テープ23の終端の近くにデータが記録されている場合、テープ23をそこまで走らせて位置合わせをする必要があるからである。
まず、矢印201で示すようにラップ#0に右方向にデータの読み書きを行った後、矢印202で示すようにテープ23の走行方向を逆転する。次に、ラップ#1に左方向にデータの読み書きを行った後、矢印203で示すようにテープ23の走行方向を逆転する。更に、ラップ#2に右方向にデータの読み書きを行った後、矢印204で示すようにテープ23の走行方向を逆転する。そして、最後は矢印205で示すようにラップ#55に左方向にデータの読み書きを行う。
従って、テープ23の先頭に近い側にアクセス頻度が高いデータを配置し、テープ23の終端に近い側にアクセス頻度が低いデータを配置するという配置方法が好ましい。ここで、テープ23の先頭は第1の端部の一例であり、テープ23の終端は第2の端部の一例である。
図9(b)に、セグメンテーションを利用した場合のデータの読み書きについて示す。
まず、矢印211で示すようにラップ#0のセグメント#1の部分に右方向にデータの読み書きを行った後、矢印212で示すようにテープ23の走行方向を逆転する。次に、ラップ#1のセグメント#1の部分に左方向にデータの読み書きを行った後、矢印213で示すようにテープ23の走行方向を逆転する。更に、ラップ#2のセグメント#1の部分に右方向にデータの読み書きを行った後、矢印214で示すようにテープ23の走行方向を逆転する。そして、矢印215で示すようにラップ#55のセグメント#1の部分に左方向にデータの読み書きを行う。
従って、この特性を利用して、データをテープ23に移行する際に、アクセス頻度の高いデータ及びメタデータをテープ23の先頭に近いセグメントに配置し、アクセス頻度の低いデータ及びメタデータをテープ23の終端に近いセグメントに配置するのが好ましい。ここで、テープ23の先頭に近いセグメントは第1の領域の一例であり、テープ23の終端に近いセグメントは第2の領域の一例である。
ここでは、まず、ラップ#0のセグメント#1の部分に対して順方向に、dm-idがdm02のDMが、メタデータ、データの順に書き込まれている。次に、ラップ#1のセグメント#1の部分に対して逆方向に、dm-idがdm02のDMのうちのデータの残りの部分が書き込まれている。その後、ラップ#2のセグメント#1の部分に対して再び順方向に、dm-idがdm03のDMが、メタデータ、データの順に書き込まれている。尚、d-idがd3のデータに続きがある場合は、図示しないが、ラップ#3のセグメント#1の部分に書き込まれる。
即ち、データの移行後は、図4の例とは異なり、データ及びメタデータは、図3に示した論理的な関連付けごとに記録されている。これにより、データ及びメタデータをテープ23から順次に読み込んでいく場合に、不必要なテープ23の位置合わせをする必要がないので、アクセス性能が向上する。
また、この手法では、移行先のテープ23の本数とセグメント定義の仕方を変更することで、移行元のテープ23上のデータのアクセス頻度に応じた記憶空間の提供ができる。例えば、アクセス頻度の高いデータが少ない場合は、最初のセグメントをテープ23の先頭よりに定義すればよい。また、アクセス頻度の高いデータが多い場合は、移行先のテープ23を多くしたり、必要に応じて最初のセグメントを大きく定義したりすることが考えられる。更に、アクセス頻度にばらつきがある場合は、セグメントの数を増やして、頻度ごとにデータをグルーピングしてそれぞれのセグメントに書き込むようにすることが考えられる。
ディジタルデータのアーカイブシステム等では、大量のデータを保管するための階層化ストレージの実装形式として、テープ23を2次、3次ストレージとして用いる形式を採用することがある。その場合、アーカイブといえどもアクセス頻度の高いデータは存在し、実際にアクセスされることが前提である。本実施の形態は、それらのアーカイブされたデータが個別にアクセスされる状況下で、過去のアクセス頻度が高かったデータのアクセス性能の向上にも寄与するものである。
図示するように、コントローラ16は、コマンド処理部61と、バッファ管理部62と、チャネル入出力部63と、カートリッジメモリ入出力部(以下、「CM入出力部」という)64と、頻度算出部65と、移行制御部66と、ヘッド位置管理部67と、テープ走行管理部68とを備える。
移行制御部66は、頻度算出部65が算出したアクセス頻度に基づいて、データの移行を制御する。即ち、アクセス頻度が高いdm-idの順に、移行元のテープ23からデータ及びメタデータを読み出して移行先のテープ23に書き込むよう、バッファ管理部62に指示する。このように、アクセス頻度が高いdm-idに対応するデータ及びメタデータから順次移行先のテープ23に書き込むので、移行制御部66は、移行先のテープ23上のデータ及びメタデータの位置を決定していると言うことができる。つまり、本実施の形態では、第2の記録媒体における各データの記録位置を決定する決定部の一例として、移行制御部66を設けている。
テープ走行管理部68は、テープ23を順方向に走行させるための信号や、テープ23を逆方向に走行させるための信号をモータドライバ18に出力する。
まず、ホスト200からWriteコマンドが送られてきた場合のテープドライブ10の動作について説明する。
ホスト200は、データとメタデータを関連付けるdm-idを伴うWriteコマンドをアーカイブ装置100に送ってくる。すると、アーカイブ装置100では、制御機構30が、このデータを識別するd-idと、このメタデータを識別するm-idとを生成し、dm-idとd-idとm-idとを関連付けてdm-aとして登録する。また、データとメタデータを書き込むカートリッジ20を決定し、d-idとm-idとカートリッジ20とを関連付けてdm-lとして登録し、そのカートリッジ20をテープドライブ10に装填するようアクセッサ40に指示する。そして、制御機構30は、dm-id、d-id、m-id、データ、メタデータを伴うWriteコマンドをテープドライブ10に送る。これにより、テープドライブ10の動作が開始する。
コントローラ16では、まず、コマンド処理部61が、ホストI/F11を介してdm-id、d-id、m-id、データ、メタデータを伴うWriteコマンドを受け取る(ステップ601)。このとき、dm-id、d-id、m-id、データ、メタデータは、バッファ管理部62に渡され、バッファ管理部62によってバッファ12に蓄積される。
具体的には、バッファ管理部62から指示を受けたヘッド位置管理部67がヘッド位置制御システム17を制御して書込みヘッド14aのテープ23の幅方向における位置合わせを行うと共に、バッファ管理部62から指示を受けたテープ走行管理部68がモータドライバ18を制御してテープ23を走行させる。一方で、バッファ管理部62がバッファ12からデータ及びメタデータを読み出してチャネル入出力部63に渡し、チャネル入出力部63がチャネル13を介してデータ及びメタデータを書込みヘッド14aに出力する。
尚、このとき、チャネル入出力部63は、テープ23上のデータ及びメタデータの長手方向の記憶位置の情報をサーボヘッドからチャネル13を介して受け取り、ヘッド位置管理部67は、テープ23上のデータ及びメタデータの幅方向の記憶位置の情報をヘッド位置制御システム17から受け取る。そして、これらの記録位置の情報はバッファ管理部62に渡され、バッファ管理部62が、バッファ12から読み出したd-idとm-idとこれらの記録位置の情報をCM入出力部64に出力する。そして、CM入出力部64が、d-idとデータの記録位置との対応情報、及び、m-idとメタデータの記録位置との対応情報をCMI/F19を介してカートリッジメモリ24に書き込む。これにより、d-idをキーとしたデータの読出し、m-idをキーとしたメタデータの読出しが可能となる。
具体的には、バッファ管理部62がバッファ12からdm-idを読み出してCM入出力部64に渡し、CM入出力部64がdm-idを含むレコードをCMI/F19を介してカートリッジメモリ24に書き込む。
ホスト200は、dm-idを伴うReadコマンドをアーカイブ装置100に送ってくる。すると、アーカイブ装置100では、制御機構30が、dm-idに関連付けられたd-idとm-idをdm-aに基づいて特定する。また、d-idとm-idに関連付けられたカートリッジ20をdm-lに基づいて特定し、そのカートリッジ20をテープドライブ10に装填するようアクセッサ40に指示する。そして、制御機構30は、dm-id、d-id、m-idを伴うReadコマンドをテープドライブ10に送る。これにより、テープドライブ10の動作が開始する。
コントローラ16では、まず、コマンド処理部61が、ホストI/F11を介してdm-id、d-id、m-idを伴うReadコマンドを受け取る(ステップ621)。このとき、dm-id、d-id、m-idは、バッファ管理部62に渡される。
具体的には、バッファ管理部62から指示を受けたヘッド位置管理部67がヘッド位置制御システム17を制御して読出しヘッド14bのテープ23の幅方向における位置合わせを行うと共に、バッファ管理部62から指示を受けたテープ走行管理部68がモータドライバ18を制御してテープ23を走行させる。一方で、読出しヘッド14bが読み出したデータ及びメタデータをチャネル入出力部63がチャネル13を介して取得してバッファ管理部62に渡し、バッファ管理部62がデータ及びメタデータをバッファ12に蓄積する。そして、バッファ12に蓄積されたデータ及びメタデータは、ホスト200に送信される。
更新処理において、まず、CM入出力部64は、dmアクセスカウンタテーブルから1レコードを読み込む(ステップ623)。そして、読み込んだレコードに含まれるRam-countが8の倍数であるかどうかを判定する(ステップ624)。その結果、Ram-countが8の倍数であれば、今回の読出しマウントから8回を一単位とした新たな読出しマウントの単位が始まる。そこで、Dm-countに0を代入することによって初期化し、Dm-readfreqに右端に“00”を付加する(ステップ625)。一方、Ram-countが8の倍数でなければ、そのまま次の処理へ進む。
図14は、このときのテープドライブ10のコントローラ16の動作例を示したフローチャートである。尚、ここでは、移行先のテープ23において、データ及びメタデータを図10に示したように配置することを前提に説明する。
すると、頻度算出部65は、上述した第1の決定方法又は第2の決定方法を用いてdm-idごとのアクセス頻度を算出し、アクセス頻度が高い順にdmアクセスカウンタテーブルのレコードを並べ替え、並べ替え後のdmアクセスカウンタテーブルを移行制御部66に受け渡す(ステップ642)。
即ち、まず、移行制御部66は、並べ替え後のdmアクセスカウンタテーブルから1レコードを読み込み、バッファ管理部62に伝える(ステップ643)。すると、バッファ管理部62は、読み込んだレコードに含まれるdm-idに対応するデータ及びメタデータを移行元のテープ23から読み出す(ステップ644)。
具体的には、バッファ管理部62から指示を受けたヘッド位置管理部67がヘッド位置制御システム17を制御して読出しヘッド14bのテープ23の幅方向における位置合わせを行うと共に、バッファ管理部62から指示を受けたテープ走行管理部68がモータドライバ18を制御してテープ23を走行させる。一方で、読出しヘッド14bが読み出したデータ及びメタデータをチャネル入出力部63がチャネル13を介して取得してバッファ管理部62に渡し、バッファ管理部62がデータ及びメタデータをバッファ12に蓄積する。尚、dm-idに対応するデータ及びメタデータを読み出す際のキーとなるd-id及びm-idは、例えば、制御機構30に問い合わせることによって特定するとよい。
その結果、現在のラップに書けると判定すれば、そのままデータ及びメタデータを移行先のテープ23に書き込む(ステップ649)。
具体的には、バッファ管理部62から指示を受けたヘッド位置管理部67がヘッド位置制御システム17を制御して書込みヘッド14aのテープ23の幅方向における位置合わせを行うと共に、バッファ管理部62から指示を受けたテープ走行管理部68がモータドライバ18を制御してテープ23を走行させる。一方で、バッファ管理部62がバッファ12からデータ及びメタデータを読み出してチャネル入出力部63に渡し、チャネル入出力部63がチャネル13を介してデータ及びメタデータを書込みヘッド14aに出力する。
そして、現在のラップが最後のラップでなければ、次のラップに切り替えて(ステップ647)、データ及びメタデータを移行先のテープ23に書き込む(ステップ649)。尚、ラップの切り替えは、ヘッド位置管理部67がヘッド位置制御システム17を制御することで行われる。
また、現在のラップが最後のラップであれば、次のセグメントのラップ#1に切り替えて(ステップ648)、データ及びメタデータを移行先のテープ23に書き込む(ステップ649)。尚、セグメントの切り替えは、テープ走行管理部68がモータドライバ18を制御することで行われ、ラップの切り替えは、ヘッド位置管理部67がヘッド位置制御システム17を制御することで行われる。
Claims (14)
- 第1の記録媒体に記録されたデータの第2の記録媒体への移行を支援する装置であって、
前記第1の記録媒体に記録されたデータごとに、当該第1の記録媒体に当該データが書き込まれた後に当該第1の記録媒体から何れかのデータが読み出された回数を示す第1の情報と、当該第1の記録媒体から当該データが読み出された回数を示す第2の情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記第1の情報と前記第2の情報とを用いて、各データの前記第1の記録媒体に最初に書き込まれた時期の違いによるぶれを排除したアクセス頻度を把握する把握部と、
前記把握部により把握された前記アクセス頻度に基づいて、前記第2の記録媒体における各データの記録位置を決定する決定部と
を含む、装置。 - 前記第1の記録媒体から特定のデータが読み出された場合に、当該特定のデータ及び当該第1の記録媒体に記録された他のデータについて、前記第1の情報を更新し、当該特定のデータについて、前記第2の情報を更新する更新部を更に含む、請求項1の装置。
- 前記特定のデータは、主データと、当該主データの付加情報であるメタデータとを含み、
前記更新部は、前記第1の記録媒体から前記主データ及び前記メタデータの少なくとも何れか一方が読み出された場合に、前記特定のデータが読み出されたと判定する、請求項2の装置。 - 前記第1の情報は、前記第1の記録媒体にデータが書き込まれた後に当該第1の記録媒体が記憶装置にマウントされた回数によって、当該第1の記録媒体に当該データが書き込まれた後に当該第1の記録媒体から何れかのデータが読み出された回数を示す、請求項1の装置。
- 前記把握部は、前記第1の情報が示す回数に対する前記第2の情報が示す回数の比率を、前記アクセス頻度として把握する、請求項1の装置。
- 前記把握部は、前記第1の情報が示す回数が所定の範囲にあるデータについて、前記第2の情報を用いて、前記アクセス頻度を把握する、請求項1の装置。
- 前記第2の情報は、データの読出しの履歴を複数のビット値で表す情報であって、前記第1の記録媒体からのM回の何れかのデータの読出しのうち当該データが読み出された回数を、当該複数のビット値のうちN(N<M)個のビット値で表す、請求項1の装置。
- 前記決定部は、前記アクセス頻度が高いデータが前記第2の記録媒体における第1の記録位置に記録され、かつ、前記アクセス頻度が低いデータが当該第2の記録媒体における当該第1の記録位置よりもデータの読出しに時間がかかる第2の記録位置に記録されるように、当該第2の記録媒体における各データの記録位置を決定する、請求項1の装置。
- 前記第2の記録媒体は、第1の端部から第2の端部へ向けてデータの読出しが開始されるテープ媒体であり、
前記第2の記録位置は、前記第1の記録位置よりも前記第2の端部に近い位置である、請求項8の装置。 - 前記第2の記録媒体は、第1の端部から第2の端部へ向けてデータの読出しが開始され、かつ、長手方向の少なくとも1つの位置で分割することで形成された複数の領域を有するテープ媒体であり、
前記第1の記録位置は、前記複数の領域のうちの第1の領域内の位置であり、
前記第2の記録位置は、前記複数の領域のうち、前記第1の領域よりも前記第2の端部に近い第2の領域内の位置である、請求項8の装置。 - 記録媒体におけるデータの再配置を支援する装置であって、
前記記録媒体に記録されたデータごとに、当該記録媒体に当該データが書き込まれた後に当該記録媒体から何れかのデータが読み出された回数を示す第1の情報と、当該記録媒体から当該データが読み出された回数を示す第2の情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記第1の情報と前記第2の情報とを用いて、各データの前記記録媒体に最初に書き込まれた時期の違いによるぶれを排除したアクセス頻度を把握する把握部と、
前記把握部により把握された前記アクセス頻度に基づいて、前記記録媒体における各データの記録位置を決定する決定部と
を含む、装置。 - 第1のテープ媒体に記録されたデータを第2のテープ媒体に移行する装置であって、
前記第1のテープ媒体に記録され、主データと、当該主データの付随情報を示すメタデータとを含むデータごとに、当該第1のテープ媒体に当該データが書き込まれた後に当該第1のテープ媒体が何れかのデータの読出しのためにテープドライブにマウントされた回数を示す第1の情報と、当該第1のテープ媒体から当該データが読み出された回数を示す第2の情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記第1の情報が示す回数に対する前記第2の情報が示す回数の比率を、各データの前記第1のテープ媒体に最初に書き込まれた時期の違いによるぶれを排除したアクセス頻度として把握する把握部と、
前記把握部により把握された前記アクセス頻度が高いデータから順に前記第2のテープ媒体に書き込む書込み部と
を含む、装置。 - 第1の記録媒体に記録されたデータの第2の記録媒体への移行を支援する方法であって、
前記第1の記録媒体に記録されたデータごとに、当該第1の記録媒体に当該データが書き込まれた後に当該第1の記録媒体から何れかのデータが読み出された回数を示す第1の情報と、当該第1の記録媒体から当該データが読み出された回数を示す第2の情報とを取得するステップと、
取得された前記第1の情報と前記第2の情報とを用いて、各データの前記第1の記録媒体に最初に書き込まれた時期の違いによるぶれを排除したアクセス頻度を把握するステップと、
把握された前記アクセス頻度に基づいて、前記第2の記録媒体における各データの記録位置を決定するステップと
を含む、方法。 - 第1の記録媒体に記録されたデータの第2の記録媒体への移行を支援する装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記第1の記録媒体に記録されたデータごとに、当該第1の記録媒体に当該データが書き込まれた後に当該第1の記録媒体から何れかのデータが読み出された回数を示す第1の情報と、当該第1の記録媒体から当該データが読み出された回数を示す第2の情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記第1の情報と前記第2の情報とを用いて、各データの前記第1の記録媒体に最初に書き込まれた時期の違いによるぶれを排除したアクセス頻度を把握する把握部と、
前記把握部により把握された前記アクセス頻度に基づいて、前記第2の記録媒体における各データの記録位置を決定する決定部と
して機能させる、プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008329430A JP5106377B2 (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 記録媒体に記録されたデータの移行のための装置及び方法 |
KR1020090115072A KR101171439B1 (ko) | 2008-12-25 | 2009-11-26 | 기록 매체에 기록된 데이터의 이동 장치 및 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008329430A JP5106377B2 (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 記録媒体に記録されたデータの移行のための装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010152603A JP2010152603A (ja) | 2010-07-08 |
JP5106377B2 true JP5106377B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=42571630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008329430A Expired - Fee Related JP5106377B2 (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 記録媒体に記録されたデータの移行のための装置及び方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5106377B2 (ja) |
KR (1) | KR101171439B1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5618813B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2014-11-05 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | 記憶装置、記録媒体、およびデータの長期保存方法 |
US8493823B1 (en) * | 2012-10-31 | 2013-07-23 | Oracle International Corporation | Variable data transfer rate optical tape drive system and method |
JP6070371B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-02-01 | 富士通株式会社 | データ配置プログラム、及び情報処理装置 |
JP5932877B2 (ja) * | 2014-04-15 | 2016-06-08 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | テープメディアへファイルを書き込む所要時間の低減 |
JP5991701B2 (ja) | 2014-10-28 | 2016-09-14 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | ストレージ管理方法、ストレージ管理システム、コンピュータ・システムおよびプログラム |
JP6075571B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2017-02-08 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | 階層型ストレージ・システムでのファイルの移動方法 |
JP6463103B2 (ja) | 2014-12-02 | 2019-01-30 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | 複数のファイルを書込む方法、テープ装置システム、及びプログラム |
JPWO2021054243A1 (ja) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | ||
JP2021144663A (ja) | 2020-03-13 | 2021-09-24 | 富士通株式会社 | ストレージシステム、移行元のストレージ装置および移行先のストレージ装置 |
WO2022195984A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 富士フイルム株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
WO2022195985A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 富士フイルム株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0969028A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Hitachi Ltd | 磁気テープカートリッジ制御方式 |
JPH1131376A (ja) * | 1997-07-09 | 1999-02-02 | Sony Corp | 情報記録再生装置及び方法 |
JPH11306690A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Aiwa Co Ltd | 信号記録方法とテープ状記録媒体処理装置およびテープ状記録媒体 |
JP2006293981A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-10-26 | Hitachi Ltd | データベース格納方法、および、データベース格納システム |
-
2008
- 2008-12-25 JP JP2008329430A patent/JP5106377B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-11-26 KR KR1020090115072A patent/KR101171439B1/ko active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR101171439B1 (ko) | 2012-08-09 |
JP2010152603A (ja) | 2010-07-08 |
KR20100075727A (ko) | 2010-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5106377B2 (ja) | 記録媒体に記録されたデータの移行のための装置及び方法 | |
EP1805589B1 (en) | Tape emulating disk based storage and method with automatically resized emulated tape capacity | |
US6173359B1 (en) | Storage and access to scratch mounts in VTS system | |
JP5480163B2 (ja) | 記録媒体に記録されたデータを読み出す装置及び方法 | |
JP3175371B2 (ja) | データ記憶フォーマット変換方式及びその変換方法及びアクセス制御装置及びデータアクセス方法 | |
JP5999650B2 (ja) | テープ上の複数のレコード群の読み出し順序を検索する方法、プログラム | |
US6298414B1 (en) | Method and medium for recording digital data | |
US8041921B2 (en) | Apparatus, system, and method for utilizing tape media segmentation | |
US8009541B2 (en) | Device, method, and computer program product for data migration | |
US9448744B2 (en) | Mapping locations of logical volume records on a physical stacked volume | |
US6937411B2 (en) | Method, system, program, and storage cartridge for storing data in a storage medium | |
US9098210B2 (en) | Automatically linking partitions on a tape media device | |
JP6391061B2 (ja) | テープ上へのファイル書き込み方法 | |
US9685179B2 (en) | Tape device and controller thereof | |
US7143232B2 (en) | Method, system, and program for maintaining a directory for data written to a storage medium | |
US9891850B2 (en) | Method for backing up data on tape | |
US20070236817A1 (en) | Magnetic-tape recording method, magnetic-tape recording apparatus, and computer system | |
JP7252448B2 (ja) | テープ装置、制御装置および読み出し制御プログラム | |
JP4269915B2 (ja) | 記録再生装置及び方法、並びに記録再生システム | |
JP2001283563A (ja) | 記録再生装置 | |
JP2001283575A (ja) | 記録再生装置 | |
JP2001283574A (ja) | 記録再生装置 | |
JP2001283573A (ja) | 記録装置、記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110112 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110322 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110720 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110728 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20110819 |
|
RD14 | Notification of resignation of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5106377 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |