JP5106130B2 - レーザビーム照射方法およびレーザビーム照射装置 - Google Patents

レーザビーム照射方法およびレーザビーム照射装置 Download PDF

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本発明は、レーザビーム照射方法およびレーザビーム照射装置に関し、特に回折光学素子(diffractive optical element, DOE)を用いたレーザビーム照射方法およびレーザビーム照射装置に関する。
高出力レーザの発展には目覚しいものがあり、切断、溶接、穴あけ等の加工、半導体層の結晶化、半導体に注入した不純物の活性化等の熱処理(アニーリング)等様々な分野で実用化が進められている。
レーザの光軸と直交する面内のビーム形状は通常円形であり、光軸を含む断面内の強度分布は通常ガウス分布である。レーザビーム利用の観点からは、矩形、長尺状などのビーム形状、ビーム内での均一な強度分布が望まれることが多い。この要望を満たすために、ビーム形状の変更や強度分布の均一化などが行なわれる。強度分布の均一化にはカライドスコープやホモジナイザ等が用いられ、ビーム形状の変更にはマスク、シリンドリカルレンズ等が用いられる。
自由度が高い、ビーム形状の変更、強度分布の均一化を行なえる技術として、回折光学素子(DOE)が開発されている。回折面の各点、各点を新たな光源とし、任意の位相を与えることにより、像面上で新たな光強度分布を創出することが可能である。像面上の光強度分布を所望の分布とするように、回折面の位相(段差)を設定する。半導体プロセスで用いられるような、ホトリソグラフィとエッチングにより、石英などで形成された回折部材面に任意の段差を形成することができる。最初に形成する段差を1とし、次に1/2の段差を重ねて形成し、次に1/4の段差を重ねて形成し、というように段差形成工程をn回繰り返すと、2レベルの段差を形成できる。
2005年3月 SEI テクニカルレビュー 第166号、13頁は、ビーム径(1/e径)2.0mmの平行光であり、ガウス強度分布のYAG第2高調波レーザ(波長532nm)を、70mm離れた位置で1.0mm×0.5mmの矩形均一強度分布に変換する回折光学素子や、ビーム径(1/e径)3.0mmの平行光であり、ガウス強度分布のYAG第2高調波レーザ(波長532nm)を、100mm離れた位置で4.0mm×0.1mmのライン状均一強度分布(長尺方向のみ、短尺方向はガウス分布)に変換する回折光学素子等を報告している。
回折光学素子(DOE)においては、入射レーザビームが所定の仕様を有することが前提とされている。ビーム径が大きくなると外周部の強度分布が持ち上がり、ビーム径が小さくなると中心部の強度分布が凸型になる。入射位置がシフトすると、強度分布もシフト方向にシフトし、頂上部の強度分布は傾く。
複数のDOEを用い、各DOEにレーザビームを入射し、像面上で端部を重畳させて高パワー密度を得る形態も提案されている。固体レーザのように、単体レーザが低パワーであっても、複数のレーザビーム源を用いることで高パワー密度が得られる。
特開2005−217267号は、2本のレーザビームをDOEの予定入射位置に関して対称な2つの位置に入射し、加算・合成することで強度を増加した対称的な強度分布を得ることを提案する。
2005年3月 SEI テクニカルレビュー 第166号、13頁 特開2005−217267号公報
例えば固体レーザは安定した運転が可能であり、制御、メインテナンスが容易であるが、エキシマレーザ等と比べると、パワー密度が低い。低パワー密度のレーザを用いても、複数のレーザビームを合波すればパワー密度を上げることは可能である。しかし、どのように合波するかで干渉で強度の乱れが生じる等種々の問題も生じる。所望の強度分布を得られる複数のレーザビームの合波は容易ではない。
本発明の目的は、DOEを用い、複数のレーザビーム源から出射したレーザビームを加算して、パワー密度を高めた照射光を形成することのできるレーザビーム照射方法およびレーザビーム照射装置を提供することである。
本発明の第1の観点によれば、
第1、第2、第3のレーザビームを収束光としてそれぞれ第1、第2の反射ミラー、およびその間に進行させる工程と、
前記第1のレーザビームを、第1の位置で前記第1の反射ミラーにより第1の方向に平行な方向に反射させ、発散光として進行させる工程と、
前記第2のレーザビームを、前記第1の位置の近傍の第2の位置で前記第2の反射ミラーにより前記第1の方向に平行な方向に反射させ、発散光として進行させる工程と、
前記第3のレーザビームを、前記第1の反射ミラーと前記第2の反射ミラーの間を通って、前記第1の方向に平行に発散光として進行させる工程と、
重なりを持って前記第1の方向に進行する、前記第1、第2、第3のレーザビームの合波光を受け、平行ビームにする工程と、
前記平行ビームを回折光学素子に入射させ、回折を生じさせる工程と、
を含むレーザビーム照射方法が提供される。
本発明の第2の観点によれば、
互いに近づく方向に進行し、少なくともある位置より下流で発散する第1、第2のレーザビームを形成する第1、第2の光学系と、
前記第1、第2のレーザビームを受ける位置に配置され、前記第1、第2のレーザビームを第1の方向と平行な方向に反射する第1、第2の反射ミラーと、
前記第1、第2の反射ミラーの間を通って、前記第1の方向と平行な方向に進行し、少なくともある位置より下流で発散する第3のレーザビームを形成する第3の光学系と、
前記第1、第2、第3のレーザビームが重なりを持った発散光となって進行する位置で、前記第1、第2、第3のレーザビームの合波光を受け、平行ビームにするコリメート光学系と、
前記平行ビームを受け、回折を生じさせる回折光学素子と、
を有し、
前記第1、第2、第3の光学系が、前記第1、第2、第3のレーザビームを収束光として前記第1、第2の反射ミラー、およびその間に進行させる収束光学系を含むレーザビーム照射装置が提供される。
第1、第2、第3のレーザビームを用いて、出力光のパワーを増大することができる。
合波光にガウス分布を付与することにより、DOEを用いて、所定のビーム形状と、均一化された強度分布を有する照射光を得ることができる。
図1A,1B,1Cは、本発明の第1の実施例によるレーザビーム照射装置の構成を概略的に示すブロック図、台形プリズムの上面図、落射ミラー下方の構成要素の側面図である。
図1Aに示すように、2台のレーザ光源11,12がxy面上で並列に配置され、互いに直交する偏光のレーザビームをx方向に出射する。一方のレーザ光源11から出射したレーザビームは、偏光ビームスプリッタで形成された合波器14に入射し、そのまま透過する。他方のレーザ光源12から出射したレーザビームは、ミラー13でy方向に反射され、合波器14でx方向に反射されて、一方のレーザ光源11から出射したレーザビームと同軸で合波され、レーザビームLB1を形成する。レーザビームLB1は、ビームエキスパンダ15に入射し、ビーム径を拡大して、ミラー16で−y方向に反射され、収束レンズ17に入射する。収束レンズ17は、収束ビームを形成し、台形プリズム1の図中上側斜面に形成された反射ミラーM1でx方向に反射する。レーザビームLB1は、収束した状態で台形プリズム1で反射され、その後発散レーザビームとなってx方向に進みコリメートレンズ2に入射する。
2台のレーザ光源21,22もxy面上で並列に配置され、互いに直交する偏光のレーザビームをx方向に出射する。一方のレーザ光源21から出射したレーザビームは、偏光ビームスプリッタで形成された合波器24に入射し、そのまま透過する。他方のレーザ光源22から出射したレーザビームは、ミラー23でy方向に反射され、合波器24でx方向に反射されて、一方のレーザ光源21から出射したレーザビームと同軸で合波され、レーザビームLB2を形成する。レーザビームLB2は、ビームエキスパンダ25に入射し、ビーム径を拡大して、収束レンズ27に入射する。収束レンズ27は、収束ビームを形成し、台形プリズム1の矩形部分を透過する。レーザビームLB2は、収束した状態で台形プリズム1を透過し、その後発散レーザビームとなってx方向に進みコリメートレンズ2に入射する。
2台のレーザ光源31,32もxy面上で並列に配置され、互いに直交する偏光のレーザビームをx方向に出射する。一方のレーザ光源31から出射したレーザビームは、偏光ビームスプリッタで形成された合波器34に入射し、そのまま透過する。他方のレーザ光源32から出射したレーザビームは、ミラー33でy方向に反射され、合波器34でx方向に反射されて、一方のレーザ光源31から出射したレーザビームと同軸で合波され、レーザビームLB3を形成する。レーザビームLB3は、ビームエキスパンダ35に入射し、ビーム径を拡大して、ミラー36でy方向に反射され、収束レンズ37に入射する。収束レンズ37は、収束ビームを形成し、台形プリズム1の図中下側斜面に形成された反射ミラーM2でx方向に反射する。レーザビームLB3は、レーザビームLB1と互いに近づく方向に進行し、収束した状態で台形プリズム1で反射され、その後発散レーザビームとなってx方向に進みコリメートレンズ2に入射する。
台形プリズム1は、yz面に平行な底面と、中央部にyz面に平行な平面、そのy方向両側(上下)に底面に対してxz面内で45°傾いた斜面を含む対向面とを有する。
図1Bは、台形プリズム1をx方向から見た上面図である。レーザビームLB1,LB3は、互いに近接する方向に進行し、台形プリズムの斜面の反射ミラーM1,M2で反射され、x方向に進行する。レーザビームLB2は紙面に垂直に進行し、台形プリズムの矩形部分を透過してx方向に進行する。レーザビームLB1,LB2,LB3は、台形プリズム1を通過する時収束されているので相互間の距離を縮小することができる。台形プリズム1からx方向に進行する時、レーザビームLB1,LB2,LB3の光軸はy方向にずれている(軸外し状態)が、その距離は短い。
図1Aに戻って、x方向に進行するにつれ、レーザビームLB1,LB2,LB3が発散すると、その大部分は重なり合い、合波されたレーザビームを構成する状態となる。コリメートレンズ2は、合波されたレーザビームを平行レーザビームにし、回折光学素子(DOE)3に入射させる。
回折光学素子3は、ガウス型強度分布を有する所定ビーム径のレーザビームを、所定形状と均一化された強度分布を有するレーザビームに変換する機能を有する。まず、ガウス型強度分布の要件について考察する。
図2Aは、ガウス型強度分布を有する3本のレーザビームを近接配置した状態での強度分布を示す。横軸は3本のレーザビームが並ぶ方向の位置を示し、縦軸は各レーザビーム強度のピーク値を1に正規化した強度を示す。3本のレーザビームは、相互に軸外しされているが、隣接レーザビーム間の軸外し量は小さな一定値である。隣接レーザビームはその大部分を重ね合わせて分布している。両側のレーザビームも、かなりの重なりを持つ。
図2Bは、図2Aの3本のレーザビームの強度分布を加算した強度分布を示す。横軸は図2Aの横軸に対応する位置を示し、縦軸は加算した合波レーザビーム強度を示す。加算された合波レーザビームの強度分布は、新たなガウス分布型強度分布であると言える。2本のレーザビームを加算すると頂上が平らになる傾向を示すが、3本のレーザビームを加算することによりピーク部分の落ち込みを防止できると考えられる。即ち、回折光学素子に入射する合波レーザビームは、ガウス分布型強度分布の要請を満たす。
次に、所定ビーム径の要件について考察する。台形プリズム1に入射するレーザビーム系を十分小さくすると、台形プリズムから発する3本のレーザビームの合波レーザビームの径(3本のレーザビームは並ぶ方向の寸法)を十分小さくすることができる。合波レーザビームが発散する光路上に、コリメート光学系2は配置されている。コリメート光学系2を配置する光軸上の位置を選択することにより合波レーザビームの径を選択することができる。
図2Cに示すように、コリメート光学系2をコリメートレンズ系2aとビームコントラクタ2bの組み合わせとしてもよい。各レーザビームを十分発散させて、重なりを増加し、コリメートレンズ系2aによって平行光にし、ビームコントラクタ2bによって所望径までビーム径を縮小する。
このように、回折光学素子が要求するレーザビーム径を満足するように、コリメート光学系を配置、設計すれば所定ビーム径の要件を満足することができる。
回折光学素子3は、像面4上に所定形状の均一化された強度分布を有する照射レーザビームを形成する。結像光学系5は、一旦像面4に形成された所定形状の均一化されたエネルギ分布を処理対象物の上に結像するための光学系である。像面4において、マスク等を用いビーム形状を整形してもよい。結像光学系5の光路上に落射ミラ−6を配置し、レーザビームの進行方向を変更するのが好ましい。実用上は、水平面が重要な意味を持ち、光学要素を同一水平面上に配置することが望ましい。処理対象物は、水平面上に配置することが望ましい。水平面上に配置された処理対象物上にレーザビームを照射するには、水平面上を進行してきたレーザビームを垂直方向に方向返換することが望ましい。落射ミラー6は、この要請を満たす部材である。
図1Cに示すように、落射ミラー6で垂直下方に方向付けられたレーザビームは結像光学系7を介してステージ9に載置された処理対象基板8上を照射する。なお、結像光学系5,7は、その一方を省略してもよい。
処理対象基板は、例えば、液晶表示装置用のシリコン膜を形成したガラス基板、不純物をイオン注入したシリコン基板である。長尺状等の所定形状を有し、均一化された強度分布を有するレーザビームを処理対象基板8に照射することで、所望の処理、例えばアモルファスシリコン膜の多結晶化、多結晶シリコン膜のグレイン径増加、不純物の活性化等の処理を行なう。
上述の実施例においては、台形プリズムを用いて3本のレーザビームを合波した。合波手段は台形プリズムに限らない。
図3A,3Bは、第2の実施例による合波手段を示す。図3Aはz方向から見た平面図、図3Bはx方向から見た上面図である。支持部材41は開口44を有し、その両側に直角プリズム42,43を固定する。直角プリズム42,43は、45度の斜面を有し、第1の実施例の台形プリズムの斜面に相当する機能を果たす。開口44は直進するレーザビームを透過させる。光路長に差は生じるが、台形プリズムの矩形部と同様の機能を果たす。
図4は、第3の実施例による合波光学系を示すダイアグラムである。図1Aに示す構成において、ビームエキスパンダ15,25,35、収束光学系17,27,37を省略し、レーザビームLB1,LB2,LB3を、ほぼコリメート光の状態で、台形プリズム1に入射させる。台形プリズム1の下流に発散光学系50を配置し、各レーザビームLB1,LB2,LB3を発散光束とする。発散光学系50は最初から発散する光束を形成してもよいが、一旦収束させその後発散する光束を形成してもよい。収束させることにより、縮小像が形成され、各ビーム間の距離が縮小する。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、種々の変形、改良、置換、組み合わせ等が可能なことは、当業者に自明であろう。
図1A,1B,1Cは、本発明の第1の実施例によるレーザビーム照射装置の構成を概略的に示すブロック図、台形プリズムの上面図、落射ミラー下方の構成要素の側面図である。 図2A、2Bは、ガウス型強度分布を有する3本のレーザビームの個々の強度分布と、価珊瑚の強度分布を示すグラフ、図2Cは、コリメート光学系の構成例を示すブロック図である。 図3A,3Bは、第2の実施例による合波手段の、z方向から見た平面図、およびx方向から見た上面図である。 図4は、第3の実施例による合波手段の構成を示すダイアグラムである。
符号の説明
1 台形プリズム、
M1,M2 反射ミラー、
2 コリメート光学系、
3 回折光学素子(DOE)、
4 像面、
5 結像光学系、
6 落射ミラー、
7 結像光学系、
8 処理基板、
9 ステージ、
11,12,21,22,31,32 レーザ光源、
13,23,33 反射ミラー、
14,24,34 偏光ビームスプリッタ、
15,25,35 ビームエキスパンダ、
16,36 反射ミラー、
17,27,37 収束光学系、
40 支持部材、
42,43 直角プリズム、
44 開口、
50 発散光学系。

Claims (13)

  1. 第1、第2、第3のレーザビームを収束光としてそれぞれ第1、第2の反射ミラー、およびその間に進行させる工程と、
    前記第1のレーザビームを、第1の位置で前記第1の反射ミラーにより第1の方向に平行な方向に反射させ、発散光として進行させる工程と、
    前記第2のレーザビームを、前記第1の位置の近傍の第2の位置で前記第2の反射ミラーにより前記第1の方向に平行な方向に反射させ、発散光として進行させる工程と、
    前記第3のレーザビームを、前記第1の反射ミラーと前記第2の反射ミラーの間を通って、前記第1の方向に平行に発散光として進行させる工程と、
    重なりを持って前記第1の方向に進行する、前記第1、第2、第3のレーザビームの合波光を受け、平行ビームにする工程と、
    前記平行ビームを回折光学素子に入射させ、回折を生じさせる工程と、
    を含むレーザビーム照射方法。
  2. 前記平行ビームは、前記回折光学素子上で、ガウス分布型強度分布を有する請求項記載のレーザビーム照射方法。
  3. 前記回折光学素子から出射した合成レーザビームを、結像光学系を介して処理対象物上に照射する工程をさらに有する請求項1または2に記載のレーザビーム照射方法。
  4. 前記合成レーザビームは、像面上で所定ビーム形状と均一化された光強度分布を形成する請求項記載のレーザビーム照射方法。
  5. 前記第1、第2、第3のレーザビームは、それぞれ偏光方向が直交する2本のレーザビームを同軸上に合波したレーザビームである請求項1〜のいずれか1項記載のレーザビーム照射方法。
  6. 互いに近づく方向に進行し、少なくともある位置より下流で発散する第1、第2のレーザビームを形成する第1、第2の光学系と、
    前記第1、第2のレーザビームを受ける位置に配置され、前記第1、第2のレーザビームを第1の方向と平行な方向に反射する第1、第2の反射ミラーと、
    前記第1、第2の反射ミラーの間を通って、前記第1の方向と平行な方向に進行し、少なくともある位置より下流で発散する第3のレーザビームを形成する第3の光学系と、
    前記第1、第2、第3のレーザビームが重なりを持った発散光となって進行する位置で、前記第1、第2、第3のレーザビームの合波光を受け、平行ビームにするコリメート光学系と、
    前記平行ビームを受け、回折を生じさせる回折光学素子と、
    を有し、
    前記第1、第2、第3の光学系が、前記第1、第2、第3のレーザビームを収束光として前記第1、第2の反射ミラー、およびその間に進行させる収束光学系を含むレーザビーム照射装置。
  7. 前記平行ビームは、前記回折光学素子上でガウス分布型強度分布を有する請求項6に記載のレーザビーム照射装置。
  8. 前記回折光学素子は、像面上で所定のビーム形状と強度分布を形成する出力光を生成する請求項6または7に記載のレーザビーム照射装置。
  9. 前記第1、第2の反射ミラーが、共通底面、中間部に前記共通底面と平行な平面、その両側に対称的な形状の斜面を含む対向面を有し、前記斜面上に反射ミラーが形成された台形プリズムによって構成された請求項6〜8のいずれか1項記載のレーザビーム照射装置。
  10. 前記回折光学素子の下流に配置された結像光学系と、
    前記結像光学系の下流で処理対象物を載置するテーブルと、
    をさらに有する請求項6〜9のいずれか1項記載のレーザビーム照射装置。
  11. 前記処理対象物上で、照射光が所定のビーム形状と均一化された強度分布を有する請求項10記載のレーザビーム照射装置。
  12. 前記第1、第2、第3のレーザビームを前記第1の方向に平行に、かつ同一平面上に出射する第1、第2、第3のレーザ光源と、
    前記第1および第2のレーザビームを、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って、かつ互いに近づく方向に反射する第1、第2の反射ミラーと、
    をさらに有する請求項6〜11のいずれか1項記載のレーザビーム照射装置。
  13. 前記第1、第2、第3のレーザ光源が、それぞれ偏光方向が直交する2本のレーザビームを同軸上に合波したレーザビームを、前記第1、第2、第3のレーザビームとして出射する請求項12記載のレーザビーム照射装置。
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