JP5105389B2 - Aluminum alloy manufacturing method - Google Patents

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JP5105389B2 JP2001553411A JP2001553411A JP5105389B2 JP 5105389 B2 JP5105389 B2 JP 5105389B2 JP 2001553411 A JP2001553411 A JP 2001553411A JP 2001553411 A JP2001553411 A JP 2001553411A JP 5105389 B2 JP5105389 B2 JP 5105389B2
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Abstract

An aluminum alloy fin stock of lower (more negative) corrosion potential and higher thermal conductivity is produced by a process, which comprises continuously strip casting the alloy to form a strip, cold rolling the strip to an intermediate gauge sheet, annealing the sheet and cold rolling the sheet to final gauge. Lower corrosion potential and higher thermal conductivity are imparted by carrying out the continuous strip casting while cooling the alloy at a rate of at least 300 DEG C./second, e.g. by conducting the casting step in a twin-roll caster.

Description

【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は、熱交換器のフィン製造に使用される改善アルミニウム合金製品を製造する方法、およびこのようにして製造されたフィンストック(finstock)材料であって目的に適した腐食電位および好ましくは高い熱伝導率を有するフィンストック材料に関する。
【0002】
(従来の技術)
アルミニウム合金は、長年、自動車ラジエーターやコンデンサーや蒸発器などの熱交換器フィンの製造に採用されている。伝統的なラジエーターフィン合金は、ロウ付け処理の間にロウ付け適および良好な垂れ耐性を示すと共に、ロウ付け処理後に高い強度が得られるように、設計されている。この目的に使用される合金は、通常、高いレベルでマンガンを含んでいる。この合金の例は、アルミニウム合金AA 3003である。この合金を用いると、良好なロウ付け性能が得られるが、熱伝導率は、比較的低い。低い熱伝導率は、これまで、フィンストック材料の厚みが著しく大きいため、重大な問題ではなかった。フィンストック材料は、適切な厚みであれば、多量の熱量を伝達することができる。しかしながら、車両重量を軽量化るには、より薄いフィンストック材料が必要であり、これは、熱伝導率改善の必要性を強調することとなる。明白なことであるが、より薄い厚みの材料は、より薄くなるにつれて、熱の流動を阻害する傾向を示す。
【0003】
また、熱交換器は、良好な防食性能を有するように設計され、これは、しばしば、フィンを、熱交換器の残部よりもより小さい腐食電位(より大きい陰性電位)を有する材料からを製造すること(したがって、フィンを防食性にること)によって達成することができ、したがって、フィン材料は、適切な腐食電位に調整しなければならない。
【0004】
これまで、合金の腐食電位および熱伝導率は、合金の化学組成の変化によって変ていた。例えば、本の発明者は、これまでに、特殊なアルミニウム合金が、フィンストック材料の使用に特に適していることを見出した〔本件出願人による、PCT出願WO 00/05426(国際公開2000年2月3日)に開示〕。この合金は、Fe、Si、Mnおよび一般にZnおよび所望によりTiを、特定の含有量範囲で含んでいる。しかしながら、この種の合金製のフィンを用いて製造した熱交換器についての腐食電位の改善および熱伝導率の改善は、これらの合金および関連する合金を、現在の自動車産業における厳格な要件に適合させるのにより有用にさせるようである。
【0005】
(発明が解決しようとする技術的課題)
本発明の目的は、化学的手段(すなわち、合金成分の改良による化学的手段)に代えて、または当該化学的手段に加え、物理的手段(すなわち、フィンストック製造の間の物理的手段)によってアルミニウム合金フィンストックの特性を改良することである。
【0006】
本発明の別の目的は、同じ化学的組成または類似の化学的組成を有する合金と比較して、より小さい腐食電位(より大きい陰性電位)を有するアルミニウム合金フィンストック材料を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、アルミニウム合金中の亜鉛含有量が少なくかつ所望の腐食電位を有するアルミニウム合金フィンストック材料を提供することである。
【0008】
さらに、本発明の別の目的は、他の所望の特性、例えば高い強度およびロウ付け適を保持しつつ、腐食電位を減少させ(より陰性にさせ)そして/またはフィンストック合金の熱伝導率を増加させることである。
【0009】
(発明の開示)
本発明は、フィンストック合金を鋳造して、鋳造したままのストリップを形成すると、得られる合金生成物(即ち、フィンストック合金板材料)の腐食電位および/または熱伝導率に対し、影響を与えることができるという、予期せぬ知見に基づくものである。特に本発明によれば、連続鋳造工程の間に通常の合金冷却速度を実質的に増加させる方法(例えば、二本ロール鋳造法)によって、アルミニウムフィンストック合金を鋳造すると、従来技術において所定のレベルの合金成分について観察されていたものに比し、合金の腐食電位をより低くでき(より陰性電位にることができ)、そして/または合金の熱伝導率をより高くできることが、判明した。
【0010】
したがって、本発明の一態様によれば、フィンストック合金から、アルミニウム合金板フィンストック材料を製造する方法であって、
当該方法は、溶融合金を連続的にストリップ鋳造して、鋳造したままの連続ストリップを形成し、鋳造したままのストリップを圧延して、中間厚みの合金板物品を形成し、中間厚みの合金板物品を焼鈍し(以下、中間焼鈍という。)、得られた中間厚みの合金板物品を冷間圧延して、最終厚みのフィンストック合金板材料を形成することを含んでなり、
連続鋳造工程の間、合金を、少なくとも300℃/秒、好ましくは少なくとも500℃/秒の平均冷却速度に付することを特徴とする方法を提供する。
【0011】
好ましくは、連続鋳造工程は、所望の範囲内に入る冷却速度を形成するような二本ロール鋳造法によって実施される。
【0012】
本発明は、また本発明の方法によって生産される、アルミニウム合金フィンストック材料に関する。
【0013】
本発明に係る合金は、以下の一般組成(重量%)を有する合金である。
Fe 1.2〜2.4重量%
Si 0.5〜1.1重量%
Mn 0.3〜0.6重量%
Zn 0〜1.0重量%
Ti(所望による成分) 0.005〜0.040重量%
不可避的元素 各元素0.05重量%未満、合計量≦0.15重量%
Al 残部
【0014】
より好ましくは、本発明の合金は、以下の組成(重量%)を有する。
Fe 1.3〜1.8重量
Si 0.5〜1.0重量%
Mn 0.3〜0.6重量
Zn 0〜0.7重量
Ti(所望による成分) 0.005〜0.020重量%
不可避的元素 各元素0.05重量%未満、合計量≦0.15重量%
Al 残部
【0015】
好ましくは、ロウ付け後の良好な強度(高い極限引張強度(UTS))のフィンストック合金板材料を得るには、焼鈍後の中間厚みストリップについての冷間圧延は、中間厚み合金板が、少なくとも45%、好ましくは少なくとも60%の厚み減少率で、好ましくは100μmまたはそれ以下、より好ましくは80μmまたはそれ以下、最も好ましくは60μm±10%の最終厚みとなるような程度で実施する。
【0016】
本発明は、フィン材料を用いた熱交換器用として良好な腐食保護が得られるようなフィンストック材料であって、従来技術で可能であったものよりもより薄いフィンを用いたロウ接熱交換器を製造するのに適したフィンストック材料を提供する。これは、熱交換器への使用を可能にするような、充分なフィン強度および熱伝導率を保持しつつ、達成することができる。
【0017】
本発明に従い、この合金から形成したストリップ生成物は、約127 MPaを超えるロウ付け後の極限引張強度(UTS)、好ましくは約130 MPaを超える当該極限引張強度、49.0%IACSを超えるロウ付け後の伝導率、より好ましくは49.8%IACSを超える当該伝導率、最も好ましくは50.0%IACSを超える当該伝導率および595℃を超えるロウ付け温度、好ましくは600℃を超えるロウ付け温度を有する。
【0018】
このストリップ特性は、シミュレーションしたロウ付け条件下に、次のようにして測定する。
【0019】
ロウ付け後の極限引張強度(UTS)は、ロウ付け条件をシミュレーションした、次のような方法に従い、測定する。圧延したままの厚みの最終処理済みフィンストック(例えば、厚み0.06 mmに圧延した後のフィンストック)を、570℃に予熱した炉に入れ、次いで約12分で600℃に加熱し、600℃で3分間保持し(均熱し)、50℃/分で400℃に冷却し、次いで室温まで空冷した。次いで、この材料に対して引張強度試験を行った。
【0020】
ロウ付け後の熱伝導率は、導電率(これは、熱伝導率と直接的に対応し、また測定するのがより容易である。)として、ロウ付け条件をシミュレーションした極限引張強度(UTS)試験用として処理した試料について、JIS-H0505記載の導電率試験法を用い、測定する。導電率は、国際焼鈍銅標準(International Annealed Copper Standard)の割合として表示した(%IACS)。
【0021】
腐食電位は、極限引張強度(UTS)試験用として処理した試料について、ASTM G3-89記載の試験法に従い、Ag/AgCl/飽和KCl参照電極を用い、測定する。
【0022】
(図面の説明)
図1は、本発明の方法の好ましい態様における工程を示したフローチャートである。
【0023】
(発明を実施するための最良の形態)
前記したように、本発明は、フィンストック合金を鋳造する条件、特に鋳造工程の間の冷却速度が、フィンストック生成物の特定の物性、特にフィンストック生成物の腐食電位および熱伝導率に対し、影響を与えることができるという、予期せぬ知見に基づくものである。したがって、本発明は、他の所望の特性(例えば、ロウ付け適性およびロウ付け後の強度)に実質的に悪影響を与えずに、所定のフィンストック合金の上記特性を改善するのに用いることができるが、本発明は、有利には、以下に説明するように、焼鈍処理後に特定の圧延工程を用いて高い強度を確保することができる。
【0024】
従来技術では、フィンストック合金板材料は、冷却速度が比較的低い直冷(direct chill)鋳造法を含め、いくつかの方法を用いて製造されてきた。
【0025】
しかしながら、高い冷却速度は、ある種の連続鋳造工程の間に達成することができる。例えば、厚み3〜10 mmの連続ストリップ鋳造ために、合金を、二本ロールキャスターによって、鋳造する場合、二本ロールキャスターは、通常、300〜3,000℃/秒の冷却速度が必要となり、著しく低い腐食電位および/または著しく高い熱伝導率を得るには、このような高い冷却速度で本発明の合金を鋳造することが有利であることが、判明した。二本ロール鋳造は、かかる高い冷却速度を達成するのに、最も頻繁に用いられているが、これらの要件に適合する連続ストリップキャスターであれば、いずれの形態も採用することができる。
【0026】
鋳造工程の間における著しく急速な冷却速度がフィンストック合金の腐食電位および熱伝導率に対して影響を与える理由は、正確にはわからない。腐食電位の変化は、特に顕著であって、非常に驚くべきことである。フィンストック材料の腐食電位は、通常、合金中の亜鉛(Zn)含有量と関連しており、亜鉛の濃度が高ければ、より陰性の腐食電位値となる。しかしながら、本発明によれば、改善された低い腐食電位は、いずれの亜鉛濃度でも得ることができ、たとえ、亜鉛が何ら存在しなくとも、改善がみられる。したがって、当初の腐食電位を維持しながら、この作用を用いて、合金中の亜鉛含有量を低下させることができる。別法として、合金中の亜鉛含有量を同量または増量状態に維持して、腐食電位を、亜鉛含有量単独の増加に起因しうるよりもより大きい量でもって、より陰性電位にさせることができる。
【0027】
また、熱伝導率に対する二本ロール鋳造の作用は、特にフィンストック合金のアルミニウムマトリックス中の溶質含有量が増加するにつれてかかる熱伝導率は、通常減少するという、事実からみれば、驚くべきことである。例えば、二本ロール鋳造について前記したような、鋳造の間の急速冷却は、より過飽和の溶液の形成によって、金属マトリックス中の溶液含有量を増加させるようである。したがって、熱伝導率は、減少することが期待されうる一方、反対の事例の場合もみられた。
【0028】
これらの利点にも拘らず、鋳造工程の間に、本発明に従い採用したより迅速な冷却速度は、ある種の合金において、例えば二本ベルト鋳造法のようなゆっくりとした冷却速度を伴う方法によって製造されるフィンストック材料について一般的な粒径よりもより大きい粒径を有するフィンストック材料を製造する傾向を示す。より大きい粒径の粒子が合金中に残存る場合には、ロウ付け後のフィンストック材料の強度は、同等の二本ベルト鋳造品の強度よりも小さくなりうる。したがって、本発明に従い製造した、鋳造したままのストリップは、好ましくは、中間焼鈍により粒径を減少させた後、冷間加工(冷間ロール処理)に付す。好ましくは、中間焼鈍後の中間厚み(これは、好ましくは、厚み範囲100〜600μmである。)は、最終の厚みに、少なくとも45%、より好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは少なくとも80%(例えば、80〜90%)範囲の量だけ、厚み減少させる。従来技術のフィンストック材料は、通常、厚み80〜100μmを有しているが、現在では、より薄い厚み(例えば、60μm±10%)のフィンストック合金が望まれている。圧延処理の間に必要な厚み減少は、中間焼鈍および所望の最終厚み後に必要な程度の冷間圧延によって達成することができる。例えば、冷間圧延減少率90%で最終厚み60μmのフィンストック材料を製造するには、中間焼鈍後の中間厚みストリップは、約600μmの厚みを有する必要があり、このため、中間焼鈍前の圧延は、鋳造したままのストリップ厚み(通常、6〜8 mm)から、この程度の減少率を達成するように実施される。
【0029】
連続鋳造工程において、平均冷却速度は、一般に鋳造したままのストリップの厚みにわたって平均した冷却速度を意味する。特定の金属試料が鋳造の間に付される、冷却速度は、平均デンドライト間セルスペーシングから、測定することができる〔例えば、次の文献を参照されたし:R.E. Spear et. al.; the Transactions of the American Foundrymen's Society, Proceedings of the Sixty- Seventh Annual Meeting, 1963, Vol. 71, 発行者:the American Foundrymen's Society, Des Plaines, Illinois, USA, 1964, p.209 - 215〕。ストリップの厚みにわたって各地点からとった試料を測定することによって、平均値を得ることができる。鋳造を、二本ロール鋳造法によって行なう場合、所定の程度の熱間圧延は、鋳造工程の間に行ない、デンドライト構造は、やや圧縮された構造または変形した構造となりうる。デンドライトアームスペーシング法は、このような環境下に用いることができるが、一般に2つの理由から必要ではない。第1に、通常、二本ロールキャスターによる鋳造は、300℃/秒を超える速度での冷却を引起すものと、仮定することができる。第2に、二本ロール鋳造法は、キャスターの出口においてその表面から内部までの温度が大きく異ならない、鋳造したままのストリップを形成する。したがって、表面温度を、ストリップの平均温度として採用することができる。
【0030】
本発明の中間体として製造される、鋳造したままの連続ストリップ(厚み10 mmまたはそれ以下)は、一般に、冷間圧延単独で、厚みを減少させることができる。しかしながら、有利には、ある種の熱間圧延を用いて、ストリップの厚みを減少させることができ、鋳造したままの状態(3〜10 mmの厚み)から中間焼鈍工程前の中間厚み(100〜600μmの厚み)の減少を、冷間圧延単独または所望により熱間圧延工程と冷間圧延工程との組み合わせによって、達成することができる。しかしながら、直冷鋳造インゴットとは異なり、熱間圧延工程は、予め、いずれの均質化工程をも使用しないし、必要ではない。熱間圧延工程は、採用する場合、好ましくは、ストリップの厚みを3.0 mm未満に減少させることができる。
【0031】
合金成分は、前記したとおりである。種々の元素を導入した場合に得られる特性について、以下に説明する。
【0032】
合金中の鉄は、鋳造工程の間に金属間粒子を形成し、これは、比較的小さく、粒子の強化に貢献する。1.2重量%未満の鉄含有量では、一般に、所望の数の強化粒子を形成するのに不充分である一方、2.4重量%を超える鉄含有量では、大きい一次金属間相粒子を形成し、これは、所望の非常に薄いフィンストック厚みへの圧延処理を妨害しうる。これら粒子形成の開始は、まさに、鋳造工程の使用条件に依存し、したがって、好ましくは、鉄を1.8重量%未満の量で使用して、最も広く可能な処理条件下に、良好な最終生成物を確保する。
【0033】
合金中、0.5〜1.1重量%範囲のケイ素は、粒子および固溶体の両者の強化に貢献する。一般に、0.5重量%未満のケイ素であれば、この強化目的に不充分である一方、1.1重量%を超えるケイ素であれば、伝導率が低下しうる。より重要なこととして、高いケイ素含有量では、合金溶融温度は、材料をロウ付けできないほどの温度に低下してしまう。最適な強化を得るには、0.8重量%を超えるケイ素が特に好ましい。
【0034】
マンガンは、0.3〜0.6重量%の範囲で存在する場合、固溶体の強化に著しく貢献し、また、材料の粒子強化にある程度貢献する。0.3重量%未満であれば、マンガン量は、かかる目的に不充分である。0.6重量%を超えれば、固溶体中のマンガンの存在は、伝導率に対し著しく悪影響を与える。
【0035】
鉄、ケイ素およびマンガンのバランスは、最終材料において、所望の強度、ロウ付け性能および伝導率の達成に対して貢献する。
【0036】
意ではあるが、1.0重量%までの量で存在することができる亜鉛含有量では、フィン材料は、より低い腐食電位(より陰性の腐食電位)となる。しかしながら、本発明の方法は、腐食電位を低下させうるので、この腐食電位を低下させながら、亜鉛量を、減少または排除でき、また同量に維持することもできる。多数の用途について、少なくとも約0.1重量%の亜鉛を、合金中に存在させるべきである。約1.0重量%を超える量では、商業的に有用な腐食電位が、全く得られない。
【0037】
チタンは、TiB2として合金中に存在する場合、鋳造工程の間に粒子リファイナーとして作用する。0.04重量%を超える量で存在すれば、チタンは、伝導率に対し、悪影響を与える傾向を示す。
【0038】
合金中の不可避的元素について、各元素は、0.05重量%未満とすべきで、また合計量は、0.15重量%未満とすべきである。特に、マグネシウムは、0.10重量%未満の量、好ましくは0.05重量%未満の量で存在させる必要があり、これにより、Nocolok(登録商標)プロセスによるロウ付け適性を確保すべきである。銅は、0.05重量%未満の量に維持しなければならない。なぜなら、銅は、マグネシウムの伝導率に対する作用と同様の作用を示し、また食を引起しうるからである。
【0039】
本発明に従う、代表的な(好ましい)鋳造プロセス、圧延プロセスおよび熱処理プロセスを、最終のロウ付けプロセスも含め、本明細書に添付の図面の図1に示す。この図面は、第1工程1を示し、この第1工程では、二本ロール鋳造によって厚み3〜10 mmの鋳造したままの連続ストリップを形成し、この工程では、300〜3,000℃/秒の速度範囲での冷却を伴う。第2工程では、鋳造したままのストリップを圧延(熱間圧延および/または冷間圧延)して、中間厚み100〜600μmを形成する。第3工程では、中間厚みのストリップを、温度範囲350〜450℃で1〜4時間、中間焼鈍する。第4工程では、中間焼鈍ストリップを、最終厚みのフィンストック合金板材料に、好ましくは厚み50〜70μmへの少なくとも45%の厚み減少率(より好ましくは、45〜90%の厚み減少率)で冷間圧延する。第5工程は、熱交換器(例えば、自動車用ラジエーター)製造の間に実施されるロウ付け工程であって、この工程の間に、フィンストック合金板材料を冷却管に付設する。通常、この最終工程は、図面中当該工程の周囲の輪郭を異なる形態によって示すように、ラジエーター製造業者によって実施される。
【0040】
鋳造工程は、種々の市販の二本ロールキャスターによって実施することができる。かかるキャスターは、例えば、PechineyまたはFata-Hunterによって製造されている。次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0041】
(実施例)
以下の表1に示した組成を有する合金について、鋳造実験を行った。
【表1】
:合金組成(重量%)

Figure 0005105389
【0042】
合金を、実験室スケールの二本ロールキャスターによって鋳造した。鋳造実験において、ストリップ試料を、4つの異なる速度で製造した。試料の表示および鋳造パラメーターを、以下の表2に示す。平均冷却速度(鋳造したままのストリップ厚みにわたる平均値として速度)は、930℃/秒である。
【0043】
【表2】
Figure 0005105389
【0044】
また、同じ化学組成(公称組成は、同じ。)を有する合金を、実験室スケールベルトキャスターによって鋳造した。実際の化学組成(重量%)は、Fe=1.41、Mn=0.39、Si=0.83およびZn=0.51である。鋳造したままのストリップの平均冷却速度は、53℃/秒である。
【0045】
二本ロール鋳造試料および二本ベルト鋳造試料を、同じ方法によって鋳造後に、処理した。すなわち、これらの試料を、0.109 mmに冷間圧延し、400℃で2時間中間焼鈍し、次いで最終厚み0.06 mmに冷間圧延した。最終厚みのフィンストックを、標準ロウ付け試験加熱サイクルに付し、次いで伝導率および腐食電位について試験した。結果を、以下の表3にまとめた。
【0046】
【表3】
Figure 0005105389
【0047】
以上の結果が示すように、二本ロール鋳造材料は、二本ベルト鋳造材料よりもより高い伝導率およびより低い腐食電位を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の好ましい態様における工程を示したフローチャート[0001]
(Technical field to which the invention belongs)
The present invention relates to a method for producing an improved aluminum alloy product used in the production of fins for heat exchangers, and finstock materials produced in this way, suitable corrosion potential and preferably high for the purpose. The present invention relates to a fin stock material having thermal conductivity.
[0002]
(Conventional technology)
Aluminum alloys have been used for many years in the manufacture of heat exchanger fins such as automotive radiators, condensers and evaporators. Traditional radiator fin alloys, as well shows the brazing proper and good sag resistance during brazing process, such a high strength after brazing process is obtained, it has been designed. Alloys used for this purpose usually contain manganese at high levels. An example of this alloy is the aluminum alloy AA 3003. With this alloy, good brazing performance can be obtained, but the thermal conductivity is relatively low. Low thermal conductivity has not been a serious problem so far because the thickness of the finstock material is significantly large. The fin stock material can transfer a large amount of heat if it has an appropriate thickness. However, To reduce the weight of the vehicle weight, it is necessary thinner fin stock material, which is a to emphasize the need for thermal conductivity improvement. Obviously, thinner materials tend to inhibit heat flow as they become thinner.
[0003]
Also, heat exchangers are designed to have good anticorrosion performance, which often produces fins from materials that have a lower corrosion potential (greater negative potential) than the rest of the heat exchanger. it (hence, fins to Rukoto corrosion resistance) can be achieved by, therefore, the fin material must be adjusted to the appropriate corrosion potential.
[0004]
Previously, the corrosion potential and the thermal conductivity of the alloy was been able variable by a change in the chemical composition of the alloy. For example, the present patent application of the inventors, to date, the special aluminum alloy, [by the applicant it has been found particularly suitable for use of the fin stock material, PCT Application WO 00/05426 (International Publication 2000 (Disclosed on February 3)]. This alloy contains Fe, Si, Mn and generally Zn and optionally Ti in a specific content range. However, improved corrosion potentials and improved thermal conductivity for heat exchangers made with fins made of this type of alloy make these and related alloys meet the stringent requirements of the current automotive industry. Seems to make it more useful.
[0005]
(Technical problem to be solved by the invention)
The object of the present invention is by means of physical means (ie physical means during finstock production) instead of or in addition to chemical means (ie chemical means by modification of alloy components). It is to improve the properties of aluminum alloy fin stock.
[0006]
Another object of the present invention is to provide an aluminum alloy finstock material that has a lower corrosion potential (greater negative potential) compared to an alloy having the same or similar chemical composition.
[0007]
Another object of the present invention is to provide an aluminum alloy finstock material having a low zinc content in the aluminum alloy and having a desired corrosion potential.
[0008]
Furthermore, another object of the present invention, other desirable properties, for example, while maintaining high strength and brazing aptitude, reduces the corrosion potential (is more negative) and / or thermal conductivity of the fin stock alloy Is to increase.
[0009]
(Disclosure of the Invention)
The present invention casts a finstock alloy to form the as-cast strip, which affects the corrosion potential and / or thermal conductivity of the resulting alloy product (ie, finstock alloy sheet material). It is based on the unexpected knowledge that it can. In particular, according to the present invention, casting an aluminum finstock alloy by a method that substantially increases the normal alloy cooling rate during a continuous casting process (eg, a two-roll casting process) results in a predetermined level in the prior art. the comparison to what was observed for the alloy components, the corrosion potential of the alloy can lower (can be Rukoto more negative potential), and / or that the thermal conductivity of the alloy can be higher, was found.
[0010]
Therefore, according to one aspect of the present invention, a method for producing an aluminum alloy plate fin stock material from a fin stock alloy comprising:
The method includes continuously casting a molten alloy to form an as-cast continuous strip, rolling the as-cast strip to form an intermediate-thickness alloy plate article, and an intermediate-thickness alloy plate. Annealing the article (hereinafter referred to as intermediate annealing), cold rolling the resulting intermediate thickness alloy sheet article to form a final thickness fin stock alloy sheet material;
During the continuous casting process, the alloy, even without least 300 ° C. / sec, preferably provides a method characterized by subjecting the average cooling rate of at least 500 ° C. / sec.
[0011]
Preferably, the continuous casting process is performed by a two-roll casting process that creates a cooling rate that falls within a desired range.
[0012]
The present invention also relates to an aluminum alloy finstock material produced by the method of the present invention.
[0013]
The alloy according to the present invention is an alloy having the following general composition (% by weight).
Fe 1.2-2.4% by weight
Si 0.5-1.1 wt%
Mn 0.3-0.6% by weight
Zn 0 ~ 1.0wt%
Ti (optional component) 0.005-0.040 wt%
Inevitable elements Each element less than 0.05% by weight, total amount ≦ 0.15% by weight
Al balance [0014]
More preferably, the alloy of the present invention has the following composition (wt%):
Fe 1.3-1.8 weight
Si 0.5-1.0 wt%
Mn 0.3-0.6 weight
Zn 0-0.7 weight
Ti (optional component) 0.005-0.020% by weight
Inevitable elements Each element less than 0.05% by weight, total amount ≦ 0.15% by weight
Al balance 【0015】
Preferably, to obtain a finstock alloy sheet material of good strength after brazing (high ultimate tensile strength (UTS)), cold rolling on the intermediate thickness strip after annealing is carried out so that the intermediate thickness alloy sheet is at least The thickness reduction is 45%, preferably at least 60%, preferably to a final thickness of 100 μm or less, more preferably 80 μm or less, and most preferably 60 μm ± 10%.
[0016]
The present invention is a fin stock material that provides good corrosion protection for heat exchangers using fin materials and is a brazed heat exchanger using thinner fins than was possible with the prior art A fin stock material suitable for manufacturing is provided. This can be achieved while maintaining sufficient fin strength and thermal conductivity to allow use in heat exchangers.
[0017]
In accordance with the present invention, a strip product formed from this alloy has an ultimate tensile strength (UTS) after brazing greater than about 127 MPa, preferably the ultimate tensile strength greater than about 130 MPa, after brazing greater than 49.0% IACS. Having a conductivity of greater than 49.8% IACS, most preferably greater than 50.0% IACS and a brazing temperature greater than 595 ° C, preferably greater than 600 ° C.
[0018]
This strip characteristic is measured under the simulated brazing conditions as follows.
[0019]
The ultimate tensile strength (UTS) after brazing is measured according to the following method simulating brazing conditions. A final processed fin stock of as-rolled thickness (eg, fin stock after rolling to a thickness of 0.06 mm) is placed in a furnace preheated to 570 ° C. and then heated to 600 ° C. in about 12 minutes, at 600 ° C. It was held for 3 minutes (soaked), cooled to 400 ° C. at 50 ° C./min, and then air cooled to room temperature. The material was then subjected to a tensile strength test.
[0020]
Thermal conductivity after brazing is the ultimate tensile strength (UTS) that simulates brazing conditions as conductivity (which directly corresponds to thermal conductivity and is easier to measure) about treated samples for the test, using the conductivity test method JIS-H0505 described measures. The conductivity was expressed as percentage of the international baked Dondo standards (International Annealed Copper Standard) (% IACS).
[0021]
Corrosion potential, with the sample treated as ultimate tensile strength (UTS) test in accordance with test method ASTM G3-89 described, using the Ag / AgCl / saturated KCl reference electrode, is measured.
[0022]
(Explanation of drawings)
FIG. 1 is a flowchart showing steps in a preferred embodiment of the method of the present invention.
[0023]
(Best Mode for Carrying Out the Invention)
As noted above, the present invention provides that the conditions under which the finstock alloy is cast, particularly the cooling rate during the casting process, is dependent on the specific physical properties of the finstock product, particularly the corrosion potential and thermal conductivity of the finstock product. It is based on the unexpected knowledge that it can influence. Thus, the present invention can be used to improve the above properties of a given finstock alloy without substantially adversely affecting other desired properties (eg, brazeability and strength after brazing). However, the present invention can advantageously ensure high strength using a specific rolling process after the annealing treatment, as described below.
[0024]
In the prior art, finstock alloy sheet materials have been manufactured using several methods, including direct chill casting, which has a relatively low cooling rate.
[0025]
However, high cooling rates can be achieved during certain types of continuous casting processes. For example, when casting an alloy with a two-roll caster for continuous strip casting with a thickness of 3-10 mm, the two-roll caster usually requires a cooling rate of 300-3,000 ° C./sec, which is significantly lower It has been found advantageous to cast the alloys according to the invention at such a high cooling rate in order to obtain a corrosion potential and / or a significantly higher thermal conductivity. Double roll casting is most often used to achieve such high cooling rates, but any form can be employed as long as it is a continuous strip caster that meets these requirements.
[0026]
The reason why the extremely rapid cooling rate during the casting process affects the corrosion potential and thermal conductivity of the finstock alloy is not exactly known. The change in corrosion potential is particularly noticeable and very surprising. The corrosion potential of the fin stock material is usually related to the zinc (Zn) content in the alloy, and the higher the zinc concentration, the more negative the corrosion potential value. However, according to the present invention, an improved low corrosion potential can be obtained at any zinc concentration, and an improvement is seen even if no zinc is present. Therefore, this action can be used to reduce the zinc content in the alloy while maintaining the original corrosion potential. Alternatively, the zinc content in the alloy can be maintained at the same or increased state to make the corrosion potential more negative with an amount greater than can be attributed to the increase in zinc content alone. it can.
[0027]
Also, the effect of two-roll casting on thermal conductivity is surprising in view of the fact that such thermal conductivity usually decreases as the solute content in the aluminum matrix of finstock alloys increases. is there. For example, rapid cooling during casting, as described above for two-roll casting, appears to increase the solution content in the metal matrix by forming a more supersaturated solution. Therefore, the thermal conductivity could be expected to decrease, while the opposite case was also seen.
[0028]
Despite these advantages, the faster cooling rates employed in accordance with the present invention during the casting process can be achieved in certain alloys by methods with slower cooling rates, such as the two belt casting method. Fig. 3 shows a tendency to produce fin stock materials having a particle size larger than the typical particle size for the fin stock material produced. If particles of larger particle size you remain in the alloy, the strength of the fin stock material after brazing may be smaller than the strength of the comparable two belt casting. Therefore, the as-cast strip produced according to the invention is preferably subjected to cold working (cold roll treatment) after reducing the particle size by intermediate annealing. Preferably, the intermediate thickness after intermediate annealing, which is preferably in the thickness range 100-600 μm, is at least 45%, more preferably at least 60%, most preferably at least 80% (final thickness) For example, the thickness is decreased by an amount in the range of 80 to 90%. Prior art finstock materials typically have a thickness of 80-100 μm, but at present, thinner stocks (eg, 60 μm ± 10%) of finstock alloys are desired. The necessary thickness reduction during the rolling process can be achieved by intermediate annealing and the required degree of cold rolling after the desired final thickness. For example, in order to produce a fin stock material with a final reduction thickness of 60 μm with a cold rolling reduction rate of 90%, the intermediate thickness strip after the intermediate annealing must have a thickness of about 600 μm, and thus the rolling before the intermediate annealing Is performed to achieve this degree of reduction from the as-cast strip thickness (usually 6-8 mm).
[0029]
In a continuous casting process, the average cooling rate generally refers to the cooling rate averaged over the thickness of the as-cast strip. The cooling rate at which a particular metal sample is subjected to casting can be measured from the average inter-dendritic cell spacing [see, eg, RE Spear et. Al .; the Transactions of the American Foundrymen's Society, Proceedings of the Sixty- Seventh Annual Meeting, 1963, Vol. 71, publisher: the American Foundrymen's Society, Des Plaines, Illinois, USA, 1964, p.209-215). An average value can be obtained by measuring a sample taken from each point over the thickness of the strip. When casting is performed by a two-roll casting method, a predetermined degree of hot rolling is performed during the casting process, and the dendrite structure can be a slightly compressed structure or a deformed structure. The dendrite arm spacing method can be used in such an environment, but is generally not necessary for two reasons. First, it can be assumed that casting by a two-roll caster usually causes cooling at a rate exceeding 300 ° C./second. Secondly, the two-roll casting method forms an as-cast strip where the temperature from the surface to the interior does not differ significantly at the exit of the caster. Thus, the surface temperature can be employed as the average temperature of the strip.
[0030]
The as-cast continuous strip (thickness 10 mm or less) produced as an intermediate of the present invention can generally be reduced in thickness by cold rolling alone. However, advantageously, some hot rolling can be used to reduce the thickness of the strip, from the as-cast (3-10 mm thickness) to the intermediate thickness (100- A reduction in thickness (600 μm) can be achieved by cold rolling alone or optionally by a combination of hot and cold rolling processes. However, unlike a direct-cooled casting ingot, the hot rolling process does not use or require any homogenization process in advance. If a hot rolling process is employed, the strip thickness can preferably be reduced to less than 3.0 mm.
[0031]
The alloy components are as described above. The characteristics obtained when various elements are introduced will be described below.
[0032]
The iron in the alloy forms intermetallic particles during the casting process, which are relatively small and contribute to particle strengthening. An iron content of less than 1.2% by weight is generally insufficient to form the desired number of reinforcing particles, while an iron content of more than 2.4% by weight forms large primary intermetallic phase particles. Can interfere with the rolling process to the desired very thin finstock thickness. The onset of these particle formations is exactly dependent on the use conditions of the casting process, and therefore preferably a good end product under the most widely possible processing conditions using iron in an amount of less than 1.8% by weight. Secure.
[0033]
In the alloy, silicon in the range of 0.5-1.1% by weight contributes to the strengthening of both particles and solid solutions. In general, silicon of less than 0.5% by weight is insufficient for this strengthening purpose, while silicon of more than 1.1% by weight can lower the conductivity. More importantly, at high silicon contents, the alloy melting temperature will drop to a temperature at which the material cannot be brazed. In order to obtain optimum strengthening, more than 0.8% by weight of silicon is particularly preferred.
[0034]
Manganese, when present in the range of 0.3 to 0.6% by weight, contributes significantly to solid solution strengthening and to some extent to material particle strengthening. If less than 0.3% by weight, the amount of manganese is insufficient for this purpose. Above 0.6% by weight, the presence of manganese in the solid solution has a significant adverse effect on the conductivity.
[0035]
The balance of iron, silicon and manganese contributes to achieving the desired strength, brazing performance and conductivity in the final material.
[0036]
Albeit at arbitrary, the zinc content may be present in an amount of up to 1.0 wt%, the fin material becomes lower corrosion potential (corrosion potential more negative). However, since the method of the present invention can reduce the corrosion potential, the amount of zinc can be reduced or eliminated while maintaining the same amount while lowering the corrosion potential. For many applications, at least about 0.1 weight percent zinc should be present in the alloy. In amounts above about 1.0% by weight, no commercially useful corrosion potential is obtained.
[0037]
Titanium, when present in the alloy as TiB 2, acts as a grain refiner during the casting process. If present in an amount greater than 0.04% by weight, titanium tends to adversely affect conductivity.
[0038]
For inevitable elements in the alloy, each element should be less than 0.05% by weight and the total amount should be less than 0.15% by weight. In particular, magnesium in an amount of less than 0.10% by weight, preferably should be present in an amount of less than 0.05 wt%, thereby, should ensure brazing suitability by N ocolok (TM) process. Copper must be maintained in an amount of less than 0.05% by weight. This is because copper exhibits a similar effect to that of magnesium and can cause pitting corrosion.
[0039]
An exemplary (preferred) casting process, rolling process and heat treatment process according to the present invention, including the final brazing process, is shown in FIG. 1 of the drawings attached hereto. This drawing shows the first step 1, in which a continuous roll with a thickness of 3 to 10 mm is formed by two-roll casting, and in this step a speed of 300 to 3,000 ° C./s is formed. With cooling in range. In the second step, the as-cast strip is rolled (hot rolling and / or cold rolling) to form an intermediate thickness of 100 to 600 μm. In the third step, the intermediate thickness strip is subjected to intermediate annealing at a temperature range of 350 to 450 ° C. for 1 to 4 hours. In the fourth step, the intermediate anneal strip is formed into a final thickness fin stock alloy sheet material, preferably at a thickness reduction rate of at least 45% (more preferably, a thickness reduction rate of 45-90%) to a thickness of 50-70 μm. Cold rolling. The fifth step is a brazing step performed during manufacture of a heat exchanger (for example, a radiator for an automobile), and the fin stock alloy plate material is attached to the cooling pipe during this step. This final process is usually performed by a radiator manufacturer so that the contours around the process are shown in different forms in the drawing.
[0040]
The casting process can be performed by various commercially available two-roll casters. Such casters are manufactured, for example, by Pechiney or Fata-Hunter. Next, although an Example is given and this invention is demonstrated in more detail, this invention is not limited to this.
[0041]
(Example)
Casting experiments were conducted on alloys having the compositions shown in Table 1 below.
[Table 1]
: Alloy composition (wt%)
Figure 0005105389
[0042]
The alloy was cast on a laboratory scale two roll caster. In casting experiments, strip samples were produced at four different speeds. Sample display and casting parameters are shown in Table 2 below. The average cooling rate (rate as an average over the as-cast strip thickness) is 930 ° C./sec.
[0043]
[Table 2]
Figure 0005105389
[0044]
Also, alloys having the same chemical composition (the same nominal composition) were cast by laboratory scale belt casters. The actual chemical composition (% by weight) is Fe = 1.41, Mn = 0.39, Si = 0.83, and Zn = 0.51. The average cooling rate of the as-cast strip is 53 ° C / sec.
[0045]
Two roll cast samples and two belt cast samples were processed after casting by the same method. That is, these samples were cold-rolled to 0.109 mm, subjected to intermediate annealing at 400 ° C. for 2 hours, and then cold-rolled to a final thickness of 0.06 mm. The final thickness fin stock was subjected to a standard brazing test heating cycle and then tested for conductivity and corrosion potential. The results are summarized in Table 3 below.
[0046]
[Table 3]
Figure 0005105389
[0047]
As the above results show, the two-roll cast material has a higher conductivity and lower corrosion potential than the two-belt cast material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing steps in a preferred embodiment of the method of the present invention.

Claims (13)

フィンストック合金から、アルミニウム合金板フィンストック材料を製造する方法であって、
当該方法は、合金を連続的にストリップ鋳造して、鋳造したままのストリップを形成し、鋳造したままのストリップを圧延して、中間厚みの合金板物品を形成し、中間厚みの合金板物品を焼鈍し、得られた中間厚みの合金板物品を冷間圧延して、最終厚みのフィンストック合金板材料を形成することを含んでなり、
当該方法は、次の成分:1.2〜2.4重量%のFe、0.5〜1.1重量%のSi、0.3〜0.6重量%のMn、0.1〜1.0重量%のZn、0.05重量%未満の各不可避的元素(合計して0.15重量%またはそれ以下)、および残部アルミニウムを含んでなる合金について実施し、
連続ストリップ鋳造工程は、合金を少なくとも300℃/秒の速度で冷却しながら実施し、
得られたフィンストック材料は、595℃を超える温度でロウ付けした後に、49.0%IACSを超える伝導率を有する
ことを特徴とする方法。
A method of manufacturing an aluminum alloy plate fin stock material from a fin stock alloy,
The method continuously strips an alloy to form an as-cast strip, rolls the as-cast strip to form an intermediate thickness alloy plate article, Annealing and cold rolling the resulting intermediate thickness alloy sheet article to form a final thickness fin stock alloy sheet material;
The method consists of the following components: 1.2-2.4 wt% Fe, 0.5-1.1 wt% Si, 0.3-0.6 wt% Mn, 0.1-1.0 wt% Zn, less than 0.05 wt% of each inevitable element ( Performed on an alloy comprising a total of 0.15% by weight or less), and the balance aluminum,
The continuous strip casting process is performed while cooling the alloy at a rate of at least 300 ° C / second,
The resulting fin stock material has a conductivity greater than 49.0% IACS after brazing at a temperature greater than 595 ° C.
合金が0.005〜0.040重量%のTiを更に含む請求項1記載の方法。  The method of claim 1, wherein the alloy further comprises 0.005 to 0.040 wt% Ti. 当該方法は、次の成分を含んでなる合金について実施する請求項1記載の方法:1.3〜1.8重量%のFe、0.5〜1.0重量%のSi、0.3〜0.6重量%のMn、0〜0.7重量%のZn、0.005〜0.020重量%のTi、0.05重量%未満の各不可避的元素(合計して0.15重量%またはそれ以下)、および残部アルミニウム。  The method according to claim 1, wherein the method is performed on an alloy comprising the following components: 1.3-1.8 wt% Fe, 0.5-1.0 wt% Si, 0.3-0.6 wt% Mn, 0-0.7 wt% % Zn, 0.005-0.020 wt% Ti, less than 0.05 wt% of each inevitable element (total 0.15 wt% or less), and balance aluminum. 鋳造の間、合金を、少なくとも500℃/秒の速度で冷却する請求項1、2または3記載の方法。  The method of claim 1, 2 or 3, wherein the alloy is cooled at a rate of at least 500 ° C / sec during casting. 鋳造したままのストリップの厚みは、3〜10 mmである請求項1〜4のいずれかに記載の方法。  The method according to any one of claims 1 to 4, wherein the thickness of the as-cast strip is 3 to 10 mm. ストリップの中間厚みへの圧延工程は、熱間圧延とその後の冷間圧延との組合せによって行う請求項1〜5のいずれかに記載の方法。  The method according to any one of claims 1 to 5, wherein the rolling step to the intermediate thickness of the strip is performed by a combination of hot rolling and subsequent cold rolling. ストリップの中間厚みへの圧延工程は、冷間圧延単独によって行う請求項1〜5のいずれかに記載の方法。  6. The method according to claim 1, wherein the rolling step to the intermediate thickness of the strip is performed by cold rolling alone. 合金を、二本ロール鋳造法によって鋳造する請求項1〜7のいずれかに記載の方法。  The method according to claim 1, wherein the alloy is cast by a two-roll casting method. 中間厚みの合金板を、最終厚みに、少なくとも45%の厚み減少率で冷間圧延する請求項1〜8のいずれかに記載の方法。  9. The method according to any one of claims 1 to 8, wherein the intermediate thickness alloy sheet is cold-rolled to a final thickness at a thickness reduction rate of at least 45%. 中間厚みの合金板を、最終厚みに、少なくとも60%の厚み減少率で冷間圧延する請求項1〜9のいずれかに記載の方法。  10. The method according to any one of claims 1 to 9, wherein the intermediate thickness alloy sheet is cold-rolled to a final thickness at a thickness reduction rate of at least 60%. フィンストック材料は、595℃を超える温度でロウ付けした後に、49.8%IACSを超える伝導率および127 MPaを超える極限引張強度を有する請求項1〜10のいずれかに記載の方法。  The method according to any one of claims 1 to 10, wherein the finstock material has a conductivity greater than 49.8% IACS and an ultimate tensile strength greater than 127 MPa after brazing at a temperature greater than 595 ° C. 請求項1〜11のいずれかに記載の方法によって製造されたことを特徴とするフィンストック材料。  A fin stock material produced by the method according to claim 1. 当該フィンストック材料の厚みは、60μm±10%である請求項12記載のフィンストック材料。13. The fin stock material according to claim 12 , wherein the thickness of the fin stock material is 60 μm ± 10%.
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