JP5104124B2 - 携帯端末及びその利用制限方法 - Google Patents
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例えば従来から、携帯端末の置き忘れや盗難に対して、遠隔ロックや通信サービス中止などの措置が携帯端末の機能と網のサービスとして提供されていた。
しかしながら、上記文献1の携帯端末では、正規ユーザが利用した場合であっても、制限を越える度、通話が強制的に終了され、ダイヤルロックが掛かってしまっていた。特に、大切な要件で長引いた通話や、緊急通報などの有事の通話の際には、非常に使い難いものであった。
最近では携帯端末は、そのまま海外でも使えるものが多い。海外で携帯端末を紛失した場合、遠隔ロックのサービスが適応できない場合があった。
また、携帯電話にキーロックなどをかけると、使いにくいため、この改良が望まれていた。
前記問題を解決する方法として音声認証技術を利用することも考えられるが(例えば、非特許文献1参照)、携帯端末には有効利用はされていない。
また、本発明は、海外等で携帯端末を遠隔ロックできない場合でも、不正利用を抑制することを課題としている。
また、前記認証手段は、前回の通話者が正規ユーザでない場合に、前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者が正規ユーザか否かを判断し、前記制限手段は、前記認証手段が前記通話者は正規ユーザと判断した場合に前記通信手段による通信を継続すると共に、前記認証手段が前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限するように構成してもよい。
また、前記認証手段は、通話者が正規ユーザか否かの認証結果を前記記憶手段に記憶すると共に、前記認証結果を参照して通話開始時に前回の通話者が正規ユーザでないと判断したとき、前記音声認証以外の個人認証によって正規ユーザであると判断した場合、今回の通話者が正規ユーザである旨の認証結果を前記記憶手段に記憶するように構成してもよい。
また、前記制限手段は、前回の通話者が正規ユーザである場合にのみ機能制限を行わないように構成してもよい。
また、前記制限手段は、接続先が緊急呼先である場合、音声による発着信の制限を行わないように構成してもよい。
また、前記制限手段は、所定機能については、前回の音声認証結果が正規ユーザである旨の認証結果の場合に予め設定した回数限り所定機能を有効とし、前回の音声認証の結果が正規ユーザでない旨の場合には前記所定機能を停止するように構成してもよい。
また、接続先が緊急呼先である場合、音声による発着信の制限を行わないように構成してもよい。
また、所定機能については、前回の音声認証結果が正規ユーザである旨の認証結果の場合に予め設定した回数限り所定機能を有効とし、前回の音声認証の結果が正規ユーザでない旨の場合には前記所定機能を停止するように構成してもよい。
コンピュータはプログラムを実行することにより、前記いずれか一に記載の携帯端末における各手段として機能する。
また、本発明によれば、海外等で携帯端末を遠隔ロックできない場合でも、不正利用を抑制することが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末の外観構成を示す正面図で、携帯電話の例を示している。
携帯電話1は、レシーバ13、マイク14、複数のキーによって構成されたキー操作部31、カメラ41、液晶表示装置等によって構成された表示デバイス51、通話やデータ通信等の携帯電話本来の通信に使用する携帯電話用の携帯電話アンテナ61、指紋センサ71、GPS(Global Positioning System)用のGPSアンテナ81を備えている。
カメラ41は表示デバイス51の反対側の筐体100部分に取り付けられている。指紋センサ71は、キー操作部31の下方に設置されており、本人の認証に使われる。また、音声による認証の補足的な機能を提供している。
正規ユーザは、自己の音声、パスワード、指紋といった、自他識別のための認証情報をメモリ4に記憶している。
図2において、携帯電話1は、アンテナ61、スイッチ部66、出力高周波(RF)部62、入力高周波(RF)部64、変調部63、復調部65、ベースバンド(BB)部5、制御部2、スピーカ12、レシーバ13、マイク14、音声認証部6、外部メモリ8、カメラ41、画像処理駆動部42、表示デバイス51、PROM(Programmable Read Only Memory)3を有している。
携帯電話1では、無線による電話通信の発信は、マイク14の音をA/D処理部202によってA/D変換後、符号化等の処理を音処理部7で行い、ベースバンド部5により複合化に対応し、変調部63から信号出力のRF部62及びスイッチ部66を通って携帯電話アンテナ61から送信するように行われる。
これらの流れ全体を制御するのは中央処理装置(CPU)によって構成された制御部2であり、制御部2がPROM3に記憶されたプログラムを実行すると共にメモリ4を利用して後述するような制御処理が実行される。
正規ユーザは、本携帯電話1を使用する最初の段階で、まず、正規ユーザの特徴として、マイク14を通して音声を発し、この特徴をPROM3に記録する。
充電電池11は、携帯電話1の電源であ、携帯電話1の各構成要素に駆動電力を供給するためのものであり、制御部2で制御される。
パスワード認証を使う場合、パスワードの入力はキー操作部31によって行われる。ユーザへの操作案内は表示デバイス51で行われるが画像処理駆動部42はその画像処理を行う。
認証手段は、記憶手段に記憶した認証情報を参照して、音声通話手段から通話中に通話者から入力される会話の音声情報に基づいて、前記通話者が正規ユーザか否かを判断することができる。
また、認証手段は、前回の通話者が正規ユーザでない場合に、音声認証以外の個人認証(例えば、パスワード認証又は指紋認証)を行うことによって通話者が正規ユーザか否かを判断することができる。
また、認証手段は、通話者が正規ユーザか否かの認証結果を記憶手段に記憶すると共に、前記認証結果を参照して通話開始時に前回の通話者が正規ユーザでないと判断したとき、音声認証以外の個人認証によって正規ユーザであると判断した場合、今回の通話者が正規ユーザである旨の認証結果を前記記憶手段に記憶することができる。
また、制限手段は、前回の通話者が正規ユーザである場合にのみ機能制限を行わないようにすることができる。
また、制限手段は、認証手段がパスワード認証又は指紋認証によって通話者は正規ユーザであると判断した場合にのみ、通信手段による発信を可能とするようにできる。
また、制限手段は、前回の音声認証結果が正規ユーザではない旨の認証結果の場合、音声着信では入力手段中の所定の解除キーを操作した場合のみ着信接続を可能とし、解除キーを操作しない場合には呼を切断することができる。
要求手段は、前回の音声認証結果が正規ユーザではない旨の認証結果の場合、通話においてはパスワード認証又は指紋認証を要求することができる。
尚、携帯電話1の要素(例えば前記各手段)は、コンピュータ及び前記コンピュータが実行するプログラムを用いて構成することができる。
図示の性質上、図3には図2とは相違する表示態様になっている部分があるが、機能的には図3は図2と同じである。
音声認証以外にパスワード認証や、その他の一回実施の認証機能をもち、音声認証による制限を一部解除することで、音声認証の補完をする機能を持つ。音声認証の判定が本人でない場合は、呼を切断する機能を持つ。音声認証の判定結果を用いて、メール、通信を用いたアプリケーションの利用、電子決済などに使用制限を加える機能をもつ。
緊急通報を発信する場合は、緊急番号入力後の通話とデータ通信を制御対象から外している。また、緊急通報を受けた警察などからの着信接続に対しては、接続および通話の制限をかけない。
また、携帯電話1の通信機能、電子決済機能を携帯電話1自体が自律して制限するので、海外などでの遠隔ロックなどが効かない場合でも、不正利用を少なく抑制することができる。電子決済などの複合機能を持つ携帯電話1において、本人以外が使用できる可能性を少なく抑制することが可能になる。
図4は、本発明の実施の形態に係る携帯端末の通話発信処理を示すフローチャートである。
図1〜図4において、通話発信では、正規ユーザであり、前回の音声通話がその本人が行っておれば、予め登録した地域や電話番号などを相手とする場合、あたかもパスワードがないような、ロックもないような状態で、いきなり音声の発信ができる。
制御部2は、キー操作部31によって発信先電話番号の入力及び発呼キーの押し操作がなされた後、キー操作部31から入力された発信先電話番号が発信許可されている電話番号と判断すると、前回はユーザ本人が使用したと判断すると(ステップS403、S404)、発呼処理を行って通話を開始する(ステップS405、S406)。
制御部2は、処理ステップS408において正規ユーザ本人が通話していると音声認証部6が判断した後、キー操作部31に含まれる通話終了キーは押し操作された或いは終話通知を通信網から受信したと判断した場合(ステップS409)、即ち、通話が終了したと判断した場合、携帯電話1の今回の通話者は正規ユーザ本人である旨(音声認証結果が本人である旨)を本人認証結果としてメモリ4に記憶し、カウンタ値を初期値にリセットして通話発信処理を終了する(ステップS410、S411)。
図4の通話発信の場合と同様の機能を有しているが、異なる点は、着信の場合、正規ユーザはパスワード認証や指紋認証を行う余裕がないため、キー操作部31に含まれる予め特定の1つのキーを解除するキーとして登録しておくと、前に携帯電話1を使った人が正規ユーザでない場合でも、直ちに電話を受けることができるように構成されている。この場合でも音声通話中は、音声認証部6による音声認証により、正規ユーザか否かの判定を続けるように構成している。
制御部2は、メモリ4に記憶している認証結果を参照して、前回の通話は正規ユーザ本人が行ったと判断、即ち、前回の音声認証結果が本人と判断した場合(ステップS502)、応答(ACK)を送信後(ステップS503)、図4の通話発信処理と同様に処理ステップS406〜S411を行った後、終話処理を行う(ステップS504)。
一方、制御部2は、処理ステップS502において前回の通話は正規ユーザ本人が行ったものではないと判断、即ち、前回の認証結果が本人ではない判断した場合、前回のユーザが異なる旨の警告を表示デバイス51に表示した後(ステップS506)、キー操作部31に含まれる解除キーが押し操作されたか否かを判断する(ステップS507)。
制御部2は、処理ステップS507において、前記解除キーが押し操作されたと判断した場合には処理ステップS503に移行し、前記解除キーが押し操作されていないと判断した場合には処理ステップS505に移行して通話切断処理を行う。
図6において、電子決済処理では先ず、制御部2は、キー操作部31によって電子決済処理が選択されると、表示デバイス51を制御して電子決済を行う旨を表示させる。
制御部2は、処理ステップS604において前回の使用者が正規ユーザ本人と判断した場合、カウンタ値Cを1減算した後、一般的な電子決済処理を行う(ステップS605、S606)。
制御部2は、キー操作部31によってパスワード認証が選択されたと判断した場合(ステップS608)、キー操作部31から入力されたパスワードを認証することによってパスワード認証処理を行い(ステップS609)、前回は正規ユーザ本人と判断した場合には本人認証とし(ステップS610、S611)、処理ステップS606に移行する。
また、制御部2は、処理ステップS610、S613において、前回は正規ユーザ本人ではないと判断した場合には処理を終了する。
尚、電子決済以外にも、データ通信によるアプリケーションの実行機能等に適用することも可能である。これにより、一定のセキュリティを確保しながらユーザの利便性を高めることができる。
図7において、音声認証処理では先ず、音声認証部6は、予めメモリ4に記憶されている音声認証データを取得する(ステップS701)。前記音声認証データは、正規ユーザ本人の音声の特徴を抽出したデータであり、マイク14から入力された音声が正規ユーザ本人の音声か否かを判別する基準となるデータである。
尚、本実施の形態では正確な音声認証を行うため、使用者が正規ユーザ本人か否かの認識は、前記テスト回数TRによって定められた回数だけ繰り返して認識処理を行い、使用者が正規ユーザ本人に一致するという認証が、一致率DAによって定められた値以上の割合で得られた場合に、使用者が正規ユーザ本人に一致するという認証結果を得るようにしている。
次に音声認証部6は、マイクから入力された音声データを取得し、前記音声認証データに基づいて前記音声データが正規ユーザの音声か否かを判別する音声認識処理を行う(ステップS705、S706)。
次に音声認識部6は、テスト回数TRが零と判断すると(ステップS709)、一致率DAが(PY/(PY+PN))以上の場合、使用者が正規ユーザ本人であるという音声認証結果を得る(ステップS710、S711)。
音声認証部6は、処理ステップS709においてテスト回数TRが零ではないと判断した場合、所定の待ち時間TW待った後、処理ステップS704に戻って前記処理を行う(ステップS712)。所定の待ち時間TW待った後に処理ステップS704に戻るため、前記処理を間欠的に行うことになり、音声認証の精度を向上すると共に省電力化が可能になる。
以上のようにして、音声認証を行うことが可能である。また、音声認証の判定条件であるテスト回数TR、一致率DA、待ち時間TWを変更することにより、音声認証の判定条件を種々の変更することが可能である。
図8において、パスワード認証処理では先ず、制御部2は、表示デバイス51を制御してパルワードを入力するためのパスワード入力画面を表示させ(ステップS801)、メモリ4に予め登録されたパスワードを取得し(ステップS802)、又、メモリ4に予め設定されている不一致許容回数Mを取得する(ステップS803)。
制御部2は、前記読み込んだパスワードが前記メモリ4から取得したパスワードに一致すると判断した場合、使用者は正規ユーザ本人である旨のパスワード認証結果を得る(ステップS806、S807)。
制御部2は、処理ステップS810において、前記減算後の不一致許容回数Mが零でない場合には、表示デバイス51を制御してパスワード入力誤りである旨を表示させた後、処理ステップS804に戻る(ステップS808)。
図9において、指紋認証処理では先ず、制御部2は、メモリ4に予め登録された指紋認証データを取得し(ステップS901)、メモリ4に予め設定されている不一致許容回数MFを取得し(ステップS902)、又、表示デバイス51を制御して指紋認証するための指紋認証入力画面を表示させる(ステップS903)。
次に制御部2は、表示デバイス51を制御して、使用者に対する指紋認証処理の案内である指紋認証入力ガイドを表示させる(ステップS904)。
指紋処理部72は、指紋センサ71によって検出した指紋データを、認証に適した形式の指紋データに変換して制御部2に出力する。
制御部2は、前記指紋データが前記指紋認証データに一致すると判断した場合、使用者は正規ユーザ本人である旨の指紋認証結果を得る(ステップS907、S908)。
制御部2は、処理ステップS911において、前記減算後の不一致許容回数MFが零でない場合には、表示デバイス51を制御して指紋認証誤りである旨を表示させた後、処理ステップS904に戻る(ステップS909)。
図10において、第三者タイマ処理では先ず、制御部2は、予め定めた時間でありメモリ4に予め登録されたタイマ時間設定値T3を読み込み(ステップS1001)、制御部2自身が発振部(図示せず)の発生する所定周波数信号を計時することによって得た現在時刻TTを読み込み(ステップS1002)、タイマ時間設定値T3を現在時刻TTに加算することによって終了時刻TE(=TT+T3)を算出してメモリ4に設定する(ステップS1003)。
次に制御部2は、現在時刻TTが終了時刻TEになれば処理を終了し、未だ終了時刻TEが到来していなければ処理ステップS1004に戻って時間待ち処理を行う(ステップS1006)。
図11において、機能管理処理では先ず制御部2は、本人認証結果を読み込み(ステップS1101)、前回は正規ユーザ本人が使用したと判断した場合には処理を終了する(ステップS1102)。
これにより、前回の使用者が正規ユーザ本人ではない場合、携帯電話1の電子決済機能や各種機能が今回使用できなくなるため、紛失や盗難にあった場合にも安全性を高めることが可能になる。
図12において、機能選択処理では先ず制御部2は、前回は正規ユーザ本人が使用したと判断した場合、表示デバイス51を制御することによって表示デバイス51にメニュー選択画面を表示させる(ステップS1201、S1202)。
即ち、制御部2は、キー操作部31が電子決済機能を選択すると電子決済処理を行い(ステップS1204、S1211)、キー操作部31が本人認証機能を選択すると本人認証処理を行い(ステップS1205、S1212)、キー操作部31が通話発信機能を選択すると通話発信処理を行い(ステップS1206、S1213)、キー操作部31がメール発信機能を選択するとメール発信処理を行い(ステップS1207、S1214)、キー操作部31が音声認証データやパスワードあるいは条件等の設定を行うための設定機能を選択すると設定処理を行い(ステップS1208、S1215)、キー操作部31がアプリ機能を選択するとアプリ利用処理を行い(ステップS1209、S1216)、キー操作部31が終了を選択するとメニュー選択処理を終了する(ステップS1210)。
音声認証は、CPUで実行した場合、CPUに負担がかかるが、音声通話中は、アプリケーションは動作しないので、これらの高性能CPUを利用できる。
また、本実施の形態では、携帯電話の置き忘れや盗難に対して、不正利用による被害を少なくするとともに、正規ユーザが携帯電話を利用するときにはパスワードなどの入力を極力少なくなるようにしたことで、実用性が高い。
携帯電話に、電子決済の機能が併合されてきているが、これらに対しても、一定の保護機能が働くので、有用である。
また、公衆網に接続し、音声通信、文章メールおよびデータ通信を行い、また近接交信による電子決済機能をもつ多機能携帯電話移動端末において、話者制限と機能利用制限を行うことが可能になる。
尚、前記実施の形態では携帯端末の例として携帯電話を挙げたが、PHSや通信機能を有する携帯情報端末(PDA)等、各種の携帯端末に適用可能である。
2・・・制御部
3・・・PROM
4・・・RAM
5・・・ベースバンド部
6・・・音声認証部
7・・・音処理部
8・・・外部メモリ
9・・・USIM
11・・・充電電池
12・・・スピーカ
13・・・レシーバ
14・・・マイク
31・・・キー
32・・・入力処理部
41・・・カメラ
42・・・画像処理駆動部
51・・・表示デバイス
61・・・携帯電話アンテナ
62・・・出力RF部
63・・変調部
64・・・入力RF部
65・・・復調部
66・・・スイッチ部
71・・・指紋センサ
72・・・指紋処理部
81・・・GPSアンテナ
82・・・GPS部
86・・・近接通信アンテナ
87・・・近接通信部
201・・・D/A処理部
202・・・A/D処理部
301・・・電池制御部
303・・・IMSI処理部
304・・・電子決済制御部
Claims (16)
- 音声通話を行うための音声を入出力する音声通話手段を有し、無線通信手段による通信を行う携帯端末において、
正規ユーザを認証するための認証情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した認証情報を参照して、通話中に通話者によって前記音声通話手段から入力される会話の音声情報に基づいて、前記通話者が正規ユーザか否かを判断する認証手段と、
前記認証手段が通話中に通話者によって前記音声通話手段から入力される会話の音声情報に基づいて前記通話者は正規ユーザと判断した場合に前記通信手段による通信を継続すると共に、前記認証手段が通話中に通話者によって前記音声通話手段から入力される会話の音声情報に基づいて前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限する制限手段とを備え、
更に、前記認証手段は、前回の通話者が正規ユーザでない場合に、前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者が正規ユーザか否かを判断し、
前記制限手段は、前記認証手段が前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者は正規ユーザと判断した場合に前記通信手段による通信を開始すると共に、前記認証手段が前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限することを特徴とする携帯端末。 - 前記認証手段は、前記通話者の通話中に所定間隔で間欠的に、通話中に前記通話者によって前記音声通話手段から入力される会話の音声情報に基づいて前記通話者が正規ユーザか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
- 前記認証手段は、前回の通話者が正規ユーザの場合には前記音声認証以外の個人認証を行わず、
前記制限手段は、前記認証手段が前記通話者は正規ユーザであると判断した場合に前記通信手段による通信を継続すると共に、前記認証手段が前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯端末。 - 前記認証手段は、通話者が正規ユーザか否かの認証結果を前記記憶手段に記憶すると共に、前記認証結果を参照して通話開始時に前回の通話者が正規ユーザでないと判断したとき、前記音声認証以外の個人認証によって正規ユーザであると判断した場合、今回の通話者が正規ユーザである旨の認証結果を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の携帯端末。
- 前記音声認証以外の個人認証は、パスワード認証又は指紋認証であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯端末。
- 前記制限手段は、前回の通話者が正規ユーザである場合にのみ機能制限を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の携帯端末。
- 前記制限手段は、接続先が緊急呼先である場合、音声による発着信の制限を行わないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の携帯端末。
- 前回の音声認証結果が正規ユーザではない旨の認証結果の場合、通話においてはパスワード認証又は指紋認証を要求する要求手段を備え、
前記認証手段が前記パスワード認証又は指紋認証によって通話者は正規ユーザであると判断した場合にのみ、前記制限手段は前記通信手段による発信を可能とすることを特徴とする請求項5記載の携帯端末。 - 前記制限手段は、前回の音声認証結果が正規ユーザではない旨の認証結果の場合、音声着信では前記入力手段中の所定の解除キーを操作した場合のみ着信接続を可能とし、前記解除キーを操作しない場合には呼を切断することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の携帯端末。
- 前記制限手段は、所定機能については、前回の音声認証結果が正規ユーザである旨の認証結果の場合に予め設定した回数限り所定機能を有効とし、前回の音声認証の結果が正規ユーザでない旨の場合には前記所定機能を停止することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の携帯端末。
- 通信回線を介して通信を行う携帯端末の利用制限方法であって、
記憶手段に記憶した認証情報を参照して、通話中に通話者から入力される会話の音声情報に基づいて、前記通話者が正規ユーザか否かを判断するステップと、
通話中に通話者から入力される会話の音声情報に基づいて前記通話者は正規ユーザと判断した場合に通信手段による通信を継続すると共に、通話中に通話者から入力される会話の音声情報に基づいて前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限するステップと、
前回の通話者が正規ユーザでない場合に、前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者が正規ユーザか否かを判断するステップと、
前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者は正規ユーザと判断した場合に前記通信手段による通信を開始すると共に、前記音声認証以外の個人認証を行うことによって前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限するステップとを備えて成ることを特徴とする携帯端末の利用制限方法。 - 前回の通話者が正規ユーザの場合には前記音声認証以外の個人認証を行わず、
前記通話者は正規ユーザであると判断した場合に前記通信手段による通信を継続すると共に、前記通話者は正規ユーザではないと判断した場合に前記通信手段による通信を制限することを特徴とする請求項11記載の携帯端末の利用制限方法。 - 接続先が緊急呼先である場合、音声による発着信の制限を行わないことを特徴とする請求項11又は12記載の携帯端末の利用制限方法。
- 前回の音声認証結果が正規ユーザではない旨の認証結果の場合、音声着信では所定の解除キーを操作した場合のみ着信接続を可能とし、前記解除キーを操作しない場合には呼を切断するステップを備えて成ることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載の携帯端末の利用制限方法。
- 所定機能については、前回の音声認証結果が正規ユーザである旨の認証結果の場合に予め設定した回数限り前記所定機能を有効とし、前回の音声認証の結果が正規ユーザでない旨の場合には前記所定機能を停止することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載の携帯端末の利用制限方法。
- コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか一に記載の携帯端末における各手段として機能させるためのプログラム。
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