JP5103683B2 - 酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極 - Google Patents

酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極 Download PDF

Info

Publication number
JP5103683B2
JP5103683B2 JP2007301235A JP2007301235A JP5103683B2 JP 5103683 B2 JP5103683 B2 JP 5103683B2 JP 2007301235 A JP2007301235 A JP 2007301235A JP 2007301235 A JP2007301235 A JP 2007301235A JP 5103683 B2 JP5103683 B2 JP 5103683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
gallium oxide
oxide substrate
single crystal
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007301235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009130013A (ja
Inventor
重男 大平
悟仁 鈴木
直樹 新井
孝仁 大島
静雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto University
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Kyoto University
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoto University, Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Kyoto University
Priority to JP2007301235A priority Critical patent/JP5103683B2/ja
Priority to KR1020107011086A priority patent/KR20100087017A/ko
Priority to PCT/JP2008/070951 priority patent/WO2009066667A1/ja
Priority to CN200880117234A priority patent/CN101868862A/zh
Publication of JP2009130013A publication Critical patent/JP2009130013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5103683B2 publication Critical patent/JP5103683B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)など発光素子、紫外線センサなどの受光素子に用いられる窒化物半導体用基板、および酸化物透明導電体、高温酸素ガスセンサ材料として応用される高品質な酸化ガリウム単結晶基板用としてオーミックコンタクトをとるための酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極に関する。
酸化ガリウム単結晶は無色透明でバンドギャップが4.8eVと大きいため、紫外領域の光学材料、LEDやLDなどの発光素子、紫外線センサなど受光素子の半導体用基板、および酸化物透明導電体、高温酸素ガスセンサ、電界効果トランジスター(FET)、FETのゲート材料など様々な応用が検討されている。
この酸化ガリウム単結晶をデバイスとして応用する際、その電極の構成が必要となる。Al、Pt、Wなど従来一般的に検討されている電極材料を適用しても、良好なオーミックコンタクトが得られていない。一方で、例えば下記非特許文献1および2では、Ga2O3に対してAuを電極として用いた報告がなされている。また、下記特許文献3には、電極材としてAuとTiなどの組み合わせがあげられている。
N.Ueda et al,"Synthesis and control of conductivity of ultraviolet transmitting β−Ga2O3 single crystals", Appl.Phys.Lett. 70(26), (1997) pp. 3561-3563. E.g.Villora et al, "Infrared reflectance and electrical conductivity of β−Ga2O3", phys.stat.sol(a)193, (2002) pp. 187-195. 特開2004−56098号公報
しかしながら、上記文献においても、デバイス化に必要とされる所望の導電性を得るには至っていない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、上記文献で述べられた電極に比し、より高い導電性を得ることができる酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びその電極を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本手段における酸化ガリウム基板用電極の製造方法は、酸化ガリウム単結晶にオーミック電極を形成する際、表面にプラズマ照射してからTiを蒸着後、AuまたはPtまたはAlを蒸着したAu/Ti構造またはPt/Ti構造またはAl/Ti構造の電極を形成する。
また、本発明の酸化ガリウム基板用電極は、酸化ガリウム単結晶にオーミック電極を形成する際、表面にプラズマ照射してからTiを蒸着後、AuまたはPtまたはAlを蒸着したAu/Ti構造またはPt/Ti構造またはAl/Ti構造の電極を形成することで得られる。
本発明によれば、従来に比して、より高い導電性を有し、もってデバイス化に貢献し得る酸化ガリウム基板用電極を得ることができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態は、酸化ガリウム(Ga2O3)単結晶に対してオーミックコンタクトがとれ、または接触抵抗の低減が図れる電極材としてAu/Ti蒸着膜の特性向上を目的に、蒸着前の単結晶の熱処理、および前処理条件を検討することにより、酸素雰囲気、1100℃、3時間以上の熱処理と、プラズマ照射を併用することで、Au/Ti蒸着膜のIV特性が向上することについて説明する。
Ga2O3単結晶とオーミックコンタクトがとれる材料を選択するには、仕事関数が酸化ガリウムと同等あるいはそれ以下である必要がある。酸化ガリウムの仕事関数は6eVほどであるが、Au、Tiは4eVでありこれより小さい。まず、発明者は、結晶成長やその他の応用のため、Ga2O3表面を原子レベルで平坦化させた。これは単結晶育成後のGa2O3に対してアニーリングにより得ることを確認した。
Ga2O3単結晶へのオーミックコンタクトとしては、Au/Tiが好ましい。具体的には、Ga2O3単結晶を基板として、これにまずTiを30〜60nm蒸着後、次にAuを150〜250nm蒸着して電極を作製した。電流−電圧特性を測定した結果、オーミック特性が得られることが公知となっている。アニーリング条件は、酸素雰囲気中1100℃、3時間以上とする。この処理によりステップ、テラス構造が形成され原子レベルで平坦な表面が実現できた。
ここで、本発明者はさらにGa2O3表面の抵抗値を低減し、さらに良好なオーミックコンタクトを得るため、単結晶育成後のGa2O3をアニーリングし、さらに表面にプラズマ照射することにより欠陥を生成し、その結果として発生するキャリア電子により導電性を向上させ得ることを見出した。
アニーリング条件としては、酸素雰囲気中、1100℃、3時間以上とする。この処理により表面にステップ、テラス構造が形成され良好なコンタクトが実現できる。
図1は熱処理温度を変えたとき(600℃〜1100℃)のGa2O3単結晶基板表面のAFM(Atomic Force Microscopy)像を示す。雰囲気は酸素、時間は3hrとした。これに先立ち、基板の前処理として、有機洗浄後、HF5% 15minとH2SO4:H2O2:H2O=4:1:1混合液5minの処理を行なっている。
図1の結果から、温度が1100℃になると、明瞭なステップ、テラス構造が観察されている。このような熱処理を行なうことで、電極材の蒸着の際、良好なコンタクトが実現できると考えられる。ここで、本発明者は、Ga2O3表面にプラズマを照射することにより欠陥を生成させ、その結果発生する欠陥準位により、接触抵抗を低減させ、よりオーミック接触らしい特性が得られることを見出した。
次に、熱処理後のGa2O3単結晶基板に対し、蒸着前の処理としてプラズマ照射を行なった。プラズマ照射の目的は、強制的に欠陥を生成させ、電気伝導性を向上させることである。
具体的には、残留ガスによりグロー放電を利用したプラズマをサンプル表面に照射させる。照射時間は30分。イオン電流は数百μAである。
このようにして、単結晶育成後のGa2O3を、熱処理してから、表面にプラズマ照射させた後、電極をとりつけた。電極材として、Tiを30〜60nm 、好ましくはおよそ50nm蒸着後、Auを150〜250nm 、好ましくはおよそ200nm蒸着する。
以下、実施例でその結果について説明する。
(実施例)
酸化ガリウム単結晶(無添加)は、FZ(Floating Zone)法を用いて育成した。雰囲気ガスとして酸素濃度10%(流量比)、成長速度7.5mm/hr、1気圧の条件で成長させた。この(100)面を切り出し、化学機械研磨で表面を鏡面研磨し、厚さ0.4mmほどのウエハ状に加工した。
基板の前処理として、有機洗浄後、HF5% 15minとH2SO4:H2O2:H2O=4:1:1混合液5minの処理を行なった。
このサンプルに対して、酸素雰囲気中で、1100℃、3時間、および6時間の熱処理を行なった。
次に、電極材を蒸着する前処理として、プラズマ照射を行なった。比較例として、何もしない場合とダイヤモンドシートで10μm研磨したときの処理を行なった。プラズマ照射は、残留ガス(酸素窒素)から発生させたプラズマをサンプルに照射させることにより行われる。
これらの処理後、Tiを50nm蒸着後、Auを100nm蒸着し電極を作製した。この場合の電極サイズは、直径1mm程度の円である。そして、それらの端子間(AuTi間)のいくつかに対して、電流電圧特性を測定した。
図2は、AuTi電極間の電流電圧特性を示す。熱処理時間は3hrで、この熱処理後、電極材の蒸着前処理として、(a)処理なし、(b)ダイヤモンドシートで10μm研磨、(c)酸素窒素プラズマ照射30minの処理を行ったときの結果である。
図3は、熱処理時間が6hrの場合の同様な結果を示す。未処理のもの(a)は、電流がnAオーダで流れているが、電極としては使えない。10μm研磨すると、時々電流が流れることがあるがほとんどμAオーダまでしか流れない(b)。プラズマ照射行なうと、全ての電極でmAオーダの電流が流れるようになる(c)。
IV特性は直線的でないため、完全なオーミックとはいえないが、プラズマ照射した場合に最も電流が流れやすくなり、効果が確認できたことがわかる。
実施の形態2.
実施の形態1において製造された酸化ガリウム基板用電極を用いて製造される縦型構造の紫外線用フォトディテクタ(センサ)について説明する。
図4はセンサ構造を示す側面図である。図4に示されるセンサ(紫外線用フォトディテクタ)は、酸化ガリウム単結晶基板10の表面と裏面に電極7,5をつけて、縦型のショットキーダイオードを作製する。表面にはショットキー電極、裏面にはオーミック電極を作製する。このとき表面の電極7下部直下には、空乏層3aが形成されその下に導電層3bが形成される。
光を電子正孔対に変換して検出するためには、電極に挟み込まれた高抵抗層を作製する必要がある。これは、低抵抗層だと電流が簡単に流れてしまうため、光電流が分離できないためである。
この高抵抗層の作製には高抵抗の薄膜、あるいはショットキー接触や、pn接合による空乏層を利用する方法があるが、空乏層を利用する方法は増幅作用があり高感度なので高抵抗層の作製にはより好ましい。さらに、空乏層の作製には、Ga2O3単結晶の場合、n型のみが得られるので、pn接合でなくショットキー接触による空乏層を用いるのが好ましい。その結果、ディテクタの構造はMetal-Semiconductor-Metal(MSM)型になる。
MSM型の中には、横型と縦型がある。横型の場合、フォトリソグラフィを利用するなどして櫛形電極を形成する必要がある。この櫛形電極は大面積化が困難であり、空乏層が電極の直下にしか形成されないため、Ga2O3の利用効率の向上を図るのは困難である。
これに対し、縦型は図4に示すように、センサ部は表面に受光面7aが形成された薄い半透明(または透明)の電極(ショットキー電極:第1の電極)7、裏面に電極(オーミック電極:第2の電極)5を形成するのみで構成される単純な構造となる。横型とは異なり透明電極下部に広がる空乏層3a全面に受光できるためGa2O3単結晶の利用効率が高く、また櫛形電極の作製が不要なため構造が単純でプロセスも簡便になる特長がある。
以下、Ga2O3単結晶を使った縦型構造のデバイス作製方法について、プロセス毎に詳細に説明する。デバイス作製のプロセス全体を図5に示す。
(S1:単結晶のアニーリング)
まず、基板をフッ酸、硫酸、アセトン、エタノール、純水で洗浄し、熱処理を行なう。熱処理は結晶成長後のGa2O3単結晶には欠陥などが残留しているため、これを回復させる目的で行なう。熱処理は酸素雰囲気中で1100℃、3〜24時間で行なう。3時間より短い時間では、結晶性の回復が不十分となり、24時間よりも長い処理時間をかけても、ほぼ飽和して特性に変化はない。酸素を使うのは、Ga2O3単結晶育成時に発生した酸素欠損を補充するためである。
(S2:表面への保護膜の形成)
裏面にプラズマ照射をするため、照射前に表面のダメージを避けるため保護膜4を塗布する。保護膜4には、例えば分析サンプルの固定用に用いるマウンティングワックスなどを用いる。100℃辺りから溶け始めるので、それをスライドガラスに塗布し、Ga2O3基板の表面を押し付けて冷ませば表面にイオンが照射されるのを防げる。
(S3:裏面へのプラズマ照射)
裏面にオーミックコンタクトをとるため、さらに導電性の改善、低抵抗化を図る目的でプラズマ照射を行なう。これは、強制的に欠陥を生成し、キャリア電子の発生による電気導電性を向上させるためである。プラズマは、残留ガスを用いた低圧グロー放電を利用しており、サンプル裏面に照射した。
イオン電流は数百μAであり、装置全体の電流が5〜10mAである。照射時間は20〜40min、好ましくは30minとする。20minより短い場合は効果が少なく、40minより長い時間照射しても効果はほぼ同じになるためである。
(S4:表面の保護膜の除去)
裏面にプラズマ照射後、保護膜4を除去する。マウンティングワックスを再び加熱してGa2O3基板をはがし、マウンティングワックスを除去し、基板をアセトンで洗浄する。
(S5:裏面にオーミック電極の形成)
Ti(5a,6a)を30〜70nm、好ましくは30〜50nm蒸着後、Au(5b,6b)を80〜150nm、好ましくは80〜100nm蒸着し、Au/Tiのオーミック電極5,6を形成する。電極サイズは1〜5mmφ、好ましくは3〜4mmφとする。なおサイズは大きくなるほど接触抵抗が小さい。
(S6:表面にショットキー電極形成)
ショットキー電極材料7として、n型半導体なので、Auのほかに仕事関数が大きいとされる金属であるPt、Alを用いることもできる。Ni(7a)を2〜5nm、好ましくは2nm蒸着後、AuまたはPt(7b)を6〜10nm蒸着し、Au/NiまたはPt/Niの半透明(または透明)な電極を作製する。
Niを蒸着するのは、AuまたはPt単体では、基板との密着性が悪いので、薄いNi層を挿入して密着性を改善するためである。これが受光面になり、この場合の電極サイズは1〜5mmφ、好ましくは3〜4mmφ。サイズが大きくなるほど受光面拡大につながる。
(S7:pad電極の形成)
この電極7中に配線用のpad電極8を作製する。Pad電極8のサイズは0.05〜1.5mmφ、Ni(8a)を3〜10nm、好ましくは4〜6nm、AuまたはPt(8b)を80〜150nm、好ましくは〜100nm、半透明な受光面(電極7)の中に蒸着する。尚このとき同時にオーミック電極6に対応するバイアス用のオーミック電極9(9a:Ni、9b:Au又はPt)を作成する。
以上のようなプロセスで作製したデバイスについて、デバイス特性を評価するため、実際に光を照射して分光感度特性などの性能を調べた。以下、実施例でその詳細を述べる。
(実施例)
酸化ガリウム粉末(純度4N)をラバーチューブに封入しこれを静水圧プレス成形し、大気中1500℃、10時間で焼結した。この焼結体を原料棒として光FZ装置を用いて単結晶育成を行った。成長速度は7.5mm/hrとし、雰囲気ガスとして酸素80%-窒素20%(流量比)を用いた。
得られたGa2O3単結晶の(100)面を切り出し、CMP(Chemical Mechanical Polishing)で厚さ0.4mmまで研磨加工し、表面は平均粗さ〜0.2nmの鏡面とし、ウエハ状の基板とした。基板サイズはおよそ7mmx8mmである。
このGa2O3単結晶について、Hall測定した結果、比抵抗は1.2x10-1Ωcm、キャリア密度は1.3x1018 cm-3、移動度は39cm2/Vsの電気的導電性を示した。この基板をフッ酸、硫酸、アセトン、エタノール、純水で洗浄後、酸素雰囲気中で1100℃、6時間の熱処理を行なった。
次に、図5に示す上述の工程に従って、電極の作製を行なった。
このときの電極配置は図6(a)(b)に示すように、7mmx8mmのGa2O3基板サイズに対し、電極サイズは4mmφである。裏面のオーミック電極はTi50nm蒸着後、Au100nm蒸着した。なお、図6(a)は図4に示したセンサを上方より見た図、図6(b)は図4に示したセンサを下方より見た図である。
一方、表面のショットキー電極はNiを2nm蒸着後、Auを8nm蒸着した。配線用のpad電極は1mmφとし、Niを5nm蒸着後、Auを100nm蒸着した。このとき、受光部は4mmφの半透明電極部分からpad電極1mmφを除いた部分になる。電極作製後の実際のフォトディテクタを図6(c)の写真に示す。
以上のようにして作製したデバイスに対し、光照射を行ない、電流電圧特性、分光感度特性を評価した。このときの光源には、重水素ランプ(浜松ホトニクス製150W L1314、水冷式)を用いた。200nmから350nmまで10nmずつ分光した光を照射した。なお、図11は本実施の形態における縦型構造のフォトディテクタの動作を示す概略図である。
(電流電圧特性)
上部電極と下部電極の光照射時と非照射時の電流電圧(IV)特性、すなわちフォトディテクタ本体のIV特性を図7(a)に示す。+はpad電極、−は大きい方のAu/Ti電極(透明電極と対向した電極)となる。この結果から、上部電極がショットキー接触であることは確認できた。
図7(a)を対数表示したのが図7(b)である。まず、暗電流に注目すると、+5Vと-5Vの電流が夫々、4.50x10-3A、1.06x10-9Aなので、整流比は106ある。次に光を照射したときは、逆方向に光電流が流れており、3桁ほどの差がある。
(分光感度特性)
図7(b)のフォトディテクタデバイスに、200nmから350nmまで10nmずつ分光した光を照射したとき、受光面に照射された各波長のパワーは図8のようになった。240〜250nm付近に中心波長があるのがわかる。
10V逆方向バイアス時の分光感度特性は図9のようになった。波長280nm未満に感度をもつソーラーブラインドになっているのがわかる。これを照射パワーで割ると、図10のようになった。感度比は約3桁である。
図10に外部量子効率ηを記入したが、100%を超えているので、増倍率と定義を変えることもできる。なお、ηはI,P,λをそれぞれ光電流、入射パワー、波長として以下の式で計算できる。
η=(I/P)*(1240/λ)
熱処理温度を変えたときのGa2O3単結晶基板表面のAFM像である。 3時間熱処理後のIV特性を示す図である。 6時間熱処理後のIV特性を示す図である。 Ga2O3単結晶を用いた縦型フォトディテクタの側面図である。 フォトディテクタの作製工程を示す工程図である。 フォトディテクタ電極配置を示す図である。 フォトディテクタの電流電圧特性を示す図である。 受光面に照射されている各波長の電力を示す図である。 分光感度特性を示す図である。 分光感度特性を示す図である。 実施の形態2の動作を示す説明図である。
符号の説明
3a,10a 空乏層、5,12 第2の電極(オーミック電極)、5a,6a Ti、5b,6b Au、7a,9a Ni、7b、9b Au、7,11 第1の電極(ショットキー電極)、7a,11a 受光面、10 酸化ガリウム単結晶基板、10a 酸化層(絶縁体層)。

Claims (5)

  1. 酸化ガリウム単結晶にオーミック電極を形成する際、表面にプラズマ照射してからTiを蒸着後、AuまたはPtまたはAlを蒸着したAu/Ti構造またはPt/Ti構造またはAl/Ti構造の電極を形成する酸化ガリウム基板用電極の製造方法。
  2. プラズマ照射は、酸素窒素を含んだ残留ガス、または水素ガスから生成したプラズマを照射する請求項1に記載の酸化ガリウム基板用電極の製造方法。
  3. 酸化ガリウム基板へプラズマ照射するに先立ち、酸化ガリウム基板を1100℃、3時間以上、酸素雰囲気で熱処理する請求項1又は請求項2に記載の酸化ガリウム基板用電極の製造方法。
  4. 酸化ガリウムにオーミックコンタクトする電極材において、前記Au/Ti構造を有する場合、電極材Au/Ti の膜厚が酸化ガリウム基板側からTiが30〜60nm、Auが150〜250nmであり、これら電極材を蒸着、スパッタリングあるいはイオンプレーティング法により形成する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の酸化ガリウム基板用電極の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の酸化ガリウム基板用電極の製造方法を用いて製造される酸化ガリウム基板用電極。
JP2007301235A 2007-11-21 2007-11-21 酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極 Expired - Fee Related JP5103683B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301235A JP5103683B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極
KR1020107011086A KR20100087017A (ko) 2007-11-21 2008-11-18 자외선용 포토디텍터 및 그 제조 방법
PCT/JP2008/070951 WO2009066667A1 (ja) 2007-11-21 2008-11-18 紫外線用フォトディテクタ、およびその製造方法
CN200880117234A CN101868862A (zh) 2007-11-21 2008-11-18 紫外线用光电探测器及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301235A JP5103683B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130013A JP2009130013A (ja) 2009-06-11
JP5103683B2 true JP5103683B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40820666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007301235A Expired - Fee Related JP5103683B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5103683B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101020958B1 (ko) 2008-11-17 2011-03-09 엘지이노텍 주식회사 산화갈륨기판 제조방법, 발광소자 및 발광소자 제조방법
EP2765612B1 (en) 2011-09-08 2021-10-27 Tamura Corporation Ga2O3 SEMICONDUCTOR ELEMENT
EP2765610B1 (en) 2011-09-08 2018-12-26 Tamura Corporation Ga2o3 semiconductor element
WO2013069729A1 (ja) * 2011-11-09 2013-05-16 株式会社タムラ製作所 半導体素子及びその製造方法
JP2023094888A (ja) * 2021-12-24 2023-07-06 株式会社タムラ製作所 ジャンクションバリアショットキーダイオード及びその製造方法
JP2024083005A (ja) * 2022-12-09 2024-06-20 株式会社タムラ製作所 ジャンクションバリアショットキーダイオード及びその製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115391A (ja) * 1985-11-13 1987-05-27 Nippon Mining Co Ltd CdTe放射線検出器
JP2000174294A (ja) * 1998-12-08 2000-06-23 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光導電素子
JP4670034B2 (ja) * 2004-03-12 2011-04-13 学校法人早稲田大学 電極を備えたGa2O3系半導体層

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009130013A (ja) 2009-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20100087017A (ko) 자외선용 포토디텍터 및 그 제조 방법
Oshima et al. Vertical solar-blind deep-ultraviolet Schottky photodetectors based on β-Ga2O3 substrates
Patil-Chaudhari et al. Solar blind photodetectors enabled by nanotextured β-Ga2O3 films grown via oxidation of GaAs substrates
JP5229919B2 (ja) 酸化物透明導電膜を用いた光電変換素子及び光検出素子
JP4164563B2 (ja) 酸化物半導体pn接合デバイス及びその製造方法
JP5103683B2 (ja) 酸化ガリウム基板用電極の製造方法及びそれにより製造される酸化ガリウム基板用電極
KR101558801B1 (ko) 그래핀-실리콘 양자점 하이브리드 구조를 이용한 포토 다이오드 및 그 제조방법
US8916412B2 (en) High efficiency cadmium telluride solar cell and method of fabrication
Tsai et al. p-Cu 2 O-shell/n-TiO 2-nanowire-core heterostucture photodiodes
Xu et al. Graphene GaN-based Schottky ultraviolet detectors
TW201218401A (en) Crystalline photovoltaic cell and method of manufacturing crystalline photovoltaic cell
Huang et al. Low-Dark-Current $\hbox {TiO} _ {2} $ MSM UV Photodetectors With Pt Schottky Contacts
JP2009200222A (ja) 紫外線センサ及びその製造方法
Mondal et al. Extraordinarily high ultraviolet photodetection by defect tuned phosphorus doped ZnO thin film on flexible substrate
Efafi et al. Fabrication of high-performance UVC photodiodes by Al+ 3 ion adjustment in AZO/Si Heterostructures
JP2009260059A (ja) 紫外線センサの製造方法
JP4650491B2 (ja) ダイヤモンド紫外光センサー
Alia et al. The spectral responsivity enhancement for gallium-doped CdO/PS heterojunction for UV detector
JP5019305B2 (ja) ダイヤモンド紫外線センサー
JP2009130012A (ja) 紫外線用フォトディテクタ、およびその製造方法
JP4123496B2 (ja) ダイヤモンド紫外光センサー
Tian et al. Effect of Oxygen Precursors on Growth Mechanism in High-quality β-Ga 2 O 3 Epilayers on Sapphire by Molecular Beam Epitaxy and Related Solar-blind Photodetectors
KR20110107934A (ko) 탄소나노튜브/ZnO 투명태양전지 및 그 제조방법
JP2012009598A (ja) 結晶シリコン系太陽電池
Mishra et al. Investigation of Highly Efficient Dual-Band Photodetector Performance of Spin-on-Doping (SOD) Grown p-Type Phosphorus Doped ZnO (P: ZnO)/n-Ga $ _ {\text {2}} $ O $ _ {\text {3}} $ Heterojunction Device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees