JP5102696B2 - プッシュプル増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、無駆動時の消費電流が低くかつ高い電流駆動能力を有するプッシュプル増幅器に関するものである。
従来のプッシュプル増幅器は多種多様な構成のものが提案されており、それぞれの目的および電源電圧などの条件によって使い分けている。
その中でも低電圧で動作するプッシュプル増幅器として、図4のような回路が知られている(特許文献1などを参照)。このプッシュプル増幅器は、図4に示すように、差動増幅回路1と、差動差動増幅回路17と、レベルシフト回路3と、出力増幅回路4とを備えている。さらに、このプッシュプル増幅器は、反転入力端子5と、非反転入力端子6と、出力端子16とを備えている。
通常、プッシュプル増幅器は、差動増幅回路1を備えて演算増幅器として構成されているが、差動増幅回路1がない場合、または他のタイプの増幅回路が備わっている場合がある。本背景技術例では、通常よく用いられる差動増幅回路1を備えた場合について説明する。
差動増幅回路1は、反転入力端子5と非反転入力端子6を有し、これらの両入力端子5、6に供給される入力信号の差動増幅を行う回路である。この差動増幅回路1の出力端子10は、差動差動増幅回路17の第1の反転入力端子および出力増幅回路4のMOSトランジスタM24のゲートに接続されている。
差動差動増幅回路17は、差動増幅回路1からの出力信号を第1の反転入力端子で受け取り、この受け取った信号を反転させ、反転信号を出力信号としてレベルシフト回路3のMOSトランジスタM22のゲートに供給する回路である。
このため、差動差動増幅回路17は、上記の第1の反転入力端子の他に、第2の反転入力端子、第1の非反転入力端子、第2の非反転入力端子、および出力端子14を備え、その第2の反転入力端子がその出力端子14と接続されている。さらに、その2つの非反転入力端子は基準電圧端子12に接続され、その各非反転入力端子に基準電圧Vref1が供給されるようになっている。
レベルシフト回路3は、差動差動増幅回路17からの出力信号のレベルシフトを行うとともに、その出力信号を反転させる回路であり、P型のMOSトランジスタM21とN型のMOSトランジスタM22とを組み合わせている。
すなわち、MOSトランジスタM21は、そのソースに電源電圧VDDが供給され、そのゲートとドレインが共通接続されている。そして、その共通接続部は、出力増幅部4のMOSトランジスタM23のゲートとMOSトランジスタM22のドレインとにそれぞれ接続されている。MOSトランジスタM22は、そのゲートに差動差動増幅回路17の出力信号が供給され、そのソースに電源電圧VSSが供給されるようになっている。
出力増幅回路4は、互いに極性の異なる相補型のMOSトランジスタM23、M24からなり、そのMOSトランジスタM23、M24が、レベルシフト回路3の出力信号と差動増幅回路1の出力信号とを入力してプッシュプル増幅動作を行う回路である。
すなわち、P型のMOSトランジスタM23は、そのソースに電源電圧VDDが供給され、そのゲートがレベルシフト回路3の出力端子に接続されている。MOSトランジスタ23のドレインは、N型のMOSトランジスタM24のドレインと接続され、その共通接続部が出力端子16に接続されている。さらに、MOSトランジスタM24は、そのゲートに差動増幅回路1の出力信号が供給され、そのソースに電源電圧VSSが供給されるようになっている。
次に、差動差動増幅回路17に適用できる回路の構成例について、図5を参照して説明する。
図5に示す差動差動増幅回路は、N型のMOSトランジスタM1、M2、M5から構成される差動入力部31と、N型のMOSトランジスタM3、M4、M6から構成される差動入力部32と、P型のMOSトランジスタM7〜M10およびN型のMOSトランジスタM11、M12から構成され差動入力部31の出力と差動入力部32の出力を加算する加算部33と、を備えている。ここで、MOSトランジスタM7、M8は、差動入力部31と差動入力部32との共通の負荷として使用される。
また、この差動差動増幅回路は、図5に示すように、第1の非反転入力端子34と、第1の反転入力端子35と、第2の反転入力端子36と、第2の非反転入力端子37と、出力端子38とを備えている。
さらに詳述すると、MOSトランジスタM1、M2は差動対を構成し、MOSトランジスタM1のゲートは第1の非反転入力端子34に接続され、MOSトランジスタM2のゲートは第1の反転入力端子35に接続されている。MOSトランジスタM3、M4は差動対を構成し、MOSトランジスタM3のゲートは第2の反転入力端子36に接続され、MOSトランジスタM4のゲートは第2の非反転入力端子37に接続されている。
MOSトランジスタM5は、MOSトランジスタM1、M2の定電流源として機能し、MOSトランジスタM6は、MOSトランジスタM3、M4の定電流源として機能するものである。このため、MOSトランジスタM5、M6の各ゲートはバイアス端子39に接続され、その各ゲートに所定のバイアス電圧が供給されるようになっている。
MOSトランジスタM7,M8の各ゲートはバイアス端子40に接続され、その各ゲートに所定のバイアス電圧が供給されるようになっている。また、MOSトランジスタM9、M10の各ゲートはバイアス端子41に接続され、その各ゲートに所定のバイアス電圧が供給されるようになっている。さらに、MOSトランジスタM11、M12はカレントミラー回路を構成している。
次に、図5に示す差動差動増幅回路の動作について説明する。
いま、図5に示す差動差動増幅回路において、入力端子34、35に入力電圧V1、V2が供給され、入力端子36、37に入力電圧V4、V3が供給されているものとする。また、出力端子38の出力電圧をVOUTとすると、これらの電圧の関係は次式で表される。
VOUT=A1(V1−V2)+A2(V3−V4)・・・(1)
ここで、(1)式中のA1は入力端子34、35から出力端子38に対するゲイン(利得)であり、A2は入力端子36、37から出力端子38に対するゲインである。
いま、MOSトランジスタM1〜M4の各サイズが同じで、かつ、MOSトランジスタM5、M6の各サイズが同じであるとすると、ゲインA1、A2は等しくなるので、A1=A2=Aとおくことができ、(1)式は(2)式のように書き直すことができる。
VOUT=A(V1−V2+V3−V4)・・・(2)
ここで、差動差動増幅回路のゲインが十分に大きければ、(2)式により帰還回路で用いる場合にはV1−V2+V3−V4=0が成立することになる。この関係を図4の差動差動増幅回路17の出力信号に適用すると、次の(3)式のような関係が得られる。
V14=2×Vref1―V10・・・(3)
但し、V10は差動増幅回路1の出力端子10の電圧、V14は差動差動増幅回路17の出力端子14の電圧である。
(3)式によれば、差動差動増幅回路17の出力電圧V14は、その差動差動増幅回路17の入力電圧を反転したものであることがわかる。また、レベルシフト回路3の出力端子15の電圧V15は、差動差動増幅回路17の出力端子14の電圧V14を反転したものとなる。
いま、差動増幅回路1の出力端子10の電圧V10を正弦波とした場合に、その各端子10、14、15の各電圧V10、V14,V15の各波形の関係を図6に示す。
図6において、Dは差動増幅回路1の出力端子10の電圧V10の波形である。波形Eは、端子14の電圧で、(3)式で示されるように電圧V10の反転された反転信号となっている。言い換えれば、差動差動増幅回路17は、信号Dを入力し、これを反転させた信号Eを生成しているといえる。
ここで、差動差動増幅回路17の出力端子14の信号Eは,レベルシフト回路3によって、基準レベルVref1から基準レベルVref2に変換されるとともに、さらに反転されて信号Fのようになる。信号Fの極性は再び反転されたため、信号Dの極性と同じになっている。
このようなレベルシフト回路3の作用により、出力端子16から低い電源電圧VSS側に電流を供給する場合は、端子10の信号レベルは基準レベルVref1よりも高いレベルに移動する。これは、図6の矢印50付近が対応する。
すると、MOSトランジスタM24のゲート電圧はより高くなるので、電流を多く流すことができ、一方、MOSトランジスタM23のゲート電圧は高くなるため電流をより少なくするように働き、MOSトランジスタM24が電流を流すのを助ける。
また逆に、高い電源電圧VDD側から出力端子16に電流を供給する場合は、端子10の信号レベルは基準レベルVref1よりも低いレベルに移動する。これは、図6の矢印51付近が対応する。
すると、MOSトランジスタM24のゲート電圧はより低くなるので、電流を少なめにすることができた分だけ出力端子16へより多くの電流が供給でき、一方、MOSトランジスタM23のゲート電圧は低くなるため電流をより多く流すことができる。
このように、プッシュプル増幅回路においては、出力トランジスタM23、M24のうち、その一方が大きく電流を流す時、他方のトランジスタは電流の流す量を抑えめにまたはオフするように働く。このような原理で、大きな電流を流す必要がある場合、消費電流を抑えながら動作することができる。
さて、出力MOSトランジスタM23,M24が大きな出力電流を駆動するには、MOSトランシスタM23、M24のゲートに印加する信号をより大きくすれば良い。例えば、MOSトランジスタM24の場合、図6における信号波形Dのピークレベルがより高くなれば良い。
しかし、信号波形DのピークレベルがVref1に対してより大きくなると、ピーク時において信号波形Eとの差の電圧が大きくなる。このときに、差動差動増幅器17の入力トランジスタM1〜M4のいずれかがオフ状態になるくらいに大きな信号が印加されると、差動差動増幅器17は(2)式で説明したような演算を行わないので、信号波形Dがより高いレベルに到達しない。これを解消するために、MOSトランジスタM1〜M4のオーバードライブ電圧(Vgs−Vth)を大きくすれば良いが、大きくするにも限度があった。
特開2005−311865号公報
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、オーバードライブ電圧に依存することなく、出力トランジスタのゲート電圧のピーク値を従来よりも一層高いレベルにでき、低消費電流で従来のものより高い出力電流が可能なプッシュプル増幅器を提供することにある。
上記課題を解決して本発明の目的を達成するために、請求項に係る各発明は以下のように構成した。
すなわち、請求項1に係る発明は、差動増幅回路と、前記差動増幅回路からの出力信号の極性反転するために1組の抵抗と差動増幅器から構成される電圧反転回路と、この電圧反転回路の出力信号のレベルを所定レベルにシフトさせるとともに、その出力信号の極性の反転を行うレベルシフト回路と、互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記差動増幅回路からの出力信号と前記レベルシフト回路の出力信号とをそれぞれ入力してプッシュプル増幅を行う出力増幅回路と、基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、を備えている。
そして、前記電圧反転回路は、前記1組の抵抗を構成し、各抵抗値が同じ値の第1の抵抗および第2の抵抗と、前記差動増幅器と、を備え、前記第1の抵抗の一端から前記入力信号が入力され、前記第1の抵抗の他端は前記第2の抵抗の一端と前記差動増幅器の反転入力端子とにそれぞれ接続され、前記第2の抵抗の他端は前記差動増幅器の出力端子に接続され、 前記差動増幅器の非反転入力端子には前記基準電圧発生回路が発生する基準電圧が印加され、前記差動増幅器の出力端子から前記入力信号の極性を反転した出力信号を出力する。
また、前記レベルシフト回路は、N型MOSトランジスタと、P型MOSトランジスタと、の互いに極性の異なる相補型のMOSトランジスタを備え、これら相補型のMOSトランジスタのうち一方のMOSトランジスタのゲート端子に前記電圧反転回路の出力信号が入力され、ソース端子に第1の電源電圧が供給され、これら相補型のMOSトランジスタのうち他方のMOSトランジスタのソース端子に第2の電源電圧が供給され、ゲート端子とドレイン端子は共通接続され、前記一方のMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、その共通接続部から前記電圧反転回路の出力信号のレベルを所定レベルにシフトさせるとともに極性を反転した出力信号を出力する。
さらに、前記出力増幅回路は、N型MOSトランジスタと、P型MOSトランジスタと、の互いに極性の異なる相補型のMOSトランジスタからなり、前記相補型のMOSトランジスタのうち一方のMOSトランジスタのゲート端子に前記差動増幅回路からの出力信号が入力され、ソース端子に第1の電源電圧が供給され、前記相補型のMOSトランジスタのうち他方のMOSトランジスタのソース端子に第2の電源電圧が供給され、ゲート端子に前記レベルシフト回路の出力信号が入力され、ドレイン端子は前記一方のMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、前記一方のMOSトランジスタのドレイン端子と前記他方のMOSトランジスタのドレイン端子の共通接続部を出力端子として、プッシュプル増幅を行った出力信号を出力する。
また、前記基準電圧発生回路は、前記出力増幅回路において極性の異なる相補型のトランジスタのうち前記差動増幅回路からの出力信号がゲートに入力するMOSトランジスタと同じ極性のMOSトランジスタを有し、このMOSトランジスタのゲート端子とドレイン端子を共通接続し、その共通接続部に一定電流を供給し、前記共通接続部に前記基準電圧を発生する。
請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記電圧反転回路の前段に電圧バッファアンプを備え、前記差動増幅回路からの出力信号は前記電圧バッファアンプを介して前記電圧反転回路に入力される。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記電圧バッファアンプは、入出力レイルトゥレイル動作をする。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記電圧バッファアンプは、入力トランジスタがP型MOSトランジスタからなる第1の差動回路と、入力トランジスタがN型MOSトランジスタからなる第2の差動回路とを備え、前記入力信号のレベルが正電源電圧側にある場合は前記第2の差動回路が動作し、前記入力信号のレベルが負電源電圧側にある場合は前記第1の差動回路が動作し、前記入力信号のレベルが前記正電源電圧と前記負電源電圧の中点付近の場合は前記第1及び第2の差動回路が動作する。
このような構成からなる本発明によれば、低消費電流で、かつ、MOSトランジスタがオフする状態を回避することができるため、従来のものに比べ大きな駆動電流能力を有するプッシュプル増幅器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のプッシュプル増幅器の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
この第1実施形態は、図1に示すように、差動増幅器1と、電圧バッファアンプ2と、1組の抵抗7a、7bおよび差動増幅器8からなる電圧反転回路9と、トランジスタM21、M22から構成されるレベルシフト回路3と、トランジスタM23、M24から構成される出力増幅回路4と、反転入力端子5と、非反転入力端子6と、出力端子16と、基準電圧端子12と、を備えている。
通常、プッシュプル増幅器は、差動増幅器1を備えて演算増幅器として構成されているが、差動増幅器1がない場合、または他のタイプの増幅器を備えている場合がある。この実施形態では、通常よく用いられる差動増幅器1を備えている場合について説明する。
差動増幅器1は、反転入力端子(−)5、非反転入力端子(+)6、および出力端子10を有し、出力端子10が電圧バッファアンプ2の入力端子とトランジスタM24のゲート端子とに接続されている。
電圧バッファアンプ2は、差動増幅器1の出力端子10と接続する入力端子と、出力端子11を有し、インピーダンスの調整を行う。電圧バッファアンプ2の出力端子11は、抵抗7aの一方の端子に接続されている。
電圧反転回路9は、電圧バッファアンプ2からの出力信号を入力信号として入力し、この入力信号の極性を反転するための回路であり、1組の抵抗7a、7bと、差動増幅器8とを備えている。具体的には、抵抗7aの一端側に電圧バッファアンプ2の出力信号が入力信号として入力され、抵抗7aの他端側は、抵抗7bの一端側と差動増幅器8の反転入力端子(−)13とにそれぞれ接続されている。抵抗7bの他端側は、差動増幅器8の出力端子14に接続されている。そして、差動増幅器8の非反転入力端子(+)12には基準電圧Vrefが印加され、差動増幅器8の出力端子14から上記の入力信号の極性を反転した出力信号を出力する。
レベルシフト回路3は、差動増幅器8からの出力信号をレベルシフトするとともに、その出力信号を反転させる回路である。このレベルシフト回路3は、互いに極性の異なる相補型のP型のMOSトランジスタM21とN型のMOSトランジスタM22とを組み合わせたものである。
すなわち、MOSトランジスタM21は、そのソースに電源電圧VDDが供給され、そのゲートとドレインが共通接続されている。そして、その共通接続部は、出力増幅部4のMOSトランジスタM23のゲートとMOSトランジスタM22のドレインとにそれぞれ接続されている。MOSトランジスタM22は、そのゲートに差動増幅器8の出力信号が供給され、そのソースに電源電圧VSSが供給されるようになっている。
出力増幅回路4は、互いに極性の異なる相補型のMOSトランジスタM23、M24からなり、そのMOSトランジスタM23、M24が、レベルシフト回路3の出力信号と差動増幅器1の出力信号とを入力してプッシュプル増幅動作を行う回路である。
すなわち、P型のMOSトランジスタM23は、そのソースに電源電圧VDDが供給され、そのゲートがレベルシフト回路3の出力端子15に接続されている。MOSトランジスタ23のドレインは、N型のMOSトランジスタM24のドレインと接続され、その共通接続部が出力端子16に接続されている。さらに、MOSトランジスタM24は、そのゲートに差動増幅器1の出力信号が供給され、そのソースに電源電圧VSSが供給されるようになっている。
次に、差動増幅器1の具体的な回路例について、図2を参照して説明する。
この差動増幅器1は、図2に示すように、差動対を構成するP型のMOSトランジスタM31、M32と、このMOSトランジスタM31、M32にそれぞれ定電流を流す電流源として機能するとともに、能動負荷として機能するN型のMOSトランジスタM33、M34からなるカレントミラー回路と、MOSトランジスタM31、M32に定電流を供給する電流源として機能するP型のMOSトランジスタM35とを備えている。
また、この差動増幅器1は、反転入力端子5、非反転入力端子6、および出力端子10を有し、これらの各端子は図1に示す差動増幅器1の各端子に対応する。さらに、この差動増幅器1は、MOSトランジスタM35のゲートと接続するバイアス端子19を備えている。図2は、差動増幅器の代表的な回路例を示すが、差動増幅器は様々な回路が知られており、この実施形態ではそのような差動増幅器を用いても構わない。
次に、図1の構成からなるプッシュプル増幅器の動作について説明する。
差動増幅器1の出力端子10、差動増幅器8の非反転入力端子(+)12、および差動増幅器8の出力端子14の電圧を、それぞれV1、Vref、V2とする。電圧バッファアンプ2の出力端子11の電圧は、差動増幅器1の出力端子10と同じ電圧V1になる。
1組の抵抗7a、7bの抵抗値が同じ値の場合には、差動増幅器8の反転入力端子13の電圧は、電圧バッファアンプ2の出力端子11の電圧V1と差動増幅器8の出力端子14の電圧V2の中間値である(V1+V2)/2になる。
ここで、差動増幅器8は抵抗7bを介して負帰還ループを形成しているので、非反転入力端子12の電圧と反転入力端子13の電圧は等しくなり(4)式が成立する。
Vref=(V1+V2)/2・・・(4)
この(4)式を変形すると、差動増幅器8の出力電圧V2は(5)式のように表すことができる。
V2=2×Vref−V1・・・(5)
この(5)式によれば、差動増幅器1の出力端子10の電圧V1が高くなりMOSトランジスタM24の電流が増加すると、差動増幅器8の出力端子14の電圧V2は低くなり、MOSトランジスタM22の電流が減少し、カレントミラーの作用によりMOSトランジスタM23の電流が減少する。逆に、差動増幅器1の出力端子10の電圧V1が低くなりMOSトランジスタM24の電流が減少すると、差動増幅器8の出力端子14の電圧V2は高くなり、MOSトランジスタM23の電流が増加する。
図1の回路が低い電源電圧の下でも正常に動作するための条件は、電圧バッファアンプ2および差動増幅器8が正常に機能すれば(5)式を満足できる。特に、差動増幅器1の出力端子10の信号レベルは電源電圧VSSから電源電圧VDDの間で大きく変動する可能性が高いので、電圧バッファアンプ2は入出力レイルトゥレイル動作することが好ましいし、差動増幅器8は入力信号動作範囲として基準電圧であるVref近傍で動作すれば良い。レイルトゥレイル動作する電圧バッファアンプ2としては、通常、図3のような回路が良く用いられる。
図3の電圧バッファアンプは、PMOSを入力トランジスタとするM41、M42と電流源として作用するトランジスタM45からなる第1の差動回路と、NMOSを入力トランジスタとするM43、M44と電流源として作用するトランジスタM46からなる第2の差動回路と、MOSトランジスタM47、M48、M49、M50、M51、M52、M53、M54からなる電流合成回路と、MOSトランジスタM55、M56からなる出力回路と、抵抗R57と容量C58からなる位相補償回路とで構成されている。
また、図3の電圧バッファアンプは、入力信号が供給される非反転入力端子61、出力信号を取り出す出力端子62、および所定のバイアス電圧が印加されるバイアス端子63〜66を備えている。
このような構成の回路によると、入力信号レベルがVDD側にある場合は入力トランジスタがNMOSである第2の差動回路が動作し、逆に入力信号レベルがVSS側にある場合は入力トランジスタがPMOSである第1の差動回路が動作し、入力信号レベルがVDDとVSSの中央付近の場合は両方の差動回路が動作する。このように、差動回路を2組有しているので、入力信号が一方の電源から他方の電源の範囲に亘り動作可能になる。
この結果、図1の回路は、MOSトランジスタのオーバードライブ電圧(Vgs−Vth)の値に関係なく動作するので、より低い電源電圧で動作可能になる。
なお、図1の第1実施形態では電圧バッファアンプ2を用いているが、差動増幅器1の出力インピーダンスが抵抗7a、7bに比べて十分小さい場合は、電圧バッファアンプ2を省いても低電圧で大電流駆動能力を満足することは可能である。
(第2実施形態)
図1の第1実施形態に係るプッシュプル増幅器は電源電圧変動、環境温度変動さらに製造プロセス変動が大きくない場合は出力トランジスタに流れる無負荷時の電流はある設計値近傍に設定することができる。しかし、上記変動が大きい場合は出力トランジスタに流れる無負荷時の電流は大きく変動する。
そこで、第2実施形態に係るプッシュプル増幅器は、図7のような回路を用いることによって、無負荷時の消費電流が、電源電圧、製造プロセス、環境温度に依存せずに一定にすることができるようにした。
すなわち、第2実施形態は、図1に示す第1実施形態の構成を基本にし、図7に示すように、基準電圧Vrefを発生するための基準電圧発生回路18を追加したものである。従って、図1と同一の構成要素には同一符号をしてその説明をできるだけ省略する。
基準電圧発生回路18は、N型のMOSトランジスタM25と、定電流を供給する電流源19とから構成される。MOSトランジスタM25は、出力増幅回路4を構成するMOSトランジスタM24と同じ極性からなる。
具体的には、N型のMOSトランジスタM25のゲートとドレインとが共通に接続されて端子12に接続され、端子12は差動増幅器8の非反転入力端子に接続されている。N型のMOSトランジスタM25のソースには負の電源電圧VSSが供給される。電流源19の一方の端子は正の電源電圧VDDが供給され、電流源19の他方の端子は端子12に接続されている。
次に、図7の第2実施形態において、無負荷時の消費電流が、電源電圧、製造プロセス、環境温度によらずに一定にできることについて説明する。
図7において、カレントミラー回路を構成しているP型のMOSトランジスタM21、M23のカレントミラー比を1:Bとする。これはP型のMOSトランジスタのサイズ比が1:Bであることと同じ意味である。また、N型のMOSトランジスタM22、M24、M25のそれぞれのトランジスタサイズを(W/L)、A(W/L)、C(W/L)とする。
出力負荷がない場合は出力端子へ電流が流れないのでMOSトランジスタM23とMOSトランジスタM24に流れる電流は同じになり、同様にMOSトランジスタM21とMOSトランジスタM22に流れる電流も同じである。MOSトランジスタM22、M24、M25に流れる電流をI22、I24,I25とすると、次式が成り立つ(P.R.グレイ、P.J.フルスト、S.H.レビス、R.G.メイヤー著 浅田邦博、永田譲監訳 アナログ集積回路設計技術 上巻 第4版 培風館 50頁参照)。
但し、VthはMOSトランジスタの閾値電圧、K’はK’=μCox/2によって表すことができ、Coxはゲート酸化膜厚、μはキャリアの移動度である。
I22=(W/L)K’(V2−Vth)2 ・・・(6)
I24=A(W/L)K’(V1−Vth)2 ・・・(7)
I25=C(W/L)K’(Vref−Vth)2 ・・・(8)
(6)〜(8)式からN型のMOSトランジスタM22、M24、M25のゲート電圧V2、V1、Vrefは次式のようになる。
V2=√(I22/(W/L)K’)+Vth ・・・(9)
V1=√(I24/A(W/L)K’)+Vth ・・・(10)
Vref=√(I25/C(W/L)K’)+Vth・・・(11)
P型のMOSトランジスタM22、M24のカレントミラー比が1:Bであるので、I22とI24の関係は、次式となる。
I24=B・I22・・・(12)
(12)式を(9)式に代入すると(13)式が得られる。
V2=√(1/B)√(I24/(W/L)K’)+Vth・・・(13)
さて、差動増幅器8の非反転入力端子12に供給する電圧Vrefと電圧反転回路9の入力電圧V1およびその出力電圧V2の関係は、抵抗7aと抵抗7bの抵抗値が同じである場合(14)式のようになる。
(V2+V1)/2=Vref・・・(14)
(14)式に(10)(11)(13)式を代入すると、(15)式を得る。
√(I24/(W/L)K’){√(1/B)+√(1/A)}/2+Vth=√(I25/C(W/L)K’)+Vth ・・・(15)
(15)式を整理して(16)式を得る。
I24=4・I25/C{√(1/B)+√(1/A)}2 ・・・(16)
MOSトランジスタM25に供給する電流源19の電流I25を、例えば電源電圧によらない基準電圧から生成する一定電流を用いた場合、(16)式より出力トランジスタM24に流れる電流I24は、一定電流I25とMOSトランジスタのサイズ比とA、B、Cによって設定でき、しかもこの値は、電源電圧、プロセス条件、 環境温度に関わらずいつも一定値となる。
なお、P型のMOSトランジスタM21とM23のサイズ比BとN型のMOSトランジスタM22とM24のサイズ比Aを等しくする(A=B)と、(16)式は(17)式のように簡便な式で表される。
I24=I25・A/C ・・・(17)
このように本発明のプッシュプル増幅器の第2実施形態は、低電圧でかつ低消費電流でありながら大きな出力電流を供給できるという特徴があるとともに、図7のような反転回路の基準電圧生成回路18を用いて、電流源19の電流値I25を電源電圧によらない一定電流を用いた場合、無負荷時の消費電流が、電源電圧、製造プロセス、環境温度によらずに一定にすることができる。
本発明のプッシュプル増幅器は、抵抗を用いた電圧反転回路とレベルシフタ回路を用いているので、MOSトランジスタのオーバードライブ電圧に無関係に、無負荷時の消費電流を抑えつつ大電流駆動能力を有する効果がある。
本発明のプッシュプル増幅器の第1実施形態の全体構成を示すブロック図である。 図1に示す差動増幅器に使用される回路を示す回路図である。 図1に示す電圧バッファアンプに使用される回路を示す回路図である。 従来のプッシュプル増幅器の一例の回路図である。 図4に示す差動差動増幅回路に適用できる回路の具体例の回路図である。 図4の回路の各部の波形例を示す波形図である。 本発明のプッシュプル増幅器の第2実施形態の全体構成を示すブロック図である。

Claims (4)

  1. 差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路からの出力信号の極性反転するために1組の抵抗と差動増幅器から構成される電圧反転回路と、
    この電圧反転回路の出力信号のレベルを所定レベルにシフトさせるとともに、その出力信号の極性の反転を行うレベルシフト回路と、
    互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記差動増幅回路からの出力信号と前記レベルシフト回路の出力信号とをそれぞれ入力してプッシュプル増幅を行う出力増幅回路と、
    基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    を備え
    前記電圧反転回路は、
    前記1組の抵抗を構成し、各抵抗値が同じ値の第1の抵抗および第2の抵抗と、
    前記差動増幅器と、を備え、
    前記第1の抵抗の一端から前記入力信号が入力され、前記第1の抵抗の他端は前記第2の抵抗の一端と前記差動増幅器の反転入力端子とにそれぞれ接続され、
    前記第2の抵抗の他端は前記差動増幅器の出力端子に接続され、
    前記差動増幅器の非反転入力端子には前記基準電圧発生回路が発生する基準電圧が印加され、前記差動増幅器の出力端子から前記入力信号の極性を反転した出力信号を出力し、
    前記レベルシフト回路は、
    N型MOSトランジスタと、P型MOSトランジスタと、の互いに極性の異なる相補型のMOSトランジスタを備え、
    これら相補型のMOSトランジスタのうち一方のMOSトランジスタのゲート端子に前記電圧反転回路の出力信号が入力され、ソース端子に第1の電源電圧が供給され、
    これら相補型のMOSトランジスタのうち他方のMOSトランジスタのソース端子に第2の電源電圧が供給され、ゲート端子とドレイン端子は共通接続され、前記一方のMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、
    その共通接続部から前記電圧反転回路の出力信号のレベルを所定レベルにシフトさせるとともに極性を反転した出力信号を出力し、
    前記出力増幅回路は、
    N型MOSトランジスタと、P型MOSトランジスタと、の互いに極性の異なる相補型のMOSトランジスタからなり、
    前記相補型のMOSトランジスタのうち一方のMOSトランジスタのゲート端子に前記差動増幅回路からの出力信号が入力され、ソース端子に第1の電源電圧が供給され、
    前記相補型のMOSトランジスタのうち他方のMOSトランジスタのソース端子に第2の電源電圧が供給され、ゲート端子に前記レベルシフト回路の出力信号が入力され、ドレイン端子は前記一方のMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、
    前記一方のMOSトランジスタのドレイン端子と前記他方のMOSトランジスタのドレイン端子の共通接続部を出力端子として、プッシュプル増幅を行った出力信号を出力し、
    前記基準電圧発生回路は、
    前記出力増幅回路において極性の異なる相補型のトランジスタのうち前記差動増幅回路からの出力信号がゲートに入力するMOSトランジスタと同じ極性のMOSトランジスタを有し、
    このMOSトランジスタのゲート端子とドレイン端子を共通接続し、その共通接続部に一定電流を供給し、前記共通接続部に前記基準電圧を発生することを特徴とするプッシュプル増幅器。
  2. 前記電圧反転回路の前段に電圧バッファアンプを備え、前記差動増幅回路からの出力信号は前記電圧バッファアンプを介して前記電圧反転回路に入力されることを特徴とする請求項1に記載のプッシュプル増幅器。
  3. 前記電圧バッファアンプは、入出力レイルトゥレイル動作をすることを特徴とする請求項2に記載のプッシュプル増幅器。
  4. 前記電圧バッファアンプは、入力トランジスタがP型MOSトランジスタからなる第1の差動回路と、入力トランジスタがN型MOSトランジスタからなる第2の差動回路とを備え、
    前記入力信号のレベルが正電源電圧側にある場合は前記第2の差動回路が動作し、前記入力信号のレベルが負電源電圧側にある場合は前記第1の差動回路が動作し、前記入力信号のレベルが前記正電源電圧と前記負電源電圧の中点付近の場合は前記第1及び第2の差動回路が動作することを特徴とする請求項3に記載のプッシュプル増幅器。
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