JP5101407B2 - Construction machinery - Google Patents
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Description
本発明は、建設機械のアクチュエータの駆動制御を行う駆動制御装置を含む建設機械に関する。 The present invention relates to a construction machine including a drive control equipment for controlling the driving of the construction machine of the actuator.
従来より、建設機械の上部旋回体を旋回させるための旋回機構の動力源として電動機を備え、この電動機の力行運転で旋回機構を加速するとともに、旋回機構を減速する際に回生運転を行い、発電される電力をバッテリに充電する建設機械が提案されている。 Conventionally, an electric motor has been provided as a power source for the turning mechanism for turning the upper turning body of a construction machine. Construction machines that charge the battery with the generated electric power have been proposed.
このような建設機械は、上部旋回体にブーム、アーム、及びバケット等の作業要素を搭載し、旋回操作に応じて生成される駆動指令で電動機を駆動することにより、上部旋回体の旋回駆動を制御している。この旋回用の電動機は、回転速度を制御することによって駆動制御が行われている(例えば、特許文献1)。
ところで、建設機械の上部旋回体の旋回動作や、下部走行体の走行動作、ブーム、アーム、及びバケット等の作業要素の動作は、所定の操作特性に基づいて、作業者によるレバーやペダルなどの操作手段の操作量に応じて決定される。 By the way, the turning operation of the upper revolving structure of the construction machine, the traveling operation of the lower traveling structure, the operation of the work elements such as the boom, the arm, and the bucket are based on predetermined operation characteristics such as levers and pedals by the operator. It is determined according to the operation amount of the operation means.
しかしながら、建設機械は、多くの作業者によって使用されるものであるので、操作特性が一定である場合には、ある作業者にとっては、応答性が悪いと感じたり、逆に、ある作業者にとっては、応答性が良過ぎると感じたりする虞がある。 However, since construction machines are used by many workers, if the operation characteristics are constant, a certain worker may feel that the responsiveness is poor, or conversely, for a certain worker. May feel that the responsiveness is too good.
そこで、本発明は、作業者により選択された操作特性で建設機械のアクチュエータの駆動制御を行うことができる駆動制御装置を含む建設機械の提供を目的とする。 Accordingly, the present invention has an object to provide a construction machine including a drive control equipment capable of controlling the driving of the construction machine of the actuator in operation characteristics selected by the operator.
上記目的を達成するため、本発明の第1の局面によれば、複数のアクチュエータを備えた建設機械であって、
前記複数のアクチュエータの1つであり、他のアクチュエータから独立して駆動制御される電動機と、
前記電動機の駆動制御を行う駆動制御装置とを備え、
前記駆動制御装置は、ゼロから最大値までの操作量の範囲内で前記電動機の応答性が異なる複数の予め定めた操作特性のうち、特定の操作特性を選択する特性選択手段を含み、
前記駆動制御装置は、前記特性選択手段で選択された前記電動機の操作特性が実現されるように、建設機械の操作手段に入力される操作量に応じて、前記電動機の出力の目標値を決定することを特徴とする、建設機械が提供される。尚、目標値は、必ずしも最終的な目標値である必要はなく、最終的な目標値を決定する際に用いられる中間的な目標値であってもよい。
To achieve the above object, according to a first aspect of the present invention, a construction machine including a plurality of actuators,
An electric motor that is one of the plurality of actuators and is driven and controlled independently of other actuators;
A drive control device that performs drive control of the electric motor,
The drive control unit, of the operating characteristics of response was defined plurality of different pre of the motor within the range of the operation amount of the maximum value from zero, comprising a characteristic selection means for selecting a particular operating characteristics,
The drive control device determines a target value of the output of the electric motor according to an operation amount input to the operation unit of the construction machine so that the operation characteristic of the electric motor selected by the characteristic selection unit is realized. A construction machine is provided. Note that the target value is not necessarily the final target value, and may be an intermediate target value used when determining the final target value.
本発明の第2の局面によれば、複数のアクチュエータを備えた建設機械であって、
前記複数のアクチュエータの1つであり、他のアクチュエータから独立して駆動制御される電動機と、
前記電動機の駆動制御を行う駆動制御装置とを備え、
前記駆動制御装置は、
前記電動機の駆動トルクを制御するためのトルク指令を生成するトルク指令生成手段と、
前記電動機の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
前記建設機械の操作手段に入力される操作量と、前記回転速度検出手段で検出される回転速度とに応じて、前記トルク指令生成手段で生成されるトルク指令を補正するための補正用トルク指令を生成する補正用トルク指令生成手段と、
前記補正用トルク指令によって補正されたトルク指令に基づく前記電動機の駆動制御を行う駆動制御手段と、
複数の予め定めた操作特性のうちから特定の操作特性を選択する特性選択手段とを含み、
前記トルク指令生成手段は、前記特性選択手段で選択された操作特性が実現されるように、前記操作手段に入力される操作量に応じて、前記電動機の出力の目標値を決定することを特徴とする、建設機械が提供される。
According to a second aspect of the present invention, a construction machine comprising a plurality of actuators,
An electric motor that is one of the plurality of actuators and is driven and controlled independently of other actuators;
A drive control device that performs drive control of the electric motor,
The drive control device includes:
Torque command generating means for generating a torque command for controlling the driving torque of the electric motor;
Rotation speed detection means for detecting the rotation speed of the electric motor;
A correction torque command for correcting the torque command generated by the torque command generation unit according to the operation amount input to the operation unit of the construction machine and the rotation speed detected by the rotation speed detection unit A correction torque command generating means for generating
Drive control means for performing drive control of the electric motor based on the torque command corrected by the correction torque command;
Characteristic selection means for selecting a specific operation characteristic from a plurality of predetermined operation characteristics,
The torque command generation means determines a target value of the output of the electric motor according to an operation amount input to the operation means so that the operation characteristic selected by the characteristic selection means is realized. A construction machine is provided.
本発明によれば、作業者により選択された操作特性で建設機械のアクチュエータの駆動制御を行うことができる駆動制御装置を含む建設機械が得られる。
According to the present invention, the construction machine including a drive control equipment capable of controlling the driving of the construction machine of the actuator in operation characteristics selected by the operator is obtained.
図1は、本実施の形態の駆動制御装置を含む建設機械100を示す側面図である。
FIG. 1 is a side view showing a
この建設機械100の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。また、上部旋回体3には、ブーム4、アーム5、及びバケット6と、これらを油圧駆動するためのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に加えて、キャビン10及び動力源が搭載される。
An
「全体構成」
図2は、本実施の形態の駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。この図2では、機械的動力系を二重線、高圧油圧ラインを実線、パイロットラインを破線、電気駆動・制御系を一点鎖線でそれぞれ示す。
"overall structure"
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a construction machine including the drive control device of the present embodiment. In FIG. 2, the mechanical power system is indicated by a double line, the high-pressure hydraulic line is indicated by a solid line, the pilot line is indicated by a broken line, and the electric drive / control system is indicated by a one-dot chain line.
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、ともに増力機としての減速機13の入力軸に接続されている。また、この減速機13の出力軸には、メインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
An
コントロールバルブ17は、本実施の形態の建設機械における油圧系の制御を行う制御装置であり、このコントロールバルブ17には、下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9が高圧油圧ラインを介して接続される。
The
また、電動発電機12には、インバータ18を介してバッテリ19が接続されており、また、バッテリ19には、インバータ20を介して旋回用電動機21が接続されている。
In addition, a
旋回用電動機21の回転軸21Aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。
A
操作装置26には、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29がそれぞれ接続される。この圧力センサ29には、本実施の形態の建設機械の電気系の駆動制御を行うコントローラ30が接続されている。
A
このような本実施の形態の建設機械は、エンジン11、電動発電機12、及び旋回用電動機21を動力源とするハイブリッド型の建設機械である。これらの動力源は、図1に示す上部旋回体3に搭載される。以下、各部について説明する。
The construction machine of this embodiment is a hybrid construction machine that uses the
「各部の構成」
エンジン11は、例えば、ディーゼルエンジンで構成される内燃機関であり、その出力軸は減速機13の一方の入力軸に接続される。このエンジン11は、建設機械の運転中は常時運転される。
"Configuration of each part"
The
電動発電機12は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよい。ここでは、電動発電機12として、インバータ18によって交流駆動される電動発電機を示す。この電動発電機12は、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnetic)モータで構成することができる。電動発電機12の回転軸は減速機13の他方の入力軸に接続される。
The
減速機13は、2つの入力軸と1つの出力軸を有する。2つの入力軸の各々には、エンジン11の駆動軸と電動発電機12の駆動軸が接続される。また、出力軸にはメインポンプ14の駆動軸が接続される。エンジン11の負荷が大きい場合には、電動発電機12が力行運転を行い、電動発電機12の駆動力が減速機13の出力軸を経てメインポンプ14に伝達される。これによりエンジン11の駆動がアシストされる。一方、エンジン11の負荷が小さい場合は、エンジン11の駆動力が減速機13を経て電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が回生運転による発電を行う。電動発電機12の力行運転と回生運転の切り替えは、コントローラ30により、エンジン11の負荷等に応じて行われる。
The
メインポンプ14は、コントロールバルブ17に供給するための油圧を発生するポンプである。この油圧は、コントロールバルブ17を介して油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々を駆動するために供給される。
The
パイロットポンプ15は、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生するポンプである。この油圧操作系の構成については後述する。
The
コントロールバルブ17は、高圧油圧ラインを介して接続される下部走行体1用の油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々に供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御することにより、これらを油圧駆動制御する油圧制御装置である。
The
インバータ18は、電動発電機12の力行運転に必要な電力をバッテリ19から電動発電機12に供給するとともに、電動発電機12の回生運転によって発電された電力をバッテリ19に充電するために電動発電機12とバッテリ19との間に設けられたインバータである。
The
バッテリ19は、インバータ18とインバータ20との間に配設されている。これにより、電動発電機12と旋回用電動機21の少なくともどちらか一方が力行運転を行っている際には、力行運転に必要な電力を供給するとともに、また、少なくともどちらか一方が回生運転を行っている際には、回生運転によって発生した回生電力を電気エネルギーとして蓄積するための電源である。
The
インバータ20は、上述の如く旋回用電動機21とバッテリ19との間に設けられ、コントローラ30からの指令に基づき、旋回用電動機21に対して運転制御を行う。これにより、インバータが旋回用電動機21の力業を運転制御している際には、必要な電力をバッテリ19から旋回用電動機21に供給する。また、旋回用電動機21が回生運転をしている際には、旋回用電動機21により発電された電力をバッテリ19へ充電する。
The
旋回用電動機21は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよく、上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。力行運転の際には、旋回用電動機21の回転駆動力の回転力が減速機24にて増幅され、上部旋回体3が加減速制御され回転運動を行う。また、上部旋回体3の慣性回転により、減速機24にて回転数が増加されて旋回用電動機21に伝達され、回生電力を発生させることができる。ここでは、旋回用電動機21として、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号によりインバータ20によって交流駆動される電動機を示す。この旋回用電動機21は、例えば、磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。これにより、より大きな誘導起電力を発生させることができるので、回生時に旋回用電動機21にて発電される電力を増大させることができる。
The turning
なお、バッテリ19の充放電制御は、バッテリ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(力行運転又は回生運転)、旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づき、コントローラ30によって行われる。
The charge / discharge control of the
レゾルバ22は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転位置及び回転角度を検出するセンサであり、旋回用電動機21と機械的に連結することで旋回用電動機21の回転前の回転軸21Aの回転位置と、左回転又は右回転した後の回転位置との差を検出することにより、回転軸21Aの回転角度及び回転方向を検出するように構成されている。旋回用電動機21の回転軸21Aの回転角度を検出することにより、旋回機構2の回転角度及び回転方向が導出される。
The
メカニカルブレーキ23は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、旋回用電動機21の回転軸21Aを機械的に停止させる。このメカニカルブレーキ23は、電磁式スイッチにより制動/解除が切り替えられる。この切り替えは、コントローラ30によって行われる。
The
旋回減速機24は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転速度を減速して旋回機構2に機械的に伝達する減速機である。
The
旋回機構2は、旋回用電動機21のメカニカルブレーキ23が解除された状態で旋回可能となり、これにより、上部旋回体3が左方向又は右方向に旋回される。
The turning mechanism 2 can turn in a state where the
操作装置26は、旋回用電動機21、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6を操作するための操作装置であり、レバー26A及び26Bとペダル26Cを含む。レバー26Aは、旋回用電動機21及びアーム5を操作するためのレバーであり、上部旋回体3の運転席近傍に設けられる。レバー26Bは、ブーム4及びバケット6を操作するためのレバーであり、運転席近傍に設けられる。また、ペダル26Cは、下部走行体1を操作するための一対のペダルであり、運転席の足下に設けられる。
The
この操作装置26は、パイロットライン25を通じて供給される油圧(1次側の油圧)を運転者の操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作装置26から出力される2次側の油圧は、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17に供給されるとともに、圧力センサ29によって検出される。
The operating
レバー26A及び26Bとペダル26Cの各々が操作されると、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17が駆動され、これにより、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9内の油圧が制御されることによって、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6が駆動される。
When each of the levers 26A and 26B and the pedal 26C is operated, the
なお、油圧ライン27は、油圧モータ1A及び1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダの駆動に必要な油圧をコントロールバルブに供給する。
The
圧力センサ29では、レバー26Aの操作による、油圧ライン28内の油圧の変化が圧力センサ29で検出される。圧力センサ29は、油圧ライン28内の油圧を表す電気信号を出力する。この電気信号は、レバー26Aの操作方向(右旋回又は左旋回)と操作量を表す信号であり、コントローラ30に入力される。
In the
「コントローラ30」
コントローラ30は、本実施の形態の建設機械の駆動制御を行う制御装置であり、アシスト駆動制御装置31及び駆動制御装置40を含む。このコントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、アシスト駆動制御装置31及び駆動制御装置40は、コントローラ30のCPUが内部メモリに格納される駆動制御用のプログラムを実行することにより、実現される装置である。
"
The
アシスト駆動制御装置31は、電動発電機12の運転制御(力行運転又は回生運転の切り替え)、及び、バッテリ19の充放電制御を行うための制御装置である。このアシスト駆動制御装置31は、エンジン11の負荷の状態とバッテリ19の充電状態に応じて、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替える。アシスト駆動制御装置31は、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替えることにより、インバータ18を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
The assist
駆動制御装置40には、特性選択スイッチ90が接続される。特性選択スイッチ90は、後述の如く操作特性を選択するために作業者(ユーザ)により操作されるスイッチであり、キャビン10内の適切な位置に配置される。特性選択スイッチ90は、機械式のスイッチであってもよいし、タッチスイッチのようなソフトウェア的なスイッチであってもよいし、形式は任意である。ここで、一例として、作業者は、特性選択スイッチ90を用いて、標準的な操作特性(以下、「ノーマル特性」という)と、ノーマル特性に比べて応答性が良い操作特性(以下、「ファースト特性」という)と、ノーマル特性に比べて応答性が悪い操作特性(以下、「スロー特性」という)の3種類の操作特性が選択可能とされる。
A
「駆動制御装置40」
図3は、本実施の形態の駆動制御装置40の構成を示す制御ブロック図である。
"
FIG. 3 is a control block diagram showing the configuration of the
駆動制御装置40は、インバータ20を介して旋回用電動機21の駆動制御を行うための制御装置であり、旋回用電動機21を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部50、トルク指令生成部60、補正用トルク指令生成部61、主制御部70、及び速度指令生成部80を含む。
The
駆動指令生成部50は、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61から入力されるトルク電流指令及び補正用トルク電流指令に基づく駆動指令の生成、又は、速度指令生成部80から入力される速度指令に基づく駆動指令の生成を行い、これらの駆動指令により旋回用電動機21を駆動制御する。駆動指令生成部50から出力される駆動指令はインバータ20に入力され、このインバータ20によって旋回用電動機21がPWM制御信号により交流駆動される。
The drive
ここで、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61から入力されるトルク電流指令及び補正用トルク電流指令に基づく駆動指令による旋回用電動機21の駆動制御は、補正用トルク電流指令によって補正されたトルク電流指令に基づいて旋回用電動機21を駆動制御することを意味する。本実施の形態では、これをトルク指令による旋回用電動機21の駆動制御と称する。この駆動制御の詳細については後述する。
Here, the drive control of the turning
トルク指令生成部60は、レバー26Aの操作量と応じて、旋回用電動機21を旋回駆動するためのトルクを制御するトルク電流指令を生成する。レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令値を生成するための特性マップは、後述の如くコントローラ30の内部メモリであるマップ記憶部60aに格納されており、トルク指令生成部60によって読み出される。このとき、トルク指令生成部60は、後述の如く、特性選択スイッチ90で選択された操作特性に応じた特性マップを、マップ記憶部60aから読み出して使用する。
The torque
補正用トルク指令生成部61は、レバー26Aの操作量に応じて、トルク電流指令を補正するための補正用トルク電流指令を生成する。レバー26Aの操作量に応じて補正用トルク電流指令値を生成するための特性は、コントローラ30の内部メモリに格納されており、補正用トルク指令生成部61によって読み出される。
The correction
主制御部70は、駆動制御装置40の制御処理に必要な周辺処理と、操作レバー26Aの操作量に応じて駆動制御を切り替える処理とを行う制御部である。主制御部70には、圧力センサ29から出力されるレバー26Aの操作量を表すデータと、旋回動作検出部57から出力される回転速度を表すデータとが入力される。駆動制御の切替処理は、レバー26Aの操作量と回転速度とに基づいて行われる。具体的な処理内容については、関連箇所において説明する。
The
速度指令生成部80は、正転側の最高回転速度、逆転側の最高回転速度、又は零速度に制御するための速度指令を生成する。各速度指令を表すデータは、コントローラ30の内部メモリに格納されており、速度指令生成部80によって読み出される。
The speed
なお、駆動制御装置40は、操作レバー26Aの操作量に応じて、旋回用電動機21を駆動制御する際に、力行運転と回生運転の切り替え制御を行うと共に、インバータ20を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
The
ここで、図4を用いて操作レバー26Aの操作量と駆動領域の関係について説明する。 Here, the relationship between the operation amount of the operation lever 26A and the drive region will be described with reference to FIG.
「操作量による駆動領域の切替特性」
図4は、本実施の形態の建設機械の駆動制御装置40における操作レバー26Aの操作量と駆動領域との関係を示す特性図である。横軸はレバー26Aの操作量を表し、右旋回側の最大操作量を100%、左旋回側の最大操作量を"−100%"とした百分率で示す。本実施の形態の駆動制御装置40は、レバー26Aの操作量をトルク電流指令値又は速度指令値に変換して旋回用電動機21の駆動制御を行うように構成されているため、図4では操作レバー26Aの操作量と駆動領域の関係のみを示し、トルク電流指令値及び速度指令値の特性については別の特性を用いて説明する。なお、この特性は、コントローラ30の内部メモリに格納されており、主制御部70によって読み出される。
"Switching characteristics of drive area according to operation amount"
FIG. 4 is a characteristic diagram showing the relationship between the operation amount of the operation lever 26A and the drive region in the
駆動領域は、操作レバー26Aの操作量に応じて、不感帯領域、零速度指令領域(右旋回用及び左旋回用)、右方向旋回駆動領域、及び左方向旋回駆動領域の5つの領域に区分される。 The drive area is divided into five areas according to the amount of operation of the control lever 26A: a dead zone area, a zero speed command area (for right turn and left turn), a right turn drive area, and a left turn drive area. Is done.
ここで、本実施の形態の建設機械の制御系では、旋回用電動機21の回転軸21Aが反時計回りに回転する回転方向を「正転」と称し、正転方向の駆動を表す制御量に正の符号を付す。一方、旋回用電動機21の回転軸21Aが時計回りに回転する回転方向を「逆転」と称し、逆転方向の駆動を表す制御量に負の符号を付す。正転は、上部旋回体3の右方向への旋回に対応し、逆転は、上部旋回体の左方向への旋回に対応する。
Here, in the control system of the construction machine of the present embodiment, the rotation direction in which the
また、旋回用電動機21の回転速度は、(rad/s)なる単位を有するが、以下では、最高回転速度を100%速度とした場合の百分率を用いて「50%速度」のように表す。
The rotation speed of the turning
「不感帯領域」
不感帯領域は、レバー26Aの中立点付近に設けられる操作量が±10%未満の領域である。旋回停止状態から旋回を開始するときに、レバー26Aの操作量が不感帯領域にある場合は、駆動制御装置40による旋回用電動機21の駆動制御は行われない。また、不感帯領域内で旋回用電動機21の駆動制御が行われていないときは、メカニカルブレーキ23によって旋回用電動機21が機械的に停止された状態となる。
"Dead zone area"
The dead zone region is a region where the operation amount provided near the neutral point of the lever 26A is less than ± 10%. When starting the turning from the turning stop state, if the operation amount of the lever 26A is in the dead zone region, the drive control of the turning
一方、旋回中にレバー26Aの操作量が不感帯領域となると、旋回用電動機21の回転軸21Aを停止させるための駆動制御が行われ、回転軸21Aが停止すると、駆動制御装置40による旋回用電動機21の駆動制御が行われ、メカニカルブレーキ23によって旋回用電動機21が機械的に停止されるように構成されている。
On the other hand, when the operation amount of the lever 26A becomes the dead zone during turning, drive control for stopping the
なお、メカニカルブレーキ23の制動(オン)/解除(オフ)の切り替えは、コントローラ30内の駆動制御装置40によって行われる。
Note that switching of braking (ON) / release (OFF) of the
「零速度指令領域」
零速度指令領域は、レバー26Aの操作方向における不感帯領域の両外側に設けられる操作量が10%以上20%未満と"−10%"以下"−20%"未満の領域である。レバー26Aの操作量が零速度指令領域にあり、かつ、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転速度が絶対値で10%速度未満であるときは、旋回用電動機21は零速度指令によって回転速度が零になるように駆動制御される。
`` Zero speed command area ''
The zero speed command region is a region where the operation amount provided on both outer sides of the dead zone region in the operation direction of the lever 26A is 10% or more and less than 20% and “−10%” or less and “−20%”. When the operation amount of the lever 26A is in the zero speed command area and the rotation speed of the
ここで、零速度指令とは、上部旋回体3の旋回速度を零にするために、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転速度を零にするための速度指令であり、後述するPI(Proportional Integral)制御では、回転軸21Aの回転速度を零に近づけるための目標値として用いられる。
Here, the zero speed command is a speed command for setting the rotational speed of the
また、操作レバー26Aの操作量が零速度指令領域の範囲内にあり、かつ、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転速度が絶対値で10%速度以上であるときは、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61から出力されるトルク電流指令及び補正用トルク電流指令に基づいて旋回用電動機21が減速するように駆動制御が行われる。
Further, when the operation amount of the operation lever 26A is within the range of the zero speed command region and the rotational speed of the
なお、零速度指令領域では、メカニカルブレーキ23は解除された状態となる。
In the zero speed command area, the
「右方向旋回駆動領域」
右方向旋回駆動領域は、上部旋回体3を右方向に旋回させるための駆動制御を行う領域である。操作レバー26Aの操作量がこの右方向旋回駆動領域の範囲内にあるときは、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61から出力されるトルク電流指令及び補正用トルク電流指令に基づく旋回用電動機21の駆動制御、又は、旋回用電動機21の回転速度を最高回転速度に制限するための速度指令に基づく旋回用電動機21の駆動制御のいずれかが行われる。この最高回転速度に制限するための速度指令に基づく駆動制御は、トルク電流指令に基づく駆動制御を行っているときに、旋回用電動機21の回転速度が最高回転速度に達すると、回転速度を制限するために行われる。その詳細については、後述する。
`` Right turn drive area ''
The right direction turning drive region is a region in which drive control for turning the
「左方向旋回駆動領域」
左方向旋回駆動領域は、上部旋回体3を左方向に旋回させるための駆動制御を行う領域である。操作レバー26Aの操作量がこの左方向旋回駆動領域の範囲内にあるときは、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61から出力されるトルク電流指令及び補正用トルク電流指令に基づく旋回用電動機21の駆動制御、又は、旋回用電動機21の回転速度を最高回転速度に制限するための速度指令に基づく旋回用電動機21の駆動制御のいずれかが行われる。この最高回転速度に制限するための速度指令に基づく駆動制御は、トルク電流指令に基づく駆動制御を行っているときに、旋回用電動機21の回転速度が絶対値で逆転方向の最高回転速度に達すると、回転速度を制限するために行われる。その詳細については、後述する。
"Left direction drive area"
The leftward turning drive area is an area for performing drive control for turning the
「駆動指令生成部50」
駆動指令生成部50は、減算器51、切替スイッチ部52、トルク制限部53、減算器54、PI制御部55、電流変換部56、及び旋回動作検出部57を含む。この駆動指令生成部50の減算器51には、レバー26Aの操作量に応じた旋回駆動用のトルク電流指令及び補正用トルク電流指令が入力される。
"Drive
The drive
減算器51は、レバー26Aの操作量に応じてトルク指令生成部60から出力されるトルク電流指令の値(以下、トルク電流指令値)から、レバー26Aの操作量に応じて補正用トルク指令生成部61から出力される補正用トルク電流指令の値(以下、補正用トルク電流指令値)を減算して偏差を出力する。
The
切替スイッチ部52は、入力端子a及びbを有し、主制御部70によって切替が行われる。旋回用電動機21をトルク電流指令で駆動する場合は、主制御部70によって入力端子aが選択され、旋回用電動機21を速度指令に基づいて駆動する場合は、主制御部70によって入力端子bが選択される。
The
トルク制限部53は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令の値(以下、トルク電流指令値)を制限する処理を行う。ここで、トルク制限とは、トルク制限部53に入力されるトルク電流指令値を、トルク制限特性によって許容される値(許容値)以下に制限して出力することをいう。
The
トルク制限部53は、図5に示すように、制限によって許容されるトルク電流指令値(許容値)の絶対値がレバー26Aの操作量の増大に応じて緩やかに増大するトルク制限特性を用いて、PI制御部83から入力されるトルク電流指令値を制限する。このようなトルク電流指令値の制限は、PI制御部83によって演算されるトルク電流指令値が急激に増大すると制御性が悪化するため、これを抑制するために行われる。
As shown in FIG. 5, the
なお、この制限特性は、横軸及び縦軸共に絶対値で表してあるため、左旋回を表す場合の制御量は、レバー26Aの操作量(横軸)及び許容値(縦軸)の両方とも、絶対値に換算されてトルク制限が行われる。また、図5の特性におけるレバー26Aの操作量が0%から20%の間は、図4に示す不感帯領域と零速度指令領域に相当する。 Since this limiting characteristic is expressed in absolute values on both the horizontal axis and the vertical axis, the control amount in the case of representing left turn is both the operation amount (horizontal axis) of the lever 26A and the allowable value (vertical axis). The torque is limited by being converted to an absolute value. Further, when the operation amount of the lever 26A in the characteristics of FIG. 5 is between 0% and 20%, it corresponds to the dead zone region and the zero speed command region shown in FIG.
この制限特性は、レバー26Aの操作量の増大に伴ってトルク電流指令値を絶対値で緩やかに増大させる特性を有し、上部旋回体3を左方向及び右方向の双方向に旋回させるためのトルク電流指令値を制限するための特性を有するものである。制限特性を表すデータは、主制御部70の内部メモリに格納されており、主制御部70によって読み出され、トルク制限部53に入力される。
This limiting characteristic has a characteristic of gradually increasing the torque current command value as an absolute value as the operation amount of the lever 26A increases, and for turning the
減算器54は、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令値から、電流変換部56の出力値を減算して得る偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部55及び電流変換部56を含むフィードバックループにおいて、電流変換部56から出力される旋回用電動機21の駆動トルクを、トルク制限部53を介して入力されるトルク電流指令値(目標値)によって表されるトルクに近づけるためのPI制御に用いられる。
The
PI制御部55は、減算器54から入力される偏差に基づき、この偏差を小さくするようにPI制御を行い、インバータ20に送る最終的な駆動指令となるトルク電流指令を生成する。インバータ20は、PI制御部55から入力されるトルク電流指令に基づき、旋回用電動機21をPWM駆動する。
Based on the deviation input from the
電流変換部56は、旋回用電動機21のモータ電流を検出し、これをトルク電流指令に相当する値に変換し、減算器54に入力する。
The
旋回動作検出部57は、レゾルバ22によって検出される旋回用電動機21の回転位置の変化(すなわち上部旋回体3の旋回)を検出するとともに、回転位置の時間的な変化から旋回用電動機21の回転速度を微分演算によって導出する。導出された回転速度を表すデータは、減算器51及び主制御部70に入力される。
The turning
「トルク指令生成部60」
トルク指令生成部60は、レバー26Aの操作量に応じて、図6に示す特性マップに従ってトルク電流指令を生成する。ここで、本実施の形態のトルク指令生成部60は、特性選択スイッチ90で選択された操作特性が実現されるように、トルク電流指令を生成する。
“
The
図6は、一例として、3つの異なる特性マップを示し、符号X1で示す特性マップは、特性選択スイッチ90でファースト特性が選択されたときに用いられる特性マップであり、符号X2で示す特性マップは、特性選択スイッチ90でノーマル特性が選択されたときに用いられる特性マップであり、符号X3で示す特性マップは、特性選択スイッチ90でスロー特性が選択されたときに用いられる特性マップである。これらの特性マップは、予め用意されマップ記憶部60aに記憶保持される。
FIG. 6 shows, as an example, three different characteristic maps. The characteristic map indicated by reference numeral X1 is a characteristic map used when the first characteristic is selected by the
図6に示すように、いずれの特性マップX1,X2,X3においても、トルク電流指令値T0(%)は、レバー26Aの操作量の増大に応じて緩やかに立ち上がり始め、レバー26Aの操作量の増大に応じて次第に傾きが増大して行き、操作量が約80%に達したところで飽和する。なお、この特性マップは、横軸及び縦軸共に絶対値で表してあるため、左旋回を表す場合の制御量は、負の値となる。また、図6の特性マップにおけるレバー26Aの操作量が0%から20%の間は、図4に示す不感帯領域と零速度指令領域に相当する。なお、トルク電流指令値T0(%)は、最大値を100%とした百分率で示す。 As shown in FIG. 6, in any of the characteristic maps X1, X2, and X3, the torque current command value T0 (%) starts to rise gradually as the operation amount of the lever 26A increases, The slope gradually increases with the increase, and saturates when the operation amount reaches about 80%. In this characteristic map, both the horizontal axis and the vertical axis are represented by absolute values, and therefore the control amount in the case of left turn is a negative value. Further, when the operation amount of the lever 26A in the characteristic map of FIG. 6 is between 0% and 20%, it corresponds to the dead zone region and the zero speed command region shown in FIG. The torque current command value T0 (%) is expressed as a percentage with the maximum value being 100%.
図示の例では、特性マップX1,X2,X3の相違は、レバー26Aの操作量が20%から80%の間で発生する。同一のレバー26Aの操作量に対するトルク電流指令値T0(%)の大きさは、特性マップX1が一番大きく、特性マップX2が中間であり、特性マップX3が最も小さい。即ち、レバー26Aの操作量の単位増加量あたりのトルク電流指令値T0の大きさの増加量(応答性)は、特性マップX1が一番大きく、特性マップX2が中間であり、特性マップX3が最も小さい。尚、特性マップX1,X2,X3は、レバー26Aの操作量が20%から80%の間で非線形な特性を有しているが、線形特性を有してもよい。 In the illustrated example, the difference between the characteristic maps X1, X2, and X3 occurs when the operation amount of the lever 26A is between 20% and 80%. The magnitude of the torque current command value T0 (%) with respect to the operation amount of the same lever 26A is the largest in the characteristic map X1, the middle in the characteristic map X2, and the smallest in the characteristic map X3. That is, the increase amount (responsiveness) of the torque current command value T0 per unit increase amount of the lever 26A operation amount is the largest in the characteristic map X1, the intermediate characteristic map X2, and the characteristic map X3. Smallest. The characteristic maps X1, X2, and X3 have nonlinear characteristics when the operation amount of the lever 26A is between 20% and 80%, but may have linear characteristics.
尚、特性マップX1,X3は、レバー26Aの操作量がゼロから増加して20%を超えた時に、当該増加過程でのみ実行され、レバー26Aの操作量が最大値付近の一定値で維持されるときや操作量が減少する過程では使用されないようにされてもよい。即ち、レバー26Aを入れる操作時に実行され、レバー26Aの保持操作時やレバー26Aの戻し操作時には、特性マップX1,X3が使用されなくてもよい。即ち、レバー26Aの保持操作時やレバー26Aの戻し操作時には、常に標準的な特性マップX2が用いられることとしてよい。これは、本実施の形態では、上部旋回体3をある角度まで旋回させる際のレバー26Aの操作の応答性を問題とし、上部旋回体3の旋回を停止させるときのレバー26Aの操作(中立に戻す操作)の応答性を問題としていないためである。
The characteristic maps X1 and X3 are executed only when the operation amount of the lever 26A increases from zero and exceeds 20%, and the operation amount of the lever 26A is maintained at a constant value near the maximum value. It may be prevented from being used when the operation amount decreases or when the operation amount decreases. That is, it is executed when the lever 26A is inserted, and the characteristic maps X1 and X3 may not be used when the lever 26A is held and when the lever 26A is returned. That is, the standard characteristic map X2 may always be used during the holding operation of the lever 26A and the return operation of the lever 26A. In this embodiment, the problem is the responsiveness of the operation of the lever 26A when the
「補正用トルク指令生成部61」
補正用トルク指令生成部61は、レバー26Aの操作量に応じて、図7(a)に示す補正用トルク電流指令を生成する。図7(a)において、横軸のレバー26Aの操作量x(%)、旋回用電動機21の回転速度y(%)に対して、補正用トルク電流指令値をTf(x、y)(%)で示す。
“Correction
The correction
図7(a)には代表的な特性として、回転速度yが0%速度、10%速度、20%速度、40%速度、60%速度、80%速度、及び100%速度の場合における操作量xの変化に対する補正用トルク電流指令値Tf(x、y)の特性を示す。 In FIG. 7 (a), as representative characteristics, the manipulated variable when the rotational speed y is 0% speed, 10% speed, 20% speed, 40% speed, 60% speed, 80% speed, and 100% speed. The characteristic of the correction torque current command value Tf (x, y) with respect to the change of x is shown.
10%速度、20%速度、40%速度、60%速度、80%速度、及び100%速度の場合の補正用トルク電流指令値Tf(x、y)は、レバー26Aの操作量xの増大に応じて徐々に減少し、操作量xが約90%に達したところで略一定の値となる特性を有する。また、この補正用トルク電流指令値Tf(x、y)は、回転速度yの増大に応じて増大する特性を有する。 The correction torque current command value Tf (x, y) for the 10% speed, 20% speed, 40% speed, 60% speed, 80% speed, and 100% speed increases the operation amount x of the lever 26A. Accordingly, the characteristic gradually decreases, and when the manipulated variable x reaches about 90%, it has a characteristic that becomes a substantially constant value. Further, the correction torque current command value Tf (x, y) has a characteristic of increasing as the rotational speed y increases.
また、回転速度yが0%速度の場合の補正用トルク電流指令値Tf(x、y)は、操作量xが0%から20%の間では存在せず、操作量が20%以上から100%の間で0%に設定される。このような特性をとるのは、回転速度yが0%速度の場合は補正が必要ないため、補正用トルク電流指令値Tf(x、y)は0%でよく、また、回転速度yが0%速度の場合は操作量xが0%から20%未満では、零速度指令に基づく駆動制御が行われるか、又は、メカニカルブレーキ23によって旋回用電動機21の回転軸21Aが停止されるため、補正用トルク電流指令値Tf(x、y)が必要ないからである。
Further, the correction torque current command value Tf (x, y) when the rotational speed y is 0% does not exist when the manipulated variable x is between 0% and 20%, and the manipulated variable is between 20% and 100%. % Is set to 0%. The reason why such a characteristic is taken is that no correction is required when the rotational speed y is 0%, so the correction torque current command value Tf (x, y) may be 0%, and the rotational speed y is 0. In the case of the% speed, if the manipulated variable x is from 0% to less than 20%, the drive control based on the zero speed command is performed, or the
なお、実際には、補正用トルク指令生成部61により、これらの代表的な特性を補間するように操作量x及び回転速度yに応じて補正用トルク電流指令値Tf(x、y)が生成される。
Actually, the correction torque
このような補正用トルク電流指令を用いるのは、図6に示すトルク電流指令だけで旋回用電動機21の駆動制御を行うと、レバー26Aの操作量の増大に応じて駆動トルクが増大することにより、従来のような速度指令による駆動制御を行う場合よりも操作性は良好になるが、旋回用電動機21の回転速度が上昇し続けるため、回転速度に応じてトルク電流指令を補正することにより、トルク指令に基づく駆動制御において回転速度の制御を行いやすくするためである。
Such a correction torque current command is used because when the drive control of the turning
ここで、この特性は、横軸及び縦軸共に絶対値で表してあるが、左旋回を表す場合の補正用トルク電流指令値は負の値となる。 Here, this characteristic is expressed as an absolute value on both the horizontal axis and the vertical axis, but the correction torque current command value in the case of representing a left turn is a negative value.
また、補正用トルク電流指令値Tf(x、y)は、最大値を100%とした百分率で示す。なお、この最大値は、トルク電流指令値T0(%)の最大値と同一の値である。 The correction torque current command value Tf (x, y) is expressed as a percentage with the maximum value being 100%. This maximum value is the same value as the maximum value of the torque current command value T0 (%).
「減算器51の出力」
図7(b)は、減算器51から出力されるトルク電流指令値Tcmdを示す特性図である。減算器51の出力は、図6に示すトルク電流指令から図7(a)に示す補正用トルク電流指令を減じて得る特性であり、次式で与えられる。
"Output of
FIG. 7B is a characteristic diagram showing the torque current command value Tcmd output from the
Tcmd=T0−Tf(x、y)(%)
図7(b)に示すように、操作量xが0%から20%未満では、回転速度yが0%速度の場合のトルク電流指令値Tcmdは存在しない。これは、操作量xが0%から20%未満では、零速度指令に基づく駆動制御が行われるか、又は、メカニカルブレーキ23によって旋回用電動機21の回転軸21Aが停止されるためである。
Tcmd = T0−Tf (x, y) (%)
As shown in FIG. 7B, when the manipulated variable x is from 0% to less than 20%, there is no torque current command value Tcmd when the rotational speed y is 0%. This is because when the operation amount x is from 0% to less than 20%, drive control based on the zero speed command is performed, or the
操作量が±20%以内では、回転速度yが0%速度の場合のトルク電流指令値Tcmdは0%に設定される。これは、旋回用電動機21が停止しているときは、その状態を保持するために駆動トルクを発生させる必要がないからである。
When the operation amount is within ± 20%, the torque current command value Tcmd when the rotational speed y is 0% is set to 0%. This is because when the turning
また、操作量xが0%のときに、回転速度yが100%速度の場合は、トルク電流指令値Tcmdは"−100%"に設定される。これは、操作量xが0%で旋回用電動機21が正転方向に最高回転速度で駆動されている場合は、旋回用電動機21に逆転方向の最大トルクを発生させる必要があるため、トルク電流指令値Tcmdが"−100%"に設定されている状態を表す。
Further, when the operation amount x is 0% and the rotational speed y is 100%, the torque current command value Tcmd is set to “−100%”. This is because when the manipulated variable x is 0% and the turning
なお、操作量xが0%のときにトルク電流指令値Tcmdが"−100%"に設定されるのは、回転速度yが10%速度以上の場合である。 The torque current command value Tcmd is set to “−100%” when the operation amount x is 0% when the rotational speed y is 10% or more.
また、操作量xが0%から20%まで増大する間に、回転速度yが10%速度及び20%速度の場合は、トルク電流指令値Tcmdの値が絶対値で急激に低減され、旋回用電動機21の逆転方向の駆動トルクが小さくされる。これは、回転速度yが比較的低い場合は、減速させるための駆動トルクは比較的小さくて足りるからである。
Further, when the rotational speed y is 10% and 20% while the manipulated variable x increases from 0% to 20%, the value of the torque current command value Tcmd is drastically reduced to an absolute value for turning. The driving torque in the reverse direction of the
一方、操作量xが0%から20%まで増大する間に、回転速度yが40%速度、60%速度、80%速度、及び100%速度の場合は、トルク電流指令値Tcmdの値は絶対値で徐々に低減され、旋回用電動機21の逆転方向の駆動トルクは大きい状態にされる。これは、回転速度yが比較的高い場合は、減速させるために大きな駆動トルクが必要だからである。
On the other hand, when the rotational speed y is 40%, 60%, 80%, and 100% while the manipulated variable x increases from 0% to 20%, the value of the torque current command value Tcmd is absolute. The driving torque in the reverse direction of the turning
また、操作量xが20%から80%まで増大する間に、回転速度yが0%速度の場合は、トルク電流指令値Tcmdは徐々に増大される。これは、操作量xが増大しているのに回転速度yが上昇しないため、さらに駆動トルクを増大させる必要があるからである。 When the rotational speed y is 0% while the manipulated variable x increases from 20% to 80%, the torque current command value Tcmd is gradually increased. This is because the rotational speed y does not increase even though the manipulated variable x is increased, and therefore it is necessary to further increase the drive torque.
また、操作量xが20%から80%まで増大する間に、回転速度yが10%速度及び20%速度の場合は、始めはトルク電流指令値Tcmdの値は徐々に低減され、操作量xが30%〜40%の辺りでトルク電流指令値Tcmdの値は0%となり、操作量xが40%から80%まで増大する間は、回転速度yが0%速度の場合に近い増加度合いでトルク電流指令値Tcmdが徐々に増大される。これは、操作量xを増大しても回転速度yが比較的低い場合は、加速させるために大きな駆動トルクが必要になるからである。 Further, when the rotational speed y is 10% and 20% while the manipulated variable x increases from 20% to 80%, the value of the torque current command value Tcmd is gradually reduced at first, and the manipulated variable x Is about 30% to 40%, the value of the torque current command value Tcmd becomes 0%, and while the manipulated variable x increases from 40% to 80%, the rotational speed y is at an increasing degree close to that at 0% speed. The torque current command value Tcmd is gradually increased. This is because if the rotational speed y is relatively low even if the operation amount x is increased, a large driving torque is required for acceleration.
また、操作量xが20%から80%まで増大する間に、回転速度yが40%速度、60%速度、80%速度、及び100%速度の場合は、始めはトルク電流指令値Tcmdの値は徐々に低減され、操作量xが50%〜70%の辺りでトルク電流指令値Tcmdの値は0%となり、さらに操作量xが80%まで増大する間は、次第に傾きが増大されてトルク電流指令値Tcmdの値が正の値で増大される。これは、回転速度が比較的高い場合は、減速にも加速にも比較的小さい駆動トルクで足りるからである。 If the rotational speed y is 40%, 60%, 80%, or 100% while the manipulated variable x increases from 20% to 80%, the value of the torque current command value Tcmd is initially set. Is gradually reduced, the value of the torque current command value Tcmd is 0% when the operation amount x is around 50% to 70%, and while the operation amount x increases to 80%, the gradient gradually increases and the torque increases. The value of the current command value Tcmd is increased by a positive value. This is because when the rotational speed is relatively high, a relatively small driving torque is sufficient for both deceleration and acceleration.
また、操作量xが80%から100%まで増大する間に、回転速度yが0%速度、10%速度、及び20%速度の場合は、トルク電流指令値Tcmdは100%に制限される。これは、操作量xが80%以上と大きい領域にも関わらず、回転速度が零又は比較的低いときは、速度を維持又は加速するために大きな駆動トルクが必要となるからである。 When the rotational speed y is 0% speed, 10% speed, and 20% speed while the operation amount x increases from 80% to 100%, the torque current command value Tcmd is limited to 100%. This is because a large driving torque is required to maintain or accelerate the speed when the rotational speed is zero or relatively low, even though the manipulated variable x is as large as 80% or more.
また、操作量xが80%から100%まで増大する間に、回転速度yが40%速度、60%速度、80%速度、及び100%速度の場合は、トルク電流指令値Tcmdは約75%から約10%の間に段階的に制限される。これは、操作量xが80%以上と大きい領域にも関わらず、回転速度が比較的高いときは、速度を維持又は加速するために比較的小さな駆動トルクで足りるからである。 When the rotation speed y is 40%, 60%, 80%, and 100% while the operation amount x increases from 80% to 100%, the torque current command value Tcmd is about 75%. To about 10% in stages. This is because, in spite of a region where the manipulated variable x is as large as 80% or more, when the rotational speed is relatively high, a relatively small driving torque is sufficient to maintain or accelerate the speed.
なお、図7(b)には代表的な特性として、回転速度yが0%速度、10%速度、20%速度、40%速度、60%速度、80%速度、及び100%速度の場合における操作量xの変化に対するトルク電流指令値Tcmdの特性を示すが、実際には、これらの代表的な特性を補間するように操作量x及び回転速度yに応じてトルク電流指令値Tcmdが生成される。特に、実際には旋回用電動機21の加速と減速に合わせて回転速度yは変化するため、トルク電流指令値Tcmdは、ここに示す代表的な特性を横断するようにして生成される。
FIG. 7B shows typical characteristics when the rotational speed y is 0% speed, 10% speed, 20% speed, 40% speed, 60% speed, 80% speed, and 100% speed. The characteristics of the torque current command value Tcmd with respect to changes in the operation amount x are shown. In practice, the torque current command value Tcmd is generated according to the operation amount x and the rotational speed y so as to interpolate these typical characteristics. The In particular, since the rotational speed y actually changes in accordance with the acceleration and deceleration of the turning
「速度指令生成部80」
速度指令生成部80は、図3に示すように、切替スイッチ部81、減算器82、及びPI制御部83を含み、正転側の最高回転速度、逆転側の最高回転速度、又は零速度に制御するための速度指令を生成する。
"
As shown in FIG. 3, the speed
切替スイッチ部81は、入力端子a、b、及びcを含む。入力端子aには正転側最高速度指令が入力される。この正転側最高速度指令は、旋回用電動機21の回転速度を正転側の最高速度に制御するための速度指令である。入力端子bには零速度指令が入力される。この零速度指令は、旋回用電動機21の回転速度を零に制御するための速度指令である。入力端子cには逆転側最高速度指令が入力される。この逆転側最高速度指令は、旋回用電動機21の回転速度を逆転側の最高速度に制御するための速度指令である。
The
この切替スイッチ部81は、主制御部70によって切り替えられる。主制御部70は、旋回用電動機21の回転速度が正転側の最高値になると、切替スイッチ部81を入力端子aに切り替える。また、旋回用電動機21の回転速度が±10%速度未満になると、主制御部70は、切替スイッチ部81を入力端子bに切り替える。旋回用電動機21の回転速度が逆転側の最高値になると、主制御部70は、切替スイッチ部81を入力端子cに切り替える。
The
また、主制御部70は、上述のように切替スイッチ部81の切替を行う場合は、切替スイッチ部52を入力端子bに切り替える。これにより、旋回用電動機21は、減算器51から出力されるトルク電流指令値Tcmdに基づく駆動制御から、速度指令生成部80から出力される正転側最高速度指令値に基づく駆動制御に切り替えられる。
Moreover, the
なお、切替スイッチ部81の入力端子a、b、及びcに入力される正転側の最高回転速度、逆転側の最高回転速度、又は零速度に制御するための速度指令を表すデータは、コントローラ30の内部メモリに格納されており、速度指令生成部80によって読み出される。
Note that data representing a speed command for controlling the maximum rotation speed on the forward rotation side, the maximum rotation speed on the reverse rotation side, or zero speed input to the input terminals a, b, and c of the
減算器82は、切替スイッチ部81から入力される速度指令の値(rad/s)から、旋回動作検出部58によって検出される旋回用電動機21の回転速度(rad/s)を減算して偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部83に入力される。
The
PI制御部83は、減算器82から入力される偏差に基づき、この偏差を小さくするようにPI制御を行い、PI制御によって生成されるトルク電流指令を切替スイッチ部52の入力端子bに入力する。
Based on the deviation input from the
「旋回動作時の駆動制御」
図8は、本実施の形態の旋回用駆動制御装置による旋回動作時の駆動制御の処理手順を示す図である。この処理は、本実施の形態の建設機械の運転中に、主制御部70によって繰り返し実行される処理である。
"Drive control during turning operation"
FIG. 8 is a diagram illustrating a processing procedure of drive control during a turning operation by the turning drive control device of the present embodiment. This process is a process repeatedly executed by the
主制御部70は、レバー26Aの操作量が不感帯領域にあるか否かを判定する(ステップS1)。
The
主制御部70は、レバー26Aの操作量が不感帯領域にはないと判定した場合は、レバー26Aの操作量が零速度指令領域にあるか否かを判定する(ステップS2)。
When determining that the operation amount of the lever 26A is not in the dead zone region, the
主制御部70は、レバー26Aの操作量が零速度指令領域にはないと判定した場合は、旋回用電動機21の回転速度が正転側の最高速度より高いか否かを判定する(ステップS3)。
When the
主制御部70は、回転速度が正転側の最高速度以下であると判定した場合は、旋回用電動機21の回転速度が絶対値で逆転側の最高速度の絶対値を超えているか否かを判定する(ステップS4)。
If the
主制御部70は、回転速度が絶対値で逆転側の最高速度の絶対値以下であると判定した場合は、切替スイッチ部52を入力端子aに切り替える(ステップS5)。これにより、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61によって生成されるトルク電流指令値及び補正用トルク電流指令値に基づいて旋回用電動機21の駆動制御が行われる。このとき、トルク指令生成部60によって生成されるトルク電流指令値は、上述の図6を参照して説明したマップ特性のうち、現在の特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に対応したマップ特性を用いて、生成される。
When the
ステップS5の処理が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が右方向旋回駆動領域又は左方向旋回駆動領域にあり、かつ、回転速度が正転側及び逆転側の最高回転速度を絶対値で超えていない状態である。このような状態には、旋回用電動機21を加速又は減速させることによって上部旋回体3を旋回させる状況のうちの殆どの場合が含まれる。このため、本実施の形態の駆動制御装置40によれば、トルク指令に基づいて旋回用電動機21の駆動制御を行うことができ、速度指令に基づいて旋回用電動機21の駆動制御を行う場合に比べて操作性が向上する。
In the case where the process of step S5 is executed, the operation amount of the lever 26A is in the right direction turning drive region or the left direction turning drive region, and the rotation speed is the absolute value of the maximum rotation speed on the forward rotation side and the reverse rotation side. It is in a state that does not exceed. Such a state includes almost all cases in which the upper-
主制御部70は、ステップS1において不感帯領域内であると判定した場合は、旋回用電動機21の回転速度が零(0%速度)であるか否かを判定する(ステップS6)。
If the
主制御部70は、回転速度が零ではないと判定した場合は、旋回用電動機21の回転速度が絶対値で10%速度未満であるか否かを判定する(ステップS7)。
If the
主制御部70は、回転速度が絶対値で10%速度以上であると判定した場合は、切替スイッチ部52を入力端子aに切り替える(ステップS8)。これにより、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61によって生成されるトルク電流指令値及び補正用トルク電流指令値に基づいて旋回用電動機21の駆動制御が行われる。
When the
ステップS8が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が不感帯領域にあり、かつ、回転速度が絶対値で10%速度以上である状態である。この状態は、回転速度が10%速度以上であるときに、旋回用電動機21を停止させようとして減速トルクを発生させる場合に相当する。このため、本実施の形態の駆動制御装置40によれば、トルク指令によって旋回用電動機21を減速させることができ、速度指令に基づいて旋回用電動機21の駆動制御を行う場合に比べて操作性が向上する。
The case where step S8 is executed is a state where the operation amount of the lever 26A is in the dead zone and the rotational speed is 10% or more in absolute value. This state corresponds to a case where deceleration torque is generated to stop the turning
なお、主制御部70は、ステップS6において回転速度が零(0%速度)であると判定した場合は、手順をステップS1にリターンする。これは、レバー26Aの操作量が不感帯領域にあって、旋回用電動機21が停止している状態に相当する。このような場合は、駆動制御を行う必要がないため、手順がステップS1にリターンされる。
If the
また、主制御部70は、ステップS7において回転速度が絶対値で10%速度未満であると判定した場合は、切替スイッチ部81を入力端子bに切り替え(ステップS9)、さらに、切替スイッチ部52を入力端子bに切り替える(ステップS10)。
When the
このようにステップS9及びS10が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が不感帯領域にあり、かつ、回転速度が絶対値で10%速度未満の状態である。このような状態は、旋回用電動機21を停止させようとしてレバー26Aの操作量の操作量を減じているが、零速度指令領域内で回転速度が零(0%速度)になりきらなかった場合に相当する。このような場合は、切替スイッチ部81の入力端子bから入力される零速度指令を用いて旋回用電動機21を駆動制御する。
The case where steps S9 and S10 are executed in this way is a state where the operation amount of the lever 26A is in the dead zone and the rotational speed is an absolute value of less than 10% speed. In such a state, the amount of operation of the lever 26A is reduced in an attempt to stop the turning
また、主制御部70は、ステップS2においてレバー26Aの操作量が零速度指令領域にあると判定した場合は、手順をステップ7に進行させ、旋回用電動機21の回転速度が絶対値で10%速度未満であるか否かを判定する(ステップS7)。
If the
主制御部70は、回転速度が絶対値で10%速度以上であると判定した場合は、切替スイッチ部52を入力端子aに切り替える(ステップS8)。これにより、トルク指令生成部60及び補正用トルク指令生成部61によって生成されるトルク電流指令値及び補正用トルク電流指令値に基づいて旋回用電動機21の駆動制御が行われる。
When the
ステップS8が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が零速度指令領域にあり、かつ、回転速度が絶対値で10%速度以上である状態である。この状態は、回転速度が10%速度以上であるときに、旋回用電動機21を停止させようとして減速トルクを発生させる場合に相当する。このため、本実施の形態の駆動制御装置40によれば、トルク指令によって旋回用電動機21を減速させることができ、速度指令に基づいて旋回用電動機21の駆動制御を行う場合に比べて操作性が向上する。
The case where step S8 is executed is a state where the operation amount of the lever 26A is in the zero speed command region and the rotational speed is 10% or more in absolute value. This state corresponds to a case where deceleration torque is generated to stop the turning
なお、主制御部70は、ステップS7において回転速度が絶対値で10%速度未満であると判定した場合は、切替スイッチ部81を入力端子bに切り替え(ステップS9)、さらに、切替スイッチ部52を入力端子bに切り替える(ステップS10)。
When the
このようにステップS2を経由してステップS9及びS10が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が零速度指令領域にあり、かつ、回転速度が絶対値で10%速度未満の状態である。このような状態は、旋回用電動機21を停止させようとしてレバー26Aの操作量の操作量を減じていて、レバー26Aの操作量が零速度指令領域にあり、回転速度が十分に減速されている場合(絶対値で10%速度未満の場合)に相当する。このような場合は、切替スイッチ部81の入力端子bから入力される零速度指令を用いて旋回用電動機21を駆動制御する。
In this way, when steps S9 and S10 are executed via step S2, the operation amount of the lever 26A is in the zero speed command region, and the rotational speed is an absolute value that is less than 10% speed. . In such a state, the amount of operation of the lever 26A is reduced so as to stop the turning
また、主制御部70は、ステップS3において、旋回用電動機21の回転速度が正転側の最高速度より高いと判定した場合は、切替スイッチ部81を入力端子aに切り替え(ステップS11)、さらに、切替スイッチ部52を入力端子bに切り替える(ステップS11)。
If the
このようにステップS11及びS12が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が右方向旋回駆動領域にあり、かつ、回転速度が100%速度を超えている状態である。このような状態では、旋回用電動機21の回転数を正転側の最高速度(100%速度)に制限するために、切替スイッチ部81の入力端子aから入力される正転側最高速度指令で旋回用電動機21の駆動制御を行う。
The case where steps S11 and S12 are executed in this way is a state in which the operation amount of the lever 26A is in the rightward turning drive region and the rotational speed exceeds 100%. In such a state, in order to limit the rotation speed of the turning
また、主制御部70は、ステップS4において、回転速度が絶対値で逆転側の最高速度の絶対値を超えていると判定した場合は、切替スイッチ部81を入力端子cに切り替え(ステップS13)、さらに、切替スイッチ部52を入力端子bに切り替える(ステップS14)。
Further, when the
このようにステップS13及びS14が実行される場合とは、レバー26Aの操作量が左方向旋回駆動領域にあり、かつ、回転速度が絶対値で逆転側の最高速度の絶対値を超えている状態である。このような状態では、旋回用電動機21の回転数を逆転側の最高速度(−100%速度)に制限するために、切替スイッチ部81の入力端子cから入力される逆転側最高速度指令で旋回用電動機21の駆動制御を行う。
As described above, when steps S13 and S14 are executed, the operation amount of the lever 26A is in the leftward turning drive region, and the rotation speed is an absolute value and exceeds the absolute value of the maximum reverse speed. It is. In such a state, in order to limit the rotation speed of the turning
主制御部70は、本実施の形態の建設機械が運転されている間は、以上の処理を繰り返し実行する。
The
以上のように、本実施の形態の駆動制御装置及びこれを含む建設機械によれば、操作手段の操作量に応じたトルク指令に基づいて旋回駆動用の電動発電機の駆動制御を行う際に、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に応じて、操作手段の操作量に応じたトルク指令値を可変することで、作業者の癖や嗜好に適合した操作特性を実現することが可能となる。例えば、高い応答性を好む作業者は、特性選択スイッチ90でファースト特性を選択することで、応答性を高めることができ、低い応答性を好む作業者は、特性選択スイッチ90でスロー特性を選択することで、応答性を低下させることができる。これにより、作業者は、特性選択スイッチ90で選択操作することで、所望の応答性を実現することができる。
As described above, according to the drive control device of the present embodiment and the construction machine including the drive control device, when performing drive control of the motor generator for turning drive based on the torque command corresponding to the operation amount of the operation means. By varying the torque command value according to the operation amount of the operation means according to the operation characteristic selected by the
また、本実施の形態の駆動制御装置及びこれを含む建設機械によれば、操作手段の操作量に応じたトルク指令に基づいて旋回駆動用の電動発電機の駆動制御を行う際に、このトルク指令を回転速度に応じて補正することにより、操作量と回転速度に応じて電動発電機の駆動トルクを制御することができるため、従来のように速度指令に基づいて駆動制御を行う場合に比べて、乗り心地と操作性の改善を図ることができる。 Further, according to the drive control device of the present embodiment and the construction machine including the same, when the drive control of the motor generator for turning drive is performed based on the torque command corresponding to the operation amount of the operation means, this torque By correcting the command according to the rotational speed, it is possible to control the driving torque of the motor generator according to the operation amount and the rotational speed. Therefore, compared to the conventional case where the drive control is performed based on the speed command. Thus, ride comfort and operability can be improved.
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and substitutions can be made to the above-described embodiments without departing from the scope of the present invention. Can be added.
例えば、上述した実施例では、原則的にトルク指令に基づいて旋回用電動機21の駆動制御を行い(図8のステップ5)、ある特定条件下でのみ速度指令に基づいて駆動制御を行っている(図8のステップ10,12,14)が、常にトルク指令に基づいて旋回用電動機21の駆動制御を行うこととしてもよい。或いは、トルク指令に代えて、速度指令に基づいて駆動制御を行うことも可能である。この場合、トルク指令の場合と同様の観点から、例えば、図9に示すように、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に応じて、異なる特性マップX1,X2,X3が用いられてよい。図9に示す例では、レバー26Aの操作量の単位増加量あたりの目標回転速度y0(又は速度指令値)の大きさの増加量(応答性)は、特性マップX1が一番大きく、特性マップX2が中間であり、特性マップX3が最も小さい。特性マップX1は、特性選択スイッチ90でファースト特性が選択されているときに用いられ、特性マップX2は、特性選択スイッチ90でノーマル特性が選択されているときに用いられ、特性マップX3は、特性選択スイッチ90でスロー特性が選択されているときに用いられてよい。
For example, in the above-described embodiment, the drive control of the turning
また、上述した実施例では、電動機により駆動される機構が、旋回機構であったが、本発明は、電動機により駆動される機構が、他の機構である場合も適用可能である。例えば図10には、図2に示した下部走行体1用の油圧モータ1A、1Bを、バッテリ19を電源として動作する走行用発電機201A,201Bに置き換えた建設機械200が示される。この建設機械200においては、コントローラ300は、ペダル26Cの操作量に応じて、走行用発電機201A,201Bを制御する際、上述の実施例と同様の態様で、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に応じて、走行用発電機201A,201Bの出力特性を可変すればよい。
In the above-described embodiment, the mechanism driven by the electric motor is the turning mechanism. However, the present invention can also be applied when the mechanism driven by the electric motor is another mechanism. For example, FIG. 10 shows a construction machine 200 in which the
また、上述した実施例では、レバー26A及び26Bとペダル26Cの操作量は、油圧式に検出されているが、レバー26A及び26Bとペダル26Cの操作量は、ポテンショメータ等を用いて電気的に検出されてもよいし、光学素子を用いて光学的に検出されてもよいし、ホール素子等を用いて磁気的に検出されてもよいし、検出方法は任意である。 In the above-described embodiment, the operation amounts of the levers 26A and 26B and the pedal 26C are detected hydraulically, but the operation amounts of the levers 26A and 26B and the pedal 26C are electrically detected using a potentiometer or the like. It may be detected optically using an optical element, may be detected magnetically using a Hall element or the like, and the detection method is arbitrary.
また、上述した実施例では、本発明が旋回用電動機21の駆動制御に適用された場合であったが、本発明は、電動機以外のアクチュエータ(例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9、油圧モータ1A及び1B)の駆動制御にも適用可能である。例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の油圧を、レバー26A及びレバー26Bの操作量に応じて、コントロールバルブ17(電磁比例弁)により制御する際、上述の実施例と同様の態様で、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に応じて、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の出力特性を可変すればよい。
In the above-described embodiment, the present invention is applied to the drive control of the turning
また、上述した実施例では、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性は、3つであったが、2つだけでもよいし、4つ以上であってもよい。また、複数の代表的な特性マップを用意しておき、これらの代表的な特性マップを補間して、少ない特性マップの数で多くの種類の操作特性を実現してもよい。
In the above-described embodiment, there are three operation characteristics selected by the
また、上述した実施例では、補正用トルク電流指令値は、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に依存せずに生成されているが、補正用トルク電流指令値は、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に依存して生成されてもよい。例えば、補正用トルク電流指令値は、特性選択スイッチ90で選択されている操作特性に応じて補正されてもよく、このとき、補正用トルク電流指令値は、高い応答性の操作特性が選択された場合に低い応答性の操作特性が選択された場合に比べて補正用トルク電流指令値が小さくなる態様で、補正されてもよい。
In the above-described embodiment, the correction torque current command value is generated without depending on the operation characteristic selected by the
また、上述した実施例では、旋回用電動機21がインバータ20によってPWM駆動される交流モータであり、その回転速度を検出するために、レゾルバ22及び旋回動作検出部57を用いる形態について説明したが、旋回用電動機21は直流モータであってもよい。この場合は、インバータ20、レゾルバ22及び旋回動作検出部57が不要となり、回転速度としては直流モータのタコジェネレータで検出される値を用いればよい。
Further, in the above-described embodiment, the turning
また上述した実施例では、トルク電流指令の演算にPI制御を用いる形態について説明したが、これに代えて、ロバスト制御、適応制御、比例制御、積分制御等を用いてもよい。 Further, in the above-described embodiments, the form in which the PI control is used for the calculation of the torque current command has been described, but instead, robust control, adaptive control, proportional control, integral control, or the like may be used.
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 減速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 バッテリ
20 インバータ
21 旋回用電動機
23 メカニカルブレーキ
24 旋回減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
31 アシスト駆動制御装置
40 駆動制御装置
50 駆動指令生成部
51 減算器
52 切替スイッチ部
53トルク制限部
54 減算器
55 PI制御部
56 電流変換部
57 旋回動作検出部
60 トルク指令生成部
60a マップ記憶部
61 補正用トルク指令生成部
70 主制御部
80 速度指令生成部
81 切替スイッチ部
82 減算器
83 PI制御部
90 特性選択スイッチ
100,200 建設機械
201A 左走行用発電機
201B 右走行用発電機
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (8)
前記複数のアクチュエータの1つであり、他のアクチュエータから独立して駆動制御される電動機と、
前記電動機の駆動制御を行う駆動制御装置とを備え、
前記駆動制御装置は、ゼロから最大値までの操作量の範囲内で前記電動機の応答性が異なる複数の予め定めた操作特性のうち、特定の操作特性を選択する特性選択手段を含み、
前記駆動制御装置は、前記特性選択手段で選択された前記電動機の操作特性が実現されるように、建設機械の操作手段に入力される操作量に応じて、前記電動機の出力の目標値を決定することを特徴とする、建設機械。 A construction machine having a plurality of actuators,
An electric motor that is one of the plurality of actuators and is driven and controlled independently of other actuators;
A drive control device that performs drive control of the electric motor,
The drive control unit, of the operating characteristics of response was defined plurality of different pre of the motor within the range of the operation amount of the maximum value from zero, comprising a characteristic selection means for selecting a particular operating characteristics,
The drive control device determines a target value of the output of the electric motor according to an operation amount input to the operation unit of the construction machine so that the operation characteristic of the electric motor selected by the characteristic selection unit is realized. Construction machinery , characterized by
前記駆動制御装置は、前記特性選択手段で選択された操作特性に応じて、前記記憶手段から該操作特性に対応したマップを読み出し、該読み出したマップに基づいて、前記電動機の出力の目標値を決定する、請求項1に記載の建設機械。 The drive control device is a map for determining a target value of the output of the electric motor using an operation amount of the operation means as a parameter, and storing a map for realizing an operation characteristic selected by the characteristic selection means Including
The drive control device reads a map corresponding to the operation characteristic from the storage unit according to the operation characteristic selected by the characteristic selection unit, and sets a target value of the output of the electric motor based on the read map. The construction machine according to claim 1, wherein the construction machine is determined .
前記電動機の出力は、前記電動機に印加される電流を制御することにより制御される、請求項1に記載の建設機械。 The electric motor is an electric motor that drives at least one of a turning mechanism of an upper turning body of a construction machine and a traveling mechanism of a lower running body of the construction machine,
The output of the electric motor is controlled by controlling the current applied to the motor, a construction machine according to claim 1.
前記複数のアクチュエータの1つであり、他のアクチュエータから独立して駆動制御される電動機と、
前記電動機の駆動制御を行う駆動制御装置とを備え、
前記駆動制御装置は、
前記電動機の駆動トルクを制御するためのトルク指令を生成するトルク指令生成手段と、
前記電動機の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
前記建設機械の操作手段に入力される操作量と、前記回転速度検出手段で検出される回転速度とに応じて、前記トルク指令生成手段で生成されるトルク指令を補正するための補正用トルク指令を生成する補正用トルク指令生成手段と、
前記補正用トルク指令によって補正されたトルク指令に基づく前記電動機の駆動制御を行う駆動制御手段と、
複数の予め定めた操作特性のうちから特定の操作特性を選択する特性選択手段とを含み、
前記トルク指令生成手段は、前記特性選択手段で選択された操作特性が実現されるように、前記操作手段に入力される操作量に応じて、前記電動機の出力の目標値を決定することを特徴とする、建設機械。 A construction machine having a plurality of actuators,
An electric motor that is one of the plurality of actuators and is driven and controlled independently of other actuators;
A drive control device that performs drive control of the electric motor,
The drive control device includes:
Torque command generating means for generating a torque command for controlling the driving torque of the electric motor;
Rotation speed detection means for detecting the rotation speed of the electric motor;
A correction torque command for correcting the torque command generated by the torque command generation unit according to the operation amount input to the operation unit of the construction machine and the rotation speed detected by the rotation speed detection unit A correction torque command generating means for generating
Drive control means for performing drive control of the electric motor based on the torque command corrected by the correction torque command;
Characteristic selection means for selecting a specific operation characteristic from a plurality of predetermined operation characteristics,
The torque command generation means determines a target value of the output of the electric motor according to an operation amount input to the operation means so that the operation characteristic selected by the characteristic selection means is realized. And construction machinery .
前記駆動制御手段は、前記回転速度検出手段によって検出される回転速度が正転側又は逆転側の最高回転速度に達すると、前記補正されたトルク指令に基づく駆動制御から、前記速度制限手段によって生成される正転側最高速度指令又は逆転側最高速度指令に基づく駆動制御に切り替える、請求項6に記載の建設機械。 The drive control device further comprises speed command generation means for generating a forward rotation side maximum speed command and a reverse rotation side maximum speed command for controlling the rotation speed of the electric motor to the maximum rotation speed of the forward rotation side and the reverse rotation side,
When the rotational speed detected by the rotational speed detecting means reaches the maximum rotational speed on the forward rotation side or the reverse rotation side, the drive control means is generated by the speed limiting means from the drive control based on the corrected torque command. The construction machine according to claim 6 , wherein the control is switched to drive control based on a forward rotation side maximum speed command or a reverse rotation side maximum speed command.
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