JP5100406B2 - フォトマスク設計方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置を製造するときに用いられるフォトマスクの設計方法に関する。
半導体装置が製造される場合、まず、ウェハ(半導体基板)上に酸化膜などの絶縁膜が形成される。その絶縁膜上にフォトレジストが塗布される。その後に、露光装置において、フォトレジストとフォトマスクとの位置が調整される。フォトマスクには、予め決められた開口形状を表す複数のパターンが設けられている。露光装置において、フォトレジスト上にフォトマスクが設けられ、フォトマスクを介してフォトレジストに紫外線が照射される。このとき、フォトレジストのうちの、フォトマスクによりマスクされていない箇所には、紫外線が照射される。即ち、フォトマスクの複数のパターンのそれぞれに対応する複数の箇所には、紫外線が照射される。その結果、複数の箇所が紫外線により溶けて、レジストパターンが形成される。レジストパターンは、複数の箇所のそれぞれに対して絶縁膜が露出された複数の開口部分と、フォトレジストが残された部分と、を含んでいる。エッチング工程において、複数の開口部分に対して上記露出された絶縁膜がエッチングされる。その結果、複数の開口部分のそれぞれに対して半導体基板が露出された複数のコンタクトホール(以下、ホール)が形成される。その後、絶縁膜上に残されたフォトレジストが除去される。
図1は、代表的なフォトマスク設計方法を示すフローチャートである。まず、フォトマスクが設計される。上述のように、フォトマスクには、複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターンが設けられている。複数のパターンの開口形状は、一般に正方形状である(ステップS101)。次に、複数のパターンに対して、対象パターンと、対象パターンに近接する近接パターンとの位置関係に起因する寸法変動、いわゆる光近接効果(Optical Proximity Effect)を考慮する必要がある。そこで、複数のパターンに対して、それぞれ、対象パターンと近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法が決定される(ステップS102)。次に、複数のパターンの開口形状の寸法が、それぞれ複数の最適寸法に変更(補正)される(ステップS103)。このような処理は、ルールベースOPC(Optical Proximity Correction;光近接効果補正)と呼ばれる。補正後のフォトマスクの開口形状は必ずしも正方形状でなく長方形状もとり得る。なお光学条件には、疎密の解像性及び寸法においてバランスの取れている通常照明が用いられる。
複数のパターンの最適寸法が許容範囲内ではない場合(ステップS104−NO)、ステップS102が再度実行される。複数のパターンの最適寸法が許容範囲内である場合(ステップS104−YES)、フォトマスクの設計が終了する。
密集パターンに対する近接効果を用いた補正法として特開2001−337440号公報が挙げられる。この補正法では、対象パターンと、対象パターンに隣接する隣接パターンとの両端位置を揃えることにより、複数のパターンを設計することを特徴としている。あるいは、対象パターンと隣接パターンとの両端位置を揃えられない場合には、対象パターンと隣接パターンとの間の間隔を大きくとることを特徴としている。
図2Aに示されるように、フォトマスク110には、複数のパターン111〜115(その開口形状は正方形状)が設けられているものとする。この場合、複数のホールは、周囲に対して密に設けられた密集ホールと、密集ホール以外のホールである疎密ホールとに分けられる。密集ホールは、第1の方向としてX方向に一定の間隔で形成される。そこで、複数のパターン111〜115は、密集ホールに対応する密集パターン111〜114と、疎密ホールに対応する疎密パターン115とに分けられる。
フォトマスク110の複数のパターン111〜115のレイアウトは、対象パターンと近接パターンとの距離(レイアウトは等方的であるとする。以下、疎密差と呼ぶ)に依存する。例えば、半導体基板上に形成された絶縁膜上にフォトレジストが塗布され、フォトマスク110の複数のパターン111〜115を介してフォトレジストに紫外線が照射される。これにより、図2Bに示されるように、それぞれ複数のホールに対応する複数の開口部分121〜125を有するレジストパターン120が形成される。このとき、そのレジストパターン120の複数の開口部分121〜125の寸法(面積)にバラツキが生じる場合がある。バラツキが生じる場合、配線間の接触不良又はショートによって、半導体の歩留まりに甚大な影響を与える可能性がある。従って、このようなバラツキが生じないように、フォトマスク110の複数のパターン111〜115の開口形状の寸法を所望の寸法(上記の最適寸法)に補正するための疎密補正を実施する必要がある。
一方、フォトマスク110の密集パターン111〜114には異方性が伴う。このため、レジストパターン120の複数の開口部分121〜125のうちの、密集パターン111〜114に対応する密集開口部分121〜124を表す形状に歪みが生じる場合がある。通常では複数の開口部分121〜125は円形状であるものが、上記の歪みにより、密集開口部分121〜124は楕円形状になってしまう。密集開口部分121〜124により形成される密集ホールの形状が楕円形状である場合でも、配線間の接触不良又はショートによって、半導体の歩留まりに甚大な影響を与える可能性がある。従って、密集開口部分121〜124の形状が楕円形状にならないように、フォトマスク110の複数のパターン111〜115の開口形状を所望の開口形状に補正するための密集ホール楕円形状補正を実施する必要がある。
特開2001−337440号公報
上述のように、疎密補正や密集ホール楕円形状補正を実施することは、フォトマスクの複数のパターンの開口形状を補正する上で有効とされてきた。しかし、その効果は、全く異なっている。換言すれば、疎密補正を実施したときは、その効果として、レジストパターンの開口部分の寸法、即ち、「面積」を統一することができる。一方、密集ホール楕円形状補正を実施したときは、その効果として、レジストパターンの開口部分の「形状」を統一することができる。この場合、疎密補正と密集ホール楕円形状補正とを両立することは困難である。
具体例として、疎密補正を無視して、密集ホール楕円形状補正を実施した場合について説明する。
まず、図3Aに示されるように、フォトマスク110の疎密パターン115では、MEEF(Mask Error Enhancement Factor)が非常に大きい。MEEFとは、フォトマスク110の複数のパターン111〜115(開口形状)の寸法と、フォトマスク110を介して紫外線が照射されることにより形成されるレジストパターン120の複数の開口部分121〜125の寸法と、の応答性を表している。MEEFは、数値により表される。この場合、疎密パターン115の開口形状の寸法を補正するための補正量はさほど大きくない。特に通常照明では、レジストパターン120の複数の開口部分121〜125のうちの、疎密パターン115に対応する疎密開口部分125の寸法に対して、疎密差に起因するバラツキは10%未満であり、先のMEEFは4〜5に上る。このため、上記の補正量は高々2%程度に過ぎない。また、露光装置において、フォトレジスト上にフォトマスク110が設けられ、フォトマスク110を介してフォトレジストに紫外線が照射された場合、疎密パターン115に対して、十分な光強度(コントラスト)を確保できる。このため、図3Bに示されるように、レジストパターン120の疎密開口部分125の形状は、所望の寸法を有する円形状(以下、所望の円形状)となる。
一方、図3Aに示されるように、フォトマスク110の密集パターン111〜114では、X方向に対して、その間隔であるピッチが非常に狭いものとする。これの目安は“波長/開口数(NA)”未満により表される。この場合、レジストパターン120の複数の開口部分121〜125のうちの、密集パターン111〜114に対応する密集開口部分121〜124の形状に影響を与えてしまう。即ち、露光装置において、フォトレジスト上にフォトマスク110が設けられ、フォトマスク110を介してフォトレジストに紫外線が照射された場合、密集パターン111〜114に対してX方向に十分な光強度を確保できない。この場合、密集パターン111〜114の各々の間隔における光強度を小さくできない。即ち、密集パターン111〜114のうちの、パターン111とパターン112との間の間隔、パターン112とパターン113との間の間隔、パターン113とパターン114との間の間隔における光強度を小さくできない。このため、図3Bに示されるように、レジストパターン120の密集開口部分121〜124の形状は、所望の円形状に対して、X方向に延びる楕円形状となってしまう。
密集ホール楕円形状補正として、密集開口部分121〜124の楕円形状を所望の円形状に補正するためには、図4Aに示されるように、フォトマスク110の密集パターン111〜114の開口形状を正方形状から長方形状に変形させる必要がある。この場合、長方形状は、正方形状に対して、上記の第1の方向としてX方向(ピッチ狭方向)に短く、且つ、第2の方向としてX方向に垂直なY方向(ピッチ広方向)に長い。その変形量は、例えば、最大で元々のフォトマスク110の開口辺の20%以上(X方向に−20%以上、Y方向に+20%以上)にも上る。これにより、露光装置において、フォトレジスト上にフォトマスク110が設けられ、フォトマスク110を介してフォトレジストに紫外線が照射された場合、密集パターン111〜114に対して十分な光強度を確保できる上に、密集パターン111〜114の各々の間隔における光強度を小さくできる。このため、図4Bに示されるように、レジストパターン120の密集開口部分121〜124の形状は、所望の円形状となる。しかし、レジストパターン120の疎密開口部分121の形状は、所望の円形状よりも寸法(面積)が大きい円形状となる。即ち、複数の開口部分121〜125の寸法にバラツキが生じる。このように、疎密補正と密集ホール楕円形状補正とを両立するのは極めて困難となっている。
特開2001−337440号公報の場合でも、複数のパターンの各々の間隔が十分取れない場合には複数のパターンの形状が隣接する方向に伸びた楕円形状になってしまうという問題がある。複数のパターンの各々に対して、対象パターンと隣接パターンと間の距離をとるという手法の場合には、当然ながら、設計上大きな制約になるという問題が生じることになる。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のフォトマスク設計方法では、複数のホール(44)をそれぞれ形成するための複数のパターン(11〜15)が設けられたフォトマスク(10)を設計する(S1)。ここで、複数のパターン(11〜15)の開口形状は正方形状を表している。また、本発明のフォトマスク設計方法では、複数のパターン(11〜15)の開口形状を正方形状から長方形状に一律に変換する(S2)。ここで、複数のパターン(11〜15)のうちの密集パターン(11〜14)は、第1の方向(X)に一定の間隔で形成されている。長方形状は、正方形状に対して、第1の方向(X)に短く、且つ、第1の方向(X)に垂直な第2の方向(Y)に長い。フォトマスク(10)の複数のパターン(11〜15)を介してフォトレジスト(43)が露光されることにより、それぞれ複数のホール(44)に対応する複数の開口部分(21〜25)を有するレジストパターン(20)が形成される。このような場合に、本発明のフォトマスク設計方法では、複数の開口部分(21〜25)の形状が所望の形状になるように、複数のパターン(11〜15)のそれぞれに対して、対象パターンと、対象パターンに近接する近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定する(S3)。次に、複数のパターン(11〜15)の開口形状の寸法をそれぞれ複数の最適寸法に補正する(S4)。
本発明のフォトマスク設計方法によれば、密集パターン(11〜14)が形成されている方向を考慮して、複数のパターン(11〜15)(11〜19)の開口形状を正方形状から長方形状に一括に変換することにより、前述の疎密補正と密集ホール楕円形状補正の両立が可能となる。即ち、その面積と形状に粗密差がない複数のホールをウェハ上に形成することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態によるフォトマスク設計方法について詳細に説明する。
(第1実施形態)
[構成]
図5は、本発明のフォトマスク設計方法が適用される設計システムの構成を示している。その設計システムは、コンピュータ1と、入力装置4と、出力装置5とを具備している。入力装置4と出力装置5は、コンピュータ1に接続されている。出力装置5は、表示装置、印刷装置を含んでいる。
コンピュータ1は、コンピュータプログラム30を格納するメモリ3と、コンピュータプログラム30を実行する実行部であるCPU(Central Processing Unit)2とを備えている。図6に示されるように、コンピュータプログラム30は、設計部31、変換部32、決定部33、補正部34、出力処理部35を含んでいる。
[動作]
図7は、本発明のフォトマスク設計方法を示し、コンピュータ1の動作を示すフローチャートである。
設計者は、入力装置4を用いて、ウェハ(半導体基板)上に形成される複数のホールを表すレイアウトデータをコンピュータ1に与える。設計部31は、そのレイアウトデータを入力する。設計部31は、レイアウトデータに基づいて、図8Aに示されるように、フォトマスク10を設計する。フォトマスク10には、複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターン11〜15が設けられている。この場合、複数のパターン11〜15の開口形状は正方形状である。また、複数のホールは、周囲に対して密に設けられた密集ホールと、密集ホール以外のホールである疎密ホールとに分けられる。密集ホールは、半導体基板上に第1の方向としてX方向に一定の間隔で形成される。そこで、複数のパターン11〜15は、密集ホールに対応する密集パターン11〜14と、疎密ホールに対応する疎密パターン15とに分けられる(ステップS1)。
密集パターン11〜14のレイアウトには異方性が伴う。このため、ルールベースOPC(Optical Proximity Correction)の実行に先立って、変換部32は、一律変換処理を行う。一律変換処理において、図8Bに示されるように、変換部32は、複数のパターン11〜15の開口形状を正方形状から長方形状に一律に変換する。この場合、長方形状は、正方形状に対して、上記の第1の方向としてX方向(ピッチ狭方向)に短く、且つ、第2の方向としてX方向に垂直なY方向(ピッチ広方向)に長い(ステップS2)。
次に、決定部33と補正部34は、複数のパターン11〜15に対して、対象パターンと、対象パターンに近接する近接パターンとの位置関係に起因する寸法変動、いわゆる光近接効果(Optical Proximity Effect)を考慮して、ルールベースOPCを実行する。
例えば、決定部33は、半導体基板上に絶縁膜が形成され、絶縁膜上にフォトレジストが塗布され、フォトマスク10の複数のパターン11〜15を介してフォトレジストが露光されることを想定する。即ち、フォトレジストに紫外線が照射されることにより、図8Dに示されるように、それぞれ複数のホールに対応する複数の開口部分21〜25を有するレジストパターン20が形成されることを想定する。この場合に、決定部33は、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25の形状が所望の形状になるように、シミュレーションを行う。ここで、所望の形状とは、前述のように、所望の寸法を有する円形状(以下、所望の円形状)である。特に、フォトマスク10の密集パターン11〜14には異方性が伴う。このため、決定部33は、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25のうちの、密集パターン11〜14に対応する密集開口部分21〜24の形状が楕円形状にならずに概ね真円形状となるように、シミュレーションを行う。決定部33は、そのシミュレーションの結果に基づいて、複数のパターン11〜15のそれぞれに対して、対象パターンと近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定する(ステップS3)。
次に、図8Cに示されるように、補正部34は、複数のパターン11〜15の開口形状の寸法を、それぞれ複数の最適寸法に変更(補正)する(ステップS4)。これにより、フォトマスク10の設計が終了し、出力処理部35は、複数のパターン11〜15の開口形状の寸法が補正されたレイアウトデータを出力装置5に出力する。このレイアウトデータに基づいて、フォトマスク10が作製される。
[効果]
本発明の第1実施形態によるフォトマスク設計方法によれば、密集パターン11〜14が形成されているX方向を考慮して、複数のパターン11〜15の開口形状を正方形状から長方形状に一括に変換することにより、前述の疎密補正と密集ホール楕円形状補正の両立が可能となる。即ち、その面積と形状に粗密差がない複数のホールをウェハ上に形成することができる。
[実施例]
例えば、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25の形状として、直径90nmの円形状を所望の円形状とし、6%ハーフトーンマスクをフォトマスク10とし、波長=193nm、NA=0.85、通常照明0.6(半径比σ=0.60の通常照明)で、フォトマスク10の複数のパターン11〜15を介してフォトレジストが露光される場合について説明する。複数のパターン11〜15の開口形状は120nm□(正方形状開口)であり、複数のホールは、孤立している疎密ホールや、Y方向に180nm/X方向に540nmに周囲に対して密に設けられた密集ホールや存在するものとする。この場合、複数のパターン11〜15は、密集ホールに対応する密集パターン11〜14と、疎密ホールに対応する疎密パターン15とに分けられる。
そこで、発明者は、フォトレジストが露光されてレジストパターン20が形成された場合のシミュレーションを行った結果、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25のうちの、密集パターン11〜14に対応する密集開口部分21〜24の形状の寸法が、X方向(ピッチ狭方向)に119.0nm、Y方向(ピッチ広方向)に84.3nmとなることが分かった。即ち、密集開口部分21〜24の形状が、著しい楕円形状となることが分かった。このままでは、X方向に配線ショートの危険が高まってしまう。また、X方向において、密集開口部分21〜24により形成される密集ホールに対して、対象ホールと、対象ホールに近接する近接ホールとの距離が180nm−119.0nm=61.0nmしかない。その結果、リソグラフィあるいはエッチング加工の時点でホール同士が接触してしまう可能性が高くなってしまう。
発明者は、上記のシミュレーションの結果、上記楕円形状を補正するためにはフォトマスク10の開口形状を、120nm□の正方形状に対して、X方向に20nm狭め、Y方向に30nm延ばし、100nm×150nmの長方形状とすれば良いことが分かった。この場合、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25のうちの、密集開口部分21〜24の形状の寸法は、X方向に95.8nm、Y方向に83.4nmとなり、楕円形状は著しく補正される。
ところで、密集開口部分21〜24の形状が楕円になる理由には、フォトマスク10の密集パターン11〜14の開口形状の異方性(長方形状)と、密集パターン11〜14の各々の間隔における光強度(コントラスト)の異方性が挙げられる。しかし、微細寸法では後者の方が支配的である。密集パターン11〜14の開口形状を正方形状から長方形状に変換し、密集パターン11〜14を疎密パターンに補正することにより、それの近傍の光強度は十分等方的であるとみなせる。密集パターン11〜14(疎密パターン)の開口形状の影響もゼロではないが、非常に小さい。その結果、密集パターン11〜14の開口形状をかなりの程度変化させても、密集パターン11〜14(補正後疎密パターン)により形成されるレジストパターン20の密集開口部分21〜24(補正後疎密開口部分)の形状は概ね真円に保たれる。上記のシミュレーションによれば、密集パターン11〜14(補正後疎密パターン)の開口形状が100nm×150nmである場合、密集開口部分21〜24(補正後疎密開口部分)の形状の寸法は、X方向に94.6nm、Y方向に90.7nmとなり、密集開口部分21〜24(補正後疎密開口部分)の形状は概ね真円状である。
このように、本発明のフォトマスク設計方法では、密集パターン11〜14の開口形状を正方形状から長方形状に変換し、密集パターン11〜14を疎密パターンに補正することにより、レジストパターン20の密集開口部分21〜24(補正後疎密開口部分)の形状は真円状に形成することが可能となる。従って、寸法の補正はルールベースOPCで対応可能である。図9は、任意のパターンの開口形状が正方形状(120nm□;正方形状開口)の場合と長方形状(100nm×150nm;長方形状開口)の場合であるときのピッチ(pitch)[nm]と寸法(CD;Critical Dimension)との関係を示したものである。横軸がピッチであり、無限個数の等ピッチアレイを仮定している。任意のパターンの開口形状に依存する寸法差はレンジで3.9nm、更には長方形状開口における縦横寸法差も平均3.2nm、最大で4.4nmと、いずれも非常に小さいことが分かる。図9に示される結果は、ピッチ依存寸法変動、更にはルールベースOPCにおけるマスクサイズ補正量(OPCテーブル)すら、上記の開口形状にほとんど依存しないことを意味している。
密集パターン11〜14に対して最適な開口形状について付言する。目標はレジストパターン20の密集開口部分21〜24の形状を真円とすることであるが、密集開口部分21〜24の形状を完全に真円とするためには、密集パターン11〜14の開口形状の変形が大き過ぎる。従って、密集パターン11〜14同士で、あるいは、密集パターン11〜14と他のパターンとの間で干渉が起こる等の懸念がある。そこで、より現実的な開口形状最適化の手法を提示する。複数のパターン11〜15の開口形状に対して、形状変更前である正方形状のX方向、Y方向の寸法をAとし、形状変更後である長方形状のX、Y方向の寸法をそれぞれN、Wとした場合、A=N×Wの関係を満たすものとする。即ち、複数のパターン11〜15の開口形状の面積は、正方形状(形状変更前)と長方形状(形状変更後)とで等しい。この場合、ステップS2において、変換部32は、A=N×Wの関係を満たすように、複数のパターン11〜15の開口形状を正方形状から長方形状に一律に変換する。こうすることによって、コンタクト抵抗を低く抑えるために必要な面積を確保できる。
上述では、A=N×Wの関係を満たす条件であるが、複数のパターン11〜15の開口形状の面積は、正方形状(形状変更前)と長方形状(形状変更後)とで概ね等しくなるように、即ち、A≒N×Wの関係を満たしていればよい。この理由として、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25の形状の寸法を所望の値にする露光量(Eop;Exposure doseとOptimizationとを組み合わせたもの)は、複数のパターン11〜15の開口形状の面積に概ね比例することが経験的に分かっている。また、Eopの増大はスループットの悪化やハーフトーン偽解像(サイドローブ)を招くため恐れがあり、これを避けたい。このため、正方形状(形状変更前)と長方形状(形状変更後)とで同等のEopが望ましい。実施例では、複数のパターン11〜15の開口形状の面積は、正方形状(形状変更前)では120nm×120nm=14400nm、長方形状(形状変更後)では100nm×150nm=15000nmとほぼ同等であり、露光量は両者とも35mJ/cmである。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法について説明する。第1実施形態では、第1の密集ホールに対応して第1の密集パターン11〜14がX方向に一定の間隔でフォトマスク10に設けられている場合について説明した。第2実施形態では、更に、第2の密集ホールに対応して第2の密集パターンがY方向に一定の間隔でフォトマスク10に設けられている場合について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
設計者は、入力装置4を用いて、ウェハ(半導体基板)上に形成される複数のホールを表すレイアウトデータをコンピュータ1に与える。設計部31は、そのレイアウトデータを入力する。設計部31は、レイアウトデータに基づいて、図10Aに示されるように、フォトマスク10を設計する。フォトマスク10には、複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターン11〜19が設けられている。この場合、複数のパターン11〜19の開口形状は正方形状である。また、複数のホールは、周囲に対して密に設けられた第1の密集ホールと、第1の密集ホールとは異なる第2の密集ホールと、第1及び第2の密集ホール以外のホールである疎密ホールとに分けられる。第1の密集ホールは、半導体基板上にX方向に一定の間隔で形成される。第2の密集ホールは、半導体基板上にY方向に一定の間隔で形成される。そこで、複数のパターン11〜19は、第1の密集ホールに対応する第1の密集パターン11〜14と、第2の密集ホールに対応する第2の密集パターン16〜19と、疎密ホールに対応する疎密パターン15とに分けられる(ステップS1)。
第1の密集パターン11〜14及び第2の密集パターン16〜19のレイアウトには異方性が伴う。このため、ルールベースOPC(Optical Proximity Correction)の実行に先立って、変換部32は、一律変換処理を行う。一律変換処理において、図10Bに示されるように、変換部32は、複数のパターン11〜19の開口形状を正方形状から長方形状に一律に変換する。この場合、変換部32は、第1の密集パターン11〜14の開口形状を正方形状から第1長方形状に変換する。第1長方形状は、正方形状に対して、X方向(ピッチ狭方向)に短く、且つ、Y方向(ピッチ広方向)に長い。変換部32は、第2の密集パターン16〜19の開口形状を正方形状から第2長方形状に変換する。第2長方形状は、正方形状に対して、X方向(ピッチ広方向)に長く、且つ、Y方向(ピッチ狭方向)に短い。変換部32は、疎密パターン15の開口形状を正方形状から第1又は第2長方形状に変換する。ここで、前述の実施例と同様に、変換部32は、複数のパターン11〜19の開口形状の面積が正方形状と第1及び第2長方形状とで等しくなるように、第1の密集パターン11〜14、第2の密集パターン16〜19、疎密パターン15の開口形状をそれぞれ正方形状から第1長方形状、第2長方形状、第1又は第2長方形状に変換する。例えば、疎密パターン15の開口形状は、第1長方形状に変換される(ステップS2)。
次に、決定部33と補正部34は、複数のパターン11〜19に対して、光近接効果を考慮して、ルールベースOPCを実行する。
例えば、半導体基板上に絶縁膜が形成され、絶縁膜上にフォトレジストが塗布され、フォトマスク10の複数のパターン11〜19を介してフォトレジストが露光されることを想定する。即ち、フォトレジストに紫外線が照射されることにより、図10Dに示されるように、それぞれ複数のホールに対応する複数の開口部分21〜29を有するレジストパターン20が形成されることを想定する。この場合に、決定部33は、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25の形状が所望の形状になるように、シミュレーションを行う。特に、フォトマスク10の第1の密集パターン11〜14及び第2の密集パターン16〜19には異方性が伴う。このため、決定部33は、レジストパターン20の複数の開口部分21〜29のうちの、第1の密集パターン11〜14、第2の密集パターン16〜19にそれぞれ対応する第1の密集開口部分21〜24、第2の密集開口部分26〜29の形状が楕円形状にならずに概ね真円形状となるように、シミュレーションを行う。決定部33は、そのシミュレーションの結果に基づいて、複数のパターン11〜19のそれぞれに対して、対象パターンと近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定する(ステップS3)。
次に、図10Cに示されるように、補正部34は、複数のパターン11〜19の開口形状の寸法を、それぞれ複数の最適寸法に変更(補正)する(ステップS4)。これにより、フォトマスク10の設計が終了し、出力処理部35は、複数のパターン11〜19の開口形状の寸法が補正されたレイアウトデータを出力装置5に出力する。このレイアウトデータに基づいて、フォトマスク10が作製される。
[効果]
本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法によれば、第1の密集パターン11〜14、第2の密集パターン16〜19が形成されているX方向、Y方向を考慮して、複数のパターン11〜19の開口形状を正方形状から第1又は第2長方形状に一括に変換することにより、前述の疎密補正と密集ホール楕円形状補正の両立が可能となる。即ち、その面積と形状に粗密差がない複数のホールをウェハ上に形成することができる。
なお、本発明の第1及び第2実施形態によるフォトマスク設計方法では、レジストパターン20の複数の開口部分21〜25の形状を所望の形状として円形状としたが、これに限定されない。例えば、レイアウト上の問題がなければ、複数の開口部分21〜25の形状を、X方向(密方向)に短軸を有する楕円形状にしてもよい。この場合でも、本発明を適用できる。
また、本発明の第1及び第2実施形態によるフォトマスク設計方法では、第1、第2の密集ホールをそれぞれ4個とし、第1の密集パターン11〜14、第2の密集パターン16〜19がフォトマスク10に設けられているが、これに限定されない。密集ホールの数が増えた場合でも、本発明を適用できる。
また、本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法では、第1、第2の密集ホールがそれぞれ半導体基板上にX、Y方向に一定の間隔で形成されるため、第1の密集パターン11〜14、第2の密集パターン16〜19がそれぞれX、Y方向に一定の間隔でフォトマスク10に設けられているが、これに限定されない。例えば、更に、第3の密集ホールが、半導体基板上にX、Y方向に垂直ではない斜め方向に一定の間隔で形成される場合、第3の密集パターンが上記の斜め方向に一定の間隔でフォトマスク10に設けられていてもよい。この場合でも、本発明を適用できる。
[半導体装置の製造方法]
本発明の第1及び第2実施形態によるフォトマスク設計方法により作製されるフォトマスク10を用いて、半導体装置が製造される。これについて説明する。
半導体装置が製造される場合、まず、図11Aに示されるように、ウェハ(半導体基板41)上に酸化膜などの絶縁膜42が形成される。次に、図11Bに示されるように、絶縁膜42上にフォトレジスト43が塗布される。その後に、図11Cに示されるように、露光装置において、フォトレジスト43とフォトマスク10との位置が調整される。第2実施形態を例にした場合、フォトマスク10には、複数のパターン11〜19(図示省略)が設けられている。露光装置において、フォトレジスト43上にフォトマスク10が設けられ、フォトマスク10を介してフォトレジスト43に紫外線が照射される。このとき、フォトレジスト43のうちの、フォトマスク10によりマスクされていない箇所には、紫外線が照射される。即ち、フォトマスク10の複数のパターン11〜19のそれぞれに対応する複数の箇所には、紫外線が照射される。その結果、図11Dに示されるように、複数の箇所が紫外線により溶けて、レジストパターン20が形成される。レジストパターン20は、複数の箇所のそれぞれに対して絶縁膜42が露出された複数の開口部分21〜29(図示省略)と、フォトレジスト43が残された部分と、を含んでいる。図11Eに示されるように、エッチング工程において、複数の開口部分21〜29に対して上記露出された絶縁膜42がエッチングされる。その結果、複数の開口部分21〜29のそれぞれに対して半導体基板41が露出されたコンタクトホールである複数のホール44が形成される。その後、図11Fに示されるように、絶縁膜42上に残されたフォトレジスト43が除去される。図11Gに示されるように、複数のホール44には金属層45が形成される。
図1は、代表的なフォトマスク設計方法(従来のフォトマスク設計方法)を示すフローチャートである。 図2Aは、従来のフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク110を示す平面図である。 図2Bは、従来のフォトマスク設計方法に適用されるレジストパターン120を示す平面図である。 図3Aは、従来のフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク110を示す平面図である。 図3Bは、従来のフォトマスク設計方法に適用されるレジストパターン120を示す平面図である。 図4Aは、従来のフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク110を示す平面図である。 図4Bは、従来のフォトマスク設計方法に適用されるレジストパターン120を示す平面図である。 図5は、本発明の第1及び第2実施形態によるフォトマスク設計方法が適用される設計システムの構成を示している。 図6は、図5の設計システムに適用されるコンピュータプログラム30を示している。 図7は、本発明の第1及び第2実施形態によるフォトマスク設計方法を示し、コンピュータ1の動作を示すフローチャートである。 図8Aは、本発明の第1実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク10を示す平面図である。 図8Bは、本発明の第1実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク10を示す平面図である。 図8Cは、本発明の第1実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク10を示す平面図である。 図8Dは、本発明の第1実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるレジストパターン20を示す平面図である。 図9は、任意のパターンの開口形状が正方形状の場合と長方形状の場合であるときのピッチ(pitch)[nm]と寸法(CD;Critical Dimension)との関係を示している。 図10Aは、本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク10を示す平面図である。 図10Bは、本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク10を示す平面図である。 図10Cは、本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるフォトマスク10を示す平面図である。 図10Dは、本発明の第2実施形態によるフォトマスク設計方法に適用されるレジストパターン20を示す平面図である。 図11Aは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11Bは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11Cは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11Dは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11Eは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11Fは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11Gは、本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
符号の説明
1 コンピュータ、
2 CPU、
3 メモリ、
4 入力装置、
5 出力装置、
10 フォトマスク、
11〜19 パターン、
20 レジストパターン、
21〜29 開口部分、
30 コンピュータプログラム、
31 設計部、
32 変換部、
33 決定部、
34 補正部、
35 出力処理部、
41 半導体基板、
42 絶縁膜、
43 フォトレジスト、
44 ホール、
45 金属層、

Claims (9)

  1. 複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターンが設けられたフォトマスクを設計するステップと、ここで、前記複数のパターンの開口形状は正方形状を表し、
    前記複数のパターンの開口形状を前記正方形状から長方形状に一律に変換するステップと、ここで、前記複数のパターンのうちの密集パターンは、第1の方向に一定の間隔で形成され、前記長方形状は、前記正方形状に対して、前記第1の方向に短く、且つ、前記第1の方向に垂直な第2の方向に長く、
    前記フォトマスクの前記複数のパターンを介してフォトレジストが露光されることにより、それぞれ前記複数のホールに対応する複数の開口部分を有するレジストパターンが形成される場合に、前記複数の開口部分の形状が所望の形状になるように、前記複数のパターンのそれぞれに対して、対象パターンと、前記対象パターンに近接する近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定するステップと、
    前記複数のパターンの開口形状の寸法をそれぞれ前記複数の最適寸法に補正するステップと、
    を具備し、
    前記変換するステップは、
    前記複数のパターンの開口形状の面積が前記正方形状と前記長方形状とで等しくなるように、前記複数のパターンの開口形状を前記正方形状から長方形状に一律に変換する
    フォトマスク設計方法。
  2. 複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターンが設けられたフォトマスクを設計するステップと、ここで、前記複数のパターンの開口形状は正方形状を表し、
    前記複数のパターンの開口形状を前記正方形状から長方形状に一律に変換するステップと、ここで、前記複数のパターンのうちの密集パターンは、第1の方向に一定の間隔で形成され、前記長方形状は、前記正方形状に対して、前記第1の方向に短く、且つ、前記第1の方向に垂直な第2の方向に長く、
    前記フォトマスクの前記複数のパターンを介してフォトレジストが露光されることにより、それぞれ前記複数のホールに対応する複数の開口部分を有するレジストパターンが形成される場合に、前記複数の開口部分の形状が所望の形状になるように、前記複数のパターンのそれぞれに対して、対象パターンと、前記対象パターンに近接する近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定するステップと、
    前記複数のパターンの開口形状の寸法をそれぞれ前記複数の最適寸法に補正するステップと、
    を具備し、
    前記複数のパターンのうちの、前記密集パターンである第1の密集パターンは、前記第1の方向に一定の間隔で形成され、
    前記複数のパターンのうちの、前記第1の密集パターンとは異なる第2の密集パターンは、前記第2の方向に一定の間隔で形成され、
    前記変換するステップは、
    前記第1の密集パターンの開口形状を前記正方形状から前記長方形状である第1長方形状に変換し、
    前記第2の密集パターンの開口形状を前記正方形状から第2長方形状に変換し、
    前記複数のパターンのうちの、前記第1、第2の密集パターン以外の疎密パターンの開口形状を前記正方形状から前記第1又は第2長方形状に変換し、
    前記第2長方形状は、前記正方形状に対して、前記第1の方向に長く、且つ、前記第2の方向に短く、
    前記変換するステップは、
    前記複数のパターンの開口形状の面積が前記正方形状と前記第1及び第2長方形状とで等しくなるように、前記第1の密集パターン、前記第2の密集パターン、疎密パターンの開口形状をそれぞれ前記正方形状から前記第1長方形状、前記第2長方形状、前記第1又は第2長方形状に変換する
    請求項1に記載のフォトマスク設計方法。
  3. 前記所望の形状は、円形状である
    請求項1又は2に記載のフォトマスク設計方法。
  4. 前記決定するステップと前記補正するステップは、ルールベースOPC(Optical Proximity Correction)に基づいて行われる
    請求項1〜のいずれかに記載のフォトマスク設計方法。
  5. コンピュータにインストールされたコンピュータプログラムであって、
    複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターンが設けられたフォトマスクを設計するステップと、ここで、前記複数のパターンの開口形状は正方形状を表し、
    前記複数のパターンの開口形状を前記正方形状から長方形状に一律に変換するステップと、ここで、前記複数のパターンのうちの密集パターンは、第1の方向に一定の間隔で形成され、前記長方形状は、前記正方形状に対して、前記第1の方向に短く、且つ、前記第1の方向に垂直な第2の方向に長く、
    前記フォトマスクの前記複数のパターンを介してフォトレジストが露光されることにより、それぞれ前記複数のホールに対応する複数の開口部分を有するレジストパターンが形成される場合に、前記複数の開口部分の形状が所望の形状になるように、前記複数のパターンのそれぞれに対して、対象パターンと、前記対象パターンに近接する近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定するステップと、
    前記複数のパターンの開口形状の寸法をそれぞれ前記複数の最適寸法に補正するステップと、
    を具備し、
    前記変換するステップは、
    前記複数のパターンの開口形状の面積が前記正方形状と前記長方形状とで等しくなるように、前記複数のパターンの開口形状を前記正方形状から長方形状に一律に変換する
    フォトマスク設計方法の各ステップを前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  6. コンピュータにインストールされたコンピュータプログラムであって、
    複数のホールをそれぞれ形成するための複数のパターンが設けられたフォトマスクを設計するステップと、ここで、前記複数のパターンの開口形状は正方形状を表し、
    前記複数のパターンの開口形状を前記正方形状から長方形状に一律に変換するステップと、ここで、前記複数のパターンのうちの密集パターンは、第1の方向に一定の間隔で形成され、前記長方形状は、前記正方形状に対して、前記第1の方向に短く、且つ、前記第1の方向に垂直な第2の方向に長く、
    前記フォトマスクの前記複数のパターンを介してフォトレジストが露光されることにより、それぞれ前記複数のホールに対応する複数の開口部分を有するレジストパターンが形成される場合に、前記複数の開口部分の形状が所望の形状になるように、前記複数のパターンのそれぞれに対して、対象パターンと、前記対象パターンに近接する近接パターンとの距離に応じた複数の最適寸法を決定するステップと、
    前記複数のパターンの開口形状の寸法をそれぞれ前記複数の最適寸法に補正するステップと、
    を具備し、
    前記複数のパターンのうちの、前記密集パターンである第1の密集パターンは、前記第1の方向に一定の間隔で形成され、
    前記複数のパターンのうちの、前記第1の密集パターンとは異なる第2の密集パターンは、前記第2の方向に一定の間隔で形成され、
    前記変換するステップは、
    前記第1の密集パターンの開口形状を前記正方形状から前記長方形状である第1長方形状に変換し、
    前記第2の密集パターンの開口形状を前記正方形状から第2長方形状に変換し、
    前記複数のパターンのうちの、前記第1、第2の密集パターン以外の疎密パターンの開口形状を前記正方形状から前記第1又は第2長方形状に変換し、
    前記第2長方形状は、前記正方形状に対して、前記第1の方向に長く、且つ、前記第2の方向に短く、
    前記変換するステップは、
    前記複数のパターンの開口形状の面積が前記正方形状と前記第1及び第2長方形状とで等しくなるように、前記第1の密集パターン、前記第2の密集パターン、疎密パターンの開口形状をそれぞれ前記正方形状から前記第1長方形状、前記第2長方形状、前記第1又は第2長方形状に変換する
    フォトマスクの設計方法の各ステップを前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
    請求項に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記所望の形状は、円形状である
    請求項5または6に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記決定するステップと前記補正するステップは、ルールベースOPC(Optical Proximity Correction)に基づいて行われる
    請求項5〜7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  9. 半導体基板上に絶縁膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜上にフォトレジストを塗布するステップと、
    請求項1〜のいずれかに記載のフォトマスク設計方法により作製されたフォトマスクを前記フォトレジスト上に設け、前記フォトマスクを介して前記フォトレジストに露光するステップと、ここで、前記フォトマスクの複数のパターンのそれぞれに対応する複数の箇所が露光されて、前記複数の箇所のそれぞれに対して前記絶縁膜が露出された複数の開口部分と、前記フォトレジストが残された部分と、を含むレジストパターンが形成され、
    前記複数の開口部分に対して前記露出された絶縁膜をエッチングするステップと、ここで、前記複数の開口部分のそれぞれに対して、前記半導体基板が露出されたコンタクトホールである複数のホールが形成され、
    前記絶縁膜上に残された前記フォトレジストを除去するステップと、
    前記複数のホールに金属層を形成するステップと、
    を具備する半導体装置の製造方法。
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