JP5100177B2 - 入札シミュレーション装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、工事の入札価格を決定するためのシミュレーションを行う入札シミュレーション装置及びプログラムに関する。
公共工事の落札方式として、国土交通省が進める総合評価落札方式がある。この総合評価落札方式は、従来の価格のみによる落札方式とは異なり、価格と価格以外の要素(例えば、初期性能の維持、施工時の安全性や環境への影響等)を総合的に評価し、落札者を決定する方式である(非特許文献1〜3参照)。
総合評価落札方式は、入札者の申込みに係る各評価項目に対する得点の合計(以下、「評価点」という。)を入札価格で除して得られる評価値が最も高い者を落札者としている。すなわち、評価値は次式[数1]で算出される。
[数1]
評価値=評価点÷入札価格
評価点の算出方法には種々のものがあり、例えば、非特許文献3の17〜20頁に記載された性能等のみを評価する方法で必須以外評価項目のみ評価する場合は、次式[数2]で算出される。
[数2]
評価点=標準点+加算点
また、加算点は次式[数3]で算出される。
[数3]
加算点=((技術力評価の評価得点+技術提案の評価得点)÷配点)×最高加算点
ここで、標準点は100点であり、最高加算点は、国土交通省型の評価方法及び県の簡易型の評価方法では10点、県の標準型の評価方法では20点とされる等、工事毎に定められる。したがって、例えば、評価点の最高は110点又は120点となる。
但し、次式[数4]に示す基準評価値よりも評価値が低い者は落札できない。
[数4]
基準評価値=標準点÷予定価格
予定価格とは標準点を達成するのに必要なコストであり、入札価格が予定価格を超えている者も落札できない。
すなわち、図1に示すように、評価値は、入札価格をx座標、評価点をy座標とする点と、原点とを結ぶ線の傾きに相当し、この傾きが一番高い者が落札者となる。但し、入札価格をx座標、評価点をy座標とする点が、図1の濃い灰色の部分に入る者は、入札価格が予定価格を超えているため、図1の薄い灰色の部分に入る者は、基準評価値より評価値が低いため、落札できない。
このように総合評価落札方式では、評価点と入札価格とに基づいて落札者を決定しているため、自社が落札可能な入札価格や他社が落札可能な入札価格を知るためのシミュレーションを行うときは、自社の評価点や他社の評価点を予想して、その予想に基づいて計算を行うこととなる。
ここで、評価点中の加算点には、例えば「施工管理技術者がいるか」等、客観的に評価可能な項目に対する点数と、例えば「工程計画に工夫が見られるか」等、客観的には評価不可能な項目に対する点数とがあり、後者については明確に何点とは決められない流動的なものである。しかし、従来、入札シミュレーションを行うときは、各評価項目に対する点数が固定的なものか流動的なものかを区別せずに、すべて「何点」と固定的に決めてシミュレーションを行っていた。
"総合評価落札方式 技術とノウハウを活かした公共工事をめざして"、[online]、国土交通省国土技術政策総合研究所総合技術政策研究センター建設マネジメント技術研究室、[平成18年10月20日検索]、インターネット〈URL:http://www.nilim.go.jp/lab/peg/siryou/sougou/panhu/all_panhu.pdf〉 "公共工事発注にあたっての総合評価落札方式活用ガイド"、[online]、国土交通省国土技術政策総合研究所総合技術政策研究センター建設マネジメント技術研究室、[平成18年10月20日検索]、インターネット〈URL:http://www.nilim.go.jp/lab/peg/siryou/sougou/gaido/all_gaido.pdf〉 "公共工事における総合評価落札方式の手引き・事例集(改訂第2集案)"、[online]、国土交通省国土技術政策総合研究所総合技術政策研究センター建設マネジメント技術研究室、[平成18年10月20日検索]、インターネット〈URL:http://www.nilim.go.jp/lab/peg/siryou/sougou/tebiki2/2-all.pdf〉
上述したように、各評価項目に対する点数を、それが固定的なものか流動的なものかを区別せずに、すべて固定的に決めて、言わばピンポイント予想する従来の入札シミュレーションでは、流動的な点数に対する予想が外れてしまうことが多いため、実際に利用可能な予想が得られず、役に立たないという問題があった。
この発明は、上述した問題を解決するものであり、役に立つシミュレーションを行うことが可能な入札シミュレーション装置及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の入札シミュレーション装置は、入札価格と評価項目に対する得点とに基づいて評価値を求め該評価値に基づいて落札者を決定する総合評価落札方式に、対応したものであって、各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段と、自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、他社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段と、それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点と、前記他社の入札金額とに基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の最高額(以下、「自社最高額」という。)を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する自社最高額算出手段と、算出された前記自社最高額に基づいて、少なくとも、自社の最高の流動点と前記他社の1つの流動点とに対する前記自社最高額と、自社の最低の流動点と前記他社の前記1つの流動点とに対する前記自社最高額とを、表示する自社最高額表示手段と、を有し、前記自社最高額算出手段は、前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、該算出した前記他社の評価点と、前記他社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記他社の評価値を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、該算出した前記他社の評価値と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価点とを用い、入札金額=自社の評価点÷他社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記自社最高額とすることを特徴とする。
なお、下記実施形態では、このために、自社最高額表示手段は第1詳細シミュレーション画面を表示する。
これによれば、自社最高額が自社の流動点の幅に応じた幅を持って示され、入札金額をその自社最高額の幅内で決定すれば落札可能性が高いことから、実際に役に立つシミュレーションを行うことができる。
なお、請求項1の「他社の1つの流動点」とは、他社の最高の流動点とすることが好ましい。すなわち、他社の流動点を単数設定する場合は、最高の流動点を設定して、その他社の最高の流動点と自社の最高及び最低の流動点とに対する自社最高額を表示することが好ましく、他社の流動点を複数設定する場合は、その中の最高の流動点と自社の最高及び最低の流動点とに対する自社最高額を表示することが好ましい。他社の流動点を最高と仮定すれば、より落札可能性の高い予想が得られるからである。
ここで、請求項2記載の入札シミュレーション装置のように、前記自社最高額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点と前記他社の入札金額とに基づいて、前記自社最高額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、前記自社最高額表示手段が、前記自社最高額に基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示することが好ましい。
なお、下記実施形態では、このために、自社最高額表示手段は第1グラフ表示画面を表示する。
これによれば、自社の流動点と他社の流動点との組合せのそれぞれについて、落札可能性が高い自社の入札金額の範囲を知ることができるので、さらに役に立つシミュレーションが行える。
また、請求項3記載の入札シミュレーション装置のように、前記自社最高額表示手段が、前記自社最高額に基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に示す棒グラフを、表示するが好ましい。
これによれば、落札可能性が高い自社の入札金額の範囲を視覚的に把握できるので、かかる範囲の把握が容易となる。
さらに、請求項4記載の入札シミュレーション装置のように、前記棒グラフは、自社の最高の流動点と前記他社の最高の流動点とに対する前記自社最高額を示す部分と、自社の最低の流動点と前記他社の最高の流動点とに対する前記自社最高額を示す部分とが、他の部分とは区別可能にされていることが好ましい。
これによれば、より落札可能性が高い自社の入札金額の範囲を把握し易い。
請求項5記載の入札シミュレーション装置は、入札価格と評価項目に対する得点とに基づいて評価値を求め該評価値に基づいて落札者を決定する総合評価落札方式に、対応したものであって、各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段と、自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、自社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段と、それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記自社の入札金額と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点とに基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の最低額(以下、「他社最低額」という。)を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する他社最低額算出手段と、算出された前記他社最低額に基づいて、前記他社最低額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、表示する他社最低額表示手段と、を有し、前記他社最低額算出手段は、前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、該算出した前記自社の評価点と、前記自社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価値を算出し、前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、該算出した前記他社の評価点と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価値とを用い、入札金額=他社の評価点÷自社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記他社最低額とすることを特徴とする。
なお、下記実施形態では、このために、他社最高額表示手段は第2詳細シミュレーション画面を表示する。
これによれば、自社の流動点を考慮した様々なケースにおける他社最低額を知ることができ、役に立つシミュレーションを行うことができる。
ここで、請求項6記載の入札シミュレーション装置のように、前記他社最低額表示手段が、入力された予定価格を超える前記他社最低額を、前記予定価格を超えない前記他社最低額とは区別可能に表示することが好ましい。
これによれば、入力された予定価格を超える他社最低額の存在に、ユーザの注意を向けることができる。
また、請求項7記載の入札シミュレーション装置のように、前記他社最低額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と自社の入札金額と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点とに基づいて、前記他社最低額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、前記他社最低額表示手段が、前記他社最低額に基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示することが好ましい。
なお、下記実施形態では、このために、他社最高額表示手段は第2グラフ表示画面を表示する。
これによれば、自社の流動点と他社の流動点との組合せのそれぞれについて、自社が落札可能と予想される他社の入札金額の範囲を知ることができ、さらに役に立つシミュレーションを行うことができる。
また、請求項8記載の入札シミュレーション装置のように、前記他社最低額表示手段が、前記他社最低額に基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に示す棒グラフを、表示することが好ましい。
これによれば、自社が落札可能と予想される他社の入札金額の範囲が、視覚的に把握できる。
請求項9記載のプログラムは、コンピュータを、総合評価落札方式のための各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段、自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、他社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段、それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点と、前記他社の入札金額とに基づいて、自社最高額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する自社最高額算出手段であって、前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、該算出した前記他社の評価点と、前記他社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記他社の評価値を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、該算出した前記他社の評価値と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価点とを用い、入札金額=自社の評価点÷他社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記自社最高額とする自社最高額算出手段、及び、算出された前記自社最高額に基づいて、少なくとも、自社の最高の流動点と前記他社の1つの流動点とに対する前記自社最高額と、自社の最低の流動点と前記他社の前記1つの流動点とに対する前記自社最高額とを、表示する自社最高額表示手段、として機能させるためのものである。
すなわち、請求項9記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1記載の入札シミュレーション装置として機能させる。
ここで、請求項10記載のプログラムのように、前記自社最高額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点と前記他社の入札金額とに基づいて、前記自社最高額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、前記自社最高額表示手段が、前記自社最高額に基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示することが好ましい。
すなわち、請求項10記載のプログラムは、コンピュータを、請求項2記載の入札シミュレーション装置として機能させる。
請求項11記載のプログラムは、コンピュータを、総合評価落札方式のための各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段、自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、自社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段、それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記自社の入札金額と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点とに基づいて、他社最低額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する他社最低額算出手段であって、前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、該算出した前記自社の評価点と、前記自社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価値を算出し、前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、該算出した前記他社の評価点と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価値とを用い、入札金額=他社の評価点÷自社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記他社最低額とする他社最低額算出手段、及び、算出された前記他社最低額に基づいて、前記他社最低額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、表示する他社最低額表示手段、として機能させるためのものである。
すなわち、請求項11記載のプログラムは、コンピュータを、請求項5記載の入札シミュレーション装置として機能させる。
ここで、請求項12記載のプログラムのように、前記他社最低額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と自社の入札金額と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点とに基づいて、前記他社最低額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、前記他社最低額表示手段が、前記他社最低額に基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示することが好ましい。
すなわち、請求項12記載のプログラムは、コンピュータを、請求項7記載の入札シミュレーション装置として機能させる。
本発明の入札シミュレーション装置によれば、従来のピンポイント予想では得られない、流動的な評価項目に対する点数を反映した幅を持った予想が得られ、役に立つシミュレーションを行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
1.構成
入札シミュレーション装置1(以下、「装置1」と略す。)は、コンピュータであり、図2に示すように、入力部11、演算処理部12、記憶部13、及び、表示部14を備えている。装置1には、OS(オペレーティング・システム)とそのOS上で動作する表計算プログラムとがインストールされている。本実施形態では、OSとしてWindows(登録商標)、表計算プログラムとしてExcel(登録商標)がインストールされている。
入力部11は、キーボード、及び、マウス等のポインティング・デバイスから構成されて、ユーザの操作に応じて各種情報を演算処理部12に入力するものである。
記憶部13は、半導体メモリ、ハードディスク装置、フレキシブルディスク装置、光磁気ディスク装置、コンパクト・ディスク装置等から構成されている。記憶部13には、入札シミュレーションプログラム21が記憶されている。
演算処理部12は、CPU、CPUのワークエリアとなるRAM、固定データを格納したROM等から構成されている。演算処理部12は、入札シミュレーションプログラム21に従って動作することにより、流動点等の設定、自社最高額や他社最低額の算出、表示部14への各種画面の表示命令等を行う。すなわち、演算処理部12は、自社最高額算出手段、及び、他社最低額算出手段として機能し、また、表示部14と共に、自社最高額表示手段、及び、他社最低額表示手段として機能する。
表示部14は、CRTまたは液晶ディスプレイ等から構成され、演算処理部12からの表示命令に応じて、評価シート画面等の各種の画面を表示する。評価シート画面は、各評価項目についてその評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別が入力される画面である。すなわち、表示部14は、入力部11及び演算処理部12と共に、各評価項目についてその評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別をユーザに入力させる手段として機能する。
入札シミュレーションプログラム21は、コンピュータである装置1を、上記のように固定点か流動点かの区別をユーザに入力させる手段、自社最高額算出手段、自社最高額表示手段、他社最低額算出手段、及び、他社最低額表示手段として機能させるためのプログラムである。入札シミュレーションプログラム21には、簡易シミュレーション画面、国土交通省型、県簡易型、県標準型の各型式の評価シート画面等の各種画面のデータが含まれている。
2.動作
以上のように構成された装置1の動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
2−1.簡易シミュレーション
まず、他社との比較無しにシミュレーションを行う簡易シミュレーションについて説明する。ユーザが、入札シミュレーションプログラム21を起動すると、装置1は、図4に示すような簡易シミュレーション画面を表示部14に表示する(ステップS01)。ユーザは、入力部11を用いて、この画面の工事名欄31に工事名、予定価格欄32に発注者により公表された予定価格、工事コード欄33に工事コードを入力する。また、ユーザは、型式欄34において、評価方法が国土交通省型か県の簡易型か県の標準型かを選択する。さらに、ユーザは、丸め指定欄35に入札金額を丸めるときの単位、桁数欄36に評価点の小数点以下の桁数を入力する。装置1は、入力された情報を記憶する(S02)。
そして、ユーザが「技術力・技術提案」ボタン37をクリックすると、装置1は、ユーザが選択した型式の評価シート画面を、表示部14に表示する。図5は、県簡易型の評価シート画面の例である。この画面には、各評価項目について、評価対象か否かの区別が入力される評価対象欄41、流動点か否かの区別が入力される流動点欄42、評価項目の内容が表示された評価項目欄43、評価基準が表示された評価基準欄44、配点が表示された配点欄45、及び、得点が入力される得点欄46が設けられている。なお、評価シート画面は、国土交通省や各県が公表した評価項目、評価基準、及び、配点に基づいて作成されたものである。
ユーザは、評価シート画面において、各評価項目に対し、評価対象か否か、評価対象であれば流動点か否(すなわち、固定点)か、固定点であれば得点は何点か等の各種情報を入力する(S02)。固定点とは、自己でも評価できる(すなわち、客観的に評価可能な)得点であり、流動点とは、自己では評価できない(すなわち、客観的に評価不可能な)得点である。
詳説すると、全ての評価対象欄41には、デフォルトとしてチェックが入力されているので、ユーザは、評価対象とならない評価項目の評価対象欄41のチェックを、クリックにより外す。工事によっては評価対象とならない評価項目があるからである。装置1は、評価対象欄41のチェックが外された評価項目については、流動点欄42及び得点欄46への入力ができないようにする。図5の例では、「県発注工事の過去4年間における工事成績評定の平均点」が、評価対象とならない評価項目に該当する。
また、ユーザは、評価対象欄41のチェックを外さなかった評価項目(すなわち、評価対象となる評価項目)のうち、自己では評価不可能な項目については、流動点欄42にチェックを入力し、自己でも評価可能な項目については、流動点欄42にチェックを入力しない。流動点欄42にチェックが入力された評価項目に対する点数は流動点となり、流動点欄42にチェックが入力されなかった評価項目に対する点数は固定点となる。図5の例では、例えば、評価項目「県発注工事の過去10年間における同種・類似工事の施工実績の有無」に対する点数は固定点となり、評価項目「労働安全衛生・品質・環境マネジメントシステムの取組状況」に対する点数は流動点となる。
装置1は、流動点欄42にチェックが入力された評価項目(すなわち、流動点の評価項目)については、得点欄46への入力ができないようにし、その評価項目に対する最高得点(例えば、図5の評価項目「労働安全衛生・品質・環境マネジメントシステムの取組状況」では1.0点)を、流動点の合計(初期値は0)に加算する。流動点の合計は、流動点合計欄48に表示される。
ユーザは、流動点欄42にチェックを入力しなかった評価項目(すなわち、固定点の評価項目)については、該当する評価基準の得点欄46にチェックを入力することにより、得点を入力する。装置1は、入力された得点(例えば、図5の評価項目「県発注工事の過去10年間における同種・類似工事の施工実績の有無」では1.0点)を、固定点の合計(初期値は0)に加算する。固定点の合計は、固定点合計欄47に表示される。
以上のようにして、ユーザが各評価項目に対して、評価対象か否か、評価対象であれば流動点か固定点か、固定点であれば得点は何点かを入力すると、装置1は、固定点の合計と流動点の合計とを算出する。固定点の合計は、固定点の各評価項目に対して入力された得点の合計、流動点の合計は、流動点の各評価項目に対する最高得点の合計となる。
そして、ユーザがボタン49をクリックすると、装置1は、上記のように算出した流動点の合計を自社の最高の流動点、0点を自社の最低の流動点とし、上記のように算出した固定点の合計を自社の固定点として、下記[数5]に基づいて、自社の最高の流動点と自社の固定点とから自社の最高の評価点を算出し、また、自社の最低の流動点と自社の固定点とから自社の最低の評価点を算出する。
[数5]
評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点
ここで、標準点は100点であり、配点は、評価対象とされた各評価項目に対する最高得点の合計(すなわち、満点の場合の点数)であり、本実施形態では、国土交通省型は簡易型・標準型の区別は無いものとし、最高加算点は、型式欄34で国土交通省型又は県の簡易型が選択された場合は10点、県の標準型が選択された場合は20点とする。また、評価点の小数点以下の有効桁数は、桁数欄36に入力された桁数とする。
そして、装置1は、予定価格欄32に入力された予定価格と、上記のように算出した自社の最高の評価点とから、次式[数6]に基づいて、自社の最高の評価点(すなわち、自社の最高の流動点)に対する自社最高額を算出し、また、予定価格と自社の最低の評価点とから、自社の最低の評価点(すなわち、自社の最低の流動点)に対する自社最高額を算出する。
[数6]
自社最高額=予定価格×(評価点÷最高評価点)
ここで、最高評価点は、型式欄34で国土交通省型又は県の簡易型が選択された場合は110点、県の標準型が選択された場合は120点である。また、自社最高額は、切捨て等の所定の方法により、丸め指定欄35で入力された単位より下の端数が処理される。
簡易シミュレーションにおける自社最高額を[数6]で算出する理由を、図6に基づいて説明すれば、図6の破線Aは、評価点が最高で入札価格が予定価格に等しい場合の評価値と同じ評価値になるラインを表しており、他社が最高評価点であると仮定すれば、この破線Aが望ましい評価値の最低ラインと言え、破線Aよりも自社の評価値が上であれば落札可能性が高いと言える。したがって、図6の矢印B、Cに示すように、自社の評価値がこの破線A上に来るように自社の評価点から入札価格を求め、これを自社最高額とする。すなわち、[数6]により自社最高額を算出する。
そして、装置1は、図4に示すような簡易シミュレーション画面を再表示し、その流動点欄38に自社の最高の流動点、固定点欄39に自社の固定点、配点欄40に配点を表示するとともに、入札金額上限欄51に、自社の最高の流動点に対する自社最高額を表示し、入札金額下限欄52に、自社の最低の流動点に対する自社最高額を表示する(S03)。
このように、装置1は、簡易シミュレーションにおいては、自己では評価不可能な項目に対する点数を流動点として、自社の最高の流動点と最低の流動点の各々に対して自社最高額を算出して表示する。すなわち、自社の流動点の幅に対応した自社最高額の範囲が示されるので、ユーザはその範囲の中で、実際に工事にかかるコストや自社の利益等を考慮して入札金額を決定すればよいこととなり、実際に役に立つ予想が得られ、役に立つシミュレーションを行うことができる。
2−2.詳細シミュレーション
次に、他社との比較有りでシミュレーションを行う詳細シミュレーションについて説明する。
2−2−1.条件設定
ユーザが、簡易シミュレーション画面において他社との比較に移行するためのボタン53をクリックすると(S04)、装置1は、図7に示すような詳細シミュレーション用の条件設定画面を表示部14に表示する(S05)。なお、この画面において、簡易シミュレーション画面と同じ機能の部分には、簡易シミュレーション画面と同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。
ユーザは、条件設定画面の比較業者数欄54に比較する他社の数、入札金額欄55に自社の入札金額、表示幅欄56に入札金額を表示するときの一目盛りの単位、表示用係数欄57に評価値を表示するときの倍率を入力する(S06)。なお、桁数欄36に入力された桁数は、評価値及び評価点の小数点以下の桁数となる。装置1は、比較業者数欄54に入力された他社の数だけ、業者欄60を表示する。図7の例では、業者(1)から業者(6)までの6つの業者欄60が表示される。
また、「技術力・技術提案」ボタン37をクリックすることにより表示される評価シート画面において、ユーザは、簡易シミュレーションの場合と同様に、自社の条件として、各評価項目に対し、評価対象か否か、評価対象であれば流動点か固定点か、固定点であれば得点は何点か等の各種情報を入力する(S06)。すると、装置1は、簡易シミュレーションの場合と同様に、固定点の合計と流動点の合計とを算出し、条件設定画面に戻るためのボタン49がクリックされると、条件設定画面を再表示して、その流動点欄38に自社の最高の流動点、固定点欄39に自社の固定点、配点欄40に配点を表示する。これらの情報は、ユーザが入力した情報に基づいて装置1が設定したものである。
また、ユーザがチェックポイント数欄58にチェックポイントの設定数を入力すると、装置1は、その設定数分のチェックポイント欄59を表示する。ユーザが、チェックポイントとする流動点を各チェックポイント欄59に入力すると、装置1は、それらの流動点を記憶する。これらの流動点は、評価値等の算出の際に、自社の複数の流動点として用いられるとともに、各他社(図7の例では業者(1)〜業者(6))の複数の流動点としても用いられる。図7の例では、設定数4、流動点として6点、4点、2点、0点が入力されており、装置1は、チェックポイントとする(すなわち、評価値等の算出の際に用いる)流動点として、6点、4点、2点、0点の4つを記憶する。
ユーザが他社設定用の「技術力・技術提案」ボタン61をクリックすると、装置1は、図5と同様の他社用の評価シート画面を表示する。但し、他社用の評価シート画面では、各評価項目が評価対象か否か、評価対象であれば流動点か固定点かは、既に入力された自社用の評価シート画面と同じにされており、変更はできない。
ユーザが、他社用の評価シート画面において、固定点に対する得点を入力すると、装置1は、自社の場合と同様に、固定点の合計を算出する。そして、ユーザが条件設定画面に戻るためのボタンをクリックすると、装置1は、条件設定画面を再表示して、最初の他社すなわち業者(1)の固定点欄63に、固定点の合計を表示する。なお、ユーザは、固定点欄63に点数を直接入力することもできる。また、装置1は、流動点欄62に自社の最高の流動点と同じ点数を表示するが、この点数をユーザが変更することはできない。ユーザは、業者(1)の入札金額欄64に、業者(1)の予想される入札金額を入力する。同様にして、ユーザは、業者(2)〜(6)の固定点欄63に固定点を、入札金額欄64に入札金額を入力する(S06)。なお、「入力」とは、ユーザが入力した情報に基づいて装置1が設定して表示した場合も含むものとする。
2−2−2.自社最高額を求める詳細シミュレーション
(1)自社最高額の算出
ユーザが自社最高額を求めるためのボタン65をクリックすると(S07)、装置1は、各他社について、自社の複数の流動点と自社の固定点と他社の複数の流動点と他社の固定点と他社の入札金額とに基づいて、自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に自社最高額を算出する。この算出の際、装置1は、上述したようにチェックポイントとする流動点として記憶しておいたものを、自社の複数の流動点及び他社の複数の流動点として用いる。図7の例では、自社の流動点及び業者(1)〜(6)の流動点として、6点、4点、2点、及び、0点を用いる。また、自社の固定点としては固定点欄39に入力されたもの、他社の固定点及び他社の入札金額としては、その他社の固定点欄63及び入札金額欄64に入力されたものを用いる。なお、入札金額欄55に入力された自社の入札金額は、自社最高額の算出の際は用いない。
自社最高額の算出について詳説すると、装置1は、自社の各流動点及び固定点と、配点欄40に入力された配点とから、上記[数5]により、自社の流動点毎に評価点を求める。図7の例では、自社の流動点6点に対する評価点は、100+((8+6)÷24)×10=105.8333、4点に対する評価点は、100+((8+4)÷24)×10=105.0000、2点に対する評価点は、100+((8+2)÷24)×10=104.1666、0点に対する評価点は、100+((8+0)÷24)×10=103.3333となる。なお、評価点の小数点以下の桁数は、桁数欄36で指定された桁数とする。
各評価点の算出方法について図8に基づいて説明すると、装置1は、各流動点(ここでは、6点、4点、2点、0点)について、配点(24点)中の流動点及び固定点(8点)の点数を最高加算点(10点)中の点数に換算し、その点数と標準点(100点)との和を評価点とする。
一方、装置1は、各他社について、その他社の各流動点及び固定点と、配点欄40に入力された配点とから、上記[数5]により、他社の流動点毎に評価点を求め、その評価点と入札金額欄64に入力された入札金額とから、上記[数1]により、他社の流動点毎に評価値を求める。但し、[数1]で評価値を求める際の入札金額は単位を万円とし、その求めた評価値に表示用係数欄5で指定された係数を掛けた値を、表示用の評価値とし、表示用の評価値の小数点以下の桁数は、桁数欄36で指定された桁数とする。図7の例では、業者(1)の表示用の評価値は、流動点が6点の場合、評価点は100+((11+6)÷24)×10=107.08333であり、評価値は107.08333÷9800≒0.01092687であるので、表示用の評価値は109.2687、同様に、4点の場合108.4183、2点の場合107.5681、0点の場合106.7177と算出される。
そして、他社の評価値<自社の評価値(=自社の評価点÷自社の入札金額)、すなわち、自社の入札金額<自社の評価点÷他社の評価値であれば自社が落札可能と予想されることから、装置1は、次式[数7]により入札金額(単位:万円)を算出し、その入札金額の丸め指定欄35で指定された単位より下の端数を切り捨てて、自社最高額とする。なお、簡易シミュレーションで用いた[数6]は用いない。
[数7]
入札金額=自社の評価点÷他社の評価値
なお、装置1は、各他社について、自社の流動点毎及び他社の流動点毎に自社最高額を算出する。すなわち、各他社について、自社の流動点が6点であって他社の流動点が6点、4点、2点、0点の各場合、自社の流動点が4点であって他社の流動点が6点、4点、2点、0点の各場合、自社の流動点が2点であって他社の流動点が6点、4点、2点、0点の各場合、自社の流動点が0点であって他社の流動点が6点、4点、2点、0点の各場合、の16通りの場合について自社最高額を算出する。
例えば、業者(1)に対する自社最高額を算出する場合、自社の流動点が6点であって業者(1)の流動点が6点のときには、自社の評価点は105.8333、業者(1)の評価値は0.01092687であるで、自社最高額は、105.8333÷0.01092687の1万円以下の端数を切り捨てた9,685万円となる。同様にして、例えば、自社の流動点が0点であって業者(1)の流動点が6点のときには、自社最高額は9,456万円と算出される。
(2)第1詳細シミュレーション画面の表示
装置1は、算出した自社最高額に基づいて、図9に示すように、第1詳細シミュレーション画面を表示部14に表示する(S08)。この画面の自社設定部71、他社設定部72には、条件設定画面において入力された自社の条件、他社の条件がそれぞれ表示されている。また、装置1は、各他社について、入札金額上限欄73に、自社の最高の流動点と他社の最高の流動点とに対する(すなわち、自社の流動点がチェックポイントとされた流動点のうちの最高点である場合であって、他社の流動点がチェックポイントとされた流動点のうちの最高点である場合の)自社最高額を表示し、入札金額下限欄74に、自社の最低の流動点と他社の最高の流動点とに対する(すなわち、自社の流動点がチェックポイントとされた流動点のうちの最低点である場合であって、他社の流動点がチェックポイントとされた流動点のうちの最高点である場合の)自社最高額を表示する。図9の例では、業者(1)について、入札金額上限欄73に、自社の流動点が最高の6点で業者(1)の流動点が最高の6点である場合の自社最高額96,850,000が表示され、入札金額下限欄74に、自社の流動点が最低の0点で業者(1)の流動点が最高の6点である場合の自社最高額94,560,000が表示されている。
このように、装置1は、他社の流動点を最高点とし、自社の流動点が最低点と最高点のそれぞれの場合の自社最高額を求めて表示する。実際の自社の流動点は最低点以上最高点以下であることから、自社の入札金額を入札金額上限欄73に表示された自社最高額と入札金額下限欄74に表示された自社最高額との間にすれば、その業者に対抗できる(すなわち、その業者よりも評価値が高くなる)可能性が高いこととなる。すなわち、装置1によれば、自社の流動点の幅に応じた落札可能性の高い入札金額の範囲を知ることができ、役に立つシミュレーションを行える。
また、装置1は、最も評価値が高い(したがって、自社最高額が低い)他社(図9の例では業者(5))については、入札金額上限欄73及び入札金額下限欄74の色(具体的には、背景色)を変える。他社が複数の場合には、そのうちの評価値が最も高い他社に対抗可能であれば、それ以外の他社にも対抗可能であることから、最も評価値が高い他社に対する自社最高額を分かり易く示すためである。
なお、装置1は、第1詳細シミュレーション画面で、自社の最高の流動点と他社の最高の流動点とに対する自社最高額と、自社の最低の流動点と他社の最高の流動点とに対する自社最高額とを表示したが、少なくとも、自社の最高の流動点と他社の1つの流動点とに対する自社最高額と、自社の最低の流動点と他社の前記1つの流動点とに対する自社最高額とを表示すればよい。ここで言う「他社の1つの流動点」とは、他社の最高の流動点とは限らず、例えば最高点と最低点との平均点としてもよいが、より落札可能性の高い入札金額の範囲を知るためには、最高の流動点とすることが望ましい。
(3)第1グラフ表示画面の表示
ユーザが、第1詳細シミュレーション画面において、結果をグラフで表示するためのボタン75をクリックすると(S09)、装置1は、上記のように算出した自社最高額に基づいて、図10に示すような第1グラフ表示画面を表示部14に表示する(S10)。この画面には、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲(以下、「自社入札金額範囲」という。)を自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に示す棒グラフが表示されている。自社入札金額範囲は、自社最高額以下の範囲となる。
図10の例では、他社毎に表示部81が設けられ、各表示部81には、入札金額を縦軸として縦に伸びる棒グラフが、自社の流動点毎に(図10の例では、左から6点、4点、2点、0点の順に)表示され、各棒グラフは、他社の流動点毎に(図10の例では下から6点、4点、2点、0点の順に)色分けされて、各色により自社入札金額範囲が表されている。
図10において、例えば、自社の流動点が2点で業者(1)の流動点が4点の場合、自社最高額は9,607万であることから、自社入札金額範囲は9,607万以下であるが、自社の流動点が2点で業者(1)の流動点が6点の場合の自社入札金額範囲が9,533万以下であるため、自社の流動点が2点の棒グラフにおいては、業者(1)の流動点が4点の場合に対応する色は、9,540万〜9,600万の範囲に付されている。これは、自社の流動点が2点で業者(1)の流動点が4点の場合、自社入札金額範囲は9,600万以下であるが、9,530万以下では流動点に比べて低過ぎるので、9,540万〜9,600万の範囲が望ましいことを表している。
なお、図10の例では、表示幅欄56に100,000が入力されたことに応じて、縦軸に示される入札金額の一目盛りの単位が100,000円とされているため、自社最高額の1万の位が切り捨てられて、自社入札金額範囲が表示されている。
そして更に、第1グラフ表示画面の棒グラフは、他社毎に、自社の最高の流動点と他社の最高の流動点とに対する自社最高額を示す部分と、自社の最低の流動点と他社の最高の流動点とに対する自社最高額を示す部分とが、他の部分とは異なる色にされることにより、他の部分とは区別可能とされている。
図10の業者(1)の例では、自社の流動点6点と他社の流動点6点とに対する自社最高額を示す部分Hと、自社の流動点0点と他社の流動点6点とに対する自社最高額を示す部分Lとが、他の部分とは異なる色にされている。入札金額をかかる部分Hと部分Lとの間にすれば、その業者に対抗できる可能性が高いことから、その範囲を分かり易く示すためである。なお、縦軸に示される入札金額の一目盛りの単位に応じて、自社の最高の流動点と業者(1)の最高の流動点とに対する自社最高額96,850,000(図9参照)が9,680万の欄に、自社の最低の流動点と業者(1)の最高の流動点とに対する自社最高額94,560,000が9,450万の欄に示されている。
このように、第1グラフ表示画面には、自社入札金額範囲を自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に示す棒グラフが表示されるので、かかる範囲を視覚的に把握でき、把握容易である。
さらに、この棒グラフでは、自社の最高の流動点と他社の最高の流動点とに対する自社最高額を示す部分と、自社の最低の流動点と他社の最高の流動点とに対する自社最高額を示す部分とが、他の部分とは区別可能とされている。これらの自社最高額間で入札金額を決定すれば、他社の流動点を最高と仮定しているため、より落札可能性が高い。すなわち、この棒グラフによれば、より落札可能性が高い範囲が把握容易である。
(4)第1評価値表示画面の表示
一方、第1詳細シミュレーション画面において、ユーザが結果を評価値一覧で表示するためのボタン76をクリックすると(S11)、装置1は、上記[数5][数1]により算出した評価値に基づいて、図11に示すような第1評価値表示画面を表示部14に表示する(S12)。この画面は、他社毎に画面が分けられており、各他社について、他社の入札金額毎にかつ他社の流動点毎に他社の評価値を一覧表で示す他社評価値一覧部83と、自社の入札金額毎にかつ自社の流動点毎に自社の評価値を一覧表で示す自社評価値一覧部84とを有している。
図11は、ユーザが業者名欄82で業者(1)を選択することにより表示された、業者(1)についての第1評価値表示画面の例である。この画面の他社評価値一覧部83には、業者(1)の評価値が他社の入札金額毎にかつ他社の流動点毎に表示されており、さらに、業者(1)の予想される入札金額は、条件設定画面の入札金額欄64で入力されたとおり98,000,000であることから、この入札金額に対応する評価値を示す部分に色が付されている。なお、この色は、他社の流動点毎に異なるものとされている。
また、図11に示すように、自社評価値一覧部84には、自社の評価値が自社の入札金額毎にかつ自社の流動点毎に表示されているが、さらに、他社(図11では業者(1))の流動点毎に、自社の評価値が他社の評価値よりも高くなる部分(すなわち、自社が落札可能な範囲)が、色分けされて表示されている。したがって、自社評価値一覧部84は、自社入札金額範囲を自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に示すものと言える。例えば、図11で9,770万〜9,830万の範囲は、自社の流動点が4点で、他社の流動点が0点の場合において、自社の評価値が他社の評価値よりも高くなる部分を示している
この第1評価値表示画面によれば、他社の入札金額毎かつ他社の流動点毎の他社の評価値、及び、自社の入札金額毎かつ自社の流動点毎の自社の評価値が分かり易く、また、自社入札金額範囲を視覚的に容易に把握できる。
また、図11で、他社の流動点が最高(6点)の場合において、自社の評価値が他社の評価値よりも高くなる部分のうち、自社の流動点が最高の場合と自社の流動点が最低の場合とにおける自社の評価値が最も低い(したがって、入札金額が最も高い)部分には、さらに異なる色が付されている。図10と同様に、この異なる色が付されている部分に対応する入札金額間(図11の例では9,450万と9,680万の間)であれば、その業者に対抗できる可能性がより高いことから、その範囲を分かり易く示すためである。
2−2−3.他社最低額を求める詳細シミュレーション
(1)他社最低額の算出
条件設定画面において、ユーザが他社最低額を求めるためのボタン66をクリックすると(S13)、装置1は、各他社について、自社の複数の流動点と自社の固定点と自社の入札金額と他社の複数の流動点と他社の固定点とに基づいて、自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に他社最低額を算出する。この算出の際、装置1は、自社最高額の算出の場合と同様に、チェックポイントとする流動点として記憶しておいたものを、自社の複数の流動点及び他社の複数の流動点として用いる。また、自社の固定点及び自社の入札金額としては固定点欄39及び入札金額欄55に入力されたもの、他社の固定点としては、その他社の固定点欄63に入力されたものを用いる。なお、入札金額欄64に入力された他社の入札金額は、他社最低額の算出の際は用いない。
他社最低額の算出について詳説すると、装置1は、自社の各流動点及び固定点と、配点欄40に入力された配点とから、自社最高額の算出の場合と同様に[数5]により、自社の流動点毎に評価点を求める。図7の例では、自社の流動点6点に対する評価点は105.8333、4点に対する評価点は105.0000、2点に対する評価点は104.1666、0点に対する評価点は103.3333となる。
そして、装置1は、上記のように算出した自社の各評価点と、入力された自社の入札金額とから、上記[数1]により、自社の流動点毎に評価値を求める。例えば図7の例で、自社の流動点が0点の場合、評価点は103.3333であり、自社の入札金額は9,600万であることから、表示用の評価値は107.6389となる。
一方、装置1は、各他社について、その他社の各流動点及び固定点と、配点欄40に入力された配点とから、上記[数5]により、他社の流動点毎に評価点を求める。
そして、自社の評価値<他社の評価値(=他社の評価点÷他社の入札金額)、すなわち、他社の入札金額<他社の評価点÷自社の評価値であれば他社が落札可能と予想されることから、装置1は、次式[数8]により入札金額(単位:万円)を算出して、その入札金額の丸め指定欄35で入力された単位より下の端数を切り上げて、他社最低額とする。
[数8]
入札金額=他社の評価点÷自社の評価値
なお、装置1は、各他社について、自社の流動点毎及び当該他社の流動点毎に他社最低額を算出する。すなわち、各他社について、上述した自社最高額の算出と同様に、16通りの場合の他社最低額を算出する。
例えば、自社の流動点が0点であって他社(業者(1)〜(6))の流動点が6点のときには、自社の評価値は0.01076389、業者(1)の評価点は100+((11+6)÷24)×10=107.0833であるので、業者(1)の他社最低額は107.0833÷0.01076389の1万円以下の端数を切り上げた9,949万円、業者(2)の評価点は100+((9+6)÷24)×10=106.2500であるので、業者(2)の他社最低額は106.2500÷0.01076389の1万円以下の端数を切り上げた9,871万円、同様にして、業者(3)、(4)、(5)、(6)の他社最低額は、それぞれ9,600万円、9,833万円、9,794万円、9,523万円となる。
(2)第2詳細シミュレーション画面の表示
装置1は、算出した他社最低額に基づいて、図12に示すように、第2詳細シミュレーション画面を表示部14に表示する(S14)。この画面の自社入札金額欄90、自社設定部91、他社設定部92には、条件設定画面において入力された自社の入札金額、自社の条件、他社の条件がそれぞれ表示されている。また、装置1は、各他社について、自社流動点欄94において選択(すなわち入力)された自社の流動点と、他社流動点欄95において選択された他社の流動点とに対する他社最低額を、入札金額欄93に表示する。図12の例では、自社の流動点が0点で他社の流動点が6点の場合の、業者(1)〜(6)の他社最低額が入札金額欄93に表示されている。装置1は、自社流動点欄94における自社の流動点の選択や、他社流動点欄95における他社の流動点の選択の切替えに応じて、選択された自社の流動点及び他社の流動点に対する他社最低額を表示する。すなわち、装置1は、他社最低額を自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に表示する。
さらに、装置1は、図12の業者(1)の入札金額欄93に示すように、予定価格欄32に入力された予定価格を超える他社最低額については、例えば入札金額欄93の背景色を赤にすること等により、予定価格を超えない他社最低額とは区別可能に表示する。かかる場合は、表示された他社最低額よりも低い金額で他社が入札するため、その他社に対抗するためには、自社の入札価格を自社入札金額欄90に表示されている金額よりもさらに下げる必要があるからである。
このように、装置1によれば、チェックポイント欄59に入力された点数に基づいて、自社の流動点を複数設定するとともに他社の流動点を複数設定し、自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に他社最低額を表示するので、流動点に応じた様々なケースの他社最低額を知ることができ、役に立つシミュレーションを行える。また、入力された予定価格を超える他社最低額を、予定価格を超えない他社最低額とは区別可能に表示するので、ユーザは、かかる他社最低額の存在を容易に知ることができる。
(3)第2グラフ表示画面の表示
ユーザが、第2詳細シミュレーション画面において、結果をグラフで表示するためのボタン96をクリックすると(S15)、装置1は、上記のように算出した他社最低額に基づいて、図13に示すような第2グラフ表示画面を表示部14に表示する(S16)。この画面は、自社の流動点毎に画面が分かれており、自社が落札可能と予想される他社の入札金額の範囲(以下、「他社入札金額範囲」という。)を自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に示す棒グラフを、表示するものである。他社入札金額範囲は、他社最低額以上の範囲となる。
図13の例では、条件設定画面で入力された自社の入札金額を表示する自社入札金額欄101と、自社の流動点が選択される自社流動点欄102と、他社毎の表示部103とが設けられている。そして、各表示部103には、入札金額を縦軸として縦に伸びる棒グラフが、他社の流動点毎に(図13の例では、左から6点、4点、2点、0点の順に)表示されている。この棒グラフは、自社の入札金額が自社入札金額欄101に表示された金額であって、自社の流動点が自社流動点欄102において選択された点数である場合に、他社の入札金額がどの範囲内であれば自社が落札可能であるかを示すものであり、例えば、自社の入札金額が96,000,000、自社の流動点が0点、業者(2)の流動点が6点の場合、自社が落札可能と予想される業者(2)の入札金額の範囲は9,880万以上となる。
なお、例えば、自社の流動点が0点で業者(2)の流動点が6点の場合の他社最低額は9,871万(図12参照)であり、業者(2)の入札金額がこの金額以上であれば業者(2)に対しては自社が落札可能であるが、図13では、表示幅欄56に100,000が入力されたことに応じて、縦軸に示される入札金額の一目盛りの単位が100,000円とされているため、自社が落札可能と予想される業者(2)の入札金額の範囲は、9,880万以上とされる。
また、図13の業者(1)で流動点が6点の場合のように、他社の入札金額の範囲が予定価格(図13の例では99,000,000)以上となる場合には、ユーザの注意を促すために、該当する他社の流動点を示す他社流動点欄104に色を付して示す。他社は予定価格より低い入札金額で入札するため、かかる場合には、自社の入札価格を自社入札金額欄101に表示されている金額よりもさらに下げる必要があるからである。
このように、第2グラフ表示画面には、他社入札金額範囲を自社の流動点毎にかつ他社の流動点毎に示す棒グラフが表示されるので、他社の入札金額がどの範囲であれば自社の落札可能性が高いかが視覚的に把握でき、把握容易である。
(4)第2評価値表示画面の表示
一方、第2詳細シミュレーション画面において、ユーザが結果を評価値一覧で表示するためのボタン97をクリックすると(S17)、装置1は、上記[数5][数1]により算出した評価値に基づいて、図14に示すような第2評価値表示画面を表示部14に表示する(S18)。この画面は、自社の流動点毎に画面が分かれており、条件設定画面で入力された自社の入札金額を表示する自社入札金額欄105と、自社の流動点が選択される自社流動点欄106と、自社の入札金額毎にかつ自社の流動点毎に自社の評価値を一覧表で示す自社評価値一覧部107と、他社の入札金額毎にかつ他社の流動点毎に他社の評価値を一覧表で示す他社評価値一覧部108とを有している。
そして、第2評価値表示画面では、自社の入札金額が自社入札金額欄105に表示された金額であって自社の流動点が自社流動点欄102で選択された点数である場合の自社の評価値を表示する欄109に、色が付されるとともに、その自社の評価値よりも他社の評価値が低くなる他社評価値一覧部108の部分(すなわち、自社が落札可能な範囲)に、色が付されて、視覚的に把握容易とされている。
この第2評価値表示画面によれば、自社の入札金額毎かつ自社の流動点毎の自社の評価値、及び、他社の入札金額毎かつ他社の流動点毎の他社の評価値が分かり易く、また、他社入札金額範囲を視覚的に容易に把握できる。
3.変形例
なお、評価点や評価値の算出方法は、上述したものに限るものではなく、非特許文献3等に記載されているような種々の方法が採れる。要するに、入札価格(すなわち、入札金額)と評価項目に対する得点とに基づいて評価値を求めるものであればよい。
また、上記実施形態では、他社の流動点を複数設定したが、単数としてもよい。第1詳細シミュレーション画面の表示には、他社の流動点は単数設定すれば十分であり、かかる場合、上述したように、他社の流動点は最高の流動点とすることが望ましい。
また、第1詳細シミュレーション画面において、各他社について、他社の最高の流動点と自社の最高の流動点とに対する自社最高額と、他社の最高の流動点と自社の最低の流動点とに対する自社最高額とのみを、表示したが、他社の流動点毎及び自社の流動点毎の自社最高額を全て表示することとしてもよい。
また、上記実施形態では、チェックポイント欄59に入力された点数により、自社の流動点と他社の流動点とを、一括して同じように(図7の例では、どちらも、6点、4点、2点、0点に)設定したが、自社の流動点と他社の流動点とを、別々に設定する形態としてもよい。かかる実施形態としては、自社用のチェックポイント欄と他社用のチェックポイント欄とを別々に設け、チェックポイントとする自社の流動点と他社の流動点とを別々に入力させる形態がある。
また、チェックポイントとする流動点の設定方法も種々の変更が可能であり、上記実施形態のように入力された点数をそのまま用いる方法の他、入札シミュレーション装置1が、ユーザが入力した情報により算出される最高の流動点と所定の最低の流動点(例えば0点)とを、チェックポイントとするとともに、最低の流動点から例えば2点刻みで最高の流動点を越えない点数をチェックポイントとする等、所定のルールに従って設定するようにしてもよい。
すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、本発明は種々の構成を採り得る。
総合評価落札方式を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る入札シミュレーション装置のブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る入札シミュレーション装置の処理の流れを示すフローチャートである。 簡易シミュレーション画面の一例である。 評価シート画面の一例である。 簡易シミュレーションにおける自社最高額の算出方法を説明するための図である。 詳細シミュレーション用の条件設定画面の一例である。 評価点の算出方法を説明するための図である。 第1詳細シミュレーション画面の一例である。 第1グラフ表示画面の一例である。 第1評価値表示画面の一例である。 第2詳細シミュレーション画面の一例である。 第2グラフ表示画面の一例である。 第2評価値表示画面の一例である。
符号の説明
1…入札シミュレーション装置
21…入札シミュレーションプログラム

Claims (12)

  1. 入札価格と評価項目に対する得点とに基づいて評価値を求め該評価値に基づいて落札者を決定する総合評価落札方式に、対応した入札シミュレーション装置であって、
    各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段と、
    自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    他社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段と、
    それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点と、前記他社の入札金額とに基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の最高額(以下、「自社最高額」という。)を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する自社最高額算出手段と、
    算出された前記自社最高額に基づいて、少なくとも、自社の最高の流動点と前記他社の1つの流動点とに対する前記自社最高額と、自社の最低の流動点と前記他社の前記1つの流動点とに対する前記自社最高額とを、表示する自社最高額表示手段と、
    を有し、
    前記自社最高額算出手段は、
    前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、
    前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、
    該算出した前記他社の評価点と、前記他社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記他社の評価値を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、
    該算出した前記他社の評価値と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価点とを用い、入札金額=自社の評価点÷他社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記自社最高額とする
    ことを特徴とする入札シミュレーション装置。
  2. 前記自社最高額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点と前記他社の入札金額とに基づいて、前記自社最高額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、
    前記自社最高額表示手段が、前記自社最高額に基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の入札シミュレーション装置。
  3. 前記自社最高額表示手段が、前記自社最高額に基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に示す棒グラフを、表示することを特徴とする請求項2記載の入札シミュレーション装置。
  4. 前記棒グラフは、自社の最高の流動点と前記他社の最高の流動点とに対する前記自社最高額を示す部分と、自社の最低の流動点と前記他社の最高の流動点とに対する前記自社最高額を示す部分とが、他の部分とは区別可能にされていることを特徴とする請求項3記載の入札シミュレーション装置。
  5. 入札価格と評価項目に対する得点とに基づいて評価値を求め該評価値に基づいて落札者を決定する総合評価落札方式に、対応した入札シミュレーション装置であって、
    各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段と、
    自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    自社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段と、
    評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段と、
    それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記自社の入札金額と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点とに基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の最低額(以下、「他社最低額」という。)を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する他社最低額算出手段と、
    算出された前記他社最低額に基づいて、前記他社最低額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、表示する他社最低額表示手段と、
    を有し、
    前記他社最低額算出手段は、
    前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、
    該算出した前記自社の評価点と、前記自社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価値を算出し、
    前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、
    該算出した前記他社の評価点と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価値とを用い、入札金額=他社の評価点÷自社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記他社最低額とする
    ことを特徴とする入札シミュレーション装置。
  6. 前記他社最低額表示手段が、入力された予定価格を超える前記他社最低額を、前記予定価格を超えない前記他社最低額とは区別可能に表示する
    ことを特徴とする請求項5記載の入札シミュレーション装置。
  7. 前記他社最低額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と自社の入札金額と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点とに基づいて、前記他社最低額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、
    前記他社最低額表示手段が、前記他社最低額に基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示する
    ことを特徴とする請求項5記載の入札シミュレーション装置。
  8. 前記他社最低額表示手段が、前記他社最低額に基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に示す棒グラフを、表示する
    ことを特徴とする請求項7記載の入札シミュレーション装置。
  9. コンピュータを、
    総合評価落札方式のための各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段、
    自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    他社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段、
    それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点と、前記他社の入札金額とに基づいて、自社最高額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する自社最高額算出手段であって、
    前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、
    前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、
    該算出した前記他社の評価点と、前記他社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記他社の評価値を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、
    該算出した前記他社の評価値と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価点とを用い、入札金額=自社の評価点÷他社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記自社最高額とする自社最高額算出手段
    及び、
    算出された前記自社最高額に基づいて、少なくとも、自社の最高の流動点と前記他社の1つの流動点とに対する前記自社最高額と、自社の最低の流動点と前記他社の前記1つの流動点とに対する前記自社最高額とを、表示する自社最高額表示手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 前記自社最高額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点と前記他社の入札金額とに基づいて、前記自社最高額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、
    前記自社最高額表示手段が、前記自社最高額に基づいて、自社が落札可能と予想される自社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示する
    ことを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. コンピュータを、
    総合評価落札方式のための各評価項目について、該評価項目に対する点数が固定点か流動点かの区別を、ユーザに入力させる手段、
    自社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    他社の固定点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    自社の複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    他社の単数又は複数の流動点を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    自社の入札金額を、ユーザに入力させて、又は、ユーザに入力させた情報に基づいて設定して、記憶する手段、
    評価方法の型を表す型式情報を、ユーザに入力させて記憶する手段、
    それぞれ記憶している、前記自社の複数の流動点と、前記自社の固定点と、前記自社の入札金額と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記他社の固定点とに基づいて、他社最低額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、算出する他社最低額算出手段であって、
    前記自社の固定点と、前記自社の複数の流動点と、予め記憶している標準点と、予め記憶している各評価項目の最高得点を合計することにより算出される配点と、前記型式情報に応じて記憶している最高加算点とを用い、評価点=標準点+((固定点+流動点)÷配点)×最高加算点、で表される評価点算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価点を算出し、
    該算出した前記自社の評価点と、前記自社の入札金額とを用い、評価値=評価点÷入札価格、で表される評価値算出式に基づいて、前記自社の流動点毎に自社の評価値を算出し、
    前記他社の固定点と、前記他社の単数又は複数の流動点と、前記標準点と、前記配点と、前記最高加算点とを用い、前記評価点算出式に基づいて、前記他社の評価点を、前記他社の流動点が複数の場合には前記他社の流動点毎に、算出し、
    該算出した前記他社の評価点と、前記自社の流動点毎の前記自社の評価値とを用い、入札金額=他社の評価点÷自社の評価値、で表される入札金額算出式に基づいて、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、入札金額を算出し、該算出した入札金額を前記他社最低額とする他社最低額算出手段
    及び、
    算出された前記他社最低額に基づいて、前記他社最低額を、前記他社の流動点が単数の場合には前記自社の流動点毎に、前記他社の流動点が複数の場合には前記自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に、表示する他社最低額表示手段、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 前記他社最低額算出手段が、自社の複数の流動点と自社の固定点と自社の入札金額と前記他社の複数の流動点と前記他社の固定点とに基づいて、前記他社最低額を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に算出し、
    前記他社最低額表示手段が、前記他社最低額に基づいて、自社が落札可能と予想される前記他社の入札金額の範囲を自社の流動点毎にかつ前記他社の流動点毎に表示する
    ことを特徴とする請求項11記載のプログラム。
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