JP5099702B2 - 粒体取出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、粒体取出容器に関する。
一般にチューイングガムなどの粒状の菓子類は、蓋付きの缶などに入れて市販されているが、これでは子供が缶を倒して中身を周囲にばらまくおそれがある。また手で摘むなどして取り出すので、一度に取り出される数量が一定しない。
こうした点を改善するため、この種容器として、有底の基筒の表面に、蓋板周辺から垂下する操作筒の先半部を回動自在に嵌合し、この操作筒上部内に粒体貯蔵室を画成するために、操作筒の基半部から下内方へ内向きフランジ状壁を突設するとともに、操作筒が上限位置にあるときに、そのフランジ孔内へ頭部が遊嵌する受筒を基筒から起立したものが知られている。この構成によれば、操作筒の降・昇操作により、受筒の頭部に載った粒体が取出口に現れ、また受筒が下降する(特許文献1)。
実用新案登録第3142100号
物品を取り出す容器においては、単に所要数の物を確実に取り出せるという実用性だけではなく、従来の容器とは異なる操作・異なるスタイルで取り出すことができるということが、商品の差別化に重要な要素となる。
単に普通の缶の中から菓子類を掴みとる場合に比べて、一定の操作をすることで、人の注意を引き易い容器の頂部に一定量の物品が現れるという特許文献1の容器の方式は、物品を取り出すときの演出効果という点で面白味がある。
しかしながら、特許文献1では、基筒に対して操作筒を上下動させて粒体を取り出すので、一つの粒体を取り出すために、操作筒と操作筒内の全ての粒体との重量を持ち上げる必要がある。従って操作筒の引き上げに対する抵抗が大きく、特に子供など力の弱い利用者にとっては扱い難い。
また、例えば連続して複数の粒体を取り出す際に、粒体取出口に現れた粒体を取ってから操作筒を引き上げる必要があり、そうしないと粒体が再び粒体貯蔵室内へ戻ってしまう。
本発明の第1の目的は、操作筒を回転操作することで受筒を上下動させ、僅かな力で粒体を取り出すことが可能な粒体取出容器を提供することである。
本発明の第2の目的は、粒体取出口に弾性を有する粒体弾性支持片を付設することで、粒体取出口に現れた粒体を取出口付近に維持できるようにすることである。
第1の手段は、
有底の基筒6の表面に、蓋板54周辺から垂下する操作筒32の先半部を回動自在に嵌合し、
この操作筒上部内に粒体貯蔵室48を画成するために、操作筒の基半部から下内方へ内向きフランジ状壁40を突設するとともに、
そのフランジ孔42内へ、操作筒の操作によって粒体貯蔵室内へ垂直に突入可能な受筒12の頭部13を遊嵌させ、
この受筒の上面である受面に載せた粒体を、蓋板のうち受筒上方の部分に開口した粒体取出口56へ移動可能に構成した粒体取出し容器において、
上記基筒6の底壁4中央から芯軸8を起立するとともに、この芯軸を中心として、基筒6に対する操作筒32の回動自在に形成し、
上記受筒12を、上記芯軸8の外面に嵌合され、その軸回りの回転力を上昇力に置換可能に構成した有頂の筒体とし、
この受筒12と上記フランジ孔42との孔縁とに操作筒の回転力を受筒12に伝える係合手段44を形成している。
本手段では、基筒の芯軸に対して、回転させることにより上昇する筒形の受筒を嵌合するとともに、操作筒の回転により受筒が上昇可能に形成している。そうすることで受筒の上方の粒体だけを押し上げればよく、余分な力を要しない。また、操作筒を回転させることで粒体が容器の頂部に現れるようにしたから、図3に示すように操作筒の両側を人差し指と残りの指とで押さえて回転させることで、粒体取出口から粒体が現れる様子を手に遮られることなく見ることができ、商品の頂部から物品が現れるというユニークな取出方法を需要者にアピールすることができる。
「基筒」は、操作筒を回動可能に支える台座であり、回転操作の際に動かないように利用者が持つことができる掴み部材(グリップ)としての機能を有する。
「操作筒」は、粒体貯留室の周壁に相当する部分と、この周壁から下方に延びる脚筒の機能を有する部分と、周壁に連続して外部に露出する把持筒の機能を有する部分とを有する。周壁から脚筒を垂下させる理由は、脚筒内に受筒を収納するためである。後述の好適な実施例では、周壁及び脚筒を兼ねる内筒と、把持筒である外筒との2重筒として操作筒を構成している。
「内向きフランジ状壁」は、粒体貯蔵室の底壁を形成するとともに、操作筒を介して入力された回転力を受筒に伝達する作用を有する。
「芯軸」は、操作筒及び内向きフランジ状壁からなる回転容器体の回転軸である。この芯軸は、後述の受筒を介して回転容器体が水平方向にぶれないように支えている。さらに芯軸は基筒に対して回動不能に底壁から起立している。
「受筒」は、有頂の筒体であり、その筒穴を、芯軸を嵌め込むための軸穴としている。受筒は、棒体の中心軸に沿って軸穴を穿設した形状のものを含む。「受面」は、粒体を受容できればどのような形でもよいが、後述な図示例では受皿状(好ましくは浅皿状)に形成している。
「粒体」は、菓子などの食品のほか、錠剤やタブレットを含む。一般に粒というと微細な粒を包含するが、本発明の好適な適用対象は、錠剤程度の大きさの粒体である。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
軸周りの回転力を上昇力に置換する機構として、芯軸8の外面と受筒12の内面との間に、カム機構18を設け、このカム機構18は、下死点の位置Aから上死点の位置Bへ受筒12が緩やかに昇る上昇過程と上死点の位置Bから下死点の位置Aまで急落する下降過程とを実現するように設計されている。
本手段では、操作筒を回転させたときに、その回転力を受筒に変換する手段としてカム機構を提案している。回転運動を直線運動に換えるメカニズムとしては、例えばボルトとナットとの間のネジ構造として利用されている螺条機構があるが、これを本発明に適用するとすれば、上昇過程だけではなく、下降過程でも操作筒を回す動作をしなければならず、面倒である。本手段では、下降過程で受筒が上死点位置から下死点位置まで重力により急落するようにしているので、下降過程での操作が不要であり、使い勝手がよい。
「カム機構」は、芯軸外面及び受筒内面の一方から突出した本体(後述の係合凸部)と、それら両面の他方から突出した突部とからなる。本体は、少なくとも突部を上方へ案内する傾斜段部を有する。
「死点」とは、本明細書において、受筒が芯軸に対して空回りするような位置をいい、受筒がこの死点位置にあるときには、回転力から上昇力への効率が零になる。下死点位置と上死点位置とがある。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
上記粒体取出口56の口縁から、複数の弾性支持片60を口面内方へ突出し、受筒12の受面14に載置した粒体が弾性支持片60を押し退け、乗り越えた後に、これら弾性支持片が粒体の下面を支持するように構成している。
本手段では、一旦粒体取出口に現れた粒体を、受筒が再び下降しても、その場に維持できるように、弾性支持片を粒体取出口の口縁に付設している。「弾性支持片」は、粒体の乗り越えを容易とするために先端を自由端とする片持ちタイプの小片である。好適な図示例では、先端を自由端とする薄い帯板として形成されている。弾性支持片で粒体を支えて取り出すことで、粒体を一つごとに取り出すことができる。
第4の手段は、第2の手段又は第3の手段を有し、かつ 上記受面14を下方への弯曲面としている。
このようにすることで、粒体が受面内に安定して保持され、受筒が上昇する過程で粒体が脱落することを防止することができる。受面を弯曲状とすることで粒状物の定量が可能となる。
第5の手段は、第4の手段を有し、かつ受筒12の上端面の上限位置を、蓋板54の上面より高く設計するとともに、各弾性支持片60下方の受面14部分に、上面及び側外面開放の弾性支持片用収納凹部72を凹設している。
本手段では、弾性支持片を長く突出するときに弾性支持片を収納するために好適な収納凹部を提案している。即ち、弾性支持片を長くするときには、図13に示すように受筒の受面を内向きフランジ状壁の内縁よりも上方へ位置させなければならない。そうしないと粒体が弾性支持片を乗り越えることができない。しかしながら、そのようにすると、今度は粒体が乗り越えた後の弾性支持片の収まりが悪い。そこで弾性支持片を納めるための収納部を形成した。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○操作筒の回転により受筒の受面に載った粒体のみを持ち上げればよく、その他の粒体を持ち上げる必要はないので、僅かな力で操作できる。
○操作筒を回転させるだけで粒体が蓋板の取出口から現れるので、従来とは異なった物品の取り出し方を需要者にアピールすることができる。
第2の手段に係る発明によれば、受筒12が上限位置まで緩やかにした後に急落するようにカム機構を設計したから、操作が簡単である。
第3の手段に係る発明によれば、粒体取出口56の縁から複数の弾性支持片60を突出したから、取り出した粒体が再び粒体貯蔵室内へ戻ってしまうことがない。
第4の手段に係る発明によれば、受面14を下方への弯曲面としたから、この受面に粒体を確実に保持することができる。
第5の手段に係る発明によれば、各弾性支持片60下方の受面14部分に、上面及び側外面開放の弾性支持片用収納凹部72を凹設したから、弾性支持片を長くしても、粒体が弾性支持片60を容易に乗り越えることが可能であり、粒体の支持を的確に行うことができる。
図1から図8は、本発明の第1の実施形態に係る粒体取出容器を示している。この粒体取出容器は、基部材2と、受筒12と、回転容器体30と、蓋部材50とで形成している。これら各部材は合成樹脂で形成することができる。
基部材2は、底壁4の周辺から基筒6を、また底壁の中央部から芯軸8をそれぞれ起立している。
上記基筒6は、図1に示す如く芯軸8よりも高く、上端部の外面に抜止め用の係合リブ10を付設している。
上記芯軸8は、カム機構を設けた個所を除いて、基本的に外面筒形である。図示例では上面開口の円筒体としているが、底壁の中央部を有頂円筒形状に隆起させてもよく、また丸棒状に形成してもよい。説明の都合上、カムの構造については後で説明する。
受筒12は、その上端面を粒体の受面14として浅く窪ませ、一旦受面に載った粒体が受筒の上昇中転がり落ちにくいように形成している。好適な図示例では、一個の粒体が受面14内を占めるように受面の大きさを設定している。また受筒12の筒穴は、底面から上部まで芯軸を遊嵌するための軸穴16として形成している。そして、受筒12は、芯軸8の外面に昇降自在に嵌合されており、かつ受筒の頭部13は、後述の内向きフランジ状壁のフランジ孔内へ嵌合されている。
ここで芯軸8の外面と受筒12の内面とには、カム機構18を形成する。このカム機構は、芯軸8の外面にカム本体として付設された係合凸部20と、受筒の内面に縦設された係合突条28とで形成している。係合凸部20は、周囲の芯軸外面から一定幅だけ径方向外側へ隆起した段状の突起部である。そして芯軸8の外面をパノラマ状に展開した図7に示すように、係合凸部は、直角三角形の頂角を切り取った截頭三角形の形とするとよい。同図においてAのラインは下死点の位置、Bのラインは上死点の位置を表す。また同図に符合8で示した長方形は、芯軸の外面を、パノラマ状に展開した図形である。そして係合凸部20は、長い斜辺22と短く水平な上辺24と垂直な側辺26とで囲まれている。この形状は、カム機構の平面図形状を示す図2と、側方からの透視視野を示す図1とを見ることで理解することができる。図示例では、操作筒32を1回転させたときに受筒12が2回昇降するように、芯軸8及び受筒12の周方向に2組のカム機構18を形成している。もちろんカム機構の数は1つでも、また3つ以上でもよい。
回転容器体30は、上記基筒6に回動自在に嵌合した操作筒32を有する。図示例の操作筒32は、長い内筒32aと短い外筒32bとを、内筒上端部に付設した鍔部34を介して連結してなる。鍔部34下方の内筒部分は、基筒6の内面に嵌合され、また鍔部34下方の外筒部分は、係合リブ20に回動自在に係止している。鍔部34上方の内筒部分及び外筒部分は、蓋部材取り付け用の受溝36に形成されている。
上記操作筒の内筒14a上部からは、下内方へ緩やかに傾斜する内向きフランジ状壁40を突設している。この内向きフランジ状壁のフランジ孔42からは、受筒外面との嵌合筒43を短く垂下している。そしてフランジ孔42及び嵌合筒内向きフランジ状壁のフランジ孔42と受筒12の外面とには、係合手段44として、図2に示す如く受筒の昇降自在に周方向に噛み合う凸条44a及び凹条44bを付設しており、これら凹凸条を介して操作筒の回転力を受筒12に伝達できるように形成している。操作筒32から一定の巾を有する内向きフランジ状壁40を介在して受筒12の外面に係合させた構造は、回転力の倍力機構として機能する。従って操作筒32の外径に比べて、受筒12の外径を小さく、つまり、内向きフランジ状壁40の径方向の巾を大きく設計した方が倍力作用を大きくすることができ、僅かな力で操作が可能である。
この内向きフランジ状壁40の上面と、内向きフランジ状壁上方の内壁部分の内面と、後述の蓋板の下面とで、図1に示す粒体貯蔵室48を形成している。粒体貯蔵室には、粒体Gが貯蔵されている。
蓋部材50は、蓋本体52と開閉板64とで形成されている。
上記蓋本体52は、蓋板54の周縁から垂下する短周壁55を操作筒の受溝36内に着脱可能に嵌合している。また蓋板54の中央部には、粒体取出口56が開口されている。図示例では、この粒体取出口よりもやや外側の蓋板部分裏面から、粒体取出口に近づく粒体の数を規制する補助筒58を垂下している。
さらに粒体取出口56の口縁から、面内方向内側へ複数の弾性支持片60を突出する。これらの弾性支持片60は、受筒12に載った粒体が下方から上昇してきたときに、この粒体が各弾性支持片を上外方へ押し退け、乗り越えることができる程度にしなる性質(可撓性)を有することと、各弾性支持片を乗り越えた後の粒体の裏面側に回って粒体を支持する程度の長さであることが必要である。本実施形態では、各弾性支持片60の先端部は図5に示す如く粒体の側部に浅く係止するような長さになっている。粒体が確実に弾性支持片60を乗り越えることができるようにするためである。もっとも各弾性支持片の先部がより深く粒体に係止する構造について、後の実施形態で説明する。粒体を安定して支持するため、複数の弾性支持片60は、図5のように同じ長さと同じ厚さを有し、かつ図6のように相互に等角的に離間しており、かつ同じ弾性力を有することが望ましい。図示例では4本の弾性支持片で一つの粒体を支えているが、弾性支持片の本数は適宜変更することができる。例えば60度間隔で6本の弾性支持片を設けることができる。
なお、好適な図示例では、チューイングガムやチョコレートなどの塊などであって、比較的大きな粒のものに本発明の容器を適用している。粒体の粒径が或る程度大きいので、複数の弾性支持片60で支えることが可能だからである。より粒径の小さい粒体に適用するときには弾性支持片の構造は省略するものとする。
上記開閉板64は、後部の薄肉ヒンジ66を介して蓋本体52の後部に連結している。開閉板の裏面からは粒体取出口とほぼ同径の短筒70を垂下している。
上記の構成において、片手で基筒6を把持し、もう一方の手で操作筒の外筒32bの両側を図3に想像線で示す如く挟んで回転させると、その回転力が内向きフランジ状壁40及び係合手段44を介して受筒12に伝わる。他方、芯軸8は底壁4を経て基筒6に一体的に連結されているので、基筒6を把持した状態では回転不能である。従って、カム機構18のうち受筒12側の係合突条28下端が、図8に示すように下死点のラインAから係合凸部20の斜面22に沿って上死点のラインBにある上辺24に至る。これにより受筒12が粒体貯蔵室48内に突入し、さらに受筒の頭部13が粒体取出口56内に入る。このとき、受面14内の粒体が弾性支持片60を上外方へ押し退け、次に弾性支持片60を乗り越える。各弾性支持片は、粒体の側部と受面14との間に入る。さらに操作筒32を回転させると、係合突条28の下端が係合凸部の上辺24から側辺26側へ脱落し、これにより受筒12が元の位置へ急落する。粒体は弾性支持片の先部に係止し、粒体取出口56に残される。
上記係合凸部20の頂部に上辺を形成した理由は、受筒12が上限位置に達した後の一定の角度範囲で操作筒から受筒への力の伝達を遮断するためである。それにより粒体が弾性支持片60を乗り越える過程が確実に行われる。
図9から図14は、本発明の第2の実施形態に係る粒体取出容器を示している。この実施形態では、受筒12の受面14に弾性支持片用収納凹部72を凹設したものである。
図示例では、蓋板を除去した状態で示す図11のように、受面14を十字路状の一つの収納凹部72を形成し、この十字の各直線部分に弾性支持片60を収納できるように形成している。もっとも各弾性支持片毎に弾性支持片と同数の収納凹部を形成してもよい。これら収納凹部は上方および側方に開口している。
こうした収納凹部72を形成した理由は、弾性支持片60を長くするためである。弾性支持片を長くすると、図13のように受面14が粒体取出口56よりも上方へ突出する必要がある。それにより弾性支持片の先端が粒体の側縁から外れ、弾性支持片の強制乗り越えが可能となるからである。そして乗り越えた弾性支持片を収納するための収納凹部を形成する必要がある。蓋板上面から収納凹部の底面までの深さdは、受面14が蓋板54の上面から上昇する巾Δhと同程度以上とするとよい。図13に示すように弾性支持片60を長くすることでより確実に粒体を支持することができる。
また、受筒の上昇巾を第1実施形態の巾(h)よりもΔh大きくするためには、係合凸部20の高さHをh+Δhとすればよい。
本発明の第1の実施形態に係る粒体取出容器の縦断面図である。 図1容器の要部横断面図である。 図1容器の使用状態の一過程を示す図である。 図3の状態に対応する要部横断面図である。 図1容器の使用状態の次の過程を示す図である。 図5の状態の容器を上方から見た平面図である。 図1容器のカム機構の形状をパノラマ状に展開して示す図である。 図1容器のカム機構の形状をパノラマ状に展開して示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る粒体取出容器の縦断面図である。 図9容器の開閉板開放時の平面図である。 図9容器の横断面図である。 図9容器の使用時の第1の過程を示す図である。 図9容器の使用時の第2の過程を示す図である。 図9容器の使用時の第3の過程を示す図である。
符号の説明
2…基部材 4…底壁 6…基筒 8…芯軸 10…係合リブ
12…受筒 13…頭部 14…受面 16…軸穴 18…カム機構
20…係合凸部 22…斜辺 24…上辺 26…側辺 28…係合突条
30…回転容器体 32…操作筒 32a…内筒 32b…外筒 34…鍔部
36…受溝 40…内向きフランジ状壁 42…フランジ孔
43…嵌合筒 44…係合手段 44a…凸条 44b…凹条
48…粒体貯蔵室 50…蓋部材 52…蓋本体 54…蓋板 55…短周壁
56…粒体取出口 58…補助筒
60…弾性支持片 64…開閉板 66…薄肉ヒンジ
70…短筒 72…弾性支持片用収納凹部
A…下死点の位置 B…上死点の位置 G…粒体

Claims (5)

  1. 有底の基筒6の表面に、蓋板54周辺から垂下する操作筒32の先半部を回動自在に嵌合し、
    この操作筒上部内に粒体貯蔵室48を画成するために、操作筒の基半部から下内方へ内向きフランジ状壁40を突設するとともに、
    そのフランジ孔42内へ、操作筒の操作によって粒体貯蔵室内へ垂直に突入可能な受筒12の頭部13を遊嵌させ、
    この受筒の上面である受面に載せた粒体を、蓋板のうち受筒上方の部分に開口した粒体取出口56へ移動可能に構成した粒体取出し容器において、
    上記基筒6の底壁4中央から芯軸8を起立するとともに、この芯軸を中心として、基筒6に対する操作筒32の回動自在に形成し、
    上記受筒12を、上記芯軸8の外面に嵌合され、その軸回りの回転力を上昇力に置換可能に構成した有頂の筒体とし、
    この受筒12と上記フランジ孔42との孔縁とに操作筒の回転力を受筒12に伝える係合手段44を形成したことを特徴とする、粒体取出容器。
  2. 軸周りの回転力を上昇力に置換する機構として、芯軸8の外面と受筒12の内面との間に、カム機構18を設け、このカム機構18は、下死点の位置Aから上死点の位置Bへ受筒12が緩やかに昇る上昇過程と上死点の位置Bから下死点の位置Aまで急落する下降過程とを実現するように設計されたことを特徴とする、請求項1記載の粒体取出容器。
  3. 上記粒体取出口56の口縁から、複数の弾性支持片60を口面内方へ突出し、受筒12の受面14に載置した粒体が弾性支持片60を押し退け、乗り越えた後に、これら弾性支持片が粒体の下面を支持するように構成したことを目的とする、請求項2記載の粒体取出容器。
  4. 上記受面14を下方への弯曲面としたことを特徴とする、請求項2又は請求項3記載の粒体取出容器。
  5. 受筒12の上端面の上限位置を、蓋板54の上面より高く設計するとともに、
    各弾性支持片60下方の受面14部分に、上面及び側外面開放の弾性支持片用収納凹部72を凹設したことを特徴とする、請求項3又は請求項4記載の粒体取出容器。

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