JP5097848B2 - 塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、髪用塗布具に関するものであり、容器本体に取り付けられ、髪(人間、その他のペット動物を含む毛髪)を梳きながら容器に収容した塗布液(染毛料、整髪剤、育毛剤等)を髪に塗布するための髪用の塗布具に関する。
従来、容器に収容した染毛料等の塗布液を、その容器に取り付けた櫛部の櫛歯間に導入して、この櫛部で髪を梳くことによって髪を染める塗布具が知られている。
塗布具を使用する際に、塗布液がボタオチや逆に容器内の塗布液が無くなって使用できなくなることを避けため、寿命把握を可能にするため、塗布液の内容量を使用者が確認可能にする手段が種々に提案されている。
例えば、実用新案登録第2511817号公報(:特許文献1)では、内部に液体を貯蔵した内軸を外軸の内部に軸方向に移動自在に収納し、外軸の前端にブラシ等の塗布部材を取り付け、塗布部材と内軸との間に弁部材を介在させて、内軸を外軸に対して前進させることにより、弁を開口して内軸から塗布部材に液体を供給する液体塗布具であって、内軸を透明にし、内軸の後端部を外軸後端部より後方に突出させて、その内軸の後端部を窓孔の開いたノック体により覆い、窓孔から内軸の塗布体の残量を確認できるようにしている。
特開2006−6754公報(:特許文献2)では、筒の先端に櫛歯と着脱自在に含浸材を設けて含浸材から頭髪に液剤を塗り付ける塗布容器において、筒側面に設けた窓部に沿って筒内周面に凹部を形成し、収納容器の側壁面に設けた内部の液剤を示す透過部上に該収納容器を筒内に挿入する際に凹部に噛み合わせられる凸部を設けて塗布容器を構成し、窓部から凹部および凸部さらに透過部を通して収容容器内の液剤の確認ができようにしている。
しかしながら、従来は、塗布液を中綿や塗布体といった多孔体に含浸させたような、直液でない仕様では、液がない状態でも液色のついた多孔体が見えるだけで、液の有無を確認しにくいという問題点があった。上記した特許文献1〜2やその他の技術においては、このような問題点を解決するための手段が無かった。
実用新案登録第2511817号公報 特開2006−6754公報
本発明は、前述の実情に鑑み、直液でない仕様の塗布具であっても、液量が確認し易く、ボタオチの回避や寿命把握が容易な塗布具を提供するものである。
本発明は、容器本体内に収容した塗布液を塗布体に供給して当該塗布体によって対象物に塗布する塗布具において、
塗布液の含浸される液吸蔵体を備え、この液吸蔵体に隣接して該液吸蔵体の塗布液量によって光の反射率が変化する凹凸形状のインジケータ部を形成し、かつ当該インジケータ部の形成部分が外部から視認可能になっており、インジケータ部の反射光によって塗布液量を表示可能になっていることを特徴とする塗布具である。
本発明においては、インジケータ部は、その凹凸形状が傾斜凹凸であることが好適である。
また、本発明においては、液吸蔵体が塗布体であり、容器本体内に直液で収容した塗布液を使用者の操作によって適宜に塗布体に供給するポンプ機構を備えた塗布具であることが好適である。
本発明においては、容器本体内に塗布液を含浸する液吸蔵体を備え、インジケータ部を液吸蔵体に隣接して外部から視認可能に構成して、容器本体内の塗布液量を表示可能になっていることが好適である。
本発明によれば、塗布液の含浸される液吸蔵体を備え、この液吸蔵体に隣接して該液吸蔵体の塗布液量によって光の反射率が変化する凹凸形状のインジケータ部を形成し、かつ当該インジケータ部の形成部分が外部から視認可能になっており、インジケータ部の反射光によって塗布液量を表示可能になっているので、未使用時および使用後に塗布液が減少した場合にインジケータ部の光の反射率が変化し、その反射光の変化によって塗布液がやや過剰に有る状態およびそれより少ない状態を目視によって確認できる。
なお、インジケータ部は、その凹凸形状が傾斜凹凸にでき、凹凸形状が傾斜凹凸であれば、入射光の反射効率が高く、塗布液の有無による反射光の強弱が大きく、塗布液の有無を視認し易い。
また、本発明において、液吸蔵体を塗布体とし、容器本体内に直液で収容した塗布液を使用者の操作によって適宜に塗布体に供給するポンプ機構を備えた塗布具であるものにすれば、塗布体への過充填防止をインジケータ部の目視で行なうことができる。
また、容器本体内に塗布液を含浸する液吸蔵体を備えたものとし、インジケータ部を液吸蔵体に隣接して外部から視認可能に構成して、容器本体内の塗布液量を表示可能になっていれば、容器本体内の塗布液残量を視認できる。
本発明の第1の実施形態に係る塗布具の全体説明図であり、(a)がレバー側から見た側面図、(b)が塗布体側から見た斜視図、(c)が塗布体側から見た側面図である。 同塗布具の非操作時の説明図であり、(a)が塗布体側から見た正面図、(b)が先方から見た平面図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が背面図である。 同塗布具の操作時の説明図であり、(a)が塗布体の装着側から見た正面図、(b)が側面図、(c)が縦断面図、(d)が背面図である。 同塗布具の分解組立説明図であり、(a)が縦断説明図、(b)が側面図である。 同塗布具の櫛体に塗布体を装着した状態の部分組み立て図であり、(a)が側面図、(b)が正面図である。 同塗布具の櫛体の説明図であり、(a)が櫛体の櫛歯部突出側から見た正面図、(b)が先方から見た平面図、(c)が側面図、(d)が後方から見た図、(e)が先方斜視図、(f)が縦断面図、(g)が背面図である。 同塗布具の塗布液導入部の説明図であり、(a)が塗布体(図示省略)の装着側から見た正面図、(b)が斜視図、(c)が縦断面図、(d)が前方視図、(e)が側面図、(f)が後方視図、(g)が(c)と別側の縦断面図、(h)が先方斜視図、(i)が後方斜視図、(j)が背面図である。 同塗布具の塗布体の説明図であり、(a)が後方視図、(b)が上方視図、(c)が側面図、(d)が下方視図、(e)が塗布体の先方斜視図、(f)が先方から見た平面図である。 同塗布具の先軸の説明図であり、(a)がスリット部非形成側から見た先方斜視図、(b)が同側面図、(c)が先方からの視図、(d)が(b)と別の側から見た側面図、(e)が後方からの視図、(f)がスリット部形成側から見た先方斜視図、(g)が縦断面図、(h)がスリット部形成側から見た後方斜視図、(i)がスリット部形成側から見た側面図である。 同塗布具の容器本体の説明図であり、(a)が後方からの視図、(b)が側面図、(c)が縦断面図、(d)が先方からの視図である。 同塗布具のピストン体の説明図であり、(a)が後方からの視図、(b)が後方からの斜視図、(c)が液通路形成側から見た側面図、(d)が別側から見た側面図、(e)が縦断面図、(f)が液通路非形成側から見た側面図、(g)が先方からの視図、(h)が先方からの斜視図である。 同塗布具の弁棒の説明図であり、(a)が後方斜視図、(b)が後方視図、(c)が液流通路側から見た側面図、(d)が縦断面図、(e)が(d)と同状態の側面図、(f)が(c)の裏側から見た側面図、(g)が先方斜視図、(h)が先方視図である。 同塗布具の弁座体の説明図であり、(a)が後方斜視図、(b)が後方視図、(c)が別の後方斜視図、(d)が戻し孔形成側から見た側面図、(e)が(d)を90°回転させて見た側面図、(f)が(e)の状態の縦断面図、(g)が摺動孔形成側から見た側面図、(h)が戻し孔形成側から見た前方斜視図、(i)が前方視図、(j)が摺動孔形成側から見た前方斜視図である。 前記塗布液導入部に形成されるインジケータ部の断面および作用説明図である。 上記インジケータ部の変形例1の断面および作用説明図である説明図である。 上記インジケータ部の変形例2の断面および作用説明図である説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る塗布具の全体説明図であり、(a)が塗布体側から見た正面図、(b)が先方から見た平面図、(c)が側面図、(d)がレバー側から見た側面図(背面図)、(e)がレバー側から見た先方斜視図、(f)が斜め正面図である。 同塗布具の塗布体および櫛体の説明図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は先方からの斜視図である。 同塗布具の櫛体の説明図であり、(a)は先方からの斜視図、(b)は正面図、(c)は先方からの平面図、(d)が側面図、(e)が後方からの視図、(f)が斜め正面図、(g)が縦断面図、(h)が背面図である。 同塗布具の塗布液導入部の説明図であり、(a)が斜めにした背面図、(b)が斜めにした正面図、(c)が塗布体(図示省略)の装着側から見た正面図、(d)が先方から見た平面図、(e)が側面図、(f)が後方からの視図、(g)が縦断面図、(h)が背面図である。 同塗布具の塗布体の説明図であり、(a)が後方視図、(b)が上方視図、(c)が側面図、(d)が下方視図、(e)が先方から見た斜視図、(f)が先方から見た平面図である。 同塗布具の先軸の説明図であり、(a)がスリット部非形成側から見た先方斜視図、(b)が同側面図、(c)が先方から見た平面図、(d)が(b)と別の側から見た側面図、(e)が後方から見た図、(f)がスリット部形成側から見た先方斜視図、(g)が縦断面図、(h)がスリット部形成側から見た側面図である。 同塗布具の容器本体の説明図であり、(a)が縦断面図、(b)が先方からの視図である。 同塗布具のピストン体の説明図であり、(a)が後方からの視図、(b)が凸部形成から見た側面図、(c)が別側から見た側面図、(d)が縦断面図、(e)が液通路形成側から見た側面図、(f)が先方からの視図である。 同塗布具の弁棒の説明図であり、(a)が後方斜視図、(b)が後方視図、(c)が反液流通路側から見た側面図、(d)が液流通路を下側にした側面図、(e)が(d)と同状態の縦断面図、(f)が液流通路側から見た側面図、(g)が先方斜視図、(h)が先方視図である。 同塗布具の作動説明図であり、(a)が未使用時、(b)が押し始め時、(c)が押圧中、(d)が(c)を更に押圧した状態、(e)が押圧終わりの状態の、各説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る塗布具においての塗布体および櫛体の説明図であり、(a)が側面図、(b)が正面図、(c)が先方からの斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る塗布具の全体説明図であり、(a)が押圧部側から見た側面図、(b)が塗布体側から見た斜視図、(c)が塗布体側から見た側面図である。 同塗布具の非操作時の説明図であり、(a)が塗布体側から見た正面図、(b)が先方から見た平面図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が背面図である。 同塗布具の操作時の説明図であり、(a)が塗布体の装着側から見た正面図、(b)が側面図、(c)が縦断面図、(d)が背面図である。 同塗布具の分解組み立て説明図であり、(a)が縦断説明図、(b)が側面図、(c)が背面図である。 同塗布具の櫛体に塗布体を装着した状態の部分組み立て図であり、(a)が(b)のA−A断面図、(b)が側面図、(c)が正面図、(d)が塗布体の装着方向から見た正面図である。 同塗布具の櫛体の説明図であり、(a)が櫛体の櫛歯部突出側から見た正面図、(b)が先方から見た平面図、(c)が側面図、(d)が後方から見た図、(e)が先方斜視図、(f)が縦断面図、(g)が背面図である。 同塗布具の塗布液導入部の説明図であり、(a)が塗布体(図示省略)の装着側から見た正面図、(b)が斜視図、(c)が縦断面図、(d)が先方から見た平面図、(e)が側面図、(f)が後方視図、(g)が後方斜視図、(h)が(c)と別側の縦断面図、(i)が背面図である。 同塗布具の塗布体の説明図であり、(a)が後方視図、(b)が上方視図、(c)が側面図、(d)が下方視図、(e)が塗布体の先方斜視図、(f)が先方から見た平面図である。 同塗布具の先軸の説明図であり、(a)がスリット部非形成側から見た先方斜視図、(b)が同側面図、(c)が先方からの視図、(d)が(b)と別の側から見た側面図、(e)が後方からの視図、(f)がスリット部形成側から見た先方斜視図、(g)が縦断面図、(h)がスリット部形成側から見た後方斜視図、(i)がスリット部形成側から見た側面図である。 同塗布具の容器本体の説明図であり、(a)が後方からの視図、(b)が側面図、(c)が縦断面図、(d)が先方からの視図である。 同塗布具のピストン体の説明図であり、(a)が後方からの視図、(b)が後方からの斜視図、(c)が液通路を下方に向けて縦断した断面図、(d)が(c)と同状態における側面図、(e)が液通路形成側から見た側面図、(f)が先方からの視図、(g)が先方からの斜視図である。 同塗布具の弁棒の説明図であり、(a)が後方斜視図、(b)が後方視図、(c)が縦断面図、(d)が(c)と同状態の側面図、(e)が(d)を90°回転させて見た側面図、(f)が(c)を裏側から見た後方斜視図、(g)が前方視図である。 同塗布具の弁座体の説明図であり、(a)が後方斜視図、(b)が後方視図、(c)が別の後方斜視図、(d)が摺動孔形成側から見た側面図、(e)が縦断面図、(f)が(e)と同状態の側面図、(g)が戻し孔形成側から見た側面図、(h)が摺動孔形成側から見た先方斜視図、(i)が先方視図、(j)が戻し孔形成側から見た先方斜視図である。 同塗布具の作動説明図であり、(a)が未使用時、(b)が押し始め時、(c)が押圧中、(d)が(c)を更に押圧した状態、(e)が押圧終わりの状態の、各説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る塗布具の非操作時の説明図であり、(a)が塗布体側から見た正面図、(b)が先方から見た平面図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が背面図である。 同塗布具の操作時の説明図であり、(a)が塗布体の装着側から見た正面図、(b)が先方平面図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が背面図である。 同塗布具の分解組み立て説明図であり、(a)が縦断説明図、(b)が側面図、(c)が背面図である。 同塗布具の先軸の説明図であり、(a)がスリット部非形成側から見た先方斜視図、(b)が同側面図、(c)が先方からの視図、(d)が(b)と別の側から見た側面図、(e)が後方からの視図、(f)がスリット部形成側から見た先方斜視図、(g)がスリット部形成側から見た側面図、(h)がスリット部形成側から見た後方斜視図、(i)が縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1〜図13は本発明の第1の実施形態に係る塗布具の説明図である。なお、第2実施形態も含め以下の記述や図において塗布具の先方・後方は例えば図1に示すように、容器本体16に対して櫛体12が先方に設けられている。
図1〜図3に示すように、実施形態に係る塗布具は、複数の櫛状突出部10aを突出形成して配列した櫛歯部10の有る櫛体12を設けている。該櫛体12における複数の櫛状突出部10a、10a…を配列した櫛歯部10、10間には、塗布体14を位置させて前記櫛体12に当該塗布体14を交換可能に設けている。この櫛体12によって髪を梳きながら容器本体16に収容した塗布液を塗布体14から髪に供給する髪用の塗布具に係るものである。
塗布具においては、容器本体16の先端部に前記櫛体12を装着する先軸18には、その外周部18aに軸方向先方に向けて開放するスリット部20を形成している。
前記櫛体12には、その軸方向への先方に位置する先方部12aに前記櫛歯部10、10を設け、かつ、前記櫛体12の後方部26の側面部に片持ち梁状で幅方向両端部に係止構造22、22を形成した押し部24を設けている。
前記先軸18には、前記櫛体12の筒状形成された後方部26を進退動可能に装着し、かつ、押し部24を前記スリット部20に装着している。
前記スリット部20に装着状態における、前記押し部24の係止構造22が、前記スリット部20に幅方向内向きに突出形成された突起部28、28に当接して、前記櫛体12が先方に移動するのを規制するものとしている(図2参照)。
押し部24を先軸18中心方向に押圧したときに、前記係止構造22および前記突起部28同士の当接を回避して櫛体12を先軸18から取り外し可能にしたものである。
また、前記櫛体12の後方部26は、後方開きの略筒状であり、前記押し部24は、前記後方部26に周方向の一部に後端から先方に向けて対で切り込み30を形成して片持ち梁状に構成した弾性変形可能なアーム32と、このアーム32の後端の幅方向両側で外径方向に突出した係止構造22、22と、径方向外側に突出するレバー34とを有しているものである(図6参照)。
前記先軸18には、その外周部18aが壁状に形成され、その外周部18aの内側に隙間18cを置いて内周壁部18bが設けられていて、外周部18aおよび内周壁部18b間の隙間18c内に前記櫛体12の後方部26が先後動可能に装着されるようにし、前記スリット部20の突起部28の形成された箇所内側の隙間18c’を、押し部24への押圧による弾性変形によって係止構造22と突起部28との係止を逃がせる間隔に形成している(図9参照)。
具体的には、外周部18aと内周壁部18bの間の隙間18cに関し、図9に示すように、スリット部20に対応する箇所で突起部28より先方側の隙間18cが他より凹んで大きな隙間18c‘を形成し(係止構造22と突起部28との係止を逃がせる間隔に形成)、その他の隙間がほぼ同間隔である。この隙間18c’が有るので、押し部24を中心軸方向に押したときに押し部24のアーム32が中心軸方向に弾性変形して、係止構造22が突起部28から外れ、それ以外は先後方向に押してもアーム32が曲がらず、係止構造22が突起部28から外れることは無い(図2参照)。
また、前記押し部24には、前記アーム32の後端から外径方向に延在し、かつ、前記スリット部20の突起部28、28同士の間隔よりも幅狭な押圧部であるレバー34が設けられている。前記アーム32の後端が外径方向に曲がってレバー34が立ち上がりその立ち上がり部のところの両側に係止構造22が形成され、係止構造22より外方向が段状に幅狭くなって突起部28、28から逃げる幅のレバー34になっている(図2、図6参照)。
前記先軸18の先方部18dは、図9に示すように、内周壁部18bに連続して蓋状に塞がれており、その蓋状の先方部18dの軸中心には後記する塗布液導入部38の管部38eを先後動可能に挿通する挿入孔18eが形成されている。また、蓋状の先方部18dの後面側には挿入孔18eを取り囲むように筒状に突出形成された、弁座体42の先方部を挿入するための弁座挿入部18fが形成されている。
容器本体16には、図2示すように、前記押し部24におけるレバー34の軸方向後方への操作によって、櫛体12を先軸18および容器本体16に対して後方に移動させた際に、容器本体16内の塗布液を櫛体12に設けた塗布体14に供給するポンプ機構36を設けたものである。
〔櫛体12〕
櫛体12は、図1〜6に示すように、先方部12aにおいて、櫛歯部10が両側に配列形成される開口部12bが形成された略箱形状のものである。側面視で開口部12b縁部が、開口部の軸方向に対して先方で軸中心に近づくように斜めに形成されており、その開口部12bからは櫛歯部10の櫛状突出部10aが斜め上方へ突出形成されている。略箱形状の先方部12aは内部が中空であり、その先方部12a後部に連続して袴状に筒状の後方部26が形成されている。中空は連続している。
先方部12aの斜めに切り落とされた状態の開口部12bに配設された櫛歯部10は、軸方向に対して斜めに延在する細板状(棒状)の櫛状突出部10aが複数本(第1実施形態では5本)左右それぞれに配列形成されている。
櫛体12の先方部12aには、側面部に塗布体14の状態を見る孔からなる覗き窓12cが形成されている。櫛体12の後方部26には、上述の押し部24が形成されている。
櫛体12の材質は、樹脂性であって、櫛体12としての機能を達成できる材質ならばいずれも採用できる。好ましくは、PP(ポリプロピレン)等の撥水性や洗浄性の良い樹脂材が望ましい。
〔塗布体14〕
図1〜図5に示すように、櫛体12内部には、塗布体14が嵌め込まれて配設されており、塗布体14先端が櫛歯部10、10間に臨んでいる。塗布体14の形状は、先方部には厚板または柱状の軸方向に対して斜めに突出する突起14a、14a…が間隔を置いて複数形成されているものである。複数の突起14a、14a…は、突出高さが前記櫛体12の櫛状突出部10a,10aの突出高さとほぼ同じかそれよりも低く形成され、複数の突起14a、14a…同士で交互に大小または高低の差が付けられている。また、塗布体14の下部は、間隔を置いた板状に展設している。塗布体14の後部14b、14b(「複数の塗布体」に相当)は間隔を置いた平行板状に形成されており、後述するように塗布液導入部38内に差し込まれて固定される。
塗布体14の材質は、各種の液吸蔵体、例えば刷毛、多孔質体、連続気泡体または不織布の成形体など適切に塗布液の吸い上げができる材質ならばいずれも採用できる。
塗布体14の材質は、好ましくは、プラスチック材の焼結体が望ましい。
〔塗布液導入部38〕
塗布体14は、塗布液導入部38に嵌められ状態で櫛体12の開口から臨んでいる。塗布液導入部38は、図7に詳細に示すように、本体38a内部が開口部38bから塗布体14を受け入れる空間になっており、その開口部38bから奥の両側の壁内面にインジケータ部(塗布液導入表示部)40が形成されている。インジケータ部40は塗布体14の塗布液が触れることによって光の透過・不透過の部分が変化し、その変化によって塗布液の有無を孔からなる覗き窓12cから視認できるようになっている。
また、開口部38bは、上記櫛体12の開口部12bに対応して斜めに形成され、本体38a先端部であって開口部38bに繋がる部分には塗布体14の上部を係止する腕部38cが径方向かつ斜め先方に延びている。開口部38b内の空間には、その空間を左右に仕切るように壁状であって、塗布体14の設置側に塗布液誘導溝である樋構造38dが形成されている。樋構造38dを挟み付けるように塗布体14の後部14b、14bが塗布液導入部38内に差し込まれて固定される。
また、前記塗布液導入部38の本体38a後部からは、中空の管部38eが後方に延びる。上記腕部38cから樋構造38dの開口部12b側には塗布液誘導溝が形成されその塗布液誘導溝は管部38eの中空の塗布液導入孔に連続して塗布液が流れ易くしている。前記樋構造38dの塗布液誘導溝は、上記空間の中心軸付近に形成され、その塗布液誘導溝の奥側から面一に前記管部38e内を通って塗布液導入孔が形成されている。前記本体38aの後部には、前記管部38eを取り囲むように円形のフランジ部38f形成されている。
〔インジケータ部40〕
前記インジケータ部40は、実施形態では、図7に示すように、当該塗布液導入部38に、塗布体14側の内壁に塗布液の有無によって光の反射率が変化する凹凸形状のインジケータ構造を形成し、かつ当該インジケータ構造の形成部分が外部から視認可能に形成されているものとしている。
インジケータ部40においての塗布液の有無を視認可能にする構造は、塗布液導入部38全体またはインジケータ部40近辺の射出成形の樹脂材質を、透明または半透明の材質によって形成することによって実現している。
なお、上記インジケータ部40を視認可能にする櫛体12側の構造は、上記の覗き窓12cをインジケータ部40に対応する位置に孔によって形成したものである。もちろん。この覗き窓12cは透明または半透明の材質のものとして視認可能にできる。
インジケータ部40の構造と原理を図14に基づき説明する。
インジケータ部40における光の反射について説明する。高屈折率媒質から低屈折率媒質に向けて光が進む場合の反射では、臨界角以上の入射角で全反射する。面臨界角はスネルの法則より、インジケータ部斜面を形成した。
全反射領域以外の反射については、反射率よりフレネルの式から求め、p偏光、s偏光の反射率の合計を平均反射率とした。尚、光の進む媒質での光吸収は無いものとしている。
図14に示すように、インジケータ部40は、断面が斜面40a,40aの角度が45度(溝40b開き角度90度)になるV字形状の溝40bが多数列に形成されている。その溝40bに塗布液が満たされていないときには、空気があり、空気の屈折率はn=1である。また、実施形態の塗布液は屈折率n=1.36、インジケータ部40の射出成型品の屈折率はPPの想定でn=1.48とする。インジケータ部40における塗布液の有無の確認を容易にするには、塗布具製品に収容される塗布液が選択されるので、インジケータ部40の射出成型品の材質や斜面角度について、その塗布液の屈折率を考慮して視認しやすい材質や角度を選択・設定することが好ましい。
塗布体14に塗布液の過剰ではない状態では、溝40b内に塗布液は存在せず、射出成型品の屈折率n=1.48に対し、屈折率がn=1である空気への入射に於いては臨界角42.5度となり、斜面40a,40aへ入射角45度にて入射する外光の入射光S0は全反射し(反射光S1)、同様に反射光S1は他の斜面40aへ入射光として入り全反射し(反射光S2)、結果として人の目には明るく認識される。
一方、塗布体14に塗布液が有る過剰な状態では、溝40b内に塗布液によって濡れて存在し、成型品の屈折率n=1.48に対し屈折率がn=1.36である塗布液への入射に於いては臨界角64度となり、斜面40a,40aへの外光の入射光S0(入射角45度)は臨界角より小さく塗布体14側へほとんど透過し(透過光S1’)(平均反射率0.4%)、結果として人の目には暗く認識される。
実施形態では、インジケータ部40は、溝40bを多数形成してインジケータ部40を面状に形成している構造である。このため、塗布体14の塗布液が無くなった領域と塗布液の有る領域で見ると、塗布液の無い領域では、溝40bに塗布液が無くなり空気が斜面40a,40aによって外光を反射して明るくなる。逆に、溝40bに塗布液が存在する領域では、斜面40a,40aから塗布液にかけて入射光S0を透過して反射光がなく暗くなる。
したがって、塗布液が無くなりそうなとき、つまり塗布体に部分的に塗布液が有る状態のときを、使用者はインジケータ部40が外光を反射する明るい領域の広い狭いを目視することによって、塗布液の残量を視認でき、極めて、使い勝手がよい。
なお、溝40bの形成方向は、軸方向に沿っても軸に垂直でもいずれでもよい。
また、インジケータ部40の溝40bは、塗布液に対する毛細管力(毛管)を考慮して溝幅、深さを細かく設定することが好ましい。また反斜率は塗布液とインジケータ部40の材質にも影響されるから、上記の溝40b(開き角90度)に限定されず、溝深さ角度などの寸法や、塗布液とインジケータ部40の材質(樹脂やガラス質等)を考慮して設定できることはもちろんである。
また、塗布液の撥水性を考慮してインジケータ部40(を含む塗布液導入部38)の材質は撥水性を考慮すればポリプロピレン等の樹脂にし、その他、各種の撥水処理を施すことが好ましい。
また、インジケータ部40の凹凸形状は傾斜面によって形成した溝に限定されず、用途、加工の都合、デザインに応じて例えば、ドットであってもよい。
また、インジケータ部40の凹凸面は塗布体(液吸蔵体)と密着させるより、全体的に塗布体から多少離した近接状態とし、両端を外気と繋げて空気を逃がし易くした方が応答性が高い。バルブやスクイズピストンなどのポンプ機構36等を設けて塗布液を「適宜」供給する方式を採用した場合に、塗布体や、過充填防止の機能を果たす中綿へ近接させると残量確認の役割を果たすことができる。
ここで、上記のインジケータ部40の溝40bを変更した変形例1を説明する。
変形例1は、図15に示すように、斜面40a,40aの形成角度が30度(溝40b開き角度120度)のものである。この変形例1では、斜面40a,40aでは、塗布液が溝40b内に無い場合、斜面への入射光S0に対して有る程度、透過光S1’が存在するが、反射光S1(平均反射率5.1%)もあり、実施形態よりも値が低いものの目視では十分に認識することができる。その他の点は、上記実施形態と同様である。
上記のインジケータ部40の溝40bの変形例2を説明する。
変形例2は、図16に示すように、溝40bの斜面40a,40a…が傾斜を持たない凹凸形状をなす(断面矩形歯形状)。正面からみると反射の効果は得られないが、液が毛管で保持されるため、直液で擬似的に液吸蔵体の残量を視認することは可能となる。更には斜め45度からみることで反射効果も得られ、配置次第で非常に有用なものとなる。以上、傾斜を必要としない形状の一例となる。
さらに他の変形例として、容器本体内に設けた液吸蔵体にインジケータ部40を設けて塗布液の減少を視認によって確認するものに用いることができる。
〔容器本体16〕
容器本体16は図10に示すように、先端開口16aがアンダーカットされて、その先端開口16a内に先軸18後部が印籠形式で嵌入するようになっている。もちろん螺合結合させてもよい。
容器本体16は、後部の閉鎖された略円筒筒状のものであって、後部内部にはピストン体44のピストン部44aが摺接する縮径部16bになっている。縮径部16bに連続して先方には、複数のリブ16c…が形成されている。この縮径部16bがピストン部44aに摺接しているときには、液密が保たれる。また、このリブ16cにピストン部が摺接しているときには、リブ16c…間から塗布液が容器本体16内に解放され流通する。
なお、容器本体16の縮径部16bの後部中心内には、スプリング受けが柱状に先方に突出する。
〔ポンプ機構36〕
前記ポンプ機構36は、図2〜図3に示すように、前記弁座体42やピストン体44の他、ピストン体44内の弁棒46、弁座体42先端のシール部材48、ピストン体44を先方に向けて付勢するスプリング体50を有している。
ポンプ機構36には、先方・後方に移動するピストン部44aと、容器本体16の後端部に設けられてピストン部44aによって仕切られた縮径部16b内の空間であって、前記ピストン部44aの後方移動によって塗布液を定量圧縮するための加圧部屋(縮径部16bおよびピストン部44aで囲まれた空間)と、当該加圧部屋の塗布液を前記塗布体14に送る経路であって、当該加圧部屋の内容積よりも少ない内容積の経路(ピストン体44の本体44b内壁と弁棒46の溝46dによって形成された通路)を有し、前記ピストン部44aを使用者の片手操作によって後方に移動させる操作部(上記櫛体12における押し部24のアーム32およびレバー34)を設けたものである。
図2に示すように、前記経路(前記本体44bおよび溝46d)の先方であって塗布体14に至る手前の容器本体16内に、前記ピストン部44aによって前記加圧部屋内を圧縮しない状態時に、前記縮径部16bのピストン部44aによって仕切られた加圧部屋内を、前記容器本体におけるピストン部の先方空間内に連通させる孔(液導出孔44fと戻し孔42d)を前記経路(前記本体44bおよび溝46d)に設けたものである。
詳しくは、前記経路(前記本体44bおよび溝46d)の先方であって塗布体14および塗布液導入部38)に至る手前の容器本体16内に、前記ピストン部44aによって前記加圧部屋内の圧縮を開始する以前から圧縮後の一定距離まで(図2の非操作時〜図3の圧縮初期)、前記ピストン部44aによって仕切られた加圧部屋内を、前記容器本体16におけるピストン部44aの先方空間内に連通させ、前記加圧部屋の圧縮を続けるなかで、前記経路を容器本体16内から閉鎖する(図3の操作時)弁構造(弁座体42と弁棒46の嵌入したピストン体44の本体44bとのそれぞれに設けた液導出孔44fと戻し孔42d)を設けたものである。
〔弁座体42〕
弁座体42は、図13に示すように、管状の本体42aにおける先端部の外周部に椀状に外嵌部42bが形成されている。この外嵌部42bによって、図2に示すように、先軸18後側の弁座挿入部18fに嵌めて弁座体42を先軸18に固定する。この固定において、弁座挿入部18f内周には、弁座体42の本体42aの先端部と先軸18の後面との間にシール部材48を液密に介装しており、シール部材48は、塗布液導入部38の管部38eを挿入孔18eに挿通させた状態で管部38eと弁座体42との液密を確保し、管部38eが先後に摺動しても、塗布液が管部38e外に漏れず、例えば、塗布液が挿入孔18eを通って先軸18外部に漏出するのを確実に防止できる。
また、前記本体42aの周壁部には、摺動孔42cと戻し孔42dが内外面を貫通して形成される。
〔ピストン体44〕
ピストン体44は図11に示すように、先後に開口した中空筒状または管状の本体44bの後端の外周に先方開きの略椀状にピストン部44aが形成される。図2〜図3に示すよう、ピストン部44aは容器本体16内周面に先後動時に摺接する。また、中空の本体44b後端は内・外周が段状に縮径したスプリング受部44cが形成されており、そのスプリング受部44cの細径側の外周にスプリング体50を挿通させて段状箇所に当接させる。また、前記スプリング受部44cとピストン部44aとの間には、本体44bの内外周を貫通する液通路44dが形成される。液通路44dを経由してピストン部44aの後方空間内の塗布液等塗布液を本体44b内(弁棒46の溝46d)に導入可能にする。また、本体44b先部には、前記弁座体42の摺動孔42cに先後可能に嵌入してピストン体44の軸方向への回転を規制する突起44eが形成され、その突起の反対側面に液導出孔44fが形成されている。
〔弁棒46〕
ピストン体44の本体44b内部には、図2に示すように、弁棒46が嵌着されている。また、図12に示すように、弁棒46は軸状の本体46bの先端に先窄まりの傘状に拡がった弁部46aが形成され、本体46b後端に段状に縮径された縮径部46cが形成されている。弁棒46の一側面には、弁部46aの後面から縮径部46cに渡って連続する溝46dが形成されている。
図2〜図3に示すように、弁棒46は、ピストン体44に嵌入した状態では、弁部46aの後面側がピストン体44の本体44bの先端に当接し、かつ、縮径部46cが当該本体44bの後端のスプリング受部44cの内部に緊密に嵌入している。この状態で、溝46dの後端は液通路44dに連通し、溝46dの先部は液導出孔44fおよび本体44b先端から弁部46aの裏面に連通する。弁座体42の内周に対して、弁棒46の弁部46aを組み付けたときには弁部46aの側面と弁座体42内周面との間の溝46dによって塗布液が流通できる隙間が空き、該溝46dから前記弁座体42の先方、ひいては塗布液導入部38さらには塗布体14に塗布液が導出するようになっている。また、弁棒46の弁部46aが弁座体42の本体42aの内周に圧着することで非使用時に内部が閉空間となっており、未使用時における塗布液の流出を防ぐことができる。
弁座体42にピストン体44および弁棒46を組み付けた状態では、図2に示すように、非操作時には、ピストン体44の突起44eが弁座体42の摺動孔42cに先後動可能に嵌り込み、かつ液導出孔44fが戻し孔42dに一致している。このため、ピストン部44aの後方側空間(容器本体16内後方側空間)と液通路44dから溝46dを介して液導出孔44fと戻し孔42dを経由してピストン部44aの前方側空間(容器本体16内前方側空間)が繋がる。
また、図3に示す操作時には、ピストン体44の突起44eが弁座体42の摺動孔42cに先後動可能に嵌り込んだ状態で摺動する。また、液導出孔44fと戻し孔42dとが遮断し、ピストン部44aの後方側空間(容器本体16内後方側空間)と液通路44dから溝46dを介して弁棒46の弁部46aに塗布液の流通路が形成される。その弁部46aの側面には、弁座体42の本体42aの内面との間に前記溝46dによる流路が形成される。塗布液は、その溝46dによる流路を経由して塗布液導入部38の管部38eに至り、その管部38eの内部通路から塗布体14に塗布液が供給される。
次に、第1の実施形態に係る塗布具の作動を説明する。
非操作時には、図2に示すように、ピストン体44の突起44eが弁座体42の摺動孔42cに嵌り込み、かつ液導出孔44fが戻し孔42dに一致しており、ピストン部44aの後方側空間(容器本体16内後方側空間)と液通路44dから溝46dを介して液導出孔44fと戻し孔42dを経由してピストン部44aの前方側空間(容器本体16内前方側空間)が繋がった状態である。
また、ピストン体44のピストン部44aは、容器本体16の突出するリブ16c…によってピストン部44aの周面とリブ16c…間に隙間ができ、ピストン部44aの先後に塗布液が自由に流通する状態である。
そして、図3に示す操作時には、櫛体12の押し部24のレバー34操作によって櫛体12を押し下げると、ピストン体44の突起44eが弁座体42の摺動孔42cに嵌り込んだ状態で後方に移動し、かつ液導出孔44fと戻し孔42dとが有る程度の移動距離まで繋がっているので、先方空間と外気が繋がることで内圧が開放される。さらには押し下げると、ピストン体44のピストン部44aは、容器本体16の突出するリブ16c…から外れて後方に移動して、ピストン部44aの周面と容器本体16との間が液密に摺接する。容器本体16内でピストン部44aの後方側空間内の圧力が上がる。
ピストン部44aの後方側空間(容器本体16内後方側空間)と液通路44dから溝46dを介して液導出孔44fと戻し孔42dを経由してピストン部44aの前方側空間(容器本体16内前方側空間)に液あるいは空気が戻される。
その後、液導出孔44fと戻し孔42dが外れて遮断されることで、液は弁座体42の直下、更には弁座体42の内周に対して、弁棒46の弁部46aの側面と弁座体42内周面との間の溝46dによって塗布液が流通できる隙間が空いているので、圧力の上がった塗布液が該溝46dから前記弁座体42の先方、ひいては塗布液導入部38に通り、さらには塗布体14に塗布液が導出する。
上記のように、レバー34によって櫛体12を押し下げ操作した後に、力を抜いて櫛体12がスプリング体50の付勢力によって先方に復帰して、図2の状態に戻る。レバー34の操作によって図2と図3の状態を繰り返すことによって、塗布体14に塗布液を供給することができる。
また、塗布体14を交換したいときには押し部24のレバー34を軸中心方向に押圧して、係止構造22を突起部28から外して櫛体12を先軸18から先方に向けて取り外す。これによって、塗布液導入部38から櫛体12を外すなどして、塗布体14の交換ができる。
櫛体12を先軸18から外すと図4に示すようになる。櫛体12を洗浄したいときには押し部24のレバー34を軸中心方向に押圧して、係止構造22を突起部28から外して櫛体12を先軸18から先方に向けて取り外す。これによって、塗布液導入部38と塗布体14も先軸18から外すことができる。さらに塗布体14は塗布液導入部38から外すこともできる場合は、塗布液導入部38から塗布体14を外した後、塗布液導入部38から櫛体12を取り外すことができ、櫛体12単体での洗浄をすることができる。また塗布体14が塗布液導入部38から外すことができる場合は、櫛体12を先軸18から外す前に取り外すこともできる。
実施形態の塗布具によれば、塗布ユニット(塗布体14や櫛体12)の着脱が押し部24のレバー34を操作するという一箇所の操作によってでき、非常な簡便に塗布体14を交換できる。また、櫛体12を上に向けたまたレバー34によって櫛体12を進退動させれば、塗布体14に塗布液を供給でき、塗布体14を下向きにする必要が無いため極めて便利である。
また、この液吸蔵体の塗布体14に隣接して該液吸蔵体の塗布液量によって光の反射率が変化する凹凸形状のインジケータ部40を形成し、かつ塗布液導入部38における当該インジケータ部40の形成部分が外部から視認可能になっており、インジケータ部40の反射光によって塗布液量を表示可能になっているので、未使用時および使用後に塗布液が減少した場合にインジケータ部40の光の反射率が変化し、その反射光の変化によって塗布液が十分に有る状態および少ない状態を目視によって確認できる。
なお、インジケータ部40は、その凹凸形状が傾斜凹凸にでき、凹凸形状が傾斜凹凸であれば、入射光の反射効率が高く、塗布液の有無による反射光の強弱が大きく、過剰な塗布液の有無を視認し易い。
また、実施形態では、液吸蔵体を塗布体14とし、容器本体16内に直液で収容した塗布液を使用者の操作によって適宜に塗布体に供給するポンプ機構36を備えた塗布具であるので、塗布体14への過充填防止をインジケータ部40の目視で行なうことができる。
なお、実施形態の他、容器本体16内に塗布液を含浸する液吸蔵体を備えたものとし、インジケータ部40を液吸蔵体に隣接して外部から視認可能に構成して、容器本体16内の塗布液量を表示可能にすれば、容器本体16内の塗布液残量を視認できる。
なお、本発明は上記第1の実施形態の他、図17〜図26に示す第2の実施形態のように構成できる。図1〜図13と同様部分には同一符号を付している。
この第2の実施形態では、第1の実施形態の塗布具と異なる点は、櫛体12の櫛歯部10の本数左右4本ずつであることと塗布体の突起形状である。
塗布体14は、突起14aが同一高さで幅広幅狭が交互に形成されている点は第1の実施形態と同様である。
前記櫛歯10における櫛状突出部10aの内端面を接続した仮想線Lに、塗布体14の複数の突起14aの外周面が略当接している。
また、先軸18の蓋状の先方部18dには、挿入孔18eを囲んでガイド筒が先方に向けて突出形成されている。塗布液導入部38の管部38eが長くされている。
また、ポンプ機構36において、図23〜図24に示すように、ピストン体44のピストン部44aの外径(かつ容器本体16の後部における縮径部16bの内径)が、容器本体16中央部の内径よりも小さく(略半分や半分以下でもよい)形成されていることである。
第2の実施形態の塗布具によれば、第1の実施形態の塗布具に比較して、塗布体14への塗布液吐出量を少なくするため選択したものである。また、先軸18の先方部18dに挿入孔18eを囲んで先方向きに筒状突出部を突出形成して設けているので、塗布液導入部38の管部38eがガタツキ無くスムーズに作動する。
塗布具の作動は図26に示す。(a)は未操作時である。(b)に示すように、レバー34を押し始めでは、塗布液導入部38の管部38e下端が弁棒46の弁部46aに当接する。その際、ピストン体44が後方に移動し始める瞬間に容器本体16内の圧力(空気)が温度変化、等により上昇していても液導出孔44fと戻し孔42dと塗布液導入部38を通じて、塗布体14外部に放出されることで、塗布液の急激な流出を防ぐことができる。
その後(c)に示すように、ピストン部44aがリブ16cから外れて、容器本体16後部内壁に当たって(容器本体16とピストン部44aの隙間は0.05mm程度形成されていても良い)縮径部16b内の塗布液の圧力が上がる。なお、液導出孔44fと戻し孔42dとが所定の移動距離まで繋がっており、塗布液或いは空気が戻される
そして、(d)〜(e)に示すように、さらにはレバー34を押すと、液導出孔44fと戻し孔42dが遮断すると圧力が上がって、ピストン体44本体44bと溝46d間を通って弁座体42内部から塗布液導入部38に塗布液が塗布体14に含浸する。その後、押圧力を解除すれば(a)に戻る。
次に第3の実施形態に係る塗布具を図27によって説明する。
第3の実施形態に係る塗布具は、図27に示すように、塗布体14を装着する櫛体12を第1の実施形態と異なる構造にしている。該櫛体12は、長短交互に7つの櫛状突出部10a…が突出形成された櫛歯部10が左右に対で形成されて設けられたものである。塗布体14は幅が広・狭のものが交互に形成されたものである。
また、前記塗布体14の突起14a…と櫛状突出部10aとがそれぞれ略一定間隔で配置されている。
つまり、第3の実施形態では、図27に示すように、塗布体14の突起14a…が上から下へ幅広、幅狭、幅狭…と形成されている。それに対して、櫛状突出部10aの突起14aの有る箇所のものは外向きに曲がっていて、櫛状突出部10aの突起14aに対応する間隔が広い・狭いとし、結局、突起14a…と櫛状突出部10aとがそれぞれ略一定間隔で配置されているものである。
上記のように前記塗布体14の突起14a…と櫛状突出部10a…とがそれぞれ略一定間隔で配置されているので、櫛状突出部10a…に塗布液が付きにくいので、櫛体が汚れにくく、好ましい。
その他は、前記第1の実施形態と同様であり、説明を略する。
次に第4の実施形態に係る塗布具を図28〜図41によって説明する。
第4の実施形態に係る塗布具は、櫛体12によって髪を梳きながら容器本体16に収容した塗布液を塗布体14から髪に供給する髪用の塗布具に係るものである点は、上記の第1〜第3実施形態の塗布具と同様である。そして、異なる構造は、図28〜図41に示すように、次の(1)塗布体14、(2)櫛体12に形成した塗布液供給用の液通路部52、(3)先軸18の隙間20と押し部24のレバー34、(4)先軸18の隙間20に構成した内周壁部表面の突条54、(5)ピストン体44の中実の本体44bを中空の弁棒46内の液通路46eに挿入した構造である。その他は、前記第1の実施形態と同様であり、説明を略する。
(1)櫛体12は先方が開放しており、櫛体12に装着した塗布体14を第1〜第3実施形態のものよりも大きくしている。
上記において、図28〜図41に示すように、該櫛体12は、先方から見て「コ」字形状を呈して櫛体12の先方部が開放しており、大きくした塗布体14も塗布液導入部38と共に部組した状態で、櫛体12の開放した先方部から後方向きに、差し込んで大型の塗布体14容易に装着できるようにしている。なお、第4実施形態に係る塗布体14の構造自体は図35に示すが、前述の図8、図31その他の構造も採用できる。
(2)上記の塗布体14に充分な塗布液が行き渡るように、櫛体12には、塗布液導入部38の樋構造38dに対向かつ当接させる樋状の液通路部52を形成している。また、塗布液導入部38の下方の管部38eは筒状であって櫛体12の液通路部52を挿通する構造になっている。
すなわち、図32〜図33に示すように、櫛体12において、その内部の先方部12aと後方部26との間に隔壁12dが形成され、その隔壁12dに支持されて先方向・後方向に液通路部52が延在されている。液通路部52は、隔壁12dの後方側がパイプ状に形成され、このパイプ状の部分(液通路部52後方部)は先軸18の挿入孔18eから弁座体42に挿入され弁棒46先端の弁部46aに当接する。
また、液通路部52は、隔壁12dの先方側が塗布体14の反突出側に溝のある樋状に形成されている。櫛体12に内挿されている塗布液導入部38の樋構造38dは、先端に溝のある壁状に突出しており、該塗布液導入部38の櫛体12への組付け時には、図31等に示すように、塗布液挿入部38の下方の管部38eが大径であってその管部38e内に液通路部52を通し、先方の前記樋構造38dが液通路部52の樋構造の溝内に嵌入して、樋構造38d先端と液通路部52との間で塗布液導入用の空間が塗布体14上部まで形成される。ポンプ機構36のピストン体44と弁棒46の間を通った塗布液は、上記樋構造38d先端と液通路部52との間で形成された塗布液導入用の空間を通って塗布体14先方部から上部に塗布液を供給できる。したがって、塗布体14の全体に塗布液が行き渡り含浸されるようになっている。塗布体14の上部から塗布液を供給可能なため、充分に塗布液の塗布体14に含浸させて、使用時に不足することが無い。
(3)ポンプ機構36の押し部24では、押圧部のレバー34を手指で十分に押し操作できるようにするため、レバー34の位置が先軸18周面位置よりも軸心方向に近く引っ込んで形成されていて、先軸18のスリット部20の奥側の隙間18c’が深くかつ広くなっている。
この場合、図28〜図33や図36で示すように、先軸18の外周部18aから内周壁部18bまでの隙間18cを第1〜第3実施形態のものよりも大きく形成して、使用者の手指がより入りやすく、レバー34に引っかけ易く操作しやすくするものである。
また、レバー34のアーム32は、図33に示すように周方向に間隔をおいた一対の腕部が門型に軸方向に延びて、レバー34で連設されている構造である。組み立て前には、図33に示すように、対のアーム32、32の間から液通路部52が見える構造になっている。手指をレバー34に掛けるときに、アーム32、32の間を通して指先を入れてより内側に位置させて軸心に近い位置で力を入れることができるので、レバー34のスムーズな作動を可能にする。
(4)ポンプ機構36の動きを、さらにスムーズにするため、図29や図36に示すように、先軸18のスリット部20奥側の前記隙間18c’において、レバー34のアーム32の内側が当たる部分に外径方向に突出したレール状の突条54、54が一対、先後方向に沿って形成されている。
この突状54、54によってレバーの34を押圧した際にレバー34の内側が当接してアーム32が屈曲を防止しかつレバー34を滑らかに摺動可能にしている。したがって、レバー34の操作が安定してスムーズに行える構造である。
(5)上記第1〜第3の実施形態に係る塗布具では、図2、図3、図11、図12、図21〜図26にピストン体44の本体44aが中空筒状で、その中空内に弁棒46を挿入しているのに対して、第4の実施形態に係る塗布具では、図38、図39に示すように、ピストン体44の本体44bが棒状で、中空の弁棒46内にその本体44bを挿入したものである。
詳しくは、ピストン44における軸状の本体44bが中実に形成され、本体44bの周面には液通路44dが断面U字形状の溝構造に本体44bの長さ方向に沿って形成される。また、弁棒46の中空部が液通路46eである。弁棒46の内壁面と前記本体44bの液通路44dとで形成する空間内によって、塗布液を通す流路を形成しているものである。
また、弁棒46の中空内部の液通路46eには、ピストン44の本体44bが嵌着されている。弁棒46は軸状の本体46bの先端に先窄まりの傘状に拡がった弁部46aが形成され、本体46b後端は開放されている。また、弁棒46の先部には、前記弁座体42の摺動孔42cに先後可能に嵌入して弁棒46の軸方向への回転を規制する突起46gが形成され、その突起の反対側面に液導出孔(戻し孔)46fが形成されている。
弁棒46は、ピストン体44に嵌入した状態では、弁棒46の弁部46aの後面側がピストン体44の本体44bの先端に当接し、かつ、弁棒46の本体46b後端がピストン体44後端のピストン部44a内部であってスプリング受部44cの先方側に緊密に嵌入している(図29参照)。この状態で、液通路44dの後端がピストン部44a後面側に連通し、液通路44dの先部は弁棒46の液導出孔46fおよび本体46b先端から弁部46aの裏面に連通する。弁座体42の内周に対して、弁棒46の弁部46aを組付けたときには弁部46aの側面と弁座体42内周面との間に液通路46eによって塗布液が流通できる隙間が空き、該液通路46eから前記弁座体42の先方、ひいては液通路部52さらには塗布体14に塗布液が導出するようになっている。
また、弁棒46の弁部46aが弁座体42の本体42aの内周に圧接することで非使用時に内部が閉空間となっており、未使用時における塗布液の流出を防ぐことができる。
以上のように、第4の実施形態の塗布具によれば、第1〜第3の実施形態の塗布具に比較して、大型化した塗布体14に塗布液を確実に供給するため液通路部52を構成し、また、レバー34の動きをスムーズにするため、先軸18に突条54を形成し、ピストン体44を単純化するため、その本体44bを中実にしかつ弁棒46を中空にしている。
塗布具の作動は図41に示す。(a)は未操作時である。(b)に示すように、レバー34の押し始めでは、櫛体12の液通路部52の後方の先端部が弁棒46の弁部46aに当接する。その際、ピストン体44が後方に移動し始める瞬間に容器本体16内の圧力(空気)が温度変化、等により上昇していても、液導出孔46fと戻し孔42dと液通路部52を通じて、塗布体14外部に放出されることで、塗布液の急激な流出を防ぐことができる。
その後(c)に示すように、ピストン部44aがリブ16cから外れて、容器本体16後部内壁に当たって(隙間は例えば0.05mm程度)縮径部16b内の塗布液の圧力が上がる。なお、液導出孔46fと戻し孔42dとが所定の移動距離まで繋がっており、塗布液或いは空気が戻される。
そして、(d)〜(e)に示すように、さらにレバー34を押すと、液導出孔46fと戻し孔42dが遮断すると圧力が上がって、弁棒46内の液通路46eとピストン体44本体44b側面の液通路44dとの間を通って弁座体42内部から液通路部52を経由して塗布液が塗布体14の上部から含浸する。その後、押圧力を解除すれば(a)に戻る。
その他は、前記第1〜第3の実施形態と同様であり、説明を略する。
次に第5の実施形態に係る塗布具を図42〜45によって説明する。
この第5の実施形態に係る塗布具が第4の実施形態の塗布具と異なる構造は、図42〜45に示すように、次の(1)中空部材55、(2)櫛体12に形成した係止構造22、(3)先軸18に形成した突起部28である。その他は、前記第4の実施形態と同様であり、説明を省略する。
(1)中空部材55は、図42に示すように、ピストン体44と弁棒46とに挟み込まれて保持されている。
この場合の弁棒46は、第4の実施形態の塗布具における液導出孔46fを有さない代わりに、塗布液がピストンン体44の液通路44dからパイプ状の中空部材55内を経て符号46hの横孔(弁棒先端側にある横孔)より吐出されるという、非常に単純化された構造となる。なお、弁棒46は先端の横孔46hに内部中空が連通し、後端が開口した中空部材である。また、ピストン体44は、ピストン部44aから先方に容器本体16の中央部付近まで延びる軸状の本体44bが延設される。この本体44bが前記弁棒46の後部から内部中空内に嵌着され、前記ピストン体44と弁棒46間の中空部内に前記中空部材55を装着した状態になる。
(2)ポンプ機構36の動きを、さらにスムーズにするため、アーム32は屈曲しない構造とし(櫛体12の後方部26を切り込みを入れずに略筒状に形成し、アーム32を突出形成している)、係止構造22を別途、設けている(図44参照)。図44に示すように、櫛体12の係止構造22は、櫛体12の後方部26の両側面部(アーム32の形成方向の90度程度の両側方部)にU字形状の切り込みを入れて弁状に形成した部分で、かつ、その弁状に形成した部分の外周面に突起を突出形成したカンチレバー構造のものである。
(3)係止構造22が引っ掛かるための突起部28を先軸18内に設けている(図45参照)。図45に示すように、突起部28は先軸18の外周部18aの内面に突出形成したものである。
この第5の実施形態においては、押圧部のレバー34の操作によって塗布ユニット(櫛体12、塗布体14及び塗布液導入部38)の着脱を行う点は第4の実施形態と変わらず、手を汚さずにかつ簡便に交換できる。
本発明の塗布具は、容器本体に取り付けられ、髪(人間、その他のペット動物を含む毛髪)を梳きながら容器に収容した塗布液(染毛料、整髪剤、育毛剤等)を髪に塗布するための髪用の塗布具であり片手操作可能に利用することができる。
10 櫛歯部
10a 櫛状突出部
12 櫛体
12a 先方部
12b 開口部
12c 覗き窓
12d 隔壁(第4の実施形態)
14 塗布体
14a 突起
14b 後部
16 容器本体
16a 先端の開口
16b 縮径部
16c リブ
18 先軸
18a 外周部
18b 内周壁部
18c 外周部および内周壁部間の隙間
18c’ 押し部作動用の隙間
18d 先方部
18e 挿入孔
18f 弁座挿入部
20 スリット部
22 係止構造
24 押し部
26 後方部
28 突起部
30 切り込み
32 アーム
34 レバー
36 ポンプ機構
38 塗布液導入部
38a 本体
38b 開口部
38c 腕部
38d 樋構造
38e 管部
38f フランジ部
40 インジケータ部
40a インジケータ部の斜面
40b インジケータ部の溝
42 弁座体
42a 本体
42b 外嵌部
42c 摺動孔
42d 戻し孔
44 ピストン体
44a ピストン部
44b 本体
44c スプリング受部
44d 液通路
44e 突起
44f 液導出孔
46 弁棒
46a 弁部
46b 本体
46c 縮径部
46d 溝
46e 液通路
46f 液導出孔
46g 突起
46h 横孔
48 シール部材
50 スプリング体
52 液通路部
54 先軸周面の突条
55 中空部材

Claims (4)

  1. 容器本体内に収容した塗布液を塗布体に供給して当該塗布体によって対象物に塗布する塗布具において、
    塗布液の含浸される液吸蔵体を備え、この液吸蔵体に隣接して該液吸蔵体の塗布液量によって光の反射率が変化する凹凸形状のインジケータ部を形成し、かつ当該インジケータ部の形成部分が外部から視認可能になっており、インジケータ部の反射光によって塗布液量が表示可能になっていることを特徴とする塗布具。
  2. インジケータ部は、その凹凸形状が傾斜凹凸であることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 容器本体内に塗布液を含浸する液吸蔵体を備え、インジケータ部を液吸蔵体に隣接して外部から視認可能に構成して、容器本体内の塗布液量が表示可能になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布具。
  4. 液吸蔵体が塗布体であり、容器本体内に直液で収容した塗布液を使用者の操作によって適宜に塗布体に供給するポンプ機構を備えた塗布具であることを特徴とする請求項3に記載の塗布具。
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