JP5097731B2 - 通信システムおよびフォールバック要求方法 - Google Patents

通信システムおよびフォールバック要求方法 Download PDF

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本発明は、フォールバックを要求する通信システムおよびフォールバック要求方法に関する。
一般的にデータ通信技術で用いられる「フォールバック」とは、データの送信エラーが発生した場合、データを送信するデータ通信速度を遅くすることにより、送信エラーの発生率を低減させる技術である。ここでは、送信エラーの発生率を低減させるために、データ通信速度を遅くすることに限らず、機能を徐々に絞っていくことも含める。
フォールバックに関する技術として、例えば、ファクシミリ装置において、複数のフォールバックパターン(例えば、2.4kbpsずつ速度を遅くするフォールバックパターンや、4.8kbpsずつ速度を遅くするフォールバックパターン等)を記憶する機能と、過去の通信履歴を記憶する機能と、記憶した通信履歴から通信条件を表すパラメータ(例えば、エラーフレーム発生率のばらつき)を演出する機能と、演出したパラメータに応じて、通信速度を遅くするパターンを記憶した中から選択する機能(例えば、エラーフレーム発生率のばらつきが大きな場合、データ通信速度を少しずつ徐々に低下させるよりも一度に急激に低下させる方が好ましいため、セットしたデータ通信速度から4.8kbpsずつ遅くするパターンを記憶した中から選択し、またエラーフレーム発生率のばらつきが小さな場合は、データ通信速度を少しずつ低下させる方が好ましいため、セットしたデータ通信速度から2.4kbpsずつ遅くするパターンを記憶した中から選択する機能)を有するものがある。
これにより、回線の状況に応じて、2.4kbpsや4.8kbpsのフォールバックパターンを選択することができるようになり、最適なデータ通信速度を飛び越して必要以上に遅いデータ通信速度にしてしまうことがない。また、最適なデータ通信速度に至るまでの接続時間を長くしないようにすることが可能となる。
しかしながら、上記のフォールバックは、発信側端末装置と着信側端末装置との間においてエラー情報の送受信を行いながら進めるものである。つまり、発信側端末装置および着信側端末装置を収容するネットワークがフォールバックに関与するものではない。
ところが、今後開発される端末装置は、様々な通信能力を持つことが想定され、こうした状況下にあっては、発信側端末装置が、着信側端末装置に対し、着信側端末装置が許容していない通信能力を要求することが起こると考えられる。この場合、ネットワークが、発信側端末装置にフォールバックを要求することが、接続処理を早める上からも妥当であると考えられる。
また、他のフォールバックに関する技術として、発信側端末装置が、着信側端末装置の電話番号等の相手先情報を登録する中に、着信側端末装置が無線回線に接続されているか否かの情報も併せて格納し、当該着信側端末装置が無線回線に接続されている場合、データ通信速度を9.6kbpsにセットし、無線回線に接続されていない端末装置に接続する場合は、14.4kbpsにセットする技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
これにより、無線回線に接続された端末装置に対しては、9.6kbpsから始めることになり、14.4kbpsから始めた場合よりも、フォールバックを繰り返す回数が少なくなり、短い時間で接続することができる。
この技術は、前述したフォールバック技術と同様に、発信側端末装置と着信側端末装置との間において、情報の送受信を行いながら進めるものである。
特開2001−103265号公報
上述したようなフォールバック技術においては、発信側端末装置および着信側端末装置を収容するネットワークがフォールバックに関与することができず、フォールバックの処理が発信側端末装置と着信側端末装置との間においてのみ行われる。そのため、フォールバック処理に関わる信号すべてが端末装置間で送受信されてしまい、それにより接続するまでの時間が長くなってしまうという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信システムおよびフォールバック要求方法を提供することである。
本発明の通信システムは、
通信機能を有する端末装置と、該端末装置の呼を制御する呼制御装置とから構成された通信システムであって、
前記端末装置は、セッションを確立する条件であるセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信し、
前記呼制御装置は、前記端末装置から送信されてきた前記セッション確立要求信号に含まれる前記セッション記述条件と、あらかじめ記憶されている前記端末装置の接続先への接続を許容する条件である接続許容条件とに基づいて、前記端末装置が要求する通信が許容できるかどうかを判断し、前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信し、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信することを特徴とする。
また、前記端末装置は、前記呼制御装置から前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報が送信されてきた場合、該接続許容条件に適合するように前記セッション記述条件を変更し、該変更したセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信することを特徴とする。
また、前記端末装置は、前記セッション記述条件として、ネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とを示す情報を、前記セッション確立要求信号に含んで前記呼制御装置へ送信し、
前記呼制御装置は、該セッション記述条件それぞれと、前記接続許容条件としてあらかじめ記憶されているネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とのそれぞれの比較に基づいて前記通信が許容できるかどうかを判断し、前記接続許容条件のすべてについて前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信し、それ以外の場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信することを特徴とする。
また、前記呼制御装置は、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報をWarning−Codeを用いて前記端末装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明のフォールバック要求方法は、
通信機能を有する端末装置と該端末装置の呼を制御する呼制御装置とから構成された通信システムにおいてフォールバックを要求するフォールバック要求方法であって、
前記端末装置が、セッションを確立する条件であるセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信する処理と、
前記呼制御装置が、前記端末装置から送信されてきたセッション確立要求信号に含まれるセッション記述条件と、あらかじめ記憶されている前記端末装置の接続先への接続を許容する条件である接続許容条件とに基づいて、前記端末装置が要求する通信が許容できるかどうかを判断する処理と、
前記呼制御装置が、前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信する処理と、
前記呼制御装置が、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信する処理とを有する。
また、前記端末装置が、前記呼制御装置から前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報が送信されてきた場合、該接続許容条件に適合するように前記セッション記述条件を変更する処理と、
前記端末装置が、前記変更したセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信する処理とを有することを特徴とする。
また、前記端末装置が、前記セッション記述条件として、ネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とを示す情報を、前記セッション確立要求信号に含んで前記呼制御装置へ送信する処理と、
前記呼制御装置が、該セッション記述条件それぞれと、前記接続許容条件としてあらかじめ記憶されているネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とのそれぞれの比較に基づいて前記通信が許容できるかどうかを判断する処理と、
前記呼制御装置が、前記接続許容条件のすべてについて前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信する処理と、
前記呼制御装置が、前記接続許容条件の少なくとも1つについて前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信する処理とを有することを特徴とする。
また、前記呼制御装置が、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報をWarning−Codeを用いて前記端末装置へ送信する処理を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明においては、通信機能を有する端末装置が、セッションを確立する条件であるセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を、端末装置の呼を制御する呼制御装置へ送信し、呼制御装置が、端末装置から送信されてきたセッション確立要求信号に含まれるセッション記述条件と、あらかじめ記憶されている端末装置の接続先への接続を許容する条件である接続許容条件とに基づいて、端末装置が要求する通信が許容できるかどうかを判断し、通信が許容できると判断した場合、当該セッション確立要求信号を接続先へ送信し、通信が許容できないと判断した場合、通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を端末装置へ送信する構成としたため、発信側端末装置と信側端末装置との接続時間が長くなることを回避し、発信側端末装置と信側端末装置との間の効率的なネゴシエーションを可能とすることができる。
本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した呼制御装置の内部構成の一例を示す図である。 図2に示したIPネットワーク許容条件蓄積部に蓄積されたIPネットワーク接続許容条件の一例を示す図である。 図2に示した端末装置許容条件蓄積部に蓄積された端末装置接続許容条件の一例を示す図である。 図1に示した端末装置の内部構成の一例を示す図である。 図2に示した構成を有する呼制御装置における処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示した呼制御装置の内部構成の他の例を示す図である。 図7に示した構成要素を有する呼制御装置における処理を説明するためのフローチャートである。 図5に示した構成を有する端末装置における処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の呼制御装置および端末装置を用いた通信システムにおけるフォールバック要求方法の一例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の呼制御装置および端末装置を用いた通信システムにおけるフォールバック要求方法の他の例を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、IPネットワーク1aが、IPネットワーク1b,1cと接続されており、IPネットワーク1a〜1cには呼制御装置2a〜2cがそれぞれ設けられ、呼制御装置2aには端末装置3a,3bが接続されている。本形態においては、端末装置3aと端末装置3bとが同じ呼制御装置2a配下に接続された形態となっているが、端末装置3bが呼制御装置2bや呼制御装置2cの配下に接続された形態であっても良い。
IPネットワーク1a〜1cは、IP(Internet Protocol)のプロトコルをベースとして通信を行う通信ネットワークである。
呼制御装置2a〜2cは、加入者系あるいは中継系の呼制御機能を有するサーバである。
端末装置3a,3bは、本通信システムを利用する利用者が操作する通信機能を有する通信端末である。
図2は、図1に示した呼制御装置2aの内部構成の一例を示す図である。
図1に示した呼制御装置2aには図2に示すように、SIP信号制御部200と、SDP評価部210と、許容条件蓄積部220とが設けられている。なお、図2には、呼制御装置2aが有する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。また、図1に示した呼制御装置2b,2cについても呼制御装置2aと同様の構成を有する。
SIP信号制御部200は、IPネットワーク1b,1cや端末装置3a,3bから送信されてきた、SIP(Session Initiation Protocol)のセッション確立要求信号をはじめとする要求信号や各種応答信号を受信し、これらの信号を処理し、さらに転送する機能を有する。また、SIP処理した信号のうち通信先を示す宛先情報とSDP(Session Description Protocol)フィールドのセッション記述条件とをSDP評価部210へ出力する。また、SDP評価部210から出力されてきた比較結果を接続要求してきた端末装置へ送信(返信)する。
SDP評価部210は、SIP信号制御部200から出力されてきた宛先情報に基づいて、許容条件蓄積部220から接続を許容する接続許容条件を検索し、検索された接続許容条件とSIP信号制御部200から出力されてきたセッション記述条件とを比較する。また、SDP評価部210は、比較結果をSIP信号制御部200へ出力する。
SDP評価部210には、許容条件検索部211と、ネットワークプロトコルチェック部212と、メディア条件チェック部213と、メディアプロトコル条件チェック部214と、メディアフォーマット条件チェック部215と、帯域チェック部216とが設けられている。
許容条件検索部211は、SIP信号制御部200から出力されてきた宛先情報に基づいて、許容条件蓄積部220にアクセスし、当該宛先情報に応じた接続許容条件を許容条件蓄積部220から読み出す。ここで接続許容条件については後述するが、通信先のIPネットワークまたは端末装置と接続(通信)するための、ネットワークプロトコル、ネットワークアドレスフォーマット、メディアタイプ、メディアプロトコル、メディアフォーマットおよび帯域である。また、これらの条件に限らず、接続するための他の条件を含むものであってもかまわない。また、許容条件検索部211は、許容条件蓄積部220から読み出した各接続許容条件を、ネットワークプロトコルチェック部212と、メディア条件チェック部213と、メディアプロトコル条件チェック部214と、メディアフォーマット条件チェック部215と、帯域チェック部216とへ、それぞれ対応した機能部へ出力する。また、SIP信号制御部200から出力されてきたセッション記述条件を、ネットワークプロトコルチェック部212と、メディア条件チェック部213と、メディアプロトコル条件チェック部214と、メディアフォーマット条件チェック部215と、帯域チェック部216とへ、それぞれ対応した機能部へ出力する。
ネットワークプロトコルチェック部212は、許容条件検索部211から出力されてきた許容条件蓄積部220から読み出したネットワークプロトコルおよびネットワークアドレスフォーマットと、許容条件検索部211から出力されてきたセッション記述条件のネットワークプロトコルおよびネットワークアドレスフォーマットとを比較する。つまり、ネットワークプロトコルおよびネットワークアドレスフォーマットについて、通信が受け入れられるか否かをチェックする。そして、比較の結果、これらが合致しない場合、通信が受け入れられないと判断し、受け入れ不可能である旨をSIP信号制御部200へ出力する。このとき、Warning−Code300で応答するようにSIP信号制御部200へ通知する。また、これらが合致した場合、受け入れ可能であると判断し、その旨をメディア条件チェック部213へ出力する。例えば、IPv6で発信した端末装置あるいはIPネットワークが、IPv6をサポートしていない端末装置あるいはIPネットワークとの通信を要求してきた場合、当該通信が受け入れ不可能である旨を出力する。
メディア条件チェック部213は、許容条件検索部211から出力されてきた許容条件蓄積部220から読み出したメディアタイプと、許容条件検索部211から出力されてきたセッション記述条件のメディアタイプとを比較する。つまり、メディアタイプについて、通信が受け入れられるか否かをチェックする。そして、比較の結果、これらが合致しない場合、通信が受け入れられないと判断し、受け入れ不可能である旨をSIP信号制御部200へ出力する。このとき、Warning−Code304で応答するようにSIP信号制御部200へ通知する。また、これらが合致した場合、受け入れ可能であると判断し、その旨をメディアプロトコル条件チェック部214へ出力する。この比較動作は、ネットワークプロトコルチェック部212から受け入れ可能である旨が出力されてきたことをトリガとして行うものであっても良い。例えば、テレビ電話(メディアタイプは、映像と音声)で発信した端末装置あるいはIPネットワークが、本メディアタイプをサポートしていない端末装置あるいはIPネットワークとの通信を要求してきた場合、当該通信が受け入れ不可能である旨を出力する。
メディアプロトコル条件チェック部214は、許容条件検索部211から出力されてきた許容条件蓄積部220から読み出したメディアプロトコル(トランスポートプロトコル)と、許容条件検索部211から出力されてきたセッション記述条件のメディアプロトコルとを比較する。つまり、メディアプロトコルについて、通信が受け入れられるか否かをチェックする。そして、比較の結果、これらが合致しない場合、通信が受け入れられないと判断し、受け入れ不可能である旨をSIP信号制御部200へ出力する。このとき、Warning−Code302で応答するようにSIP信号制御部200へ通知する。また、これらが合致した場合、受け入れ可能であると判断し、その旨をメディアフォーマット条件チェック部215へ出力する。この比較動作は、メディア条件チェック部213から受け入れ可能である旨が出力されてきたことをトリガとして行うものであっても良い。
メディアフォーマット条件チェック部215は、許容条件検索部211から出力されてきた許容条件蓄積部220から読み出したメディアフォーマット(コーデック)と、許容条件検索部211から出力されてきたセッション記述条件のメディアフォーマットとを比較する。このとき、コーデックに付随するパラメータも含めて比較する。つまり、メディアフォーマットについて、通信が受け入れられるか否かをチェックする。そして、比較の結果、これらが合致しない場合、通信が受け入れられないと判断し、受け入れ不可能である旨をSIP信号制御部200へ出力する。このとき、Warning−Code305で応答するようにSIP信号制御部200へ通知する。また、これらが合致した場合、受け入れ可能であると判断し、その旨を帯域チェック部216へ出力する。この比較動作は、メディアプロトコル条件チェック部214から受け入れ可能である旨が出力されてきたことをトリガとして行うものであっても良い。
帯域チェック部216は、許容条件検索部211から出力されてきた許容条件蓄積部220から読み出した帯域と、許容条件検索部211から出力されてきたセッション記述条件の帯域とを比較する。つまり、使用する帯域について、通信が受け入れられるか否かをチェックする。そして、使用する帯域が足りない場合、通信が受け入れられないと判断し、受け入れ不可能である旨をSIP信号制御部200へ出力する。このとき、Warning−Code370で応答するようにSIP信号制御部200へ通知する。また、使用する帯域が足りる場合、受け入れ可能であると判断し、その旨を受け入れ可通知としてSIP信号制御部200へ出力する。この比較動作は、メディアフォーマット条件チェック部215から受け入れ可能である旨が出力されてきたことをトリガとして行うものであっても良い。
また、許容条件蓄積部220は、IPネットワーク1b,1cや端末装置3a,3bと接続するための接続許容条件があらかじめ蓄積(記憶)されている。
許容条件蓄積部220には、IPネットワーク許容条件蓄積部221と、端末装置許容条件蓄積部222とが設けられている。
IPネットワーク許容条件蓄積部221は、IPネットワーク1b,1cへ接続するための接続許容条件があらかじめ蓄積されている。
図3は、図2に示したIPネットワーク許容条件蓄積部221に蓄積されたIPネットワーク接続許容条件の一例を示す図である。
図2に示したIPネットワーク許容条件蓄積部221には図3に示すように、IPネットワークを識別するためのIPネットワーク情報(ここでは、図1に示した「1b」、「1c」を例に挙げる)と、ネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、帯域とが対応付けられて蓄積(記憶)されている。これは、IPネットワーク情報を有するIPネットワークへ接続するために許容されるネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、帯域とを示している。
端末装置許容条件蓄積部222は、端末装置3a,3bへ接続するための接続許容条件があらかじめ蓄積されている。
図4は、図2に示した端末装置許容条件蓄積部222に蓄積された端末装置接続許容条件の一例を示す図である。
図2に示した端末装置許容条件蓄積部222には図4に示すように、端末装置を識別するための端末装置情報(ここでは、図1に示した「3a」、「3b」を例に挙げる)と、ネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、帯域とが対応付けられて蓄積(記憶)されている。これは、端末装置情報を有する端末装置へ接続するために許容されるネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、帯域とを示している。
図5は、図1に示した端末装置3aの内部構成の一例を示す図である。
図1に示した端末装置3aには図5に示すように、SIP信号制御部300と、条件分析部310とが設けられている。なお、図5には、端末装置3aが有する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。また、図1に示した端末装置3bについても端末装置3aと同様の構成を有する。
SIP信号制御部300は、SIPのセッション確立要求信号をはじめとする要求信号や各種応答信号を受信し、これらの信号を処理し、さらに転送する機能を有する。また、SIP信号制御部300は、呼制御装置2aから送信されてきた信号(上述したような接続を許容するか否かのWarning−Code等の信号)を受信し、条件分析部310へ出力する。
条件分析部310は、呼制御装置2aからSIP信号制御部300経由で送信されてきたWarning−Codeに応じて、それぞれの条件に適合するように、以下の処理を行い、フォールバックする機能を有する。
(1)Warning−Code300:端末装置3aがIPv6で発信していた場合、IPv4で発信し直すようにする。
(2)Warning−Code304:複数のメディアをセットしたメディアタイプで発信していた場合、例えば、テレビ電話(メディアタイプは映像と音声)で発信していた場合、一部のメディア(この場合は映像)を除いたメディアタイプで発信し直すようにする。すなわち、音声のトランスポートプロトコルやメディアフォーマットを変えることにより、テレビ電話として再発信することを止めるものである。これにより、無駄な再発信を省くことができる。
(3)Warning−Code302:トランスポートプロトコルを変更して再発信し直すようにする。
(4)Warning−Code305:メディアフォーマット(コーデック)や付随するパラメータを変更して発信し直すようにする。
(5)Warning−Code370:帯域を減らして発信し直すようにする。
以下に、図2に示した構成を有する呼制御装置2aにおける処理について説明する。
図6は、図2に示した構成を有する呼制御装置2aにおける処理を説明するためのフローチャートである。
まず、端末装置3aから送信されたセッション確立要求信号であるINVITEがSIP信号制御部200にて受信されると(ステップS1)、INVITEに含まれる宛先情報と、SDPフィールドのセッション記述条件とがSIP信号制御部200から許容条件検索部211へ出力される。このとき、セッション記述条件として端末装置3aから送信される条件は、ネットワークプロトコル、ネットワークアドレスフォーマット、メディアタイプ、メディアプロトコル、メディアフォーマットおよび帯域である。
すると、許容条件検索部211にて、宛先情報に基づいて、当該宛先と接続するための接続許容条件が許容条件蓄積部220から検索されて読み出される(ステップS2)。
また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、ネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとが、許容条件検索部211からネットワークプロトコルチェック部212へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、メディアタイプが、許容条件検索部211からメディア条件チェック部213へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、メディアプロトコルが、許容条件検索部211からメディアプロトコル条件チェック部214へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、メディアフォーマットが、許容条件検索部211からメディアフォーマット条件チェック部215へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、帯域が、許容条件検索部211から帯域チェック部216へ出力される。
また、ステップS2で許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、ネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとが、許容条件検索部211からネットワークプロトコルチェック部212へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、メディアタイプが、許容条件検索部211からメディア条件チェック部213へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、メディアプロトコルが、許容条件検索部211からメディアプロトコル条件チェック部214へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、メディアフォーマットが、許容条件検索部211からメディアフォーマット条件チェック部215へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、帯域が、許容条件検索部211から帯域チェック部216へ出力される。
続いて、ネットワークプロトコルチェック部212にて、ネットワークプロトコルおよびネットワークアドレスフォーマットがチェックされる(ステップS3)。このチェックは、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとが、許容条件蓄積部220に蓄積されているネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとに合致するか(通信が許容できるか)どうかをチェックするものである。上述したが、許容条件蓄積部220に蓄積されているネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとの接続許容条件に、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとが合致すれば通信が許容できる(受け入れが可能である)と判断される。
ステップS3にて通信が許容できると判断された場合、その旨がネットワークプロトコルチェック部212からメディア条件チェック部213へ通知される。
すると、メディア条件チェック部213にて、メディア条件がチェックされる(ステップS4)。このチェックは、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のメディアタイプが、許容条件蓄積部220に蓄積されているメディアタイプに合致するか(通信が許容できるか)どうかをチェックするものである。上述したが、許容条件蓄積部220に蓄積されているメディアタイプの接続許容条件に、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のメディアタイプが合致すれば通信が許容できる(受け入れが可能である)と判断される。
ステップS4にて通信が許容できると判断された場合、その旨がメディア条件チェック部213からメディアプロトコル条件チェック部214へ通知される。
すると、メディアプロトコル条件チェック部214にて、メディアプロトコル条件がチェックされる(ステップS5)。このチェックは、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のメディアプロトコルが、許容条件蓄積部220に蓄積されているメディアプロトコルに合致するか(通信が許容できるか)どうかをチェックするものである。上述したが、許容条件蓄積部220に蓄積されているメディアプロトコルの接続許容条件に、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のメディアプロトコルが合致すれば通信が許容できる(受け入れが可能である)と判断される。
ステップS5にて通信が許容できると判断された場合、その旨がメディアプロトコル条件チェック部214からメディアフォーマット条件チェック部215へ通知される。
すると、メディアフォーマット条件チェック部215にて、メディアフォーマット条件がチェックされる(ステップS6)。このチェックは、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のメディアフォーマットが、許容条件蓄積部220に蓄積されているメディアフォーマットに合致するか(通信が許容できるか)どうかをチェックするものである。上述したが、許容条件蓄積部220に蓄積されているメディアフォーマットの接続許容条件に、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中のメディアフォーマットが合致すれば通信が許容できる(受け入れが可能である)と判断される。
ステップS6にて通信が許容できると判断された場合、その旨がメディアフォーマット条件チェック部215から帯域チェック部216へ通知される。
すると、帯域チェック部216にて、帯域がチェックされる(ステップS7)。このチェックは、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中の帯域が、許容条件蓄積部220に蓄積されている帯域に合致するか(通信が許容できるか)どうかをチェックするものである。上述したが、許容条件蓄積部220に蓄積されている帯域の接続許容条件に、端末装置3aから送信されてきたセッション記述条件の中の帯域が入れば通信が許容できる(受け入れが可能である)と判断される。
ステップS7にて通信が許容できると判断された場合、通信が可能である旨を示す受け入れ可通知が帯域チェック部216からSIP信号制御部200へ出力される。
すると、SIP信号制御部200からステップS1にて受信されたINVITEが端末装置3aが要求した接続先(宛先情報が示す宛先)へ転送される(ステップS8)。
一方、ステップS3にて、通信が許容できないと判断された場合、Warning−Code300で端末装置3aに応答するようにネットワークプロトコルチェック部212からSIP信号制御部200へ通知が行われる。
また、ステップS4にて、通信が許容できないと判断された場合、Warning−Code304で端末装置3aに応答するようにメディア条件チェック部213からSIP信号制御部200へ通知が行われる。
また、ステップS5にて、通信が許容できないと判断された場合、Warning−Code302で端末装置3aに応答するようにメディアプロトコル条件チェック部214からSIP信号制御部200へ通知が行われる。
また、ステップS6にて、通信が許容できないと判断された場合、Warning−Code305で端末装置3aに応答するようにメディアフォーマット条件チェック部215からSIP信号制御部200へ通知が行われる。
また、ステップS7にて、通信が許容できないと判断された場合、Warning−Code370で端末装置3aに応答するように帯域チェック部216からSIP信号制御部200へ通知が行われる。
そして、Warning−Codeで端末装置3aに応答するように通知されたSIP信号制御部200から、488応答信号と該当するWarning−Codeとが端末装置3aへ送信される(ステップS9)。
これにより、IPネットワーク上の呼制御装置2aがフォールバックを要求できるようになる。
以上説明した処理では、通信が許容できないと判断された時点で、他のチェックを行わないものを例に挙げて説明した。以下、1つのチェックにおいて通信が許容できないと判断された場合であっても、各チェック部212〜216におけるチェックをすべて行う処理について説明する。
図7は、図1に示した呼制御装置2aの内部構成の他の例を示す図である。
図7に示した構成例では、図2に示した構成要素に、集計部217が追加されたものとなっている。
ネットワークプロトコルチェック部212は、判断結果をSIP信号制御部200またはメディア条件チェック部213へ通知する図2のものとは異なり、判断結果を集計部217へ通知する。
メディア条件チェック部213は、判断結果をSIP信号制御部200またはメディアプロトコル条件チェック部214へ通知する図2のものとは異なり、判断結果を集計部217へ通知する。
メディアプロトコル条件チェック部214は、判断結果をSIP信号制御部200またはメディアフォーマット条件チェック部215へ通知する図2のものとは異なり、判断結果を集計部217へ通知する。
メディアフォーマット条件チェック部215は、判断結果をSIP信号制御部200または帯域チェック部216へ通知する図2のものとは異なり、判断結果を集計部217へ通知する。
集計部217は、各チェック部212〜216から通知された判断結果を集計してSIP信号制御部200へ出力する。
以下に、図7に示した構成要素を有する呼制御装置2aにおける処理について説明する。
図8は、図7に示した構成要素を有する呼制御装置2aにおける処理を説明するためのフローチャートである。
まず、端末装置3aから送信されたセッション確立要求信号であるINVITEがSIP信号制御部200にて受信されると(ステップS11)、INVITEに含まれる宛先情報と、SDPフィールドのセッション記述条件とがSIP信号制御部200から許容条件検索部211へ出力される。このとき、セッション記述条件として端末装置3aから送信される条件は、ネットワークプロトコル、ネットワークアドレスフォーマット、メディアタイプ、メディアプロトコル、メディアフォーマットおよび帯域である。
すると、許容条件検索部211にて、宛先情報に基づいて、当該宛先と接続するための接続許容条件が許容条件蓄積部220から検索されて読み出される(ステップS12)。
また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、ネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとが、許容条件検索部211からネットワークプロトコルチェック部212へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、メディアタイプが、許容条件検索部211からメディア条件チェック部213へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、メディアプロトコルが、許容条件検索部211からメディアプロトコル条件チェック部214へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、メディアフォーマットが、許容条件検索部211からメディアフォーマット条件チェック部215へ出力される。また、SDPフィールドのセッション記述条件のうち、帯域が、許容条件検索部211から帯域チェック部216へ出力される。
また、ステップS12で許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、ネットワークプロトコルとネットワークアドレスフォーマットとが、許容条件検索部211からネットワークプロトコルチェック部212へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、メディアタイプが、許容条件検索部211からメディア条件チェック部213へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、メディアプロトコルが、許容条件検索部211からメディアプロトコル条件チェック部214へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、メディアフォーマットが、許容条件検索部211からメディアフォーマット条件チェック部215へ出力される。また、許容条件蓄積部220から読み出された接続許容条件のうち、帯域が、許容条件検索部211から帯域チェック部216へ出力される。
続いて、ネットワークプロトコルチェック部212にて、ネットワークプロトコルおよびネットワークアドレスフォーマットがチェックされる(ステップS13)。このチェック方法は、図6のフローチャートのステップS3にて説明したものと同じである。そして、このチェックの結果である判断結果が、ネットワークプロトコルチェック部212から集計部217へ通知される。
また、メディア条件チェック部213にて、メディア条件がチェックされる(ステップS14)。このチェック方法は、図6のフローチャートのステップS4にて説明したものと同じである。そして、このチェックの結果である判断結果が、メディア条件チェック部213から集計部217へ通知される。
また、メディアプロトコル条件チェック部214にて、メディアプロトコル条件がチェックされる(ステップS15)。このチェック方法は、図6のフローチャートのステップS5にて説明したものと同じである。そして、このチェックの結果である判断結果が、メディアプロトコル条件チェック部214から集計部217へ通知される。
また、メディアフォーマット条件チェック部215にて、メディアフォーマット条件がチェックされる(ステップS16)。このチェック方法は、図6のフローチャートのステップS6にて説明したものと同じである。そして、このチェックの結果である判断結果が、メディアフォーマット条件チェック部215から集計部217へ通知される。
また、帯域チェック部216にて、帯域がチェックされる(ステップS17)。このチェック方法は、図6のフローチャートのステップS7にて説明したものと同じである。そして、このチェックの結果である判断結果が、帯域チェック部216から集計部217へ通知される。
その後、集計部217へ通知されたすべての結果が、通信が許容できる(条件が合致した)ものであるかどうかが、集計部217にて判断される(ステップS18)。
ステップS18にて、集計部217へ通知されたすべての結果が、通信が許容できる(条件が合致した)ものである場合、集計部217からSIP信号制御部200へその旨が通知される。そして、SIP信号制御部200からステップS11にて受信されたINVITEが端末装置3aが要求した接続先(宛先情報が示す宛先)へ転送される(ステップS19)。
一方、ステップS18にて、集計部217へ通知されたすべての結果のうち少なくとも1つが通信が許容できない(条件が合致しなかった)ものである場合、通信が許容できないと判断され、その旨を端末装置3aに応答するように集計部217からSIP信号制御部200へ通知が行われる。
そして、SIP信号制御部200から、488応答信号と条件が合致しなかった情報を含む補足情報とが端末装置3aへ送信される(ステップS20)。この補足情報の形式についてはここでは規定しないが、合致しなかった条件を示す情報が含まれる。
なお、ステップS18の処理は、すべての条件ではなく、各条件のうち、所定の条件を満たすものであるかどうかを判断するものであっても良い。例えば、メディアタイプの条件および帯域の条件を満たすものであるかどうかを判断することによって通信が許容できるかどうかを判断するものであっても良い。
以下に、図5に示した構成を有する端末装置3aにおける処理について説明する。
図9は、図5に示した構成を有する端末装置3aにおける処理を説明するためのフローチャートである。
通信を要求するためにSIP信号制御部300からINVITEが送信された後(ステップS21)、呼制御装置2aから送信された488応答信号と該当するWarning−Codeが受信されると(ステップS22)、条件分析部310にてWarning−Codeに基づいて条件が分析される(ステップS23)。
そして、分析された条件に基づいて処理が行われる。具体的には、条件に合致するようにセッション記述条件を変更したINVITEが生成される。生成されたINVITEがSIP信号制御部300を介して呼制御装置2aへ送信される(ステップS24)。
その後、呼制御装置2aから送信されてきた通信が許容できることを示す200OKがSIP信号制御部300にて受信されると(ステップS25)、それに対する応答信号であるACKがSIP信号制御部300から送信される(ステップS26)。そして、接続先との間で通信状態となる(ステップS27)。
これにより、端末装置3aが無駄な再発呼を行うことを避けることができ、効率的な再発呼を行うことができるようになる。
以下に、上述した呼制御装置および端末装置を用いた通信システムにおけるフォールバック要求方法について説明する。ここでは、呼制御装置2aと接続された端末装置3aと端末装置3bとの間において通信が行われる場合を例に挙げて説明する。
図10は、上述した呼制御装置および端末装置を用いた通信システムにおけるフォールバック要求方法の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、端末装置3aからINVITEが送信されると(ステップS31)、呼制御装置2aにてINVITEに含まれるセッション記述条件と、呼制御装置2aにあらかじめ記憶されている接続許容条件とに基づいて、各種チェックが行われる(ステップS32)。このチェック(判断)方法については、図2および図6を用いて説明したものと同じである。
ステップS32における判断結果が、受け入れ(通信)不可能な条件があることにより、488応答信号と該当するWarning−Codeとが呼制御装置2aから端末装置3aへ送信される(ステップS33)。
すると、端末装置3aにて受信されたWarning−Codeの分析が行われ(ステップS34)、分析処理されたINVITEが端末装置3aから呼制御装置2aへ送信される(ステップS35)。
すると、呼制御装置2aにて受信されたINVITEに含まれるセッション記述条件と、呼制御装置2aにあらかじめ記憶されている接続許容条件とに基づいて、各種チェックが再度行われる(ステップS36)。
ステップS36における判断結果が、受け入れ(通信)可能であることにより、INVITEが呼制御装置2aから端末装置3bへ送信される(ステップS37)。
すると、端末装置3bからその応答信号である200OKが呼制御装置2aへ送信され(ステップS38)、呼制御装置2aから端末装置3aへ200OKが送信される(ステップS39)。
端末装置3aにて200OKが受信されると、応答信号であるACKが端末装置3aから呼制御装置2aへ送信され(ステップS40)、当該ACKが呼制御装置2aから端末装置3bへ送信される(ステップS41)。
その後、端末装置3aと端末装置3bとの間で通信ができる状態になる(ステップS42)。
また、着信端末装置である端末装置3bから新たな要求が行われるものであっても良い。
図11は、上述した呼制御装置および端末装置を用いた通信システムにおけるフォールバック要求方法の他の例を説明するためのシーケンス図である。
まず、端末装置3aからINVITEが送信されると(ステップS51)、呼制御装置2aにてINVITEに含まれるセッション記述条件と、呼制御装置2aにあらかじめ記憶されている接続許容条件とに基づいて、各種チェックが行われる(ステップS52)。このチェック(判断)方法については、図2および図6を用いて説明したものと同じである。つまり、端末装置3bの条件のチェックが行われる。ここで、例えば、端末装置3aから要求された条件Aが「メディアタイプ:音声」であるとする。また、端末装置3bは「メディアタイプ:音声」を許容するものとする。
続いて、呼制御装置2aから端末装置3bへINVITEが送信される(ステップS53)。
すると、端末装置3bからINVITEに対する応答メッセージが呼制御装置2aへ送信される(ステップS54)。この応答メッセージは、条件B「メディアタイプ:音声+映像」であれば接続しても良い旨を示すものとする。また、この条件Bは、端末装置3bの利用者によって設定されたものである。
端末装置3bから送信された応答メッセージが呼制御装置2aにて受信されると、呼制御装置2aにて、端末装置3aの条件がチェックされる(ステップS55)。ここで、呼制御装置2aにて、端末装置3aは映像を許容していないまたは能力を有さないことをあらかじめ管理しているため、その旨が呼制御装置2aから端末装置3bへ応答メッセージとして送信される(ステップS56)。なお、このとき、端末装置3bがメディアタイプ等の接続許容条件を検討中である旨を示したメッセージが呼制御装置2aから端末装置3aへ送信されるものであっても良い。
呼制御装置2aから送信された応答メッセージが端末装置3bにて受信されると、端末装置3bにて条件Aで接続しても良いかが分析され(ステップS57)、その結果が、200OKメッセージまたは通話拒否メッセージとして端末装置3bから呼制御装置2aへ送信される(ステップS58)。そして、その200OKメッセージまたは通話拒否メッセージが呼制御装置2aから端末装置3aへ送信される(ステップS59)。
以上説明したように、本発明においては、端末装置の接続を仲介するネットワーク(呼制御装置)にてフォールバックを要求するため、以下の効果を奏する。
(1)効率的なネゴシエーションが可能となる。
(2)受け入れ可能な呼が再発信されることから、正確な課金およびリソース管理ができる。
1a〜1c IPネットワーク
2a〜2c 呼制御装置
3a,3b 端末装置
200,300 SIP信号制御部
210 SDP評価部
211 許容条件検索部
212 ネットワークプロトコルチェック部
213 メディア条件チェック部
214 メディアプロトコル条件チェック部
215 メディアフォーマット条件チェック部
216 帯域チェック部
217 集計部
220 許容条件蓄積部
221 IPネットワーク許容条件蓄積部
222 端末装置許容条件蓄積部
310 条件分析部

Claims (6)

  1. 通信機能を有する端末装置と、該端末装置の呼を制御する呼制御装置とから構成された通信システムにおいて、
    前記端末装置は、セッションを確立する条件であるセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信し、
    前記呼制御装置は、前記端末装置から送信されてきた前記セッション確立要求信号に含まれる前記セッション記述条件と、あらかじめ記憶されている前記端末装置の接続先への接続を許容する条件である接続許容条件とに基づいて、前記端末装置が要求する通信が許容できるかどうかを判断し、前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信し、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信し、
    前記端末装置は、前記セッション記述条件として、ネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とを示す情報を、前記セッション確立要求信号に含んで前記呼制御装置へ送信し、
    前記呼制御装置は、該セッション記述条件それぞれと、前記接続許容条件としてあらかじめ記憶されているネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とのそれぞれの比較に基づいて前記通信が許容できるかどうかを判断し、前記接続許容条件のすべてについて前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信し、それ以外の場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記端末装置は、前記呼制御装置から前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報が送信されてきた場合、該接続許容条件に適合するように前記セッション記述条件を変更し、該変更したセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記呼制御装置は、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報をWarning−Codeを用いて前記端末装置へ送信することを特徴とする通信システム。
  4. 通信機能を有する端末装置と該端末装置の呼を制御する呼制御装置とから構成された通信システムにおいてフォールバックを要求するフォールバック要求方法であって、
    前記端末装置が、セッションを確立する条件であるセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信する第1の処理と、
    前記呼制御装置が、前記端末装置から送信されてきたセッション確立要求信号に含まれるセッション記述条件と、あらかじめ記憶されている前記端末装置の接続先への接続を許容する条件である接続許容条件とに基づいて、前記端末装置が要求する通信が許容できるかどうかを判断する第2の処理と、
    前記呼制御装置が、前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信する第3の処理と、
    前記呼制御装置が、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信する第4の処理とを有し、
    前記第1の処理では、前記端末装置が、前記セッション記述条件として、ネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とを示す情報を、前記セッション確立要求信号に含んで前記呼制御装置へ送信し、
    前記第2の処理では、前記呼制御装置が、該セッション記述条件それぞれと、前記接続許容条件としてあらかじめ記憶されているネットワークプロトコルと、ネットワークアドレスフォーマットと、メディアタイプと、メディアプロトコルと、メディアフォーマットと、使用する帯域とのそれぞれの比較に基づいて前記通信が許容できるかどうかを判断し、
    前記第3の処理では、前記呼制御装置が、前記接続許容条件のすべてについて前記通信が許容できると判断した場合、前記セッション確立要求信号を前記接続先へ送信し、
    前記第4の処理では、前記呼制御装置が、前記接続許容条件の少なくとも1つについて前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報を前記端末装置へ送信することを特徴とするフォールバック要求方法。
  5. 請求項に記載のフォールバック要求方法において、
    前記端末装置が、前記呼制御装置から前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報が送信されてきた場合、該接続許容条件に適合するように前記セッション記述条件を変更する処理と、
    前記端末装置が、前記変更したセッション記述条件を含んだセッション確立要求信号を前記呼制御装置へ送信する処理とを有することを特徴とするフォールバック要求方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載のフォールバック要求方法において、
    前記第4の処理では、前記呼制御装置が、前記通信が許容できないと判断した場合、前記通信が許容できないと判断した接続許容条件を示す情報をWarning−Codeを用いて前記端末装置へ送信することを特徴とするフォールバック要求方法。
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