JP5096212B2 - 炭素化炉 - Google Patents

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Description

本発明は炭素繊維の製造に際し、耐炎化繊維を炭素化する炭素繊維焼成炉(炭素化炉)に関する。
ピッチ系やポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維を製造する方法においては、通常束ねられたストランド形態の原料繊維を200〜300℃の酸化性雰囲気下で延伸又は収縮を行いながら耐炎化処理を施して耐炎化繊維を得る。
次いで、耐炎化繊維を不活性ガスの雰囲気下で400℃以上の炭素化炉に導いて、必要に応じ400〜800℃で第一炭素化処理した後、1000℃以上で第二炭素化処理して焼成することにより炭素化を行う。
上記炭素化炉においては、炭素化に伴い大量のガス(熱分解ガス)が発生し、炭素化炉に供給した耐炎化繊維ストランドの10〜40質量%がガス化される。このガスは不活性ガスと共に排気ダクトを通過して炉外へ排出される。
炭素化炉において、炉内を水平に走行するストランドを炭素化する際、熱分解ガスは炉の天井(上壁)に沿って広がる。この熱分解ガスは通常、炭素化炉内の上壁に設けられた排気口から抜き出された後、排気ダクトを通過して系外へ排出される。
しかし、かなりの量の熱分解ガスは、炭素化炉内からスムーズに抜き出せず、熱分解ガスの一部は炭素化炉内に滞留する。この滞留ガスは、炉内の上壁等の壁面に触れて、その一部は凝縮したタール等の液状異物として壁面に付着する。
ストランドがシリコーンオイル等のサイズ剤でオイル処理されている場合は、熱分解で生成するシリカパウダー等の固体状異物が発生する。この固体状異物の一部は、前記液状異物の表面に付着し、固液混合異物として炉内の壁面に堆積する。
これらの壁面、特に上壁に堆積した固液混合異物は、堆積量が増えると高密度となってストランド上に落下し、ストランドを汚染する固液混合異物となる。これらの固液混合異物は、ストランドの品質を低下させるばかりでなく、ストランドの切断の原因にもなり、製品率が低下する。
炭素化炉内から熱分解ガスをスムーズに抜き出すことができるように、種々の提案がされている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、上壁の設定温度が最高になる位置など炉長方向の複数の位置に、炉全幅(繊維走行方向に直交する全幅)に亘って開口するスリット状の排気口が形成されている炭素化炉が開示されている。
特許文献2には、上部となる位置以外に排気口を有する炭素化炉が開示されている。また、排気口が開口する部位の下流に排気筒よりも断面積の大きいプール部を有することが開示されている。
なお、特許文献1には、排気口の設置位置は炉長方向のどこが適しているか具体的に示されていない。特許文献2には、排気口の形状は限定しないとも、スリット状が好ましいとも記載されていて、排気口の形状は何が適しているか具体的に示されていない。また、特許文献1、2に開示された炭素化炉の何れにおいても、熱分解ガスのスムーズな抜出し、製品率の向上は不充分である。
特開2002−294521号公報 (特許請求の範囲) 特開2007−262602号公報 (特許請求の範囲)
本発明者は、上記問題について鋭意検討しているうち、従来の炭素化炉において発生する熱分解ガスの排出がスムーズになされないのは、高温側から低温側への熱分解ガスの逆流や炉内滞留が起き、これが凝縮したタールが炉内の壁面に付着し、これが落下してストランド汚染を引き起こし、工程トラブル発生要因になっていると考えた。
そこで、熱分解ガスの流れを調べてみると、炭素化炉側壁近傍における排気の線速度が、予想以上に低いことを発見した。このことから、炭素化炉上壁の炉長方向における排気口の設置位置を所定位置1箇所のみとし、この排気口の個数を炉幅方向に3個以上とし、それぞれの排気口の開口率を調節可とする流量調整弁を具備させたところ、各排気口における排気の線速度分布が均一になり、熱分解ガスのスムーズな抜出しができ、良好な品質の炭素繊維の製品率が高くなることを見出し、本発明を完成するに到った。
従って、本発明の目的とするところは、上述した問題点を解決した炭素化炉及びその運転方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 炉全長に対して、出口から5〜45%の範囲に、炉幅方向に3個以上の排気口を1列に形成してなり、前記排気口は流量調整弁を具備することを特徴とする炭素化炉。
〔2〕 炉幅方向に3個以上1列に形成された排気口であって両端側の排気口における排気平均流速に対する両端側以外の排気口における排気平均流速の比が0.90〜1.10倍である〔1〕に記載の炭素化炉の運転方法。
本発明の炭素化炉は、炉上壁の炉長方向における排気口の設置位置を、炉全長に対して、出口から5〜45%の所定位置1箇所のみとし、この排気口の個数を炉幅方向に3個以上とし、それぞれの排気口の開口率を調節可とする流量調整弁を各排気口は具備しているので、熱分解ガスのスムーズな抜出しができ、良好な品質の炭素繊維の製品率が高くなる。
以下、図1及び2を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の炭素化炉の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。
図1において、2は炭素化炉である。耐炎化処理装置(不図示)において耐炎化処理を施された複数本(本図では8本)の耐炎化繊維ストランド4は、400℃以上に昇温された炭素化炉2内を水平に且つ炉2の側壁6に平行に走行し、炭素化処理されて炭素繊維にされる。
この炭素化炉2は、必要に応じ、ストランド4の入り口側から出口側に向かうに従って400〜800℃に昇温された前段の第一炭素化炉で第一炭素化処理し、更に後段の第二炭素化炉で第二炭素化処理する二段の炭素化炉で構成しても良い。二段の炭素化炉とする場合は、炭素化炉2は、前段の第一炭素化炉に使用することが好ましい。
上記炉2の上壁(天井)8には、ストランド4の炭素化処理によって発生した熱分解ガスを炉2内から外部に排出するため、3個以上の複数個(本図では4個)の排気口10a、10b、10c、10dが設けられている。排気口の数としては3〜10個が好ましく、3〜5個がより好ましい。これらの排気口10a、10b、10c、10dは、炉全長Ltに対して、出口から5〜45%の範囲に、炉幅Lw方向にほぼ同一形状の排気口が1列に設けられている。
即ち、この5〜45%の範囲は、炉2の出口から排気口10a、10b、10c、10dまでの炉長方向の長さがLo、炉2の入口から排気口10a、10b、10c、10dまでの炉長方向の長さがLiの場合、炉全長Ltに対する炉2の出口から排気口10a、10b、10c、10dまでの炉長方向の長さLoの比(Lo/Lt)の範囲である。
上記排気口10a、10b、10c、10dは、それぞれの排気口の開口率を調節可とする流量調整弁が具備されている。排気口の形状は特に限定されるものではないが、開口率の調整を容易にするには矩形が好ましい。排気口の寸法も同一にする必要はなく、種々の寸法で各排気口を形成できる。しかし、各排気口の炉幅方向における長さは同一寸法であることが操作上好ましい。
排気口の開口率は、両端側の排気口10a、10dにおける排気平均流速に対する両端側以外における排気口10b、10cの排気平均流速の比で0.90〜1.10倍、好ましくは0.95〜1.05倍となるように排気口10a、10b、10c、10dの開口率を調節することが好ましい。排気口10a、10b、10c、10dの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は75〜98%が好ましい。両端側の排気口は、各側壁に最近の1個ずつの排気口を示す。
上記排気口10a、10b、10c、10dの周縁には、それぞれの接続筒11a、11b、11c、11dが接続されている。接続筒の断面形状は特に限定されるものではないが、排気口の好ましい形状の矩形と一致させるため、接続筒の断面形状も矩形が好ましい。即ち、接続筒の形状は角筒が好ましい。
上記接続筒11a、11b、11c、11dの各上端は排ガス移送メインダクト14に接続されている。排ガス移送メインダクト14の断面形状は、炉幅方向に長く炉長方向に短い矩形であることが好ましい。
図1において、Hfは炭素化炉2の高さ、Hsは接続筒11a、11b、11c、11dの高さである。
以上の構成をしたことにより、上記炉2で発生した熱分解ガスは、最短距離で且つスムーズに排気口10a、10b、10c、10dに向かって進み、排気口10a、10b、10c、10dから接続筒11a、11b、11c、11dに入り、更に排ガス移送メインダクト14を通って系外に排ガス16として排出される。
また、熱分解ガスは、壁面、特に上壁に触れることが少ないので、熱分解ガスに起因する固液混合異物が、壁面、特に上壁に付着、堆積することが低減され、ストランドの汚染、切断、劣化を防止でき、良好な品質の炭素繊維の製品率が高くなる。
以下、本発明の炭素化炉を実施例及び比較例を用いて説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例に限定されるものではない。
なお、良好な品質の炭素繊維の製品率については、10本に束ねられた炭素繊維ストランドの長さ100m当たりの固液混合異物による汚染箇所が0.5箇所未満の炭素繊維を良好な品質の炭素繊維とし、製造された炭素繊維全量に対する前記良好な品質の炭素繊維の質量比で評価した。
実施例1
図1に示す炭素化炉2を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉2において、炉2内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉2上壁の、出口側からの長さLoが2500mm、入口側からの長さLiが4500mm、長さ比Lo/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口10a、10b、10c、10dを炉幅方向1列に4箇所設けた(各200mm間隔)。排気口10a、10b、10c、10dの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口10a、10dにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口10b、10cにおける開口率が何れも95%であった。両端側の排気口10a、10dにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口10b、10cにおける排気平均流速の比は1.02倍であった。
各排気口10a、10b、10c、10dの周縁に接続された接続筒11a、11b、11c、11dの高さHsは何れも150mmであった。
接続筒11a、11b、11c、11dの各上端に接続された排ガス移送メインダクト14の断面寸法及び形状は、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。
以上の構成の炭素化炉2において、熱分解ガスは、排気口10a、10b、10c、10dから接続筒11a、11b、11c、11dに入り、更に排ガス移送メインダクト14を通って系外に排ガス16として排出された。
14日間の運転後、炉2内、接続筒11a、11b、11c、11d内、及び排ガス移送メインダクト14内に、タール、シリカパウダーなどの異物付着は殆ど見られず、製品率は96%であった。
実施例2
図1に示す炭素化炉2において、両端側の排気口10a、10dにおける開口率を何れも100%とし、両端側以外の排気口10b、10cにおける開口率を何れも70%とした以外は、実施例1と同様に炭素化炉を運転し、炭素繊維を製造した。
両端側の排気口10a、10dにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口10b、10cにおける排気平均流速の比は0.95倍であった。
14日間の運転後、炉2内、接続筒11a、11b、11c、11d内、及び排ガス移送メインダクト14内に、タール、シリカパウダーなどの異物付着は殆ど見られず、製品率は95%であった。
実施例3
図2に示す炭素化炉12を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉12において、炉12内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉12上壁の、出口側からの長さLoが2500mm、入口側からの長さLiが4500mm、長さ比Lo/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×1200mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口13a、13b、13cを炉幅方向1列に3箇所設けた(各100mm間隔)。排気口13a、13b、13cの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は90%であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口13a、13cにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口13bにおける開口率が95%であった。両端側の排気口13a、13cにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口13bにおける排気流速の比は1.00倍であった。
各排気口13a、13b、13cの周縁に接続された接続筒15a、15b、15cの高さHsは何れも150mmであった。
接続筒15a、15b、15cの各上端に接続された排ガス移送メインダクト17の断面寸法及び形状は、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。
以上の構成の炭素化炉12において、熱分解ガスは、排気口13a、13b、13cから接続筒15a、15b、15cに入り、更に排ガス移送メインダクト17を通って系外に排ガス18として排出された。
なお、その他の構成について、図1と同様である箇所には図1と同一参照符号を付してその説明を省略する。
14日間の運転後、炉12内、接続筒13a、13b、13c内、及び排ガス移送メインダクト17内に、タール、シリカパウダーなどの異物付着は殆ど見られず、製品率は95%であった。
実施例4
図3に示す炭素化炉21を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉21は、排気口10a、10b、10c、10dを、出口側からの長さLoが500mm、入口側からの長さLiが6500mm、長さ比Lo/Ltが7%の位置に設けた以外は、図1に示す炭素化炉2と同様であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口10a、10dにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口10b、10cにおける開口率が95%であった。両端側の排気口10a、10dにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口10b、10cにおける排気平均流速の比は1.02倍であった。
以上の構成の炭素化炉21において、熱分解ガスは、排気口10a、10b、10c、10dから接続筒11a、11b、11c、11dに入り、更に排ガス移送メインダクト14を通って系外に排ガス16として排出された。
14日間の運転後、炉21内、接続筒11a、11b、11c、11d内、及び排ガス移送メインダクト14内に、タール、シリカパウダーなどの異物付着は殆ど見られず、製品率は95%であった。
比較例1
図4に示す炭素化炉22を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉22において、炉22内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉22上壁の、出口側からの長さLaが2500mm、長さ比La/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口24a、24b、24c、24dを炉幅方向1列に4箇所設けた(各200mm間隔)。排気口24a、24b、24c、24dの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
この列の位置からの長さLbが1500mm、長さ比(La+Lb)/Ltが57%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口24e、24f、24g、24hを炉幅方向1列に4箇所設けた(各200mm間隔)。排気口24e、24f、24g、24hの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
この列の位置からの長さLcが1500mm、入口側からの長さLdが1500mm、長さ比(La+Lb+Lc)/Ltが79%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口24i、24j、24k、24lを炉幅方向1列に4箇所設けた(各200mm間隔)。排気口24i、24j、24k、24lの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口24a、24d、24e、24h、24i、24lにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口24b、24c、24f、24g、24j、24kにおける開口率が何れも95%あった。両端側の排気口24a、24d、24e、24h、24i、24lにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口24b、24c、24f、24g、24j、24kにおける排気平均流速の比は1.02倍であった。
各排気口24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24i、24j、24k、24lの周縁に接続された接続筒26a、26b、26c、26d、26e、26f、26g、26h、26i、26j、26k、26lの高さHsは何れも150mmであった。
接続筒25a、26b、26c、26dの各上端に接続された排ガス移送メインダクト28aの断面寸法及び形状、26e、26f、26g、26hの各上端に接続された排ガス移送メインダクト28bの断面寸法及び形状、26i、26j、26k、28lの各上端に接続された排ガス移送メインダクト28cの断面寸法及び形状は何れも、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。
以上の構成の炭素化炉2において、熱分解ガスは、排気口24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24i、24j、24k、24lから接続筒26a、26b、26c、26d、26e、26f、26g、26h、26i、26j、26k、26lに入り、更に排ガス移送メインダクト28a、28b、28cを通って系外に排ガス30a、30b、30cとして排出された。
なお、その他の構成について、図1と同様である箇所には図1と同一参照符号を付してその説明を省略する。
14日間の運転後、炉22内、接続筒26a、26b、26c、26d、26e、26f、26g、26h、26i、26j、26k、26l内、及び排ガス移送メインダクト28a、28b、28c内に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は92%であった。
比較例2
図5に示す炭素化炉32を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉32において、炉32内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉32上壁の、出口側からの長さLoが2500mm、入口側からの長さLiが4500mm、長さ比Lo/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口34を1箇所設けた。排気口34の炉幅方向における長さの炉幅Lwに対する比は95%であった。
排気口34における開口率は100%であり、排気口34の周縁には接続筒36が接続され、接続筒36の上端には排ガス移送メインダクト38が接続され、この排ガス移送メインダクト38の断面寸法及び形状は、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。接続筒36も排ガス移送メインダクト38も、その断面寸法及び形状は同じであるので、接続筒36と排ガス移送メインダクト38との境界は実質的には無い。
排気口34において、各側壁6からそれぞれ炉幅方向に中央に向かって500mmの位置における排気流速は同じであって、これらの位置における排気流速に対する炉幅方向に中央の位置における排気流速の比は1.15倍であった。
以上の構成の炭素化炉32において、熱分解ガスは、排気口34から接続筒36に入り、更に排ガス移送メインダクト38を通って系外に排ガス40として排出された。
なお、その他の構成について、図1と同様である箇所には図1と同一参照符号を付してその説明を省略する。
14日間の運転後、炉32内、接続筒36内、及び排ガス移送メインダクト38内(特に炉幅方向の両端部付近)に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は88%であった。
比較例3
図6に示す炭素化炉42を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉42において、炉42内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉42上壁の、出口側からの長さLaが2500mm、長さ比La/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口44aを設けた。排気口44aの炉幅方向における長さの炉幅Lwに対する比は95%であった。
この排気口44aの位置からの長さLbが1500mm、長さ比(La+Lb)/Ltが57%の位置に100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口44bを設けた。排気口44bの炉幅方向における長さの炉幅Lwに対する比は95%であった。
この排気口44bの位置からの長さLcが1500mm、入口側からの長さLdが1500mm、長さ比(La+Lb+Lc)/Ltが79%の位置に100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口44cを設けた。排気口44cの炉幅方向における長さの炉幅Lwに対する比は95%であった。
排気口44a、44b、44cにおける開口率は何れも100%であり、排気口44a、44b、44cの周縁には、それぞれ接続筒46a、46b、46cが接続され、接続筒46a、46b、46cの上端には、それぞれ排ガス移送メインダクト48a、48b、48cが接続され、この排ガス移送メインダクト48a、48b、48cの断面寸法及び形状は何れも、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。接続筒46a、46b、46cも排ガス移送メインダクト48a、48b、48cも、その断面寸法及び形状は同じであるので、接続筒46a、46b、46cと排ガス移送メインダクト48a、48b、48cとのそれぞれ境界は実質的には無い。
排気口44a、44b、44cの何れにおいても、各側壁6からそれぞれ炉幅方向に中央に向かって500mmの位置における排気流速は同じであって、これらの位置における排気流速に対する炉幅方向に中央の位置における排気流速の比は1.15倍であった。
以上の構成の炭素化炉42において、熱分解ガスは、排気口44a、44b、44cから接続筒46a、46b、46cに入り、更に排ガス移送メインダクト48a、48b、48cを通って系外に排ガス50a、50b、50cとして排出された。
なお、その他の構成について、図1と同様である箇所には図1と同一参照符号を付してその説明を省略する。
14日間の運転後、炉42内、接続筒46a、46b、46c内、及び排ガス移送メインダクト48a、48b、48c内(特に炉幅方向の両端部付近)に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は85%であった。
比較例4
図1に示す炭素化炉2において、両端側の排気口10a、10dにおける開口率を何れも100%とし、両端側以外の排気口10b、10cにおける開口率を何れも100%とした以外は、実施例1と同様に炭素化炉を運転し、炭素繊維を製造した。
両端側の排気口10a、10dにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口10b、10cにおける排気平均流速の比は1.12倍であった。
14日間の運転後、炉2内、接続筒11a、11b、11c、11d内、及び排ガス移送メインダクト14内(特に炉幅方向の両端部付近)に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は90%であった。
比較例5
図7に示す炭素化炉51を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉51は、排気口10a、10b、10c、10dを、出口側からの長さLoが3500mm、入口側からの長さLiが3500mm、長さ比Lo/Ltが50%の位置に設けた以外は、図1に示す炭素化炉2と同様であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口10a、10dにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口10b、10cにおける開口率が95%であった。両端側の排気口10a、10dにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口10b、10cにおける排気平均流速の比は1.02倍であった。
以上の構成の炭素化炉51において、熱分解ガスは、排気口10a、10b、10c、10dから接続筒11a、11b、11c、11dに入り、更に排ガス移送メインダクト14を通って系外に排ガス16として排出された。
14日間の運転後、炉51内、接続筒11a、11b、11c、11d内、及び排ガス移送メインダクト14内(特に炉幅方向の両端部付近)に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は93%であった。
比較例6
図8に示す炭素化炉52を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉52において、炉52内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉52上壁の、出口側からの長さLaが500mm、長さ比La/Ltが7%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口54a、54b、54c、54dを炉幅方向1列に4箇所設けた(各200mm間隔)。排気口54a、54b、54c、54dの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
この列の位置からの長さLbが2500mm、長さ比(La+Lb)/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口54e、54f、54g、54hを炉幅方向1列に4箇所設けた(各200mm間隔)。排気口54e、54f、54g、54hの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口54a、54d、54e、54hにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口54b、54c、54f、54gにおける開口率が何れも95%あった。両端側の排気口54a、54d、54e、54hにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口54b、54c、54f、54gにおける排気平均流速の比は1.02倍であった。
各排気口54a、54b、54c、54d、54e、54f、54g、54hの周縁に接続された接続筒56a、56b、56c、56d、56e、56f、56g、56hの高さHsは何れも150mmであった。
接続筒56a、56b、56c、56dの各上端に接続された排ガス移送メインダクト58aの断面寸法及び形状、56e、56f、56g、56hの各上端に接続された排ガス移送メインダクト58bの断面寸法及び形状は何れも、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。
以上の構成の炭素化炉52において、熱分解ガスは、排気口54a、54b、54c、54d、54e、54f、54g、54hから接続筒56a、56b、56c、56d、56e、56f、56g、56hに入り、更に排ガス移送メインダクト58a、58bを通って系外に排ガス60a、60bとして排出された。
なお、その他の構成について、図1と同様である箇所には図1と同一参照符号を付してその説明を省略する。
14日間の運転後、炉52内、接続筒56a、56b、56c、56d、56e、56f、56g、56h内、及び排ガス移送メインダクト58a、58b内(特に炉幅方向の両端部付近)に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は93%であった。
比較例7
図9に示す炭素化炉62を用いて炭素繊維を製造した。この炭素化炉62において、炉62内空間の、幅Lw:4000mm、長さLt:7000mm、高さHf:200mmであった。
炉62上壁の、出口側からの長さLaが500mm、長さ比La/Ltが7%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口64a、64b、64cを炉幅方向1列に3箇所設けた(各200mm間隔)。排気口64a、64b、64cの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
この列の位置からの長さLbが2500mm、長さ比(La+Lb)/Ltが36%の位置に100mm(炉長方向長さ)×800mm(炉幅方向長さ)の矩形の排気口64d、64e、64fを炉幅方向1列に3箇所設けた(各200mm間隔)。排気口64d、64e、64fの炉幅方向における合計長さの炉幅Lwに対する比は80%であった。
各排気口の開口率調整後の開口率は、両端側の排気口64a、64c、64d、64fにおける開口率が何れも100%であり、両端側以外の排気口64b、64eにおける開口率が何れも95%あった。両端側の排気口64a、64c、64d、64fにおける排気平均流速に対する両端側以外の排気口64b、64eにおける排気平均流速の比は1.00倍であった。
各排気口64a、64b、64c、64d、64e、64fの周縁に接続された接続筒66a、66b、66c、66d、66e、66fの高さHsは何れも150mmであった。
接続筒66a、66b、66cの各上端に接続された排ガス移送メインダクト68aの断面寸法及び形状、66d、66e、66fの各上端に接続された排ガス移送メインダクト68bの断面寸法及び形状は何れも、100mm(炉長方向長さ)×3800mm(炉幅方向長さ)の矩形であった。
以上の構成の炭素化炉62において、熱分解ガスは、排気口64a、64b、64c、64d、64e、64fから接続筒66a、66b、66c、66d、66e、66fに入り、更に排ガス移送メインダクト68a、68bを通って系外に排ガス70a、70bとして排出された。
なお、その他の構成について、図1と同様である箇所には図1と同一参照符号を付してその説明を省略する。
14日間の運転後、炉62内、接続筒66a、66b、66c、66d、66e、66f内、及び排ガス移送メインダクト68a、68b内(特に炉幅方向の両端部付近)に、タール、シリカパウダーなどの異物付着が見られ、製品率は90%であった。
本発明の炭素化炉の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 本発明の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 本発明の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 従来の炭素化炉の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 従来の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 従来の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 従来の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 従来の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。 従来の炭素化炉の他の一例を示す概略図であり、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図であり、(C)は、その正面図である。
符号の説明
2、12、21、22、32、42、51、52、62 炭素化炉
4 前駆体繊維ストランド
6 炭素化炉の側壁
8 炭素化炉の上壁
10a、10b、10c、10d、13a、13b、13c、24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24i、24j、24k、24l、34、44a、44b、44c、54a、54b、54c、54d、54e、54f、54g、54h、64a、64b、64c、64d、64e、64f 排気口
11a、11b、11c、11d、15a、15b、15c、26a、26b、26c、26d、26e、26f、26g、26h、26i、26j、26k、26l、36、46a、46b、46c、56a、56b、56c、56d、56e、56f、56g、56h、66a、66b、66c、66d、66e、66f 接続筒
14、17、28a、28b、28c、38、48a、48b、48c、58a、58b、68a、68b 排ガス移送メインダクト
16、18、30a、30b、30c、40、50a、50b、50c、60a、60b、70a、70b 排ガス
Lt 炉全長
Lw 炉幅
Lo、La 炉の出口から排気口までの炉長方向の長さ
Li、Ld 炉の入口から排気口までの炉長方向の長さ
Lb、Lc 炉長方向の排気口間隔
Hf 炭素化炉の高さ
Hs 接続筒の高さ

Claims (2)

  1. 炉全長に対して、出口から5〜45%の範囲に、炉幅方向に3個以上の排気口を1列に形成してなり、前記排気口は流量調整弁を具備することを特徴とする炭素化炉。
  2. 炉幅方向に3個以上1列に形成された排気口であって両端側の排気口における排気平均流速に対する両端側以外の排気口における排気平均流速の比が0.90〜1.10倍である請求項1に記載の炭素化炉の運転方法。
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