JP5094931B2 - 電熱式ライタ - Google Patents

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Description

本発明は、タバコの先端に火をつけるための電熱線,電池および通電スイッチを備えて通電スイッチを介して電池から電熱線に通電する電熱式ライタに関する。
特開2005− 76929号公報 特開2008−286510号公報。
特許文献1に記載の電池式ライタは、ライタ内部にスライド部材6を備えてスライド部材と一体の操作部61を外ケースの上面側で外部に露出させて、使用者が操作部61をスライド操作することにより、スライド部材6を、通電スイッチ5の閉接を妨げる位置から閉接可の位置に退避させかつ電熱線4を覗く着火窓を露出させる。すなわち、外ケースの内部にスライド部材6を備えている。
特許文献2に記載の携帯型着火装置では、筒状の発熱体カバー15の、発熱体10が覗いた上端部が外ケースの上面側で常時外部に露出しており、外ケースの側面側で外部に露出するスイッチ釦30をスライドすると発熱体10が通電されて発熱する。
特許文献1に記載の電池式ライタは、スライダ6を備えるので、着火窓の内部の電熱線4の保護,着火使用後の高温になった着火窓部への指の不用意な接触が防止され、また、通電スイッチ5の不用意な又は誤った操作による電熱線4の意図しない発熱が防止され、ライタの安全性が高い。しかし、外ケースの内部にスライダ部材6を備えてこのスライド部材6がライタ内部で着火窓をスライド開閉するので、着火窓近辺のタバコ屑,炭化物,灰等の汚物がスライダ部材61に付着しライタ内部を汚す。これによりスライダ61がスライドしにくくなり、スライダ部材6による安全性維持が難しくなる。外ケースを分解しなければ、スライダ61およびライタ内部を清掃できないので、清掃に手間がかかる。特許文献2に記載の携帯型着火装置は、電熱線4を覗く着火窓が常時露出しスイッチ釦30をスライドすると電熱線4が発熱するので、意図しないスライドによって電熱線4が発熱するし、また、タバコに火をつけたあと、スイッチをオフにしても電熱線4およびその周りは高温であってライタ外部に露出しているので、安全性が低い。
本発明は、電熱式ライタの安全性を高くすることを第1の目的とし、電熱線の清掃を容易にすることを第2の目的とする。
(1)タバコの先端に火をつけるための電熱線(14w),電池(17)および通電スイッチ(11)を備えて該通電スイッチ(11)を介して該電池(17)から該電熱線(14w)に通電する電熱式ライタにおいて、
外ケース(5,18)の上面側に、前記電熱線(14w)を覗く先端ガイド穴(10)と前記通電スイッチ(11)を閉成操作する通電操作子(11)を露出して装備するとともに、該先端ガイド穴(10)および通電操作子(11)を被覆する上蓋(1)と、該上蓋(1)を前記先端ガイド穴(10)および通電操作子(11)が外部に露出する起立開位置に駆動する第1弾力部材(3)と、前記上蓋(1)を前記先端ガイド穴(10)および通電操作子(11)を被覆する平伏閉じ位置に拘止するロック部材(2,6)と、該ロック部材(2,6)を前記拘止する位置に強制する第2弾力部材(7)と、を備え、前記外ケースの下面側の、前記電熱線を覗く先端ガイド穴に対向する部位に、外部に貫通する覗き穴を開け、該覗き穴を着脱自在の栓部材で閉じた、ことを特徴とする電熱式ライタ。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応部材又は相当部分の符号を、参考までに付記した。以下も同様である。
使用者が、前記ロック部材(2,6)を第2弾力部材(7)の反発力に抗してアンロック位置に動かすと、第1弾力部材(3)が上蓋(1)を起立開位置に駆動するので、前記先端ガイド穴(10)および通電操作子(11)が露出する。そこで使用者が通電スイッチ(11)を閉じる(オンする)と、該通電スイッチ(11)を介して電池(17)から電熱線(14w)に電流が流れて、電熱線(14w)が赤熱する。使用者が先端ガイド穴(10)の内部にタバコの先端を向けると、電熱線(14w)が発する熱線により熱せられてタバコの先端に火がつく。使用者が、通電スイッチ(11)を開き(オフし)そして第1弾力部材(3)の反発力に抗して上蓋(1)を平伏閉じ位置に駆動すると、ロック部材(2,6)が上蓋(1)を平伏閉じ位置に拘止する。
使用しないときには、電熱線(14w)を覗く先端ガイド穴(10)と通電操作子(11)が上蓋(1)で覆われるので、不用意にあるいは誤って通電操作子(11)が操作されて電熱線(14w)が発熱する誤動作が防止される。また、タバコに火をつけた直後の熱い先端ガイド穴(10)周りが上蓋(1)でカバーされるので、使用後の安全性が高い。上蓋(1)が平伏閉じ位置から起立開位置に、またその逆に開閉するものであるので、電熱線(14w)を覗く先端ガイド穴(10)内外のタバコ屑,炭化物,灰等の汚物によって上蓋(1)の開閉動作が阻害されることはない。
栓部材(19)を取り外すと、電熱線(14w)の裏側を該覗き穴(18b)を通して覗くことができ、外ケース(5,18)の上面側から先端ガイド穴(10)に空気を吹き込んで電熱線(14w)の表側の汚物を覗き穴(18b)を通して外ケース(5,18)の下面側の外部に吹き飛ばすことができる。また、外ケース(5,18)の下面側から覗き穴(18b)の内部に空気を吹き込んで電熱線(14w)の裏側の汚物を先端ガイド穴(10)を通して外ケース(5,18)の上面側の外部に吹き飛ばすことができる。よって、電熱線(12)のクリーニングが容易である。
)前記電熱線(14w)は、表裏間を貫通する通口がある耐熱基板(14)に、該通口を横切る折返し形状で装着した上記(1)に記載の電熱式ライタ。これによれば、電熱線(14w)に付着した汚物の除去が容易である。
)上蓋(1)は、その一端で外ケース(5,18)の一端にヒンジ結合しており、前記第1弾力部材(3)は上蓋(1)と外ケース(5,18)に係合し外ケース(5,18)に対して上蓋(1)を起立開位置に回動強制する捩りコイルばね(3)であり、上蓋(1)が平伏閉じ位置に回動すると上蓋(1)の他端が前記ロック部材(2,6)に係合し、第2弾力部材(7)は、前記ロック部材(2,6)を上蓋(1)の前記他端が係合するロック位置に駆動する圧縮コイルスプリングである、上記(1)又は(2)に記載の電熱式ライタ。
)前記通電スイッチ(11)は前記ロック部材(2,6)の近くにあって、前記電熱線(14w)を覗く先端ガイド穴(10)は、外ケース(5,8)の前記一端の近くにある、上記()に記載の電熱式ライタ。これによれば、使用者がロック部材(2,6)をアンロック位置に駆動すると、上蓋(1)が外ケース(5,8)の前記一端のヒンジを中心に起立回動し、使用者の指の近くに通電スイッチ(11)の操作部が現れ、該ヒンジの近くに電熱線(14w)を覗く先端ガイド穴(10)が現れる。使用者が通電スイッチ(11)を閉(オン)にすると電熱線(14w)が発熱し、先端ガイド穴(10)の内方にタバコの先端を差し込むと、先端面が熱線によって焼かれて発火する。通電スイッチ(11)がロック部材(2,6)の近くにあり、先端ガイド穴(10)はロック部材(2,6)から離れた位置にあるので、容易かつ確実にスイッチ操作することができしかも先端ガイド穴(10)に対するタバコ先端の位置決めを容易かつ確実にすることができる。
)前記上蓋(1)の開位置に起立する運動によってスイッチ閉(オン)に、閉じ位置に平伏する運動によってスイッチ開(オフ)に切換えられる上蓋スイッチ(15)を、前記電熱線(14w)への給電路に介挿した、上記(1)乃至()のいずれか1つに記載の電熱式ライタ。これによれば、上蓋(1)が平伏閉じ位置にあるとき上蓋スイッチ(15)によって電熱線(14w)への給電路が遮断されているので、仮に通電スイッチ(11)が故障して常時閉(オン)になっても、上蓋1が閉じられていれば電熱線(14w)が発熱することはない。また通電スイッチ(11)は正常であるが、上蓋(1)が異物を噛み込んで閉じて、この異物によって通電スイッチ(11)が閉(オン)操作状態になった場合でも、上蓋スイッチ(15)が開(オフ)であるので、電熱線(14w)には電流は流れない。
)前記電池(17)は充電が可能なバッテリであって、該バッテリを充電する電流を受け入れるコネクタ(9c)および該コネクタ(9c)の受電側端面を被覆するカバー(8)を備える上記(1)乃至()のいずれか1つに記載の電熱式ライタ。これによれば、バッテリの再充電を繰り返して長期に電熱式ライタを使用することができる。
)外ケース(5,8)は、上ケース(5)と下ケース(8)を含み、下ケースに電池(17)が収納され、上ケース(5)には前記上蓋(1)が平伏により嵌り込む窪みがあって該窪みの底面部に前記通電スイッチ(11)の操作釦と先端ガイド穴(10)がある、上記(1)乃至()のいずれか1つに記載の電熱式ライタ。
)前記電池(17)と上ケース(5)の間に、はめ合わせ接触により電気接続を行う電気回路板(9)が介挿され、該電気回路板(9)の電気導体に、前記電池(17),電熱線(14w)および通電スイッチ(11)を電気接続した、上記()に記載の電熱式ライタ。
)前記電池(17)は充電が可能なバッテリであって、該バッテリを充電する電流を受け入れるコネクタ(9c)を、前記電気回路板(9)の端部に装備した、上記()に記載の電熱式ライタ。
本発明の1実施例の電熱式ライタの外観を示し、(a)は平面図、(b)は背面図である。 上蓋1を図1に示す平伏閉じ位置から開位置に起立させた状態を示す平面図である。 上蓋1を図1に示す平伏閉じ位置から開位置に起立させた状態を示す斜視図である。 図1に示す電熱式ライタの部品配置の概要を示す斜視図である。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に示す電熱式ライタの外ケースの半体である上ケース5の上端部には、上蓋1の一端部がヒンジ結合しており、ロック部材の操作部であるロック釦2を上ケース5の下端部方向にスライド駆動すると、ロック部材のスライドブロック6(図4)が、上蓋1の他端部(自由端)の係合突起から外れて、上蓋1が、ヒンジ部の第1弾力部材である捩りコイルばね3(図2)の反発力によって上向き回動駆動されて、図2,図3に示す起立開位置に開く。
上ケース5の上面には、上蓋1がすっぽり嵌まり込んで上蓋1によって閉じられる窪みがあり、この窪みの底の平面部の、上記ヒンジ部の近くには、先端ガイド10がある。先端ガイド10には、上方が大径で下方が小径で内面が球面形状の先端ガイド穴があり、上蓋1が図2,図3に示すように開いているときには、使用者が保持したタバコの先端をガイド穴の下方の小径開口に案内する。該小径開口の下方には、電熱線14wがある。ロック釦2の近くには、通電スイッチ11がありその操作釦が上記窪みの底の平面部から上方に僅かに突出している。上蓋1には、それが閉じるとき操作釦に対向する位置に、操作釦が侵入できる有底丸穴があり、上蓋1の閉によっては操作釦は押されない。すなわち閉(オン)に駆動されない。また、前記窪みの底の平面の下側から該平面の上方に、上蓋スイッチ15の操作ピン(絶縁体ピン)が突出しており、図1の(a)に示すように上蓋1が閉じているときには、該操作ピンが上蓋1で押下されて上蓋スイッチ15は開(オフ)である。上蓋1が図2,図3に示すように開くと、スイッチばね16(本例では圧縮コイルスプリング)の反発力で操作ピンの下端が固着された導電体スリーブが押し上げられて上蓋スイッチ15が閉(オン)に切換る。
図2,図3に示す起立開位置に上蓋1が開いているとき、使用者が通電スイッチ11の操作釦を押すと、通電スイッチ11が開(オフ)から閉(オン)に切換り、充電可能なバッテリ17から、通電スイッチ11および上蓋スイッチ15を介して、電熱線14wに電流が流れて電熱線14wが発熱する。使用者がタバコの先端を先端ガイド10の先端ガイド穴の内部空間に差し込むと、ガイド穴の下方の小径開口よりも紙巻タバコが太径であるので、該小径開口の僅か上方にタバコの先端がとどまり、タバコの先端面が、電熱線14wの発熱による熱線(輻射)で焼かれ、発火する。すなわちタバコに火がつく。
使用者が通電スイッチ11の操作釦の押下を止めると、通電スイッチ11が開(オフ)戻って、電熱線14wの通電が止まり、電熱線14wの温度が低下する。使用者が上蓋1を閉じると、上蓋1によって上蓋スイッチ15が開(オフ)に切換えられ、上蓋1の自由端がロック部材のスライドブロック6(図4)の先端に係合し、スライドブロック6が、上蓋1の先端(自由端)をロックする。ロック状態が、図1の(a)に示すものである。
図4には、図1〜図3に示す電熱式ライタの、部品配置の概要を示す。このライタの外ケースは、上半体である上ケース5と下半体である下ケース18で構成されている。下ケース18に、バッテリ収納空間と、覗き穴18bが開いたスリーブ18aがある。このスリーブ18aは、図1〜図3に示す組み立て済製品では、電熱線14wを装着した電熱基板14の裏側に位置する。スリーブ18aの覗き穴18bは雌ねじ穴であり、組み立て済製品ではこの雌ねじ穴に閉止ねじ19が下ケース18の裏面からねじ込まれて図1の(b)に示すように覗き穴18bを閉じているが、閉止ねじ19を取り外して覗き穴18bを通して、電熱線14wをその裏側から点検あるいはクリーニングすることができる。上蓋1を開けば、先端ガイド10の先端ガイド穴を通して電熱線14wをその表側から点検あるいはクリーニングすることができる。
電熱線14wは、横格子状に通口が開いた耐熱絶縁基板14に、通口間横木を横切る(直交する)折返し形状で装着したものであり、各通口は耐熱基板14をその厚み方向に貫通している。組み立て済製品では、耐熱絶縁基板14には、電熱線14wに対向する領域を丸穴(開口)とした耐熱絶縁スペーサ13および耐熱絶縁体製の火口板12を介挿して先端ガイド10が装着されている。このように先端ガイド10を装着した耐熱絶縁基板14は、電気回路板9に、嵌め合わせ接触により電気接続されている。覗き穴18bから閉止ねじ19を取り外し、上蓋1を開けて、先端ガイド10の先端ガイド穴から覗き穴18bに向けて、次いで覗き穴18bから先端ガイド穴に向けて、高速空気流を通流(エアーパージ)することにより、容易に電熱線14wをクリーニングすることができる。
上蓋1は、その一端で上ケース5の先端にピン4で、それを中心に回動可に装着されている。すなわち上ケース5にヒンジ結合している。ピン4は、第1弾力部材であるヒンジばね3(本例では捩りコイルばね)を貫通している。捩りコイルばね3の一端は上ケース14wに、他端は上蓋1に係合している。捩りコイルばね3は、上ケース5に対して上蓋1を、上ケース5から起立する方向に回動強制する。上蓋1を閉じているときには、上蓋1の先端(自由端)がロック部材のスライドブロック6に係合しており、これが上蓋1の開(起立回動)を妨げるが、使用者が、スライドブロック6に一体結合したロック釦2を上蓋1から離れる方向に引くと、スライドブロック6が上蓋1から外れ、捩りコイルばね3の反発力によって上蓋1が起立回動駆動されて図2,図3に示すように開く。
バッテリ17と上ケース5の間に、はめ合わせ接触により電気接続を行う電気回路板9が介挿され、該電気回路板9の電気導体に、コネクタ9c,バッテリ17,電熱線14wおよび通電スイッチ(11)が機械的なはめ合せにより電気接続されている。この嵌め合わせ接続は、はんだ接続に代わるものであり、廃棄時の環境問題を避けるために採用した。
電気回路板9の電熱基板14を配置する部位には丸穴(開口)が開いており、この丸穴に下ケース18のスリーブ18aの上端部が入って、電気回路板9に接続した電熱基板14の直下にスリーブ18aの覗き穴18bが位置する。耐熱スペーサ13および火口板12を介して電熱基板14に装着した先端ガイド10は、上ケース5の先端部(ヒンジ部)近くの丸穴に進入して、上ケース5の、上蓋1によって閉じられる窪みの底面と同等の高さである。通電スイッチ11の押し釦は、該窪みの底面の後端部(ロック釦2の近く)で該底面より上方に突出している。この押し釦の上蓋1による押下は防ぐために、上蓋1の押し釦対向位置には、有底丸穴が開いている(図3)。上ケース5の尾端にはコネクタ9cが覗く開口と、該開口を閉じるコネクタカバー8がある。使用者はコネクタカバー8を開いてコネクタ9cに充電器を接続してバッテリ17を充電することができる。
電気回路板9の先端部には、上蓋スイッチ15の絶縁体製の操作ピンが貫通するピン穴があり、上ケース5の前記窪みの底面にも該ピン穴に整合するピン穴があって、上蓋スイッチ15の操作ピンがこれらのピン穴を貫通して前記窪みの底面より上方に突出している。上蓋スイッチ15の該操作ピンの下端部は太径の金属(導電体)スリーブがあり、この金属スリーブが、下ケースで下支えされたスイッチばね16(本例では圧縮コイルスプリング)で、電気回路板9の下側で、該回路板9の一対のスイッチ導体に接触する上方向に強制されている。すなわち、該一対のスイッチ導体の間を電気接続(オン)する上方向に、ばね加圧されている。
図1の(a)に示すように上蓋1が閉じていると、それによって上蓋スイッチ15の操作ピンが押し下げられて金属スリーブが電気回路板9の一対のスイッチ導体から離れており、上蓋スイッチ15は開(オフ)であるが、上蓋1が図2,図3に示すように開くと、操作ピンを押さえる力がなくなるので、スイッチばね16の反発力で金属スリーブが押し上げられて一対のスイッチ導体に接触し上蓋スイッチ15は閉(オン)に切換る。通電スイッチ11と該上蓋スイッチ15との直列接続回路を通して電熱線14wがバッテリ17から通電されるので、仮に通電スイッチ11が故障して常時閉(オン)になっても、上蓋スイッチ15が開いていれば(上蓋1が閉じていれば)電熱線14wが発熱することはない。また仮に異物を噛み込んで上蓋1が閉じられ通電スイッチ11が閉じても、上蓋スイッチ15が開いているので、電熱線14wは通電されない。
1:上蓋
2:ロック釦
3:ヒンジばね
4:ピン
5:上ケース
6:スライドブロック
7:スライドばね
8:コネクタカバー
9:電気回路基板
9c:コネクタ
10:先端ガイド
11:通電スイッチ
12:火口板
13:耐熱スペーサ
14:電熱基板
14w:電熱線
15:上蓋スイッチ
16:スイッチばね
17:バッテリ
18:下ケース
18a:スリーブ
18b:覗き穴
19:閉止ねじ

Claims (9)

  1. タバコの先端に火をつけるための電熱線,電池および通電スイッチを備えて該通電スイッチを介して該電池から該電熱線に通電する電熱式ライタにおいて、
    外ケースの上面側に、前記電熱線を覗く先端ガイド穴と前記通電スイッチを閉成操作する通電操作子を露出して装備するとともに、該先端ガイド穴および通電操作子を被覆する上蓋と、該上蓋を前記先端ガイド穴および通電操作子が外部に露出する起立開位置に駆動する第1弾力部材と、前記上蓋を前記先端ガイド穴および通電操作子を被覆する平伏閉じ位置に拘止するロック部材と、該ロック部材を前記拘止する位置に強制する第2弾力部材と、を備え、前記外ケースの下面側の、前記電熱線を覗く先端ガイド穴に対向する部位に、外部に貫通する覗き穴を開け、該覗き穴を着脱自在の栓部材で閉じた、ことを特徴とする電熱式ライタ。
  2. 前記電熱線は、表裏間を貫通する通口がある耐熱基板に、該通口を横切る折返し形状で装着した請求項1に記載の電熱式ライタ。
  3. 上蓋は、その一端で外ケースの一端にヒンジ結合しており、前記第1弾力部材は上蓋と外ケースに係合し外ケースに対して上蓋を起立開位置に回動強制する捩りコイルばねであり、上蓋が平伏閉じ位置に回動すると上蓋の他端が前記ロック部材に係合し、第2弾力部材は、前記ロック部材を上蓋の前記他端が係合するロック位置に駆動する圧縮コイルスプリングである、請求項1又は2に記載の電熱式ライタ。
  4. 前記通電スイッチは前記ロック部材の近くにあって、前記電熱線を覗く先端ガイド穴は、外ケースの前記一端の近くにある、請求項に記載の電熱式ライタ。
  5. 前記上蓋の開位置に起立する運動によってスイッチ閉に、閉じ位置に平伏する運動によってスイッチ開に切換えられる上蓋スイッチを、前記電熱線への給電路に介挿した、請求項1乃至のいずれか1つに記載の電熱式ライタ。
  6. 前記電池は充電が可能なバッテリであって、該バッテリを充電する電流を受け入れるコネクタおよび該コネクタの受電側端面を被覆するカバーを備える請求項1乃至のいずれか1つに記載の電熱式ライタ。
  7. 外ケースは、上ケースと下ケースを含み、下ケースに電池が収納され、上ケースには前記上蓋が平伏により嵌り込む窪みがあって該窪みの底面部に前記通電スイッチの操作釦と先端ガイド穴がある、請求項1乃至のいずれか1つに記載の電熱式ライタ。
  8. 前記電池と上ケースの間に、はめ合わせ接触により電気接続を行う電気回路板が介挿され、該電気回路板の電気導体に、前記電池,電熱線および通電スイッチを電気接続した、請求項に記載の電熱式ライタ。
  9. 前記電池は充電が可能なバッテリであって、該バッテリを充電する電流を受け入れるコネクタを、前記電気回路板の端部に装備した、請求項に記載の電熱式ライタ。
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