JP5094530B2 - X線検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置を備えるX線検査システムに関するものである。
固体撮像装置として、CMOS技術を用いたものが知られており、その中でもパッシブピクセルセンサ(PPS: Passive Pixel Sensor)方式のものが知られている。PPS方式の固体撮像装置は、入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードを含むPPS型の画素部がM行N列に2次元配列された受光部を備え、各画素部において光入射に応じてフォトダイオードで発生した電荷を積分回路において容量素子に蓄積し、その蓄積電荷量に応じた電圧値を出力するものである。
一般に、各列のM個の画素部それぞれの出力端は、その列に対応して設けられている読出用配線を介して、その列に対応して設けられている積分回路の入力端と接続されている。そして、第1行から第M行まで順次に行毎に、画素部のフォトダイオードで発生した電荷は、対応する読出用配線を通って、対応する積分回路に入力されて、その積分回路から電荷量に応じた電圧値が出力される。
PPS方式の固体撮像装置は、様々な用途で用いられ、例えば、シンチレータ部と組み合わされてX線フラットパネルとして医療用途や工業用途でも用いられ、更に具体的にはX線CT装置やマイクロフォーカスX線検査装置等においても用いられる。特許文献1に開示されたX線検査システムは、X線発生装置から出力されて検査対象物を透過したX線を固体撮像装置により撮像して該検査対象物を検査するシステムであって、検査対象物を透過したX線を固体撮像装置により複数種類の撮像モードで撮像することが可能であるとされている。これら複数種類の撮像モードの間では、受光部における撮像領域が互いに異なる。
国際公開第2006/109808号パンフレット
特許文献1には、固体撮像装置の受光部における撮像領域を撮像モードによって異ならせる旨の記載があるものの、固体撮像装置の構成や動作については何ら開示がない。しかし、本発明者は、固体撮像装置の構成や動作によっては該固体撮像装置が複数種類の撮像モードの何れかにおいて好適な動作をすることができない場合があるという問題点が存在することを見出した。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、複数種類の撮像モードそれぞれにおいて好適な動作をすることができる固体撮像装置を備えるX線検査システムを提供することを目的とする。
本発明に係るX線検査システムは、固体撮像装置とX線発生装置とを備え、X線発生装置から出力されて検査対象物を透過したX線を固体撮像装置により撮像して該検査対象物を検査するX線検査システムである。固体撮像装置は、(1) 入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと、このフォトダイオードと接続された読出用スイッチと、を各々含むM×N個の画素部P1,1〜PM,NがM行N列に2次元配列された受光部と、(2) 受光部における第n列のM個の画素部P1,n〜PM,nそれぞれの読出用スイッチと接続され、M個の画素部P1,n〜PM,nのうちの何れかの画素部のフォトダイオードで発生した電荷を、該画素部の読出用スイッチを介して読み出す読出用配線LO,nと、(3) 読出用配線LO,1〜LO,Nそれぞれと接続され、読出用配線LO,nを経て入力された電荷の量に応じた電圧値を保持し、その保持した電圧値を順次に出力する信号読出部と、(4) 受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれの読出用スイッチの開閉動作を制御するとともに、信号読出部における電圧値の出力動作を制御して、受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部から出力させる制御部と、を備えことを特徴とする。さらに、制御部は、(a) 第1撮像モードのときに、受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部から出力させ、(b) 第2撮像モードのときに、受光部における連続する の特定範囲に含まれる各画素部Pm,nのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部から出力させ、(c) 第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときに、信号読出部から出力される電圧値に基づくフレームデータにおける読出し画素ピッチを小さくし、単位時間当たりに出力されるフレームデータの個数であるフレームレートを速くし、信号読出部における入力電荷量に対する出力電圧値の比であるゲインを大きくする、ことを特徴とする。さらに、固体撮像装置およびX線発生装置が対向した状態で検査対象物の周りに旋回が可能であり、または、固体撮像装置が検査対象物に対して直線変位が可能であり、その旋回または直線変位の際の固体撮像装置の移動方向に対して第2撮像モードのときの受光部における特定範囲の長手方向が垂直になるように配置されていることを特徴とする。ただし、M,Nは2以上の整数であり、MはM未満の整数であり、mは1以上M以下の整数であり、nは1以上N以下の整数である。
本発明に係るX線検査システムの固体撮像装置では、制御部による制御の下、各画素部Pm,nにおいてフォトダイオードへの光入射に応じて発生した電荷は、該画素部の読出用スイッチが閉じているときに、その読出用スイッチおよび読出用配線LO,nを通って信号読出部に入力される。信号読出部では、入力電荷量に応じた電圧値が出力される。この固体撮像装置は、第1撮像モードおよび第2撮像モードを有している。制御部による制御の下、第1撮像モードのときには、受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値が信号読出部から出力される。一方、第2撮像モードのときには、受光部における連続するM行またはN列の特定範囲に含まれる各画素部Pm,nのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値が信号読出部から出力される。さらに、第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときに、読出し画素ピッチが小さくされ、フレームレートが速くされ、信号読出部における入力電荷量に対する出力電圧値の比であるゲインが大きくされる。
本発明に係るX線検査システムの固体撮像装置では、制御部は、第2撮像モードのときに、受光部におけるM行のうち信号読出部に最も近い行から順に数えてM行の範囲を上記特定範囲として、この特定範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部から出力させるのが好適である。
本発明に係るX線検査システムの固体撮像装置は、受光部における上記特定範囲と、この特定範囲を除く他の範囲との間に、各読出用配線LO,n上に設けられた切離用スイッチを更に備え、制御部は、第1撮像モードのときに切離用スイッチを閉じ、第2撮像モードのときに切離用スイッチを開くのが好適である。
本発明に係るX線検査システムの固体撮像装置は、第2撮像モードのときに受光部における上記特定範囲を除く他の範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードの接合容量部を放電する放電手段を備えるのが好適である。
本発明に係るX線検査システムの固体撮像装置は、受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nを覆うように設けられるシンチレータ部を更に備えるのが好適である。
また、本発明に係るX線検査システムでは、X線発生装置が、第1出力モードのときに所定の拡がり角でX線を出力し、第2出力モードのときに前記の所定の拡がり角より狭い拡がり角でX線を出力し、X線発生装置が第1出力モードでX線を出力するときに固体撮像装置が第1撮像モードで動作し、X線発生装置が第2出力モードでX線を出力するときに固体撮像装置が第2撮像モードで動作するのが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置は、複数種類の撮像モードそれぞれにおいて好適な動作をすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
先ず、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aについて説明する。図1は、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの構成を示す図である。この図に示される固体撮像装置1Aは、受光部10A,信号読出部20,AD変換部30および制御部40Aを備える。また、X線検出用として用いられる場合には、固体撮像装置1Aの受光部10Aを覆うようにシンチレータ部が設けられる。
受光部10Aは、M×N個の画素部P1,1〜PM,NがM行N列に2次元配列されたものである。画素部Pm,nは第m行第n列に位置する。各画素部Pm,nは例えば100μmピッチで配列されている。ここで、M,Nそれぞれは2以上の整数であり、mは1以上M以下の各整数であり、nは1以上N以下の各整数である。各画素部Pm,nは、PPS方式のものであって、共通の構成を有している。
なお、受光部10Aは、M行N列に2次元配列されたM×N個の画素部P1,1〜PM,Nの周囲に、フォトダイオードを含む画素部を有する場合がある。しかし、これら周囲の画素部は、信号読出部20等へのX線の入射を防止する遮蔽部により覆われていて、光が入射せず電荷が発生しないので、撮像には寄与しない。受光部10Aは、撮像の為の有効な画素部として少なくともM行N列に2次元配列されたM×N個の画素部P1,1〜PM,Nを含む。
第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれは、第m行選択用配線LV,mにより制御部40Aと接続されている。第n列のM個の画素部P1,n〜PM,nそれぞれの出力端は、第n列読出用配線LO,nにより、信号読出部20の積分回路Sと接続されている。
信号読出部20は、N個の積分回路S〜SおよびN個の保持回路H〜Hを含む。各積分回路Sは共通の構成を有している。また、各保持回路Hは共通の構成を有している。
各積分回路Sは、読出用配線LO,nと接続された入力端を有し、この入力端に入力された電荷を蓄積して、その蓄積電荷量に応じた電圧値を出力端から保持回路Hへ出力する。N個の積分回路S〜Sそれぞれは、リセット用配線Lにより制御部40Aと接続され、また、ゲイン設定用配線Lにより制御部40Aと接続されている。
各保持回路Hは、積分回路Sの出力端と接続された入力端を有し、この入力端に入力される電圧値を保持し、その保持した電圧値を出力端から電圧出力用配線Loutへ出力する。N個の保持回路H〜Hそれぞれは、保持用配線Lにより制御部40Aと接続されている。また、各保持回路Hは、第n列選択用配線LH,nにより制御部40Aと接続されている。
AD変換部30は、N個の保持回路H〜Hそれぞれから電圧出力用配線Loutへ出力される電圧値を入力し、その入力した電圧値(アナログ値)に対してAD変換処理して、その入力電圧値に応じたデジタル値を出力する。
制御部40Aは、第m行選択制御信号Vsel(m)を第m行選択用配線LV,mへ出力して、この第m行選択制御信号Vsel(m)を第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれに与える。M個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M)は順次に有意値とされる。制御部40Aは、M個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M)を順次に有意値として出力するためにシフトレジスタを含む。
制御部40Aは、第n列選択制御信号Hsel(n)を第n列選択用配線LH,nへ出力して、この第n列選択制御信号Hsel(n)を保持回路Hに与える。N個の列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)も順次に有意値とされる。制御部40Aは、N個の列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)を順次に有意値として出力するためにシフトレジスタを含む。
また、制御部40Aは、リセット制御信号Resetをリセット用配線Lへ出力して、このリセット制御信号ResetをN個の積分回路S〜Sそれぞれに与える。制御部40Aは、ゲイン設定信号Gainをゲイン設定用配線Lへ出力して、このゲイン設定信号GainをN個の積分回路S〜Sそれぞれに与える。制御部40Aは、保持制御信号Holdを保持用配線Lへ出力して、この保持制御信号HoldをN個の保持回路H〜Hそれぞれに与える。さらに、制御部40Aは、図示してはいないが、AD変換部30におけるAD変換処理をも制御する。
制御部40Aは、以上のように、受光部10AにおけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれの読出用スイッチSWの開閉動作を制御するとともに、信号読出部20における電圧値の保持動作および出力動作を制御する。これにより、制御部40Aは、受光部10AにおけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値をフレームデータとして信号読出部20から繰り返し出力させる。
図2は、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの断面を示す図である。固体撮像装置1Aは、平板状の基材2に半導体基板3が貼り付けられ、半導体基板3の上にシンチレータ部4が設けられている。半導体基板3の主面上には、画素部Pm,nが配列された受光部10A,信号読出部20,AD変換部30および制御部40Aが形成されて集積化されており、また、信号入出力や電力供給の為のボンディングパッド50が形成されている。シンチレータ部4は、受光部10AにおけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nを覆うように設けられている。シンチレータ部4は、半導体基板3上に蒸着により設けられていてもよい。なお、信号読出部20,AD変換部30および制御部40Aのそれぞれは、受光部10Aが集積化される半導体基板3に集積化せず、これとは別の半導体基板に集積化する構成でもあってよい。
図3は、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの画素部Pm,n,積分回路Sおよび保持回路Hそれぞれの回路図である。ここでは、M×N個の画素部P1,1〜PM,Nを代表して画素部Pm,nの回路図を示し、N個の積分回路S〜Sを代表して積分回路Sの回路図を示し、また、N個の保持回路H〜Hを代表して保持回路Hの回路図を示す。すなわち、第m行第n列の画素部Pm,nおよび第n列読出用配線LO,nに関連する回路部分を示す。
画素部Pm,nは、フォトダイオードPDおよび読出用スイッチSWを含む。フォトダイオードPDのアノード端子は接地され、フォトダイオードPDのカソード端子は読出用スイッチSWを介して第n列読出用配線LO,nと接続されている。フォトダイオードPDは、入射光強度に応じた量の電荷を発生し、その発生した電荷を接合容量部に蓄積する。読出用スイッチSWは、制御部40Aから第m行選択用配線LV,mを通った第m行選択制御信号Vsel(m)が与えられる。第m行選択制御信号Vsel(m)は、受光部10Aにおける第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの読出用スイッチSWの開閉動作を指示するものである。
この画素部Pm,nでは、第m行選択制御信号Vsel(m)がローレベルであるときに、読出用スイッチSWが開いて、フォトダイオードPDで発生した電荷は、第n列読出用配線LO,nへ出力されることなく、接合容量部に蓄積される。一方、第m行選択制御信号Vsel(m)がハイレベルであるときに、読出用スイッチSWが閉じて、それまでフォトダイオードPDで発生して接合容量部に蓄積されていた電荷は、読出用スイッチSWを経て、第n列読出用配線LO,nへ出力される。
第n列読出用配線LO,nは、受光部10Aにおける第n列のM個の画素部P1,n〜PM,nそれぞれの読出用スイッチSWと接続されている。第n列読出用配線LO,nは、M個の画素部P1,n〜PM,nのうちの何れかの画素部のフォトダイオードPDで発生した電荷を、該画素部の読出用スイッチSWを介して読み出して、積分回路Sへ転送する。
積分回路Sは、アンプA,積分用容量素子C21,積分用容量素子C22,放電用スイッチSW21およびゲイン設定用スイッチSW22を含む。積分用容量素子C21および放電用スイッチSW21は、互いに並列的に接続されて、アンプAの入力端子と出力端子との間に設けられている。また、積分用容量素子C22およびゲイン設定用スイッチSW22は、互いに直列的に接続されて、ゲイン設定用スイッチSW22がアンプAの入力端子側に接続されるようにアンプAの入力端子と出力端子との間に設けられている。アンプAの入力端子は、第n列読出用配線LO,nと接続されている。
放電用スイッチSW21は、制御部40Aからリセット用配線Lを経たリセット制御信号Resetが与えられる。リセット制御信号Resetは、N個の積分回路S〜Sそれぞれの放電用スイッチSW21の開閉動作を指示するものである。ゲイン設定用スイッチSW22は、制御部40Aからゲイン設定用配線Lを経たゲイン設定信号Gainが与えられる。ゲイン設定信号Gainは、N個の積分回路S〜Sそれぞれのゲイン設定用スイッチSW22の開閉動作を指示するものである。
この積分回路Sでは、積分用容量素子C21,C22およびゲイン設定用スイッチSW22は、容量値が可変である帰還容量部を構成している。すなわち、ゲイン設定信号Gainがローレベルであってゲイン設定用スイッチSW22が開いているときには、帰還容量部の容量値は積分用容量素子C21の容量値と等しい。一方、ゲイン設定信号Gainがハイレベルであってゲイン設定用スイッチSW22が閉じているときには、帰還容量部の容量値は、積分用容量素子C21,C22それぞれの容量値の和と等しい。リセット制御信号Resetがハイレベルであるときに、放電用スイッチSW21が閉じて、帰還容量部が放電され、積分回路Sから出力される電圧値が初期化される。一方、リセット制御信号Resetがローレベルであるときに、放電用スイッチSW21が開いて、入力端に入力された電荷が帰還容量部に蓄積され、その蓄積電荷量に応じた電圧値が積分回路Sから出力される。
保持回路Hは、入力用スイッチSW31,出力用スイッチSW32および保持用容量素子Cを含む。保持用容量素子Cの一端は接地されている。保持用容量素子Cの他端は、入力用スイッチSW31を介して積分回路Sの出力端と接続され、出力用スイッチSW32を介して電圧出力用配線Loutと接続されている。入力用スイッチSW31は、制御部40Aから保持用配線Lを通った保持制御信号Holdが与えられる。保持制御信号Holdは、N個の保持回路H〜Hそれぞれの入力用スイッチSW31の開閉動作を指示するものである。出力用スイッチSW32は、制御部40Aから第n列選択用配線LH,nを通った第n列選択制御信号Hsel(n)が与えられる。第n列選択制御信号Hsel(n)は、保持回路Hの出力用スイッチSW32の開閉動作を指示するものである。
この保持回路Hでは、保持制御信号Holdがハイレベルからローレベルに転じると、入力用スイッチSW31が閉状態から開状態に転じて、そのときに入力端に入力されている電圧値が保持用容量素子Cに保持される。また、第n列選択制御信号Hsel(n)がハイレベルであるときに、出力用スイッチSW32が閉じて、保持用容量素子Cに保持されている電圧値が電圧出力用配線Loutへ出力される。
制御部40Aは、受光部10Aにおける第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの受光強度に応じた電圧値を出力するに際して、リセット制御信号Resetにより、N個の積分回路S〜Sそれぞれの放電用スイッチSW21を一旦閉じた後に開くよう指示した後、第m行選択制御信号Vsel(m)により、受光部10Aにおける第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの読出用スイッチSWを所定期間に亘り閉じるよう指示する。制御部40Aは、その所定期間に、保持制御信号Holdにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれの入力用スイッチSW31を閉状態から開状態に転じるよう指示する。そして、制御部40Aは、その所定期間の後に、列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)により、N個の保持回路H〜Hそれぞれの出力用スイッチSW32を順次に一定期間だけ閉じるよう指示する。制御部40Aは、以上のような制御を各行について順次に行う。
特に本実施形態に係る固体撮像装置1Aは、第1撮像モードおよび第2撮像モードを有する。第1撮像モードと第2撮像モードとの間では、受光部10Aにおける撮像領域が互いに異なる。制御部40Aは、第1撮像モードのときに、受光部10AにおけるM×N個の画素部P1,1〜PM,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から出力させる。また、制御部40Aは、第2撮像モードのときに、受光部10Aにおける連続するM行またはN列の特定範囲に含まれる各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から出力させる。なお、MはM未満の整数であり、NはN未満の整数である。
制御部40Aは、第2撮像モードのときに、受光部10Aにおける連続するM行の範囲を上記特定範囲とするのが好ましく、さらに、受光部10AにおけるM行のうち信号読出部20に最も近い行から順に数えてM行の範囲を上記特定範囲とするのが好ましい。すなわち、図1に示されるように受光部10Aにおいて信号読出部20に最も近い行が第1行となっている場合に、制御部40Aは、第2撮像モードのときに、受光部10Aにおける第1行から第M行までの範囲を上記特定範囲として、この特定範囲(第1行〜第M行)の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から出力させるのが好ましい。このようにすることにより、第n列読出用配線LO,nが断線している場合であっても、第2撮像モードのときに、上記特定範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から正常に出力させることができる確率が高くなる。
また、制御部40Aは、第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときに、信号読出部20から出力される電圧値に基づくフレームデータにおける読出し画素ピッチを小さくし、単位時間当たりに出力されるフレームデータの個数であるフレームレートを速くし、信号読出部20における入力電荷量に対する出力電圧値の比であるゲインを大きくする。
例えば、特許文献1に開示されたX線検査システムにおいて本実施形態に係る固体撮像装置1Aが用いられ、このX線検査システムが歯科用に用いられる場合を想定すると、以下のとおりである。このとき、第1撮像モードは、特許文献1に記載されたCT撮影モードに相当し、第2撮像モードは、特許文献1に記載されたパノラマモードまたはセファロモードに相当する。第1撮像モードのとき、画素ピッチは200μmであり、フレームレートは30F/sである。一方、第2撮像モードのとき、画素ピッチは100μmであり、フレームレートは300F/sである。
このように、第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときには、画素ピッチが小さく、フレームレートが速い。したがって、第1撮像モードのときには、第2撮像モードのときより画素ピッチを大きくするために、ビニング読出しをする必要がある。また、第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときには、各フレームデータの各画素が受ける光の量は少ない。
そこで、制御部40Aは、信号読出部20における入力電荷量に対する出力電圧値の比であるゲインを、第1撮像モードと第2撮像モードとで異ならせる。すなわち、図3に示されるように各積分回路Sが構成される場合に、制御部40Aは、ゲイン設定信号Gainによりゲイン設定用スイッチSW22を開閉制御することにより、各積分回路Sの帰還容量部の容量値を適宜設定して、第1撮像モードと第2撮像モードとでゲインを異ならせる。
より具体的には、第1撮像モードのときに、ゲイン設定用スイッチSW22を閉じることにより、帰還容量部の容量値を積分用容量素子C21および積分用容量素子C22の各容量値の和に等しくする。その一方で、第2撮像モードのときに、ゲイン設定用スイッチSW22を開くことにより、帰還容量部の容量値を積分用容量素子C21の容量値に等しくする。このようにすることで、第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときに、各積分回路Sの帰還容量部の容量値を小さくして、ゲインを大きくする。これにより、第1撮像モードと第2撮像モードとの間で各画素データを互いに近い値とすることができて、各撮像モードにおいて好適な動作をすることができる。
次に、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの動作について説明する。本実施形態に係る固体撮像装置1Aでは、制御部40Aによる制御の下で、M個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M),N個の列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N),リセット制御信号Resetおよび保持制御信号Holdそれぞれが所定のタイミングでレベル変化することにより、受光部10Aに入射された光の像を撮像してフレームデータを得ることができる。
第1撮像モードのときの固体撮像装置1Aの動作は以下のとおりである。図4は、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの動作を説明するタイミングチャートである。ここでは2行2列のビニング読出しをする第1撮像モードのときの動作について説明する。すなわち、フレームデータにおける読出し画素ピッチを画素部のピッチの2倍とする。各積分回路Sにおいて、ゲイン設定用スイッチSW22が閉じていて、帰還容量部の容量値が大きい値に設定され、ゲインが小さい値に設定される。
この図には、上から順に、(a) N個の積分回路S〜Sそれぞれの放電用スイッチSW21の開閉動作を指示するリセット制御信号Reset、(b) 受光部10Aにおける第1行および第2行の画素部P1,1〜P1,N,P2,1〜P2,Nそれぞれの読出用スイッチSWの開閉動作を指示する第1行選択制御信号Vsel(1)および第2行選択制御信号Vsel(2)、(c) 受光部10Aにおける第3行および第4行の画素部P3,1〜P3,N,P4,1〜P4,Nそれぞれの読出用スイッチSWの開閉動作を指示する第3行選択制御信号Vsel(3)および第4行選択制御信号Vsel(4)、ならびに、(d) N個の保持回路H〜Hそれぞれの入力用スイッチSW31の開閉動作を指示する保持制御信号Hold が示されている。
また、この図には、更に続いて順に、(e) 保持回路Hの出力用スイッチSW32の開閉動作を指示する第1列選択制御信号Hsel(1)、(f) 保持回路Hの出力用スイッチSW32の開閉動作を指示する第2列選択制御信号Hsel(2)、(g) 保持回路Hの出力用スイッチSW32の開閉動作を指示する第3列選択制御信号Hsel(3)、(h) 保持回路Hの出力用スイッチSW32の開閉動作を指示する第n列選択制御信号Hsel(n)、および、(i) 保持回路Hの出力用スイッチSW32の開閉動作を指示する第N列選択制御信号Hsel(N) が示されている。
第1行および第2行の2N個の画素部P1,1〜P1,N,P2,1〜P2,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生し接合容量部に蓄積された電荷の読出しは、以下のようにして行われる。時刻t10前には、M個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M),N個の列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N),リセット制御信号Resetおよび保持制御信号Holdそれぞれは、ローレベルとされている。
時刻t10から時刻t11までの期間、制御部40Aからリセット用配線Lに出力されるリセット制御信号Resetがハイレベルとなり、これにより、N個の積分回路S〜Sそれぞれにおいて、放電用スイッチSW21が閉じて、積分用容量素子C21,C22が放電される。また、時刻t11より後の時刻t12から時刻t15までの期間、制御部40Aから第1行選択用配線LV,1に出力される第1行選択制御信号Vsel(1)がハイレベルとなり、これにより、受光部10Aにおける第1行のN個の画素部P1,1〜P1,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。また、この同じ期間(t12〜t15)に、制御部40Aから第2行選択用配線LV,2に出力される第2行選択制御信号Vsel(2)がハイレベルとなって、これにより、受光部10Aにおける第2行のN個の画素部P2,1〜P2,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。
この期間(t12〜t15)内において、時刻t13から時刻t14までの期間、制御部40Aから保持用配線Lへ出力される保持制御信号Holdがハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれにおいて入力用スイッチSW31が閉じる。
期間(t12〜t15)内では、第1行および第2行の各画素部P1,n,P2,nの読出用スイッチSWが閉じており、各積分回路Sの放電用スイッチSW21が開いている。したがって、それまでに画素部P1,nのフォトダイオードPDで発生して接合容量部に蓄積されていた電荷は、その画素部P1,nの読出用スイッチSWおよび第n列読出用配線LO,nを通って、積分回路Sの積分用容量素子C21,C22に転送されて蓄積される。また、同時に、それまでに画素部P2,nのフォトダイオードPDで発生して接合容量部に蓄積されていた電荷も、その画素部P2,nの読出用スイッチSWおよび第n列読出用配線LO,nを通って、積分回路Sの積分用容量素子C21,C22に転送されて蓄積される。そして、各積分回路Sの積分用容量素子C21,C22に蓄積されている電荷の量に応じた電圧値が積分回路Sの出力端から出力される。
その期間(t12〜t15)内の時刻t14に、保持制御信号Holdがハイレベルからローレベルに転じることにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれにおいて、入力用スイッチSW31が閉状態から開状態に転じ、そのときに積分回路Sの出力端から出力されて保持回路Hの入力端に入力されている電圧値が保持用容量素子Cに保持される。
そして、期間(t12〜t15)の後に、制御部40Aから列選択用配線LH,1〜LH,Nに出力される列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)が順次に一定期間だけハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれの出力用スイッチSW32が順次に一定期間だけ閉じて、各保持回路Hの保持用容量素子Cに保持されている電圧値は出力用スイッチSW32を経て電圧出力用配線Loutへ順次に出力される。この電圧出力用配線Loutへ出力される電圧値Voutは、第1行および第2行の2N個の画素部P1,1〜P1,N,P2,1〜P2,NそれぞれのフォトダイオードPDにおける受光強度を列方向に加算した値を表すものである。
N個の保持回路H〜Hそれぞれから順次に出力された電圧値はAD変換部30に入力されて、その入力電圧値に応じたデジタル値に変換される。そして、AD変換部30から出力されたN個のデジタル値のうち、第1列および第2列それぞれに対応するデジタル値が加算され、第3列および第4列それぞれに対応するデジタル値が加算され、その後も2個ずつのデジタル値が加算されていく。
続いて、第3行および第4行の2N個の画素部P3,1〜P3,N,P4,1〜P4,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生し接合容量部に蓄積された電荷の読出しが以下のようにして行われる。
時刻t20から時刻t21までの期間、制御部40Aからリセット用配線Lに出力されるリセット制御信号Resetがハイレベルとなり、これにより、N個の積分回路S〜Sそれぞれにおいて、放電用スイッチSW21が閉じて、積分用容量素子C21,C22が放電される。また、時刻t21より後の時刻t22から時刻t25までの期間、制御部40Aから第3行選択用配線LV,3に出力される第3行選択制御信号Vsel(3)がハイレベルとなり、これにより、受光部10Aにおける第3行のN個の画素部P3,1〜P3,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。また、この同じ期間(t12〜t15)に、制御部40Aから第4行選択用配線LV,4に出力される第4行選択制御信号Vsel(4)がハイレベルとなって、これにより、受光部10Aにおける第4行のN個の画素部P4,1〜P4,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。
この期間(t22〜t25)内において、時刻t23から時刻t24までの期間、制御部40Aから保持用配線Lへ出力される保持制御信号Holdがハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれにおいて入力用スイッチSW31が閉じる。
そして、期間(t22〜t25)の後に、制御部40Aから列選択用配線LH,1〜LH,Nに出力される列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)が順次に一定期間だけハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれの出力用スイッチSW32が順次に一定期間だけ閉じる。以上のようにして、第3行および第4行の2N個の画素部P3,1〜P3,N,P4,1〜P4,NそれぞれのフォトダイオードPDにおける受光強度を列方向に加算した値を表す電圧値Voutが電圧出力用配線Loutへ出力される。
N個の保持回路H〜Hそれぞれから順次に出力された電圧値はAD変換部30に入力されて、その入力電圧値に応じたデジタル値に変換される。そして、AD変換部30から出力されたN個のデジタル値のうち、第1列および第2列それぞれに対応するデジタル値が加算され、第3列および第4列それぞれに対応するデジタル値が加算され、その後も2個ずつのデジタル値が加算されていく。
第1撮像モードのときには、以上のような第1行および第2行についての動作、これに続く第3行および第4行についての動作に続いて、以降、第5行から第M行まで同様の動作が行われて、1回の撮像で得られる画像を表すフレームデータが得られる。また、第M行について動作が終了すると、再び第1行から第M行までの範囲で同様の動作が行われて、次の画像を表すフレームデータが得られる。このように、一定周期で同様の動作を繰り返すことで、受光部10Aが受光した光の像の2次元強度分布を表す電圧値Voutが電圧出力用配線Loutへ出力されて、繰り返してフレームデータが得られる。また、このとき得られるフレームデータにおける読出し画素ピッチは画素部のピッチの2倍となっている。
一方、第2撮像モードのときの固体撮像装置1Aの動作は以下のとおりである。図5および図6は、第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの動作を説明するタイミングチャートである。この第2撮像モードではビニング読出しをしない。すなわち、フレームデータにおける読出し画素ピッチを画素部のピッチと等しくする。各積分回路Sにおいて、ゲイン設定用スイッチSW22が開いていて、帰還容量部の容量値が小さい値に設定され、ゲインが大きい値に設定される。
図5は、受光部10Aにおける第1行および第2行それぞれについての動作を示す。この図には、上から順に、(a) リセット制御信号Reset、(b) 第1行選択制御信号Vsel(1)、(c) 第2行選択制御信号Vsel(2)、(d) 保持制御信号Hold、(e) 第1列選択制御信号Hsel(1)、(f) 第2列選択制御信号Hsel(2)、(g) 第3列選択制御信号Hsel(3)、(h) 第n列選択制御信号Hsel(n)、および、(i) 第N列選択制御信号Hsel(N) が示されている。
第1行のN個の画素部P1,1〜P1,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生し接合容量部に蓄積された電荷の読出しは、以下のようにして行われる。時刻t10前には、M個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M),N個の列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N),リセット制御信号Resetおよび保持制御信号Holdそれぞれは、ローレベルとされている。
時刻t10から時刻t11までの期間、制御部40Aからリセット用配線Lに出力されるリセット制御信号Resetがハイレベルとなり、これにより、N個の積分回路S〜Sそれぞれにおいて、放電用スイッチSW21が閉じて、積分用容量素子C21が放電される。また、時刻t11より後の時刻t12から時刻t15までの期間、制御部40Aから第1行選択用配線LV,1に出力される第1行選択制御信号Vsel(1)がハイレベルとなり、これにより、受光部10Aにおける第1行のN個の画素部P1,1〜P1,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。
この期間(t12〜t15)内において、時刻t13から時刻t14までの期間、制御部40Aから保持用配線Lへ出力される保持制御信号Holdがハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれにおいて入力用スイッチSW31が閉じる。
期間(t12〜t15)内では、第1行の各画素部P1,nの読出用スイッチSWが閉じており、各積分回路Sの放電用スイッチSW21が開いているので、それまでに各画素部P1,nのフォトダイオードPDで発生して接合容量部に蓄積されていた電荷は、その画素部P1,nの読出用スイッチSWおよび第n列読出用配線LO,nを通って、積分回路Sの積分用容量素子C21に転送されて蓄積される。そして、各積分回路Sの積分用容量素子C21に蓄積されている電荷の量に応じた電圧値が積分回路Sの出力端から出力される。
その期間(t12〜t15)内の時刻t14に、保持制御信号Holdがハイレベルからローレベルに転じることにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれにおいて、入力用スイッチSW31が閉状態から開状態に転じ、そのときに積分回路Sの出力端から出力されて保持回路Hの入力端に入力されている電圧値が保持用容量素子Cに保持される。
そして、期間(t12〜t15)の後に、制御部40Aから列選択用配線LH,1〜LH,Nに出力される列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)が順次に一定期間だけハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれの出力用スイッチSW32が順次に一定期間だけ閉じて、各保持回路Hの保持用容量素子Cに保持されている電圧値は出力用スイッチSW32を経て電圧出力用配線Loutへ順次に出力される。この電圧出力用配線Loutへ出力される電圧値Voutは、第1行のN個の画素部P1,1〜P1,NそれぞれのフォトダイオードPDにおける受光強度を表すものである。
続いて、第2行のN個の画素部P2,1〜P2,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生し接合容量部に蓄積された電荷の読出しが以下のようにして行われる。
時刻t20から時刻t21までの期間、制御部40Aからリセット用配線Lに出力されるリセット制御信号Resetがハイレベルとなり、これにより、N個の積分回路S〜Sそれぞれにおいて、放電用スイッチSW21が閉じて、積分用容量素子C21が放電される。また、時刻t21より後の時刻t22から時刻t25までの期間、制御部40Aから第2行選択用配線LV,2に出力される第2行選択制御信号Vsel(2)がハイレベルとなり、これにより、受光部10Aにおける第2行のN個の画素部P2,1〜P2,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。
この期間(t22〜t25)内において、時刻t23から時刻t24までの期間、制御部40Aから保持用配線Lへ出力される保持制御信号Holdがハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれにおいて入力用スイッチSW31が閉じる。
そして、期間(t22〜t25)の後に、制御部40Aから列選択用配線LH,1〜LH,Nに出力される列選択制御信号Hsel(1)〜Hsel(N)が順次に一定期間だけハイレベルとなり、これにより、N個の保持回路H〜Hそれぞれの出力用スイッチSW32が順次に一定期間だけ閉じる。以上のようにして、第2行のN個の画素部P2,1〜P2,NそれぞれのフォトダイオードPDにおける受光強度を表す電圧値Voutが電圧出力用配線Loutへ出力される。
第2撮像モードのときには、以上のような第1行および第2行についての動作に続いて、以降、第3行から第M行まで同様の動作が行われて、1回の撮像で得られる画像を表すフレームデータが得られる。また、第M行について動作が終了すると、再び第1行から第M行までの範囲で同様の動作が行われて、次の画像を表すフレームデータが得られる。このように、一定周期で同様の動作を繰り返すことで、受光部10Aが受光した光の像の2次元強度分布を表す電圧値Voutが電圧出力用配線Loutへ出力されて、繰り返してフレームデータが得られる。
第2撮像モードのときには、第(M+1)行から第M行までの範囲については、信号読出部20から電圧出力用配線Loutへの電圧値の出力は行われない。しかし、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nにおいても、フォトダイオードPDへの光入射によって発生した電荷は、該フォトダイオードPDの接合容量部に蓄積されていき、やがて、接合容量部の飽和レベルを越える。フォトダイオードPDの接合容量部に蓄積される電荷の量が飽和レベルを越えると、飽和レベルを越えた分の電荷が隣の画素部へ溢れ出す。隣の画素部が第M行に属するとすると、隣の画素部について信号読出部20から電圧出力用配線Loutへ出力される電圧値は不正確なものとなってしまう。
そこで、第2撮像モードのときに第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部を放電する放電手段が設けられるのが好適である。本実施形態に係る固体撮像装置1Aは、このような放電手段として、第2撮像モードのときに図6に示されるような動作を行って、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部に蓄積された電荷を積分回路Sへ転送することで、該フォトダイオードPDの接合容量部を放電する。
図6は、受光部10Aにおける第M行および第(M+1)行それぞれについての動作を示す。この図には、上から順に、(a) リセット制御信号Reset、(b) 第M行選択制御信号Vsel(M1)、(c) 第(M+1)行選択制御信号Vsel(M1+1)、(d) 保持制御信号Hold、(e) 第1列選択制御信号Hsel(1)、(f) 第2列選択制御信号Hsel(2)、(g) 第3列選択制御信号Hsel(3)、(h) 第n列選択制御信号Hsel(n)、および、(i) 第N列選択制御信号Hsel(N) が示されている。
この図6に示される時刻t40から時刻t50までの期間における第M行についての動作は、図5に示された時刻t10から時刻t20までの期間における第1行についての動作と同様である。ただし、時刻t42から時刻t45までの期間、制御部40Aから第M行選択用配線LV,M1に出力される第M行選択制御信号Vsel(M1)がハイレベルとなり、これにより、受光部10Aにおける第M行のN個の画素部PM1,1〜PM1,Nそれぞれの読出用スイッチSWが閉じる。
第2撮像モードのとき、第M行についての動作が終了すると、時刻t50以降、第(M+1)行から第M行までの範囲についての動作が行われる。すなわち、時刻t50以降、制御部40Aからリセット用配線Lに出力されるリセット制御信号Resetがハイレベルとなり、これにより、N個の積分回路S〜Sそれぞれにおいて、放電用スイッチSW21が閉じる。また、時刻t50以降の放電用スイッチSW21が閉じている期間に、第(M+1)行から第M行までの行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)がハイレベルとなり、これにより、受光部10Aにおける第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nの読出用スイッチSWが閉じる。
このように、第2撮像モードのときに、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nの読出用スイッチSWが閉じることにより、当該画素部のフォトダイオードPDの接合容量部に蓄積されていた電荷が積分回路Sへ転送され、また、各積分回路Sにおいて放電用スイッチSW21が閉じることにより、各積分回路Sの積分用容量素子C21は常に放電された状態となる。このようにして、第2撮像モードのときに、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部が放電され得る。
このとき、第(M+1)行から第M行までの範囲については、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)が順次にハイレベルとなってもよいが、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)のうちの複数の行選択制御信号が同時にハイレベルとなってもよく、また、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)の全てが同時にハイレベルとなってもよい。このように、第(M+1)行から第M行までの範囲については、複数または全ての行選択制御信号が同時にハイレベルとなることにより、各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部が更に短時間に放電され得る。
ところで、第1撮像モードと比べて少ない個数の画素部のデータを信号読出部20から出力させる他の撮像モードとして、受光部10Aにおける連続するN列に含まれる各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から出力させてもよい。ここで、NはN未満の整数である。しかし、このようにN列の各画素部Pm,nのデータを信号読出部20から出力させる撮像モードでは、1フレームデータを得るために、制御部40AからM個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M)を出力させる必要がある。これに対して、本実施形態に係る固体撮像装置1Aでは、M行の各画素部Pm,nのデータを信号読出部20から出力させる第2撮像モードのときに、1フレームデータを得るために、制御部40AからM個の行選択制御信号Vsel(1)〜Vsel(M1)を出力させればよいので、高速動作をすることができる。
なお、これまでに説明してきた図4〜図6に示されたタイミングチャートでは、各保持回路Hから電圧値の読み出しが終了した後に各積分回路Sを初期化した。しかし、各積分回路Sの出力電圧値を保持回路Hにより保持した後であれば、各保持回路Hから電圧値を読み出している期間に、リセット制御信号Resetをハイレベルとして各積分回路Sを初期化してもよい。これにより更に高速な動作をすることができる。
次に、第2実施形態に係る固体撮像装置1Bについて説明する。図7は、第2実施形態に係る固体撮像装置1Bの構成を示す図である。この図に示される固体撮像装置1Bは、受光部10B,信号読出部20,AD変換部30および制御部40Bを備える。また、X線検出用として用いられる場合には、固体撮像装置1Bの受光部10Bを覆うようにシンチレータ部が設けられる。
図1に示された第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの構成と比較すると、この図7に示される第2実施形態に係る固体撮像装置1Bは、各第n列読出用配線LO,n上に切離用スイッチSW1および放電用スイッチSW2が設けられている点で相違し、また、制御部40Aに替えて制御部40Bを備える点で相違する。
各切離用スイッチSW1は、読出用配線LO,n上であって、受光部10Bにおける第M行と第(M+1)行との間に設けられている。すなわち、切離用スイッチSW1が閉じているときには、第1行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nは読出用配線LO,nを介して信号読出部20と接続されている。一方、切離用スイッチSW1が開いているときには、第1行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nは読出用配線LO,nを介して信号読出部20と接続されているが、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nは信号読出部20と切り離される。各切離用スイッチSW1は、切離用配線LD1を介して制御部40Bと接続されていて、制御部40Bから切離用配線LD1を通った切離制御信号Disconnectが与えられる。切離制御信号Disconnectは、各切離用スイッチSW1の開閉動作を指示するものである。
各放電用スイッチSW2は、読出用配線LO,n上であって、切離用スイッチSW1が設けられている位置に対して信号読出部20より遠い側に設けられている。放電用スイッチSW2の一端は、読出用配線LO,nを介して、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nに接続されている。放電用スイッチSW2の他端は接地される。各放電用スイッチSW2は、放電用配線LD2を介して制御部40Bと接続されていて、制御部40Bから放電用配線LD2を通った放電制御信号Dischargeが与えられる。放電制御信号Dischargeは、各放電用スイッチSW2の開閉動作を指示するものである。
制御部40Bは、第1実施形態における制御部40Aと同様に、第m行選択制御信号Vsel(m)を第m行選択用配線LV,mへ出力し、第n列選択制御信号Hsel(n)を第n列選択用配線LH,nへ出力し、放電制御信号Resetを放電用配線Lへ出力し、ゲイン設定信号Gainをゲイン設定用配線Lへ出力し、また、保持制御信号Holdを保持用配線Lへ出力する。
加えて、制御部40Bは、切離制御信号Disconnectを切離用配線LD1へ出力して、この切離制御信号DisconnectをN個の切離用スイッチSW1〜SW1それぞれに与える。また、制御部40Bは、放電制御信号Dischargeを放電用配線LD2へ出力して、この放電制御信号DischargeをN個の放電用スイッチSW2〜SW2それぞれに与える。
第2実施形態に係る固体撮像装置1Bも、第1撮像モードおよび第2撮像モードを有する。第1撮像モードと第2撮像モードとの間では、受光部10Bにおける撮像領域が互いに異なる。制御部40Bは、第1撮像モードのときに、受光部10BにおけるM×N個の画素部P1,1〜PM,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から出力させる。また、制御部40Bは、第2撮像モードのときに、受光部10Bにおける第1行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を信号読出部20から出力させる。
また、制御部40Bは、第1撮像モードのときと比べて第2撮像モードのときに、信号読出部20から出力される電圧値に基づくフレームデータにおける読出し画素ピッチを小さくし、単位時間当たりに出力されるフレームデータの個数であるフレームレートを速くし、信号読出部20における入力電荷量に対する出力電圧値の比であるゲインを大きくする。
第2実施形態に係る固体撮像装置1Bでは、第1撮像モードのときに、制御部40Bから切離用配線LD1を経て各切離用スイッチSW1に与えられる切離制御信号Disconnectはハイレベルとなって、各切離用スイッチSW1は閉じる。また、制御部40Bから放電用配線LD2を経て各放電用スイッチSW2に与えられる放電制御信号Dischargeはローレベルとなって、各放電用スイッチSW2は開く。この状態では、第1行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nは読出用配線LO,nを介して信号読出部20と接続されている。そして、第1実施形態の場合と同様の動作が行われて、受光部10BにおけるM×N個の画素部P1,1〜PM,NそれぞれのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値が信号読出部20から出力される。
一方、第2実施形態に係る固体撮像装置1Bでは、第2撮像モードのときに、制御部40Bから切離用配線LD1を経て各切離用スイッチSW1に与えられる切離制御信号Disconnectはローレベルとなって、各切離用スイッチSW1は開く。また、制御部40Bから放電用配線LD2を経て各放電用スイッチSW2に与えられる放電制御信号Dischargeはハイレベルとなって、各放電用スイッチSW2は閉じる。この状態では、第1行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nは読出用配線LO,nを介して信号読出部20と接続されているが、第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nは信号読出部20と切り離されて接地されている。
そして、第2撮像モードのときに、第1行から第M行までの範囲については、第1実施形態の場合と同様の動作が行われて、各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値が信号読出部20から出力される。一方、第(M+1)行から第M行までの範囲については、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)がハイレベルとなり、これにより、各画素部Pm,nのフォトダイオードPDのカソード端子は、読出用スイッチSWおよび放電用スイッチSW2を介して接地されるので、各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部は放電される。すなわち、この場合、各放電用スイッチSW2は、第2撮像モードのときに第(M+1)行から第M行までの範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部を放電する放電手段として作用する。
第2撮像モードのときに、第(M+1)行から第M行までの範囲については、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)が順次にハイレベルとなってもよいが、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)のうちの複数の行選択制御信号が同時にハイレベルとなってもよく、また、行選択制御信号Vsel(M1+1)〜Vsel(M)の全てが同時にハイレベルとなってもよい。このように、第(M+1)行から第M行までの範囲については、複数または全ての行選択制御信号が同時にハイレベルとなることにより、各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部が更に短時間に放電され得る。
また、第2撮像モードのときに、第1行から第M行までの範囲について各画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値が信号読出部20から出力される期間と、第(M+1)行から第M行までの範囲について各画素部Pm,nのフォトダイオードPDの接合容量部が放電される期間とは、互いに一部が重なっていてもよい。このような場合には、更に高速な動作が可能となる。
また、第2撮像モードのときに、切離用配線LD1が開くことにより、信号読出部20に接続される第n列読出用配線LO,nが短くなるので、ノイズが低減され得る。
次に、上記実施形態に係る固体撮像装置を含むX線検査システムの実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係るX線検査システム100の構成図である。本実施形態に係るX線検査システム100は、固体撮像装置とX線発生装置とを備え、X線発生装置から出力されて検査対象物を透過したX線を固体撮像装置により撮像して該検査対象物を検査する。
この図に示されるX線検査システム100では、X線発生装置106は被写体(検査対象物)に向けてX線を発生する。X線発生装置106から発生したX線の照射野は、1次スリット板106bによって制御される。X線発生装置106は、X線管が内蔵され、そのX線管の管電圧,管電流および通電時間などの条件が調整されることによって、被写体へのX線照射量が制御される。X線撮像器107は、2次元配列された複数の画素部を有するCMOSの固体撮像装置を内蔵し、被写体を通過したX線像を検出する。X線撮像器107の前方には、X線入射領域を制限する2次スリット板107aが設けられる。
旋回アーム104は、X線発生装置106およびX線撮像器107を対向させるように保持して、これらをパノラマ断層撮影の際に被写体の周りに旋回させる。また、リニア断層撮影の際にはX線撮像器107を被写体に対して直線変位させるためのスライド機構113が設けられる。旋回アーム104は、回転テーブルを構成するアームモータ110によって駆動され、その回転角度が角度センサ112によって検出される。また、アームモータ110は、XYテーブル114の可動部に搭載され、回転中心が水平面内で任意に調整される。
X線撮像器107から出力される画像信号は、AD変換器120によって例えば10ビット(=1024レベル)のデジタルデータに変換され、CPU(中央処理装置)121にいったん取り込まれた後、フレームメモリ122に格納される。フレームメモリ122に格納された画像データから、所定の演算処理によって任意の断層面に沿った断層画像が再生される。再生された断層画像は、ビデオメモリ124に出力され、DA変換器125によってアナログ信号に変換された後、CRT(陰極線管)などの画像表示部126によって表示され、各種診断に供される。
CPU121には、信号処理に必要なワークメモリ123が接続され、さらにパネルスイッチやX線照射スイッチ等を備えた操作パネル119が接続されている。また、CPU121は、アームモータ110を駆動するモータ駆動回路111、1次スリット板106bおよび2次スリット板107aの開口範囲を制御するスリット制御回路115,116、X線発生装置106を制御するX線制御回路118にそれぞれ接続され、さらに、X線撮像器107を駆動するためのクロック信号を出力する。
X線制御回路118は、X線撮像器107により撮像された信号に基づいて、被写体へのX線照射量を帰還制御することが可能である。
以上のように構成されるX線検査システム100において、X線撮像器107として本実施形態に係る固体撮像装置1Aまたは1Bが用いられる。
X線発生装置106は、スリット板16bの開口範囲が制御されることで、第1出力モードのときに所定の拡がり角でX線を出力し、第2出力モードのときに前記の所定の拡がり角より狭い拡がり角でX線を出力することができる。そして、X線発生装置106が第1出力モードでX線を出力するときに、固体撮像装置であるX線撮像器107は第1撮像モードで動作する。一方、X線発生装置106が第2出力モードでX線を出力するときに、固体撮像装置であるX線撮像器107は第2撮像モードで動作する。
ここで、例えば、第1出力モードおよび第1撮像モードは、特許文献1に記載されたCT撮影モードに相当し、第2出力モードおよび第2撮像モードは、特許文献1に記載されたパノラマモードまたはセファロモードに相当する。固体撮像装置1A,1Bは、第2撮像モードのときの受光部10A,10Bにおける撮像領域(第1行〜第M行)の長手方向が旋回平面に対して垂直になるように配置される。
本実施形態に係るX線検査システム100は、本実施形態に係る固体撮像装置1Aまたは1Bを備えることから、各撮像モードにおいて好適な動作をすることができる。
なお、固体撮像装置1A,1Bを備えるX線検査システム100が歯科用に用いられる場合を想定すると、固体撮像装置1A,1Bの受光部10A,10Bにおいて行数Mより列数Nが大きいのが好ましい。これは以下の理由に因る。すなわち、CT撮影モードに相当する第1撮像モードでは、受光部10A,10Bにおいて撮像に用いられる受光範囲の寸法として例えば8cm以上×12cm以上が要求される。また、パノラマモードに相当する第2撮像モードでは、受光部10A,10Bにおいて撮像に用いられる特定範囲の寸法として例えば15cm以上×7mm以上が要求される。上記のような寸法に関する要求を満たし、かつ、円形のシリコンウェハから最も効率よく1個の集積化された固体撮像装置1A,1Bを作製することを考えると、受光部10A,10Bの形状は一方向に長い長方形とならざるをえない。そして、受光部10A,10Bが長方形とならざるをえないことを前提にして、行数Mより列数Nを大きくして、制御部40A,40Bから出力される選択制御信号の個数Mを少なくする。また、信号読出部20におけるN個の保持回路H〜Hを複数組に分け、その各組に対して個別にAD変換部を設けて、これらのAD変換部を並列動作させるのが好ましい。このようにすることで、画素データの高速読出しを実現することができる。
例えば、図9に示されるように、N個の積分回路S〜SおよびN個の保持回路H〜Hを4組に分けて、積分回路S〜Sおよび保持回路H〜Hを第1組とし、積分回路Si+1〜Sおよび保持回路Hi+1〜Hを第2組とし、積分回路Sj+1〜Sおよび保持回路Hj+1〜Hを第3組とし、また、積分回路Sk+1〜Sおよび保持回路Hk+1〜Hを第4組とする。ここで、「1<i<j<k<N」である。そして、第1組の保持回路H〜Hそれぞれから順次に出力される電圧値をAD変換部31によりデジタル値に変換し、第2組の保持回路Hi+1〜Hそれぞれから順次に出力される電圧値をAD変換部32によりデジタル値に変換し、第3組の保持回路Hj+1〜Hそれぞれから順次に出力される電圧値をAD変換部33によりデジタル値に変換し、また、第4組の保持回路Hk+1〜Hそれぞれから順次に出力される電圧値をAD変換部34によりデジタル値に変換する。また、4つのAD変換部31〜34それぞれにおけるAD変換処理を並列的に行う。このようにすることで、画素データの高速読出しを実現することができる。
また、例えば、2行2列のビニング読出しをすることを考慮すると、N個の保持回路H〜Hのうち奇数列に対応する保持回路を第1組とし、偶数列に対応する保持回路を第2組として、これら第1組および第2組それぞれに対して個別にAD変換部を設けて、これら2つのAD変換部を並列動作させるのも好ましい。この場合、奇数列に対応する保持回路と、これの隣の偶数列に対応する保持回路とから、同時に電圧値が出力され、これら2つの電圧値が同時にAD変換処理されてデジタル値とされる。そして、ビニング処理される際には、これら2つのデジタル値が加算される。このようにすることでも、画素データの高速読出しを実現することができる。
第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの構成を示す図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの断面を示す図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの画素部Pm,n,積分回路Sおよび保持回路Hそれぞれの回路図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの動作を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの動作を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態に係る固体撮像装置1Aの動作を説明するタイミングチャートである。 第2実施形態に係る固体撮像装置1Bの構成を示す図である。 本実施形態に係るX線検査システム100の構成図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1A,1Bの構成の変形例を示す図である。
符号の説明
1A,1B…固体撮像装置、10A,10B…受光部、20…信号読出部、30…AD変換部、40A,40B…制御部、P1,1〜PM,N…画素部、PD…フォトダイオード、SW…読出用スイッチ、SW1〜SW1…切離用スイッチ、SW2〜SW2…放電用スイッチ、S〜S…積分回路、C21,C22…積分用容量素子、SW21…放電用スイッチ、A…アンプ、H〜H…保持回路、C…保持用容量素子、SW31…入力用スイッチ、SW32…出力用スイッチ、LV,m…第m行選択用配線、LH,n…第n列選択用配線、LO,n…第n列読出用配線、L…リセット用配線、L…ゲイン設定用配線、L…保持用配線、Lout…電圧出力用配線。

Claims (5)

  1. 固体撮像装置とX線発生装置とを備え、前記X線発生装置から出力されて検査対象物を透過したX線を前記固体撮像装置により撮像して該検査対象物を検査するX線検査システムであって、
    前記固体撮像装置が、
    入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと、このフォトダイオードと接続された読出用スイッチと、を各々含むM×N個の画素部P1,1〜PM,NがM行N列に2次元配列された受光部と、
    前記受光部における第n列のM個の画素部P1,n〜PM,nそれぞれの読出用スイッチと接続され、前記M個の画素部P1,n〜PM,nのうちの何れかの画素部のフォトダイオードで発生した電荷を、該画素部の読出用スイッチを介して読み出す読出用配線LO,nと、
    前記読出用配線LO,1〜LO,Nそれぞれと接続され、前記読出用配線LO,nを経て入力された電荷の量に応じた電圧値を保持し、その保持した電圧値を順次に出力する信号読出部と、
    前記受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれの読出用スイッチの開閉動作を制御するとともに、前記信号読出部における電圧値の出力動作を制御して、前記受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を前記信号読出部から出力させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部が、
    第1撮像モードのときに、前記受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を前記信号読出部から出力させ、
    第2撮像モードのときに、前記受光部における連続する の特定範囲に含まれる各画素部Pm,nのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を前記信号読出部から出力させ、
    前記第1撮像モードのときと比べて前記第2撮像モードのときに、前記信号読出部から出力される電圧値に基づくフレームデータにおける読出し画素ピッチを小さくし、単位時間当たりに出力されるフレームデータの個数であるフレームレートを速くし、前記信号読出部における入力電荷量に対する出力電圧値の比であるゲインを大きくし、
    前記固体撮像装置および前記X線発生装置が対向した状態で前記検査対象物の周りに旋回が可能であり、または、前記固体撮像装置が前記検査対象物に対して直線変位が可能であり、その旋回または直線変位の際の前記固体撮像装置の移動方向に対して前記第2撮像モードのときの前記受光部における前記特定範囲の長手方向が垂直になるように配置されている、
    ことを特徴とするX線検査システム(ただし、M,Nは2以上の整数、MはM未満の整数、mは1以上M以下の整数、nは1以上N以下の整数)。
  2. 前記制御部が、前記第2撮像モードのときに、前記受光部におけるM行のうち前記信号読出部に最も近い行から順に数えてM行の範囲を前記特定範囲として、この特定範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードで発生した電荷の量に応じた電圧値を前記信号読出部から出力させる、ことを特徴とする請求項1に記載のX線検査システム
  3. 前記受光部における前記特定範囲と、この特定範囲を除く他の範囲との間に、各読出用配線LO,n上に設けられた切離用スイッチを更に備え、
    前記制御部が、前記第1撮像モードのときに前記切離用スイッチを閉じ、前記第2撮像モードのときに前記切離用スイッチを開く、
    ことを特徴とする請求項2に記載のX線検査システム
  4. 前記第2撮像モードのときに前記受光部における前記特定範囲を除く他の範囲の各画素部Pm,nのフォトダイオードの接合容量部を放電する放電手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のX線検査システム
  5. 前記受光部におけるM×N個の画素部P1,1〜PM,Nを覆うように設けられるシンチレータ部を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のX線検査システム
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