JP5093344B2 - 制御装置、無線通信装置、通信システムおよび制御方法 - Google Patents

制御装置、無線通信装置、通信システムおよび制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、移動端末装置との間で無線通信を行う無線通信装置と、当該無線通信装置を介して前記移動端末装置とデータ通信を実行する制御装置とを有する通信システム等に関するものである。
W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式における移動体通信システムでは、通信速度を向上させるべく、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)を適用することが検討されている。このHSUPAは、移動体通信システムにおいて、より帯域の大きな上り方向(端末からネットワーク方向)のアクセスを提供する機能である。
以下において、従来の移動体通信システムの概要を説明した後に、HSUPAのプロトコルモデルについて説明する。図16は、従来の移動体通信システムの構成を示す図である。同図に示すように、この移動体通信システムは、移動端末(UE)10と、基地局(NodeB)20〜22と、RNC(Radio Network Controller)30,31と、CN(Core Network)40とを有している。
ここで、CN40、RNC30,31および基地局20〜21の区間は、有線区間であり、基地局20〜22および移動端末10の区間は、無線区間である。また、移動端末−基地局間のインターフェースをUu、RNC−基地局間のインターフェースをIub、RNC−RNC間のインターフェースをIur、CN−RNC間のインターフェースをIuとする。
図16の移動体通信システムにおいて、移動端末10に対して、ユーザデータの着信があった場合、CN40を介して、移動端末10を収容するRNC30にユーザデータが送信される。そして、移動端末10がセル1に存在していれば、RNC30はセル1を収容している基地局20にユーザデータを送信し、基地局20は、ユーザデータを移動端末に送信する。一方、移動端末10から送信されるユーザデータは、基地局20〜22のいずれかによって受信され、RNC30,31に送信された後、CN40を介して宛先に送信される。
図17は、HSUPAのプロトコルモデルを説明するための図であり、図18は、データ疎通の概要(Iub/Iur境界)を示す図である。図17に示すように、移動端末は、APL(Application)、RLC(Radio Link Control;RLCに関しては、3GPP TS25.322参照)、MAC(Medium Access Control)−d、MAC−es、MAC−e、PHY(物理層)の層を有し、基地局は、MAC−e/EDCH(Enhance Dedicated Channel) FP(Frame Packet)、PHY/TNLの層を有する。
また、RNCは、D−RNC(中継装置)およびS−RNCを備えている。そして、D−RNCは、TNL/TNLの層を有し、S−RNCは、APL、RLC、MAC−d、MAC−es、EDCH FP、TNLの層を有する。
移動端末が、ネットワーク方向(上り方向)に送信しようとするデータフレームは、RLC/MAC−esレイヤの機能により、短いPDU(Packet Data Unit)に分割された後、それら(MAC−d PDU)が幾つか多重され、MAC−es PDUが構築される(図18の1段目〜3段目参照)。
このMAC−es PDUには、シーケンス番号であるTSNが付与される。HSUPAではHARQを複数チャンネル同時に行うことにより疎通レートの向上を図っているが、どのチャンネルのデータを先に受信するのかは不定なため、基地局で受信したデータの順序性は保証されない。このため、移動端末がデータフレームを送信する際に、MAC−es単位にシーケンス番号(TSN)を付与し、RNCでは順序性を保証するために、TSNに従って並び替え処理(Re-ordering)を実施している。
MAC−es PDUは、基地局からS−RNCへ送信されるときには更に幾つか多重され、EDCH FPの単位(EDCH FPフレーム)で、Iub上に送信される。EDCH FPフレームにもシーケンス番号であるFSNが付与される(図18の4段目参照)。
図19は、EDCH FPフレームのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、このEDCH FPフレームは、ヘッダとペイロードを有し、ヘッダは各種の制御情報(図示略)と、FSNとを有している。また、ペイロードは、複数のMac−es PDUを有しており、各MAC−es PDUは、TSNを有している。
一方、S−RNC上では、受信したEDCH FPフレームからMAC−es PDUを取り出し、TSNに従って並べ替えを行った上で、更に、MAC−d/RLCレイヤの終端を行ってデータフレームを再生する処理が行われる。
以上のように、Iub/Iur上での伝送はEDCH FP単位となるため、回線の輻輳などのフレーム欠落を発生させる原因が、Iub/Iur上で発生した場合、その欠落の単位も、EDCH FP単位となる。
従って、Iub/Iur上で欠落が発生した場合には、移動端末−RNC間のRLCによる再送によって救済が図られることとなる。なお、標準的な移動体通信システムにおいて、S−RNCは、受信するEDCH FPのFSNを監視することでその欠落を検出し、欠落を検出した場合には、Iub/Iurの回線輻輳とみなして、基地局に対して輻輳通知(TNL Congestion Indication)を行う機能を持つ。RNC側からこの輻輳通知を受けた基地局は、Iub/Iurへのデータ送信を一定量、あるいは一定期間抑制する機能を有している。
なお、特許文献1では、所定の時間だけ上り再送パケットを待ち続けた後に、再送待ち解除要求を無線ネットワーク制御装置へ送信し、無線ネットワーク制御装置から再送待ち停止を指示する再送待ち解除応答を受信した場合に、再送待ちを停止することによって、スループットを向上させるという技術が公開されている。
特開2006−86989号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、移動体通信システムの上りトラフィックに関連するフレームがIub/Iur上で欠落した場合に、再度、RNCと移動端末との間でデータ通信を実行する必要があるため、限られた無線区間の帯域を浪費してしまうという問題があった。
また、既に稼動している既存のW−CDMAシステムを拡張する形態でHSUPAが新たに導入される場合においては、既存システムとの関係でIub/Iurの帯域を十分に確保しにくいということもあり、上記の問題は更に深刻なものとなる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、無線帯域の利用効率を向上することができる制御装置、無線通信装置、通信システムおよび制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この制御装置は、移動端末装置から送信されるデータを所定容量および/または所定時間記憶するバッファを備えた無線通信装置を介して、前記データを受信した場合に、前記データに含まれ、かつ、所定のデータに対応付けられたシーケンス番号に基づいてデータの欠落を検出する検出手段と、前記検出手段によってデータの欠落が検出された場合に、欠落したデータに対応するシーケンス番号を前記無線通信装置に送信し、前記無線通信装置のバッファから前記欠落したデータを取得するデータ取得手段と、を備えたことを要件とする。
この制御装置によれば、制御装置と基地局との間でデータの欠落が発生した場合に、基地局に記憶されたデータを再送することにより、データの欠落を救済するので、無線帯域の利用効率が向上する効果が得られる。また、移動端末を介さずに再送が行われるので、ラウンドドリップを短くすることができる。
図1は、本実施例1にかかる移動体通信システムの概要および特徴を説明するための図である。 図2は、従来の移動体通信システムの再送時の処理を示す図である。 図3は、本発明の移動体通信システムの再送時の処理を示す図である。 図4は、本実施例1にかかる基地局およびRNCの構成を示す機能ブロック図である。 図5は、TNフレームのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、本実施例1にかかる移動体通信システムの動作例を示す図である。 図7は、本実施例1にかかる移動体通信システムの処理手順を示すフローチャートである。 図8は、本実施例2にかかる移動体通信システムの概要および特徴を説明するための図である。 図9は、本実施例2にかかる基地局およびRNCの構成を示す機能ブロック図である。 図10は、FNフレームのデータ構造の一例を示す図である。 図11は、本実施例2にかかる移動体通信システムの動作例を示す図である。 図12は、本実施例2にかかる移動体通信システムの処理手順を示すフローチャートである。 図13は、本実施例3にかかる基地局およびRNCの構成を示す機能ブロック図である。 図14は、実施例1〜3に対応する基地局を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 図15は、実施例1〜3に対応するRNCを構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 図16は、従来の移動体通信システムの構成を示す図である。 図17は、HSUPAのプロトコルモデルを説明するための図である。 図18は、データ疎通の概要(Iub/Iur境界)を示す図である。 図19は、EDCH FPフレームのデータ構造の一例を示す図である。
符号の説明
10,50 移動端末
20,21,22,100a,100b,100c,300,500a,500b,500c 基地局
30,31,200,400,600 RNC
40 CN
110,310,510 無線IF部
120,320,520 EDCH FP生成処理部
130,330,530 IubIF部
150,350,550 RNC送信処理部
160,360,560 制御フレーム処理部
160a TN処理部
160b,360b,560b TC処理部
210,410,610 EDCH−FP処理部
220,620 選択合成部
230,420,630 制御フレーム生成部
230a,420a,630a TCフレーム生成部
230b TNフレーム生成部
360a FN処理部
420b FNフレーム生成部
560a FN/TN処理部
630b FN/TNフレーム生成部
700 コンピュータ(基地局)
710,810 入力装置
720,820 出力装置
730 バッファ
730a フレームデータ
740 無線通信装置
750 RNC通信装置
760,850 CPU
760a フレーム制御処理プロセス
770,860 HDD
770a フレーム制御処理プログラム
780,870 バス
800 コンピュータ(RNC)
830 RAM
830a,860a 各種データ
840 通信制御装置
850a フレーム抜け検出プロセス
860b フレーム抜け検出プログラム
以下に添付図面を参照して、この発明に係る制御装置、無線通信装置、通信システムおよび制御方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例1にかかる移動体通信システムの概要および特徴について説明する。図1は、本実施例1にかかる移動体通信システムの概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、この移動体通信システムは、移動端末50と、基地局100a〜100cと、RNC(Radio Network Controller)200とを有する。
ここで、RNC200と基地局100a〜100cとの区間は、有線区間であり、基地局100a〜100cと移動端末50との区間は、無線区間である。また、移動端末−基地局間のインターフェースをUu、RNC−基地局間のインターフェースをIub/Iurとする。
移動端末50は、移動体通信システムを利用して、他の移動端末(図示略)等との間でフレーム(フレームは、各種の制御データ、音声、画像、データ等を含む)の送受信を実行する装置である。特に、本発明に関連するものとして、移動端末50は、フレーム(MAC−es PDU)を基地局100a〜100cに送信する場合に、TSN(Transport Sequence Number)を付与する(図18参照)。このTSNは、各フレームの順番を示すシーケンス番号である。TSNは、移動端末50によって、フレーム(MAC−es PDU)単位で付与されるものとする。
基地局100aは、移動端末50とRNC200との間で実行されるデータ通信を中継する装置である。特に、本発明に関連するものとして、基地局100aは、移動端末50からフレーム(MAC−es PDU単位のフレーム)を受信した場合に、各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成し、生成したEDCH FPフレームに、FSN(Forward Sequence Number)を付与する。このFSNは、各EDCH FPフレームの順番を示すシーケンス番号である。
そして、基地局100aは、生成したEDCH FPフレームを、RNC200に送信すると共に、一定量または一定時間、EDCH FPフレームをバッファリングする。なお、基地局100b,100cに関する説明は、基地局100aに関する説明と同様である。
RNC200は、基地局100a〜100cを介して移動端末50との間でデータ通信を実行する装置である。特に、本発明に関連するものとして、RNC200は、基地局100a〜100cからEDCH FPフレームを受信した場合に、EDCH FPフレームに含まれるTSNを監視し、TSNの抜けを検出する。
そして、RNC200は、TSNの抜けを検出した場合に、抜けを検出したTSNの情報を含んだ制御フレームを、基地局100a〜100cに送信する。制御フレームを受信した基地局100a〜100cは、バッファリングしているEDCH FPフレームに、該当のTSNに対応するフレームが存在するか否かを判定し、存在する場合には、該当のTSNを含んだEDCH FPフレームをRNC200に再送する。
例えば、図1において、該当のTSNに対応するフレームが、基地局100cに存在している場合には、基地局100cは、該当のTSNを含んだEDCH FPフレームをRNC200に再送する。
ここで、本実施例1に示す移動体通信システムの効果を従来の技術と比較して説明する。図2は、従来の移動体通信システムの再送時の処理を示す図であり、図3は、本発明の移動体通信システムの再送時の処理を示す図である。
図2に示すように、従来では、Iub/Iur(基地局−RNC間)にてフレームの欠落が発生した場合であっても、RLCレイヤの機能によってフレームの欠落を解消していた。すなわち、移動端末−RNC間の再送によって、欠落の救済が図られる形態となるため、無線区間(移動端末−基地局)の帯域を浪費すると共に、ラウンドトリップタイムの増大(スループットの低下)を招いてしまうという問題が発生していた。
一方、本実施例1にかかる移動体通信システムでは、図3に示すように、Iub/Iur(基地局−RNC間)にてフレームの欠落が発生した場合には、RNC−基地局間でEDCH FPフレームの再送を実行することにより、欠落の救済を図る。従って、無線帯域の利用効率が向上する効果が得られると同時に、再送トラフィックが、伝搬遅延の大きい無線区間を経由しない形態となるため、RLCレイヤで行われる再送に比べてラウンドトリップタイムが短くなるという効果を得る。
次に、図1に示した基地局100aおよびRNC200の構成について説明する。図4は、本実施例1にかかる基地局100aおよびRNC200の構成を示す機能ブロック図である。なお、基地局100b、100cの構成は、基地局100aと同様であるため、説明を省略する。
まず、基地局100aの構成から説明すると、この基地局100aは、無線IF部110と、EDCH FP生成処理部120と、IubIF部130とを有する。その他の構成要素は、周知の基地局と同様であるため説明を省略する。
ここで、無線IF部110は、移動端末50との間における無線データ通信を制御する手段である。そして、無線IF部110は、移動端末50からフレーム(MAC−es PDU)を受信した場合に、受信したフレームをEDCH FP生成処理部120に出力する。なお、各フレームには、シーケンス番号となるTSNが付与されているものとする。また、無線IF部110は、移動端末50宛のフレームを取得した場合には、取得したフレームを移動端末50に送信する。
EDCH FP生成処理部120は、無線IF部110からフレームを取得した場合に、各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成する手段である。EDCH FP生成処理部120は、EDCH FPフレームを生成する場合に、FSNを付与する(EDCH FPフレームのデータ構造は、図19を参照)。
EDCH FP生成処理部120は、生成したEDCH FPフレームを自身のバッファに記憶すると共に、EDCH FPフレームをIubIF部130に出力する。なお、EDCH FP生成処理部120は、EDCH FPフレームを記憶してからの時間が、一定時間経過するまで、EDCH FPフレームを記憶する。あるいは、EDCH FP生成処理部120は、所定の容量までEDCH FPフレームを記憶し、バッファの残り容量がなくなった場合に、最も古いEDCH FPフレームから順次消去してもよい。
また、EDCH FP生成処理部120は、TN処理部160a(TN処理部160aの説明は後述する)からTSNを取得した場合には、取得したTSNと、自身のバッファに記憶されたEDCH FPフレームに含まれるTSNとを比較して、一致するTSNを検出し、検出したTSNに対応付けられた各フレーム(MAC−es PDU)を検出する。
そして、EDCH FP生成処理部120は、検出した各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成し、生成したEDCH FPフレームをRNC200に再送するべく、RNC送信処理部150に出力する。
IubIF部130は、RNC200との間におけるデータ通信を制御する手段である。このIubIF部130は、RNC送信処理部150と、制御フレーム処理部160とを有する。
RNC送信処理部150は、EDCH FP生成処理部120からEDCH FPフレームを取得した場合に、取得したEDCH FPフレームをRNC200に送信する手段である。
制御フレーム処理部160は、RNC200から送信される制御フレーム(TNフレーム、TCフレーム)に基づいて、各種の処理を実行する手段であり、TN制御部160aとTC処理部160bとを有する。
ここで、TCフレームは、RNC200によって、EDCH FPフレームの欠落が検出された場合に、RNC200から送信される制御フレームである。一方、TNフレームは、RNC200によって、フレーム(MAC−es PDU)の欠落が検出された場合に、RNC200から送信される制御フレームであり、このTNフレームは、欠落したフレームに対応するTSNを含んでいる。
図5は、TNフレームのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、このTNフレームは、Header CRCと、FTと、Control Frame Typeと、通知TSN数と、TSN#0〜n−1とを有する。このうち、Control Frame Typeには、フレームの欠落(TSN抜け)を通知するための情報が含まれており、通知TSN数は、抜けを検出したTSNの数(欠落したフレームの数)を示す。例えば、フレームの欠落がn個存在する場合には、通知TSN数はn個となる。なお、TSN#0〜n−1には、欠落したフレームに対応付けられたTSNの番号が登録される。
TN処理部160aは、RNC200からTNフレームを受信した場合に、TNフレームにて通知された各TSNをEDCH FP生成処理部120に出力する手段である。TC処理部160bは、RNC200からTCフレーム(輻輳通知)を受信した場合に、基地局100aからRNC200へのデータ通信を一定量、あるいは一定期間抑制する手段である。
続いて、RNC200の構成について説明する。図4に示すように、このRNC200は、EDCH−FP処理部210と、選択合成部220と、制御フレーム生成部230とを有する。
このうち、EDCH−FP処理部210は、基地局100a〜100cとの間におけるデータ通信を制御する手段であり、基地局100a〜100cからEDCH FPフレームを受信した場合に、受信したEDCH FPフレームを選択合成部220に出力する。
また、EDCH−FP処理部210は、EDCH FPフレームに含まれるFSNを監視し、FSNの抜けを検出した場合には、FSNの抜けを検出した旨の情報を制御フレーム生成部230に出力する。
選択合成部220は、EDCH FPフレームを取得した場合に、EDCH FPフレームに含まれるTSNに基づいて、TSNに対応付けられたフレームを並べ替えることで各フレームを合成する手段である。選択合成部220は、合成したフレームをCNに出力する。
また、選択合成部220は、各フレームに対応付けられたTSNに基づいて、TSNの抜けが存在するか否かを判定し、TSNの抜けを検出した場合には、抜けているTSNの情報を制御フレーム生成部230に出力する。例えば、選択合成部220は、各フレームのTSNの各番号が、「1」、「2」、「4」、「5」の場合には、「3」のTSNが抜けている(欠落している)と判定し、TSN「3」の情報を制御フレーム生成部230に出力する。
制御フレーム生成部230は、EDCH−FP処理部210、選択合成部220の検出結果に基づいて、制御フレーム(TNフレーム、TCフレーム)を生成する手段であり、TCフレーム生成部230aとTNフレーム生成部230bとを有する。
TCフレーム生成部230aは、EDCH−FP処理部210から、FSNの抜けを検出した旨の情報を取得した場合に、TCフレーム(輻輳通知)を生成し、生成したTCフレームを、基地局100a〜100cに送信する手段である。
TNフレーム生成部230bは、選択合成部220から、抜けているTSNの情報を取得した場合に、抜けているTSNの情報を含んだTNフレーム(図5参照)を生成し、生成したTNフレームを、基地局100a〜100cに送信する手段である。
なお、TNフレーム生成部230bによって送信されるTNフレームは、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で定義されているControl FrameのControl Frame Typeを拡張したものを定義して使用する。また、TNフレームで通知するTSNの情報は、リスト形式にて通知可能なように定義する。
次に、本実施例1にかかる移動体通信システムの動作例について説明する。図6は、本実施例1にかかる移動体通信システムの動作例を示す図である。図6に示すように、移動端末50は、基地局100a,100bに対して、TSN=5〜14までのフレームを送信する(図6の(1)参照)。
基地局100aは、TSN=5,6,8,9,11,13,14のフレームを受信(TSN=7,10,12のフレームが欠落)し(図6の(2−1)参照)、TSN=5,6,8,9,11,13,14のフレームをバッファリングする(図6の(3−1)参照)。
基地局100bは、TSN=6,7,8,10,11,12,14のフレームを受信(TSN=5,9,13のフレームが欠落)し(図6の(2−2)参照)、TSN=6,7,8,10,11,12,14のフレームをバッファリングする(図6の(3−2)参照)。
基地局100aは、TSN=5,6,8のフレームを多重したEDCH FPフレーム(FSN=1)、TSN=9,11,13のフレームを多重したEDCH FPフレーム(FSN=3)、TSN=14を含んだEDCH FPフレーム(FSN=4)をRNC200に送信する。
基地局100bは、TSN=6,7,8のフレームを多重したEDCH FPフレーム(FSN=2)、TSN=10,11,12のフレームを多重したEDCH FPフレーム(FSN=3)、TSN=14を含んだEDCH FPフレーム(FSN=4)をRNC200に送信する。この際、FSN=3のEDCH FPフレームの欠落が発生したとする(図6の(4)参照)。
RNC200は、基地局100a,100bからEDCH FPフレームを受信し、選択合成部220は、各EDCH FPフレームに含まれる各TSNに基づいて、TSNの欠落を検出する(図6の(5)参照)。この場合、TSN=5〜14の内、TSN=10,12が含まれていないので、選択合成部220は、TSN=10,12の抜けをTNフレーム生成部230bに通知する。
TNフレーム生成部230bは、TNフレームを生成し、TSN=10,12を基地局100a,100bに通知する(図6の(6)、(7)参照)。基地局100bは、該当するTSN=10,12のフレームを自身の記憶部に記憶しているので、TSN=10,12のフレームを多重したEDCH FPフレーム(FSN=5)をRNC200に再送する(図6の(8)参照)。RNC200は、基地局100bから再送されたEDCH FPフレーム(FSN=5)を受信することで、フレーム抜けが救済される(図6の(9)参照)。
次に、本実施例1にかかる移動体通信システムの処理手順について説明する。図7は、本実施例1にかかる移動体通信システムの処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは説明の便宜上、基地局100aと、RNC200との間におけるデータ通信手順を示す。
図7に示すように、基地局100aは、EDCH FPフレームをRNC200に送信し(ステップS101)、RNC200は、EDCH FPフレームを受信し(ステップS102)、選択合成処理を実行する(ステップS103)。
そして、TSNの抜けを検出しなかった場合には(ステップS104,No)、上位プロトコル処理を実行する(ステップS105)。一方、TSNの抜けを検出した場合には(ステップS104,Yes)、抜けを検出したTSNをTNフレーム生成部230bに通知し(ステップS106)、TNフレームを基地局100a(および、基地局100b、100c)に送信する(ステップS107)。
基地局100aは、TNフレームよりTSNを抽出し(ステップS108)、該当TSNがバッファリングされているか否かを判定し、バッファリングされていない場合には(ステップS109,No)、処理を終了する。
一方、基地局100aは、該当TSNがバッファリングされている場合には(ステップS109,Yes)、EDCH FPフレームをRNC200に再送する(ステップS110)。RNC200は、EDCH FPフレームを受信し(ステップS111)、ステップS105に移行する。
上述してきたように、本実施例1にかかる移動体通信システムは、Iub/Iur(基地局100a〜100cとRNC200との間)にてフレームの欠落が発生した場合には、RNC200が、基地局100a〜100bにTNフレームを送信することにより、RNC−基地局間でEDCH FPフレームの再送を実行し、欠落の救済を図る。従って、無線帯域の利用効率が向上する効果が得られると同時に、再送トラフィックが、伝搬遅延の大きい無線区間を経由しない形態となるため、RLCレイヤで行われる再送に比べてラウンドトリップタイムが短くなるという効果を得る。
また、本実施例1にかかる移動体通信システムは、フレームの欠落が発生した場合に、RNC200が、TNフレームを基地局100a〜100cに出力するので、抜けたTSNに対応するフレームを取得できる確率を向上させることが出来る(該当TSNのフレームを基地局100a〜100cのいずれか一つの基地局が保持していればよい)。
次に、本実施例2にかかる移動体通信システムの概要および特徴について説明する。図8は、本実施例2にかかる移動体通信システムの概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、この移動体通信システムは、移動端末50と、基地局300と、RNC400とを有する。
ここで、RNC400と基地局300との区間は、有線区間であり、基地局300と移動端末50との区間は、無線区間である。また、移動端末−基地局間のインターフェースをUu、RNC−基地局間のインターフェースをIub/Iurとする。
移動端末50に関する説明は、図1で説明した移動端末50の説明と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
基地局300は、移動端末50とRNC400との間で実行されるデータ通信を中継する装置である。特に、本発明に関連するものとして、基地局300は、移動端末50からフレーム(MAC−es PDU単位のフレーム)を受信した場合に、各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成し、生成したEDCH FPフレームに、FSN(Forward Sequence Number)を付与する。
このFSNは、各EDCH FPフレームの順番を示すシーケンス番号である。そして、基地局300は、生成したEDCH FPフレームを、RNC400に送信すると共に、一定量または一定時間、EDCH FPフレームをバッファリングする。
RNC200は、基地局300を介して移動端末50との間でデータ通信を実行する装置である。特に、本発明に関連するものとして、RNC400は、基地局300からEDCH FPフレームを受信した場合に、EDCH FPフレームに含まれるFSNを監視し、FSNの抜けを検出する。
そして、RNC200は、FSNの抜けを検出した場合に、抜けを検出したFSNの情報を含んだ制御フレームを、基地局300に送信する。制御フレームを受信した基地局300は、バッファリングしている各EDCH FPフレーム内に、該当のFSNを有するEDCH FPフレームが存在するか否かを判定し、存在する場合には、該当のFSNを含んだEDCH FPフレームをRNC400に再送する。
このように、本実施例2にかかる移動体通信システムは、Iub/Iur(基地局−RNC間)にてEDCH FPフレームの欠落が発生した場合には、RNC−基地局間でEDCH FPフレームの再送を実行することにより、欠落の救済を図る。従って、無線帯域の利用効率が向上する効果が得られると同時に、再送トラフィックが、伝搬遅延の大きい無線区間を経由しない形態となるため、RLCレイヤで行われる再送に比べてラウンドトリップタイムが短くなるという効果を得る。
次に、図8に示した基地局300およびRNC400の構成について説明する。図9は、本実施例2にかかる基地局300およびRNC400の構成を示す機能ブロック図である。
まず、基地局300の構成から説明すると、この基地局300は、無線IF部310と、EDCH FP生成処理部320と、IubIF部330とを有する。その他の構成要素は、周知の基地局と同様であるため説明を省略する。
ここで、無線IF部310は、移動端末50との間における無線データ通信を制御する手段である。そして、無線IF部310は、移動端末50からフレーム(MAC−es PDU)を受信した場合に、受信したフレームをEDCH FP生成処理部320に出力する。また、無線IF部310は、移動端末50宛のフレームを取得した場合には、取得したフレームを移動端末50に送信する。
EDCH FP生成処理部320は、無線IF部310からフレームを取得した場合に、各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成する手段である。EDCH FP生成処理部320は、EDCH FPフレームを生成する場合に、FSNを付与する(EDCH FPフレームのデータ構造は、図19を参照)。
EDCH FP生成処理部320は、生成したEDCH FPフレームを自身のバッファに記憶すると共に、EDCH FPフレームをIubIF部330に出力する。なお、EDCH FP生成処理部320は、EDCH FPフレームを記憶してからの時間が、一定時間経過するまで、EDCH FPフレームを記憶する。あるいは、EDCH FP生成処理部320は、所定の容量までEDCH FPフレームを記憶し、バッファの残り容量がなくなった場合に、最も古いEDCH FPフレームから順次消去してもよい。
また、EDCH FP生成処理部320は、FN処理部360a(FN処理部360aの説明は後述する)からFSNを取得した場合には、取得したFSNと、自身のバッファに記憶されたEDCH FPフレームに含まれるFSNとを比較して、一致するFSNを検出し、検出したFSNに対応付けられたEDCH FPフレームを検出する。そして、EDCH FP生成処理部320は、検出したEDCH FPフレームをRNC400に再送するべく、RNC送信処理部350に出力する。
IubIF部330は、RNC400との間におけるデータ通信を制御する手段である。このIubIF部330は、RNC送信処理部350と、制御フレーム処理部360とを有する。
RNC送信処理部350は、EDCH FP生成処理部320からEDCH FPフレームを取得した場合に、取得したEDCH FPフレームをRNC400に送信する手段である。
制御フレーム処理部360は、RNC400から送信される制御フレーム(FNフレーム、TCフレーム)に基づいて、各種の処理を実行する手段であり、FN処理部360aとTC処理部360bとを有する。
ここで、TCフレームは、RNC400によって、EDCH FPフレームの欠落が検出された場合に、RNC400から送信される制御フレームである。一方、FNフレームは、RNC400によって、EDCH FPフレームの欠落が検出された場合に、RNC400から送信される制御フレームであり、このFNフレームは、欠落したEDCH FPフレームに対応するFSNを含んでいる。
図10は、FNフレームのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、このFNフレームは、Header CRCと、FTと、Control Frame Typeと、通知FSN数と、FSN#0〜n−1とを有する。このうち、Control Frame Typeは、EDCH FPフレームの欠落(FSN抜け)を通知するための情報が含まれており、通知FSN数は、抜けを検出したFSNの数(欠落したEDCH FPフレームの数)を示す。例えば、EDCH FPフレームの欠落がn個存在する場合には、通知FSN数はn個となる。FSN#0〜n−1には、欠落したEDCH FPフレームに対応付けられたFSNの番号が登録される。
FN処理部360aは、RNC400からFNフレームを受信した場合に、FNフレームにて通知されたFSNをEDCH FP生成処理部320に出力する手段である。TC処理部360bは、RNC400からTCフレーム(輻輳通知)を受信した場合に、基地局300からRNC400へのデータ通信を一定量、あるいは一定期間抑制する手段である。
続いて、RNC400の構成について説明する。図9に示すように、このRNC400は、EDCH−FP処理部410と、制御フレーム生成部420とを有する。EDCH−FP処理部410は、基地局300との間におけるデータ通信を制御する手段であり、基地局300からEDCH FPフレームを受信した場合に、受信したEDCH FPフレームを上位処理部に出力する。
また、EDCH−FP処理部410は、EDCH FPフレームに含まれるFSNを監視し、FSNの抜けを検出した場合には、FSNの抜けを検出した旨の情報および抜けているFSNの情報を制御フレーム生成部420に出力する。
制御フレーム生成部420は、EDCH−FP処理部410の検出結果に基づいて、制御フレーム(FNフレーム、TCフレーム)を生成する手段であり、TCフレーム生成部420aとFNフレーム生成部420bとを有する。
TCフレーム生成部420aは、EDCH−FP処理部410から、FSNの抜けを検出した旨の情報を取得した場合に、TCフレーム(輻輳通知)を生成し、生成したTCフレームを、基地局300に送信する手段である。
FNフレーム生成部420bは、EDCH−FP処理部410から、抜けているFSNの情報を取得した場合に、抜けているFSNの情報を含んだFNフレーム(図10参照)を生成し、生成したFNフレームを、基地局300に送信する手段である。
なお、FNフレーム生成部420bによって送信されるFNフレームは、例えば、3GPPで定義されているControl FrameのControl Frame Typeを拡張したものを定義して使用する。また、TNフレームで通知するFSNの情報は、リスト形式にて通知可能なように定義する。
次に、本実施例2にかかる移動体通信システムの動作例について説明する。図11は、本実施例2にかかる移動体通信システムの動作例を示す図である。図11に示すように、移動端末50は、基地局300に対して、TSN=5〜14までのフレームを送信する(図11の(1)参照)。
基地局300は、TSN=5〜14のフレームを受信し、TSN=5〜7を多重したEDCH FPフレーム(FSN=1)、TSN=8〜10を多重したEDCH FPフレーム(FSN=2)、TSN=11,12を多重したEDCH FPフレーム(FSN=3)、TSN=13,14を多重したEDCH FPフレーム(FSN=4)、を生成し、生成し各EDCH FPフレームをバッファリングする(図11の(2)参照)。
基地局300は、FSN=1〜4のEDCH FPフレームをRNC400に送信する。この際、FSN=2のEDCH FPフレームの欠落が発生したとする(図11の(3)参照)。
RNC400は、基地局300からEDCH FPフレームを受信し、EDCH−FP処理部410は、各EDCH FPフレームに含まれる各FSNに基づいて、FSNの抜けを検出する(図11の(4)参照)。この場合、FSN=1〜4の内、FSN=2(TSN=8,9,10)が含まれていないので、EDCH−FP処理部410は、FSN=2の抜けをFNフレーム生成部420bに通知する。
FNフレーム生成部420bは、FNフレームを生成し、FSN=2を基地局300に通知する(図11の(5)、(6)参照)。基地局300は、該当するFSN=2のEDCH FPフレームを自身の記憶部に記憶しているので、FSN=2のEDCH FPフレームをRNC400に再送する(図11の(7)参照)。RNC400は、基地局300から再送されたEDCH FPフレーム(FSN=2)を受信することで、フレーム抜けが救済される(図11の(8)参照)。
次に、本実施例2にかかる移動体通信システムの処理手順について説明する。図12は、本実施例2にかかる移動体通信システムの処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、基地局300は、EDCH FPフレームをRNC400に送信し(ステップS201)、RNC400は、EDCH FPフレームを受信し(ステップS202)、FSNの抜けを検出しなかった場合には(ステップS203,No)、上位プロトコル処理を実行する(ステップS204)。
一方、FSNの抜けを検出した場合には(ステップS203,Yes)、抜けを検出したFSNをFNフレーム生成部420bに通知し(ステップS205)、FNフレームを基地局300に送信する(ステップS206)。
基地局300は、FNフレームよりFSNを抽出し(ステップS208)、該当FSNがバッファリングされているか否かを判定し、バッファリングされていない場合には(ステップS209,No)、処理を終了する。
一方、基地局300は、該当FSNがバッファリングされている場合には(ステップS209,Yes)、EDCH FPフレームをRNC400に再送する(ステップS210)。RNC400は、EDCH FPフレームを受信し(ステップS207)、ステップS204に移行する。
上述してきたように、本実施例2にかかる移動体通信システムは、Iub/Iur(基地局300とRNC400との間)にてEDCH FPフレームの欠落が発生した場合には、RNC400が、基地局300にFNフレームを送信することにより、RNC−基地局間でEDCH FPフレームの再送を実行し、欠落の救済を図る。従って、無線帯域の利用効率が向上する効果が得られると同時に、再送トラフィックが、伝搬遅延の大きい無線区間を経由しない形態となるため、RLCレイヤで行われる再送に比べてラウンドトリップタイムが短くなるという効果を得る。
また、本実施例2にかかる移動体通信システムは、FSNの抜けが発生した場合に、原理上、該当する基地局が、欠落したEDCH FPフレームを確実に保有しているため、該当する基地局のみに再送制御を行うことで、欠落したEDCH FPフレームを取得することができ、RNC400にかかる負担を軽減することが出来る。
次に、本実施例3にかかる移動体通信システムの概要および特徴について説明する。本実施例3にかかる移動体通信システムは、RNCに接続された基地局の数に基づいて、再送制御の手法を切り替える。
具体的に、RNCに複数の基地局が接続された状態で、TSNの欠落を検出した場合には、上述した実施例1の手法を用いて、TNフレームを生成し、欠落が発生したフレームを救済する。一方、RNCに単一の基地局が接続された状態で、FSNの欠落を検出した場合には、上述した実施例2の手法を用いて、FNフレームを生成し、欠落が発生したフレームを救済する。
このように、本実施例3にかかる移動体通信システムは、RNCと基地局との接続状況に基づいて、フレームの救済方法を切り替える(欠落したフレームを基地局−RNC間で救済する確率を向上させるために、複数の基地局に接続されている場合には、各基地局にTNフレームを送信し、単一の基地局に接続されている場合には、欠落したフレームを確実に保持している該当基地局にFNフレームを送信する)ので、効率よく欠落したフレームを救済することができる。
次に、本実施例3にかかる基地局500a〜500cおよびRNC600の構成について説明する。図13は、本実施例3にかかる基地局500a〜500cおよびRNC600の構成を示す機能ブロック図である。なお、基地局500b、500cの構成は、基地局500aと同様であるため、説明を省略する。
まず、基地局500aの構成から説明すると、この基地局500aは、無線IF部510と、EDCH FP生成処理部520と、IubIF部530とを有する。その他の構成要素は、周知の基地局と同様であるため説明を省略する。
ここで、無線IF部510は、移動端末50との間における無線データ通信を制御する手段である。そして、無線IF部510は、移動端末50からフレーム(MAC−es PDU)を受信した場合に、受信したフレームをEDCH FP生成処理部520に出力する。なお、各フレームには、シーケンス番号となるTSNが付与されているものとする。また、無線IF部510は、移動端末50宛のフレームを取得した場合には、取得したフレームを移動端末50に送信する。
EDCH FP生成処理部520は、無縁IF部510からフレームを取得した場合に、各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成する手段である。EDCH FP生成処理部520は、EDCH FPフレームを生成する場合に、FSNを付与する(EDCH FPフレームのデータ構造は、図19を参照)。
EDCH FP生成処理部520は、生成したEDCH FPフレームを自身のバッファに記憶すると共に、EDCH FPフレームをIubIF部530に出力する。なお、EDCH FP生成処理部520は、EDCH FPフレームを記憶してからの時間が、一定時間経過するまで、EDCH FPフレームを記憶する。あるいは、EDCH FP生成処理部520は、所定の容量までEDCH FPフレームを記憶し、バッファの残り容量がなくなった場合に、最も古いEDCH FPフレームから順次消去してもよい。
また、EDCH FP生成処理部520は、FN/TN処理部560a(FN/TN処理部560aの説明は後述する)からTSNを取得した場合には、取得したTSNと、自身のバッファに記憶されたEDCH FPフレームに含まれるTSNとを比較して、一致するTSNを検出し、検出したTSNに対応付けられた各フレーム(MAC−es PDU)を検出する。
そして、EDCH FP生成処理部520は、検出した各フレームを多重したEDCH FPフレームを生成し、生成したEDCH FPフレームをRNC600に再送するべく、RNC送信処理部550に出力する。
一方、EDCH FP生成処理部520は、FN/TN処理部560aからFSNを取得した場合には、取得したFSNと、自身のバッファに記憶されたEDCH FPフレームに含まれるFSNとを比較して、一致するFSNを検出し、検出したFSNに対応付けられたEDCH FPフレームを検出する。そして、EDCH FP生成処理部520は、検出したEDCH FPフレームをRNC600に再送するべく、RNC送信処理部550に出力する。
IubIF部530は、RNC600との間におけるデータ通信を制御する手段である。このIubIF部530は、RNC送信処理部550と、制御フレーム処理部560とを有する。
RNC送信処理部550は、EDCH FP生成処理部520からEDCH FPフレームを取得した場合に、取得したEDCH FPフレームをRNC600に送信する手段である。
制御フレーム処理部560は、RNC600から送信される制御フレーム(TNフレーム、FNフレーム、TCフレーム)に基づいて、各種の処理を実行する手段であり、FN/TN処理部560aとTC処理部560bとを有する。
ここで、TNフレーム、FNフレーム、TCフレームは、上述の実施例1,2において説明したTNフレーム、FNフレーム、TCフレームと同様である。
FN/TN処理部560aは、RNC600からFNフレームを受信した場合に、FNフレームにて通知されたFSNをEDCH FP生成処理部520に出力し、RNC600からTNフレームを受信した場合に、TNフレームにて通知された各TSNをEDCH FP生成処理部520に出力する手段である。
TC処理部560bは、RNC600からTCフレーム(輻輳通知)を受信した場合に、基地局500からRNC600へのデータ通信を一定量、あるいは一定期間抑制する手段である。
続いて、RNC600の構成について説明する。図13に示すように、このRNC600は、EDCH−FP処理部610と、選択合成部620と、制御フレーム生成部630とを有する。
このうち、EDCH−FP処理部610は、基地局500a〜500cとの間におけるデータ通信を制御する手段であり、基地局500a〜500cからEDCH FPフレームを受信した場合に、受信したEDCH FPフレームを選択合成部620に出力する。
また、EDCH−FP処理部610は、EDCH FPフレームに含まれるFSNを監視し、FSNの抜けを検出した場合には、FSNの抜けを検出した旨の情報およびFSNを制御フレーム生成部630に出力する。
選択合成部620は、EDCH FPフレームを取得した場合に、EDCH FPフレームに含まれるTSNに基づいて、TSNに対応付けられたフレームを並べ替えることで各フレームを合成する手段である。選択合成部620は、合成したフレームをCNに出力する。
また、複数の基地局に接続されている場合に、選択合成部620は、各フレームに対応付けられたTSNに基づいて、TSNの抜けが存在するか否かを判定し、TSNの抜けを検出した場合には、抜けているTSNの情報を制御フレーム生成部630に出力する。
制御フレーム生成部630は、EDCH−FP処理部610、選択合成部620の検出結果に基づいて、制御フレーム(TNフレーム、FNフレーム、TCフレーム)を生成する手段であり、TCフレーム生成部630aとFN/TNフレーム生成部630bとを有する。
TCフレーム生成部630aは、EDCH−FP処理部610から、FSNの抜けを検出した旨の情報を取得した場合に、TCフレーム(輻輳通知)を生成し、生成したTCフレームを、基地局500a〜500cに送信する手段である。
FN/TNフレーム生成部630bは、選択合成部620から、抜けているTSNの情報を取得した場合に、抜けているTSNの情報を含んだTNフレーム(図5参照)を生成し、生成したTNフレームを、基地局500a〜500cに送信する手段である。
一方、RNC600が単一の基地局(例えば、基地局500aのみ)に接続されている場合に、EDCH−FP処理部610から、抜けているFSNの情報を取得した場合に、抜けているFSNの情報を含んだFNフレーム(図10参照)を生成し、生成したFNフレームを、基地局500aに送信する。
上述してきたように、本実施例3にかかる移動体通信システムは、RNC600と基地局500a〜500cとの接続状況に基づいて、フレームの救済方法を切り替える(欠落したフレームを基地局−RNC間で救済する確率を向上させるために、複数の基地局に接続されている場合には、各基地局にTNフレームを送信し、単一の基地局に接続されている場合には、欠落したフレームを確実に保持している該当基地局にFNフレームを送信する)ので、効率よく欠落したフレームを救済することができる。
ところで、本実施例1〜3において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図4、図9、図13に示した基地局100a〜100c,300,500a〜500c、RNC200,400,600の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部がCPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
図14は、実施例1〜3に対応する基地局を構成するコンピュータ700のハードウェア構成を示す図(一例)であり、図15は、実施例1〜3に対応するRNCを構成するコンピュータ800のハードウェア構成を示す図(一例)である。
図14に示すように、このコンピュータ(基地局)700は、入力装置710と、ディスプレイ等の出力装置720と、バッファ730と、移動端末との間でデータ通信を実行する無線通信装置740と、RNCとの間でデータ通信を実行するRNC通信装置750と、CPU(Central Processing Unit)760と、HDD(Hard Disk Drive)770とを有し、バス780で接続されている。
CPU760が、HDD770に記憶されたフレーム制御処理プログラム770を読み出して実行することにより、フレーム制御処理プロセス760aが起動される。ここで、フレーム制御処理プロセス760aは、実施例1〜3に示した、EDCH FP生成処理部、制御フレーム処理部に対応する。CPUは、移動端末から受信したフレームを、フレームデータ730aとしてバッファ730に記憶し、必要に応じて、バッファ730に記憶されたフレームデータ730aをRNCに送信する。
続いて、図15に示すように、このコンピュータ(RNC)800は、入力装置810と、ディスプレイ等の出力装置820と、RAM(Random Access Memory)830と、基地局、CN(Core Network)等との間でデータ通信を実行する通信制御装置840と、CPU850と、HDD860とを有し、バス870で接続されている。
ここで、HDD860には、実施例1〜3に示したRNCの機能と同様の機能を発揮するフレーム抜け検出プログラム860bが記憶されている。CPU850がフレーム抜け検出プログラム860bを読み出して実行することにより、フレーム抜け検出プロセス850aが起動される。ここで、フレーム抜け検出プロセス850aは、実施例1〜3に示したEDCH−FP処理部、選択合成部、制御フレーム生成部に対応する。
また、HDD860は、上記のRNCが利用する各種データ860aを記憶している。CPU850は、HDD860に格納された各種データ860aを読み出して、RAM830に格納し、RAM830に格納された各種データ830aを利用して、TSNあるいはFSNの抜けを検出する。
ところで、図14に示したフレーム制御処理プログラム770a、図15に示したフレーム抜け検出プログラム860bは、必ずしも最初からHDD770,860に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにフレーム制御処理プログラム770a、フレーム抜け検出プログラム860bを記憶しておき、コンピュータがこれらからフレーム制御処理プログラム770a、フレーム抜け検出プログラム860bを読み出して実行するようにしてもよい。

Claims (10)

  1. 移動端末装置から送信されるデータを所定容量および/または所定時間記憶するバッファを備えた無線通信装置を介して、前記データを受信した場合に、前記データに含まれ、かつ、所定のデータに対応付けられたシーケンス番号に基づいてデータの欠落を検出する検出手段と、
    前記検出手段によってデータの欠落が検出された場合に、欠落したデータに対応するシーケンス番号を前記無線通信装置に送信し、前記無線通信装置のバッファから前記欠落したデータを取得するデータ取得手段と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記シーケンス番号は、前記移動端末装置から送信されるパケット毎に設定されたシーケンス番号であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記データ取得手段は、前記無線通信装置が複数接続されている場合に、前記シーケンス番号を各無線通信装置に送信し、送信した無線通信装置のいずれかから欠落したデータを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記シーケンス番号は、前記移動端末装置から送信されるパケットを多重したフレーム毎に設定されるシーケンス番号であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 移動端末装置から送信されるデータを所定容量および/または所定時間まで記憶する記憶手段と、
    前記データを送信した制御装置から、欠落したデータに対応するシーケンス番号を受信した場合に、当該シーケンス番号に対応するデータを前記記憶手段から検出し、検出したデータを前記制御装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  6. 移動端末装置との間で無線通信を行う無線通信装置と、当該無線通信装置を介して前記移動端末装置とデータ通信を実行する制御装置とを有する通信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    前記移動端末装置から送信されるデータを所定容量および/または所定時間まで記憶する記憶手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記無線通信装置を介して、前記移動端末装置からデータを受信した場合に、前記データに含まれるシーケンス番号に基づいてデータの欠落を検出する検出手段と、
    前記検出手段によってデータの欠落が検出された場合に、欠落したデータに対応するシーケンス番号を前記無線通信装置に送信し、前記無線通信装置の前記記憶手段から前記欠落したデータを取得するデータ取得手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  7. 前記シーケンス番号は、前記移動端末装置から送信されるパケット毎に設定されたシーケンス番号であることを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記データ取得手段は、前記無線通信装置が前記制御装置に複数接続されている場合に、前記シーケンス番号を各無線通信装置に送信し、送信した無線通信装置のいずれかから前記欠落したデータを取得することを特徴とする請求項6または7に記載の通信システム。
  9. 前記シーケンス番号は、前記移動端末装置から送信されるパケットを多重したフレーム毎に設定されるシーケンス番号であることを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  10. 移動端末装置との間で無線通信を行う無線通信装置と、当該無線通信装置を介して前記移動端末装置とデータ通信を実行する制御装置とを有する通信システムの制御方法であって、
    前記無線通信装置が、
    前記移動端末装置から送信されるデータを所定容量および/または所定時間までバッファに記憶するステップと、
    前記制御装置が、
    前記無線通信装置を介して、前記移動端末装置からデータを受信した場合に、前記データに含まれるシーケンス番号に基づいてデータの欠落を検出するステップと、
    データの欠落が検出された場合に、欠落したデータに対応するシーケンス番号を前記無線通信装置に送信し、前記無線通信装置のバッファから前記欠落したデータを取得するステップと、
    を含んだことを特徴とする制御方法。
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