JP5091404B2 - 液体浄化装置 - Google Patents

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本発明は、例えば産業排水や生活排水、各種水槽内の水等の処理液体を浄化するための液体浄化装置に関する。
従来、この種の浄化装置としては、例えば浄化槽内にシート状の合成樹脂膜を多数垂下させて並設し、これに汚濁物質を除去するバクテリア等を付着させて汚濁水と広い面積で接触させて浄化する等の各種装置が知られている。ところが、これらの装置にあっては、広大な沈殿池や大型の設備を必要として、設備投資と運用効率の面で劣るという不具合があり、当出願人は、特許文献1に開示の浄化装置を提案した。
この浄化装置は、耐圧容器と、この耐圧容器に酸素を供給する酸素供給源を備え、耐圧容器内に供給した処理水に酸素供給源から酸素を供給して、処理水の表面に酸素雰囲気の圧力を作用させることにより、処理水を浄化して外部に排水するようにしたものである。
特許第3375348号公報
しかしながら、この浄化装置にあっては、供給される酸素による耐圧容器内の圧力が、例えば0.5kg/cm程度と低いため、酸素が処理水に溶解し難い場合があり、処理水を効率的に浄化処理することが困難であると共に、耐圧容器内に供給される気体が酸素であるため、処理する液体が例えば処理水等に限定されて、装置の汎用性の面で不十分であるという問題点を有している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、耐圧容器内の圧力を最適値に設定できて効率的な液体の浄化処理が行えると共に、各種液体の処理に適用できて汎用性を向上させ得る液体浄化装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、上部に液体供給口と気体供給口が設けられ下部に液体排出口が設けられた耐圧容器と、該耐圧容器に前記気体供給口から気体を供給する気体供給源と、を備え、前記液体供給口から前記耐圧容器内に供給した処理液体の表面に、前記気体供給口から前記耐圧容器内に供給した気体の圧力を作用させて前記処理液体を浄化すると共に、この浄化した液体を前記液体排出口から耐圧容器の外部に排出する液体浄化装置であって、前記耐圧容器の内部上部に、外形がそれぞれ同一形状に形成された積層状態の複数の邪魔板を配設し、該各邪魔板は、外周縁に上方に突出した帯板と、円周方向に列状に配置され上下の邪魔板において異なる位置に形成した落下穴をそれぞれ有すると共に、前記気体供給口から耐圧容器内に供給される気体の耐圧容器内圧力を1kg/cm〜3kgcmに設定したことを特徴とする。
そして、前記気体は、請求項2に記載の発明のように、酸素ガス、窒素ガス、炭酸ガス、オゾンガスの少なくとも一つであることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、液体供給口から耐圧容器内に供給された処理液体が、気体供給口から耐圧容器内に供給された圧力1kg/cm〜3kgcmの気体と接触するため、最適圧力の気体を処理液体内に良好に溶解させ、例えばこの気体に浮遊物を付着させて処理液体上に浮上させることができ、処理液体を短時間に効率的に浄化することができると共に、気体供給口から耐圧容器内に例えば用途に応じた各種気体を供給できて、汎用性に優れた浄化装置を得ることができる。
また、耐圧容器の内部上部に、外形がそれぞれ同一形状に形成され、外周縁に上方に突出した帯板と、円周方向に列状に配置され上下において異なる位置に形成した落下穴をそれぞれ有する積層状態の複数の邪魔板が配設されるため、この各邪魔板で耐圧容器の上部から供給される処理液体の落下速度を遅らせて、気体と接触する時間を長くし該気体を処理液体内に一層良好に溶解させることができ、処理液体の浄化を一層効率的に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、耐圧容器内に供給される気体として、酸素ガス、窒素ガス、炭酸ガス、オゾンガスの少なくとも一つが選択されるため、例えば処理液体に応じて所定のガスを使用できる等、浄化装置の汎用性を一層向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明に係わる液体浄化装置の一実施形態を示し、図1がその構成図、図2がその平面図、図3が蓋体の正面図、図4及び図5が邪魔板を示す図、図6及び図7が動作説明図である。
図1〜図3において、液体浄化装置1は、底部に脚3とドレインバルブ4が設けられ上面が開口する有底円筒形状の容器本体2aと、この容器本体2aの上面開口部に着脱可能に配設される蓋体2bからなる耐圧容器2を有している。この耐圧容器2の蓋体2bには、その中心位置に下端に液体供給口5aが設けられ上端にフランジ5bが設けられた液体供給パイプ5が固定されると共に、その直径方向の一方の端部に、下端に排出口6aが設けられ上端にフランジ6bが設けられた排出パイプ6の上部が固定されている。この時、液体供給口5aは蓋体2aの内面直下(すなわち耐圧容器2の最上部)の位置に、排出口6aは容器本体2aの下部である底部近傍に位置するように設定されている。
そして、液体供給パイプ5のフランジ5bには、外部供給管7を介して揚水ポンプ8が接続されており、この外部供給管7の途中の所定位置には、逆止弁9と液体供給調整バルブ10が接続されている。なお、逆止弁9は、液体供給口5aのできるだけ近い位置に配置することが、液体浄化装置1を停止させた際の気体の逆流を防止する観点から好ましい。また、前記排出パイプ6のフランジ6bには、その途中に圧力・吐出量調整バルブ12が接続された外部排出管11が接続されている。
これにより、液体供給調整バルブ10が開状態で揚水ポンプ8が作動することにより、処理液体が外部供給管7を介して耐圧容器2の上部の液体供給口5aから容器本体2a内に吐出され、耐圧容器2内で浄化された清浄な液体が、圧力・吐出量調整バルブ12を開状態にすることにより、排出口6aから排出パイプ6及び外部排出管11を介して外部に排出されるようになっている。
また、前記蓋体2bの直径方向の他端部にはガス供給口13(気体供給口)が設けられ、このガス供給口13は、ガス流量調整バルブ14を介してガス供給源15(気体供給源)に接続されると共に圧力計16やエアー抜きバルブ17が接続されたガス供給管18に接続されている。また、ガス供給管18には、上下にバルブ19a、19bを有する透明なモニター管19が接続されている。
これにより、前記ガス流量調整バルブ14を手動で開放操作することによって、ガス供給源15からガス供給管18を介して所定量のガスがガス供給口13から耐圧容器2内に供給されるようになっている。この時、後述するように、耐圧容器2内に供給されるガスの圧力は、1kg/cm〜3kg/cmとなるようにガス流量調整バルブ14が調整される。
なお、本発明の液体浄化装置1で使用される気体(ガス)としては、窒素ガス、炭酸ガス、酸素ガス、オゾンガス等があり、例えば窒素ガスは、脱酸素水の飽和溶存窒素濃度を遙かに超えた濃度の溶解液を得ることで、長時間これを維持し酸素による酸化を抑える場合に使用され、炭酸ガスは、アルカリ水の中和に利用して、極めて短時間に高濃度の炭酸水を得る場合に使用される。また、オゾンガスは、溶解させるオゾン濃度だけのオゾンガスを生成させる極めて小型のオゾン生成装置として使用され、酸素ガスは、各種処理水に使用して、より一層酸素溶解効率を高める場合等に使用される。
また、本発明の液体浄化装置1は、例えば図示はしないが前記透明なモニター管19の上下2カ所に水位センサやガス量センサを配置すると共にガス供給管18に電磁弁を配設して、上部のセンサが所定の信号を検知した際に電磁弁を開にして耐圧容器2内にガスを供給し、下部のセンサが所定の信号を検知した際に電磁弁を閉にしてガスの供給を停止させる等、ガスの耐圧容器2内への供給を自動的に行うように構成することもできる。
前記耐圧容器2の内部の上部には、落下速度調整手段としての3枚の邪魔板21a〜21cが上下方向に積層状態で配設されている。この邪魔板21a〜21cは、図3に示すように、その外形が全て同一形状に形成され、蓋体2bの内面に上端が溶接固定された複数の支持棒22に溶接することによって蓋体2bに取り付けられており、着脱可能な蓋体2bの外周フランジ23を容器本体2aの上端フランジ24に被せて多数のネジ25(図2参照)で固定した際に、耐圧容器2の全高の上部から1/4〜1/3の高さ位置となるように設定されている。また、上段邪魔板21aは容器本体2aの上端フランジ24から50〜150mmの位置となり、各邪魔板21a〜21cの間隔寸法は100〜300mmとなるように設定されている。
さらに、各邪魔板21a〜21cは、例えばステンレス板のプレス加工によって、図4及び図5に示すように円板状に形成されている。すなわち、上段邪魔板21a、中段邪魔板21b及び下段邪魔板21cは、図4(b)に示す(図では上段邪魔板21aを示すが中段邪魔板21bと下段邪魔板21cも同様に形成されている)ように、円板の外周縁に上方に所定高さ立設された堰き状の帯板26が一体形成されている。また、各邪魔板21a〜21cの所定位置には、所定内径の円形の落下穴27が多数穿設されている。
この時、各邪魔板21a〜21cの落下穴27は、中心から複数の所定半径の円周線上に円周方向に沿って等間隔、つまり列状態で形成され、上段邪魔板21aの落下穴27は、図4(a)に示すように6列状態で、中段邪魔板21bと下段邪魔板21cの落下穴27は、図5(a)(b)に示すように3列状態でそれぞれ形成されている。また、各邪魔板21a〜21cの上下方向に一致する各列の落下穴27の間隔を異ならせることにより、落下穴27が上下方向において一致して貫通状態とならないように設定されている。なお、各邪魔板21a〜21cの直径方向の一端部には、前記排出パイプ6が挿通するパイプ挿通穴28がそれぞれ形成されている。
そして、このように構成された各邪魔板21a〜21cは、図示しない固定穴に蓋体2bの内面に固定された前記支持棒22を貫通させて溶接すること等により、図3に示すように、蓋体2bに一体的に取り付けられ、蓋体2bの外周フランジ23を容器本体2aの上端フランジ24に載置して、両フランジ23、24をネジ25で固定することにより、蓋体2bが容器本体2aに取り付けられて密閉状態の耐圧容器2が形成されると共に、3枚の邪魔板21a〜21cが耐圧容器2の容器本体2aの上部に前記高さ位置で位置することになる。
なお、前記3枚の邪魔板21a〜21cの構成は、図示した例に限定されず、例えば、各邪魔板21a〜21cの列状の落下穴27の間の適宜位置に、処理液体の落下速度を遅くするための上方に突出した遮蔽板(図示せず)を所定枚数設ける構成とすることもできるし、各邪魔板21a〜21cの落下穴27は、全て同一内径の円形穴に限らず、邪魔板21a〜21c毎に異なる内径の円形穴や楕円形状、方形状等の落下穴27としても良い。また、各邪魔板21a〜21cの落下穴27の穴径を、例えば粘性の高い処理液体や浮遊物の多い処理液体の場合あるいは供給される処理液体の量が多い場合に大きくする等、液体浄化装置1の用途に応じて穴径等の形状を適宜に設定することができる。
次に、前記液体浄化装置1の動作の一例を、処理液体が沈殿池の処理水で気体が酸素ガスである場合を例にして説明する。先ず、液体浄化装置1を所定位置に設置した状態で、揚水ポンプ8を作動させて供給調整バルブ10を開状態にすると、処理水が沈殿池からくみ上げられて外部供給管7から、蓋体2bの液体供給パイプ5の液体供給口5bから耐圧容器2内に吐出される。また、処理水の供給を開始したら、ガス流量調整バルブ14を開状態にして耐圧容器2内に酸素ガスを供給し、この時、圧力計16で確認しながら、耐圧容器2内の圧力が前述した所定値となるように設定する。
そして、液体供給口5bから耐圧容器2内に吐出された処理水は、図6に示すように、耐圧容器2内の最上部から矢印イの如く拡散される状態で下方の各邪魔板21a〜21c上に落下する。この各邪魔板21a〜21c上に落下した処理水は、先ず上段邪魔板21a上に落下してこの上段邪魔板21aの落下穴27から矢印ロの如く中段邪魔板21b上に落下し、この中段邪魔板21bの落下穴27から矢印ハの如く下段邪魔板21c上に落下し、さらに、この下段邪魔板21cの落下穴27から矢印ニの如く容器本体2aの下方に落下する。
この処理水の各邪魔板21a〜21cの落下穴27の通過による落下時に、各邪魔板21a〜21cの落下穴27が上下方向に異なる位置に形成されていることから、各邪魔板21a〜21c上に落下した処理水が直接下方に落下することがなくなり、各邪魔板21a〜21c上を所定方向に流れた後に落下穴27から下方に落下する状態となる。これにより、上段邪魔板21a上に落下した処理水の各邪魔板21a〜21cを通過して落下するための時間が長く、すなわち各邪魔板21a〜21c上の処理水への酸素ガスの接触時間(圧力の作用時間)が長くなって、酸素ガスが処理水内に良好に溶解されることになる。
そして、各邪魔板21a〜21cを介した落下により酸素ガスが溶解した処理水Wは、下段邪魔板21cの下方から矢印ホの如く容器本体2a内に落下する際にも、処理水WのゴミSが付着した水玉WSの表面に酸素ガスの圧力が作用して酸素ガスが処理水W(水玉WS)中に溶解しつつつつ落下し、これが容器本体2aの下部に貯留される。この容器本体2a内に貯留された処理水Wに溶解された酸素は、図7に示すように、処理水W中で気泡Kになると共にゴミSが付着した状態となり、このゴミSが付着した気泡Kが処理水W内を矢印ヘの如く浮上して処理水Wの表面に漂うことになる。この気泡Kを、例えば液体浄化装置1の保守(清掃)時に、蓋体2bを容器本体2aから取り外して矢印トの如くすくい上げること等により、ゴミSが耐圧容器2内から除去される。
つまり、3枚の邪魔板21a〜21cによって、処理水Wと酸素ガスの接触時間が長くなり酸素ガスが処理水W内に良好に溶解されつつ下方に落下すると共に、容器本体2aの下部に貯留されている処理水Wの水面に到達するまでの間も酸素ガスと接触し続けて、その表面張力によって球体の水玉WSに近い状態を保ちつつ落下する。この時、耐圧容器2内が前記所定圧力で加圧されて圧縮されていることから、水玉WSの濃度が高くなって酸素ガスの処理水Wへの溶解効率が一層高められることになる。
そして、処理水Wを耐圧容器2内に一定量、一定時間貯留させることで、酸素ガスと処理水Wが混合した状態から、酸素ガスを気泡Kとして処理水Wから分離させることができ、酸素ガスが処理水Wに溶解した部分の液体、すなわち清浄な水のみが排出口6aから排出される。この時、処理水Wの供給や排出の制御及び酸素ガスの供給制御を、図示しない流量計や液面センサ等の感知で自動的に行うことにより、処理水Wの耐圧容器2内における滞留時間と滞留液体量が一定に維持される。
ここで、上記液体浄化装置1の具体的な実施例について説明する。先ず、処理液体として汚染された処理水を使用し気体として酸素ガスを使用すると共に、耐圧容器2の大きさとして全高=1000mmで外径φ=270mm、邪魔板21a〜21cの落下穴27の直径=30mmのものを使用し、耐圧容器2内の圧力を変化させた場合の排出される水の状態について確認した。その結果を下記表1に示す。なお、耐圧容器2内の処理水の滞留時間は30秒(約50リットル)で実質15秒とした。
Figure 0005091404
この表1から明らかなように、実施例1〜3については、排出される水の状態に極めて良好な状態が得られたのに対し、比較例1と比較例2では、排出される水の状態が悪く浄化効果が十分に得られないことが確認された。この要因としては、圧力が1kg/cmを下回るような低い圧力だと、酸素ガスの処理水への溶解が十分に行われないことが考えられ、逆に圧力が3kg/cmを超えるような高い圧力だと、大気圧との差が大きくなりすぎて処理水がほとんとんど泡状になってしまうことが考えられる。この結果から、耐圧容器2内の圧力は、1kg/cm〜3kg/cmの範囲に維持することが最適であることが判明した。
このように、上記実施形態の液体浄化装置1にあっては、ガス供給源15から耐圧容器2内に供給される気体の圧力が1kg/cm〜3kg/cmに設定されるため、最適圧力の気体を処理液体内に良好に溶解させることができ、この気体にゴミSとしての浮遊物を付着させて処理液体上に浮上させることができる。特に、耐圧容器2の上部に処理液体の落下速度を遅くする3枚の邪魔板21a〜21cが配設されているため、処理液体の落下速度を遅らせて気体と接触する時間を長くすることができて、気体を処理液体内に良好に溶解させることができる。その結果、処理液体を短時間に浄化できる等、処理液体を効率的に浄化することが可能となる。
また、耐圧容器2内に例えば用途に応じた酸素ガス、窒素ガス、炭酸ガス、オゾンガスの少なくとも一つを供給することができるため、液体浄化装置1を各種ガスに応じた用途で使用できて、液体浄化装置1の汎用性の向上が図れ、特に、邪魔板21a〜21cの落下穴27の位置や形態を処理液体の種類に応じて設定すること等により、液体浄化装置1の汎用性を一層高めることが可能となる。
さらに、3枚の邪魔板21a〜21cが容器本体2aに着脱される蓋体2bに一体的に固定されているため、予め蓋体2bに溶接等により邪魔板21a〜21cを所定間隔で配置できたり、蓋体2bの内面の各種コーティング作業が簡単に行える等、液体浄化装置1の製造を容易に行うことができると共に、蓋体2bを取り外すことで容器本体2a内や邪魔板21a〜21cが固定された蓋体2b等の清掃が簡単に行えて、保守作業を容易に行うこともできる。その結果、製造コストの低減化や保守コストの低減化が図れて安価な液体浄化装置1を提供することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、耐圧容器2の内部の上部に3枚の邪魔板21a〜21cを配設する場合について説明したが、1枚あるいは2枚あるいは4枚以上の邪魔板を配設しても良い。また、上記実施形態における、耐圧容器2の大きさ、配管構造等の形態等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、耐圧容器内に処理液体を供給し処理した清浄な液体を外部に排出する構成に限らず、例えば廃水に含まれるゴミ等を浮上させてこれを除去する加圧浮上装置としても適用できる。
本発明に係わる液体浄化装置の一実施形態を正面側から見た構成図 同その平面図 同蓋体の正面図 同上段邪魔板を示し(a)が平面図(b)が断面図 同中段邪魔板及び下段邪魔板を示す平面図 同動作説明図 同他の動作説明図
符号の説明
1・・・液体浄化装置、2・・・耐圧容器、2a・・・容器本体、2b・・・蓋体、5・・・液体供給パイプ、5a・・・液体供給口、6・・・排出パイプ、6a・・・液体排出口、7・・・外部供給管、8・・・揚水ポンプ、9・・・逆止弁、10・・・液体供給調整バルブ、11・・・外部排出管、12・・・圧力・吐出量調整バルブ、13・・・ガス供給口(気体供給口)、14・・・ガス流量調整バルブ、15・・・ガス供給源、18・・・ガス供給管、19・・・モニター管、21a・・・上段邪魔板、21b・・・中段邪魔板、21c・・・下段邪魔板、26・・・帯板、27・・・落下穴、W・・・処理水、WS・・・水玉、S・・・ゴミ、K・・・気泡。

Claims (2)

  1. 上部に液体供給口と気体供給口が設けられ下部に液体排出口が設けられた耐圧容器と、該耐圧容器に前記気体供給口から気体を供給する気体供給源と、を備え、前記液体供給口から前記耐圧容器内に供給した処理液体の表面に、前記気体供給口から前記耐圧容器内に供給した気体の圧力を作用させて前記処理液体を浄化すると共に、この浄化した液体を前記液体排出口から耐圧容器の外部に排出する液体浄化装置であって、
    前記耐圧容器の内部上部に、外形がそれぞれ同一形状に形成された積層状態の複数の邪魔板を配設し、該各邪魔板は、外周縁に上方に突出した帯板と、円周方向に列状に配置され上下の邪魔板において異なる位置に形成した落下穴をそれぞれ有すると共に、前記気体供給口から耐圧容器内に供給される気体の耐圧容器内圧力を1kg/cm〜3kgcmに設定したことを特徴とする液体浄化装置。
  2. 前記気体は、酸素ガス、窒素ガス、炭酸ガス、オゾンガスの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の液体浄化装置。
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