JP5091198B2 - 集積光デバイス - Google Patents

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本発明は、光変調部と光強度検出部とがモノリシックに集積されているシリコンからなるリブ型導波路構造の集積光デバイスに関するものである。
波長多重方式を用いた光通信においては、波長多重化する前に各波長チャンネルの光強度を等しくすることが重要となる。このような光強度の調整には、光伝送路である光ファイバーの本線から、一部の光を光分岐カップラーでとり出し、光検出器に導いて光強度を測定し、この測定値を元に、本線のファイバーに接続された可変光減衰器を動作させる。この光強度変調方法は、光ファイバーを基本とした技術であるため、サイズが大きくなるという欠点があった。
近年、上述した機能を、極微小なシリコン光導波路を用いて実現することが可能になりつつある。シリコン光導波路は、通常では、SOI(Silicon on Insulator)基板上に製作されており、SOI基板のSOI層を加工してコアとし、埋め込み酸化膜層をアンダークラッド(下部クラッド層)として構成している。また、コアの上にはオーバークラッド(上部クラッド層)としてシリコン酸化膜を形成している。この導波路ではコアサイズや偏向半径が非常に小さく、集積光デバイスに適している(非特許文献1参照)。
例えば、光通信用の波長1.55μm付近の光に対して、単一モード条件を満たすコア寸法は500nm程度あるいは500nm以下と非常に微小であり、また最小偏向半径も数μmの範囲である。また、この光導波路のコアは半導体材料のシリコンであるため、導波路に電気的にキャリアを注入することが可能である。このキャリアによる光の屈折率や吸収率の変化を用いることで、シリコン光導波路では、光強度を高速に変調する光強度変調デバイスが実現されている。
キャリア注入構造としては、リブ型シリコン導波路の両サイドのスラブ部をp型およびn型半導体とし、ここに電極を配置したpin構造としたものが一般的である(非特許文献2参照)。さらに、シリコン導波路上にゲルマニウム(またはシリコン・ゲルマニウム混晶)を成長させて製作したフォトダイオード光検出器もある(非特許文献3参照)。また、導波路コア部分に格子欠陥を導入したpin構造付リブ型シリコン導波路を利用したフォトダイオード光検出器も実現されている(非特許文献4参照)。これらのフォトダイオード光検出器は、シリコン導波路上に構築されているので、少なくとも1つの電極はシリコン導波路に接した状態にある。
これらの光強度変調デバイスと光検出器は、シリコン基板上にモノリシックに集積が可能であり、またシリコン光導波路でも光の一部を取り出す光分岐カップラーは製作可能であるため、上述の光強度調整機構は、極微小なシリコンチップだけで構成可能となる。
シリコンチップ(SOI基板)上に構築された光強度調整機構の構成図を図5,図6,および図7に示す。図5は、平面図である。図6は、図5中のAA’線の断面を示し、図7は、図5中のBB’線の断面を示している。この光強度調整機構は、SOI基板を構成する埋め込み酸化膜より構成される下部クラッド層508の上に、リブ型導波路を構成するスラブ層502およびシリコンコア501が形成され、これらの上に、上部クラッド層510が形成されている。
このようなリブ型導波路の中で本線導波路を構成しているシリコンコア501には、pin構造付リブ型シリコン光導波路で構成された光変調部505が設置されている。光変調部505においては、この領域のシリコンコア501を挟むように、シリコンコア501に続くスラブ層502にp型半導体領域503およびn型半導体領域504を備えてる。
また、シリコンコア501よりなるリブ型導波路の途中には、導波路型の光分岐カップラー(光分岐部)509が接続され、一部の光をモニター導波路に分岐する。モニター導波路には上述したように構成されているフォトダイオード型の光強度検出部506が配置されている。光強度検出部506は、電極506aおよび電極506bを備えている。モニター導波路に分岐された光の強度が、光強度検出部506で測定され、この測定信号を元に、本線に設置されている光変調部505を動作させる(制御する)。
T.Tsuchizawa et al. ,"MicroPhotonics Devices Based on Silicon Microfabrucatuon Technology", IEEE J. Select. Topics Quant. Electron. vol.11,No.1, pp.232-240,(2005) . K.Yamada et al. ,"Application of Low-loss Photonic Wire Waveguide with Carrier Injection Structure", Proc. 4th Intern. Conf. Group IV Photonics, Tokyo, pp.116-118, WP23, 2007. L.Vivien et al. ,"Germanium photodiode integrated in a Silicon-On-Insulator microwaveguide", Proc. 4th Intern. Conf. Group IV Photonics, Tokyo, pp.285-287, FD3, 2007. M.W. Geis et al. ,""CMOS-Compatible All-Si High-Speed Waveguide Photodiode With High Responsibility in Near-Infarred Communication Band, IEEE Photonics Technology Letters, vol.19, No.3, pp.152-154,2007. T. Tsuchizawa, et al. ,"Spot-Size Converters for Rib-Type Silicon Photonic Wire Waveguides", Proc. 5th Intern. Conf. Group IV Photonics, Sorrento 2008, 200-202, ThB2. K.Yamada, et al. , "MicroPhotonics Devices Based on Silicon Wire Waveguiding System", IEICE Transaction on Electronics, Vol.E87-C, No.3, pp.351-358, 2004. Y A. Vlasov et al. ,"Losses in single-mode silicon-on-insulator strip waveguide and bends" Optics Express, vol.12, No.8, pp.1622-1631, 2004.
しかしながら、上述のシリコン導波路で構成された光強度調整機構では、光変調部505と光強度検出部506が、導波路を構成しているシリコンコア501で電気的に結合している。また、光変調部505や光強度検出部506を構成するリブ型シリコン導波路は、コア501以外の部分にもシリコン(スラブ層502)が存在しており、この経路においても両者は電気的に結合している。
光変調部505には、p型半導体領域503とn型半導体領域504との間に,数10mAの大電流を通電する一方、光強度検出部506はnAからμAレベルの低電流を測定する必要がある。しかしながら、上述のように電気的に光変調部505と光強度検出部506が結合していると、光変調部505から光強度検出部506に光導波路を通じて電流が流れ込み、光強度の正確な測定が不可能となる。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、光変調部と光強度検出部とがモノリシックに集積されているシリコンからなるリブ型導波路構造の集積光デバイスにおいて、光強度の正確な測定ができるようにすることを目的とする。
本発明に係る集積光デバイスは、酸化シリコンからなる下部クラッド層の上に形成されたシリコンからなるスラブ層および第1コアと、この第1コアの一部を挟んでスラブ層に形成されたp型半導体領域およびn型半導体領域を備える光変調部と、第1コアの一端に設けられた光強度検出部と、この光強度検出部を囲ってスラブ層に形成された下部クラッド層に達する溝部と、第1コアの溝部で分離された間に配置され、溝部による第1コアの2つの端部の各々に接続して互いに離間する第2コアおよび第3コアと、第2コアおよび第3コアの間を中心として一部の第2コアおよび一部の第3コアを覆うスポットサイズ変換部コアと、すくなくともスラブ層の上に形成された上部クラッド層とを少なくとも備え、第2コアおよび第3コアは、スポットサイズ変換部コアに覆われた領域で、第2コアおよび第3コアの間の間隙に向かって先細りに形成され、スポットサイズ変換部コアおよび上部クラッド層は絶縁材料から構成されている。
上記集積光デバイスにおいて、上部クラッド層は、溝部を充填して形成されていればよい。また、溝部は、酸化シリコン,窒化シリコン,および酸窒化シリコンの中より選択された材料で充填されていてもよい。
上記集積光デバイスにおいて、第2コアおよび第3コアの先端部の幅は、第1コアよりなる導波路を導波する光の波長の1/4よりも小さい状態となっていればよい。また、第1コア,第2コア,および第3コアの高さおよび幅は、所望とする光をシリコン中に伝搬させた時の波長の1.2倍より小さいものであるとよい。
以上説明したように、本発明によれば、光強度検出部を囲うようにスラブ層に形成された下部クラッド層に達する溝部を備え、第1コアの溝部で分離された間に、溝部による第1コアの2つの端部の各々に接続して互いに離間し、先細りとなっている第2コアおよび第3コアを備えるようにしたので、光変調部と光強度検出部とがモノリシックに集積されているシリコンからなるリブ型導波路構造の集積光デバイスにおいて、光強度の正確な測定ができるようになるという優れた効果が得られる。
本発明の実施の形態における集積光デバイスの構成を示す平面図である。 図1中のAA’線の断面を示す断面図である。 図1中のBB’線の断面を示す断面図である。 図1中のCC’線の断面を示す断面図である。 集積光デバイスの構成を示す平面図である。 図5中のAA’線の断面を示す断面図である。 図5中のBB’線の断面を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図1,2,3,4を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における集積光デバイスの構成例を示す平面図である。また、図2は、図1中のAA’線の断面を示し、図3は、図1中のBB’線の断面を示し、図4は、図1中のCC’線の断面を示している。
この集積光デバイスは、SOI基板を構成する埋め込み酸化膜より構成される下部クラッド層108の上に、リブ型導波路を構成するスラブ層102およびシリコンコア101が形成されている。なお図示していないが、下部クラッド層108は、SOI基板を構成するシリコン基部の上に形成されている。例えば、SOI基板のSOI層を公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりパターニングすることで、シリコンコア101を形成することができる。
また、リブ型導波路を構成しているシリコンコア101の一部において、シリコンコア101を挟むようにスラブ層102に形成されたp型半導体領域103およびn型半導体領域104を備える光変調部105を備える。例えば、選択的なイオン注入により、p型半導体領域103およびn型半導体領域104を形成することができる。光変調部105では、p型半導体領域103とn型半導体領域104との間に電圧を印加することで、シリコンコア101に電流注入を行い、光変調部105を導波する光の強度変調を行う。後述する上部クラッド層120を貫通してp型半導体領域103およびn型半導体領域104の各々に接続する電極(不図示)を形成し、この電極を用いれば電圧の印加が行える。
また、シリコンコア101よりなるリブ型導波路の途中には、導波路型の光分岐部109が接続され、光強度検出部106が接続されているシリコンコア(第1コア)101aよりなるモニター導波路に、一部の光を分岐する。光強度検出部106は、例えば、フォトダイオード光検出器であり、電極106aおよび電極106bを備え、例えば、電極106bが、スラブ層102に接続している。モニター導波路に分岐された光の強度が、光強度検出部106で測定され、この測定信号を元に、本線に設置されている光変調部105を動作させる(制御する)。
また、スラブ層102,シリコンコア101,およびシリコンコア101aの上には、絶縁材料からなる上部クラッド層120が形成されている。なお、上部クラッド層120は、下部クラッド層108の上に形成されており、スラブ層102,シリコンコア101,およびシリコンコア101aを覆うように形成してもよい。図1では、上部クラッド層120を省略している。
加えて、本実施の形態における集積光デバイスは、光強度検出部106を囲うようにスラブ層102に形成された下部クラッド層に達する溝部107を備える。溝部107により、光強度検出部106が、他の領域(スラブ層102)より、電気的に分離された状態となる。
また、溝部107により、モニター導波路のシリコンコア101aも分離されるが、この分離された間に、溝部107によるシリコンコア101aの2つの端部の各々に接続(連続)し、互いに離間するシリコンコア(第2コア)111aおよびシリコンコア(第3コア)111bを備える。また、シリコンコア111aおよびシリコンコア111bの間を中心として一部のシリコンコア111aおよび一部のシリコンコア111bを覆うスポットサイズ変換部コア113を備える。スポットサイズ変換部コア113は、絶縁材料から構成し、シリコンと上部クラッド層120との間の屈折率とすればよい。例えば、スポットサイズ変換部コア113は、酸化シリコン,窒化シリコン,および酸窒化シリコンなどから構成することができる。
また、シリコンコア111aおよびシリコンコア111bは、スポットサイズ変換部コア113に覆われた領域で、シリコンコア111aおよびシリコンコア111bの間の間隙に向かって先細りに形成された、テーパ部112aおよびテーパ部112bを備える。シリコンコア111aおよびシリコンコア111bは、分離されたシリコンコア101aの間のシリコンコア101aの延長線上に配置されている。また、シリコンコア111aおよびシリコンコア111bは、テーパ部112aおよびテーパ部112bの先端が対向して配置されている。
例えば、テーパ部112aおよびテーパ部112bは、この幅が先端に行くほど狭くなっている。この場合、テーパ部112aおよびテーパ部112bは、高さ(厚さ)は、変化しないので、公知のリソグラフィ技術およびエッチング技術により容易に形成できる。なお、テーパ部112aおよびテーパ部112bは、幅に加えて厚さも、先端に行くほど小さくなるように形成してもよい。
なお、説明の便宜上、シリコンコア111aの先端部をテーパ部112aとしている。同様に、シリコンコア111bの先端部をテーパ部112bとしている。従って、テーパ部112aは、シリコンコア111aの一部であり、これらが別の部分から構成されているものではない。同様に、テーパ部112bは、シリコンコア111bの一部であり、これらが別の部分から構成されているものではない。
ここで、シリコンコア111a,シリコンコア111b,テーパ部112a,およびテーパ部112bは、溝部107を形成するときに、シリコンコア101aの部分は残し、この周囲のスラブ層102を除去することで形成できる。シリコンコア111a(テーパ部112a)およびシリコンコア111b(テーパ部112b)により、いわゆるチャネル型光導波路が構成される。また、このようにすることで、シリコンコア101aとシリコンコア111a(テーパ部112a)およびシリコンコア111b(テーパ部112b)とは、一体に形成されることになる。
テーパ部112a,テーパ部112b,およびスポットサイズ変換部コア113より構成した光結合部では、テーパ部112aとテーパ部112bとが離間しているが、互いの先細りの先端部を対向して配置されているため、光が結合される(非特許文献5参照)。
一方、テーパ部112a,テーパ部112b,およびスポットサイズ変換部コア113より構成した光結合部では、テーパ部112aおよびテーパ部112bは、互いに離間している。また、テーパ部112aおよびテーパ部112bの周囲は、絶縁材料で構成された下部クラッド層108およびスポットサイズ変換部コア113で覆われている。このように、シリコンコア111aおよびシリコンコア111bは、電気的に分離されている。従って、光分岐部109の側と、光強度検出部106の側とは、電気的に分離さた状態で、光が導波(伝播)可能な状態とされている。このように、本実施の形態によれば、電気的に分離された状態で光強度が測定できるので、より正確な光強度の測定が可能となる。
ここで、テーパ部112aおよびテーパ部112bの先細りの形状は、非特許文献6の技術が参考になる。非特許文献6の「Fig.3」に、波長1550nmにおけるシリコン細線導波路と石英系導波路との変換にける損失が、テーパー長さおよび先端幅をパラメータにして数値計算されている。これを参考にすると、例えば実用的な変換損失として10%(約0.5dB)の変換損失を設定するならば、先細りとしたテーパ部112aおよびテーパ部112bの先端部の幅は100nm以下であることが好ましい。この先端幅の最大値である100nmは、コア材料であるシリコン中の伝搬光(シリコンコアよりなる導波路を導波する光)の波長の約1/4に一致する。波長が異なる場合であっても、屈折率構造が同じであればスケーリング則が成り立つので、他の波長帯においても、テーパー先端幅の最大寸法は、シリコンコアよりなる導波路の伝搬光の波長の1/4とすることができる。
また、シリコンコア101よりなるシリコン光導波路は、モニター導波路を分岐する光分岐デバイス(光分岐部109)の構築や、前述したコアサイズや偏向半径が非常に小さい導波路による集積性を活かすために、単一モードのシリコン細線導波路であることが望ましい。例えば非特許文献7には通信用の1300〜1650nm帯の赤外線における様々なシリコン細線導波路が記載されているが、これらから単一モード条件を満たすコア部の最大寸法は500nmと推測される。この値は、コア材料であるシリコン中の伝搬光の波長に対し1.1〜1.2倍の大きさである。波長が異なる場合であっても、屈折率構造が同じであればスケーリング則が成り立つので、他の波長帯においても、コア部の最大寸法はシリコン中の伝搬光の波長の1.2倍とすることができる。非特許文献5のシリコン細線導波路には電極等を設けるリブ部はないが、薄いリブ部を設けても電磁波伝搬に影響はないため、上述の議論が本発明におけるコアの断面寸法の参考になる。
なお、溝部107は、上部クラッド層120が充填されいてもよく、また、上部クラッド層120と同等の屈折率を有し、絶縁性を持つ他の材料で充填されていてもよい。例えば、溝部107は、酸化シリコン,窒化シリコン,および酸窒化シリコンの中より選択された材料で充填されていればよい。なお、上部クラッド層120も、酸化シリコン,窒化シリコン,および酸窒化シリコンの中より選択された材料で形成されていればよい。
本発明によれば、光強度変調デバイスから光検出器に流入する漏れ電流を無くすことができるので、本発明は、高感度な光検出器および光強度変調デバイスなどのシリコンチップ上へのモノリシックな構築に好適である。
101…シリコンコア、101a…シリコンコア(第1コア)、102…スラブ層、103…p型半導体領域、104…n型半導体領域、105…光変調部、106…光強度検出部、106a,106b…電極、107…溝部、108…下部クラッド層、109…光分岐部、111a…シリコンコア(第2コア)、111b…シリコンコア(第3コア)、112a,112b…テーパ部、113…スポットサイズ変換部コア、120…上部クラッド層。

Claims (5)

  1. 酸化シリコンからなる下部クラッド層の上に形成されたシリコンからなるスラブ層および第1コアと、
    この第1コアの一部を挟んで前記スラブ層に形成されたp型半導体領域およびn型半導体領域を備える光変調部と、
    前記第1コアの一端に設けられた光強度検出部と、
    この光強度検出部を囲って前記スラブ層に形成された前記下部クラッド層に達する溝部と、
    前記第1コアの前記溝部で分離された間に配置され、前記溝部による前記第1コアの2つの端部の各々に接続して互いに離間する第2コアおよび第3コアと、
    前記第2コアおよび前記第3コアの間を中心として一部の前記第2コアおよび一部の前記第3コアを覆うスポットサイズ変換部コアと、
    少なくとも前記スラブ層の上に形成された上部クラッド層と
    を少なくとも備え、
    前記第2コアおよび前記第3コアは、前記スポットサイズ変換部コアに覆われた領域で、前記第2コアおよび前記第3コアの間の間隙に向かって先細りに形成され、
    前記スポットサイズ変換部コアおよび前記上部クラッド層は絶縁材料から構成されていることを特徴とする集積光デバイス。
  2. 請求項1記載の集積光デバイスにおいて、
    前記上部クラッド層は、前記溝部を充填して形成されていることを特徴とする集積光デバイス。
  3. 請求項1記載の集積光デバイスにおいて、
    前記溝部は、酸化シリコン,窒化シリコン,および酸窒化シリコンの中より選択された材料で充填されていることを特徴とする集積光デバイス。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の集積光デバイスにおいて、
    前記第2コアおよび前記第3コアの先端部の幅は、前記第1コアよりなる導波路を導波する光の波長の1/4よりも小さいことを特徴とする集積光デバイス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の集積光デバイスにおいて、
    前記第1コア,第2コア,および第3コアの高さおよび幅は、所望とする光をシリコン中に伝搬させた時の波長の1.2倍より小さいことを特徴とする集積光デバイス。
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