JP5090892B2 - 磁壁移動を利用した情報保存装置及びその製造方法 - Google Patents

磁壁移動を利用した情報保存装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報保存装置及びその製造方法に係り、さらに詳細には、磁壁移動を利用した情報保存装置及びその製造方法に関する。
不揮発性データ保存装置には、HDD(Hard disk drive)と不揮発性RAM(Random Access Memory)とがある、
一般的なHDDは、ディスク形態の磁気記録媒体を回転させつつ、その上に読み取り/書き込み(reading/writing)ヘッドを浮上させて情報をリード/ライトする装置である。かかるHDDは、100GB(gigabytes)以上の多くのデータを保存することができる不揮発性情報保存装置で、主にコンピュータの主保存装置として利用されてきた。
しかしHDDは、その内部に多数の動く機械システムを備える。それらは、HDDが移動したり、または衝撃を受ければ、多様な機械的な故障(trouble)を誘発させ、従ってHDDの移動性(mobility)及び信頼性(reliability)を低下させる。また、前記機械システムは、HDDの製造複雑性と製造コストを増大させ、消費電力を増加させ、騷音を誘発する。特に、HDDを小型化するとき、前記製造複雑性と製造コストとの増大問題は、さらに大きくなる。
一方、不揮発性RAMとしては、現在広く使用されているフラッシュ・メモリが代表的であるが、フラッシュ・メモリは、読み取り/書き込み動作速度が遅く、また寿命が短いという短所がある。かかるフラッシュ・メモリの短所を克服するために、FRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)及びPRAM(Phase-change Random Access Memory)のような新たなメモリが紹介され、これらのうち一部は、制限的ではあるが製品化されている。しかし、フラッシュ・メモリ、FRAM、MRAM及びPRAMは、いずれもそれぞれのメモリセルにスイッチング素子を備えているために、そのメモリセルの面積を縮めることができない。またかかるメモリは、HDDに比べ、データ保存容量がはるかに少ない。
これにより最近では、前記のような従来の不揮発性情報保存装置の問題点を克服するための方法として、動く機械システム及び多数のスイッチング素子を備えずに、HDDのように大量のデータを保存することができる新しい保存装置の開発のための研究がなされている。前記新しい保存装置の一例として、磁性物質の磁壁(magnetic domain wall)移動原理を利用した情報保存装置が提案された。
磁性体を構成する磁気的な微小領域を磁気区域(magnetic domain、以下、磁区という)という。かかる磁区内では、電子の自転、すなわち磁気モーメントの方向が同一である。磁区の大きさ及び磁化方向は、磁性材料の物性、形態、大きさ及び外部のエネルギーにより適切に制御できる。磁壁は、互いに異なる磁化方向を有する磁区の境界部分であり、磁性材料に印加される電流または磁場により移動されうる。前記磁壁の移動原理を情報保存装置に適用すれば、磁壁移動により磁区に固定された読み取り/書き込みヘッドを通過させることにより、記録媒体の回転なしに読み取り/書き込みが可能である。かかる磁壁移動原理の適用された情報保存装置は、大量のデータを保存することができつつも、動く機械システムを含まずに、移動性及び信頼性にすぐれ、製造が容易であり、消費電力が少ないという利点がある。
しかし、磁壁移動を利用した情報保存装置は、まだ開発初期段階にあり、その実用化のためには、いくつかの問題点が解決されねばならない。特に、磁壁移動を利用した情報保存装置の実用化のためには、データを記録する方法の改善が要求される。以下では、従来の磁壁移動を利用した情報保存装置での書き込み方法(以下、従来の書き込み方法)の問題点を簡略に説明する。
従来の書き込み方法は、外部磁場を利用した方法と、電子のスピントルク現象を利用した方法とに分けられる。前記外部磁場を利用した書き込み方法は、磁気異方性エネルギー(magnetic anisotropic energy)の大きい磁性層を記録媒体として使用する場合には、適用が不可能であるという限界がある。記録媒体としてNiFeのような軟磁性層を使用すれば、磁壁移動の安定性を確保し難く、高い記録密度を具現し難い。一方、前記電子のスピントルク現象を利用した書き込み方法は、データを記録しようとする磁性層の厚さが所定厚さ、すなわち約3nm以上に厚くなれば、適用し難くなる。よって、約100nm以上の厚さを有する磁性層が要求される垂直磁気記録方式の保存装置に、前記電子のスピントルク現象を利用した書き込み方法を適用し難い。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前述の従来の問題点を改善するためのものであり、データを記録しようとする磁性層の物性(property)及び寸法(dimension)による制約のない書き込み手段を備える磁壁移動を利用した情報保存装置を提供するところある。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、前記情報保存装置の製造方法を提供するところにある。
前記技術的課題を達成するために本発明は、磁壁を有する書き込みトラックと、前記書き込みトラックと連結され、磁壁を有する保存トラックと、前記保存トラックに記録されたデータを読み取るための読み取り手段とを備え、前記書き込みトラックと前記保存トラックとの間の連結部の幅は、前記書き込みトラックから前記保存トラックの方に行くほど狭くなることを特徴とする磁壁移動を利用した情報保存装置を提供する。
ここで、前記連結部の少なくとも2つの側壁と前記書き込みトラックとの間の角度θは、10°≦θ<90°でありうる。
前記書き込みトラックは、強磁性層でありうる。
前記連結部は、前記書き込みトラック上に形成された軟磁性層でありうる。
前記保存トラックは、前記連結部上に形成されうる。
前記保存トラックは、強磁性層でありうる。
前記保存トラックで、前記連結部と接する部分は軟磁性層または強磁性層であり、前記保存トラックで、前記連結部と接する部分を除外した残りの部分は強磁性層でありうる。
前記書き込みトラックは強磁性層であり、前記連結部は、前記書き込みトラック上に形成された軟磁性層であり、前記保存トラックは、前記連結部上に形成された場合、前記保存トラック上に、軟磁性物質から形成されている中間層と、異なる保存トラックとが交互に積層されうる。前記保存トラックと前記異なる保存トラックは、互いに異なる長さを有することができる。前記中間層は軟磁性層であって、前記異なる保存トラックは、強磁性層でありうる。前記他の保存トラックで、前記中間層と接する部分は軟磁性層または強磁性層であり、前記他の保存トラックで、前記中間層と接する部分を除外した残りの部分は、強磁性層でありうる。
前記保存トラックは、前記連結部を挟んで前記書き込みトラックの側面に連結されうる。その場合、前記書き込みトラックと前記保存トラックとは強磁性層であり、前記連結部は、強磁性層または軟磁性層でありうる。前記書き込みトラック、前記連結部及び前記保存トラックは、同じ物質で同一層に形成されうる。また、前記保存トラックは、複数でありうる。
前記他の技術的課題を達成するために本発明は、磁壁移動特性を有する書き込みトラック及び保存トラックを備える情報保存装置の製造方法において、書き込みトラックを形成する段階と、前記書き込みトラック上に、上に行くほど幅が狭くなる連結層を形成する段階と、前記連結層上に保存トラックを形成する段階とを含むことを特徴とする磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を提供する。
前記書き込みトラック上に前記連結層を形成する段階は、前記書き込みトラック上に、上に行くほど幅が狭くなる開口部を有する絶縁層を形成する段階と、前記開口部により露出された前記書き込みトラック上に、前記連結層を形成する段階とを含むことができる。
前記書き込みトラック上に、前記開口部を有する前記絶縁層を形成する段階は、前記書き込みトラック上に、上に行くほど幅が狭くなる樹脂層パターンを形成する段階と、前記樹脂層パターンを覆うように、前記書き込みトラック上に絶縁層を形成する段階と、前記絶縁層を前記樹脂層パターンが露出されるまでCMPする段階と、前記樹脂層パターンを除去する段階とを含むことができる。
前記連結層は、電解メッキ法で形成されうる。
前記書き込みトラック上に前記樹脂層パターンを形成する段階は、前記書き込みトラック上に樹脂層を形成する段階と、前記樹脂層を、上に行くほど幅が狭くなる溝を有するマスタースタンプでインプリント・パターニングする段階と、前記マスタースタンプを除去する段階とを含むことができる。
本発明を利用すれば、書き込みトラック及び保存トラック内で磁壁を適切に移動する方法で、保存トラック内に所定のデータを容易に記録できる。かかる書き込み方式は、データを記録しようとする磁性層の物性及び寸法などによる制約がない。
特に、本発明の実施形態による情報保存装置では、書き込みトラックと保存トラックとの間の中間層の幅が書き込みトラックから保存トラックの方に行くほど次第に減少するために、書き込みトラック内で磁壁の移動が円滑である。従って本発明は、磁壁移動を利用した情報保存装置の書き込み動作の信頼性を改善でき、書き込み動作時に要求される電流の大きさを減少させることができる。
以下、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置及びその製造方法について、添付された図面を参照しつつ詳細に説明する。この過程で、図面に図示された層や領域の厚さは、明細書の明確性のために多少誇張されるように図示されている。
図1は、本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置(以下、本発明の第1情報保存装置)を示している。
図1を参照すれば、本発明の第1情報保存装置は、データ保存のための保存トラック300と、保存トラック300にデータを記録するための書き込みトラック100とを備える。書き込みトラック100と保存トラック300は、いずれも磁壁移動特性を有する。図1には、書き込みトラック100と保存トラック300とが平行している場合が図示されているが、それらは、直交するように形成されてもよい。書き込みトラック100と保存トラック300とが直交する場合、書き込みトラック100に沿って多数の保存トラック300が形成されうる。保存トラック300は、複数が垂直に積層されうるが、下から番号を付して、第1保存トラック300a及び第2保存トラック300bと称する。第1保存トラック300a及び第2保存トラック300bの長さは、互いに異なりうる。例えば、保存トラック300の長さは、上部へ行くほど長くなりうる。
書き込みトラック100と保存トラック300との間、及び保存トラック300間には、軟磁性物質から形成されている中間層200が備わる。書き込みトラック100と第1保存トラック300aとの間の中間層200を第1中間層200aといい、第1保存トラック300a及び第2保存トラック300b間の中間層200を第2中間層200bという。第1中間層200aは、書き込みトラック100と保存トラック300との間の連結層である。第1中間層200aの幅は、書き込みトラック100から第1保存トラック300aの方に行くほど狭くなる。
保存トラック300に記録された情報を読み取るための磁気抵抗センサ400が、保存トラック300の所定領域上に形成されている。磁気抵抗センサ400は、周知のTMR(Tunnel Magneto Resistance)センサまたはGMR(Giant Magneto Resistance)センサであって、保存トラック300の下部に形成されたり、書き込みトラック100の上部または下部に形成されてもよい。
書き込みトラック100の両端E1,E2に、第1導電線C1及び第2導電線C2が形成されており、各保存トラック300の両端に、第3導電線ないし第6導電線C3〜C6が形成されている。第1導電線ないし第6導電線C1〜C6は、書き込みトラック100及び保存トラック300に電流を印加するための手段であり、それぞれトランジスタのような駆動素子(図示せず)と連結されていることが可能である。
書き込みトラック100は、CoPtまたはFePtにより形成されるか、またはCoPtとFePtとの合金により形成された強磁性層であり、その磁気異方性エネルギーは、2×10〜10J/mほどでありうる。中間層200は、Ni、Co、NiCo、NiFe、CoFe、CoZrNb及びCoZrCrのうちいずれか一つにより形成された軟磁性層であり、その磁気異方性エネルギーは、10〜10J/mほどでありうる。保存トラック300で、中間層200と接した部分(以下、第1部分)の磁気異方性エネルギーは、前記第1部分を除外した残りの部分(以下、第2部分)の磁気異方性エネルギーより小さいことが望ましい。しかし保存トラック300は、全領域で同じ磁気異方性エネルギーを有することもできる。前記第1部分の磁気異方性エネルギーK1は、0≦K1≦10J/mほどであって、前記第2部分の磁気異方性エネルギーK2は、2×10≦K2≦10J/mほどでありうる。かかる保存トラック300は、CoPtまたはFePtにより形成されたり、CoPtとFePtとの合金により形成されうるが、前記第1部分は、HeやGaのような不純物イオンがドーピングされた領域でありうる。前記不純物イオンがドーピングされることによって、前記第1部分の磁気異方性エネルギーが前記第2部分のそれより低くなる。
書き込みトラック100は、少なくとも2つの磁区及び少なくとも1つの磁壁を備える。図1には、書き込みトラック100が第1磁区D1及び第2磁区D2と、それらの間に1つの磁壁DWとを有する場合が図示されている。書き込みトラック100内に第1磁区D1及び第2磁区D2を形成する方法は多様である。例えば、書き込みトラック100になる強磁性層の一端上に軟磁性層を形成した後、前記強磁性層と前記軟磁性層とに所定の外部磁場を印加すれば、前記軟磁性層と接した強磁性層は、残りの部分と異なる磁化方向を有することができる。それ以外にも多様な方法で、第1磁区D1及び第2磁区D2を形成できる。
図1では、第1磁区D1、中間層200及び保存トラック300が第1方向M1に磁化され、第2磁区D2が第2方向M2に磁化された場合について図示されている。書き込みトラック100の両端E1,E2間に電流を流すことにより、磁壁DWを書き込みトラック100内で移動させることができる。電流方向と電子との移動方向は反対であるから、磁壁DWは、電流方向と反対方向に移動する。例えば、第1導電線C1から第2導電線C2に電流を流せば、磁壁DWは、第1導電線C1側に移動する。磁壁DWの位置によって、第1中間層200aの磁化方向が変わりうる。換言すれば、第1中間層200aの磁化方向は、第1中間層200aと接した書き込みトラック100の磁化方向に従う。これは、中間層200が磁化反転されやすい軟磁性層であるためである。第1中間層200aの磁化方向が反転されれば、それによって第1中間層200a上の第1保存トラック300aで第1中間層200aと接した部分、すなわち前記第1部分の磁化方向が第1中間層200aのそれと同一になる。これは、第1中間層200a及び第1保存トラック300aの前記第1部分が同じ磁化方向を有するのが、そうでない場合よりエネルギー的に安定しているためである。かかる磁化反転は、最下層の中間層200、すなわち第1中間層200aから最上層の第1部分、すなわち第2保存トラック300bで第2中間層200bと接した部分まで連鎖的に起こる。前記第1部分の磁気異方性エネルギーK1が前記第2部分の磁気異方性エネルギーK2より小さければ、前記第1部分の磁化反転がさらに容易である。
前記第1部分の磁化方向を所望の状態に反転させた後、前記第1部分から前記第2部分方向に磁壁を1ビットほど移動させれば、前記第2部分に所定の情報を記録できる。
以下では、本発明の第1情報保存装置の書き込み方法についてさらに詳細に説明する。
図2Aないし図2Dは、本発明の第1情報保存装置の書き込み方法を段階別に示す。
図2Aは、図1に図示した情報保存装置の磁壁DWを移動させた結果を示している。書き込みトラック100の一端E1から他端E2に電流を流し、磁壁DWを他端E2から一端E1側に移動させることによって、第2磁区D2が第1中間層200aの下部まで拡張される。かかる磁壁DWの移動によって、第1中間層200aから第2保存トラック300bの前記第1部分まで磁化方向が第2方向M2に反転される。その結果、保存トラック300に他の磁区(以下、第3磁区)D3が形成される。第3磁区D3に対応するデータは「0」でありうる。図面符号E3及びE4は、第2保存トラック300bの一端及び他端を表す。
図2Bを参照すれば、第2保存トラック300bの一端E3から書き込みトラック100に電流を流し、第3磁区D3を第2保存トラック300bの一端E3側に1ビットほど拡張させる。
図2Cを参照すれば、書き込みトラック100の他端E2から一端E1に電流を流し、磁壁DWを一端E1から他端E2側に移動させる。これにより、第2磁区D1が第1中間層200a下部まで拡張される。かかる磁壁DWの移動によって、第1中間層200aから第2保存トラック300bの前記第1部分まで磁化方向が第1方向M1に反転される。第2中間層200bと接した第2保存トラック300b部分に形成された磁区を第4磁区D4と称する。第4磁区D4に対応するデータは「1」でありうる。
図2Dを参照すれば、第2保存トラック300bの一端E3から書き込みトラック100に電流を流し、第3磁区D3及び第4磁区D4を第2保存トラック300の一端E3側に1ビットほど移動させる。
このように、本発明の第1情報保存装置では、書き込みトラック100及び保存トラック300内で磁壁を適切に移動させる方法で、二進(binary)データを記録する。かかる磁壁移動を利用した書き込みは、電流の流れを制御する方法でなされる。従って、本発明の実施形態による情報保存装置の書き込み動作は、データを記録しようとする磁性層の物性(property)及び寸法(dimension)などによる制約がない。
特に、本発明の第1情報保存装置では、第1中間層200aの幅が書き込みトラック100から保存トラック300の方に行くほど狭くなる。換言すれば、第1中間層200aの2つあるいは4つの側壁は、書き込みトラック100と90°未満の角度、望ましくは10°〜60°ほどの角度をなしている。ここで、第1中間層200aの前記2つの側壁とは、4つの側壁のうちエッジを共有しない2つの側壁である。
このように、第1中間層200aの形状によって、書き込みトラック100内で磁壁DWが円滑に移動できる。もし第1中間層200aの4つの側壁が書き込みトラック100と垂直であるならば、磁壁DWは、第1中間層200aと書き込みトラック100との接合部(junction)を円滑に移動し難い。それは、第1中間層200aの側壁が直交するとき、前記接合部の端部分で磁壁DW移動のための電流密度が急激に低下するためである。磁壁DWは、電流密度が急激に低下する地点を円滑に通過し難い。従って、磁壁DWは、前記接合部を順調に(smoothly)通過できず、磁壁DWが前記接合部を通過するためには、大きい電流が要求される。一方、本発明のように、第1中間層200aの側壁が書き込みトラック100と傾斜していれば、第1中間層200aと書き込みトラック100との接合部で、電流密度の変化が漸進的(gradual)である。従って、磁壁DWは、書き込みトラック100内で円滑に移動することができる。
以下では、本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法(以下、本発明の製造方法)を説明する。
図3Aないし図3Kは、本発明による該製造方法を段階別に示す。
図3Aを参照すれば、基板10上に書き込みトラック100を形成する。その後、書き込みトラック100を覆うように基板10上に第1絶縁層20を形成し、第1絶縁層20を書き込みトラック100が露出されるように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)する。
図3Bを参照すれば、書き込みトラック100及び第1絶縁層20上に、樹脂層30を形成する。その後、樹脂層30の上側に第1溝H1を有する第1マスタースタンプ80を整列させる。第1溝H1の幅は、上部へ行くほど狭くなる。第1マスタースタンプ80は、電子ビームリソグラフィ(E-beam lithography)のようなナノパターニング方法で製作されたものであって、第1溝H1の側壁の傾斜角は、第1マスタースタンプ80の製作時のエッチング条件によって変わりうる。かかる第1マスタースタンプ80は、反復的に使用できる。
図3Cを参照すれば、第1マスタースタンプ80で樹脂層30をインプリントして樹脂層30をパターニングする。これにより、書き込みトラック100上に樹脂層パターン30aが形成される。
その後、第1マスタースタンプ80を樹脂層パターン30a、書き込みトラック100及び第1絶縁層20から除去する。図3Dは、第1マスタースタンプ80を除去した後の状態を示している。
図3Dを参照すれば、前述のように、第1マスタースタンプ80を利用したインプリント工程により、書き込みトラック100上に樹脂層パターン30aが形成される。このとき、樹脂層パターン30aの形成された領域を除外した残り領域に、樹脂層30の一部が残留しうるように、残留樹脂層は、RIE(Reactive Ion Etching)またはプラズマエッチング方法で除去できる。前記残留樹脂層の除去時に、樹脂層パターン30aも微小エッチングされるが、樹脂層パターン30aの形状は、ほとんど変化しない。樹脂層パターン30aの形態は、第1溝H1の形態によるので、その幅は、上部へ行くほど狭くなる。
図3Eを参照すれば、樹脂層パターン30aを覆うように、書き込みトラック100及び第1絶縁層20上に第2絶縁層40を形成し、第2絶縁層40を樹脂層パターン30aが露出されるようにCMPする。第2絶縁層40は、シリコン酸化物層でありうる。
図3Fを参照すれば、樹脂層パターン30aをウェット及び/またはドライエッチングで除去する。それによって、書き込みトラック100を露出させる第2溝H2が形成される。樹脂層パターン30aと第2絶縁層40との間エッチング選択比の差によって、樹脂層パターン30aの選択的除去が可能である。
図3Gを参照すれば、第2溝H2内に電解メッキ法で、第1中間層200aを形成する。第1中間層200aの厚さは、前記電解メッキ時の反応条件及び反応時間を調節することによって制御されうる。従って、第1中間層200aの高さと第2溝H2の高さとを合わせることができる。その後、第1中間層200a及び第2絶縁層40上に、第1保存トラック300aを形成する。
図3Hを参照すれば、第1保存トラック300aを覆うように、第2絶縁層40上に他の樹脂層(以下、第2樹脂層)50を形成する。
その後、第2樹脂層50の上側に、多重段差構造を有する第2マスタースタンプ90を整列させる。第2マスタースタンプ90も電子ビームリソグラフィのようなナノパターニング方法で製作され、反復的に使用できる。
図3Iを参照すれば、第2マスタースタンプ90で第2樹脂層50をインプリントして第2樹脂層50をパターニングする。
その後、第2マスタースタンプ90を第2樹脂層50から除去する。図3Jは、第2マスタースタンプ90を除去した後の状態を示している。
図3Jを参照すれば、第2マスタースタンプ90を利用したインプリント工程により、第1中間層200aを露出させる二重溝Dが形成される。二重溝Dは、中央部の第3溝H3、及び第3溝H3上に第3溝H3より大きい第4溝H4を備える。第3溝H3の底に、第2樹脂層50の一部が残留しうるが、前記残留された第2樹脂層は、RIEまたはプラズマアッシング方法で除去できる。
二重溝Dを有する第2樹脂層50をイオン注入マスクとして利用し、二重溝Dにより露出された第1保存トラック300aに、HeまたはGaのような不純物イオンをドーピングすることもできる。前記He及びGaのような不純物イオンが磁性物質にドーピングされれば、前記不純物イオンにより磁性物質の磁気異方性エネルギーが低下する。これは、前記不純物イオンが前記磁性物質を構成する磁性粒子間の磁気的カップリング効果を低下させるためである。前記不純物イオンのドーピング工程は、選択的工程である。
図3Kを参照すれば、第3溝H3内に、第2中間層200bを形成する。第2中間層200bは、電解メッキ法で形成できる。次に、第4溝H4内に、第2保存トラック300bを形成する。第2保存トラック300bは、第4溝H4を有する第2樹脂層50及び第2中間層200b上に、スパッタリング方法で磁性層を蒸着した後、前記磁性層をCMPすることによって形成できる。
図示していないが、第2保存トラック300b上に、他の中間層と異なる保存トラックを反復して積層しうる。そして、前記本発明の製造方法で、保存トラック300または書き込みトラック100の所定領域上に、TMRまたはGMR効果を利用した磁気抵抗センサを形成できる。
本発明の製造方法では、多重段差マスタースタンプを使用して、1回のインプリント工程で2つの溝を形成する。従って、本発明の方法を利用すれば、少数の工程で大容量の情報保存装置を容易に具現できる。
本発明の情報保存装置の構造は、多様に変形可能である。例えば、本発明の情報保存装置は、図4に図示されているような構造を有することもできる。
図4は、本発明の第2実施形態による情報保存装置(以下、本発明の第2情報保存装置)を示している。
図4を参照すれば、本発明の第2情報保存装置は、書き込みトラック100’と、書き込みトラック100’の側面と連結されるように形成された保存トラック300’とを備える。1つの書き込みトラック100’の側面に、多数の保存トラック300’が形成されうる。書き込みトラック100’と保存トラック300’は、磁壁移動特性を有する強磁性層であることが望ましい。書き込みトラック100’と保存トラック300’との間には、それらの連結のための中間層200’が形成されている。中間層200’の幅は、書き込みトラック100’から保存トラック300’の方に行くほど狭くなる。かかる中間層200’の形状のために、書き込みトラック100’内で磁壁DWが円滑に移動できる。
書き込みトラック100’、中間層200’及び保存トラック300’は、同じ物質で同じ層に形成できる。中間層200’は、強磁性層または軟磁性層であるが、製造工程側面で、強磁性層であることが望ましい。
書き込みトラック100’は、互いに反対の方向に磁化された2つの磁区、すなわち第5磁区D5及び第6磁区D6を備えることができる。図4で
Figure 0005090892
は、第1方向M1に磁化されていることを意味し、
Figure 0005090892
は、前記第1方向M1と反対である第2方向M2に磁化されていることを意味する。図面符号Dは、保存トラック300’内の磁区を表す。
書き込みトラック100’の一端E1及び他端E2に、第7導電線C7及び第8導電線C8が形成されており、保存トラック300’の一端E3に、第9導電線C9が形成されている。第7導電線C7及び第8導電線C8を介して書き込みトラック100’に電流を印加すれば、第5磁区D5及び第6磁区D6の境界である磁壁DWを移動させることができる。磁壁DWの移動によって、第5磁区D5及び第6磁区D6の大きさが変わる。図4に図示されているように、第5磁区D5が保存トラック300’と接した書き込みトラック100’部分まで拡張された状態で、保存トラック300’の一端E3から書き込みトラック100’の一端E1に電流を流せば、第5磁区D5が保存トラック300’の他端E4まで拡張されうる。これは、保存トラック300’の他端E4に、第1方向M1に対応するデータ、例えば「0」が記録されたのである。もし第6磁区D6が保存トラック300’と接した書き込みトラック100’部分まで拡張された状態で、保存トラック300’の一端E3から書き込みトラック100’の他端E2に電流を流せば、第6磁区D6が保存トラック300’の他端E4まで拡張される。これは、保存トラック300’の他端E4に第2方向M2に対応するデータ、例えば「1」が記録されたのである。このように、本発明の第2情報保存装置では、書き込みトラック100’及び保存トラック300’内で、磁区及び磁壁をビット単位で移動させることによって、保存トラック300’に所定のデータを記録できる。
保存トラック300’の所定領域に保存トラック300’に記録されたデータを読み取るための磁気抵抗センサ400’が形成されている。保存トラック300’の一端E3と磁気抵抗センサ400’との間に読み取り電流を印加できる。その場合、磁気抵抗センサ400’下に位置した保存トラック300’の磁化方向によって、保存トラック300’の一端E3と磁気抵抗センサ400’との間の電気抵抗が変わる。
本発明の原理は、書き込みトラック100,100’及び保存トラック300,300’が垂直磁気異方性ではない水平磁気異方性を有する場合にも同一に適用されうる。
以上の説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは、発明の範囲を限定するものとするより、望ましい実施形態の例示として解釈されるものである。例えば、本発明が属する技術分野で当業者ならば、書き込みトラック100,100’、中間層200,200’及び保存トラック300,300’の構造及びそれらの間の位置関係を多様に変形できるであろう。よって、本発明の範囲は、説明された実施形態によって定められるのではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想によってのみ定められものである。
本発明の磁壁移動を利用した情報保存装置及びその製造方法は、例えば、情報保存関連の技術分野に効果的に適用可能である。
本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の書き込み方法を段階別に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の書き込み方法を段階別に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の書き込み方法を段階別に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の書き込み方法を段階別に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法を段階別に示す断面図である。 本発明の第2実施形態による磁壁移動を利用した情報保存装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 基板
20 第1絶縁層
30 樹脂層
30a 樹脂層パターン
40 第2絶縁層
50 第2樹脂層
80 第1マスタースタンプ
90 第2マスタースタンプ
100,100’ 書き込みトラック
200,200’ 中間層
200a 第1中間層
200b 第2中間層
300,300’ 保存トラック
300a 第1保存トラック
300b 第2保存トラック
400,400’ 磁気保存センサ
D1 第1磁区
D2 第2磁区
DW 磁壁

Claims (21)

  1. 磁壁を有する書き込みトラックと、
    前記書き込みトラックと連結され、磁壁を有する保存トラックと、
    前記保存トラックに記録されたデータを読み取るための読み取り手段とを備え、
    前記書き込みトラックと前記保存トラックとの間の連結部の幅は、前記書き込みトラックから前記保存トラックの方に行くほど狭くなることを特徴とする磁壁移動を利用した情報保存装置。
  2. 前記連結部の少なくとも2つの側壁と前記書き込みトラックとの間の角度θは、10°≦θ<90°であることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  3. 前記書き込みトラックは、強磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  4. 前記連結部は、前記書き込みトラック上に備わった軟磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  5. 前記保存トラックは、前記連結部上に備わったことを特徴とする請求項4に記載の情報保存装置。
  6. 前記保存トラックは、強磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  7. 前記保存トラックで、前記連結部と接する部分は軟磁性層または強磁性層であり、前記保存トラックで、前記連結部と接する部分を除外した残りの部分は強磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  8. 前記保存トラック上に、中間層と、異なる保存トラックとが交互に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  9. 前記保存トラックと前記異なる保存トラックは、互いに異なる長さを有することを特徴とする請求項8に記載の情報保存装置。
  10. 前記中間層は、軟磁性層であることを特徴とする請求項8に記載の情報保存装置。
  11. 前記保存トラックと前記異なる保存トラックとのうち少なくとも一つは、強磁性層であることを特徴とする請求項8に記載の情報保存装置。
  12. 前記他の保存トラックで、前記中間層と接する部分は軟磁性層または強磁性層であり、前記他の保存トラックで、前記中間層と接する部分を除外した残りの部分は強磁性層であることを特徴とする請求項8に記載の情報保存装置。
  13. 前記保存トラックは、前記連結部を挟んで前記書き込みトラックの側面に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の情報保存装置。
  14. 前記書き込みトラックと前記保存トラックとは強磁性層であり、前記連結部は、強磁性層または軟磁性層であることを特徴とする請求項13に記載の情報保存装置。
  15. 前記保存トラックは、複数であることを特徴とする請求項13に記載の情報保存装置。
  16. 前記書き込みトラック、前記連結部及び前記保存トラックは、同じ物質から形成されていることを特徴とする請求項13に記載の情報保存装置。
  17. 磁壁移動特性を有する書き込みトラック及び保存トラックを備える情報保存装置の製造方法において、
    書き込みトラックを形成する段階と、
    前記書き込みトラック上に、上に行くほど幅が狭くなる連結層を形成する段階と、
    前記連結層上に保存トラックを形成する段階とを含むことを特徴とする磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法。
  18. 前記書き込みトラック上に前記連結層を形成する段階は、
    前記書き込みトラック上に、上に行くほど幅が狭くなる開口部を有する絶縁層を形成する段階と、
    前記開口部により露出された前記書き込みトラック上に、前記連結層を形成する段階とを含むことを特徴とする請求項17に記載の磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法。
  19. 前記書き込みトラック上に、前記開口部を有する前記絶縁層を形成する段階は、
    前記書き込みトラック上に、上に行くほど幅が狭くなる樹脂層パターンを形成する段階と、
    前記樹脂層パターンを覆うように、前記書き込みトラック上に絶縁層を形成する段階と、
    前記絶縁層を前記樹脂層パターンが露出されるまでCMPする段階と、
    前記樹脂層パターンを除去する段階とを含むことを特徴とする請求項18に記載の磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法。
  20. 前記樹脂層パターンを形成する段階は、
    前記書き込みトラック上に樹脂層を形成する段階と、
    前記樹脂層を、上に行くほど幅が狭くなる溝を有するマスタースタンプでインプリント・パターニングする段階と、
    前記マスタースタンプを除去する段階とを含むことを特徴とする請求項19に記載の磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法。
  21. 前記連結層は、電解メッキ法で形成することを特徴とする請求項17に記載の磁壁移動を利用した情報保存装置の製造方法。
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