JP5088882B2 - 曲間メッセージ出力制御機能を備えたカラオケ装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明のカラオケ装置は、演奏曲と次に演奏される予約曲との間に曲間メッセージを出力する機能を備えたカラオ装置であって、ログイン利用者管理手段と、曲間メッセージ記憶手段と、視聴管理手段と、曲間メッセージ出力制御手段と、を備えたことを特徴としている。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る曲間メッセージ出力制御機能を備えたカラオケ装置10は、カラオケ本体20、遠隔入出力端末41、利用者ID取得手段42、ミキシングアンプ44、スピーカ45、マイクロホン46、表示手段47を備えている。カラオケ本体20と表示手段47とは、有線方式又は無線方式により接続されている。
遠隔入出力端末41は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体20のローカル送受信手段26に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっており、データの送受信を行うための回路基板及びプログラムと、楽曲検索手段41aとして機能させるためのプログラムと、楽曲索引データベース41bと、一時記憶領域であるフラッシュメモリ(図示せず)とを備えている。ここで利用される無線方式としては、例えば近接無線通信技術であるirDAやbluetooth(登録商標)等を挙げることができる。また、ユーザインタフェース機能として、例えば液晶ディスプレイとタッチセンサとを積層した入出力用表示部(図示せず)を備えており、入出力用表示部に表示されるアイコンや文字列にタッチすることにより、楽曲の選択やデータの入力を行うようになっている。
楽曲検索手段41aが参照する楽曲索引データベース41bは、カラオケ装置10で演奏に供される楽曲についての属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。なお、ネットワークカラオケシステムの場合には、カラオケ装置10がホスト装置と通信を行う際に、適宜なタイミングで楽曲索引データベース41bの内容が最新のものに更新される。
カラオケ本体20は、バス21、中央制御手段22、ROM23、RAM24、HDD25、ローカル送受信手段26、ログイン利用者管理手段27、視聴管理手段28、曲間メッセージ出力制御手段29、選曲管理手段30、音楽曲出力手段31、再生制御手段32、曲間メッセージ記憶手段33を備えている。なお、HDD25には、楽曲データベース25a、映像データベース25b、曲間メッセージ25cが格納されている。
中央制御手段22は、カラオケ装置10を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM23等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM23は、カラオケ装置10を構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM24は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能する機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM24を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM24を構成してもよい。本実施形態では、RAM24に、予約待ち行列24a及び視聴管理リスト24bが格納されている。
大容量記憶装置であるHDD25は、楽曲データベース25a、映像データベース25b、曲間メッセージ25cを格納するための手段である。なお、大容量記憶装置としては、HDD25の他に、データを書き替え可能なDVD等を用いることができる。
ローカル送受信手段26は、遠隔入出力端末41との間でデータの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。なお、カラオケ装置10をスタンドアロンで使用するのではなく、ネットワークを介して複数のカラオケ装置10(カラオケ演奏端末)とホスト装置とを接続して、ネットワークカラオケシステムを構築する場合には、ローカル送受信手段26の他に、通信ネットワークにおける通信方式の整合性を保つための電子回路及びプログラムからなるネットワーク送受信手段を備える。
利用者ID取得手段42は、利用者がカラオケ装置10を利用する際に、利用者が所持するID媒体43から利用者IDを取得するための電子回路及びプログラムからなる。利用者ID取得手段42で取得した利用者IDは、RAM24に一時的に記憶され、ログイン利用者管理手段27で管理される。ID媒体43は、例えば、非接触型のICカード、携帯電話、携帯情報端末等からなり、利用者IDを記憶して、利用者ID取得手段42との間でデータの送受信を行うことができるようになっている。
ログイン利用者管理手段27は、現に当該カラオケ装置10にログインしている利用者を、利用者IDに基づき特定して管理するためのプログラムからなる。
視聴管理手段28は、現に当該カラオケ装置10にログインしている利用者について、視聴管理リストにて、ログイン利用者管理手段27が任意の利用者を特定した際に当該利用者を未視聴者として管理すると共に、曲間メッセージ25cが出力されると、当該未視聴者を視聴者に変更して管理するためのプログラムからなる。なお、本実施形態において、視聴管理リスト24bはRAM24に格納されているが、視聴管理リスト24bを、HDD等、他の記憶手段に格納してもよい。
曲間メッセージ記憶手段33は、所定の記憶部に曲間メッセージ25cを記憶させるためのプログラムからなる。曲間メッセージ25cは、適宜なタイミングでカラオケ装置10に入力される。入力元となる曲間メッセージ25cのデータは、DVDやCD−ROM等の記憶媒体に記憶されたものであってもよいし、通信手段を介して接続されたホスト装置に記憶されたものであってもよい。なお、本実施形態では、HDD25に曲間メッセージ25cを記憶させているが、DVDやCD−ROM等の記憶媒体に曲間メッセージ25cが記憶されている場合には、当該DVDやCD−ROM等をそのまま記憶部として利用することができる。
曲間メッセージ出力制御手段29は、演奏楽曲数が所定数に達する毎に、視聴管理リスト24bを参照し、未視聴者の割合が所定の基準値以上となった場合に限って、曲間メッセージを出力するように制御するためのプログラムからなる。
また、上記基準に加えて、未視聴者の数が所定の基準値以上である場合に限って、曲間メッセージを出力するように制御してもよい。
選曲管理手段30は、利用者により遠隔入出力端末41における楽曲検索手段41aの機能を用いて選曲され、ローカル送受信手段26を介して送信された当該選曲者の利用者ID、及び選曲された楽曲IDを対応付けて予約待ち行列24aとしてRAM24に格納し、管理するためのプログラムである。なお、楽曲選択の表示や予約待ち行列24aの表示は、遠隔入出力端末41の入出力用表示部及び表示手段47のいずれか一方、あるいは双方で行うことができる。
予約待ち行列は、例えば、楽曲が予約された順番に、楽曲ID、利用者ID等を関連付けて記憶したもので、予約待ち行列に記憶された順番で楽曲が演奏される。
音楽曲出力手段31は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース25aから抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ44に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ44は、マイクロホン46から入力された歌唱者の歌唱音声と、音楽曲出力手段31から送出される演奏データとをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ45より出力させるための装置である。なお、マイクロホン46の数は1本に限られず、2本以上であってもよい。
再生制御手段32は、カラオケ演奏中に、楽曲データベース25aから抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段47に出力するための電子回路である。さらに、再生制御手段32は、遠隔入出力端末41を介した利用者からの操作指示による予約楽曲リストの表示等を表示手段47に表示させる機能も有している。
表示手段47は、カラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。
曲間メッセージの視聴管理処理は、図2に示すように、利用者がログインして利用者IDを取得すると(S1)、視聴管理手段28の機能により、視聴管理リスト24bにて、当該利用者を未視聴者として管理する(S2)。そして、曲間メッセージが出力されると(S3)、視聴管理手段28の機能により、視聴管理リスト24bにて、当該利用者を視聴者に変更して管理する(S2)。すなわち、利用者がログインすると、まず当該利用者を未視聴者として管理し、当該利用者がログイン中に曲間メッセージが出力されると、視聴者に変更して管理する。そして、利用者がログアウトすると(S5又はS6)、処理を終了する。なお、曲間メッセージの視聴管理処理は、利用者毎に行われる。
図3及び図4を参照して、第1の実施形態に係る曲間メッセージの出力制御処理を説明する。図3は、第1の実施形態に係る曲間メッセージの出力制御処理を示すフローチャート、図4は、第1の実施形態に係る曲間メッセージの出力判断を説明する説明図である。
図5及び図6を参照して、第2の実施形態に係る曲間メッセージの出力制御処理を説明する。図5は、第2の実施形態に係る曲間メッセージの出力制御処理を示すフローチャート、図6は、第2の実施形態に係る曲間メッセージの出力判断を説明する説明図である。
本発明の曲間メッセージ出力制御機能を備えたカラオケ装置10及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
20 カラオケ本体
21 バス
22 中央制御手段
23 ROM
24 RAM
24a 予約待ち行列
24b 視聴管理リスト
25 HDD
25a 楽曲データベース
25b 映像データベース
25c 曲間メッセージ
26 ローカル送受信手段
27 ログイン利用者管理手段
28 視聴管理手段
29 曲間メッセージ出力制御手段
30 選曲管理手段
31 音楽曲出力手段
32 再生制御手段
33 曲間メッセージ記憶手段
41 遠隔入出力端末
41a 楽曲検索手段
41b 楽曲索引データベース
42 利用者ID取得手段
43 ID媒体
44 ミキシングアンプ
45 スピーカ
46 マイクロホン
47 表示手段
Claims (2)
- 演奏曲と次に演奏される予約曲との間に曲間メッセージを出力する機能を備えたカラオ装置であって、
ログイン利用者管理手段と、曲間メッセージ記憶手段と、視聴管理手段と、曲間メッセージ出力制御手段と、を備え、
前記ログイン利用者管理手段は、現に当該カラオケ装置にログインしている利用者を利用者IDに基づき特定して管理し、
前記曲間メッセージ記憶手段は、所定の記憶部に曲間メッセージを記憶させ、
前記視聴管理手段は、現に当該カラオケ装置にログインしている利用者について、視聴管理リストにて、前記ログイン利用者管理手段が任意の利用者を特定した際に当該利用者を未視聴者として管理すると共に、曲間メッセージが出力されると、当該未視聴者を視聴者に変更して管理し、
前記曲間メッセージ出力制御手段は、演奏楽曲数が所定数に達する毎に、前記視聴管理リストを参照し、未視聴者の割合が所定の基準値以上となった場合に限って、曲間メッセージを出力するように制御する、
ことを特徴とする曲間メッセージ出力制御機能を備えたカラオケ装置。 - 前記曲間メッセージ出力制御手段は、演奏楽曲数が所定数に達する毎に、前記視聴管理リストを参照し、未視聴者の割合が所定の基準値以上であり、かつ当該未視聴者の数が所定の基準値以上である場合に限って、曲間メッセージを出力するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の曲間メッセージ出力制御機能を備えたカラオケ装置。
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