JP5088722B2 - 椎弓スペーサ - Google Patents

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    • A61B17/7071Implants for expanding or repairing the vertebral arch or wedged between laminae or pedicles; Tools therefor

Description

本発明は、椎弓スペーサに関するものである。
従来、頸椎症性脊髄症あるいは後縦靱帯骨化症等による脊髄神経圧迫を治療するために、脊椎後部の椎弓あるいは棘突起を縦方向に切断して脊柱管を押し広げて除圧する手術が行われている(例えば、非特許文献1参照。)。
このような椎弓形成術では、押し広げた椎弓の切断面間に椎弓スペーサを配置することにより脊柱管を広げた状態に保持することが行われる(例えば、非特許文献2参照。)。
従来の椎弓スペーサは、椎弓の曲率に合わせた若干の曲率を有する四角柱状のスペーサであって、その両端にV字溝状の切欠を有するとともに、各切欠に開口し長手方向に貫通する貫通孔を備えている。この椎弓スペーサを押し広げた切断面間に配置し、椎弓に設けた孔および椎弓スペーサの貫通孔を通した糸を縛ることにより、椎弓スペーサを椎弓に動かないように固定していた。
成尾整形外科病院webページ、はくざん通信、第36号,頸椎の手術2,[平成19年9月検索],インターネット<URL: http://www.naruoseikei.com/hakuzan/hakuzan36.pdf> 東芝セラミックス株式会社webページ、ネオボーン(ハイドロキシアパタイト骨補填材),[平成19年9月検索],インターネット<URL: http://www.mmt-med.co.jp/ichiran.pdf>
しかしながら、従来の椎弓スペーサでは、該椎弓スペーサを椎弓に固定するための糸を通す孔の穿孔に際して、椎弓の外面に付着している筋肉を傷つけないように、椎弓外面から剥離させておく必要がある。この場合に、筋肉を剥離した椎体については、筋肉による後方支持が得られなくなるため、術後における頭部の支持が不十分となり、疼痛、肩こりが発生するという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、椎弓から筋肉を剥離させることなく、椎弓に形成した切断面間により確実に固定することができる椎弓スペーサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、切断された椎弓の切断面間に挿入配置される柱状の椎弓スペーサであって、両端面に、前記椎弓の各切断面と該切断面に隣接する側面とにより形成される角部に係合する略V字溝状の切欠を有するとともに、該切欠の少なくとも一方に、該切欠の長手方向に沿う前記椎弓の前記切断面との相対移動を係止する係止手段が設けられている椎弓スペーサを提供する。
本発明によれば、椎弓を縦方向に切断することにより形成された切断面を相互に離間させる方向に押し広げて、切断面間に椎弓スペーサを挿入すると、椎弓スペーサの両端面に設けられた略V字溝状の切欠が、椎弓の各切断面と該切断面に隣接する側面とにより形成される角部に係合する。これにより、椎弓スペーサが略V字溝状の切欠に交差する方向に椎弓に対して移動しないように固定される。
さらに、切欠の少なくとも一方に設けられた係止手段が、椎弓スペーサを椎弓の切断面との相対移動を係止するので、椎弓スペーサが椎弓に対して、切欠に沿う方向にも移動しないように固定される。
本発明によれば、椎弓スペーサを糸によって椎弓に固定しないので、椎弓外面から筋肉を剥離させずに済み、術後における頭痛の発生を防止することができる。さらに、椎弓スペーサを配置した後には、筋肉の復元力によって、切断面間に椎弓スペーサを挟む力が維持され、椎弓スペーサが椎弓の切断面間から外れないように維持される。
上記発明においては、前記係止手段が、前記切欠内に設けられた突起であることとしてもよい。
このようにすることで、椎弓を縦方向に切断した切断面のいずれかに、切欠内の突起に係合する凹部を設けることにより、簡易に椎弓スペーサを椎弓の切断面に対して相対的に移動しないように固定することができる。
また、上記発明においては、前記突起が、前記切欠内に形成された穴に嵌合部材を嵌合させて構成されていてもよい。
このようにすることで、嵌合部材を穴に嵌合させることにより、切欠内に突出する突起を簡易に構成できる。椎弓スペーサとは別部材である嵌合部材によって突起を構成するので、高い強度の突起を構成でき、椎弓スペーサを椎弓の切断面間により確実に固定することが可能となる。
本発明によれば、椎弓から筋肉を剥離させることなく、椎弓に形成した切断面間により確実に固定することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る椎弓スペーサ1について、図1〜図3を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る椎弓スペーサ1は、図1に示されるように、略四角柱状のリン酸カルシウムからなるブロック状に形成されており、その両端には相互に略平行にV字溝状の切欠2が形成されている。
一方のV字溝状の切欠2内には、その長さ方向の中央位置近傍に突出する突起3が設けられている。この突起は、後述するように椎弓Aの切断面Bに形成された凹部Gに嵌入される形状を有している。
また、椎弓スペーサ1は、その一側面に、長手方向の中央部において最も窪む凹面4を備えている。この凹面4は、椎弓スペーサ1が椎弓Aの切断面B間に挟まれたときに、脊柱管D側に配置されることにより、脊柱管Dの横断面積を広げるように作用するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る椎弓スペーサ1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る椎弓スペーサ1を用いて、脊髄神経圧迫を除圧するには、まず、図2(a)に示されるように、左右いずれか一方の椎弓Aの一部を縦方向に切断して切断面Bを形成し、他方を部分的に切除してヒンジCを形成する。
そして、図2(b)に示されるように、ヒンジCを中心として切断面Bを相互に離間させる方向に押し広げる方向に外力Fを作用させる。このとき、本実施形態においては、椎弓Aに付着している筋肉Eを剥離させることなく切断面Bの間隔を広げるので、筋肉Eによる復元力に抗して押し広げる必要がある。
次いで、図2(b)に示されるように、椎弓Aに設けられたいずれかの切断面Bの高さ方向の略中央位置に、椎弓Aの外面に沿って延びる凹部Gを形成する。凹部Gは、椎弓スペーサ1の一端の切欠2内に設けられた突起3を嵌合させることができる形状を有している。
この後に、図3(a)に示されるように、本実施形態に係る椎弓スペーサ1を椎弓Aの切断面B間に挿入する。椎弓スペーサ1が椎弓Aの切断面B間に挟まれると、図3(b)に示されるように、椎弓スペーサ1の両端に設けられているV字溝状の切欠2に、椎弓Aの各切断面Bとこれに隣接する椎弓Aの側面との間の角部がそれぞれ係合するので、椎弓スペーサ1が脊柱管Dの半径方向に移動しないように位置決め固定される。
また、椎弓スペーサ1が椎弓Aの切断面B間に挟まれると、椎弓スペーサ1の一端のV字溝状の切欠2内に形成されている突起3が、椎弓Aの切断面Bに形成された凹部Gに嵌入するので、椎弓スペーサ1が脊柱管Dの長手方向(すなわち、椎弓スペーサ1の長手方向に直交する方向、言い換えると、図3(b)において紙面に直交する方向)に移動しないように位置決め固定される。
そして、この状態で、椎弓Aを押し広げていた外力Fを解除することにより、筋肉Eによる復元力Hによって切断面Bどうしがその間隔を狭める方向に押し戻されるので、その復元力Hによって、椎弓スペーサ1が椎弓Aの切断面B間に挟まれ、固定状態に維持されることになる。
また、椎弓スペーサ1の脊柱管D側に配置される一側面は、その長手方向の中央部分において最も窪む凹面4により構成されているので、椎弓スペーサ1が脊柱管D側に突出することなく、脊柱管D内の横断面積を広く確保して、脊髄神経圧迫を効率的に除圧することができる。
すなわち、本実施形態に係る椎弓スペーサ1によれば、椎弓Aの切断面B間に挟まれた椎弓スペーサ1を糸で縛って固定する必要がないので、椎弓Aに糸を通す穴を穿孔する必要がなく、椎弓Aに付着している筋肉Eを剥離させずに済むという利点がある。その結果、椎弓Aが筋肉Eによって支持された状態に維持されるので、術後における頭痛の発生を防止することができる。
なお、椎弓スペーサ1としてリン酸カルシウムからなるものを採用しているので、術後に経時的に自家骨化させて、体内に異物を残さずに済むという利点がある。ただし、本発明は、椎弓スペーサ1の材質について何ら限定されるものではなく、生体親和性を有していれば好ましく、また、生体吸収性を有していればさらに好ましい。
また、本実施形態においては、椎弓スペーサ1をリン酸カルシウムにより一体的に構成したが、これに代えて、図4に示されるように、突起部分を別部材によって構成してもよい。すなわち、図4(a)に示されるように、柱状のスペーサ本体1Aに嵌合穴1Bを設け、該嵌合穴1Bに嵌合させる嵌合部材3Aを別部材として構成し、図4(b)に示されるように、嵌合させた状態でV字溝状の切欠2内に一端が突出するようにしてもよい。
このようにすることで、別部材として構成する嵌合部材3Aとして、スペーサ本体1Aよりも剛性の高い材質のもの、例えば、緻密なリン酸カルシウム成形体を使用することができ、小さな突起でも位置決め状態に固定する強度を高めることができる。
また、椎弓スペーサを椎弓に固定する係止手段として突起を採用したが、これに代えて、椎弓Aの切断面A側に突起が形成できれば、椎弓スペーサ1の切欠側には凹部を形成してもよい。
また、一方の切欠2に突起3を設けることとしたが、これに代えて、両端の切欠に突起3を設けることにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る椎弓スペーサを示す斜視図である。 図1の椎弓スペーサを用いた椎弓形成術を説明する図であり(a)椎弓に設けた切断面とヒンジ、(b)ヒンジを中心とした脊柱管の拡大作業をそれぞれ示す図である。 図1の椎弓スペーサを用いた椎弓形成術を説明する図であり(a)椎弓の切断面間に椎弓スペーサを挿入する作業、(b)椎弓スペーサの挿入により脊柱管が拡大された状態をそれぞれ示す図である。 本発明の椎弓スペーサの変形例を示す正面図であり、(a)突起部材の組付け前、(b)突起部材の組付け後の状態をそれぞれ示す図である。
符号の説明
A 椎弓
B 切断面
1 椎弓スペーサ
1B 嵌合穴(穴)
2 切欠
3 突起(係止手段)
3A 嵌合部材

Claims (3)

  1. 切断された椎弓の切断面間に挿入配置される柱状の椎弓スペーサであって、
    両端面に、前記椎弓の各切断面と該切断面に隣接する側面とにより形成される角部に係合する略V字溝状の切欠を有するとともに、
    該切欠の少なくとも一方に、該切欠の長手方向に沿う前記椎弓の前記切断面との相対移動を係止する係止手段が設けられている椎弓スペーサ。
  2. 前記係止手段が、前記切欠内に設けられた突起である請求項1に記載の椎弓スペーサ。
  3. 前記突起が、前記切欠内に形成された穴に嵌合部材を嵌合させて構成されている請求項2に記載の椎弓スペーサ。
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