JP5086560B2 - 入力装置 - Google Patents

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本発明は、操作部を操作する操作者の手を撮影し、操作部における操作スイッチの配置位置およびその機能を表す操作メニュー画像に手の画像を合成し、操作部とは物理的に離れた位置に配置される表示部に合成画像を表示させて、操作部における操作スイッチを操作させる入力装置に関する。
従来から、車内の好適位置に配置され、各種車載機器を作動操作するための複数種のスイッチが集約して配列された多機能スイッチ操作プレートと、操作者が前方視できる視野領域の車内好適位置に配置され、前記複数種のスイッチの配列位置を示す画像を表示する表示部と、操作しようとする目標スイッチを操作者が指先で操作するとき、表示部に表示されている目標スイッチの画像の配列位置およびその機能を操作者に認識させるよう制御するコントローラと、を備え、操作者が前方視状態で表示部に表示されている目標スイッチの画像を視認しつつ多機能スイッチ操作プレート上の目標スイッチをリアルタイムで指先操作可能に構成したことを特徴とする車載機器スイッチ安全操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このシステムは、多機能スイッチ操作プレートのような操作部を操作する車両運転者(操作者)の手の画像をカメラで撮影し、撮影した手の画像を表示部に表示される操作部の疑似画像上に重畳表示させ、車両運転者が操作部を見なくとも表示部を見ながら操作部を実際に操作できるようにするので、操作部と表示部とを物理的に分離し、車両運転者が操作しやすい位置に操作部を配置し、車両進行方向を見ながらも内容を確認できる位置に表示部を配置することができる。これにより、車両運転者は、車両進行方向から視線を大きく移動させることなく操作部を操作することができる。
特開2000−6687号公報
しかしながら、特許文献1に記載の入力装置は、撮影した手の画像を特に加工することなく表示部に表示される操作部の疑似画像(操作メニュー画像)上に合成表示するので、例えば、表示部に表示される疑似操作スイッチ(図形画像)の数が多く個々の図形画像のサイズが小さいような場合に、どの指の先端がどの図形画像上に位置するかがわかりにくくなってしまい、操作者に操作スイッチを誤って操作させてしまう場合がある。
そこで、本発明は、操作メニュー画像に合成表示させた手画像の指がどの図形画像上に位置するかを簡単に認識できるよう所定の指またはその周辺を区別表示させて操作者による確実かつ迅速なスイッチ操作を可能とする入力装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明は、操作スイッチが配置された操作部と、前記操作部における操作スイッチの配置位置および機能を表す操作メニュー画像を表示する表示部とを物理的に離れた位置に別々に配置した入力装置において、前記操作部を操作する操作者の手を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影した手の画像を抽出して前記操作メニュー画像に合成する手画像合成手段と、前記合成される手の画像の指または該指の周辺を他の部分と区別させて前記表示部に表示する区別表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明に係る入力装置において、前記合成される手の画像から少なくとも一つの指が位置する領域を判定する指判定手段を備え、前記区別表示手段は、前記指判定手段により判定された前記少なくとも一つの指が位置する領域の先端部または該先端部の周辺を他の部分と区別させて表示することを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明に係る入力装置において、前記指判定手段は、前記表示部に表示される前記手の画像の領域の最も上にある部分を、前記少なくとも一つの指が位置する領域の先端部と判定することを特徴とする。
また、第4の発明は、第2または第3の発明に係る入力装置において、前記指判定手段は、前記合成される手の画像から人差し指または中指が位置する領域を判定することを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4のうちの何れかの発明に係る入力装置において、前記区別表示手段により区別表示された指以外の指による前記操作部への入力を制限する入力制限手段、を備えることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、操作メニュー画像に合成表示させた手画像の指がどの図形画像上に位置するかを簡単に認識できるよう所定の指またはその周辺を区別表示させて操作者による正確かつ迅速なスイッチ操作を可能とする入力装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る入力装置の車両搭載状態の実施例を示す斜視図である。図2は、図1に示す入力装置の側面視による概略的な断面図であり、図3は、入力装置に関連する車載システムの機能ブロック図を示す。本実施例に係る入力装置は、図1に示すように、操作部20、表示部40およびカメラ50を備え、操作部20および表示部40は、車室内の物理的に離れた位置に別々に配置される。
操作部20は、複数の操作スイッチが配置されるタッチパネルを含み、操作者が操作し易い位置、好適には、操作者が手を伸ばすだけで操作できるような位置に配置される。例えば、操作部20は、図1に示すようにセンターコンソール部に配置されてもよいし、インストルメントパネルに配置されてもよい。なお、操作部20は、好適には、その略平らな操作面が略水平になるように配置される。
複数の操作スイッチは、操作部20の表面に起伏を伴って配置され触覚により存在が認識できるスイッチであってもよく、従来のタッチパネルのように、操作部20の座標で示される所定領域が押下されることにより入力を受け付け、大きさ、形状、または、入力に必要な圧力、接触時間若しくは接触範囲を動的に変化させるスイッチであってもよい。
表示部40は、液晶ディスプレイ等で構成され、操作者が見易い位置、好適には、操作者が運転中の視線を大きく変えることなく視認することができるような位置に配置される。例えば、表示部40は、図1に示すようにインストルメントパネル上面の中央部に配置されてもよいし、また、メーター内に配置されてもよい。
表示部40に表示される画像出力は、制御手段70(図3参照。)により制御される。制御手段70は、例えば、ナビゲーション装置の一部(描画プロセッサを含む。)であってもよく、この場合、後述の操作メニュー画像の他、地図画像等を表示部40に表示する。
また、表示部40は、制御手段70による制御下で、図4に示すような操作メニュー画像を表示する。操作メニュー画像は、操作部20における操作スイッチの配置位置およびその機能を表示する。操作メニュー画像は、操作部20における操作スイッチの名称を表示することでそれぞれの操作スイッチに対するスイッチ操作により実行される各種機能を操作者に表示すると共に、それぞれの操作スイッチに対応する図形画像の配置を表示することで各種機能を実行するためにスイッチ操作されるべき操作スイッチの正確な位置および範囲を操作者に表示する役割を果たす。
図4に示す例において、操作メニュー画像は、5行12列の操作スイッチを有する平仮名の50音配列であり、「あ」、「い」、「う」等のそれぞれの平仮名に対応する名称を表示する円形の図形画像を有し、例えば、「とうきょう」を入力させる場合には、「と」(3行4列目の位置)、「う」(3行1列目の位置)、「き」(2行2列目の位置)、「ょ」(3行12列目の位置)および「う」(3行1列目の位置)に対応する図形画像を順番にスイッチ操作させるようにする。
操作メニュー画像は、各種用意され、操作部20における操作状況等に応じて切り替えられてもよい。この場合、当該操作メニュー画像の切り替えに応じて、操作部20における操作スイッチの配置位置およびその機能が変更される。この構成により、操作部20において多くの車載機器の操作スイッチを集中的にスイッチ操作することができ、操作スイッチの効率的な集約を図ることができる。例えば、操作部20には、平仮名の50音入力のみならず、カーナビゲーションシステム、空調装置、オーディオ装置等の各種操作のための各種操作スイッチが動的に配置されてもよい。
カメラ50(撮影手段)は、例えばCCD(Charge−Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)を撮像素子とする小型カメラであり、操作部20(およびそれを操作する操作者の手)を略上方から撮影できるように配置される。即ち、カメラ50は、操作部20全体を捕捉するように操作部20との位置・角度関係や焦点等が決定される。従って、カメラ50によって撮影された画像(以下、「カメラ画像」とする。)の略全体に操作部20全体の画像が表示される。操作部20を操作するための操作者の手がカメラ50の撮影範囲に入ると、図5に示すように、カメラ画像に手の画像が含まれることになる。この手の画像(以下、「手画像」という。)を含むカメラ画像は、手画像合成手段72(図3参照。)に供給される。手画像合成手段72は、手画像だけをカメラ画像から抽出し、抽出した手画像と制御手段70から供給される操作メニュー画像とを合成して表示部40に表示する。以下、この手画像を含む操作メニュー画像を「合成画像」という。
画像の抽出および合成は、カメラ画像に含まれる手以外の部分(操作部20)と手との色度(彩度)差またはコントラスト差を利用して実現されてもよい。典型的には、それ自体よく知られているクロマキー合成技術が用いられる。これは、特定の色(キーカラー)を背景に用いて所定の被写体の画像を撮影しておき、その背景(キーカラー)を別な画像で置き換えることで合成を行う技術である。キーカラーには、一般的に青色が用いられる。青色は、人間の肌の色(肌色)の補色であり、人間の手を抜き出す処理に適しているからである。
従って、クロマキー合成処理は、操作部20をキーカラー(例えば青色。)で構成し、カメラ画像の青色部分を抜き取り手画像だけを抽出し、当該手画像を、背景画像として用意されている操作メニュー画像(図4参照。)と合成することにより実行される。操作部20は、青色LED等を備え、表面が青色に発光するように構成されてもよい。なお、手画像の抽出および合成には、他の方法、例えば、ルミナンスキー合成技術(画像の輝度とコントラストとの情報を含むルミナンス信号のうちのある輝度信号を指定してその信号以下または以上のみを抜き取る方法)や画像内での差分抽出による合成技術等があるが、以下では、主にクロマキー合成技術が用いられる場合について説明する。
図6は、合成画像の例を示す図である。手画像の合成位置、即ち操作メニュー画像のどの位置に手画像を合成するかは、操作部20における実際の手の位置と各操作スイッチの位置との関係が、表示部40(合成画像)における手画像の位置と各図形画像の位置との関係に正確に再現されるように決定される。なお、手画像の縮尺は、カメラ画像における座標系と操作メニュー画像における座標系との相対関係(座標変換式)に基づいて演算されてもよい。この際、カメラ50の搭載位置の誤差等が適切に補正されてもよい。
図6(A)に示す例では、人差し指のみを伸ばした状態(以下、「単指入力状態」という。)の手画像が人差し指で平仮名「な」に対応する図形画像周辺を指し示している。この場合、本実施例に係る入力装置は、現在の人差し指の位置でスイッチ操作が行われると、平仮名「な」の入力を受け付ける。このように、操作部20を見なくとも表示部40を見ながら手元付近にある操作部20を操作者に操作(いわゆるブラインドタッチ操作)させることができる。
また、カメラ画像から抽出される手画像は、図6に示すように、好適には、実画像をそのまま用いるのではなく、手を抽象的または擬似的に表す抽象画像に変換される。これにより、操作者の手の実画像がそのまま映し出されることにより操作者が受ける生理的違和感(嫌悪感、気持ち悪さ)を和らげることができる。
手画像は、例えば、図6(A)に示すように手のシルエットを映し出し輪郭線内部に所定の半透明色を付すようにしてもよく、或いは、図6(B)に示すように、輪郭線だけを残して内部を透明としてもよい。何れの場合も、手によって本来隠れてしまう図形画像を操作者に見せることができる。
なお、手の抽象画像は、手画像合成手段72において生成される。その際、何れの表現方法が採用されるかを操作者が選択・変更できるようにしてもよい。
また、手画像は、好適には、実際の手よりも小さく見えるように生成される。これは、実際に操作部20と接触する手の部分が、指の先端部ではなく、指の腹の部分にあることに対応させるためである。
そのため、手画像の縮小は、例えば、図7に示すように、手の輪郭線を太線で生成し、その輪郭線を外側の境界として内側に厚みを持たせることで実現される。これにより、手画像の外形の大きさ(太線の外側位置)を変化させることなく、手の輪郭線により囲まれる領域(輪郭線の内側境界線で囲まれる領域)を太線の太さ分だけ小さく見せることができる。或いは、手画像の縮小は、実際の手の大きさを縮小させることで実現されてもよい。この場合、手画像全体を均等に縮小させて相似形となるようにしてもよく、一部(例えば、指の長さ)のみを縮小させてもよい。
これにより、操作部20との接触点となる指の腹の部分が、指の画像の先端部に近づくため、操作者は、違和感の少ない状態で図形画像に指を合わせることが可能になる。
ところで、表示部40は、操作メニュー画像と抽象化された手画像とを合成表示し、操作者が操作部20を見なくても操作スイッチを操作できるようにするが、単一の半透明色で塗りつぶされたり、或いは、輪郭線のみで表示されたりした手画像は、指の先端が指し示す位置を分かり難くさせたり、例えば、人差し指と中指とを混同させたりする場合も考えられる。
そこで、本実施例に係る入力装置は、その特徴的な構成として区別表示手段80を備える。以下、図8および図9を参照しながら、区別表示手段80の構成について詳説する。
図8および図9は、区別表示手段80により一部が区別表示された合成画像の表示例を示す。以下、区別表示手段80により一部が区別表示された合成画像を修正画像と呼ぶこととする。
図8(A)は、人差し指の先端周辺に円形状のハイライト表示C1が追加された状態を表示し、ハイライト表示C1は、現時点における人差し指の位置でスイッチ操作が行われた場合に、操作部20と人差し指の先端部(人差し指の腹部分)とが接触すると推定される位置を他の位置から区別させて表示する。
ハイライト表示C1の大きさは、1の図形画像が選択されていることを明確に示すことができる程度とし、例えば、表示部40に表示された操作スイッチに対応する図形画像に等しい大きさとする。
合成画像における人差し指の先端部は、指判定手段82により判定される。指判定手段82は、手画像の少なくとも一つの指が位置する領域を判定するための手段であり、例えば、手画像を形成する画素のうち表示部40上で最も上に位置する画素を指の先端部であると判定する。
また、指判定手段82は、パターン認識処理により、手画像の輪郭から単指入力状態であるか否かを検出し、単指入力状態であることを検出した場合に、表示部40上で最も上に位置する画素を人差し指の先端部であると判定してもよい。一本の指で操作を行う場合、人差し指が伸ばされる場合が多いと考えられるからである。但し、人差し指である必要はなく、操作部20を操作するために伸ばされた指であることを判定できればよい。
また、指判定手段82は、パターン認識処理により、手画像の輪郭から五指全てを伸ばした状態(以下、「複数指入力状態」という。)であるか否かを検出し、複数指入力状態であることを検出した場合には、表示部40上で最も上に位置する画素を中指の先端部であると判定してもよい。五指を伸ばした場合に最も上に位置する指は中指であると考えられるからである。なお、指判定手段82は、手画像を形成する画素に基づいて、指の数、指の太さ、指の長さ、指の順番等を認識し、例えば、5本の指の右端にある指を親指(左手の場合)、5本の指の中央にある指を中指と判定するようにしてもよい。
また、複数指入力状態であっても、指判定手段82は、親指、人差し指、中指、薬指、小指を特定する必要はなく、操作部20を操作するために伸ばされた指であることを判定できればよい。
なお、指判定手段82は、手画像を操作メニュー画像に合成する前に人差し指の先端部を判定してもよい。
区別表示手段80は、人差し指の先端部にハイライト表示C1を追加し、手画像合成手段72は、ハイライト表示C1の追加された手画像を操作メニュー画像に合成する。なお、
人差し指は一例であり、区別表示手段80は、他の指の先端部にハイライト表示を追加してもよいが、ハイライト表示が追加される指は、操作部20を操作するよう伸ばされた状態であるのが好適である。スイッチ操作のできない折りたたんだ指の先端にハイライト表示を追加する意味が無く、表示も見難くなってしまうからである。
また、区別表示手段80は、一旦ハイライト表示C1を追加すると、人差し指の先端部とハイライト表示C1と間の位置関係を保持し、人差し指の先端部の移動に追従させてハイライト表示C1を移動させる。
このように、区別表示手段80は、操作スイッチに対応する、表示部40に表示された図形画像とは無関係に、合成表示された人差し指の先端部に追従させてハイライト表示C1を移動させるが、図8(B)に示すように、ハイライト表示C2を最寄りの図形画像に連動(スナップ)させるようにしてもよい。最寄りの図形画像にスナップさせる場合、操作部20と人差し指の先端部とが接触する位置が実際の操作スイッチの位置(範囲)から多少ずれていたとしてもそのスナップされた図形画像に対応する操作スイッチが操作されたものとして扱われる。なお、図8(A)および(B)の場合、本実施例に係る入力装置は、人差し指によるスイッチ操作が行われると、平仮名「な」の入力を受け付ける。
ハイライト表示C1またはC2を人差し指の先端部に追従させる場合には、最寄りの図形画像にスナップさせる処理に掛かる負荷を省き処理を高速化できるという効果があり、ハイライト表示C1またはC2を最寄りの図形画像にスナップさせる場合には、何れの図形画像に属するか明確でない位置をスイッチ操作するときにも、実行される機能または入力される文字が明確になるという効果がある。
この構成により、本実施例に係る入力装置は、人差し指の先端部周辺をハイライト表示させることにより操作者にカーソルイメージを与え、操作スイッチを誤って操作させることなく所望の操作スイッチを簡単かつ確実に操作させることができる。
また、図9(A)は、複数指入力状態における手画像の中指が平仮名「は」に対応する図形画像周辺を指し示している状態を表示する。中指の先端周辺には、図8(A)と同様、円形状のハイライト表示C3が表示され、ハイライト表示C3は、現時点における中指の位置でスイッチ操作が行われた場合に、操作部20と中指の先端部(中指の腹部分)とが接触すると推定される位置を他の位置から区別させて表示する。
合成画像における中指の先端部は、図8(A)または(B)の単指入力状態の場合と同様、指判定手段82により判定される。指判定手段82は、手画像を形成する画素のうち表示部40上で最も上に位置する画素を中指の先端部であると判定する。なお、指判定手段82は、手画像を形成する画素に基づいて手画像の形状、指の太さ、指の長さ、指の先端部等を認識し、例えば、5本の指の中央にある指の先端部を中指の先端部と判定してもよい。
また、区別表示手段80は、図8(A)または(B)の単指入力状態の場合と同様、表示部40に表示された操作スイッチに対応する図形画像とは無関係に、合成表示された中指の先端部に追従させてハイライト表示C3を移動させるが、図9(B)に示すように、ハイライト表示C4を最寄りの図形画像に連動(スナップ)させるようにしてもよい。図9(A)および(B)の場合、本実施例に係る入力装置は、中指の位置でスイッチ操作が行われると、平仮名「は」の入力を受け付ける。
この構成により、本実施例に係る入力装置は、ブラインドタッチ操作を可能にしながら、中指の先端部周辺をハイライト表示させることにより操作者に意識上の基準点を与え、中指と人差し指とを間違えて入力させるといった誤ったスイッチ操作をさせることなく所望の操作スイッチを簡単かつ確実に操作させることができる。
また、本実施例に係る入力装置は、中指以外の指によるスイッチ操作を許容し、例えば、図9(A)または(B)の場合に、人差し指の位置でスイッチ操作が行われると、平仮名「に」の入力を受け付け、親指の位置でスイッチ操作が行われると、平仮名「て」の入力を受け付ける。なお、本発明に係る入力装置は、図10に示すように、それぞれの指の先端周辺をハイライト表示させるようにしてもよく、その上で、中指のハイライト表示だけを例えば赤色で表示させ、他のハイライト表示を例えば青色で表示させて、中指の先端を意識上の基準点として認識させながら、中指以外の指の先端をも把握し易いようにしてもよい。なお、入力装置は、人差し指を他の指とは区別してハイライト表示させることで、人差し指を意識上の基準点としてもよく、操作者に意識上の基準点となる指を選択させるようにしてもよい。
この構成により、本実施例に係る入力装置は、複数の指による高速入力を可能としながら、中指と人差し指とを見間違えて入力してしまうといった誤った操作をさせることなく所望の操作スイッチを簡単かつ確実に操作させることができる。
また、本実施例に係る入力装置は、中指の位置を基準点として表示するので、他の指の位置合わせを容易に行わせることができる。
また、区別表示手段80は、図8乃至図10のような円形画像をハイライト表示として表示させる他、図11に示すように指の先端を所定の色(半透明色)で塗りつぶすようにしてもよく、或いは、指の先端周辺を点滅表示させたり、高輝度表示させたりしてもよい。操作者が一瞥して所定の指の先端を識別できるようにするためである。
また、本実施例に係る入力装置は、その特徴的な構成として入力制限手段90を備えるようにしてもよい。
入力制限手段90は、区別表示手段80により区別表示された指の先端部以外によるスイッチ操作を制限するための手段であり、例えば、図9の場合、ハイライト表示C3またはC4が追加された中指以外の指によるスイッチ操作を受け付けないようにする。
入力制限手段90は、区別表示手段80からハイライト表示C3またはC4の位置に関する情報を取得して、その情報に基づいて操作部20におけるスイッチ操作を制限する。
この構成により、入力制限手段90は、誤って別の指の先端部や掌の一部が操作部20に接触してしまった場合でも、そのスイッチ操作を受け付けないようにすることで、誤操作を防止することができる。また、掌を操作部20に載せたままスイッチ操作を行うことができ、操作者の利便性を向上させることができる。
最後に、図12を参照しながら、手画像とハイライト表示との好適な関係について説明する。図12において、破線で描かれた手は、実際の手の大きさを示し、実線で描かれた手は、修正画像中に表示される、手画像合成手段72により指の長さが短縮された手の画像を示す。また、区別表示手段80により追加されたハイライト表示C5は、実際の中指の腹部分と操作部20とが接触すると推定される位置に表示される。なお、操作メニュー画像における図形画像は、操作部20の操作スイッチを実物大で表示したものとする。
仮に、実際の手の大きさで手画像を表示させた場合、ハイライト表示C5は、中指の第1関節辺りに表示されるが、手画像合成手段72により指の長さを短縮させた手画像を表示させた場合には、ハイライト表示C5は、中指の先端部辺りに表示されることとなる。
この構成により、本実施例に係る入力装置は、所望の操作スイッチが手画像で見えにくくなることを防止し、所望の操作スイッチを簡単かつ確実に操作させることができる。
また、指の先端部でない部分にハイライト表示が追加されることで操作者に違和感を与えてしまうのを防止し、所望の操作スイッチを簡単かつ確実に操作させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例に係る入力装置は、カメラ画像と操作メニュー画像とから手画像合成手段72により合成画像を生成し、生成された合成画像から少なくとも一つの指の先端部を指判定手段82により判定し、その後、判定された指の先端部を区別表示手段80により区別表示させるが、手画像合成手段72により合成画像を生成する前に、カメラ画像から少なくとも一つの指の先端部を指判定手段82により判定し、判定された指の先端部を区別表示手段80により区別表示させるようにしてもよい。
また、上述の実施例は、ハイライト表示として指の先端部周辺に円形画像を表示させたり、指の先端部を半透明色で塗りつぶしたり、指の先端部を点滅表示若しくは高輝度表示させたりするが、手画像のうち指の先端部以外の部分を低輝度で表示させたり、より薄い色で表示させたりして、指の先端部周辺が際立つようにしてもよい。指の先端部周辺が区別表示される効果に変わりはないからである。
本発明に係る車両用入力装置の車両搭載状態の一例を示す斜視図である。 図1に示す車両用入力装置の側面視による概略的な断面図である。 車両用入力装置に係る車載システムの機能ブロック図である。 操作メニュー画像の一例を示す図である。 カメラ画像を示す図である。 合成画像の例を示す図である。 手の抽象画像における手の輪郭線の好適な生成例を示す図である。 修正画像(単指入力状態)の例を示す図である。 修正画像(複数指入力状態)の例を示す図である。 修正画像の変更例を示す図(その1)である。 修正画像の変更例を示す図(その2)である。 手画像とハイライト表示との関係を示す図である。
符号の説明
20 操作部
40 表示部
50 カメラ
70 制御手段
72 手画像合成手段
80 区別表示手段
82 指判定手段
90 入力制限手段

Claims (5)

  1. 操作スイッチが配置された操作部と、前記操作部における操作スイッチの配置位置および機能を表す操作メニュー画像を表示する表示部とを物理的に離れた位置に別々に配置した入力装置において、
    前記操作部を操作する操作者の手を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影した手の画像を抽出して前記操作メニュー画像に合成する手画像合成手段と、
    前記合成される手の画像の指または該指の周辺を他の部分と区別させて前記表示部に表示する区別表示手段と、を備え
    前記操作メニュー画像に合成された前記手の画像は、指の長さが短縮された手の画像である、
    ことを特徴とする入力装置。
  2. 前記合成される手の画像から少なくとも一つの指が位置する領域を判定する指判定手段を備え、
    前記区別表示手段は、前記指判定手段により判定された前記少なくとも一つの指が位置する領域の先端部または該先端部の周辺を他の部分と区別させて表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記指判定手段は、前記表示部に表示される前記手の画像の領域の最も上にある部分を、前記少なくとも一つの指が位置する領域の先端部と判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記指判定手段は、前記合成される手の画像から人差し指または中指が位置する領域を判定する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の入力装置。
  5. 前記区別表示手段により区別表示された指以外の指による前記操作部への入力を制限する入力制限手段、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の入力装置。
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