JP5082619B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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    • G06Q10/10Office automation; Time management

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
ネットワークなどの通信手段を介して、互いに接続された端末間で、共通の文書情報を参照させる技術がある。かかる技術は、例えば互いに遠隔した拠点にいる利用者間で会議などを行うときに有用である。この技術において、共有される文書情報に秘密性のある部分が含まれる場合、当該部分を予め設定しておき、共有時に当該部分を隠蔽することが考えられている(特許文献1)。
特開2006−195668号公報
秘密性の有無は、提供先の相手によって異なり、現実の会議などでは事前にすべての参加者が把握できていれば参加者毎に秘密性を設定できる。しかし予定していなかった者が参加することとなった場合に、その者に対する秘密性を保てない。すなわち、提供先毎に秘密性を確保できないこととなる。
本発明は、隠蔽部分を動的に変化させることのできる情報処理装置及びプログラムを提供することを、目的とする。
請求項1記載の発明は、情報処理装置であって、文書情報を保持する文書情報保持手段と、複数の提供先に関わる情報として、それぞれの提供先に係る利用者に関わる情報と、利用者の認証情報とを保持する認証情報保持手段と、前記保持されている文書情報に関連づけられ、提供の際に隠蔽するべき領域を特定する情報と、当該領域を隠蔽するか否かの条件を表す隠蔽条件情報とを含む、隠蔽領域情報を少なくとも一つ保持する隠蔽領域情報保持手段と、文書情報の提供を要求する利用者を前記認証情報を用いて認証し、当該利用者に関わる情報を読み出して、当該読み出した情報を提供先に関わる情報として出力する情報取得手段と、当該提供の対象となった文書情報と、当該文書情報に関連づけられた隠蔽領域情報とを取得し、隠蔽領域情報のうち前記情報取得手段が出力する提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を提供先ごとに見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した提供先ごとの提供用文書情報を生成する生成手段と、前記生成した提供用文書情報を、対応する提供先へそれぞれ出力する出力手段と、を含み、前記生成手段は、さらに、隠蔽領域情報のうち、いずれかの提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した共通提供用文書情報を生成し、前記出力手段は、当該共通提供用文書情報を出力することとしたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記生成手段は、隠蔽領域情報のうち、提供先ごとの隠蔽領域情報として、提供先ごとのマスク画像を見出し、当該見出した隠蔽領域情報としてのマスク画像の論理和を演算して合成マスク画像を生成し、いずれかのマスク画像で隠蔽することとなっている部分を隠蔽した合成マスク画像を得て、当該マスク画像において透明に設定されている部分のみを含んだ文書情報の画像を、共通提供用文書情報として生成することとしたものである。
請求項3記載の発明は、プログラムであって、コンピュータを、文書情報を保持する文書情報保持手段と、複数の提供先に関わる情報として、それぞれの提供先に係る利用者に関わる情報と、利用者の認証情報とを保持する認証情報保持手段と、前記保持されている文書情報に関連づけられ、提供の際に隠蔽するべき領域を特定する情報と、当該領域を隠蔽するか否かの条件を表す隠蔽条件情報とを含む、隠蔽領域情報を少なくとも一つ保持する隠蔽領域情報保持手段と、文書情報の提供を要求する利用者を前記認証情報を用いて認証し、当該利用者に関わる情報を読み出して、当該読み出した情報を提供先に関わる情報として出力する情報取得手段と、当該提供の対象となった文書情報と、当該文書情報に関連づけられた隠蔽領域情報とを取得し、隠蔽領域情報のうち前記情報取得手段が出力する提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を提供先ごとに見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した提供先ごとの提供用文書情報を生成する生成手段と、前記生成した提供用文書情報を、対応する提供先へそれぞれ出力する出力手段と、として機能させ、前記生成手段として機能させる際は、さらに、隠蔽領域情報のうち、いずれかの提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した共通提供用文書情報を生成させ、前記出力手段として機能させる際は、当該共通提供用文書情報を出力させることとしたものである。
発明によると、複数の利用者で共通に隠蔽すべき共通提供用文書情報を生成できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを含んで構成される。また、この情報処理装置1は、通信回線やシリアルインタフェースなどの通信手段を介して、少なくとも一つの利用者端末2に接続されている。また、この情報処理装置1は、プロジェクタ3にも接続されていてもよい。
制御部11は、マイクロプロセッサなどであり、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。この制御部11は、情報処理装置1の利用者(以下、端末側の利用者と区別するため、提供側利用者と呼ぶ)から入力される指示を受け、提供側利用者が指定した文書情報の画像を、利用者端末2へ送出する。利用者端末2では、送出された画像を表示する。本実施の形態の制御部11では、提供先である利用者端末2毎に相異なり得る画像を生成し、生成した画像を送出することとなる。この制御部11の具体的な処理の内容については、後に述べる。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶素子、ハードディスクなどディスクデバイスなどを含む。この記憶部12には、制御部11によって実行されるプログラムが格納されている。また、この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。また、本実施の形態の記憶部12は、プレゼンテーション資料などの文書情報を保持している。さらにこの記憶部12には、保持している文書情報に関連づけられて、文書情報を提供する際に隠蔽するべき領域を特定する情報と、当該領域を隠蔽するか否かの条件を表す隠蔽条件情報とを含む、隠蔽領域情報を保持している。ここで記憶部12に格納されている各情報についても、詳しくは後に述べる。なお、ここで記憶部12に格納されるプログラムは、例えばDVD−ROMなど、コンピュータ可読な記録媒体に格納されて提供され、この記憶部12に複写されたものであってもよい。
操作部13は、マウスやキーボードなどの入力デバイスである。この操作部13は、利用者の行った指示操作を、制御部11に出力する。表示部14は、ディスプレイDを備え、利用者に対し、制御部11から入力される指示に従って情報をディスプレイDに表示する。またこの表示部14は、例えばプロジェクタ3に接続する出力ポートを備えてもよい。この場合、表示部14は、ディスプレイDに表示している情報と同じ情報を、出力ポートを介してプロジェクタ3へ出力してもよいし、ディスプレイDに表示している情報とは異なる情報を、出力ポートを介してプロジェクタ3へ出力してもよい。
通信部15は、例えばネットワークインタフェースであり、通信手段の一例であるネットワークを介して利用者端末2に接続される。本実施の形態の通信部15は、制御部11から、文書情報を表す画像データと、その提供先を指定する情報(例えばネットワークアドレスの情報)とを受け入れる。そして通信部15は、当該受け入れた画像データを、提供先として指定された利用者端末2へ送信する。また、この通信部15は、利用者端末2から認証の要求などの情報を受け入れて、制御部11に対して当該受信した情報を出力する。
本実施の形態においては、文書情報は、図2に例示するように、文書識別子(ID)と、文書の内容を表す情報(C)とを含む。また記憶部12には隠蔽領域基礎情報として、図3に示すように、隠蔽識別子(MID)と、当該隠蔽領域情報に関連する文書情報の文書識別子(ID)と、隠蔽の処理に関わる設定情報(S)とを含む情報が格納されている。さらにこの記憶部12には、図4に示すように、隠蔽領域を特定する情報(隠蔽領域特定情報)として、隠蔽識別子(MID)と、隠蔽する部分を表す情報の数(ANO)と、隠蔽する部分である矩形領域を特定する複数の座標情報(X)とを関連づけた情報が格納されている。
さらに本実施の形態では、利用者端末2の利用者ごとに、利用者識別子(UID)と、当該利用者において隠蔽されるべき領域を含む隠蔽識別子(MID)と、隠蔽された領域に代わりに表示するべき情報を特定する代替情報(R)とを含む、利用者アクセス権情報(図5)が記憶部12に格納されている。
これら、隠蔽領域基礎情報と、利用者ごとの隠蔽するか否かの条件を表す利用者アクセス権情報と、隠蔽する領域を特定する情報とは互いに、隠蔽識別子(MID)を介して関連づけられており、全体として、隠蔽領域情報として機能する。
本実施の形態では、制御部11が予め利用者端末2から利用者の認証要求を受け入れて、各利用者端末2の利用者を認証しておく。この認証の処理は、例えば利用者名とパスワードとの入力を受けて、当該入力された利用者名/パスワードが、予め設定された(例えば記憶部12に格納しておく)利用者名/パスワードに一致している場合に、認証がされたものとすればよい。
すなわち本実施の形態では、予め記憶部12に、図6に示すような利用者のプロファイル情報が格納されている。この利用者のプロファイル情報には、利用者識別子(UID)と、利用者名の情報と、パスワードと、最後に認証を受けたとき(ログイン時)の日時と、最後にアクセスを終了したとき(ログアウト時)の日時と、利用者が属しているグループ(企業であれば部門など)の情報(GRP)とを含む。また、以下の例では、隠蔽領域基礎情報の設定情報に、隠蔽領域基礎情報が表す隠蔽領域を適用するべき、利用者のグループに係る情報が含まれるものとする。
そして制御部11は、利用者を認証するごとに、認証した利用者の利用者識別子(UID)のリストに追加して、配信先を特定する情報として記憶部12に保持しておく。制御部11は、提供側利用者から、文書情報の提供開始指示を受け入れて、図7に示す処理を開始する。制御部11は、提供側利用者からの指示により、提供の対象となる文書情報を記憶部12から読み出す(S1)。
また制御部11は、文書情報の文書識別子(ID)を参照し、この文書識別子を含む隠蔽領域基礎情報を記憶部12から読み出す(S2)。そして、当該読み出した隠蔽領域基礎情報の一覧を取得する(S3)。これにより、指定された文書情報に対して設定され得る隠蔽領域が特定される。
制御部11は、認証した利用者の利用者識別子のリスト(提供先リスト)を参照しつつ、次のように処理を続ける。すなわち、提供先リストから利用者識別子を一つ選択する(S4)。そして当該利用者識別子によって特定される利用者が属しているグループの情報を、利用者プロファイル情報を参照して取得する(S5)。また、このとき、適用する隠蔽領域を特定する隠蔽識別子のリスト(適用リスト)を初期化しておく(S6)。
制御部11は、処理S3で取得した一覧に含まれる隠蔽領域基礎情報を順次選択し(S7)、次の処理を行う。制御部11は、当該選択した隠蔽領域基礎情報が表す隠蔽領域を適用するべき利用者のグループに係る情報として、処理S5で取得したグループの情報が含まれているか否かを調べる(S8)。
ここで、隠蔽領域を特定するべきグループとして処理S5で取得したグループの情報が含まれている場合は、制御部11は、当該選択した隠蔽領域基礎情報の隠蔽識別子を取得して、適用リストに追加する(S9)。制御部11は、処理S3で取得した一覧に含まれるすべての隠蔽領域基礎情報についての処理が完了したか否かを調べ(S10)、すべての隠蔽領域基礎情報についての処理が完了していなければ、処理S7に戻って、未選択の隠蔽領域基礎情報を選択して処理を続ける。
なお、処理S8において、選択した隠蔽領域基礎情報が表す隠蔽領域を適用するべき利用者のグループに係る情報として、処理S5で取得したグループの情報が含まれていなければ、制御部11は、利用者アクセス権情報を参照し、選択した利用者識別子に関連づけられた隠蔽識別子(MID)を取得する(S11)。そして、ここで取得した隠蔽識別子に処理S7で選択した隠蔽領域基礎情報の隠蔽識別子が含まれているか否かを調べる(S12)。ここで、処理S11で取得した隠蔽識別子に、処理S7で選択した隠蔽領域基礎情報の隠蔽識別子が含まれているならば、制御部11は、処理S9に移行して、当該隠蔽識別子を適用リストに追加する。
この処理S12において、処理S11で取得した隠蔽識別子に、処理S7で選択した隠蔽領域基礎情報の隠蔽識別子が含まれていなかった場合は、処理S10へ移行して処理を続ける。
処理S10において、すべての隠蔽領域基礎情報についての処理が完了したならば、制御部11は、適用リストを参照しつつ、提供画像の生成処理を行う(S13)。この処理については、後に述べる。制御部11は、配信先を特定する情報に含まれるすべての利用者に対して提供対象画像を提供したか否かを調べ(S14)、未だ提供していない利用者があれば、処理S4に戻って、未だ提供していない利用者に係る利用者識別子を選択させて処理を繰り返す。また、処理S14において、未だ提供していない利用者がなければ、処理を修了する。
次に、提供画像の生成処理について述べる。制御部11は、利用者ごとに生成した適用リストを参照しつつ、次の処理を行う。制御部11は、まず、提供の対象となる文書情報を表す画像を生成する(S21)。制御部11は、適用リストに含まれる隠蔽識別子を順次選択し(S22)、隠蔽識別子を参照して、選択した隠蔽識別子に関連づけられている座標情報(X)を読み出す(S23)。そして処理S21で生成した画像のうち、読出した座標情報(X)で特定される領域に所定の画像(例えば黒一色の画像)を描画して隠蔽する(S24)。なお、隠蔽識別子に関連する隠蔽領域が複数ある場合は、複数の隠蔽領域をすべて隠蔽する。
また制御部11は、このとき、処理S4にて選択した利用者に係る利用者アクセス権情報に、選択した隠蔽識別子が含まれているか否かを調べてもよい。そして利用者アクセス権情報に選択した隠蔽識別子が含まれていれば、当該利用者アクセス権情報に含まれている、隠蔽された領域に代わりに表示するべき代替情報(R)を取得し、処理S24で隠蔽した領域に、代替情報(R)が表す画像を描画してもよい。制御部11は、適用リストに選択していない隠蔽識別子があるか否かを調べ(S25)、選択していない隠蔽識別子があれば、処理S22に戻り、未選択の隠蔽識別子を選択して処理を続ける。
また、処理S25において、選択していない隠蔽識別子がなければ、生成した画像を、処理S4で選択した利用者識別子に対応した提供対象画像として出力する(S26)。すなわち制御部11は、ここで生成した提供対象画像を、対応する利用者識別子で特定される利用者宛に送出する。
なお、隠蔽領域を特定する情報は、次のようにして生成できる。利用者が、提供の対象となる文書情報を表示するべき旨の指示を入力する。すると、制御部11は、文書情報を表す画像を生成して表示する(図9)。
利用者は、表示された文書情報の画像のうち、隠蔽しようとする領域をマウスなどのポインティングデバイスで囲む(A)。制御部11は、利用者が描画した図形に外接する矩形(B)を生成し、この矩形を特定する座標情報(矩形の左上及び右下の座標など)を得る。このとき制御部11は、隠蔽領域を明示するべく、得られた矩形の領域に半透明の画像を合成してもよい。
制御部11は、さらに固有の隠蔽識別子(MID)を発行し、この発行した隠蔽識別子と、表示している文書情報の文書識別子とを含む隠蔽領域基礎情報を生成して記憶部12に格納する。また、制御部11は、この発行した隠蔽識別子と、利用者の操作によって得られた矩形の数(隠蔽領域の数、ANO)と、操作によって得られた矩形を特定する座標情報(隠蔽領域を特定する座標情報、X)とを含む隠蔽領域特定情報を生成して記憶部12に格納する。このとき、「機密情報です」などの文字列など、代替情報に係る情報を併せて入力してもよい。
提供利用者や、管理者など文書情報の内容をどの利用者に対して開示するかを制御する担当者は、これら生成された隠蔽領域の情報を参照して、例えば利用者が属するグループ単位で隠蔽するべき場合には、当該グループの識別子を、隠蔽領域基礎情報の設定情報(S)に含める。また、利用者単位に隠蔽するべき場合は、対象となる利用者の、利用者アクセス情報に対して隠蔽識別子を含める。代替情報に係る情報が入力されているときには、利用者アクセス情報に、この代替情報を格納する。
なお、ここまでの説明では、隠蔽領域は、文書情報の画像のうち、隠蔽する部分を特定するものとして説明したが、これに限られず、例えば、隠蔽しない部分を特定する情報を含んでもよい。すなわち、この隠蔽領域を特定する情報は、隠蔽する領域だけでなくそれに加えて、または隠蔽する領域を表す情報に代えて、隠蔽しない領域を特定する情報を含んでもよい。隠蔽領域を設定する担当者は、各隠蔽領域について、隠蔽する領域を表すものであるか、隠蔽しない領域を表すものであるかを設定すればよい。このとき、隠蔽領域特定情報には、隠蔽する領域であるか、隠蔽しない領域であるかを表す情報を含めて記憶部12に格納しておく。
このように隠蔽しない領域を生成する場合、制御部11は、提供画像を生成する処理において、文書情報の画像と同じサイズの、所定(例えば黒一色)のマスク画像を生成しておく。そして適用リストに含まれている、隠蔽識別子のうち、隠蔽しない領域を特定する座標情報に関連づけられたものを読み出し、マスク画像のうち、当該読み出した座標情報で表される領域を「透明」部分として設定する。また、適用リストに、隠蔽する領域を特定する座標情報に関連する隠蔽識別子が含まれていれば、当該座標情報を読み出し、当該読み出した座標情報によって表される領域に所定の画像(例えば黒一色の画像)を描画して隠蔽する。
そして生成した文書情報の画像のうち、このマスク画像において「透明」として設定されている部分に対応する領域のみを表す提供対象画像を生成する。このようなマスク画像を用いて画像の一部を隠蔽する処理は、いわゆるアルファ・ブレンディング処理として広く知られているので、この詳細な説明を省略する。もっとも、ここでの処理は、アルファ・ブレンディング処理に限られるものではない。
本実施の形態の情報処理装置1によれば、文書情報の提供を受ける利用者がログインして、文書情報の提供を受けるときに、提供利用者側がその時点で特に操作を行うことなく、当該ログインした利用者に対して予め設定された条件で、文書情報の隠蔽処理が行われる。すなわち、例えば会議などにおいて文書情報の提供中、会議の途中から出席した利用者があったとしても、当該利用者のために特に操作をせずとも、当該途中出席の利用者について予め設定された条件で少なくとも一部が隠蔽された文書情報、または隠蔽されない文書情報が提供されることになる。
なお、文書情報の提供中にも、隠蔽領域を特定する情報を生成できるようにしておいてもよい。この場合、隠蔽領域の座標情報が生成されると、制御部11は、その時点でログインしている利用者(提供先を特定する情報に含まれる利用者識別子によって表される利用者)の一覧を、提供利用者など設定者に対して提示してもよい。設定者は、この一覧から当該隠蔽領域を適用するべき利用者を選択する。すると、制御部11は、当該選択された利用者に対する提供画像のうち、当該新たに設定された隠蔽領域を隠蔽する。このときも、隠蔽領域の情報は、隠蔽する領域を特定する情報ではなく、隠蔽しない領域を特定する情報であってもよい。その場合は、当該選択された利用者に対する提供画像のうち、当該新たに設定された隠蔽領域を隠蔽しないように制御する。
さらに制御部11は、プロジェクタ3などを介して、複数の利用者が一斉に見ることのできる提供画像を提示する場合、当該提供画像については、その時点でログインしている利用者(提供先を特定する情報に含まれる利用者識別子によって表される利用者)の一覧を取得し、当該一覧に含まれるすべての利用者において隠蔽されるべき部分を隠蔽した文書情報の画像(共通提供用文書画像)を生成する。例えば、各利用者ごとに生成したマスク画像の論理和を演算して合成マスク画像を生成し、いずれかのマスク画像で隠蔽することとなっている部分を隠蔽した合成マスク画像を得て、この合成マスク画像において、透明に設定されている部分のみを含んだ文書情報の画像を、共通提供用文書画像として出力することとしてもよい。
制御部11は、例えば利用者のログイン、ログアウトの操作が行われるときには、この共通提供用文書画像を再度生成するようにしても構わない。
ここまでの説明において、提供利用者は、情報処理装置1の操作部13や表示部14を用いて文書情報の提供を行うこととしていたが、提供利用者は、情報処理装置1とは別体のパーソナルコンピュータなどを用いて、情報処理装置を制御してもよい。この場合、情報処理装置は、当該提供利用者側の装置からの指示を受けて動作することになる。
本実施の形態によると、各利用者に対して、隠蔽部分を動的に変化させることができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成例を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が保持する文書情報の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が保持する隠蔽領域基礎情報の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が保持する隠蔽領域特定情報の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が保持する利用者アクセス情報の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が保持する利用者プロファイル情報の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の動作例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置による提供対象画像の生成処理例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における隠蔽領域の設定画面例及びそれによって設定される隠蔽領域の表示例を表す説明図である。
符号の説明
1 情報処理装置、2 端末、3 プロジェクタ、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 表示部、15 通信部。

Claims (3)

  1. 文書情報を保持する文書情報保持手段と、
    複数の提供先に関わる情報として、それぞれの提供先に係る利用者に関わる情報と、利用者の認証情報とを保持する認証情報保持手段と、
    前記保持されている文書情報に関連づけられ、提供の際に隠蔽するべき領域を特定する情報と、当該領域を隠蔽するか否かの条件を表す隠蔽条件情報とを含む、隠蔽領域情報を少なくとも一つ保持する隠蔽領域情報保持手段と、
    文書情報の提供を要求する利用者を前記認証情報を用いて認証し、当該利用者に関わる情報を読み出して、当該読み出した情報を提供先に関わる情報として出力する情報取得手段と、
    当該提供の対象となった文書情報と、当該文書情報に関連づけられた隠蔽領域情報とを取得し、隠蔽領域情報のうち前記情報取得手段が出力する提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を提供先ごとに見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した提供先ごとの提供用文書情報を生成する生成手段と、
    前記生成した提供用文書情報を、対応する提供先へそれぞれ出力する出力手段と、
    を含み、
    前記生成手段は、さらに、隠蔽領域情報のうち、いずれかの提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した共通提供用文書情報を生成し、
    前記出力手段は、当該共通提供用文書情報を出力する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成手段は、隠蔽領域情報のうち、提供先ごとの隠蔽領域情報として、提供先ごとのマスク画像を見出し、当該見出した隠蔽領域情報としてのマスク画像の論理和を演算して合成マスク画像を生成し、いずれかのマスク画像で隠蔽することとなっている部分を隠蔽した合成マスク画像を得て、当該マスク画像において透明に設定されている部分のみを含んだ文書情報の画像を、共通提供用文書情報として生成する請求項1記載の情報処理装置。
  3. コンピュータを、
    文書情報を保持する文書情報保持手段と、
    複数の提供先に関わる情報として、それぞれの提供先に係る利用者に関わる情報と、利用者の認証情報とを保持する認証情報保持手段と、
    前記保持されている文書情報に関連づけられ、提供の際に隠蔽するべき領域を特定する情報と、当該領域を隠蔽するか否かの条件を表す隠蔽条件情報とを含む、隠蔽領域情報を少なくとも一つ保持する隠蔽領域情報保持手段と、
    文書情報の提供を要求する利用者を前記認証情報を用いて認証し、当該利用者に関わる情報を読み出して、当該読み出した情報を提供先に関わる情報として出力する情報取得手段と、
    当該提供の対象となった文書情報と、当該文書情報に関連づけられた隠蔽領域情報とを取得し、隠蔽領域情報のうち前記情報取得手段が出力する提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を提供先ごとに見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した提供先ごとの提供用文書情報を生成する生成手段と、
    前記生成した提供用文書情報を、対応する提供先へそれぞれ出力する出力手段と、
    として機能させ、
    前記生成手段として機能させる際は、さらに、隠蔽領域情報のうち、いずれかの提供先に関わる情報が、隠蔽条件情報を満足している隠蔽領域情報を見出し、当該見出した隠蔽領域情報に基づいて隠蔽するべき領域を隠蔽した共通提供用文書情報を生成させ、
    前記出力手段として機能させる際は、当該共通提供用文書情報を出力させる
    ことを特徴とするプログラム。
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