JP5080062B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置に関するものである。
磁気共鳴イメージング装置などの画像診断装置は、被検体の断層面についてのスライス画像を撮影する装置として知られており、医療用途、産業用途などのさまざまな分野において利用されている。
たとえば、磁気共鳴イメージング装置を用いてスライス画像を撮像する際においては、まず、静磁場が形成された空間内に被検体を収容し、生体である被検体内のプロトン(proton)のスピンの方向を、静磁場の方向へ整列させて、磁化ベクトルを得た状態にする。その後、RFコイルから共鳴周波数の電磁波を被検体に照射することにより、核磁気共鳴現象を発生させて被検体のプロトンの磁化ベクトルを変化させる。そして、磁気共鳴イメージング装置は、元の磁化ベクトルへ戻る被検体のプロトンからの磁気共鳴信号をプローブコイル(受信コイル部)で受信し、その受信した磁気共鳴信号に基づいてスライス画像を生成する(例えば、特許文献1を参照)。
磁気共鳴イメージング装置は、プローブコイル(受信コイル部)によって、電磁波が送信された被検体からの磁気共鳴信号を受信する。プローブコイルは、導電体のインダクタンスを有し、所定の周波数で共振するように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
磁気共鳴イメージング装置において、受信コイル部を構成するプローブコイルは、撮影対象に対応するように複数のアンテナ部が組み合わされたものなど様々な形状のものがあり、アンテナ部の受信信号は、同軸ケーブルなどの配線によって被検体からの磁気共鳴信号を収集するデータ収集部に接続される。
図7は、従来の磁気共鳴イメージング装置に使用される受信コイル部61の例を示した図である。図7(a)に示した受信コイル部61aは、導線を巻いたコイルとキャパシタとからなり、共振回路を構成するアンテナ部62を有している。アンテナ部62の両端の出力信号は、アンテナ部62の両端の端子に接続された同軸ケーブルなどの伝送線63によって伝送され、アンテナ部62の出力は、伝送線63の他端に接続された増幅器64によって増幅される(例えば、特許文献3参照)。
受信コイル部61aのアンテナ部62が受信した磁気共鳴信号は、増幅器64によって増幅され、その信号はデータ収集部においてチャンネル毎に互いに独立して検波された後、データ処理部においてデジタル化され、更にチャンネル毎に再構成されて、磁気共鳴イメージング装置の表示部において画像が生成される。
図7(a)に示した受信コイル部61aは、アンテナ部62は伝送線63を介して増幅器64と接続されているが、図7(b)に示した受信コイル部61bのように、伝送線を介さずに、アンテナ部65を増幅器(Pre AMP)66に直接接続するプリアンプの形態もある。
特開2005−270304号公報 特開2000−225106号公報 特開平09−276245号公報
図7(a)に示した受信コイル部61aにおけるアンテナ部62は、磁気共鳴信号の成分となる特定の周波数の電磁波に対して共振し、誘導起電力を発生するように、コイルとキャパシタの部品定数が設定されている。そして、アンテナ部62のインピーダンスは通常50Ω程度に設定され、伝送線63の特性インピーダンスとマッチングするようにしている。
一方で、伝送線63を介してアンテナ部62と接続する増幅器64の入力インピーダンスは、アンテナ部62の共振状態のQ値を高く保つため、1Ω程度と低くなっている。そのため、伝送線63から伝送される誘導起電力の信号が、増幅器64に入力する際に、90%以上が反射され、増幅器64によって増幅される誘導起電力の信号の増幅の効率が悪くなるという問題がある。
なお同様に、図7(b)に示したアンテナ部65を増幅器(Pre AMP)66に直接接続するプリアンプの形態の受信コイル部61bの場合であっても、アンテナ部65と接続する増幅器(Pre AMP)66の入力インピーダンスは、1Ω程度と低くなっている。そのため、同様の理由で増幅器(Pre AMP)66によって増幅される誘導起電力の信号の増幅の効率が悪くなるという問題がある。
ここで、アンテナ部62は接地された箇所が無い平衡回路となっているが、アンテナ部62の誘導起電力の信号を増幅器64によって増幅する場合、増幅器64の性能の安定のため、接地部分Eが形成された非平衡回路となっている。そのために、平衡と不平衡の状態にある電気信号を変換するためバラン回路としての伝送線63あるいはバラン回路が必要となってくるが、伝送線63あるいはバラン回路を使用することにより伝送ロスが発生する。
また、伝送線63はできるだけ短い方が好ましいが、伝送線63を短くすると、アンテナ部62と増幅器64が接近するため、磁気共鳴イメージング装置の撮影空間の磁場が乱れたり、増幅器64が撮影空間の強磁場によるノイズの影響を受ける恐れがある。なお、図7(b)に示したアンテナ部65を増幅器(Pre AMP)66に直接接続するプリアンプの形態の受信コイル部61bの場合も同様の問題がある。
図7に示した受信コイル部61において、増幅器64,66がノイズの影響を避けるためには、増幅器64,66にシールドを施す必要があるが、シールドによって増幅器64,66の放熱が困難となったり、シールド材でのエディーカレントによって撮影空間の磁場を乱す恐れもある。
さらに、伝送線63またはバラン回路は金属を使用しているため、撮影空間の強磁場により、伝送する誘導起電力の信号がノイズの影響を受ける。
特に、パラレルイメージング法を実現するために複数の受信コイルを用いてマルチチャンネルで磁気共鳴信号を収集するタイプの磁気共鳴イメージング装置では、各受信コイル部の増幅器が接地されているため、各受信コイル部同士の信号のアイソレーションも困難になってくる。
以上において、磁気共鳴信号の増幅効率の悪化、伝送線63における伝送ロス、信号に入るノイズの影響、アイソレーションの困難は、すべて磁気共鳴イメージング装置の表示部において生成される画像の高画質化の障害となる。なお、かかる障害は、アンテナ部62,65が受信する磁気共鳴信号を変調信号として光信号に変換し、変換された光信号をデータ収集部に伝送することによって解消されうるものである。しかしながら、変調信号として使用する磁気共鳴信号の周波数は数十MHzと、GHzオーダーの光通信における変調信号と比較して低いため、従来の集中定数型変調器では十分な変調が得られず、上記の障害の解消は依然として困難であった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、磁気共鳴信号の増幅効率の悪化、伝送線における伝送ロス、信号に入るノイズの影響、また、アイソレーションの困難を排することで、パラレルイメージングに有用なコイルの空間配置の可能性を広げることができ、診断画像の高画質化を図れる磁気共鳴イメージング装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、静磁場内において電磁波が送信された被検体から受信される磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、前記磁気共鳴信号を受信する受信コイル部を備え、前記受信コイル部は、前記磁気共鳴信号を受信し電気信号を出力するアンテナ部と、前記アンテナ部が受信した磁気共鳴信号により前記アンテナ部に発生した電磁誘導による電界を変調信号とする光変調器と、前記光変調器によって変調される光信号を、前記画像を生成するための信号として伝送する光伝送路と、を有する。
好適には、前記光変調器の基材は、電気光学効果を有する強誘電体からなる。
好ましくは、前記光変調器の基材には、前記光信号が伝送する方向に分極反転領域が複数個形成されている。
より好ましくは、前記光変調器の基材の前記光信号が伝送する方向における長さは、前記アンテナ部に発生した誘導起電力の電圧波の前記基材中における波長の整数倍に設定されている。
さらに、前記光伝送路を伝送する光信号の横モードが単一モードである。
好適には、前記光変調器は複数台からなり、前記複数台の光変調器は前記アンテナ部の信号伝搬方向に沿って配置されている。
なお、前記受信コイル部は複数の系統からなる、ものであってもよい。
好ましくは、前記光伝送路を伝送する光信号の波長は、前記複数の系統の受信コイル部の系統ごとに異なる、ようにしても良い。
本発明の磁気共鳴イメージング装置によれば、診断画像の高画質化を図ることができる。
以下、本発明に係る1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示す、磁気共鳴イメージング装置1は、静磁場マグネット部12と、勾配コイル部13と、送信コイル部14aと、受信コイル部14bと、送信駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、制御部25と、クレードル26と、データ処理部31と、操作部32と、表示部33とを有する。
ここで、静磁場マグネット部12と勾配コイル部13とは、円柱状の撮影空間であるボア11の周囲に配置されている。送信コイル部14aと受信コイル部14bは例えば、被検体40の撮影領域である頭部に設けられ、撮影時には、被検体40の撮影領域と共に、ボア11の内部に移動される。
以下より、各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、たとえば、超伝導磁石を用いて構成されており、ボア11内に静磁場を形成する。静磁場マグネット部12としては、超伝導磁石の他に、永久磁石や常伝導磁石などの磁場発生用磁石を用いることができる。静磁場マグネット部12は、静磁場の方向が被検体40の体軸方向に沿うように構成されている。
勾配コイル部13は、受信コイル部14bが受信する磁気共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために、静磁場マグネット部12が形成する静磁場の強度に勾配を付ける勾配磁場を形成する。勾配コイル部13は、スライス選択勾配磁場、読み取り勾配磁場、位相エンコード勾配磁場の3種類の勾配磁場を形成するために勾配コイルを3系統有する。
送信コイル部14aは、静磁場マグネット部12により静磁場空間が形成されるボア11内において、被検体40の撮影領域におけるプロトンのスピンを励起するために、電磁波であるRF信号を送信して高周波磁場を形成する。送信コイル部14aは、たとえば、ボリュームコイルを有し、ボリュームコイルが被検体40の撮影領域である頭部全体を囲むように配置されている。
受信コイル部14bは、静磁場マグネット部12により静磁場空間が形成されているボア11の内部において、送信コイル部14aにより励起されたプロトンから発生する電磁波を磁気共鳴信号として受信する。
送信駆動部22は、送信コイル部14aを駆動させて撮像空間内にRFパルスを送信させて高周波磁場を形成する送信駆動部22は、制御部25からの制御信号に基づいて、ゲート変調器を用いてRF発振器からの信号を所定のタイミングおよび所定の包絡線の信号に変調した後に、そのゲート変調器により変調された信号を、RF電力増幅器によって増幅して送信コイル部14aに出力し、RFパルスを送信させる。
勾配駆動部23は、制御部25からの制御信号に基づいて、勾配パルスを勾配コイル部13に印加して駆動させ、静磁場が形成されている撮像空間内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、3系統の勾配コイル部13に対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
データ収集部24は、制御部25からの制御信号に基づいて、受信コイル部14bが受信する磁気共鳴信号を収集する。ここでは、データ収集部24は、受信コイル部14bが受信する磁気共鳴信号を送信駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として位相検波器が位相検波する。その後、A/D変換器を用いて、このアナログ信号である磁気共鳴信号をデジタル信号に変換して出力する。
制御部25は、磁気共鳴イメージング装置1本体により被検体40の撮影を行う際に、ガントリ内の勾配コイル部13部に被検体40のスライス選択方向に勾配磁場を印加する制御や、同ガントリ内の送信コイル部14a,受信コイル部14bが被検体40に共鳴周波数の電磁波を照射し、被検体のプロトンからの磁気共鳴信号を受信する制御、その他の情報処理を行う。
操作部32は、キーボードやマウスなどの入力機器によりに構成されている。そして、操作部32はそのため制御データを制御部25に送る。制御データは、磁気共鳴イメージング装置1のオペレータが操作部32において被検体40の撮影部位等を指定することにより制御部25のコンピュータが計算して算出する。表示部33は、液晶ディスプレイなどの表示装置により構成されている。表示部33は、受信コイル部14bが受信した磁気共鳴信号が制御部25によりエンコードされることにより得られた被検体のスライス画像を表示する。また、表示部33はオペレータが磁気共鳴イメージング装置を操作する上で必要な操作部32の操作についての情報を表示する。
図1に示した磁気共鳴イメージング装置1の受信コイル部14bの具体的な構造について図2を参照しながら説明する。
図2に示した受信コイル部14bは、図示しないキャパシタが含まれたリング状の金属からなるアンテナ部41を主要部品としている。すなわち、アンテナ部41はインダクタンス、キャパシタンスを用いて、共振するような電極構造を有している。
アンテナ部41の外周には、光ファイバ42によって直接囲われている。アンテナ部41の外周を囲む光ファイバ42の両端は、光伝送路となる光ファイバをシースで覆った光ファイバケーブル43a,43bに接続されている。
光ファイバケーブル43a,43bはそれぞれ、図1に示したデータ収集部24に接続されている。そして、光ファイバケーブル43a,43bはそれぞれ、光信号入力用の光ファイバケーブル43aと光信号出力用の光ファイバケーブル43bとなっている。
アンテナ部41の周囲には、光ファイバ42によって相互に接続された複数台の光変調器44が配置されている。図2におけるアンテナ部41の光変調器44の配置の形態は、アンテナ部41のリング状の金属の外周に沿っており、リング状の金属の巻き線方向と一致する。すなわち、アンテナ部41の光変調器44の配置の形態は、アンテナ部41のリング状の金属に発生する誘導起電力による信号の伝搬方向に沿っているものとなる。
以上のような構成からなるアンテナ部41が磁気共鳴信号を受信した場合の、アンテナ部41の動作について説明する。アンテナ部41の金属のリング状の部分の内部に磁気共鳴信号が伝わると、電磁誘導現象によりリング状の部分の内部に誘導起電力が発生する。誘導起電力が発生する方向は、図2に示したアンテナ部41の金属のリング状の部分に沿った両矢印Eの方向である。
アンテナ部41の周囲には、複数台の光変調器44が配置されており、また、アンテナ部41の周囲のリング状の部分に沿った方向に誘導起電力が発生する。光変調器44は、変調信号として変調信号としてアンテナ部41の周囲のリング状の部分に沿った方向に発生した誘導起電力の電界を利用したものである。そのため、アンテナ部41に磁気共鳴信号が伝わることにより発生した誘導起電力による電界によって、光ファイバ42に伝わる光信号に変調が加わる。
光ファイバケーブル43a,43bはそれぞれ、データ収集部24に接続されている。そのため、変調がかけられていない光信号が、データ収集部24から光信号入力用の光ファイバケーブル43aへ入力され、その光信号がアンテナ部41を一周する光ファイバ42を伝わると、その光信号に変調がかけられる。
光ファイバ42を伝わることにより、変調がかかった光信号は、光信号出力用の光ファイバケーブル43bに伝わり、その信号は再びデータ収集部24へ出力される。これにより、データ収集部24は、アンテナ部41が磁気共鳴信号を受信することによって変調された光信号を画像を生成するための信号として使用する。
ここで、変調された光信号は光ファイバケーブル43bを伝わるので、光ファイバ42で受信コイル部14bが受信した磁気共鳴信号をデータ収集部24に伝送する際は、静磁場マグネット部12からの磁場の影響を受けることはない。そのため、光ファイバ42に伝わる信号に欠陥が生じにくく、高いS/Nを実現することができる。さらに光ファイバケーブル43に伝送ロスの低いものを使用すれば、変調された光信号が伝送される過程のロスを少なくすることもできる。
また、変調された光信号の伝送に、光ファイバ42を用いることで、磁気共鳴信号をデータ収集部24に伝送するのに際して、電磁誘導や雑音が生じにくい。そのため、他の受信コイル部14bの光ファイバを伝達する信号に対してはもちろんのこと、受信コイル部14bのアンテナ部41に対してもクロストークを起こさせにくい。
さらに、磁気共鳴信号の伝送に同軸ケーブルなどを用いていないので、ケーブルが被検者の近辺でループを形成した場合でも発熱の影響が少ない。また、受信コイル部14bには、接地された増幅器が直接接続されていないため、受信コイル部14bが複数ある場合であっても、各受信コイル部14b同士の信号のアイソレーションも容易である。
図2に示された、受信コイル部14bに使用される光変調器44の例について、図3を参照しながら説明する。
図3に示した光変調器44は、電気光学効果を有するKTN(KTa1-xNbx3)結晶などのような、比屈折率が1000以上の基材45上に、一組の電極46a,46bを形成したものである。光変調器44においては、電気光学効果の作用によって、一組の電極46a,46b間に加わる電界の強度に応じて、基材45の屈折率が変化する。
図2において、アンテナ部41が磁気共鳴信号を受信することにより、電磁誘導によりアンテナ部41に発生したポインティングベクトルPで表される変調波の信号において、ベクトルPに垂直方向の電界が、一組の電極46a,46b間に加わる。そして、その電界は、変調波の波形に応じて変化し、基材45の屈折率が変化する。
そして、光変調器44の基材45において、ポインティングベクトルPと同一の方向(x軸と平行)に光信号が伝わるように、光入出力部47を一組(他方は図示なし)設け、光入出力部47に光ファイバ42を光結合させるようにする。そうすることで、光ファイバ42を伝送する光信号が、光変調器44の基材45に設けられた光導波路48を伝達することにより変調を受ける。
図2に示した光変調器44の基材45は、光信号が伝わるx軸の方向において、長さLの周期で、基材45の面方向において分極を有する分極反転領域49が形成されている。ここで、一組の分極反転領域49を挟む領域は、分極反転領域49とは反対の方向に分極した正の分極領域50が形成されている。
このように、分極反転領域49が基材45に複数個周期的に形成された光変調器44において、光入出力部47を挟む光導波路48に光信号が伝達した場合の変調指数Δθについて図4を参照しながら説明する。
変調指数Δθとは、光変調器44の一組の電極46a,46b間に加わる電界の強度に応じて、電気光学効果の作用によって、光変調器44の基材45の屈折率が変化し、光導波路48を伝達する光信号の位相の変化を示すものである。
変調指数Δθは、光変調器44の基材45の屈折率変化の割合をΔn、光導波路48を伝達する光信号の波長をλ、光信号が光導波路48を伝達した長さをlとした場合、変調指数は、Δθ=(2π/λ)×Δn×lと表される。
ここで、電気光学効果を有する基材45において、基材45の光導波路48を伝達する光信号の伝達速度VgcとポインティングベクトルPの方向へ伝わる変調波の位相速度Vmpには差があり、通常Vgc>Vpmとなる。この速度差のために、図3において光信号がx軸の方向の所定の長さLだけ伝達した場合に、伝達する前と後では、変調波の位相が互いに逆になる。
ここで、分極反転領域49が基材45に形成されていない場合を考える。この場合、光信号が伝達する長さがゼロからL以内であれば、光信号は累積的に、変調波の電界による電気光学効果により累積的に変調指数Δθが増加していく(図4の1l)。しかし、光信号が長さLからさらに伝達して長さ2L伝達した場合には、一旦増加した変調指数Δθが減少していき、最終的にはゼロに戻ってしまう(図4の2l´)。そして、光信号が長さ2Lからさらに伝達して長さ3Lに伝達する場合は、再び変調指数Δθが増加する(図4の3l´)が、さらに4L伝達すると、変調指数Δθはゼロになってしまう(図4の4l´)。
このように、分極反転領域49が基材45に形成されていない場合の変調指数Δθは最大でもΔθ=4×Δn×L/λ以上にはならない。
次に、長さLの分極反転領域49が基材45に長さ2Lの周期で形成されている場合を考える。図4においては、x軸方向の、L〜2L,3L〜4L,5L〜6L,… …(N−1)L〜NLの範囲で分極反転領域49が形成されているものとする。
このとき、光信号がゼロからL伝達していくと、変調指数Δθは増加していく(図4の1l)。そして、光信号が分極反転領域49が形成されたL〜2L伝達すると、その範囲の基材45では、0〜Lの範囲の基材45に形成された分極領域50の分極の方向と反対であるため、Δnの符号が逆転した領域を光信号が伝達することになる。そのため、光信号がL〜2L伝達すると、変調指数Δθはさらに増加していく(図4の2l)。
同様にして、光信号が、L〜2L,3L〜4L,5L〜6L,… …(N−1)L〜NL伝達すると、変調指数Δθは累積的に増加し(図4の3l,4l等を参照)、最終的に、変調指数Δθは、Δθ=N×4×Δn×L/λとなる。以上より、分極反転領域49が基材45に複数個周期的に形成されることによって、光変調器44は光信号に十分な変調を加えることができるようになる。
なお、光変調器44の基材45に使用される電気光学効果を有する材料は、強誘電材料となっている。ここで基材45に使用される材料の比誘電率をεrとした場合に、基材45に伝達する変調波の波長は、εrの平方根に反比例する。基材45の材料として、KTNを使用した場合は、εrが10000程度となり、磁気共鳴信号による変調波の周波数が数十MHzであることを考えると、基材45における変調波の波長は、数十mmとなる。
そのため、図3に示した光変調器44の基材45のx軸方向における長さを、変調波の基材45中における波長の整数倍に設定することによって、変調波の共振が生じ、基材45のx軸方向に変調波の定常波が形成される。この場合、所定の固有モードを有する定常波が共振することで、変調波の電界が強められ、一組の電極46a,46b間に加わる電界の強度も強くなる。これによって、光変調器44は光信号に対してより一層高い変調を加えることができるようになる。
なお、基材45のx軸方向における長さを必ずしも変調波の基材45中における波長の整数倍に設定しなくても、基材45における変調波の波長は、数十mmであるため、光導波路48と共振電極46からなる相互作用長が光信号伝搬方向となっているので、深い変調を得ることも可能である。
図5は、図3(a)に示した光変調器44のA−A´における断面を拡大したものを示した図であるが、基材45上に形成された一組の電極46a,46bの間に加わる電界Eの強度が最大となる位置に、光入出力部47を設けるようにするのが好ましい。そのようにすることで、変調指数Δθを大きくすることができる。
なお、図3に示したように、光変調器44の基材45において、光入出力部47を一組(他方は図示なし)設けることにより光入出力部47に光ファイバ42を光結合させ、光ファイバ42を伝送する光信号が、光変調器44の基材45に設けられた光導波路48を伝達する。ここで、光導波路48を伝達する光信号の横モードを単一モードにすると光導波路48を伝達する光信号の伝達速度Vgcが一意となり、図4に示した変調の効果を確実に得ることができるようになる。
なお、図2においてアンテナ部41の周囲には、光ファイバ42によって相互に接続された光変調器44の台数は複数台となっている。その理由は、変調器44を複数台とすることにより、各変調器44によって得られた変調指数Δθを累積的に大きくするためである。しかし、変調器44の台数は必ずしも複数台とする必要はなく、1台だけであっても図4に示したように、変調の効果は十分に得られる。
さらに、図2における磁気共鳴イメージング装置1の受信コイル部14bは、複数とすることが可能である。受信コイル部14bが複数備えられていることで、磁気イメージングにおいて、パラレルイメージング法を適用させ、撮影スピードを向上させることができるためである。
この場合、受信コイル部14bの光ファイバケーブルを伝達する光信号の波長を複数の系統の受信コイル部14bの系統ごとに異ならせることも可能である。
ここで、各受信コイル部14bから引き出された光ファイバケーブル43a,43bによって、磁気共鳴信号を含んだ光信号を伝送する場合において、伝送の途中の経路で各受信コイル部14bから引き出された光ファイバケーブル43a,43bを伝送する光信号を重ね合わせて統合し、一本の光ファイバに伝送させる統合手段を有するようにすることがより好ましい。そうすると、その箇所では受信コイル部14bの数に対応した数の多数の光ファイバと大型なコネクタが不要となり、磁気共鳴イメージング装置の小型化を図ることもできる。
複数の受信コイル部14bについての磁気共鳴信号を含んだ光信号を伝送する途中の経路で、一本の光ファイバに統合される箇所を有するようにするためには、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)方式を採用することができる。
図6に波長分割多重方式を採用して、複数の受信コイル部14bについての磁気共鳴信号を含んだ光信号をデータ収集部24に伝送する形態の例を示した。
図6では、上述したコイル本体と光変調器を有するn台の受信コイル部14b1〜14bnと、これらの受信コイル部14b1〜14bnに対して、光信号を入力・出力するn組の光ファイバケーブル43a1〜43an(入力)、及び、光ファイバケーブル43b1〜43bn(出力)が受信コイル部14b1〜14bnから引き出されている。また、光ファイバケーブル43a1〜43an、及び、光ファイバケーブル43b1〜43bnをそれぞれ伝送する光信号の波長は、受信コイル部14b1〜14bnの台数nに対応した、λ1〜λnのn種類である。
受信コイル部14b1〜14bnから引き出されている光ファイバケーブル43a1〜43an、及び、光ファイバケーブル43b1〜43bnは、AWG(Arrayed Waveguide Grating)波長合分波器51に接続される。AWG波長合分波器51は、スラブ導波路とアレイ導波路を有している。
AWG波長合分波器51は以下で説明する一本の光ファイバ52を伝達する波長が異なる複数の光信号をスラブ導波路とアレイ導波路部分で回折し、波長毎に分離して、入力側の光ファイバケーブル43a1〜43anへ伝送させる。また、AWG波長合分波器51は出力側の光ファイバケーブル43b1〜43bnをそれぞれ伝送する波長が異なる複数の光信号をスラブ導波路とアレイ導波路部分で合波させ、以下で説明する一本の光ファイバ52へ伝送させる。すなわち、AWG波長合分波器51は、各受信コイル部14b1〜14bnから引き出された光ファイバを伝送する光信号を一つに重ね合わせ、一本の光ファイバに伝送させる統合手段となる。
AWG波長合分波器51には、一本の光ファイバ52の一方の端部が接続している。この一本の光ファイバ52には、λ1〜λnのn種類の波長の光信号が伝達する。また、光ファイバ52の他方の端部では、n種類の波長の光信号をデータ収集部24に対して入力・出力する。
λ1〜λnのn種類の波長の光信号を使用する受信コイル部14b1〜14bnの各光信号を、一本の光ファイバ52に伝送させることにより、受信コイル部1414b1〜14bnの数に対応した数の多数の光ファイバーとデータ収集部24側に設ける大型なコネクタが不要となる。そのため、磁気共鳴イメージング装置の小型化を図ることもできる。また、受信コイル部14b1〜14bnの各光信号は波長が、λ1〜λnと異なるので、これらの光信号を一本の光ファイバ52に伝送させても各光信号間のアイソレーションは確保することができる。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の受信コイル部の構造を示した図である。 (a)は光変調器の斜視図を示した図であり、(b)は(a)のA−A´における断面図を示した図である。 光変調器を伝達する光信号の伝達長と変調指数の関係を示した図である。 図3(a)のA−A´における断面拡大図を示した図である。 波長分割多重方式を採用して、複数の受信コイル部についての磁気共鳴信号を含んだ光信号をデータ収集部に伝送する形態を示した図である。 従来技術にかかる磁気共鳴イメージング装置の受信コイル部の構成図である。
符号の説明
1…磁気共鳴イメージング装置, 22…送信駆動部, 23…勾配駆動部, 24…データ収集部, 25…制御部, 26…クレードル, 31…データ処理部, 32…操作部, 33…表示部, 12…静磁場マグネット部, 13…勾配コイル部, 14a…送信コイル部, 14b…受信コイル部,
41…アンテナ部, 42…光ファイバ, 43…光ファイバケーブル,44…光変調器, 45…基材, 46…電極, 47…光入出力部, 48…光導波炉, 49…分極反転領域, 50…分極領域, 51…AWG, 52…光ファイバ
61…受信コイル部, 62…アンテナ部, 63…伝送線, 64…増幅器, 65…アンテナ部, 66…増幅器(Pre AMP)

Claims (8)

  1. 静磁場内において電磁波が送信された被検体から受信される磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記磁気共鳴信号を受信する受信コイル部を備え、
    前記受信コイル部は、
    前記磁気共鳴信号を受信し電気信号を出力するアンテナ部と、
    前記アンテナ部が受信した磁気共鳴信号により前記アンテナ部に発生した電磁誘導による電界を変調信号とする光変調器と、
    前記光変調器によって変調される光信号を、前記画像を生成するための信号として伝送する光伝送路とを有し、
    前記光変調器は複数台からなり、前記複数台の光変調器は前記アンテナ部の信号伝搬方向に沿って配置されている、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記光変調器の基材は、電気光学効果を有する強誘電体からなる
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記光変調器の基材には、前記光信号が伝送する方向に分極反転領域が複数個形成されている
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記光変調器の基材の前記光信号が伝送する方向における長さは、前記アンテナ部に発生した誘導起電力の電圧波の前記基材中における波長の整数倍に設定されている
    請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記光伝送路を伝送する光信号の横モードが単一モードである
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記受信コイル部は複数の系統からなる
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記光伝送路を伝送する光信号の波長は、前記複数の系統の受信コイル部の系統ごとに異なる
    請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記光変調器は、前記基材に形成された一組の電極を有し、
    前記電磁誘導による電界は、前記一組の電極間に加わる、請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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