JP5077345B2 - 骨疾患評価システム - Google Patents
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Description
そこで、本発明の課題は、骨糜爛や骨嚢包等の骨疾患の程度を測るための定量的な診断精度を高精度に実現可能とすることである。
放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出し、前記位相コントラスト画像内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報のうち、最大放射線強度情報を取得し、前記位相コントラスト画像内の各画素の放射線強度情報のうち、最大放射線強度情報を取得する最大放射線強度情報取得部と、
前記最大放射線強度情報取得部により得られた前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報をS rmax 、前記位相コントラスト画像内の放射線強度情報の最大放射線強度情報をS imax 、とすると、S rmax とS imax との比を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴としている。
放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報のうち、最大放射線強度情報を取得し、前記関心領域内の各画素の放射線強度情報のうち、最小放射線強度情報を取得する最大放射線強度情報取得部と、
前記最大放射線強度情報取得部により得られた前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報をSrmax、前記関心領域内の放射線強度情報の最小放射線強度情報をSrmin、とすると、SrmaxとSrminとの比を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴としている。
放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報から、放射線強度情報毎のヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの放射線強度中心情報と、前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報とを取得する最大放射線強度情報取得部と、
前記最大放射線強度情報取得部により得られた前記ヒストグラムの放射線強度中心情報から、前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報まで積分して得られた積分値を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴としている。
放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報から、放射線強度情報毎のヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの放射線強度中心情報と、前記関心領域内の放射線強度情報の最大頻度となる放射線強度情報値とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部により得られた前記放射線強度中心情報と、前記最大頻度となる放射線強度情報値との差分値を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴としている。
前記指標算出部は、
当該指標算出部により現在求められた算出指標と、予め設定された閾値とを比較することを特徴としている。
前記指標算出部による算出指標を記憶する算出指標記憶部を備え、
前記指標算出部は、
当該指標算出部により現在求められた算出指標と、前記算出指標記憶部内に記憶された過去の前記算出指標とを比較することを特徴としている。
年代、性別の異なる複数の健常者に対する周波数解析の解析結果に基づく、各年代、性別の健常者の前記指標をデータベース化して記憶するデータベース記憶部を備え、
前記指標算出部は、
当該指標算出部により現在求められた算出指標と、当該算出指標の対象である被験者の年代、性別と一致する、前記データベース記憶部内の前記データベースの指標とを比較することを特徴としている。
2 支持台
3 支持基台
4 撮影装置本体部
5 支持軸
6 駆動装置
7 保持部材
8 X線源(放射線源)
9 電源部
11 検出器
12 検出器保持部
13 放射線量検出部
14 被写体台
22 制御装置
24 操作装置
29 検出器識別部
30 画像処理装置
31 制御部
32 記憶部
33 入力部
34 通信部
35 画像処理部
37 関心領域設定部
38 指標算出部
39 最大放射線強度情報取得部
40 放射線強度情報検出部
41 関心領域設定部
42 骨肉境界決定部
50 画像出力装置
100 骨疾患評価システム
R 関心領域
図1に、本実施形態における骨疾患評価システム100の構成例を示す。本実施形態において骨疾患評価システム100は、放射線であるX線を照射することにより撮影対象の画像を生成する放射線画像撮影装置1と、放射線画像撮影装置1によって生成された画像の画像処理等を行う画像処理装置30と、画像処理装置30によって画像処理等が行われた画像等を表示又はフィルム出力等する画像出力装置50とから構成されており、各装置は、例えば図示しないスイッチングハブ等を介してLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク(以下単に「ネットワーク」という。)Nに接続されている。
図2及び図3に、放射線画像撮影装置1の構成例を示す。放射線画像撮影装置1には、支持基台3が支持台2に対して昇降自在に設けられている。支持基台3には、撮影装置本体部4が、支持軸5を介してCW方向及びCCW方向に回動自在に支持されている。支持基台3には、その昇降及び支持軸5の回動を駆動する駆動装置6が備えられている。駆動装置6は、図示しない公知の駆動モータ等を備えている。支持基台3及び撮影装置本体部4は、被写体Hの位置に応じて昇降するようになっている。被写体Hの位置とは、被検者が腕を後述する被写体台14に載せて疲れにくい姿勢をとることができるような位置に調整可能となっている。
本実施形態では、X線管の陽極は、放射線画像の形成に寄与しない低エネルギー成分の少ないタングステン陽極を用いる。これは、通常医療用の一般撮影に使用されるものであり、比較的低い被曝線量での放射線撮影が可能となる。
管電圧をこのように設定することにより、23keV〜30keVのX線による画像撮影を行うことができる。
X線平均エネルギーは、例えばIEC60522−1976規格の固有ろ過が2.5mmアルミ等量であるタングステン陽極では、23keVのX線平均エネルギーの場合は管電圧30kVp設定で、また30keVの場合は39kVp設定で得ることができる。
検出器11の構造について、FPD(flat panel detector)を例に図4を用いて説明する。図4は、検出器11の斜視図である。検出器11は、内部を保護する筐体61を備えており、カセッテとして携帯可能に構成されている。
筐体61の内部には、照射された放射線を電気信号に変換する撮像パネル62が層を成して形成されている。この撮像パネル62における放射線の照射面側には、入射された放射線の強度に応じて発光を行う発光層(図示せず)が設けられている。
発光層は、一般にシンチレータ層と呼ばれるものであり、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力する。
この発光層の放射線が照射される側の面と反対側の面には、発光層から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく画像信号の出力を行う光電変換部がマトリクス状に配列された信号検出部600が形成されている。なお、1つの光電変換部から出力される信号が、放射線画像データを構成する最小単位となる1画素に相当する信号となる。信号検出部600では、蓄積された電気エネルギーをスイッチングにより電気信号として取り出すとともに所定の増幅割合(ゲイン)で電気信号を増幅したのち、電気信号をデジタルデータに変換する。このようにして、撮像パネル62により放射線画像データが作成される。
また、本実施形態において、被写体台14の下面には、被撮影者が脚をぶつけることなく撮影位置につくことができるように、プロテクター25が、ほぼ鉛直方向に延在して設けられている。これにより、被検者は椅子Xに座った状態で、検出器保持部12に脚をぶつけることなく撮影位置につくことができるようになっている。また、患者の体の一部分がX線照射領域内に入り、無用な被爆を被ることを防ぐことができる。なお、圧迫板及びプロテクター25は必須の構成要素ではなく、圧迫板及びプロテクター25を用いない構成としてもよい。
ここで、手の骨関節撮影時の照射野Qは、関節を挟んだ2本の指骨が収まるように予め設定されている(図5参照)。
広い範囲の手を撮影する位相コントラスト撮影においては、後述する拡大率Mが1.5〜3倍に対応して、位相コントラスト撮影が実行されるように、X線源8の焦点径Dは0.1mm、平均放射線エネルギーは26keVとなっている。さらに位相コントラスト撮影においては、通常撮影の場合に比べて、検出器11に照射される放射線の照射量(線量)に対する検出器11から出力される信号値の割合を中程度に高いものとしている。これは、X線管と検出器間距離が長くなること、及び平均放射線エネルギーが低くなるため、検出器11への到達X線量が減少することなどに起因する。
M=L/R1・・・(1)
撮影室内等、距離Lの設定に制限がある場合には、距離Lを固定し、その固定した距離Lの中で距離R1、R2の比率を変えて最適な条件で撮影することができる。例えば、L=3.0(m)に決定した場合、この距離Lに対し、R1=1.0(m)、R2=2.0(m)とする。一般的な撮影室の広さを考慮すると、0.1≦R1≦2.0、0.3≦R2≦2.0、0.8≦L≦4.0の範囲とし、拡大率Mを1.5≦M≦10、焦点径Dを0.005(mm)≦D≦0.2(mm)の範囲とし、この範囲内で拡大画像の視認性との関係を見ながら、経験的、実験的に最適な距離L、R1、R2及び拡大率M、焦点径Dを決定すればよい。焦点径Dをこのような範囲とすることで、X線強度が強く、短時間の撮影が可能となり、被写体Hの動きによる運動ボケを小さくさせることができる。なお、より好ましい距離としては、0.5≦R1≦1.25、0.5≦R2≦1.25、1.0≦L≦2.5の範囲を満たし、拡大率Mを3≦M≦8、焦点径Dを0.03(mm)≦D≦0.08(mm)の範囲を満たす設定とすることができる。
拡大率Mは高い方がより微細な画像情報を得ることができるので、定量結果の精度も高いものとなる。一方、高拡大率撮影には、より小さな焦点径のX線管が必要になるが、出力が低くなり撮影時間が長くなるので、被写体の動きによるボケが生じやすくなり、画質の鮮明さが損なわれ、精度の高い解析ができなくなるので、現実的には上記の範囲が最適になる。
本発明に係る画像処理装置30は、放射線画像撮影装置1により生成された放射線画像のデータに画像処理を施して、診断に適した画像を生成するものである。画像処理装置30は、図9に示すように、制御部31、記憶部32、入力部33、通信部34、画像処理部35、関節認識部37、関心領域設定部41、放射線強度情報検出部40、最大放射線強度情報取得部39、指標算出部38等を備えて構成されており、これら各部はバス36を介して互いに接続されている。
例えば、図12は、健常者5人と骨疾患患者5人とにおける算出指標(上記のSrmax/Simax)を比較したものである。なお、図中の○印は5人の平均値である。図12に示すように、健常者の算出指標の平均値は約0.6であるのに対し、患者の算出指標の平均値は約0.7である。このため、本実施形態では、閾値として例えば0.65が記憶部32に記憶されていて、指標算出部38は、現在算出された算出指標と、記憶部32に予め記憶された閾値とを比較することで、評価対象骨B1の関心領域Rにおける疾患の有無を評価する。
なお、閾値は、骨疾患の初期症状が判定できる値になるように、実験やシミュレーション、過去のデータの解析などから求められている。
なお、撮影部位、撮影条件、撮影方向等の条件に対応する画像処理条件を規定する画像処理パラメータを記憶部32等に予め記憶させておき、画像処理を行うに際しては、放射線画像が身体の何れの部位を撮影したものであるか、撮影された部位、撮影方向等、画像データに付帯されている情報に応じて、これに対応する画像処理パラメータを画像処理部35が記憶部32から読み出し、読み出したパラメータに基づいて画像処理条件を決定することが好ましい。なお、画像データに撮影された部位、撮影方向等の情報が付帯していないときには、入力部33等から必要な条件を入力し、これに基づいて画像処理を行うようにしてもよい。
まず、図示しない検査受付け等により被撮影者(患者)が検査登録(撮影オーダー登録)を行う等によって、撮影オーダー情報が登録されると、当該撮影オーダー情報に基づいて、被撮影者が左右いずれかの腕部を被写体台14に載置させ、親指と人差指の間に三角マグネット17を沿うように載置させる(ステップS1)。
そして、ステップS3では、制御装置22は、検出器識別部29の識別した検出器11がステップS2で設定された適合検出器と一致しない、すなわち不適合である場合にはステップS4に移行し、位相コントラスト撮影用であると識別されている場合にはステップS5に移行する。
また、本実施の形態では、1つの骨・関節の画像に対して画像分析した例を示したが、複数の骨・関節の画像に対して、各々、画像分析し、画像分析結果を保存、表示するようにしてもよいし、複数の骨・関節の画像に対して、各々画像分析し、これらの画像分析結果を集計処理した結果を保存、表示するようにしてもよい。
例えば、図15は、健常者5人と骨疾患患者5人とにおける算出指標(上記のSrmax/Srmin)を比較したものである。なお、図中の○印は5人の平均値である。図15に示すように、健常者の算出指標の平均値は約2.0であるのに対し、患者の算出指標の平均値は約1.5である。このため、この場合においては閾値として例えば1.8が記憶部32に記憶されていて、指標算出部38は、現在算出された算出指標と、記憶部32に予め記憶された閾値とを比較することで、評価対象骨B1の関心領域Rにおける疾患の有無を評価する。
具体的に、例えば、図18は、健常者5人と骨疾患患者5人とにおける算出指標(上記の積分値Hm)を比較したものである。なお、図中の○印は5人の平均値である。図18に示すように、健常者の算出指標の平均値は約1.27×108であるのに対し、患者の算出指標の平均値は約2.14×108である。このため、この場合においては閾値として例えば1.7×108が記憶部32に記憶されていて、指標算出部38は、現在算出された算出指標と、記憶部32に予め記憶された閾値とを比較することで、評価対象骨B1の関心領域Rにおける疾患の有無を評価する。
具体的に、例えば、図20は、健常者5人と骨疾患患者5人とにおける算出指標(上記の差分値Ss)比較したものである。なお、図中の○印は5人の平均値である。図20に示すように、健常者の算出指標の平均値は約39.0であるのに対し、患者の算出指標の平均値は約113.4である。このため、この場合においては閾値として例えば75が記憶部32に記憶されていて、指標算出部38は、現在算出された算出指標と、記憶部32に予め記憶された閾値とを比較することで、評価対象骨B1の関心領域Rにおける疾患の有無を評価する。
Claims (7)
- 放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出し、前記位相コントラスト画像内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報のうち、最大放射線強度情報を取得し、前記位相コントラスト画像内の各画素の放射線強度情報のうち、最大放射線強度情報を取得する最大放射線強度情報取得部と、
前記最大放射線強度情報取得部により得られた前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報をS rmax 、前記位相コントラスト画像内の放射線強度情報の最大放射線強度情報をS imax 、とすると、S rmax とS imax との比を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴とする骨疾患評価システム。 - 放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報のうち、最大放射線強度情報を取得し、前記関心領域内の各画素の放射線強度情報のうち、最小放射線強度情報を取得する最大放射線強度情報取得部と、
前記最大放射線強度情報取得部により得られた前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報をSrmax、前記関心領域内の放射線強度情報の最小放射線強度情報をSrmin、とすると、SrmaxとSrminとの比を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴とする骨疾患評価システム。 - 放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報から、放射線強度情報毎のヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの放射線強度中心情報と、前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報とを取得する最大放射線強度情報取得部と、
前記最大放射線強度情報取得部により得られた前記ヒストグラムの放射線強度中心情報から、前記関心領域内の放射線強度情報の最大放射線強度情報まで積分して得られた積分値を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴とする骨疾患評価システム。 - 放射線を照射する放射線源と、
骨を含む被写体に対して、前記放射線源から照射され、前記骨を透過した放射線の位相コントラスト画像を検出する検出器と、
前記位相コントラスト画像から前記骨の関節部を認識する関節認識部と、
前記関節認識部により認識された前記関節部からなる関心領域を設定する関心領域設定部と、
前記関心領域設定部により設定された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報を検出する放射線強度情報検出部と、
前記放射線強度情報検出部により検出された前記関心領域内の各画素の放射線強度情報から、放射線強度情報毎のヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの放射線強度中心情報と、前記関心領域内の放射線強度情報の最大頻度となる放射線強度情報値とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部により得られた前記放射線強度中心情報と、前記最大頻度となる放射線強度情報値との差分値を、疾患の程度を表す指標として算出する指標算出部とを備えることを特徴とする骨疾患評価システム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の骨疾患評価システムにおいて、
前記指標算出部は、
当該指標算出部により現在求められた算出指標と、予め設定された閾値とを比較することを特徴とする骨疾患評価システム。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の骨疾患評価システムにおいて、
前記指標算出部による算出指標を記憶する算出指標記憶部を備え、
前記指標算出部は、
当該指標算出部により現在求められた算出指標と、前記算出指標記憶部内に記憶された過去の前記算出指標とを比較することを特徴とする骨疾患評価システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の骨疾患評価システムにおいて、
年代、性別の異なる複数の健常者に対する周波数解析の解析結果に基づく、各年代、性別の健常者の前記指標をデータベース化して記憶するデータベース記憶部を備え、
前記指標算出部は、
当該指標算出部により現在求められた算出指標と、当該算出指標の対象である被験者の年代、性別と一致する、前記データベース記憶部内の前記データベースの指標とを比較することを特徴とする骨疾患評価システム。
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