JP5077079B2 - 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム - Google Patents

点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5077079B2
JP5077079B2 JP2008144633A JP2008144633A JP5077079B2 JP 5077079 B2 JP5077079 B2 JP 5077079B2 JP 2008144633 A JP2008144633 A JP 2008144633A JP 2008144633 A JP2008144633 A JP 2008144633A JP 5077079 B2 JP5077079 B2 JP 5077079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
dark
dark density
blinking signal
signal detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008144633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009296037A (ja
Inventor
修司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2008144633A priority Critical patent/JP5077079B2/ja
Publication of JP2009296037A publication Critical patent/JP2009296037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077079B2 publication Critical patent/JP5077079B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、点滅信号によって対象となる物体の存在を検出する点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラムに関し、特に撮像素子によって点滅信号の特定パターンを検出する点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラムに関する。
近年、物流倉庫などに置かれている検出対象物である荷物を検出する方法として、当該荷物に付けられた点滅回路から出力される光信号の点滅パターン(明暗の変化)を、当該物流倉庫などの天井などに設置された撮像素子とその撮像素子に接続された画像信号処理回路とによって検出する方法が知られている。例えば、発光ダイオードの点滅パターン検出を撮像素子および処理回路によって行う方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−179556号公報
しかしながら、上述した技術においては、検出対象物から出力される光信号の特定の点滅パターンに制限があるという問題点がある。
その理由は、点滅の固有パターンの検出において、画像フレームメモリ情報の加算または減算のみを行うため、加算を行うパターン数と減算をおこなうパターン数とがほぼ同数である必要があるためである。
図5は、一般的な点滅信号検出回路の実施の一形態を示す図である。
図5に示した形態は、検出対象物500と、撮像素子1000と、点滅信号検出回路1001とから構成されている。
検出対象物500は、物流倉庫などに置かれている検出の対象物(荷物)である。
また、検出対象物500には、明暗変化部501が設けられている。これは、光信号を出力する発光ダイオード等の発光素子から構成される点滅光信号を出力するものである。なお、明暗変化部501から出力される固有点滅パターンは、あらかじめ設定されている。
撮像素子1000は、物流倉庫などの天井などに設置され、検出対象物500の明暗変化部501を撮像し、明暗変化部501から出力された点滅光信号の明るさの濃淡を示す明暗濃度レベルを点滅信号検出回路1001へ出力する。
点滅信号検出回路1001は、撮像素子1000から出力されてきた明暗濃度レベルに基づいて点滅信号を検出する。
また、点滅信号検出回路1001には、画像振り分け回路2000と、フレームメモリ3001〜3004と、加減算回路5000と、点滅信号判定回路6000とが設けられている。
画像振り分け回路2000は、撮像素子1000から出力されてきた明暗濃度レベルを、所定の時刻に応じたフレームメモリ3001〜3004へ書き込む。
フレームメモリ3001〜3004は、画像振り分け回路2000によって明暗濃度レベルが書き込まれ、それぞれを記録するメモリである。ここで、フレームメモリ3001には時刻t1、フレームメモリ3002には時刻t2、フレームメモリ3003には時刻t3、フレームメモリ3004には時刻t4での明暗濃度レベルがそれぞれ書き込まれる。
加減算回路5000は、フレームメモリ3001〜3004に書き込まれている明暗濃度レベルを読み出し、読み出した明暗濃度レベルについて加算または減算を行う。また、加減算を行った結果を点滅信号判定回路6000へ出力する。
点滅信号判定回路6000は、加減算回路5000から出力された加減算結果である明暗濃度レベルに基づいて、検出対象物500の明暗変化部501の点滅を検出する。
なお、ここでは、明暗変化部501の明るさの濃淡は、時刻t1およびt4では「淡」、時刻t2およびt3では「濃」とあらかじめ定められている場合を例に挙げて説明する。
図6は、図5に示したフレームメモリ3001〜3004に記録された明暗濃度レベルの一例を示す図である。図6(a)は、フレームメモリ3001に記録された明暗濃度レベルの一例を示す図である。また、図6(b)は、フレームメモリ3002に記録された明暗濃度レベルの一例を示す図である。また、図6(c)は、フレームメモリ3003に記録された明暗濃度レベルを示す図である。また、図6(d)は、フレームメモリ3004に記録された明暗濃度レベルを示す図である。ここで、検出対象物500が、座標x=3,y=5に存在する場合を例に挙げて説明する。この座標とは、撮像素子1000が撮像した画像の中の検出対象物500の存在位置を特定するために、当該画像を格子状に並んだ細かな複数の領域に分けたものである。
図6(b)および図6(c)の時刻それぞれt2およびt3では、図5に示した明暗変化部501の明るさの濃淡は「濃」であるため、明暗変化部501の撮像された位置である座標x=3,y=5の部分に「濃」である明暗濃度レベルが記録されている。また、図6(a)および図6(d)の時刻それぞれt1およびt4では、図5に示した明暗変化部501の明るさの濃淡は「淡」であるため、明暗変化部501の撮像された位置である座標x=3,y=5の部分に「淡」である明暗濃度レベルが記録されている。ここで、「淡」は座標x=3,y=5の周辺の濃淡と同じであるため、座標によらずすべて「淡」である。
図5に示した加減算回路5000では、フレームメモリ3001〜3004に記録された明暗濃度レベルを座標ごとにそれぞれ積分する。ただし、時刻ごとに、時刻t2およびt3では加算が行われ、また時刻t1およびt4では減算が行われる。
図7は、図5に示した加減算回路5000における加減算の結果の一例を示す図である。
図7に示すように座標x=3,y=5の部分に、フレームメモリ3002,3003の明暗濃度レベルである「濃」の情報が加算された結果、明確な濃状態が現れる。これにより、この座標x=3,y=5に検出したい点滅物体(検出対象物500)が存在していることが明示される。
図8は、時刻と明暗変化部501の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。図8(a)は、座標x=3,y=5における時刻と明暗変化部501の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。また、図8(b)は、座標x=3,y=5以外における時刻と明暗変化部501の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。ここで、「濃」である明暗濃度レベルは「15」であり、また、「淡」である明暗濃度レベルは「5」である。
図8(a)に示すように、座標x=3,y=5において、時刻t1およびt4では明暗濃度レベルは「5」であり、また、時刻t2およびt3では明暗濃度レベルは「15」である。また、図8(b)に示すように、座標x=3,y=5以外において、時刻によらず明暗濃度レベルは常に「5」である。
図9は、図5に示したフレームメモリ3001〜3004に記録された明暗濃度レベルの加減算回路5000における加減算の動作の一例を示す図である。図9(a)は、座標x=3,y=5におけるフレームメモリ3001〜3004に記録された明暗濃度レベルの加減算回路5000における加減算の動作の一例を示す図である。また、図9(b)は、座標x=3,y=5以外におけるフレームメモリ3001〜3004に記録された明暗濃度レベルの加減算回路5000における加減算の動作の一例を示す図である。
図9(a)に示すように、座標x=3,y=5においては、フレームメモリ3002,3003からそれぞれ出力される時刻t2,t3における明暗濃度レべル「15」の信号は加減算回路5000において加算される。一方、フレームメモリ3001,3004からそれぞれ出力される時刻t1,t4における明暗濃度レべル「5」の信号は加減算回路5000において減算される。そのため、加減算回路5000から出力される明暗濃度レベルは「15+15−5−5=20」と高くなる。
一方、図9(b)に示すように、座標x=3,y=5以外においては、時刻によらずフレームメモリ3001〜3004からそれぞれ出力される時刻t1〜t4における明暗濃度レべルは「5」で一定であり、かつ加算が2回、減算が2回と同数であり打ち消される。そのため、加減算回路5000から出力される明暗濃度レベルは「5+5−5−5=0」となる。
そして、加減算回路5000から出力された明暗濃度レベルに基づいて、点滅信号判定回路6000にて点滅信号が検出される。この場合、座標x=3,y=5の示す位置から点滅信号が出力されている、つまり座標x=3,y=5の示す位置に検出対象物500が存在すると判定される。
このように、明暗濃度レべルは「5(淡)」である、つまり信号が存在しない領域では、加減算の結果が明暗濃度レベル「0」のように小さな値となるように加算と減算とがほぼ同数である必要がある。そのため、図8(a)に示したように、測定対象の物体(検出対象物500)から出力される点滅の固有パターンも濃淡比率がほぼ同数である必要がある。測定対象の物体である検出対象物500からの固有点滅パターンの濃淡比率がほぼ同数でなければならないことは、ほぼ同数でなくても差し支えない場合と比べて固有点滅パターンの設定に大きな制限を与えてしまい、多数の固有点滅パターン設定が困難となってしまうという問題点がある。
本発明は、上述した課題を解決する点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
撮像素子により撮像された画像の明暗濃度を示す明暗濃度レベルに基づいて点滅信号を検出する点滅信号検出回路であって、
前記撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを該画像が撮像された時刻ごとに振り分ける画像振り分け部と、
該振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、前記時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じる係数部と、
前記係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算する加減算部と、
前記加減算部にて加減算された明暗濃度レベルに基づいて、前記点滅信号を検出する点滅信号判定部とを有する。
また、撮像素子により撮像された画像の明暗濃度を示す明暗濃度レベルに基づいて点滅信号を検出する点滅信号検出方法であって、
前記撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを該画像が撮像された時刻ごとに振り分ける処理と、
該振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、前記時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じる処理と、
前記係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算する処理と、
前記加減算された明暗濃度レベルに基づいて、前記点滅信号を検出する処理とを有する。
また、コンピュータに実行させるプログラムであって、
撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを該画像が撮像された時刻ごとに振り分ける手順と、
該振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、前記時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じる手順と、
前記係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算する手順と、
前記加減算された明暗濃度レベルに基づいて、点滅信号を検出する手順とをコンピュータに実行させる。
以上説明したように本発明においては、撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを画像が撮像された時刻ごとに振り分け、振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じ、係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算し、加減算された明暗濃度レベルに基づいて、点滅信号を検出する構成としたため、検出対象物から出力される光信号の固有点滅パターンの濃淡比率を自由に設定することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の点滅信号検出回路の第1の実施の形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、検出対象物50と、撮像素子100と、点滅信号検出回路101とから構成されている。
検出対象物50は、物流倉庫などに置かれている検出の対象物(荷物)である。また、検出対象物50は、図5に示した検出対象物500と同じものである。
また、検出対象物50には、明暗変化部51が設けられている。これは、光信号を出力する発光ダイオード等の発光素子から構成される点滅光信号を出力するものである。なお、明暗変化部51から出力される固有点滅パターンは、あらかじめ設定されている。また、明暗変化部51は、図5に示した明暗変化部501と同じものである。
撮像素子100は、物流倉庫などの天井などに設置され、検出対象物50の明暗変化部51を撮像し、明暗変化部51から出力された点滅光信号の明るさの濃淡を示す明暗濃度レベルを点滅信号検出回路101へ出力する。また、撮像素子100は、図5に示した撮像素子1000と同じものである。
点滅信号検出回路101は、撮像素子100から出力されてきた明暗濃度レベルに基づいて点滅信号を検出する。
また、点滅信号検出回路101には、画像振り分け回路200と、フレームメモリ301〜304と、係数回路401〜404と、加減算回路500とが設けられている。
画像振り分け回路200は、撮像素子100から出力されてきた明暗濃度レベルを、所定の時刻に応じたフレームメモリ301〜304へ書き込む画像振り分け部である。また、画像振り分け回路200は、図5に示した画像振り分け回路2000と同じものである。
フレームメモリ301〜304は、画像振り分け回路200によって明暗濃度レベルが書き込まれ、それぞれを記録するメモリ(記録部)である。ここで、フレームメモリ301には時刻t1、フレームメモリ302には時刻t2、フレームメモリ303には時刻t3、フレームメモリ304には時刻t4での明暗濃度レベルがそれぞれ書き込まれる。また、フレームメモリ301〜304は、図5に示したフレームメモリ3001〜3004とそれぞれ同じものである。なお、フレームメモリ301〜304の数は4つに限らず、あらかじめ設定された時刻に応じた数分、設けられているものであっても良い。
係数回路401〜404は、フレームメモリ301〜304に記録された明暗濃度レベルをそれぞれ読み出し、読み出した明暗濃度レベルにそれぞれあらかじめ設定された係数を乗じ、係数を乗じた明暗濃度レベルを加減算回路500へそれぞれ出力する係数部である。なお、係数回路401〜404の数は4つに限らず、フレームメモリ301〜304の数に応じた数分、設けられているものであっても良い。
加減算回路500は、係数回路401〜404から出力されてきた明暗濃度レベルについて加算または減算を行う加減算部である。ここで、どの係数回路401〜404から出力されてきた明暗濃度レベルを加算するのか、減算するのかという加減算法則については、明暗変化部51から出力される固有の点滅パターンに応じてあらかじめ設定されている。また、加減算を行った明暗濃度レベルを点滅信号判定回路600へ出力する。
点滅信号判定回路600は、加減算回路500から出力された加減算結果である明暗濃度レベルに基づいて、検出対象物50の明暗変化部51の点滅を検出する点滅信号判定部である。これにより、検出対象物50の位置が特定される。
なお、ここでは、明暗変化部51の固有点滅パターン、つまり、明るさの濃淡は、時刻t1,t2およびt4では「淡」、t3では「濃」とあらかじめ定められている場合を例に挙げて説明する。また、検出対象物50が、座標x=3,y=5に存在する場合を例に挙げて説明する。この座標とは、撮像素子100が撮像した画像の中の検出対象物50の存在位置を特定するため、当該画像を格子状に並んだ細かな複数の領域に分けたものである。
図2は、時刻と明暗変化部51の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。図2(a)は、座標x=3,y=5における時刻と明暗変化部51の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。また、図2(b)は、座標x=3,y=5以外における時刻と明暗変化部51の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。ここで、「濃」である明暗濃度レベルは「15」であり、また、「淡」である明暗濃度レベルは「5」である。
図2(a)に示すように、座標x=3,y=5において、時刻t1,t2およびt4では明暗濃度レベルは「5」であり、また、時刻t3では明暗濃度レベルは「15」である。また、図2(b)に示すように、座標x=3,y=5以外において、時刻によらず明暗濃度レベルは常に「5」である。これらの明暗濃度レベルは、時刻に応じたフレームメモリ301〜304に記録される。
図3は、図1に示したフレームメモリ301〜304に記録された明暗濃度レベルの加減算回路500における加減算の動作の一例を示す図である。図3(a)は、座標x=3,y=5におけるフレームメモリ301〜304に記録された明暗濃度レベルの加減算回路500における加減算の動作の一例を示す図である。また、図3(b)は、座標x=3,y=5以外におけるフレームメモリ301〜304に記録された明暗濃度レベルの加減算回路500における加減算の動作の一例を示す図である。なお、ここでは、係数回路401〜404に以下の(1)〜(4)に示す係数があらかじめ設定されている場合を例に挙げて説明する。この係数は、明暗変化部51の固有点滅パターンに基づいてあらかじめ設定されているものである。
(1)係数回路401の係数:1
(2)係数回路402の係数:1
(3)係数回路403の係数:3
(4)係数回路404の係数:1
図3(a)に示すように、座標x=3,y=5においては、フレームメモリ303から出力される時刻t3における明暗濃度レべル「15」の信号に、係数回路403に設定された係数「3」が乗ぜられ、「15×3=45」の明暗濃度レべルとなり、加減算回路500において加算される。一方、フレームメモリ301,302および304からそれぞれ出力される時刻t1,t2およびt4における明暗濃度レべル「5」の信号に、係数回路401,402および404にそれぞれ設定された係数「1」がそれぞれ乗ぜられ、「5×1=5」の明暗濃度レべルとなり、加減算回路500において減算される。そのため、加減算回路500から出力される明暗濃度レベルは「45−5−5−5=30」となる。
一方、図3(b)に示すように、座標x=3,y=5以外においては、フレームメモリ303から出力される時刻t3における明暗濃度レべル「5」の信号に、係数回路403に設定された係数「3」が乗ぜられ、「5×3=15」の明暗濃度レべルとなり、加減算回路500において加算される。一方、フレームメモリ301,302および304からそれぞれ出力される時刻t1,t2およびt4における明暗濃度レべル「5」の信号に、係数回路401,402および404にそれぞれ設定された係数「1」がそれぞれ乗ぜられ、「5×1=5」の明暗濃度レべルとなり、加減算回路500において減算される。そのため、加減算回路500から出力される明暗濃度レベルは「15−5−5−5=0」となる。これにより、加算の回数と減算の回数とを同数に設定しない場合であっても、明暗濃度レベル「0」を得ることができる。
そして、加減算回路500から出力された明暗濃度レベルに基づいて、点滅信号判定回路600にて点滅信号が検出される。この場合、座標x=3,y=5の示す位置から点滅信号が出力されている、つまり座標x=3,y=5の示す位置に検出対象物50が存在すると判定される。
このように、本発明では図2(a)のように固有点滅パターンの濃淡比率がほぼ同数でなくとも、比率の少ない濃パターンへの乗算係数を3と大きくすることによって所定の加減算結果が得られる。
図4は、本発明の点滅信号検出回路の第2の実施の形態を示す図である。
図4に示した形態における点滅信号検出回路102は、図1に示した形態における点滅信号検出回路101と比べて、フレームメモリ301〜304の位置と係数回路401〜404の位置とが入れ替わっている。本形態においても、加減算回路500に入力する明暗濃度レべルは第1の実施の形態と同じであるため、第1の実施の形態における効果と同じ効果をもたらす。
このように、明暗変化部51の固有(点滅)パターンの濃淡比率がほぼ同数でなくとも、比率の少ないパターンへの乗算係数を大きくすることによって所定の加減算結果を得ることができる。
なお、上述した点滅信号検出回路101の処理は、目的に応じて作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したプログラムをコンピュータに読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行するものであっても良い。コンピュータにて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク(登録商標)、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、コンピュータに内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータ内のCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。この場合のコンピュータは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行する点滅信号検出回路101として動作するものである。
本発明の点滅信号検出回路の第1の実施の形態を示す図である。 時刻と明暗変化部の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。 図1に示したフレームメモリに記録された明暗濃度レベルの加減算回路における加減算の動作の一例を示す図である。 本発明の点滅信号検出回路の第2の実施の形態を示す図である。 一般的な点滅信号検出回路の実施の一形態を示す図である。 図5に示したフレームメモリに記録された明暗濃度レベルの一例を示す図である。 図5に示した加減算回路における加減算の結果の一例を示す図である。 時刻と明暗変化部の明暗濃度レベルとの関係の一例を示すグラフである。 図5に示したフレームメモリに記録された明暗濃度レベルの加減算回路における加減算の動作の一例を示す図である。
符号の説明
50 検出対象物
51 明暗変化部
100 撮像素子
101,102 点滅信号検出回路
200 画像振り分け回路
301〜304 フレームメモリ
401〜404 係数回路
500 加減算回路
600 点滅信号判定回路

Claims (7)

  1. 撮像素子により撮像された画像の明暗濃度を示す明暗濃度レベルに基づいて点滅信号を検出する点滅信号検出回路であって、
    前記撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを該画像が撮像された時刻ごとに振り分ける画像振り分け部と、
    該振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、前記時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じる係数部と、
    前記係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算する加減算部と、
    前記加減算部にて加減算された明暗濃度レベルに基づいて、前記点滅信号を検出する点滅信号判定部とを有する点滅信号検出回路。
  2. 請求項1に記載の点滅信号検出回路において、
    前記画像振り分け部にて振り分けられたそれぞれの明暗濃度レベルを記録する記録部を有し、
    前記係数部は、前記記録部に記録された明暗濃度レベルそれぞれに、前記係数をそれぞれ乗じることを特徴とする点滅信号検出回路。
  3. 請求項1に記載の点滅信号検出回路において、
    前記係数部にて前記係数が乗じられたそれぞれの明暗濃度レベルを記録する記録部を有し、
    前記加減算部は、前記記録部に記録された明暗濃度レベルを加減算することを特徴とする点滅信号検出回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の点滅信号検出回路において、
    前記係数部は、前記画像振り分け部にて振り分けられた明暗濃度レベルの数と同じ数だけ設けられていることを特徴とする点滅信号検出回路。
  5. 請求項2または請求項3に記載の点滅信号検出回路において、
    前記記録部は、前記画像振り分け部にて振り分けられた明暗濃度レベルの数と同じ数だけ設けられていることを特徴とする点滅信号検出回路。
  6. 撮像素子により撮像された画像の明暗濃度を示す明暗濃度レベルに基づいて点滅信号を検出する点滅信号検出方法であって、
    前記撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを該画像が撮像された時刻ごとに振り分ける処理と、
    該振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、前記時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じる処理と、
    前記係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算する処理と、
    前記加減算された明暗濃度レベルに基づいて、前記点滅信号を検出する処理とを有する点滅信号検出方法。
  7. 撮像素子により撮像された画像の明暗濃度レベルを該画像が撮像された時刻ごとに振り分ける手順と、
    該振り分けられた時刻ごとの明暗濃度レベルそれぞれに、前記時刻に応じてあらかじめ設定された複数の係数をそれぞれ乗じる手順と、
    前記係数が乗じられた明暗濃度レベルをあらかじめ設定された加減算法則にしたがって互いに加減算する手順と、
    前記加減算された明暗濃度レベルに基づいて、点滅信号を検出する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
JP2008144633A 2008-06-02 2008-06-02 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム Expired - Fee Related JP5077079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008144633A JP5077079B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008144633A JP5077079B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009296037A JP2009296037A (ja) 2009-12-17
JP5077079B2 true JP5077079B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=41543877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008144633A Expired - Fee Related JP5077079B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077079B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5479795B2 (ja) * 2009-07-17 2014-04-23 日本電気通信システム株式会社 可視光通信に用いる点滅信号パターン検出装置、点滅信号パターン検出方法、及び点滅信号パターン検出プログラム
JP5271838B2 (ja) 2009-07-30 2013-08-21 浜松ホトニクス株式会社 点滅信号検出装置
WO2021124524A1 (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 三菱電機株式会社 目標追尾装置および目標追尾方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3750132B2 (ja) * 2000-03-01 2006-03-01 カシオ計算機株式会社 撮像装置
JP2003179556A (ja) * 2001-09-21 2003-06-27 Casio Comput Co Ltd 情報伝送方式、情報伝送システム、撮像装置、および、情報伝送方法
JP4654610B2 (ja) * 2004-06-11 2011-03-23 ソニー株式会社 撮像装置及び撮像制御方法
JP4793685B2 (ja) * 2006-03-31 2011-10-12 カシオ計算機株式会社 情報伝送システム、撮像装置、情報出力方法、及び、情報出力プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009296037A (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4008291B2 (ja) パターン検査装置、パターン検査方法およびプログラム
JP6246508B2 (ja) 動体画像抽出方法及び動体画像抽出装置
JP2006073008A (ja) スクリーンポインタの位置を制御する装置
JP5077079B2 (ja) 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法およびプログラム
WO2013094151A1 (ja) 物体検出装置及び物体検出方法
JP2010071694A (ja) 表面検査装置、それを用いた欠陥検出方法、プログラム及び記録媒体
JP2019163993A (ja) 欠陥検査装置および欠陥検査方法
JP2009038521A5 (ja)
US20120262423A1 (en) Image processing method for optical touch system
JP3154802B2 (ja) パターン欠陥検査装置
GB2515179A (en) Image processing device, image pickup apparatus, microscope apparatus, image processing method, and image processing program
JPH11231507A (ja) マスクの検査方法及びマスクの検査装置
JP2009239338A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5435904B2 (ja) 致命傷の検出方法
TW201604699A (zh) 資料修正裝置、描繪裝置、檢查裝置、資料修正方法、描繪方法、檢查方法及記錄有程式之記憶媒體
JP6838651B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5418855B2 (ja) 点滅信号検出回路、点滅信号検出方法、物体検知装置、物体検知方法、及び撮像システム
JP5758423B2 (ja) マスクレイアウトの作成方法
JP5757931B2 (ja) 画像処理装置および画像読取装置
KR101444259B1 (ko) 기판 검사 시의 보상 매트릭스 생성방법
JP4337356B2 (ja) 画像信号のノイズを低減する信号処理装置、信号処理プログラムおよび信号処理方法
JP2015108522A (ja) 検査装置、検査方法及び検査プログラム
JP2005265467A (ja) 欠陥検出装置
JP2019159905A (ja) 生成プログラム、生成装置及び生成方法
JP5955466B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees