JP5075083B2 - 教師データ作成支援方法、並びに、画像分類方法および画像分類装置 - Google Patents

教師データ作成支援方法、並びに、画像分類方法および画像分類装置 Download PDF

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Description

本発明は、分類器の学習に使用される教師データの作成を支援する教師データ作成支援方法、並びに、教師データの作成支援を伴う画像分類方法および画像分類装置に関する。
半導体基板、ガラス基板、プリント基板等の製造では、異物や傷、エッチング不良等の欠陥を検査するために光学顕微鏡や走査電子顕微鏡等を用いて外観検査が行われる。従来より、このような検査工程において検出された欠陥に対して、さらに詳細な解析を行うことによりその欠陥の発生原因を特定し、欠陥に対する対策が行われてきた。
近年では、基板上のパターンの複雑化および微細化に伴い、検出される欠陥の種類および数量が増加する傾向にあり、検査工程で検出された欠陥を自動的に分類する自動分類が提案されている。自動分類により欠陥の解析を迅速かつ効率的に行うことが実現され、発生頻度の高い欠陥の種類に注目して優先的に対策を施すことが可能となる。
自動分類では、欠陥を分類する際にニューラルネットワークや決定木、判別分析等を利用した分類器が用いられる。分類器に自動分類を行わせるには、欠陥画像(または、欠陥画像の特徴量)および欠陥画像の種類であるカテゴリを示す信号を含む教師データを用意して分類器を学習させる必要がある。特許文献1では、オペレータがモニタに表示された教示用欠陥画像を観察し、欠陥のカテゴリの一覧表から該当するものを教示用欠陥画像に付与することにより教師データの作成が行われる。
さらに、特許文献1では、教示用欠陥画像の特徴量を座標値とする特徴量ベクトル空間において、一のカテゴリの教示用欠陥画像の教示点と最近傍に存在する異なるカテゴリの教示用欠陥画像の教示点との間のユークリッド距離が所定の閾値を超えるか否かが調べられることにより、当該教示用欠陥画像のカテゴリが適切か否かをチェックする技術が開示されている。
特開2000−57349号公報
ところで、自動分類の性能は、分類器を学習させる教師データの質に大きく依存する。質が高い教師データを用意するには、操作者による大量かつ正確な教示作業が求められ、多大な労力が必要となる。また、特許文献1に示される教示用欠陥画像のカテゴリをチェックする技術では、教示点間のユークリッド距離を算出する必要があるため計算が煩雑となる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、煩雑な計算を必要とすることなく対象欠陥画像に予め付与されたカテゴリが欠陥画像の属すべきカテゴリか否かを判定することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板上の欠陥を示す欠陥画像を分類する分類器の学習に使用される教師データの作成を支援する教師データ作成支援方法であって、a)複数のカテゴリに予め分類された複数の欠陥画像のそれぞれの複数種類の特徴量を準備する工程と、b)前記複数のカテゴリのそれぞれに属する欠陥画像の各種類の特徴量の分散に基づいて、前記特徴量の代表値を含む特徴量範囲を設定する工程と、c)一の欠陥画像を対象欠陥画像として選択する工程と、d)前記対象欠陥画像の一の種類の特徴量を前記一の種類の特徴量範囲に含むカテゴリに投票を行う工程と、e)前記対象欠陥画像の特徴量の全ての種類について前記d)工程を行う工程と、f)前記複数のカテゴリのうち得票数が最も多いカテゴリと前記対象欠陥画像が属するカテゴリとが異なる場合にその旨を出力する工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の教師データ作成支援方法であって、前記f)工程において、前記得票数が最も多いカテゴリと得票数が2番目に多いカテゴリとの得票数の差が所定値以下である場合に、前記教師データへの利用に前記対象欠陥画像が不適切であると判定される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の教師データ作成支援方法であって、g)前記f)工程において前記対象欠陥画像が不適切であると判定された場合に、各種類の特徴量の特徴量範囲を狭めて前記c)ないしf)工程を繰り返す工程をさらに備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の教師データ作成支援方法であって、h)前記複数の欠陥画像の全てに対して前記f)工程が行われるまで、前記対象欠陥画像を他の欠陥画像に変更しつつ前記d)ないしf)工程を繰り返す工程と、i)前記f)工程において得票数が最も多いカテゴリと属するカテゴリとが異なると判定された欠陥画像を、前記複数の欠陥画像から除外して前記b)ないしf)工程を繰り返す工程とをさらに備える。
請求項5に記載の発明は、請求項2または3に記載の教師データ作成支援方法であって、h)前記複数の欠陥画像の全てに対して前記f)工程が行われるまで、前記対象欠陥画像を他の欠陥画像に変更しつつ前記d)ないしf)工程を繰り返す工程と、i)前記f)工程において得票数が最も多いカテゴリと属するカテゴリとが異なると判定された欠陥画像、および、前記教師データへの利用が不適切であると判定された欠陥画像を、前記複数の欠陥画像から除外して前記b)ないしf)工程を繰り返す工程とをさらに備える。
請求項6に記載の発明は、基板上の欠陥を示す欠陥画像を分類する画像分類方法であって、請求項1ないし5のいずれかに記載の教師データ作成支援方法を利用して作成された教師データを用いて分類器を学習させる工程と、前記分類器により欠陥画像を前記複数のカテゴリのいずれかに分類する工程とを備える。
請求項7に記載の発明は、基板上の欠陥を示す欠陥画像を分類する画像分類装置であって、欠陥画像を分類する分類器の学習に使用される教師データを作成する教師データ作成部と、欠陥画像を分類する分類器とを備え、前記教師データ作成部が、a)作業者からの入力を受け付けることにより、または、予め定められた方法により複数の欠陥画像を複数のカテゴリに分類する工程と、b)前記複数の欠陥画像のそれぞれの複数種類の特徴量を準備する工程と、c)前記複数のカテゴリのそれぞれに属する欠陥画像の各種類の特徴量の分散に基づいて、前記特徴量の代表値を含む特徴量範囲を設定する工程と、d)一の欠陥画像を対象欠陥画像として選択する工程と、e)前記対象欠陥画像の一の種類の特徴量を前記一の種類の特徴量範囲に含むカテゴリに投票を行う工程と、f)前記対象欠陥画像の特徴量の全ての種類について前記e)工程を行う工程と、g)前記複数のカテゴリのうち得票数が最も多いカテゴリと前記対象欠陥画像が属するカテゴリとが異なる場合にその旨を出力する工程と、h)前記複数の欠陥画像の全てに対して前記g)工程が行われるまで、前記対象欠陥画像を他の欠陥画像に変更しつつ前記e)ないしg)工程を繰り返す工程と、i)前記作業者からいずれかの欠陥画像を前記教師データから除外する入力を受け付ける工程とを実行する。
本発明によれば、煩雑な計算を必要とすることなく対象欠陥画像に予め付与されたカテゴリが適切か否かを判定することができる。請求項2の発明では、教師データの質の低下が防止され、請求項3の発明では、対象欠陥画像に与えられたカテゴリの適否を精度よく判定することができる。請求項4および5の発明では、カテゴリに属する欠陥画像をより典型的なものとすることにより、適切な教師データを作成することができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る画像分類装置1の概略構成を示す図であり、画像分類装置1により半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)上の欠陥を示す欠陥画像の分類が行われる。画像分類装置1は基板9上の検査対象領域を撮像する撮像装置2、撮像装置2からの画像データに基づいて欠陥検査を行って欠陥が検出された場合に欠陥が属すべきカテゴリへと欠陥を自動分類する検査・分類装置4、並びに、画像分類装置1の全体動作を制御するとともに検査・分類装置4にて欠陥の分類に利用される分類器421を生成するホストコンピュータ5を有する。基板9上に存在する欠陥の種類は、例えば、欠け、突起、断線、ショート、異物であり、これらが欠陥のカテゴリとされる。また、撮像装置2は基板9の製造ラインに組み込まれ、画像分類装置1はいわゆるインライン型のシステムとなっている。
撮像装置2は、基板9上の検査対象領域を撮像して画像データを取得する撮像部21、基板9を保持するステージ22、および、撮像部21に対してステージ22を相対的に移動するステージ駆動部23を有し、撮像部21は、照明光を出射する照明部211、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入射する光学系212、および、光学系212により結像された基板9の像を電気信号に変換する撮像デバイス213を有する。ステージ駆動部23はボールねじ、ガイドレール、モータ等により構成され、ホストコンピュータ5がステージ駆動部23および撮像部21を制御することにより、基板9上の検査対象領域が撮像される。
検査・分類装置4は、検査対象領域の画像データを処理しつつ欠陥を検出する欠陥検出部41、および、欠陥画像を分類する欠陥自動分類部42を有する。欠陥検出部41は検査対象領域の画像データを高速に処理する専用の電気的回路を有し、撮像された画像と欠陥が存在しない参照画像との比較や画像処理により検査対象領域の欠陥検査を行う。欠陥自動分類部42は各種演算処理を行うCPUや各種情報を記憶するメモリ等により構成され、ニューラルネットワーク、決定木、判別分析等を利用する分類器421を用いて欠陥の分類(すなわち、欠陥画像の分類)を実行する。
図2は画像分類装置1による欠陥画像の分類の流れを示す図である。まず、図1に示す撮像装置2が基板9を撮像することにより検査・分類装置4の欠陥検出部41が画像データを取得する(ステップS11)。次に、欠陥検出部41が検査対象領域の欠陥検査を行い、欠陥が検出されると(ステップS12)、欠陥部分の画像(すなわち、欠陥画像)のデータが欠陥自動分類部42へと送信される。欠陥自動分類部42は欠陥画像の複数種類の特徴量を算出し(ステップS13)、欠陥画像の特徴量が欠陥自動分類部42の分類器421に入力されて分類結果が出力される。すなわち、分類器421により欠陥画像が複数のカテゴリのいずれかに分類される(ステップS14)。画像分類装置1では、欠陥検出部41にて欠陥が検出される毎に特徴量の算出がリアルタイムにて行われ、多数の欠陥画像の自動分類が高速に行われる。
次に、ホストコンピュータ5による分類器の生成について説明する。図3はホストコンピュータ5の構成を示す図である。ホストコンピュータ5は各種演算処理を行うCPU51、基本プログラムを記憶するROM52および各種情報を記憶するRAM53をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、情報記憶を行う固定ディスク54、画像等の各種情報の表示を行うディスプレイ55、作業者からの入力を受け付けるキーボード56aおよびマウス56b(以下、「入力部56」と総称する。)、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体8から情報の読み取りを行う読取装置57、並びに、画像分類装置1の他の構成との間で信号を送受信する通信部58が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
ホストコンピュータ5には、事前に読取装置57を介して記録媒体8からプログラム80が読み出されて固定ディスク54に記憶され、さらに、プログラム80はRAM53にコピーされるとともにCPU51によりRAM53内のプログラムに従って演算処理が実行される。
図4はホストコンピュータ5のCPU51、ROM52、RAM53、固定ディスク54等により実現される分類器を生成するための機能構成を示すブロック図であり、検査・分類装置4も示している。ホストコンピュータ5は分類器の学習に使用される教師データを作成する教師データ作成部61および教師データを用いて分類器を学習させる学習部62を有する。なお、これらの機能は専用の電気回路により構築されてもよく、部分的に専用の電気回路が利用されてもよい。
教師データは欠陥画像のデータ、欠陥画像の特徴量および欠陥のカテゴリを示す情報である教示信号を含み、欠陥画像の特徴量として、例えば、欠陥の面積、明度平均、周囲長、扁平度、欠陥を楕円に近似した場合の長軸の傾き等が採用される。学習部62では、教師データから読み出された欠陥画像の特徴量がホストコンピュータ5内の分類器に入力され、分類器の出力が欠陥のカテゴリを示す教示信号と同じとなるように学習が行われ、学習後の分類器421(正確には、分類器421の構造や変数の値を示す情報)が欠陥自動分類部42へと転送される。なお、欠陥画像の特徴量は教師データから省略されて学習部62にて求められてもよい。
図5はホストコンピュータ5の教師データ作成部61の機能構成を示すブロック図であり、ディスプレイ55および入力部56も示している。教師データ作成部61は、教師データを記憶する教師データ記憶部611、欠陥画像の特徴量を算出する特徴量算出部612、および、欠陥画像に付与されたカテゴリが欠陥画像が属すべきカテゴリであるか否かを判定するカテゴリ判定部613を有する。
図6は教師データ記憶部611内に記憶される情報の構造の一部を示す図である。教師データ記憶部611では、特徴量算出部612(図5参照)にて算出される欠陥画像の特徴量がその種類と共に欠陥画像のデータに関連づけられて記憶され、さらに、欠陥画像に付与されたカテゴリを示すカテゴリ番号が欠陥画像のデータに関連づけられたカテゴリ変数に記憶される。なお、初期状態ではカテゴリ変数には0が記憶されている。
図7ないし図10は欠陥画像のカテゴリを決定する際の画像分類装置1の動作の流れを示す図であり、一部に作業者の作業も破線にて示している。まず、予め準備された多数の欠陥画像を作業者が図5に示すディスプレイ55上にて観察し、欠陥画像が属すべきと判断したカテゴリを入力部56を介して教師データ作成部61に入力し、カテゴリ番号が教示信号として欠陥画像のデータに関連づけられて教師データ記憶部611内に記憶される。このように、教師データ作成部61が作業者からの入力を受け付けることにより、複数の欠陥画像が複数のカテゴリに分類される(ステップS21)。特徴量算出部612では、欠陥画像の特徴量が算出され、特徴量も欠陥画像のデータに関連づけられて教師データ記憶部611内に記憶される。
複数の欠陥画像のそれぞれの複数種類の特徴量はカテゴリ判定部613内に転送されて(または、カテゴリ判定部613が取り扱い可能なように)準備され(ステップS22)、特徴量の一の種類が選択される(ステップS23)。次に、複数のカテゴリのそれぞれに属する複数の欠陥画像の当該一の種類の特徴量の平均値および標準偏差(分散から導かれる他の値や分散の程度を示す他の値が用いられてもよく、分散自体が用いられてもよい。)が求められ(ステップS24)、複数のカテゴリのそれぞれにおいて標準偏差に基づいて(すなわち、分散に基づいて)特徴量の平均値を中心とする特徴量範囲(詳細については後述する。)が設定される(ステップS25)。
特徴量の一の種類について上記処理が終了すると、特徴量の全ての種類について複数のカテゴリに属する複数の欠陥画像の特徴量の平均値および標準偏差が求められたか否かが確認される(ステップS26)。平均値および標準偏差が求められていない種類が存在する場合には当該種類が選択され(ステップS23)、当該種類の特徴量の平均値および標準偏差が求められ(ステップS24)、標準偏差に基づいて平均値を中心とする特徴量範囲が設定される(ステップS25)。
全ての種類について特徴量範囲が設定されると、次に、一の欠陥画像に対して付与されたカテゴリの適否の判定(以下、「カテゴリ判定」という。)の処理に移行する。図11はカテゴリ判定の具体例を説明する図であり、2種類の特徴量を座標値とする特徴量空間における3つのカテゴリの特徴量の平均の位置(以下、単に「平均位置」という。)および3つの欠陥画像の位置を例示する。なお、実際には、特徴量空間は多数の特徴量の種類により定められ、この空間内に多数の欠陥画像の位置が決定され、多数のカテゴリが設定される。以下の説明では、カテゴリ判定の対象となる欠陥画像を「対象欠陥画像」と呼び、図11における横軸上の特徴量の種類を「種類x」といい、縦軸上の特徴量の種類を「種類y」という。また、3つのカテゴリに符号701〜703を付して説明する。
図11では、既述のステップS25により、特徴量の種類x,yのそれぞれにおいてカテゴリ701が付与された複数の欠陥画像の特徴量の平均値および標準偏差に基づいて特徴量範囲Ex1,Ey1が設定されている。具体的には、種類xの特徴量範囲Ex1は、カテゴリ701の平均位置7011の横軸上の成分である種類xの平均値μx1を中心として(μx1−3σx1)以上(μx1+3σx1)以下の範囲とされる。ただし、σx1は種類xの特徴量の標準偏差であり、以下では、特徴量範囲Ex1を括弧内に最小値および最大値を示して(μx1−3σx1、μx1+3σx1)と表現する(他の特徴量範囲も同様)。種類yの特徴量範囲Ey1は、平均位置7011の縦軸上の成分である種類yの平均値μy1を中心として(μy1−3σy1、μy1+3σy1)とされる。ただし、σy1は種類yの特徴量の標準偏差である。
カテゴリ702の特徴量範囲Ex2,Ey2およびカテゴリ703の特徴量範囲Ex3,Ey3も同様に設定されており、カテゴリ702の特徴量範囲Ex2,Ey2はそれぞれ平均位置7021を示す平均値μx2、μy2、および、種類x,yの特徴量の標準偏差σx2、σy2を用いて(μx2−3σx2、μx2+3σx2)、(μy2−3σy2、μy2+3σy2)とされる。また、カテゴリ703の特徴量範囲Ex3,Ey3はそれぞれ平均位置7031を示す平均値μx3、μy3、および、種類x,yの特徴量の標準偏差σx3、σy3を用いて(μx3−3σx3、μx3+3σx3)、(μy3−3σy3、μy3+3σy3)とされる。
以下の説明では、カテゴリ判定の前に作業者により図11に示す対象欠陥画像71にカテゴリ701が付与され、対象欠陥画像72には誤ってカテゴリ701が付与されているものとする。また、対象欠陥画像73にはカテゴリ703が付与されるが、対象欠陥画像73はいずれのカテゴリ701〜703の平均位置7011〜7031からも大きく外れている。
カテゴリ判定では、まず、対象欠陥画像71が選択され(図8:ステップS31)、種類xが選択され(ステップS32)、対象欠陥画像71の種類xの特徴量Ux1が、カテゴリ701の特徴量範囲Ex1、カテゴリ702の特徴量範囲Ex2およびカテゴリ703の特徴量範囲Ex3にそれぞれ含まれるか否かが判定される。図11に示すように、特徴量Ux1はカテゴリ701の特徴量範囲Ex1にのみ含まれるためカテゴリ701に1票が投票される(ステップS33)。すなわち、図5に示すカテゴリ判定部613には予めカテゴリ毎に投票用の変数が割り当てられており、カテゴリ701の変数に1が加算される。なお、変数は初期状態では0とされる。また、特徴量Ux1はカテゴリ702,703の特徴量範囲Ex2,Ex3に含まれないためカテゴリ702,703に対して投票は行われない。
続いて、種類yが選択され(ステップS34,S32)、対象欠陥画像71の種類yの特徴量Uy1が、カテゴリ701〜703の特徴量範囲Ey1〜Ey3にそれぞれ含まれるか否かが判定される。特徴量Uy1はカテゴリ701の特徴量範囲Ey1にのみ含まれるためカテゴリ701に1票が投票される(ステップS33)。
以上の投票により、カテゴリ701の得票数が2となり、カテゴリ702,703の得票数が0となり、カテゴリ701が得票数の最も多いカテゴリ(以下、「1位のカテゴリ」という。)となる。既述のように対象欠陥画像71に付与されたカテゴリはカテゴリ701であることから1位のカテゴリに一致し、対象欠陥画像に付与されたカテゴリは正しいと判定される(ステップS41,S42)(ステップS41については後述する。)。
次に、ステップS53によりステップS31に戻って対象欠陥画像72が選択されると、種類xが選択され(ステップS32)、対象欠陥画像72の種類xの特徴量Ux2がカテゴリ701〜703の特徴量範囲Ex1〜Ex3のうち特徴量範囲Ex2にのみ含まれると判定され、カテゴリ702に1票が投票される(ステップS33)。続いて、種類yが選択され(ステップS34,S32)、対象欠陥画像72の種類yの特徴量Uy2はカテゴリ701〜703の特徴量範囲Ey1〜Ey3のうち特徴量範囲Ey2にのみ含まれると判定され、カテゴリ702に1票が投票される(ステップS33)。
以上の投票により、カテゴリ702の得票数が2となり、カテゴリ701,703の得票数が0となる。これにより、1位のカテゴリはカテゴリ702となるが、既述のように、対象欠陥画像72に付与されたカテゴリはカテゴリ701であることから、1位のカテゴリと対象欠陥画像72が属するカテゴリとが異なる、すなわち、付与されたカテゴリが誤りであると判定される(ステップS41,S42)。ディスプレイ55には1位のカテゴリと属するカテゴリとが異なる旨が出力され(ステップS43)、対象欠陥画像72に付与されるべき推奨カテゴリとして1位のカテゴリ702もディスプレイ55に出力される。
その後、作業者は対象欠陥画像72のカテゴリをカテゴリ702に変更するか否かを判断し(ステップS44)、カテゴリを変更する場合には図5に示す入力部56を介して変更が受け付けられ(ステップS45)、図6に示す教師データ記憶部611のカテゴリ変数にカテゴリ701を示すカテゴリ番号に代えてカテゴリ702を示すカテゴリ番号が記憶される。一方、カテゴリが変更されない場合には、作業者が対象欠陥画像72を教師データから除外するか否かを判断し(ステップS51)、対象欠陥画像72が除外される場合は、入力部56を介して対象欠陥画像72の除外が受け付けられ(ステップS52)、教師データ記憶部611から対象欠陥画像72のデータや特徴量等が削除される。
次に、図11に示す対象欠陥画像73が選択されると(ステップS53,S31)、種類xが選択され(ステップS32)、対象欠陥画像73の特徴量Ux3は、カテゴリ701〜703の特徴量範囲Ex1〜Ex3のうち特徴量範囲Ex2にのみ含まれると判定され、カテゴリ702に1票が投票される(ステップS33)。続いて、種類yが選択され(ステップS34,S32)、対象欠陥画像73の特徴量Uy3はカテゴリ701〜703の特徴量範囲Ey1〜Ey3のうち特徴量範囲Ey3にのみ含まれると判定され、カテゴリ703に1票が投票される(ステップS33)。
以上の投票により、カテゴリ702,703の得票数がそれぞれ1となり、カテゴリ701の得票数が0となる。対象欠陥画像73はいずれのカテゴリに属すべきかが不明であるため、対象欠陥画像73は教師データの利用に不適切な画像であると判定され(ステップS41)、対象欠陥画像73が不適切な画像である旨が図5に示すディスプレイ55に出力される(ステップS46)。この場合、1位のカテゴリと対象欠陥画像に付与されたカテゴリとの異同の判定(ステップS42)は行われない。
作業者は対象欠陥画像を教師データから除外するか否かを判断し(ステップS51)、対象欠陥画像73が除外される場合は、図5に示す入力部56を介して対象欠陥画像73の除外が受け付けられ(ステップS52)、教師データ記憶部611から対象欠陥画像73のデータや特徴量等が削除される。
以上、カテゴリ判定の具体例について説明したが、次に、特徴量の種類の数がp、カテゴリの数がqである特徴量空間における画像分類装置1の図7ないし図10に示す動作について説明する。作業者により欠陥画像にカテゴリが付与されると(ステップS21)、まず、特徴量の一の種類が選択され、各カテゴリにおいて特徴量の平均値および標準偏差が求められるとともに特徴量範囲が設定され(ステップS23〜S25)、これらの処理が特徴量の全種類について行われる(ステップS26)。すなわち、カテゴリC(iは1〜qの任意の整数)の各種類の特徴量の平均値を成分とする平均値ベクトルμ=(μi1、μi2、…、μip)および各種類の特徴量の標準偏差を成分とする標準偏差ベクトルσ=(σi1、σi2、…、σip)が求められ、これらに基づいて特徴量の種類毎の特徴量範囲(μik−3σik、μik+3σik)が設定される。ただし、kは1〜pの任意の整数である。
次に、複数の欠陥画像から一の欠陥画像が対象欠陥画像として選択され、特徴量の一の種類が選択される(ステップS31,S32)。そして、対象欠陥画像の各特徴量を成分とする特徴量ベクトルU=(U、U、…、U)のうち当該一の種類の特徴量Uが、カテゴリCの当該一の種類の特徴量範囲(μik−3σik、μik+3σik)に含まれる場合、カテゴリCに1票が投票される(ステップS33)。
図5に示すカテゴリ判定部613では、カテゴリへの投票が対象欠陥画像の特徴量の全ての種類に対して行われたか否かが確認され(ステップS34)、投票が行われていない特徴量の種類が存在する場合には、種類が変更されてステップS33が行われる。特徴量の全ての種類について投票が行われると、各カテゴリの得票数(1つのカテゴリが最大p票を獲得する。)を示す投票結果が得られる。
1位のカテゴリの得票数と得票数が2番目に多いカテゴリ(以下、「2位のカテゴリ」という。)の得票数との差が所定値、例えば、総投票数の10%よりも大きいか否かが確認され(ステップS41)、差が所定値より大きい場合には1位のカテゴリと対象欠陥画像に付与されたカテゴリとが同じか否かが確認される(ステップS42)。対象欠陥画像に付与されたカテゴリと1位のカテゴリとが同じであるときは、対象欠陥画像に付与されたカテゴリが正しいと判定される。
また、1位のカテゴリと対象欠陥画像が属するカテゴリとが異なるときは、対象欠陥画像に付与されたカテゴリは誤りと判定され、1位のカテゴリと対象欠陥画像が属するカテゴリとが異なる旨および1位のカテゴリを示す情報が図5に示すディスプレイ55に出力される(ステップS43)。その後、カテゴリを変更する処理(ステップS44,S45)、または、対象欠陥画像を教師データから除外する処理(ステップS51,S52)が行われる。これにより、作業者による曖昧なカテゴリの付与が防止されて各カテゴリに矛盾した欠陥画像が含まれなくなるため、教師データの質の低下が防止される。
一方、ステップS41において1位のカテゴリの得票数と2位のカテゴリの得票数との差が所定値以下である場合、対象欠陥画像が教師データに利用されることが不適切な画像であると判定され、その旨がディスプレイ55に出力される(ステップS46)。これにより、不適切な画像を教師データから除外することが可能となり(ステップS51,S52)、教師データの質の低下が防止される。なお、対象欠陥画像に付与されるべき推奨カテゴリとして1位のカテゴリがディスプレイ55に出力されることが好ましい。以下の説明では、カテゴリ判定部613による対象欠陥画像が教師データに利用されることが不適切な画像である旨の判定結果、および、対象欠陥画像に付与されたカテゴリが正しい、または、誤りである旨の判定結果をまとめて「判定結果」という。
1つの対象欠陥画像に対してカテゴリ判定が終了すると、カテゴリ判定が行われていない欠陥画像が存在するか否かが確認され(ステップS53)、存在する場合には、対象欠陥画像を変更して新たな対象欠陥画像に対して既述のステップS31〜S34,S41〜S46,S51,S52が行われる。すなわち、複数の欠陥画像の全てに対して判定結果が得られるまで、対象欠陥画像を未判定の他の欠陥画像に変更しつつステップS32〜S34,S41,S42が繰り返されるとともに、作業者による対象欠陥画像のカテゴリの変更(ステップS44,S45)および作業者による欠陥画像を教師データから除外する入力が適宜受け付けられる(ステップS51,S52)。
教師データに利用される欠陥画像のカテゴリが確定されると、教師データが学習部62に転送され、学習部62にて教師データを用いて分類器の学習が行われる(ステップS54)。すなわち、分類器(図4参照)を構成する変数が決定されたり、構造が決定されて分類器が生成される。画像分類装置1では教師データの作成が適切に支援されて教師データの質の低下が防止されることから、分類器は高い分類性能を有する。
以上、画像分類装置1の構成および動作について説明したが、画像分類装置1では、特徴量の種類毎におけるカテゴリへの投票により対象欠陥画像のカテゴリ判定が行われるため、例えば、特徴量空間においてマハラノビス距離(ユークリッド距離を正規化した距離)を利用して対象欠陥画像のカテゴリを判定する場合に比べて、2乗演算等の煩雑な計算が不要とされる。これにより、欠陥画像のカテゴリの判定が高速に行われる。
また、マハラノビス距離が利用される場合は、分散分析(いわゆる、ANOVA(analysis of variance))等により不必要な特徴量の種類を排除する処理等が必要となるが、画像分類装置1では、投票が行われなかったカテゴリにはその種類の特徴量の影響が全く及ばず、特徴量の種類毎に独立して計算が行われることとなるため、マハラノビス距離を求める場合のような煩雑な処理が不要となる。
図12は欠陥画像のカテゴリを決定する際の画像分類装置1の他の動作の流れを示す図である。画像分類装置1では、各カテゴリの特徴量の種類毎に求められた特徴量範囲に基づいて全ての欠陥画像に対してカテゴリ判定の処理が行われると、全てのカテゴリの全種類の特徴量の特徴量範囲が変更されて、再度、カテゴリ判定の処理が行われる。図12における特徴量範囲の設定(ステップS61)は図7に示すステップS23〜S26と同様であり、カテゴリ判定(ステップS62)は図8ないし図10に示すステップS31〜S34,S41〜S46,S51〜S53と同様である。
まず、各カテゴリにおいて特徴量の全種類について特徴量範囲が設定され(ステップS61)、複数の欠陥画像の全てに対して判定結果が得られるまで、対象欠陥画像を未判定の他の欠陥画像に変更しつつステップS32〜S34,S41,S42が繰り返される(ステップS61)。
このとき、既述のように、ステップS41において1位のカテゴリの得票数と2位のカテゴリの得票数との差が所定値より大きい場合に、欠陥画像が属するカテゴリが1位のカテゴリと同じであると、付与されたカテゴリが正しいとの判定結果が得られ(ステップS42)、異なると付与されたカテゴリが誤り、すなわち、欠陥画像が付与されたカテゴリに対して異質な画像(以下、単に「異質画像」という。)であるとの判定結果が得られる(ステップS42,S43)。また、1位のカテゴリの得票数と2位のカテゴリの得票数との差が所定値以下である場合(ステップS41)、欠陥画像が教師データに利用されることが不適切な画像(以下、単に「不適切画像」という。)であるとの判定結果が得られる(ステップS46)。既述のように、教師データ作成部61では、作業者による異質画像および不適切画像を教師データから除外する入力が適宜受け付けられる(ステップS51,S52)。
次に、付与されたカテゴリが正しいと判定された欠陥画像に対して、再度、カテゴリ判定を行うか否かが確認される(ステップS63)。ステップS63は、教師データ作成部61が、カテゴリの再判定が所定回数行われたか確認するステップであるが、ステップS63における再判定の確認は作業者により行われてもよい。カテゴリ判定が行われる場合は、各カテゴリに属する複数の欠陥画像の全種類の特徴量の平均値および標準偏差が求められ、標準偏差に基づいて特徴量の平均値を中心とする全種類の特徴量範囲が再設定される(ステップS61)。そして、複数の欠陥画像に対してカテゴリ判定が行われ(ステップS62)、再設定された特徴量範囲に基づいて、欠陥画像に付与されたカテゴリが正しい、もしくは、誤り(異質画像)、または、教師データに利用されることが不適切(不適切画像)である旨を示す判定結果が得られる。
特徴量範囲の設定および欠陥画像のカテゴリ判定は、異質画像および不適切画像とされた欠陥画像を除外しつつ一定回数繰り返され(ステップS61〜S63)、上記ステップS61,S62が繰り返される毎に各カテゴリにおいてより典型的な欠陥画像のみが残される。その後、教師データが学習部62(図5参照)に転送されて分類器の学習が行われる(ステップS64)。
画像分類装置1では、各カテゴリに属する欠陥画像をより典型的なものとすることにより、適切な教師データを作成することができる。作業者は最終的に残された典型的な欠陥画像や上記処理が繰り返される際に除外された異質画像から誤ったカテゴリが付与される欠陥画像の傾向を発見することができ、さらに、異質画像および不適切画像に基づいて新たなカテゴリを設定することも可能とされる。
画像分類装置1では、対象欠陥画像が不適切画像であるか否かを判定する処理(図9:ステップS41,S46)が省略されてもよい(再判定が行われない場合も同様)。この場合、複数の欠陥画像の全てに対して判定結果が得られるまで、対象欠陥画像をカテゴリが未判定の他の欠陥画像に変更しつつ特徴量範囲に基づいてカテゴリ判定が繰り返され(ステップS62)、全ての欠陥画像に対してカテゴリ判定が行われると、異質画像が複数の欠陥画像から除外され、再度、特徴量範囲の設定およびカテゴリ判定が行われる(ステップS61,S62)。特徴量範囲の設定およびカテゴリ判定は、異質画像が複数の欠陥画像から除外されつつ一定回数繰り返され(ステップS61〜S63)、これにより、各カテゴリにおいて典型的な欠陥画像のみが残され、適切な教師データが作成される。
また、画像分類装置1では、異質画像であると判定された全ての対象欠陥画像は、カテゴリを変更する処理(図9:ステップS44,S45)、および、作業者による対象欠陥画像を教師データから除外するか否かの判断(図10:ステップS51)が行われることなく除外されてもよい。同様に、不適切画像であると判定された全ての対象欠陥画像も、作業者による対象欠陥画像を教師データから除外するか否かの判断(ステップS51)が行われることなく除外されてもよい。
図13は、図7ないし図10に示す画像分類装置1の動作の流れのステップS46およびステップS44とステップS51との間に追加される作業者の作業および画像分類装置1の動作を示す図である。なお、作業者の作業を破線にて示している。
画像分類装置1では、図9に示すステップS41において1位のカテゴリの得票数と2位のカテゴリの得票数との差が所定値以下であることにより対象欠陥画像が不適切画像であると判定されてその旨が図5に示すディスプレイ55に出力されると(ステップS46)、作業者により各カテゴリにおける各種類の特徴量の特徴量範囲を狭めて再投票を行うか否かが判断される(図13:ステップS71)。また、ステップS42において1位のカテゴリと対象欠陥画像に付与されているカテゴリとが異なることにより対象欠陥画像が異質画像であると判定され、さらに対象欠陥画像のカテゴリを変更しないと判断された場合にも(ステップS44)、作業者により各カテゴリにおける各種類の特徴量の特徴量範囲を狭めて再投票を行うか否かが判断される(ステップS71)。
特徴量範囲を狭めない場合には、既述のステップS51へと移行し、対象欠陥画像を教師データから除外するか否かが作業者により判断される。特徴量範囲を狭める場合には、特徴量の標準偏差に基づいて特徴量の平均値を中心とする新たな特徴量範囲が一時的に設定される(ステップS72)。例えば、一の種類の特徴量の平均値をμ、標準偏差をσとして特徴量範囲が(μ−3σ、μ+3σ)から(μ−2σ、μ+2σ)に狭められる。
そして、図8に示すステップS32に戻り、特徴量の種類毎に狭められた特徴量範囲に基づいてカテゴリへの投票が行われる(ステップS33)。特徴量の全種類について投票が行われると(ステップS34)、1位のカテゴリの得票数と2位のカテゴリの得票数との差が所定値以下である場合は、判定結果は対象欠陥画像が教師データに利用されることが不適切(すなわち、対象欠陥画像が不適切画像)であるとされる(図9:ステップS41,S46)。また、得票数の差が所定値より大きい場合は、1位のカテゴリと対象欠陥画像に付与されたカテゴリの異同が判定され(ステップS42)、同じであると、判定結果は対象欠陥画像に付与されたカテゴリが正しいとされ、異なると、対象欠陥画像に付与されたカテゴリが誤り(すなわち、対象欠陥画像が異質画像)とされる(ステップS43)。
その後、ステップS71,S72を実行することなく不適切画像である対象欠陥画像に対しては、対象欠陥画像を教師データから除外する処理(ステップS51,S52)が行われ、異質画像である対象欠陥画像に対しては、カテゴリを変更する処理(ステップS44,S45)、または、対象欠陥画像を教師データから除外する処理(図10:ステップS51,S52)のいずれかが行われる。ステップS53にて対象欠陥画像が他の欠陥画像に変更された後は、特徴量範囲は最初の範囲に戻される。なお、対象欠陥画像が不適切画像または異質画像であると判定された場合、さらに特徴量範囲が狭められてカテゴリ判定が行われてもよい(ステップS71,S72)。
1回目のカテゴリ判定にて対象欠陥画像が異質画像と判定された場合、特徴量範囲を狭めて行われる2回目のカテゴリ判定では、多くの場合、対象欠陥画像が異質画像または不適切画像と判定されるが、付与されたカテゴリが実は正しかったという判定がなされる場合もある。このような判定結果は、例えば、付与されているカテゴリに属する欠陥画像の特徴量の分散が小さく、かつ、1回目の投票における1位のカテゴリに属する欠陥画像の特徴量の分散が大きい場合に生じ得る。1回目のカテゴリ判定にて対象欠陥画像が異質画像であると判定され、2回目のカテゴリ判定にて対象欠陥画像に付与されているカテゴリが正しいと判定された場合は、対象欠陥画像は教示に不適切な不適切画像として扱われてもよく、この場合は、ステップS42またはステップS43の後にステップS46へと移行して対象欠陥画像が不適切画像である旨が表示され、さらにステップS51へと移行して対象欠陥画像を教師データから除外するか否かが確認される。
また、1回目のカテゴリ判定にて対象欠陥画像が異質画像と判定され、特徴量範囲を狭めて行われる2回目のカテゴリ判定においても対象欠陥画像が異質画像と判定された場合は、1回目の投票結果と2回目の投票結果とがディスプレイ55に表示されることが好ましい。これにより、対象欠陥画像が、付与されているカテゴリに対してどれだけ異質なものであるかということを作業者が把握することができる。
以上のように、画像分類装置1では、不適切画像および異質画像に対して特徴量範囲を狭めてカテゴリ判定が繰り返されるため、教師データに利用される欠陥画像のカテゴリの適否が精度よく判定される。なお、画像分類装置1では、作業者による特徴量範囲を狭めるか否かの判断(ステップS71)が省略され、特徴量範囲を狭めるカテゴリ再判定が一定回数繰り返されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、各カテゴリの種類毎の特徴量範囲において特徴量の平均値がその中心とされたが、特徴量が最も密集する位置の値や特徴量の最大値と最小値との間の中央である中央値等の特徴量の代表値が中心とされてもよい。さらに、代表値を含むのであれば所定の条件に従って代表値が中心から僅かにずれるように特徴量範囲が設定されてもよい。また、画像分類装置1では、特徴量範囲の設定(図7:ステップS25)や対象欠陥画像の選択(図8:ステップS31)等が作業者により行われてもよい。
上記実施の形態では、複数の欠陥画像の全てに対してカテゴリ判定が行われた後に、異質画像であると判定された対象欠陥画像に対してカテゴリを変更する処理(図9:ステップS44,S45)、または、対象欠陥画像を教師データから除外する処理(図10:ステップS51,S52)が行われてもよい。同様に、複数の欠陥画像の全てに対してカテゴリ判定が行われた後に、不適切画像であると判定された対象欠陥画像を教師データから除外する処理(ステップS51,S52)が行われてもよい。
また、図13に示す画像分類装置1の他の動作では、複数の欠陥画像の全てに対してカテゴリの判定が行われた後に、不適切画像および異質画像の再度のカテゴリ判定が行われてもよい。
上記実施の形態では、作業者により欠陥画像にカテゴリが付与されたが、未完成の分類器や他の方式の分類器を用いる等の予め定められた方法により複数の欠陥画像の複数のカテゴリへの分類が行われてもよい。この場合であっても、カテゴリ判定の処理により教師データの質が向上されるため、最終的に生成される分類器の分類性能が向上される。
上記実施の形態では、教師データに利用される多数の欠陥画像の特徴量が検査・分類装置4にて算出され、ホストコンピュータ5が検査・分類装置4から特徴量を取得してもよい。また、教師データからは欠陥画像のデータが省略されてもよく、この場合、欠陥画像を特定する変数が教師データに設けられる。さらに、教師データから特徴量が省略され、学習部62において教師データの欠陥画像のデータに基づいて特徴量が求められてもよい。
上記実施の形態では、半導体基板に代えてガラス基板、プリント配線基板あるいは基板の露光に使用するマスク基板等の検査が行われてもよい。
画像分類装置の構成を示す図である。 欠陥画像の分類の流れを示す図である。 ホストコンピュータの構成を示す図である。 ホストコンピュータの機能構成を示す図である。 教師データ作成部の機能構成を示す図である。 教師データ作成部の記憶部内に記憶される情報の構造を示す図である。 欠陥画像のカテゴリを判定する際の画像分類装置の動作の流れを示す図である。 画像分類装置の動作の流れを示す図である。 画像分類装置の動作の流れを示す図である。 画像分類装置の動作の流れを示す図である。 特徴量空間内における各カテゴリの特徴量の平均位置および対象欠陥画像の位置を例示する図である。 画像分類装置の他の動作の流れを示す図である。 画像分類装置のさらに他の動作の流れの一部を示す図である。
符号の説明
1 画像分類装置
9 基板
61 教師データ作成部
71〜73 対象欠陥画像
421 分類器
7011,7021,7031 (カテゴリにおける特徴量の)平均位置
x1,Ey1,Ex2,Ey2,Ex3,Ey3 特徴量範囲
S11〜S14,S21〜S26,S31〜S34,S41〜S46,S51〜S54,S61〜S64,S71,S72 ステップ

Claims (7)

  1. 基板上の欠陥を示す欠陥画像を分類する分類器の学習に使用される教師データの作成を支援する教師データ作成支援方法であって、
    a)複数のカテゴリに予め分類された複数の欠陥画像のそれぞれの複数種類の特徴量を準備する工程と、
    b)前記複数のカテゴリのそれぞれに属する欠陥画像の各種類の特徴量の分散に基づいて、前記特徴量の代表値を含む特徴量範囲を設定する工程と、
    c)一の欠陥画像を対象欠陥画像として選択する工程と、
    d)前記対象欠陥画像の一の種類の特徴量を前記一の種類の特徴量範囲に含むカテゴリに投票を行う工程と、
    e)前記対象欠陥画像の特徴量の全ての種類について前記d)工程を行う工程と、
    f)前記複数のカテゴリのうち得票数が最も多いカテゴリと前記対象欠陥画像が属するカテゴリとが異なる場合にその旨を出力する工程と、
    を備えることを特徴とする教師データ作成支援方法。
  2. 請求項1に記載の教師データ作成支援方法であって、
    前記f)工程において、前記得票数が最も多いカテゴリと得票数が2番目に多いカテゴリとの得票数の差が所定値以下である場合に、前記教師データへの利用に前記対象欠陥画像が不適切であると判定されることを特徴とする教師データ作成支援方法。
  3. 請求項2に記載の教師データ作成支援方法であって、
    g)前記f)工程において前記対象欠陥画像が不適切であると判定された場合に、各種類の特徴量の特徴量範囲を狭めて前記c)ないしf)工程を繰り返す工程をさらに備えることを特徴とする教師データ作成支援方法。
  4. 請求項1に記載の教師データ作成支援方法であって、
    h)前記複数の欠陥画像の全てに対して前記f)工程が行われるまで、前記対象欠陥画像を他の欠陥画像に変更しつつ前記d)ないしf)工程を繰り返す工程と、
    i)前記f)工程において得票数が最も多いカテゴリと属するカテゴリとが異なると判定された欠陥画像を、前記複数の欠陥画像から除外して前記b)ないしf)工程を繰り返す工程と、
    をさらに備えることを特徴とする教師データ作成支援方法。
  5. 請求項2または3に記載の教師データ作成支援方法であって、
    h)前記複数の欠陥画像の全てに対して前記f)工程が行われるまで、前記対象欠陥画像を他の欠陥画像に変更しつつ前記d)ないしf)工程を繰り返す工程と、
    i)前記f)工程において得票数が最も多いカテゴリと属するカテゴリとが異なると判定された欠陥画像、および、前記教師データへの利用が不適切であると判定された欠陥画像を、前記複数の欠陥画像から除外して前記b)ないしf)工程を繰り返す工程と、
    をさらに備えることを特徴とする教師データ作成支援方法。
  6. 基板上の欠陥を示す欠陥画像を分類する画像分類方法であって、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の教師データ作成支援方法を利用して作成された教師データを用いて分類器を学習させる工程と、
    前記分類器により欠陥画像を前記複数のカテゴリのいずれかに分類する工程と、
    を備えることを特徴とする画像分類方法。
  7. 基板上の欠陥を示す欠陥画像を分類する画像分類装置であって、
    欠陥画像を分類する分類器の学習に使用される教師データを作成する教師データ作成部と、
    欠陥画像を分類する分類器と、
    を備え、
    前記教師データ作成部が、
    a)作業者からの入力を受け付けることにより、または、予め定められた方法により複数の欠陥画像を複数のカテゴリに分類する工程と、
    b)前記複数の欠陥画像のそれぞれの複数種類の特徴量を準備する工程と、
    c)前記複数のカテゴリのそれぞれに属する欠陥画像の各種類の特徴量の分散に基づいて、前記特徴量の代表値を含む特徴量範囲を設定する工程と、
    d)一の欠陥画像を対象欠陥画像として選択する工程と、
    e)前記対象欠陥画像の一の種類の特徴量を前記一の種類の特徴量範囲に含むカテゴリに投票を行う工程と、
    f)前記対象欠陥画像の特徴量の全ての種類について前記e)工程を行う工程と、
    g)前記複数のカテゴリのうち得票数が最も多いカテゴリと前記対象欠陥画像が属するカテゴリとが異なる場合にその旨を出力する工程と、
    h)前記複数の欠陥画像の全てに対して前記g)工程が行われるまで、前記対象欠陥画像を他の欠陥画像に変更しつつ前記e)ないしg)工程を繰り返す工程と、
    i)前記作業者からいずれかの欠陥画像を前記教師データから除外する入力を受け付ける工程と、
    を実行することを特徴とする画像分類装置。
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