JP5074834B2 - 音声・映像同期方法、音声・映像同期システム及び音声・映像受信端末 - Google Patents

音声・映像同期方法、音声・映像同期システム及び音声・映像受信端末 Download PDF

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本発明は音声・映像同期方法、音声・映像同期システム及び音声・映像受信端末に関し、例えば、テレビ電話システムやテレビ会議システムに適用し得るものである。
音声と映像の同期をとる転送制御方法として、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の方法は、AV機能を持った端末において、送信する側は、取り込んだ音声と映像を別々にパケット化すると共に、一定の間隔でユニークに識別可能なマークを、音声と映像のそれぞれのパケットに同じように付与して送信するものであった。
特開平7−50818号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、送信側にて、音声及び映像パケットへ識別可能なマークを付与し、受信側にて、それら識別可能なマークを認識することにより、同期を実現するものであり、送信側及び受信側の双方に同期のための特殊な構成、機能を盛り込む必要がある。ここで、このような機能をソフトウェアで実現する場合には、結果として、特殊な機能を盛り込むことにより、送信側及び受信側の双方で、ソフトウェアの大きな処理負荷となる可能性もある。
そのため、受信側における音声及び映像の同期確立を簡易に実現できる音声・映像同期方法、音声・映像同期システム及び音声・映像受信端末が望まれている。
第1の本発明は、音声・映像送信端末が音声・映像受信端末への音声信号及び映像信号を並行的にネットワークに送信し、上記音声・映像受信端末が、上記音声・映像送信端末からの音声信号及び映像信号を同期化させる音声・映像同期システムにおいて、(1)上記音声・映像送信端末は、(1−1)自己が有するローカル時計の時刻を含む音声についての音声ローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声ローカル時刻通知信号送信手段と、(1−2)ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む音声についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声調停済時刻通知信号送信手段と、(1−3)自己が有するローカル時計の時刻を含む映像についてのローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像ローカル時刻通知信号送信手段と、(1−4)ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む映像についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像調停済時刻通知信号送信手段とを備え、(2)上記音声・映像受信端末は、(2−1)上記音声調停済時刻通知信号が与えられたときに、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計での受信時刻と、その通知信号での時刻と、上記音声ローカル時刻通知信号の当該音声・映像受信端末での再生タイミングに基づいて得た音声についての処理待ち時間とから、映像についてのオフセット時間を得る映像オフセット時間取得手段と、(2−2)上記映像調停済時刻通知信号が与えられたときに、自己が有する上記調停済時計での受信時刻を上記オフセット時間分だけ修正すると共に、上記映像ローカル時刻通知信号が与えられたときに、自己が有するローカル時計の時刻を、その通知信号での時刻に修正する映像時刻修正手段と、(2−3)記映像時刻修正手段が修正した2種類の時刻に基づいて、上記音声・映像送信端末が送信した映像信号を上記音声・映像送信端末が送信した音声信号に同期化させる処理を行う映像処理手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明は、音声・映像送信端末が音声・映像受信端末への音声信号及び映像信号を並行的にネットワークに送信し、上記音声・映像受信端末が、上記音声・映像送信端末からの音声信号及び映像信号を同期化させる音声・映像同期方法において、(1)上記音声・映像送信端末は、音声ローカル時刻通知信号送信手段、音声調停済時刻通知信号送信手段、映像ローカル時刻通知信号送信手段及び映像調停済時刻通知信号送信手段を備え、(1−1)上記音声ローカル時刻通知信号送信手段は、自己が有するローカル時計の時刻を含む音声についての音声ローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信し、(1−2)上記音声調停済時刻通知信号送信手段は、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む音声についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信し、(1−3)上記映像ローカル時刻通知信号送信手段は、自己が有するローカル時計の時刻を含む映像についてのローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信し、(1−4)上記映像調停済時刻通知信号送信手段は、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む映像についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信すると共に、(2)上記音声・映像受信端末は、映像オフセット時間取得手段、映像時刻修正手段及び映像処理手段を備え、(2−1)上記映像オフセット時間取得手段は、上記音声調停済時刻通知信号が与えられたときに、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計での受信時刻と、その通知信号での時刻と、上記音声ローカル時刻通知信号の当該音声・映像受信端末での再生タイミングに基づいて得た音声についての処理待ち時間とから、映像についてのオフセット時間を得、(2−2)上記映像時刻修正手段は、上記映像調停済時刻通知信号が与えられたときに、自己が有する上記調停済時計での受信時刻を上記オフセット時間分だけ修正すると共に、上記映像ローカル時刻通知信号が与えられたときに、自己が有するローカル時計の時刻を、その通知信号での時刻に修正し、(2−3)上記映像処理手段は、上記映像時刻修正手段が修正した2種類の時刻に基づいて、上記音声・映像送信端末が送信した映像信号を上記音声・映像送信端末が送信した音声信号に同期化させる処理を行うことを特徴とする。
第3の本発明は、音声・映像送信端末が並行的にネットワークに送信した音声信号及び映像信号が与えられ、上記音声・映像送信端末からの音声信号及び映像信号を同期化させる音声・映像受信端末において、(1)対向する上記音声・映像送信端末が、(1−1)自己が有するローカル時計の時刻を含む音声についての音声ローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声ローカル時刻通知信号送信手段と、(1−2)ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む音声についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声調停済時刻通知信号送信手段と、(1−3)自己が有するローカル時計の時刻を含む映像についてのローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像ローカル時刻通知信号送信手段と、(1−4)ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む映像についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像調停済時刻通知信号送信手段とを備えたものであり、(2)自端末は、(2−1)上記音声調停済時刻通知信号が与えられたときに、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計での受信時刻と、その通知信号での時刻と、上記音声ローカル時刻通知信号の当該音声・映像受信端末での再生タイミングに基づいて得た音声についての処理待ち時間とから、映像についてのオフセット時間を得る映像オフセット時間取得手段と、(2−2)上記映像調停済時刻通知信号が与えられたときに、自己が有する上記調停済時計での受信時刻を上記オフセット時間分だけ修正すると共に、上記映像ローカル時刻通知信号が与えられたときに、自己が有するローカル時計の時刻を、その通知信号での時刻に修正する映像時刻修正手段と、(2−3)上記映像時刻修正手段が修正した2種類の時刻に基づいて、上記音声・映像送信端末が送信した映像信号を上記音声・映像送信端末が送信した音声信号に同期化させる処理を行う映像処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信側における音声及び映像の同期確立を簡易に実現できる音声・映像同期方法、音声・映像同期システム及び音声・映像受信端末を提供できる。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による音声・映像同期方法及び音声・映像同期システムを、テレビ電話システムに適用した一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)実施形態の構成
この実施形態のテレビ電話システム1は、図2に示すように、2台のテレビ電話端末2A及び2Bが、IP網3を介して、音声信号及び映像信号を授受するものである。音声信号及び映像信号は、別個のパケットによって授受され、何らの対策がなされないと仮定した場合には、音声及び映像の同期がとれないシステムを前提としている。
この実施形態の場合、音声信号についても映像信号についても、端末2A及び2B間にて、音声及び映像用のUDP(User Datagram Protocol)セッションをオープンし、それぞれに対応するRTP(Real−Time Transport Protocol)/RTCP(RTP Control Protocol)パケットを送受信するようになされている。なお、RTPパケットやRTCPパケットのパケット送出間隔は、各端末2A、2Bによって異なるものである。
各テレビ電話端末2A、2Bは、専用端末として構築されたものであっても良く、また、IPテレビ電話用のソフトウェアをパソコン(PC)などに実装することで構築されたもの(IPソフトフォン)であっても良く、機能的には、図3に示す詳細構成を有する。
図3において、テレビ電話端末2(2A、2B)は、音声を捕捉するマイクロフォン10、マイクロフォン10からの音声信号を圧縮する音声圧縮部11、音声圧縮部11からの音声ストリームを送信処理するストリーミング送信部12を有すると共に、被写体を撮像するカメラ13、カメラ13からの映像信号を圧縮する映像圧縮部14、映像圧縮部14からの映像ストリームを送信処理するストリーミング送信部15を有する。例えば、音声圧縮部11、ストリーミング送信部12、映像圧縮部14及びストリーミング送信部15は、IPソフトフォンの場合には、ソフトウェアを中心として構成される。
また、テレビ電話端末2は、音声ストリームを受信処理するストリーミング受信部16、ストリーミング受信部16から出力された圧縮音声信号を解凍する音声解凍部17、音声解凍部17から出力された音声信号を発音出力するスピーカ部18を有すると共に、映像ストリームを受信処理するストリーミング受信部19、ストリーミング受信部19から出力された圧縮映像信号を解凍する映像解凍部20、映像解凍部20から出力された映像信号を表示出力するディスプレイ部21を有する。例えば、ストリーミング受信部16、音声解凍部17、ストリーミング受信部19及び映像解凍部20は、IPソフトフォンの場合には、ソフトウェアを中心として構成される。
なお、音声及び映像の圧縮方式は任意であるが、例えば、MPEG4(Moving Picture Experts Group4)を適用し得る。
さらに、テレビ電話端末2は、対向するテレビ電話端末とのセッションの確立や切断などの処理を行うシグナリング処理部22、音声や映像などのメディアやシグナリングからIPパケットを組み立てて送信するIP送信部23、到来したIPパケットを受信処理してメディアやシグナリングを取り出すIP受信部24を有する。なお、シグナリング処理部22は、例えば、セッションの確立や切断などの処理を行うSIP処理部や、ヘッダ情報などの解析するためのSDP処理部などを有する。また、周知のように、IPパケットの中にはUDPパケットを収容したものがあり、UDPパケットにはRTPパケットやRTCPパケットが適宜収容されている。
IP送信部23及びIP受信部24はそれぞれ、音声用のIPパケットと映像用のIPパケットとを別個に取り扱うものである。
この実施形態の場合、IP送信部23及びIP受信部24に関連して、RTP/RTCP通信部25が設けられている。RTP/RTCP通信部25は、図1に示すような機能的構成を有する。
RTP/RTCP通信部25は、ローカルタイマ部30、NTP(Network Time Protocol)タイマ部31、RTP/RTCP送信部32、RTP/RTCP受信・同期処理部33を有する。
ローカルタイマ部30は、他の装置などと連携しないで時刻を計時している、当該テレビ電話端末2における独自のタイマである。NTPタイマ部31は、NTPに従って、時刻を計時しているタイマである。
RTP/RTCP送信部32は、当該テレビ電話端末2の音声や映像についてそれぞれ定まっているパケット送出間隔で、音声や映像のRTPパケットやRTCPパケットをIP送信部23に与えて送信させるものであり、RTPヘッダには、ローカルタイマ部30の計時時刻によるRTPタイムスタンプを挿入し、RTCPヘッダには、ローカルタイマ部30の計時時刻によるRTPタイムスタンプ及びNTPタイマ部31の計時時刻によるNTPタイムスタンプを挿入するものである(このような挿入動作は、RFCに準拠した動作である)。
RTP/RTCP受信・同期処理部33は、S1処理部33−1〜S5処理部33−5を備え、対向するテレビ電話端末から到来したRTPパケットやRTCPパケットをスタックしながら、それらRTPパケットやRTCPパケットに基づいて(RTPパケットやRTCPパケットを解析して)、映像及び音声を同期化させるものである。例えば、音声解凍部17及び映像解凍部20から出力される音声信号及び映像信号を同期化させるものである。
映像及び音声の同期化は、後述する動作説明で明らかにするが、この実施形態の場合、音声を基準に、映像を同期化させている。映像信号についてはフレーム間符号化が適応的になされ、その圧縮後のデータ量の変化が大きい(言い換えるとジッタが大きい)が、音声信号の場合には、圧縮後のデータ量が固定の圧縮方式が適用されていることが多く、ジッタの変化が少ないため、音声を基準とすることとした。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態のテレビ電話システム1の動作、特に、受信側における音声と映像とを同期化させる動作(実施形態の音声・映像同期方法)を、図4を参照しながら詳述する。図4は、S1処理部33−1〜S5処理部33−5の処理をそれぞれ示す説明図である。テレビ電話システム1では、2つのテレビ電話端末2A及び2B間で双方向通信が実行されるが、以下では、テレビ電話端末2Aが送信側、テレビ電話端末2Bが受信側として説明する。
送信側のテレビ電話端末2Aは、上述したように、当該テレビ電話端末2Aについて定まっている、音声及び映像のそれぞれのパケット送出間隔で、音声や映像のRTPパケットやRTCPパケットを送信させる。この送信の際、RTPヘッダにはRTPタイムスタンプを挿入し、RTCPヘッダにはRTPタイムスタンプ及びNTPタイムスタンプを挿入する。
(処理S1)
テレビ電話端末2BのS1処理部33−1は、音声に係るRTCPパケットを受信した場合には、定義された共通関数などを使用し、当該テレビ電話端末2Bが受信した時刻LOCAL_NTP_Aを求める。この受信時刻LOCAL_NTP_Aは、NTPを適用したものであるので、概ね正確なものである。
(処理S2)
テレビ電話端末2BのS2処理部33−2は、処理S1を起動させたRTCPパケット受信時における音声処理部(ストリーミング受信部16及び音声解凍部17)の内部の処理待ちバッファを確認し、当該RTCPパケットヘッダ内のRTPタイムスタンプに対応するRTPパケットが、どのタイミングで再生されるのかを計算する。すなわち、RTPタイムスタンプに対応するRTPパケットの処理待ち時間Queue_Aを計算する。
(処理S3)
テレビ電話端末2BのS3処理部33−3は、処理S1及びS2で得られた2つのパラメータLOCAL_NTP_A、Queue_Aと、受信したRTCPパケット内のNTPタイムスタンプREMOTE_NTP_Aとから、(1)式に示す時刻差分OFFSET_Aを算出する。
OFFSET_A=
LOCAL_NTP_A−REMOTE_NTP_A+Queue_A (1)
受信したRTCPパケット内のNTPタイムスタンプREMOTE_NTP_Aは、送信側のテレビ電話端末2Aが送信した時刻を表しているので、(1)式におけるLOCAL_NTP_A−REMOTE_NTP_Aの部分は、IP網3での伝搬遅延に相当する。この伝搬遅延に、受信側のテレビ電話端末2Bにおける処理待ち時間Queue_Aを加算しているので、(1)式に示す時刻差分OFFSET_Aは、送信側のテレビ電話端末2AがRTPパケットを送信してから、受信側のテレビ電話端末2BがそのRTPパケットの処理を開始するまでの時刻差を表している。
以上から明らかなように、時刻差分OFFSET_Aは、RTCPパケットを受信する毎に新しいものに更新される。
(処理S4)
テレビ電話端末2BのS4処理部33−4は、映像に係るRTCPパケットを受信した場合には、受信したRTCPヘッダ内の対向するテレビ電話端末2Aの送出時刻を表すNTPタイムスタンプREMOTE_NTP_VとRTPタイムスタンプREMOTE_RTP_Vとに対し、(2)式及び(3)式を実行し、その実行後の値を、映像処理部(ストリーミング受信部19及び映像解凍部20)に渡す。
LOCAL_NTP_V=REMOTE_NTP_V+OFFSET_A (2)
LOCAL_RTP_V=REMOTE_RTP_V (3)
(2)式に示す時刻LOCAL_NTP_Vは、音声に係るRTCPパケットが送信されてから受信側でそのRTCPパケットの処理が開始されるまでの時間差分OFFSET_Aを、送信側のテレビ電話端末2Aが映像に係るRTCPパケットを送信した時点に加算したものであり、時刻LOCAL_NTP_Vに、受信した映像に係るRTCPパケットの処理を開始すると仮定すると、送信側のテレビ電話端末2AがRTCPパケットを送信した時点から、受信側のテレビ電話端末2BがRTCPパケットの処理を開始するまでの時間が、音声と映像とで同一時間となる。
(3)式に示す時刻LOCAL_TP_Vは、受信側のテレビ電話端末2Bにおける独自タイマ(ローカルタイマ部)での時刻(受信時刻)を表しており、(3)式は、送信側のテレビ電話端末2Aにおける独自タイマ(ローカルタイマ部)での時刻(送信時刻)REMOTE_RTP_Vに、受信側のテレビ電話端末2Bにおける独自タイマでの時刻(受信時刻)をすることを意味しており、双方の独自タイマが連携されたものとなる。
(処理S5)
テレビ電話端末2BのS5処理部33−5は、(2)式及び(3)式で求められた情報に基づき、映像処理部が同期処理を行うようにさせる。映像処理部は、対応するRTPパケットと、当該テレビ電話端末2Bの時刻情報を元に、映像の再生タイミングを同期させ、これにより、音声を基準とした映像同期を実現する。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、受信側における音声及び映像の同期のために、送信側が行う処理は、RFC準拠のRTP/RTCPパケットを送信するだけで良く、既存の処理と同様である。そのため、送信側及び受信側の構成を備える端末の場合、音声及び映像の同期確立のための構成を小規模のものとすることができ、また、音声及び映像の同期確立のための処理を簡易にし得る。
また、上記実施形態によれば、受信側にて、音声、映像の解凍(デコード)処理がリンクして動作しなくても、音声を基準とした映像同期を実現することができる。
(B)他の実施形態
上記実施形態では、本発明をテレビ電話システム(ピアツーピア接続の一例)に適用したものを示したが、テレビ会議システムなどの1対多通信にも、本発明を適用でき、音声を基準とした映像同期を実現することができる。
また、上記実施形態では、映像についてのRTCPパケットやRTPパケットの処理タイミングを調整することにより、音声を基準とした映像同期を実現するものを示したが、垂直同期信号(V−SYNC)などの位相を調整して、音声を基準とした映像同期を実現するようにしても良い。
さらに、送信側から受信側へのパケットは、上記実施形態のものに限定されるものではない。例えば、RTPパケットやRTCPパケット以外でも、上記実施形態のタイムスタンプと同様な情報を授受できるのであればそのようなパケットを適用することができる。
実施形態に係るRTP/RTCP通信部の機能的構成を示すブロック図である。 実施形態に係るテレビ電話システムの概略を示すブロック図である。 実施形態に係るテレビ電話端末の機能的構成を示すブロック図である。 実施形態における同期化動作の説明図である。
符号の説明
1…テレビ電話システム、2、2A、2B…テレビ電話端末、3…IP網、23…IP送信部、24…IP受信部、25…RTP/RTCP通信部、30…ローカルタイマ部、31…NTPタイマ部、32…RTP/RTCP送信部、33…RTP/RTCP受信・同期処理部。

Claims (3)

  1. 音声・映像送信端末が音声・映像受信端末への音声信号及び映像信号を並行的にネットワークに送信し、上記音声・映像受信端末が、上記音声・映像送信端末からの音声信号及び映像信号を同期化させる音声・映像同期システムにおいて、
    上記音声・映像送信端末は、
    自己が有するローカル時計の時刻を含む音声についての音声ローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声ローカル時刻通知信号送信手段と、
    ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む音声についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声調停済時刻通知信号送信手段と、
    自己が有するローカル時計の時刻を含む映像についてのローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像ローカル時刻通知信号送信手段と、
    ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む映像についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像調停済時刻通知信号送信手段とを備え、
    上記音声・映像受信端末は、
    上記音声調停済時刻通知信号が与えられたときに、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計での受信時刻と、その通知信号での時刻と、上記音声ローカル時刻通知信号の当該音声・映像受信端末での再生タイミングに基づいて得た音声についての処理待ち時間とから、映像についてのオフセット時間を得る映像オフセット時間取得手段と、
    上記映像調停済時刻通知信号が与えられたときに、自己が有する上記調停済時計での受信時刻を上記オフセット時間分だけ修正すると共に、上記映像ローカル時刻通知信号が与えられたときに、自己が有するローカル時計の時刻を、その通知信号での時刻に修正する映像時刻修正手段と、
    上記映像時刻修正手段が修正した2種類の時刻に基づいて、上記音声・映像送信端末が送信した映像信号を、上記音声・映像送信端末が送信した音声信号に同期化させる処理を行う映像処理手段とを備える
    ことを特徴とする音声・映像同期システム。
  2. 音声・映像送信端末が音声・映像受信端末への音声信号及び映像信号を並行的にネットワークに送信し、上記音声・映像受信端末が、上記音声・映像送信端末からの音声信号及び映像信号を同期化させる音声・映像同期方法において、
    上記音声・映像送信端末は、音声ローカル時刻通知信号送信手段、音声調停済時刻通知信号送信手段、映像ローカル時刻通知信号送信手段及び映像調停済時刻通知信号送信手段を備え、
    上記音声ローカル時刻通知信号送信手段は、自己が有するローカル時計の時刻を含む音声についての音声ローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信し、
    上記音声調停済時刻通知信号送信手段は、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む音声についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信し、
    上記映像ローカル時刻通知信号送信手段は、自己が有するローカル時計の時刻を含む映像についてのローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信し、
    上記映像調停済時刻通知信号送信手段は、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む映像についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信すると共に、
    上記音声・映像受信端末は、映像オフセット時間取得手段、映像時刻修正手段及び映像処理手段を備え、
    上記映像オフセット時間取得手段は、上記音声調停済時刻通知信号が与えられたときに、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計での受信時刻と、その通知信号での時刻と、上記音声ローカル時刻通知信号の当該音声・映像受信端末での再生タイミングに基づいて得た音声についての処理待ち時間とから、映像についてのオフセット時間を得、 上記映像時刻修正手段は、上記映像調停済時刻通知信号が与えられたときに、自己が有する上記調停済時計での受信時刻を上記オフセット時間分だけ修正すると共に、上記映像ローカル時刻通知信号が与えられたときに、自己が有するローカル時計の時刻を、その通知信号での時刻に修正し、
    上記映像処理手段は、上記映像時刻修正手段が修正した2種類の時刻に基づいて、上記音声・映像送信端末が送信した映像信号を上記音声・映像送信端末が送信した音声信号に同期化させる処理を行う
    ことを特徴とする音声・映像同期方法。
  3. 音声・映像送信端末が並行的にネットワークに送信した音声信号及び映像信号が与えられ、上記音声・映像送信端末からの音声信号及び映像信号を同期化させる音声・映像受信端末において、
    対向する上記音声・映像送信端末が、
    自己が有するローカル時計の時刻を含む音声についての音声ローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声ローカル時刻通知信号送信手段と、
    ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む音声についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する音声調停済時刻通知信号送信手段と、
    自己が有するローカル時計の時刻を含む映像についてのローカル時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像ローカル時刻通知信号送信手段と、
    ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計の時刻を含む映像についての調停済時刻通知信号を上記音声・映像受信端末に向けて送信する映像調停済時刻通知信号送信手段とを備えたものであり、
    自端末は、
    上記音声調停済時刻通知信号が与えられたときに、ネットワークで調停済みの自己が有する調停済時計での受信時刻と、その通知信号での時刻と、上記音声ローカル時刻通知信号の当該音声・映像受信端末での再生タイミングに基づいて得た音声についての処理待ち時間とから、映像についてのオフセット時間を得る映像オフセット時間取得手段と、
    上記映像調停済時刻通知信号が与えられたときに、自己が有する上記調停済時計での受信時刻を上記オフセット時間分だけ修正すると共に、上記映像ローカル時刻通知信号が与えられたときに、自己が有するローカル時計の時刻を、その通知信号での時刻に修正する映像時刻修正手段と、
    上記映像時刻修正手段が修正した2種類の時刻に基づいて、上記音声・映像送信端末が送信した映像信号を上記音声・映像送信端末が送信した音声信号に同期化させる処理を行う映像処理手段とを備える
    ことを特徴とする音声・映像受信端末。
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