JP5074127B2 - ソケット - Google Patents

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Description

本発明はソケットに関する。
従来、ICパッケージや回路基板等のデバイス間の電極を電気的に接続する様々なタイプのソケットが知られている。例えば、特許文献1のソケットでは、複数のコンタクトが形成されたシートをベースプレートに載置し、その上から押圧治具本体に収容されたICパッケージを搭載する。このとき、ベースプレートとシートはピンにより所定の位置関係で組み付けられ、押圧治具はベースプレートにボルトで固定される。そして、押圧治具のカバー部材が閉じられて生じる押圧力により、コンタクトとICパッケージの電極が電気的に接続される。
特開2005−259356号公報
ところで、弾性を有するコンタクトが突出するように形成された肉薄のシートをフレームに取り付けたソケットが使われることもある。そして、ソケットを基板に載置し、その上からICパッケージを搭載したときの押圧力により弾性変形したコンタクトの上端部分と下端部分がデバイスの電極と接続される。ここで、ソケットの運搬や基板に載置するなどの取扱中にシートがフレームから脱落しないよう、シートは貼り付け等によりフレームに取り付けられている。このようなソケットでは、近年、情報処理機器の分野において小型化の要請が高まりデバイスの電極の狭ピッチ化が進みコンタクトと電極との接続に高い精度が要求されている。
しかしながら、コンタクトの精度が低下し使用不能となった場合にはシート単体ではなくソケットごと交換する必要があるため、交換費用や廃棄物の観点から問題があった。また、使用中の熱膨張等によりシートが伸びようとするが、シートとフレームとが移動不能に固定されているとその伸びが許容されずにシートに歪みを生じさせ、コンタクトと電極との安定的な接続が阻害されることがあった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、シートをフレームに接着剤等で貼り付けることなく取り付けると共に取扱中のシートの脱落を防ぐことができるソケットを提供することを主目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のソケットは、
第1デバイスを搭載すると共に第2デバイスに載置されることにより両デバイス間で対向する電極同士を電気的に接続するソケットであって、
前記電極同士を電気的に接続可能な複数のコンタクトが形成されたシートと、
該シートに形成された複数の係合部と、
前記シートの周囲を収容可能な収容部を有するフレームと、
前記収容部のうち前記シートと対向するシート対向面に形成され前記複数の係合部の各々と係合された複数の被係合部と、
を備え、
前記複数の係合部と前記複数の被係合部とが係合されることにより、前記シートは張力を付与された状態で前記フレームに取り付けられている、
ものである。
このソケットでは、シートに形成された複数の係合部とフレームの収容部のうちシート対向面に形成された複数の係合部とが係合されることにより、シートは張力を付与された状態でフレームに取り付けられている。したがって、シートをフレームに貼り付けることなく取り付けると共に取扱中のシートの脱落を防ぐことができる。
本発明のソケットにおいて、前記複数の被係合部のうち前記シートに張力を付与する一対の被係合部の一方と他方との間隔は、該一対の被係合部と係合する一対の係合部の一方と他方との間隔よりも大きくなるように形成されているものとしてもよい。こうすれば、フレームの弾性を利用して比較的容易にシートに張力を与えることができる。この場合、前記シートは、略矩形状のシートであり、前記一対の係合部は、前記矩形状のシートの対角の近傍に形成されているものとしてもよい。こうすれば、シートの対角方向に張力がかかりシートの対角方向のたるみを少なくすることができる。あるいは、前記シートは、略矩形状のシートであり、前記一対の係合部は、前記矩形状のシートの対辺の近傍に形成されているものとしてもよい。こうすれば、シートの対辺方向に張力がかかりシートの対辺方向のたるみを少なくすることができる。
本発明のソケットにおいて、前記複数の係合部は、複数の凹部であり、前記複数の被係合部は、複数の凸部であるものとしてもよい。ここで、例えば、凸部はピンや隆起であり、凹部は穴やくぼみである。こうすれば、比較的容易にシートとフレームとを係合させることができる。この場合、前記複数の凹部には、所定方向に沿って長く形成された長穴が含まれるものとしてもよい。こうすれば、フレームに所定方向の内側の向きに圧縮力を加えると、シートに張力を付与する一対の被係合部の一方と他方との間隔が、該一対の被係合部と係合する一対の係合部の一方と他方との間隔よりも小さくなって張力が打ち消されるので、容易にシートの交換をすることができる。
本発明のソケットにおいて、前記収容部は、前記シートとの周囲を前記シートの厚み方向に隙間を有するように収容可能であり、前記複数の係合部と前記複数の被係合部とは、前記フレームに対して前記シートが伸縮するのを許容するように係合されているものとしてもよい。こうすれば、使用中の熱膨張などによりシートを伸ばすような力が作用したとしても、フレームに対してシートが伸びることができるため、シートの歪みの発生を抑制することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるソケット10の構成を示す上面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、ソケット10の構成を示す下面図である。
本実施形態のソケット10は、図1に示すように、複数のコンタクト22が形成された略正方形状のシート20と、シート20が取り付けられたフレーム30とを備えたものである。
シート20は、対角線方向に沿って長方形状の角穴26が多数設けられたポリイミド製のフィルム20aとカンチレバー状のベリリウム銅製のコンタクト22とからなるものである。このシート20は、フレーム30のピン42a,42b(本発明の被係合部に相当)が挿入される長円形穴24a,24b(本発明の係合部に相当)を有している。長円形穴24a,24bは、図3に示すように、シート20の対角位置に設けられ、長径方向がコンタクト22の長手方向と一致している。なお、ポリイミドの熱膨張率は、約12ppm/Kである。また、コンタクト22は、図2に示すように、フィルム20aにカンチレバー状に支持されており、シート20の下面よりもわずかに下方に突出するように湾曲したあと自由端がシート20の上面よりも上方に大きく突出するように形成されている。この自由端がフレーム30に搭載される第1デバイス用の第1接点22aとなり、シート20の下面よりもわずかに下方に突出している部分がソケット10を載置する第2デバイス用の第2接点22bとなる。このコンタクト22は、第1接点22aが全てシート20の対角線方向の一方向を向くように、すなわち長手方向が同じ方向を向くように形成されている。なお、このコンタクト22の素材であるベリリウム銅の熱膨張率は、約17ppm/Kである。
フレーム30は、図2に示すように、第1デバイス50(図5参照)を搭載可能なマウント部32と、マウント部32の上方に形成された内壁34と、内壁34の2つの面に形成され第1デバイス50の側面と当接する複数の突起部36(図1参照)と、内壁34のうち突起部36が形成されている2つの面に対向する面に設けられ搭載された第1デバイス50の側面を押圧保持するアーム部38(図1参照)と、フレーム30の下面に設けられた段差部40(本発明の収容部に相当)と、段差部40のうちシート20と対向するシート対向面40aに形成された円柱状のピン42a,42bとを備えている。段差部40は、ソケット10が2つのデバイス間で接続されてシート20が熱膨張によりその厚みが増した場合においても、シート20の厚みを超えるように、すなわち、シート対向面40aとシート20との間又はシート20と第2デバイスとの間に常時隙間を確保するように設計されている。また、ピン42a,42bは、図3に示すように、シート20の長円形穴24a,24bの内のそれぞれ外側の位置、すなわちシート20の中心と反対側の位置に挿入されるように形成されている。また、ピン42a,42bは、長円形穴24a,24bに挿入したときの外周面の最も外側となる位置が、それぞれ挿入される長円形穴24a,24bの長径方向の外側の円弧よりもわずかに(例えば10μm/片側)外側の位置となるように設計されている。つまり、図4に示すように、互いに向かい合うピン42a,42bの外周面のうち最も外側の位置同士を結んだ距離L1が、長円形穴24a,24bの最も外側の位置同士を結んだ距離L2よりわずかに長くなるように設計されている。そのため、長円形穴24a,24bにピン42a,42bを挿入したときにシート20は張力がかかった状態でフレーム30に対して所定の初期位置に取り付けられる。なお、このフレーム30は、PPS(ポリフェニレンスルフィド)樹脂で作製され、PPS樹脂の熱膨張率は、2〜4ppm/Kである。
次に、シート20をフレーム30に取り付ける場合について図5に基づいて説明する。図5は、シート20をフレーム30に取り付ける場合の説明図であり、図5(a)が取り付け前、図5(b)が取り付け中、図5(c)が取り付け後を示している。図5(a)に示すように、シート20をソケット30に取り付ける前は、互いに向かい合うピン42a,42bの外周面のうち最も外側の位置同士を結んだ距離L1が、長円形穴24a,24bの最も外側の位置同士を結んだ距離L2よりわずかに長くなっている。このため、このままではシート20とフレーム30とを組み合わせることはできない。そこで、図5(b)に示すように、距離L1が距離L2より短くなるようにフレーム30の対角線方向の内側の向きに圧縮力を加える。そして、圧縮力を加えた状態のままピン42a,42bを長円形穴24a,24bにそれぞれ挿入してシート20をフレーム30に取り付けた後、圧縮力を解放する。圧縮力を解放すると、フレーム30は元の大きさに戻ろうとする。そのため、ピン42a,42bから長円形穴24a,24bにそれぞれ対角線方向の外側の向きに力がかかる。したがって、図5(c)に示すように、シート20は張力がかかった状態でフレーム30に取り付けられる。なお、図5(c)の状態で、再びフレーム30の対角線方向の内側の向きに圧縮力を加えると、シート20にかかっている張力が打ち消されるので、シート20をフレーム30から取り外すことができる。
次に、こうして構成されたソケット10を使用してデバイス間で対向する電極同士を電気的に接続する場合について図6に基づいて説明する。図6は、ソケット10の使用状態を示す説明図である。図6に示すように、フレーム30のマウント部32に第1デバイス50を搭載すると共にソケット10を第2デバイス60に載置することにより両デバイス50,60の間で対向する電極同士をコンタクト22を介して電気的に接続する。第1デバイス50は、例えばICパッケージであり、下面に第1電極52を備え、図示しないカバーにより上部から押圧力を受けるものである。第1電極52は、第1デバイス50の押圧力により、コンタクト22の第1接点22aと接続される。また、第1デバイス50は、動作時に熱を発生するものである。第2デバイス60は、例えばプリント基板であり、上面に第2電極62を備え、ソケット10を図示しない固定ピンにより所定位置に固定して載置するものである。第2電極62は、第1デバイス50の押圧力を受けたコンタクト22の第2接点22bと接続される。
続いて、ソケット10の使用時におけるシート20の伸縮について説明する。まず、第1デバイス50の押圧力によるシート20の伸縮について図7に基づいて説明する。図7は、第2デバイス60に載置されたソケット10に第1デバイス50を搭載する場合の拡大断面図であり、図7(a)が第1デバイス50の搭載前、図7(b)が第1デバイス50の搭載後である。図7(a)に示すように、ソケット10を第2デバイス60に載置した状態では、シート20とフレーム30との位置関係は初期位置と略同じであり、ピン42aは、長円形穴24aの内の外側、すなわちシート20の中心と反対側に位置している。次に、図7(b)に示すように、フレーム30に第1デバイス50を搭載した状態では、第1デバイス50の押圧力により、コンタクト22は第2接点22bを支点として下方にたわむと共に図中左方向に水平方向の力を受ける。このため、第2接点22bが左方向に移動すると共にシート20が左方向に伸ばされるので、ピン42aは、長円形穴24aの中央付近に相対的に移動する。なお、ピン42bは、第1デバイス50の押圧力による水平方向の力の向きの基点側に形成されているので、長円形穴24bの中で相対的に移動しない。
次に、第1デバイス50の発熱によるシート20の熱膨張について図8に基づいて説明する。図8は、ソケット10で両デバイス50,60の間を電気的に接続する場合の拡大断面図であり、図8(a)が接続開始直後、図8(b)が接続開始から長時間経過後である。図8(a)に示すように、接続を開始したばかりの状態では、第1デバイス50は発熱しておらず、シート20は熱膨張していない。一方、接続開始から長時間経過すると、第1デバイス50の温度が上昇し、シート20やフレーム30に第1デバイス50からの熱が直接又は周囲の雰囲気を介して伝わる。このときコンタクト22は、略100℃以上まで温度が上昇する。このため、シート20やフレーム30は熱膨張するが、熱膨張率が異なるので伸びは一様ではない。ここで、ポリイミド製のフィルム20aやベリリウム銅製のコンタクト22は、PPS樹脂に比べて熱膨張率が大きい。そのため、シート20は熱膨脹により中心から外側に向かって伸びるが、フレーム30の伸びはシート20に比べて非常に小さいものとなる。したがって、図8(b)に示すように、ピン42aの絶対位置はほとんど変わらず、シート20の熱膨張により、ピン42aは、長円形穴24aの内側、すなわちシート20の中心側に相対的に移動する。なお、ピン42bも同様に、相対的に移動して長円形穴24bの中央付近に移動する。つまり、長円形穴24a,24bは、伸縮許容型凹部といえる。
以上詳述した本実施形態のソケット10によれば、シート20に形成された長円形穴24a,24bとフレーム30の段差部40のうちシート対向面40aに形成されたピン42a,42bとが係合されることにより、シート20は張力を付与された状態でフレーム30に取り付けられている。したがって、シート20をフレーム30に貼り付けることなく取り付けると共に取扱中のシートの脱落を防ぐことができる。
また、シート20に張力を付与するピン42a,42bの外周面のうち最も外側の位置同士を結んだ距離L1が、長円形穴24a,24bの最も外側の位置同士を結んだ距離L2よりわずかに長くなるように設計されているので、フレーム30の弾性を利用して比較的容易にシートに張力を与えることができる。更に、シート20は、略矩形状のシートであり、長円形穴24a,24bは、矩形状のシート20の対角の近傍に形成され、シート20の対角方向に張力がかかりシート20の対角方向のたるみを少なくすることができる。
更にまた、長円形穴24a,24bとピン42a,42bとを係合させるので、比較的容易にシート20とフレーム30とを係合させることができる。そしてまた、長円形穴24a,24bは、所定方向に沿って長く形成されているので、フレーム30に所定方向の圧縮力を加えるだけで、シート20に張力を付与するピン42a,42bの外周面のうち最も外側の位置同士を結んだ距離L1が長円形穴24a,24bの最も外側の位置同士を結んだ距離L2よりも小さくなって張力が打ち消されるので、容易にシート20の交換をすることができる。
そして更に、段差部40は、シート20との周囲をシート20の厚み方向に隙間を有するように収容可能であり、ピン42a,42bと長円形穴24a,24bとは、フレーム30に対してシート20が伸縮するのを許容するように係合されているので、使用中の熱膨張などによりシート20を伸ばすような力が作用したとしても、シート20の歪みの発生を抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、2つの長円形穴24a,24bと2つのピン42a,42bを設けるものとしたが、図9に示すようにしてもよい。図9は、別の実施形態のソケット100の構成を示す下面図である。なお、説明の便宜のため、上述した実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、以下その説明を省略する。図9に示すように、もう一方の対角線方向にも長円形穴24c,24dとピン42c,42dを設けるものとしてもよい。この場合、長円形穴24c,24dが形成される方向は、長円形穴24a,24bと同じ方向(図9参照)としてもよいし、あるいは、長円形穴24a,24bと直交する方向としてもよい。前者の場合は、第1デバイス50の搭載時の押圧力によるシート20の伸縮を許容しやすく、後者の場合は、第1デバイス50の発熱によるシート20の熱膨張を許容しやすい。なお、更に複数の長円形穴とピンを設けるものとしてもよい。
上述した実施形態では、2つの長円形穴24a,24bと2つのピン42a,42bをそれぞれ対角近傍に設けるものとしたが、図10に示すようにしてもよい。図10は、別の実施形態のソケット110の構成を示す下面図である。図10に示すように、2つの長円形穴24e,24fと2つのピン42e,42fをそれぞれ対辺近傍に設けるものとしてもよい。こうすれば、シートの対辺方向に張力がかかりシートの対辺方向のたるみを少なくすることができる。なお、長円形穴とピンとをもう一方の対辺近傍に設けるものとしてもよいし、更に複数の長円形穴とピンを設けるものとしてもよい。
上述した実施形態では、シート対向面40aとシート20との間に常時隙間を確保するように設計されているものとしたが、シート対向面40aとシート20とが当接するように設計するものとしてもよい。
上述した実施形態では、長円形穴24a,24bを設けたが、ピン42a,42bがそれぞれ移動不能に嵌め込まれる形状に形成された固定穴を設けるものとしてもよい。
上述した実施形態では、コンタクト22の第1接点22aが全てシート20の対角線方向の一方向を向くように形成されているものとしたが、図11あるいは図12に示すようにしてもよい。図11は、別の実施形態のソケット120の構成を示す下面図であり、図12は、別の実施形態のソケット130の構成を示す下面図である。図11に示すように、境界線BLによって分けられた二つの領域のコンタクト22の第1接点22aが互いに向かい合うように配置してもよいし、あるいは、図12に示すように、境界線BLによって分けられた二つの領域のコンタクト22の第1接点22aが互いに反対方向を向くように配置してもよい。
上述した実施形態では、フィルム20aの材質は、ポリイミドとしたが、シリコンゴムや合成ゴム、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂などのいわゆるエンジニアリングプラスチックなど、絶縁性や弾性を有するものであれば何れの材質を選択してもよい。また、コンタクト22の材質は、ベリリウム銅としたが、ニッケルベリリウムなど、導電性や弾性を有するものであれば何れの材質を選択してもよい。更に、フレーム30の材質は、PPS樹脂としたが、エンジニアリングプラスチックやセラミックスなど、絶縁性を有し、フィルム20aとコンタクト22とからなるシート20と熱膨張率の異なる材料で形成されていれば何れの材質を選択してもよい。
上述した実施形態では、コンタクト22は上方にのみ大きく突出するものとしたが、下方にも大きく突出するものとしてもよい。
上述した実施形態では、コンタクト22は、シート20のフィルム20aにカンチレバー状に支持されているものとしたが、形状はカンチレバー状に限られず、楕円リング状やスプリング状などであってもよい。
ソケット10の構成を示す上面図。 図1のA−A断面図。 ソケット10の構成を示す下面図。 ピン同士の距離L1と長円形穴同士の距離L2を示す説明図。 シート20をフレーム30に取り付ける場合の説明図。 ソケット10の使用状態を示す説明図。 第2デバイス60に載置されたソケット10に第1デバイス50を搭載する場合の拡大断面図。 ソケット10で両デバイス50,60の間を電気的に接続する場合の拡大断面図。 別の実施形態のソケット100の構成を示す下面図。 別の実施形態のソケット110の構成を示す下面図。 別の実施形態のソケット120の構成を示す下面図。 別の実施形態のソケット130の構成を示す下面図。
符号の説明
10,100,110,120,130 ソケット、20,200,210,220,230 シート、20a フィルム、22 コンタクト、22a 第1接点、22b 第2接点、24a,24b,24c,24d 長円形穴、26 角穴、30 フレーム、32 マウント部、34 内壁、36 突起部、38 アーム部、40 段差部、40a シート対向面、42a,42b,42c,42d ピン、50 第1デバイス、52 第1電極、60 第2デバイス、62 第2電極。

Claims (3)

  1. 第1デバイスを搭載すると共に第2デバイスに載置されることにより両デバイス間で対向する電極同士を電気的に接続するソケットであって、
    前記電極同士を電気的に接続可能な複数のコンタクトが形成された略矩形状のシートと、
    該シートに形成された複数の係合部と、
    前記シートの周囲を収容可能な収容部を有するフレームと、
    前記収容部のうち前記シートと対向するシート対向面に形成され前記複数の係合部の各々と係合された複数の被係合部と、
    を備え、
    前記複数の係合部と前記複数の被係合部とが係合されることにより、前記シートは張力を付与された状態で前記フレームに取り付けられ、
    前記複数の被係合部のうち前記シートに張力を付与する一対の被係合部の一方と他方との間隔は、該一対の被係合部と係合する一対の係合部の一方と他方との間隔よりも大きくなるように形成されており、
    前記一対の係合部は、前記矩形状のシートの対角の近傍に形成され、
    前記複数の係合部は、複数の凹部であり、前記複数の被係合部は、複数の凸部であり、
    前記複数の凹部には、前記一対の係合部である一対の凹部同士を結ぶ方向に沿って長く形成された長穴が含まれる、
    ソケット。
  2. 第1デバイスを搭載すると共に第2デバイスに載置されることにより両デバイス間で対向する電極同士を電気的に接続するソケットであって、
    前記電極同士を電気的に接続可能な複数のコンタクトが形成された略矩形状のシートと、
    該シートに形成された複数の係合部と、
    前記シートの周囲を収容可能な収容部を有するフレームと、
    前記収容部のうち前記シートと対向するシート対向面に形成され前記複数の係合部の各々と係合された複数の被係合部と、
    を備え、
    前記複数の係合部と前記複数の被係合部とが係合されることにより、前記シートは張力を付与された状態で前記フレームに取り付けられ、
    前記複数の被係合部のうち前記シートに張力を付与する一対の被係合部の一方と他方との間隔は、該一対の被係合部と係合する一対の係合部の一方と他方との間隔よりも大きくなるように形成されており、
    前記一対の係合部は、前記矩形状のシートの対辺の近傍に形成され、
    前記複数の係合部は、複数の凹部であり、前記複数の被係合部は、複数の凸部であり、
    前記複数の凹部には、前記一対の係合部である一対の凹部同士を結ぶ方向に沿って長く形成された長穴が含まれる、
    ソケット。
  3. 前記収容部は、前記シートとの周囲を前記シートの厚み方向に隙間を有するように収容可能であり、
    前記複数の係合部と前記複数の被係合部とは、前記フレームに対して前記シートが伸縮するのを許容するように係合されている、
    請求項1または2に記載のソケット。
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