JP5074092B2 - 内視鏡の湾曲管、内視鏡、および、湾曲管の製造方法 - Google Patents

内視鏡の湾曲管、内視鏡、および、湾曲管の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、量産型の内視鏡の湾曲管、内視鏡、および、湾曲管の製造方法に関する。
一般的に、内視鏡の湾曲管は、節輪同士を軸対称の2箇所のヒンジ部で回動可能に結合し、これを軸方向に反復して連結して管を形成する。このような湾曲管の製造効率を上げる手段として、特許文献1ではヒンジにリベットを使用せず、節輪の一側のヒンジ部に、それぞれ1つずつ、枢軸となる軸をプレスにより形成し、隣接する節輪の他側のヒンジ部に、それぞれ1つずつ、凹部を形成し、これらの軸と凹部とをそれぞれ嵌合させて係合する方法が開示されている。
また、特許文献2には、板状部材を丸めて成形する節輪同士を連結して形成された湾曲管が開示されている。すなわち、板状部材を丸めた節輪の一側に軸対称に形成した2つの凸状の嵌入片を、隣接する円環状の節輪の他側に軸対称に形成した2つの溝部に対してそれぞれその軸方向に嵌入することによって形成された湾曲管が開示されている。
特開2001−104239号公報 実公昭61−21042号公報
しかし、湾曲管を量産するには、加工後や洗浄後の節輪を自動供給するために整列させることが必要で、特に1つの節輪の一側と他側との連結部分の形状が異なる場合は、節輪を把持する把持手段と節輪との相対方向を規定するため、節輪の軸方向および/もしくは回転方向の向きを一定にする整列を要する。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、節輪を整列させることによって、湾曲管を容易に量産可能な内視鏡の湾曲管、容易に量産された湾曲管を有する内視鏡、および、内視鏡の湾曲管の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡や内視鏡の湾曲管は、円環状の基部と、前記基部の一側に1対、他側に他の1対のヒンジ部とを有する複数の節輪が、順次回動可能に連結されている。そして、前記節輪は、その向きを規定するための方向規定手段を有することを特徴とする。
方向規定手段により、各節輪の向きが所定の向きに規定され、各節輪の向きを揃えるのが容易であるから、容易に製造可能な湾曲管を提供することができ、そのような湾曲管を有する内視鏡を提供することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側および他側の少なくとも一方に、前記節輪の中心軸に対して非対称の非対称部を有することが好適である。
節輪の中心軸に対して非対称の非対称部を判別することによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側および他側の少なくとも一方の1対のヒンジ部が非対称であることが好適である。
ヒンジ部の非対称の部分(2対(4つ)のヒンジ部のうち、異なる形状)を判別することによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側および他側の少なくとも一方の1対のヒンジ部の一方に屈曲部を備えていることが好適である。
屈曲部のような非対称の部分を設けることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側および他側のいずれか一方の1対のヒンジ部のそれぞれに屈曲部を備え、前記一側および他側の1対のヒンジ部のうち、残りの1対のヒンジ部の一方に屈曲部を備えていることが好適である。
屈曲部のような非対称の部分を基部の一側および他側のいずれか一方の1対のヒンジ部のそれぞれに設けることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側のヒンジ部の形状に対して他側のヒンジ部の形状が異なることが好適である。
ヒンジ部の形状を異なるものとすることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側のヒンジ部に対して、他側のヒンジ部の大きさが異なることが好適である。
ヒンジ部の大きさを異なるものとすることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部の一側のヒンジ部に、隣接する節輪の軸部に嵌合する穴部を備え、前記基部の他側のヒンジ部に、隣接する節輪の穴部に嵌合する軸部を備えていることが好適である。
基部の一側のヒンジ部を穴部、他側のヒンジ部を軸部とすることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部に、前記節輪の中心軸に対して非対称の非対称部を備えていることが好適である。
基部に節輪の中心軸に対して非対称の非対称部を設けることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記方向規定手段は、前記基部に操作ワイヤが挿通される少なくとも1対のワイヤ受部を備え、前記ワイヤ受部は、互いに対して非対称であることが好適である。
ワイヤ受部を非対称とすることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記少なくとも1対のワイヤ受部の1つと、前記ワイヤ受部の残りとは、形状が異なることが好適である。
ワイヤ受部の形状を1つとその他のワイヤ受部の形状を異なるものとすることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記少なくとも1対のワイヤ受部の1つと、前記ワイヤ受部の残りとは、前記基部の幅方向の高さが異なることが好適である。
ワイヤ受部の位置を1つとその他のワイヤ受部の、基部の幅方向の高さ(幅)を異なるものとすることによって、各節輪の向きを容易に判別することができる。
また、前記節輪は、前記基部の円周方向に不連続部を有することが好適である。
この不連続部を節輪の向きを規定する1つの要素とすることができるので、節輪をより確実に同じ向きに整列させることができる。
また、前記不連続部の一方は凸状であり、他方は凹状であることが好適である。
凹凸の形状によって各節輪をより確実に同じ向きに整列させることができる。
また、上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡の湾曲管の製造方法は、2対のヒンジ部を有する同種の節輪を集める工程と、前記節輪を整列させるための軌道上に載置する工程と、前記節輪が所定の整列状態にあるときはその節輪を湾曲管の製造に供し、所定の整列状態とは異なる整列状態にあるときはその節輪を前記軌道から排除するために、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程と、前記節輪が所定の整列状態にあるときは、前記節輪を整列させた状態で他の整列させた節輪と連結する工程とを具備することを特徴とする。
軌道上に載置された節輪の向きを判別し、所定の整列状態の節輪を残し、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪を軌道から排除することによって、節輪を同じ向きに整列させることができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の向きを複数回判別する工程を含むことが好適である。
このため、同じ方式または他の方式で整列状態を確認することができるので、節輪をより確実に同じ向きに整列させることができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、光源から光を発し、その光を光検出部で検出する工程を含むことが好適である。
このため、光源から発した光を光検出部で受光できるか否かによって、節輪の整列状態を自動的に判別することができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、所定の整列状態の節輪を残し、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪を排除するためにエアを供給する工程を含むことが好適である。
このため、節輪が所定の整列状態にあるときにはエアの影響を受けずそのまま軌道上などを進むのに対して、所定の整列状態とは異なる整列状態にあるときにはエアの影響を受けて軌道上から排除することができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の整列状態を判別した後、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪を再び前記軌道上に配置する工程を含むことが好適である。
例えば1/2通りで非正常の整列状態にあると判別された場合、他の1通りに節輪の向きを直すことによって、短時間で全ての節輪を整列させることができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の整列状態を判別した後、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪の向きを変更して再び前記軌道上に配置して再度節輪の向きを判別する工程を含むことが好適である。
このため、節輪をより確実に整列させることができる。
また、前記節輪を軌道上に載置する工程は、前記軌道上に配置された溝に前記ヒンジ部を配設する工程を含むことが好適である。
ヒンジ部を溝に配設することによって、整列状態を判別する前に、節輪の整列状態を複数通りに選別することができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の基部を溝に配置して所定の整列状態を判別する工程を含むことが好適である。
基部を溝に配設することによって、整列状態を判別する前に、節輪の整列状態を複数通りに選別することができる。
また、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の端部の凹凸を利用して所定の整列状態を判別する工程を含むことが好適である。
このため、凹部、凸部の位置関係により、所定の整列状態を1/2通りに選択することができる。
この発明によれば、節輪を整列させることによって、湾曲管を容易に量産可能な内視鏡の湾曲管、容易に量産された湾曲管を有する内視鏡、および、内視鏡の湾曲管の製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について図1から図6を用いて説明する。
図1に示すように、内視鏡10は、細長い挿入部12と、この挿入部12の基端部に設けられた操作部14と、この操作部14から延出されたユニバーサルケーブル16とを備えている。
挿入部12は、先端硬質部22と、この先端硬質部22の基端部に設けられた湾曲部24と、この湾曲部24の基端部に設けられた蛇管部26とを備えている。蛇管部26の基端部は、操作部14に連結されている。先端硬質部22には、それぞれ図示しないが、観察光学系、撮像素子、照明光学系、送気送水ノズル、鉗子出口などが配設されている。
操作部14は、操作部本体14aと、グリップ14bと、スイッチカバー14cとを備えている。
操作部本体14aは、吸引制御バルブ32と、送気送水バルブ34と、リモートスイッチ36とを例えば並設した状態に備えている。リモートスイッチ36の一部は、スイッチカバー14cの内部に配設されている。操作部14の挿入部12側のグリップ14bには、鉗子栓48が着脱可能に装着されている。
操作部14には、それぞれ硬質の樹脂材で形成されたアングルノブ42(第1および第2の湾曲操作ノブ42UD,42RL)と湾曲固定レバー44(第1および第2のエンゲージレバー44UD,44RL)とが取り付けられている。
第1の湾曲操作ノブ42UDは、挿入部12の湾曲部24を上下方向に湾曲させるときに操作される。第2の湾曲操作ノブ42RLは、挿入部12の湾曲部24を上下方向に対して90度異なる位置である左右方向に湾曲させるときに操作される。第1のエンゲージレバー44UDは、第1の湾曲操作ノブ42UDを所望の状態で固定するときに操作される。すなわち、第1のエンゲージレバー44UDは、湾曲部24を上下方向に湾曲させた状態を保持するときに使用される。第2のエンゲージレバー44RLは、第2の湾曲操作ノブ42RLを所望の状態で固定するときに操作される。すなわち、第2のエンゲージレバー44RLは、湾曲部24を左右方向に湾曲させた状態を保持するときに使用される。
これら第1の湾曲操作ノブ42UDおよび第2の湾曲操作ノブ42RLには、それぞれ1対の操作ワイヤ50(図2(A)参照)の基端が接続されている。これら操作ワイヤ50の先端は、湾曲部24の後述する湾曲管52の先端に固定されている。
湾曲部24は、図2(A)に示す湾曲管52と、この湾曲管52の外周に配設された湾曲管外皮54(図1参照)とを備えている。湾曲管外皮54は、例えば熱を加えると収縮する熱収縮チューブにより形成されている。
湾曲管52は、リング状または略円筒状(総称して円環状という)の複数の第1の節輪(第1の湾曲駒)62(図2(B)参照)と、第1の節輪62の間に配設された第2の節輪(第2の湾曲駒)72(図2(C)参照)とを備えている。すなわち、第1の節輪62と第2の節輪72とを隣接させた状態に備えている。
図2(B)および図2(D)に示すように、第1の節輪62は、円環状の基部64と、この基部64の一側および他側に一体的に形成された2対の回動支点(ヒンジ部)66,67,68,69とを備えている。1対の回動支点66,67は、基部64の一側から第1の節輪62の中心軸に対して0度および180度の位置に形成され、第1の節輪62の中心軸と略平行に延出されている。他の1対の回動支点68,69は、基部64の他側から第1の節輪62の中心軸に対して90度および270度の位置に形成され、第1の節輪62の中心軸と略平行に延出されている。各回動支点66,67,68,69は、第2の節輪72の後述する軸部76a,77a,78a,79a(77a,78aは図示せず)が配設される穴部66a,67a,68a,69aを備えている。
図2(C)に示すように、第2の節輪72は、円環状の基部74と、この基部74の一側および他側から一体的に延出された2対の回動支点(ヒンジ部)76,77,78,79とを備えている。1対の回動支点76,77は、基部74の端面から第2の節輪72の中心軸に対して90度および270度の位置に形成され、第2の節輪72の中心軸と略平行に延出されている。他の1対の回動支点78,79は、基部74の他の端面から第2の節輪72の中心軸に対して0度および180度の位置に形成され、第2の節輪72の中心軸と略平行に延出されている。各回動支点76,77,78,79は、第1の節輪62の穴部66a,67a,68a,69aに配設される、径方向外方に向かって突出された軸部76a,77a,78a,79aを備えている。
このため、第1の節輪62の穴部66a,67aと第2の節輪72の軸部78a,79aとが嵌合され、第1の節輪62の穴部68a,69aと第2の節輪72の軸部76a,77aとが嵌合されている。すなわち、第1の節輪62に対して第2の節輪72が回動可能である。したがって、湾曲管52は、湾曲可能である。
次に、この実施の形態に係る内視鏡10の挿入部12の湾曲部24の湾曲管52の製造方法について説明する。ここでは、特に、第1の節輪62および第2の節輪72を整列させた後、これらを連結して湾曲管52を製造する製造方法について主に説明する。
例えば、ステンレス鋼材などの平板状部材(シート状部材)を準備する。この平板状部材の肉厚は例えば0.3mm程度である。この平板状部材から、プレス加工やレーザ加工などにより基部64および2対の回動支点66,67,68,69を有する第1の節輪62の図2(D)に示す外形を取り出す。このとき、ワイヤ受部81,82,83,84を形成するための各1対のスリット81a,82a,83a,84aも同時、もしくは、外形を取り出した後に成形する。
さらに、それぞれ1対の回動支点66,67,68,69のうち、図2(D)に示す中央側の回動支点66,69の先端側には、例えばプレス加工により第1の節輪62の方向規定手段としての屈曲部66b,69bを成形する。図3(B)、図3(C)および図4(B)に示すように、これら屈曲部66b,69bは、基部64がC字状や円環状とされたときに、外側を向くように屈曲されている。
そして、図2(D)に示すように、第1の節輪62に対応した外形に各2対のスリット81a,82a,83a,84aを形成した後に、各2対のスリット81a,82a,83a,84a間の平板部分をプレス加工して、図2(B)に示すように、第1の節輪62の基部64に、ワイヤ受部81,82,83,84が内側に突出するように屈曲させる。このときのワイヤ受部81,82,83,84の形状は、例えば円弧状(半円状)に形成されている。そして、この状態の基部64をC字状に曲げ、不連続部(つなぎ目)64aを突き合わせた状態で保持する。このようにして、第1の節輪62を形成する。このとき、基部64の一側の回動支点66,67は屈曲部66bの存在によって中心軸に対して非対称であり、基部64の他側の回動支点68,69も屈曲部69bの存在によって中心軸に対して非対称である。
なお、第2の節輪72も第1の節輪62と同様に形成されているが、第2の節輪72の回動支点76,77,78,79の軸部76a,77a,78a,79aは、例えば絞り加工などにより突出するように加工されている。この場合も例えば回動支点76,79の先端側には、図示しない屈曲部などの方向規定手段が形成されている。
次に、第1の節輪62を整列させる工程について説明する。なお、第2の節輪72を整列させる場合も、第1の節輪62を整列させる場合と同様に行なうことができるので、第2の節輪72を整列させる場合については説明を省略する。
図5に示すフローにしたがって、まず、多数の第1の節輪62を図示しない容器(例えば電磁振動式パーツフィーダのボウル)に供給する(S)。このため、第1の節輪62が例えば1箇所に集められる。図3(A)から図4(B)に示すように、これら節輪62を、容器からこの容器に形成された部品搬送路(トラック)としての、第1および第2の溝104,106を有する軌道102上に搬送(軌道102上に載置)していく(S)。そして、第1の節輪62を軌道102上で整列させる(S)。
この軌道102を、図示しない電磁石、圧電素子、モータ等により所定の範囲内で振動させる。すなわち、軌道102上に載置された状態の第1の節輪62を、振動により所定の方向に移動させながら整列させる。この場合、軌道102そのものを移動させることによって、振動と合わせて、第1の節輪62を所定の方向に移動させても良い。
なお、第1の節輪62は、軌道102上で、振動によりランダムな姿勢を取る。さらに、基部64は弾性変形する。このため、第1の節輪62は、所定の方向に移動しながら整列する。
そして、軌道102の第1および第2の溝104,106間の距離は、第1の節輪62の回動支点66,67間の距離および回動支点68,69間の距離に略等しい。第1および第2の溝104,106のうち、第1の溝104は、第1の節輪62の肉厚よりも僅かに大きい幅Bに形成されている。すなわち、第1の溝104には、第1の節輪62の回動支点67,68を配設可能である。第2の溝106は、第1の節輪62の肉厚に加えて屈曲部66b,69bが屈曲された部分の幅よりも僅かに大きい幅Bに形成されている。第1および第2の溝104,106の深さは、基部64から回動支点66,67,68,69が延出された長さよりも大きい。すなわち、第2の溝106には、第1の節輪62の回動支点67,68を配設可能であるとともに、屈曲部66b,69bを有する回動支点66,69を配設可能である。したがって、第1の溝104および第2の溝106の両者に回動支点が配設される場合(これを所定の整列状態というものとする)は、第1の節輪62の回動支点67が第1の溝104に入り、回動支点66が第2の溝106に入った場合である。また、所定の整列状態としては、第1の節輪62の回動支点68が第1の溝104に入り、回動支点69が第2の溝106に入った場合がある。
逆に、第2の溝106に回動支点67が配設された場合、第1の溝104には回動支点66は入らない。また、第2の溝106に回動支点68が配設された場合、第1の溝104には回動支点69は入らない。これらを所定の整列状態とは異なる整列状態(所定以外の整列状態)というものとする。
したがって、第1の節輪62が軌道102上で所定の整列状態となるのは、2/4通りである。
以下、所定の整列状態の例として、図3(A)から図3(C)に示すように、第1の節輪62の回動支点68が第1の溝104に入り、回動支点69が第2の溝106に入った場合について説明する。また、所定以外の整列状態の例として、図4(A)および図4(B)に示すように、第1の節輪62の回動支点68が第2の溝106に入り、回動支点69が第1の溝104に引っ掛かった場合について説明する。
図3(A)から図4(B)に示すように、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、姿勢を判別する(S中のS41)。姿勢の判別には、例えば光センサを用いる。光センサは、例えばレーザダイオードなどの光源112と、光源112からの光を検出する光検出器114とを有する。
光源112および光検出器114は、出射する光が第1および第2の溝104,106を横切るように、軌道102の外側に配設されている。例えば、光源112は第1の溝104の外側に配設され、光源112からの光を検出する光検出器114は第2の溝106の外側に配設されている。
光源112から出射された光は、軌道102の平面に対して平行な状態にある。光源112から出射された光の位置は、軌道102の平面から基部64の高さ(幅)よりも僅かに高い位置である。このため、光検出器114の受光部も光源112からの光と同じ高さにある。
なお、光源112と光検出器114とは、電気的に接続され、光源112から光を出射しているときにのみ、光検出器114は光源112からの光を検出するように設定されていることが好適である。
そして、図3(A)から図3(C)に示すように、第1の節輪62が所定の整列状態にある場合、光源112からの光を光検出器114で検出することができる。光源112からの光を光検出器114で検出することができた場合、第1の節輪62を次の工程(S)に搬送する。
ここでは、さらに、再度、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、姿勢を判別する(S51)。この場合、上述したように、光センサを用いて姿勢を判別しても良いし、例えば画像処理を用いて基部64の傾きや屈曲部66b,69bの存在などを検出するなど、他の手段を用いて姿勢を判別しても良い。
このように、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、複数回姿勢を判別する(S)。このため、より確実に第1の節輪62が所定の整列状態にあるか否か、すなわち、第1の節輪62の姿勢をより確実に判別することができる。
一方、図4(A)および図4(B)に示すように、第1の節輪62が所定以外の整列状態にある場合、光源112からの光は、例えば基部64に当たって反射する。このため、光源112からの光を光検出器114で検出することができない。このとき、第1の節輪62を軌道102上から取り除くため、図6(A)に示すように、第1および第2の溝104,106内で昇降するリフト116によって、第1の節輪62を下側から持ち上げる。このため、回動支点68,69が第1の溝104および第2の溝106から排出される。そして、図6(B)に示すように、エア源118からエアを発したり、第1の節輪62を直接摘出したりして、軌道102上から取り除く(S中のS42)。
なお、このように軌道102上から取り除かれた第1の節輪62は、容器に収容されて、再び軌道102の起点に搬送されて、軌道102上で整列させられる(S)。すなわち、振動により第1の節輪62が所定の整列状態になるまで繰り返し軌道102の起点に搬送される。
また、第1の節輪62が所定以外の整列状態にあることが判別された場合、第1の節輪62を摘まんで、第1の節輪62の軸方向の向きを例えば略180度回転させても良い。そして、複数回の整列状態の判別(S41,S51,…,SN1)のうち、既に行なった直前の整列状態の判別(例えばS41)を行なわず、次の整列状態の判別(S41の次のS51)から受けさせれば良い。この場合、第1の節輪62が軌道102の最初に戻るわけではないので、多数の第1の節輪62をより短時間で整列させることができる。
このようにして、第1の節輪62を所定の方向に整列させる。そして、別の軌道により同様に整列された第2の節輪72を所定の方向に整列させた2つの第1の節輪62の間に配設して連結させて、湾曲管52を形成する。この実施の形態の場合、第1の節輪62および第2の節輪72の向きが所定の方向に並べられているので、第1の節輪62と第2の節輪72とを交互にピックアップするだけで第1の節輪62と第2の節輪72とは、所定の方向に並べられる。
そして、第1の節輪62の一側の回動支点66,67の穴部66a,67aには、第2の節輪72の回動支点78,79の軸部78a,79aを自動的にまたは手動で嵌合し、第1の節輪62の他側の回動支点68,69の穴部68a,69aには、第2の節輪72の回動支点76,77の軸部76a,77aを自動的にまたは手動で嵌合する。このようにして、順次第1の節輪62および第2の節輪72を連結して湾曲管52を成形する。
その後、必要と判断する場合には、第1および第2の節輪62,72の不連続部64a,74aを例えばレーザ溶接などして連結させて、各節輪62,72を円環状とする。このようにして、湾曲管52を成形する。
以後、このような湾曲管52の各ワイヤ受部81,82,83,84に操作ワイヤ50を挿通させたり、照明光学系や観察光学系を湾曲管52の内部に挿通させたりして、内視鏡10を製造する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
円環に不連続部64aを有する第1の節輪62は、回動支点66,67を上側に向けても、回動支点66,67を下側に向けても、同じ形状を有する。しかし、回動支点66には屈曲部66bが形成され、回動支点69には屈曲部69bが形成されているので、これら屈曲部66b,69bの存在の有無によって第1の節輪62の回転方向の向き(方向)を判別することができる。すなわち、方向規定手段である屈曲部66b,69bの存在によって、常に、所定の向きに第1の節輪62を整列させることができる。
プレス加工などによる成形および弾性変形を利用した連結に有効な、円環に不連続部を有する節輪62に対し、形状の特徴を利用して一定の向きに整列させることで、湾曲管52の自動組立のための部品の供給を行うことができる。このように第1の節輪62および第2の節輪72をそれぞれ別に整列させることによって、第1の節輪62、第2の節輪72、第1の節輪62、第2の節輪72、…というように、第1の節輪62と第2の節輪72とを一定の向きで交互に容易に配置することができる。このように第1の節輪62と第2の節輪72とを一定の向きで交互に配置することは、連結を手動で行なうことができるのはもちろん、自動でも容易に行なうことができる。したがって、内視鏡10の挿入部12の湾曲部24の湾曲管52をより容易に製造することができる。そうすると、湾曲管52をより容易に量産することができるので、内視鏡10の製造効率を飛躍的に向上させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について、図7から図9を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図7に示すように、それぞれ1対の回動支点66,67,68,69のうち、中央側の回動支点66,69の先端には、第1の実施の形態と同様に、プレス加工により屈曲部66b,69bが成形されている。この実施の形態では、さらに、回動支点67にも基部64が円環状とされたときに外側を向くように屈曲された屈曲部67bが形成されている。すなわち、回動支点68のみ、真っ直ぐである。このため、屈曲部66b,67b,69bを有する回動支点66,67,69(または、屈曲部のない残りの回動支点68)を方向規定手段として用いることができる。
次に、第1の節輪62を整列させる(S)場合について説明する。なお、第2の節輪72を整列させる場合も、第1の節輪62を整列させる場合と同様に行なうことができる。
図8(A)から図8(C)に示すように、第1の溝104には、第1の節輪62の回動支点68を配設可能である。第2の溝106には、第1の節輪62の回動支点66,67,69を配設可能であるとともに、回動支点68を配設可能である。したがって、第1の溝104および第2の溝106の両者に回動支点が配設される場合(これを所定の整列状態というものとする)は、第1の節輪62の回動支点68が第1の溝104に入り、回動支点69が第2の溝106に入った場合だけである。
逆に、図9(A)および図9(B)に示すように、第2の溝106に回動支点68が配設された場合、第1の溝104には回動支点69は入らない。また、第2の溝106に回動支点66が配設された場合、第1の溝104には回動支点67は入らない。さらに、第2の溝106に回動支点67が配設された場合、第1の溝104には回動支点66は入らない。これらを所定の整列状態とは異なる整列状態(所定以外の整列状態)というものとする。
したがって、第1の節輪62が軌道102上で所定の整列状態となるのは、1/4通りである。
以下、所定の整列状態として、図8(A)から図8(C)に示すように、第1の節輪62の回動支点68が第1の溝104に入り、回動支点69が第2の溝106に入った場合について説明する。また、所定以外の整列状態の例として、図9(A)に示すように、第1の節輪62の回動支点68が第2の溝106に入り、回動支点69が第1の溝104に引っ掛かった場合、および、図9に(B)に示すように、回動支点67が第2の溝106に入り、回動支点66が第1の溝104に引っ掛かった場合について説明する。
図8(A)から図9(B)に示すように、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、姿勢を判別する(S41)。姿勢の判別には、第1の実施の形態と同様に、例えば光センサを用いる。
そして、図8(A)から図8(C)に示すように、第1の節輪62が所定の整列状態にある場合、光源112からの光を光検出器114で検出する。光源112からの光を光検出器114で検出することができた場合、第1の節輪62を次の工程(S)に搬送する。
そして、第1の実施の形態と同様に、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、複数回(N回)姿勢を判別する。このため、より確実に第1の節輪62が所定の整列状態にあるか否か、すなわち、第1の節輪62の姿勢を判別することができる。
一方、図9(A)および図9(B)に示すように、第1の節輪62が所定以外の整列状態にある場合、光源112からの光は、例えば基部64に当たって反射する。このため、光源112からの光を光検出器114で検出することができない。このとき、この第1の節輪62を摘出したり、図6(A)および図6(B)に示すリフト116で持ち上げた後エアブロー等で軌道102上から落下させて、軌道102上から取り除く(S42)。
このように軌道102上から取り除かれた第1の節輪62は、再び軌道102の起点に搬送されて、整列させられる(S)。すなわち、振動により第1の節輪62が所定の整列状態になるまで繰り返し軌道102上に搬送する。
他の作用は第1の実施の形態と同様であるから説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
円環に不連続部64aを有する第1の節輪62は、回動支点66,67を上側に向けても、回動支点66,67を下側に向けても、同じ形状を有する。しかし、回動支点66には屈曲部66bが形成され、回動支点67には屈曲部67bが形成され、回動支点69には屈曲部69bが形成されている。そして、回動支点68には屈曲部が存在しない。このため、回動支点66,67,68,69の方向は、屈曲部66b,67b,69bの存在の有無によって第1の節輪62の向きを判別することができる。すなわち、第1の節輪62を軌道102上に載置することによって、各節輪62を1/4通りに整列させることができる。
そうすると、第1の節輪62をその形状の特徴を利用して一定の向きに整列させることによって、湾曲管52の自動組立のための部品の供給をより短時間で行うことができる。したがって、内視鏡10の挿入部12の湾曲部24の湾曲管52をより容易に製造することができる。このように、湾曲管52をより容易に量産することができるので、内視鏡10の製造効率を飛躍的に向上させることができる。
なお、この実施の形態では、不連続部64a,74aを有する節輪62,72を用いて各節輪62,72を種類ごとに整列させることについて説明したが、不連続部64a,74aがない円環状の節輪の場合も、回動支点に屈曲部等の方向規定手段があれば、同様に整列させることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について、図10から図16を用いて説明する。この実施の形態は第1および第2の実施の形態の変形例であって、第1および第2の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図10に示すように、それぞれ1対の回動支点66,67,68,69のうち、基部64の上側(一側)の回動支点66,67の幅はWであり、基部64の下側(他側)の回動支点68,69の幅はWであり、幅Wの方が幅Wよりも大きく形成されている。このように幅広い回動支点66,67は、第1の節輪62の方向を規定する方向規定手段としても作用する。
さらに、図11(A)に示すように、第1の節輪62のワイヤ受部81,82,83,84のうち、回動支点66の下側の部分のワイヤ受部81の形状が略三角形に形成され、回動支点67の下側、回動支点68,69の上側の部分のワイヤ受部82,83,84の形状は略半球状に形成されている。
なお、この実施の形態では、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、軌道102上での姿勢を判別するのに、例えば、エア源118から排出されるエアを用いる。また、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、後述するパレット142(図13および図14参照)上での姿勢を判別するのに、例えば、エア源188から排出されるエアを用いる。
次に、第1の節輪62を整列させる工程について説明する。なお、第2の節輪72を整列させる場合も、第1の節輪62を整列させる場合と同様に行なうことができる。
図11(A)から図11(C)に示すように、第1および第2の実施の形態とは異なり、第1および第2の溝104,106は軌道102上から除去されている。その代わり、軌道102の中央には、1対の回動支点68,69を配設可能な略U字状の断面を有する溝132が形成されている。この軌道102の溝132の幅は、回動支点68,69の幅Wよりも僅かに大きく、回動支点66,67の幅Wよりも小さく形成されている。このため、図11(A)から図11(C)に示すように、溝132に回動支点68,69が配設される場合のみが所定の整列状態である。一方、図12に示すように、溝132には、回動支点66,67は配設されない。この状態を所定の整列状態とは異なる整列状態(所定以外の整列状態)というものとする。
したがって、第1の節輪62が軌道102上で所定の整列状態となるのは、ワイヤ受部81,82,83,84の形状の相違を無視すると、2/4通りである。すなわち、所定の整列状態となるのは、図11(A)から図11(C)に示すように、回動支点68が軌道102の溝132の先端側にあり回動支点69がその後側にある場合と、回動支点69が軌道102の溝132の先端側にあり回動支点68がその後側にある場合の2通りである。これらの場合、回動支点68,69が溝132内に配設されていることによって、基部64の端部が軌道102の平面に当接されている。このため、図11(B)に示すように、エア源118からエアを発しても、エアは基部64の上側を通り過ぎる。
ここでは、所定の整列状態であると判別された後、さらにその判別状態を確実にするため、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、姿勢を判別する(S51)。この場合、エア源118からのエアを用いても良いし、第1の実施の形態で説明した光センサを用いて姿勢を判別しても良いし、例えば画像処理など、他の手段を用いて姿勢を判別しても良い。
そして、図11(A)から図11(C)に示すように、第1の節輪62が所定の整列状態にある場合、第1の節輪62を図15に示す次の工程(S)に搬送する。
逆に、第1の節輪62が軌道102上で所定以外の整列状態となるのは、図12に示すように、回動支点66が溝132に配設されない状態で回動支点67よりも軌道102の先端側にある場合と、回動支点67が溝132に配設されない状態で回動支点66よりも軌道102の先端側にある場合の2通りである。これらの場合、回動支点66,67が溝132内に配設されていないので、基部64の端部が軌道102の平面に対して離れた状態で斜めに傾けられている。このため、図12に示すように、エア源118からエアを発するとエアが基部64に当たる。そうすると、第1の節輪62は、軌道102上から脱落される。
次に、第1の節輪62が軌道102上で所定の整列状態にあると判別された場合、図15のフローに示すように、その節輪62を軌道102上から摘出して、図13および図14に示すパレット142上に載置する(S60)。パレット142では、第1の節輪62の中心軸に対する向きを判別する(S61)。
図13および図14に示すように、パレット142には、第1の節輪62の略円環状の基部64が配設される環状凹部144と、回動支点68,69が配設されるように環状凹部144よりも深くなった回動支点用凹部146と、第1のワイヤ受部81が配設される略三角形状の第1の凹部152と、第2から第4のワイヤ受部82,83,84が配設される略半球状の第2から第4の凹部154,156,158が形成されている。
このため、図13(A)および図13(B)に示すように、略三角形状の第1の凹部152に回動支点66の下側のワイヤ受部81が配設されている場合(所定の整列状態にある場合)、パレット142の外側のエア源188からエアを供給しても、エアが流れるだけである。
このように、エアの影響を受けずにパレット142上に載置された状態の第1の節輪62は、所定の整列状態にあると判断される。このように所定の整列状態にあると判断された場合、第1の節輪62をパレット142上からピックアップして、再び軌道102上に載置する(S62)。
一方、図14(A)および図14(B)に示すように、略三角形状の第1の凹部152に回動支点67の下側のワイヤ受部82が配設されている場合(所定以外の整列状態にある場合)、第1の節輪62は、傾けられている。このため、パレット142の外側のエア源188からエアを供給すると、エアの影響を受けて第1の節輪62がパレット142上から落下する。
第1の節輪62が所定以外の整列状態にある場合、この実施の形態では、エア源188からのエアの放出によりパレット142上から第1の節輪62を落下させることについて説明したが、エア源188の代わりに光センサを用いて対応することも好適である。
図16に示すように、パレット142上の第1の節輪62が所定以外の整列状態にあると光センサで判断された場合、その第1の節輪62を図示しないチャックでピックアップするとともに、第1の節輪62の姿勢を修正する(S6´中のS63´)。このとき、第1の節輪62を一旦持ち上げて、180度回転させた後、再びパレット142上に載置する。
そして、パレット142上の第1の節輪62の姿勢を再び判別する(S64´)。次いで、所定以外の整列状態であると判断された場合、エア源188からのエアの供給により第1の節輪62を落下させたり、チャック(図示せず)などでパレット142および軌道102の外部に摘出する(S65´)。一方、所定の整列状態であると判断された場合、第1の節輪62をパレット142上からピックアップして、再び軌道102上に載置する(S6´中のS62)。
他の作用は第1および第2の実施の形態で説明したので、ここでの説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
円環に不連続部64aを有する第1の節輪62は、回動支点66,67を上側に向けても、回動支点66,67を下側に向けても、互いの幅が異なるので、異なる形状を有する。このため、第1の節輪62の向きを回動支点66,67,68,69の方向によって判別することができる。すなわち、第1の節輪62を軌道102上に載置することによって、各節輪62を2/4通りに整列させることができる。
さらに、ワイヤ受部81は、他のワイヤ受部82,83,84とは形状が異なる。このため、2通りのうちから1通りの向きをワイヤ受部81の位置によって規定して第1の節輪62を1通りに整列させることができる。
そうすると、第1の節輪62をその形状の特徴を利用して一定の向きに整列させることによって、湾曲管52の自動組立のための部品の供給をより短時間で行うことができる。したがって、内視鏡10の挿入部12の湾曲部24の湾曲管52をより容易に製造することができる。このように、湾曲管52をより容易に量産することができるので、内視鏡10の製造効率を飛躍的に向上させることができる。
なお、この実施の形態では、不連続部64a,74aを有する節輪62,72を用いて各節輪62,72を種類ごとに整列させることについて説明したが、不連続部64a,74aがない円環状の節輪の場合も、回動支点の幅とワイヤ受部の形状を組み合わせた方向規定手段があれば、同様に整列させることができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について、図17から図21を用いて説明する。この実施の形態は第1から第3の実施の形態の変形例であって、第1から第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材もしくは同一の作用を奏する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図17(A)および図17(B)に示すように、この実施の形態に係る節輪62の回動支点66が、穴部66aではなく軸部66cに、回動支点67が穴部67aではなく軸部67cに変更されたものである。なお、回動支点68,69は、穴部68a,69aである。このため、この実施の形態では、節輪62は、同種のものを連結することによって、1種類で湾曲管52を成形可能である。
これら回動支点66,67の下側のワイヤ受部81,82は存在していても良いが、ここでは除去されているものとして説明する。さらに、回動支点68の上側のワイヤ受部83は、上側のスリット83aは第1から第3の実施の形態と同一で直線状であるが、下側のスリット83bの形状が変更されている。このスリット83bは、図17(B)に示すように、略円弧状に形成され、このスリット83bの長手方向における中間部の位置は、基部64の上側の一側(端部)とスリット83aの長手方向における中間部との間の距離よりも、基部64の下側の他側(端部)に近接されて短い距離になっている。ここでは、回動支点68に近接する側に突出した状態に形成されている。すなわち、仮に、第1の節輪62の基部64の下側ではなく、ワイヤ受部83,84の下側を平面上に載置したとき、第1の節輪62は傾いた状態となる。すなわち、ワイヤ受部83は、方向規定手段として作用する。
図18(A)および図18(B)に示すように、軌道102上には、同じ幅Bを有する1対の溝162が形成されている。この幅Bは、回動支点68,69の肉厚よりも大きく、軸部66c,67cの肉厚よりも小さく形成されている。このため、溝162には、第1の節輪62の回動支点68,69を配設可能である。したがって、ワイヤ受部83,84の形状の相違を無視すると、所定の整列状態は、第1の節輪62の回動支点68が一方の溝162に入り、回動支点69が他方の溝162に入った場合の2通りである。
逆に、図19に示すように、一方の溝162に回動支点67が配設された場合、他方の溝162には回動支点66は入らない。同様に、一方の溝162に回動支点66が配設された場合、他方の溝162には回動支点67は入らない。これら2通りを所定の整列状態とは異なる整列状態(所定以外の整列状態)というものとする。
したがって、第1の節輪62が軌道102上で所定の整列状態となるのは、2/4通りである。
次に、第1の節輪62を整列させる工程について説明する。
まず、軌道102上で第1の節輪62を整列させる(S)。このとき、所定の整列状態となるのは、上述したように、図18(A)から図18(B)に示す状態と、もう1つの状態の場合である。これらの場合、回動支点68,69が溝162内に配設されていることによって、基部64の端部が軌道102の平面に当接されている。このため、図18(B)に示すように、エア源118からエアを発しても、エアは基部64の上側を通り過ぎる。
ここでは、さらに、第1の節輪62が所定の整列状態にあるか、所定以外の整列状態にあるか、姿勢を判別する(S51)。この場合、エア源118からのエアを用いても良いし、第1の実施の形態で説明した光センサを用いて姿勢を判別しても良いし、例えば画像処理など、他の手段を用いて姿勢を判別しても良い。
そして、図18(A)から図18(C)に示すように、第1の節輪62が所定の整列状態にある場合、第1の節輪62を図15に示す次の工程(S)に搬送する。
逆に、所定以外の整列状態となるのは、上述したように、図19に示す状態と、もう1つの状態の場合である。これらの場合、回動支点66,67が溝162内に配設されていないので、基部64の端部が軌道102の平面に対して離れた状態で斜めに傾けられている。このため、図19に示すように、エア源118からエアを発するとエアが基部64に当たる。そうすると、第1の節輪62は、軌道102上から脱落される。
次に、第1の節輪62が軌道102上で所定の整列状態にあると判別された場合、図15のフローに示すように、その節輪62を軌道102上から摘出して、図20および図21に示すパレット142上に載置する(S60)。パレット142では、第1の節輪62の中心軸に対する向きを判別する(S61)。
図20および図21に示すように、パレット142には、第1の節輪62の略円環状の基部64が配設される環状凹部174と、回動支点68,69が配設されるように環状凹部174よりも深くなった回動支点用凹部176と、ワイヤ受部83が配設される凹部182と、ワイヤ受部84が配設される略半球状の凹部184が形成されている。なお、回動支点用凹部176の底面から凹部182の底面までの高さと、回動支点用凹部176の底面から凹部184の底面までの高さとでは、凹部182の底面が凹部184の底面よりも低い位置にある。
このため、図20(A)および図20(B)に示すように、凹部182に回動支点68の上側のワイヤ受部83が配設されている場合(所定の整列状態にある場合)、パレット142の外側のエア源118からエアを供給しても、エアが流れるだけである。
このように、エアの影響を受けずにパレット142上に載置された状態の第1の節輪62は、所定の整列状態にあると判断される。このように所定の整列状態にあると判断された場合、第1の節輪62をパレット142上からピックアップして、再び軌道102上に載置する(S62)。
一方、図21(A)および図21(B)に示すように、凹部182に回動支点69の上側のワイヤ受部84が配設されている場合(所定以外の整列状態にある場合)、節輪62は、傾けられている。このため、パレット142の外側のエア源118からエアを供給すると、節輪62が軌道102上から落下する。
第1の節輪62が所定以外の整列状態にある場合、この実施の形態では、エア源188からのエアの放出によりパレット142上から第1の節輪62を落下させることについて説明したが、エア源188の代わりに光センサを用いて対応することも好適である。
図21(B)に示すように、パレット142上の第1の節輪62が所定以外の整列状態にあると判断された場合、その第1の節輪62を図示しないチャックでピックアップするとともに、第1の節輪62の姿勢を修正する(S63´)。このとき、第1の節輪62を一旦持ち上げて、180度回転させた後、再びパレット142上に載置する。
そして、パレット142上の第1の節輪62の姿勢を再び判別する(S64´)。次いで、所定以外の整列状態であると判断された場合、エア源188からのエアの供給により第1の節輪62を落下させたり、チャック(図示せず)などでパレット142および軌道102の外部に摘出する(S65´)。一方、所定の整列状態であると判断された場合、第1の節輪62をパレット142上からピックアップして、再び軌道102上に載置する(S62)。
他の作用は上述した実施の形態で説明したので、ここでの説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
円環に不連続部64aを有する第1の節輪62は、基部64の一側の回動支点66,67に軸部66c,67cを備え、他側の回動支点68,69に穴部68a,69aを備えているので、一側と他側とでは異なる形状を有する。このため、第1の節輪62の向きを回動支点66,67,68,69の形状によって判別することができる。すなわち、第1の節輪62を軌道102上に載置することによって、各節輪62を2/4通りに整列させることができる。
さらに、ワイヤ受部83は、他のワイヤ受部84とは形状が異なる。このため、2通りのうちから1通りの向きをワイヤ受部83,84の形状によって規定して第1の節輪62を1通りに整列させることができる。
そうすると、第1の節輪62をその形状の特徴を利用して一定の向きに整列させることによって、湾曲管52の自動組立のための部品の供給をより短時間で行うことができる。したがって、内視鏡10の挿入部12の湾曲部24の湾曲管52をより容易に製造することができる。このように、湾曲管52をより容易に量産することができるので、内視鏡10の製造効率を飛躍的に向上させることができる。
なお、この実施の形態では、ワイヤ受部83,84の形状を異なるものとしたが、図17(C)に示すように、ワイヤ受部83,84の例えば下側の高さh,hやワイヤ受部83,84自体の幅が異なることも好適である。図17(C)に示す場合、ワイヤ受部83のスリット83cは、ワイヤ受部84の下側のスリット84aの高さとは異なる位置に形成されている。すなわち、この実施の形態では、図17(B)にワイヤ受部83,84を基部64の高さ方向の略中央に設ける例について説明したが、いずれか一方のワイヤ受部が他方よりも上側に設けられていたり、下側に設けられていることも好適である。このような構造によって、第1の節輪62がパレット142に配設されたときに、上述した作用と同じ作用により、所定の整列状態/所定以外の整列状態を判別することができる。
また、この実施の形態では、不連続部64a,74aを有する節輪62,72を用いて各節輪62,72を種類ごとに整列させることについて説明したが、不連続部64a,74aがない円環状の節輪の場合も、回動支点に対応した位置に、回動支点からの高さ(距離)が異なる少なくとも2つのワイヤ受部を方向規定手段として設けることによって、同様に整列させることができる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態について、図22を用いて説明する。この実施の形態は第1から第4の実施の形態の変形例であって、第1から第4の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図22(A)に示すように、例えば第1の節輪62の基部64には、節輪62の方向を判別するために規定される穴部(方向規定手段)192a,192bが形成されている。これら穴部192a,192bは、回動支点67の中心軸に対して略対称の位置に形成されている。これら穴部192a,192bは、第1の節輪62が例えば軌道102上にあり、回動支点68,69が溝162に配設されているとき、例えば画像処理により検出される。
ここで、画像処理により穴部192a,192bが所定の位置にあると認識された場合、所定の整列状態と判別し、それ以外の場合、第1の節輪62を摘出して再び軌道102の起点に載置する。または、第1の節輪62の向きを所定の整列状態とするように回転などさせて、再び軌道102上に載置する。
図22(B)に示す切り欠き194a,194bや、図22(C)に示す穴部196a,196bも図22(A)に示す穴部192a,192bと同様に方向規定手段として作用する。
なお、第5の実施の形態では、基部64に形成された穴部(凹部)192a,192bを方向規定手段として用いることについて説明したが、代わりに、基部64から突出する突起(凸部)を方向規定手段として用いても良い。
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態について、図23および図24を用いて説明する。この実施の形態は第1から第5の実施の形態の変形例であって、第1から第5の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図23(A)から図23(D)に示すように、節輪212は、基部64と、回動支点66,67,68,69と、不連続部として凸部(方向規定手段)222と、不連続部として凹部(方向規定手段)224とを備えている。すなわち、基部64の長手方向の端部は、一方が凸部222で、他方が凹部224に形成されている。そして、図23(A)に示すように、溶接等によりこれら凸部222と凹部224とが接合される前には、これら凸部222と凹部224との間には、隙間Cを有する状態にある。
なお、このような形状は、図24(A)および図24(B)に示す節輪214,216,218も同様である。
図24(B)に示すように、軌道232には、第1および第2の溝234,236が形成されている。第1および第2の溝234,236には、それぞれ2つずつ、節輪212,214,216,218の回動支点が配設される。そして、凸部222と凹部224の配置を無視すると、図24(B)に示すように、節輪212,214,216,218は4通りに整列される。
図24(B)から図24(D)に示すように、軌道232の先端側(図24(B)中の左側)は、節輪212,214,216,218の直径よりも十分に狭い幅を有する狭部242に形成されている。この狭部242の幅は、節輪212,214,216,218の凸部222と凹部224との隙間C(図23(A)参照)と同じか、それよりも狭く形成されている。さらに、狭部242の先端側には、凸部222および凹部224の向きを判別する方向判別領域244が形成されている。この方向判別領域244の下側は、狭部242と略同じ幅に形成されている。
図24(A)および図24(B)に示す軌道232上の節輪212,214,216,218が移動して狭部242にさしかかると、軌道232の最も先端側の節輪212は、基部64の凸部222と凹部224とが進行方向の先端側にあるので、これら凸部222と凹部224との隙間Cにより、これら凸部222と凹部224とは狭部242の外側を通る。このため、節輪212の基部64は、狭部242に引っ掛けられる。そうすると、図24(A)から図24(C)に示す軌道232上の最も先端側の節輪212は、狭部242を通して方向判別領域244に送られる。
一方、軌道232上にある他の3通りの向きにある節輪214,216,218は、これら節輪214,216,218の移動中に基部64が狭部242に引っ掛けられることがないので、バランスを崩して落下する。これら落下した節輪214,216,218は、再び軌道232の起点に載置されて整列される。
さらに、図24(A)および図24(D)に示すように、狭部242および方向判別領域244に引っ掛けられた節輪212は、凸部222と凹部224(図23参照)の周方向の向きにより2通りの状態(以下、符号212a,212bを用いる)で引っ掛けられている。このとき、方向判別領域244の下側の狭部242の一側面には凸部222が当接され、他側面には凹部224が当接されている。
そして、方向判別領域244に達した節輪212a,212bの存在が図24(D)に示す位置検知センサ(ワーク到達センサ)246により認識されると、図24(A)および図24(D)に示すように、凸部222に向かって光センサ248から方向判別用の光が照射される。このときの光の反射状態を、例えば同じ光センサ248で検出する。ここでは、光センサ248は、狭部242の一側に光を照射するものとし、特に、基部64の凸部222に光が照射されると、狭部242に当接された凸部222により光は反射する(この状態を所定の整列状態とする)。一方、基部64の凹部224に光が照射されると、光は凹部224を通り抜けて方向判別領域244の底面に照射される。この状態を所定の整列状態とは異なる整列状態(所定以外の整列状態)とする。
光センサ248からの光は、節輪212aの基部64の凹部224を通り抜けて方向判別領域244の底面に照射される。このため、図24(D)に示す節輪212aは、所定以外の整列状態にあることが判別される。このため、図24(A)に示すエア源250からのエアの供給により、その節輪212aを方向判別領域244から脱落させる。
一方、光センサ248からの光は、節輪212bの基部64の凸部222に照射されて、その光は反射される。このため、図24(D)に示す節輪212bは、所定の整列状態にあることが判別される。したがって、節輪212bが、図24(A)に示すエア源250の下側に配置された場合であっても、エア源250からエアが供給されることはなく、素通りする。
このため、1通りに第1の節輪212が整列する。第2の節輪(図示せず)も同様に整列される。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
円環に不連続部222,224を有する第1の節輪212は、不連続部222,224の形状を無視すると、軌道232上で4通りに整列させることができる。そして、不連続部が先端側にある整列状態の節輪212のみ、狭持部242に配設することができる。
狭持部242に配設された節輪212は、不連続部(凸部222および凹部224)の向きにより2通りの状態に配設されている。ここで、凸部222の位置を検出することによって、1通りに整列された節輪212bだけを残すことができる。
すなわち、軌道232上で整列させた節輪212,214,216,218を軌道232上から方向判別領域244に受け渡す間の狭部242によって、方向判別領域244に1通りの向きにある節輪212だけを受け渡すことができる。そして、方向判別領域244でさらに2通りの向きの節輪212をさらに1通りの向きにすることができる。
そうすると、節輪212をその形状の特徴を利用して一定の向きに整列させることによって、湾曲管52の自動組立のための部品の供給をより短時間で行うことができる。したがって、内視鏡10の挿入部12の湾曲部24の湾曲管52をより容易に製造することができる。このように、湾曲管52をより容易に量産することができるので、内視鏡10の製造効率を飛躍的に向上させることができる。
なお、この実施の形態では、凸部222からの光の反射を光センサ248で検出する場合について説明したが、凹部224を通り抜けて方向判別領域244に配置されたセンサ(図示せず)で光を検知しても良い。この場合、光を検知できた場合を所定の整列状態としても良く、所定以外の整列状態として規定しても良い。
そして、所定以外の整列状態と判別された場合、節輪212をピックアップして180度回転させて向きを変えた後、再び狭部242に配設することも好適である。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡を示す概略的な斜視図。 (A)は第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部の湾曲管の一部を示す概略的な斜視図、(B)は湾曲管を構成する第1の節輪を示す概略的な斜視図、(C)は湾曲管を構成する第2の節輪を示す概略的な斜視図、(D)は第1の節輪の概略的な展開図。 (A)は第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の3B−3B線に沿う概略的な断面図、(C)は(A)および(B)中の3C−3C線に沿う概略的な断面図。 (A)は第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定以外の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の4B−4B線に沿う概略的な断面図。 第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させる概略的な工程を示すフローチャート。 (A)は第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定以外の整列状態で配設された状態を示す概略的な断面図、(B)は(A)に示す第1の節輪を軌道の外側に排出する状態を示す概略的な断面図。 第2の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪の概略的な展開図。 (A)は第2の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の8B−8B線に沿う概略的な断面図、(C)は(A)および(B)中の8C−8C線に沿う概略的な断面図。 (A)および(B)は第2の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定以外の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な断面図。 第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪の概略的な展開図。 (A)は第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の11B−11B線に沿う概略的な断面図、(C)は(A)および(B)中の11C−11C線に沿う概略的な断面図。 第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定以外の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な断面図。 (A)は第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるためのパレット上の溝に第1の節輪が所定の整列状態で配設された状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の13B−13B線に沿う概略的な断面図。 (A)は第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるためのパレット上の溝に第1の節輪が所定以外の整列状態で配設された状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の14B−14B線に沿う概略的な断面図。 第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させる概略的な工程の一部を示すフローチャート。 第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させる概略的な工程の一部を示すフローチャート。 (A)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲部の湾曲管を構成する第1の節輪を示す概略的な斜視図、(B)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪の概略的な展開図、(C)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の変形させた第1の節輪の概略的な展開図。 (A)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の18B−18B線に沿う概略的な断面図、(C)は(A)および(B)中の18C−18C線に沿う概略的な断面図。 第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上の溝にそれぞれ第1の節輪の回動支点が所定以外の整列状態で配設された状態で軌道上を移動する状態を示す概略的な断面図。 (A)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるためのパレット上の溝に第1の節輪が所定の整列状態で配設された状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の20B−20B線に沿う概略的な断面図。 (A)は第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるためのパレット上の溝に第1の節輪が所定以外の整列状態で配設された状態を示す概略的な平面図、(B)は(A)中の21B−21B線に沿う概略的な断面図。 (A)から(C)は、第5の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を示す概略的な斜視図。 (A)は第6の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪の凸部および凹部を離した状態を示す概略的な斜視図、(B)は(A)に示す第1の節輪の凸部および凹部を嵌合させた状態を示す概略的な斜視図、(C)は(B)に示す第1の節輪の凸部および凹部の間を溶接した状態を示す概略的な斜視図、(D)は(C)に示す第1の節輪を約45度回転させた状態を示す概略的な斜視図。 (A)は第6の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の湾曲管の第1の節輪を整列させるための軌道上にそれぞれ第1の節輪の回動支点が4通りの整列状態で配設された状態で軌道上を移動し、狭部側に凸部と凹部とが近接した状態の節輪が狭部を介して方向判別領域に配置された状態を示す概略的な側面図、(B)は(A)中の矢印24B方向から観察した状態を示す概略的な平面図、(C)は(A)中の矢印24C方向から観察した状態を示す概略的な平面図、(D)は(A)中の矢印24D方向から観察した状態を示す概略的な底面図。
符号の説明
62…第1の節輪、64…基部、64a…不連続部、66,67,68,69…回動支点、66a…穴部、66b,69b…屈曲部、81,82,83,84…ワイヤ受部、102…軌道、104…第1の溝、106…第2の溝、112…光源、114…光検出器

Claims (11)

  1. 円環状の基部と、前記基部の一側に一対、他側に他の一対のヒンジ部とを有する複数の節輪が、順次回動可能に連結された内視鏡の湾曲管であって、
    前記節輪は、その向きを規定するための方向規定手段を有し、前記方向規定手段は、前記基部の一側および他側のいずれか一方の1対のヒンジ部のそれぞれに屈曲部を備え、
    前記一側および他側の1対のヒンジ部のうち、残りの1対のヒンジ部の一方に屈曲部を備えていることを特徴とする内視鏡の湾曲管。
  2. 細長い挿入部と、前記挿入部の基端部に配設された操作部とを具備する内視鏡において、
    前記挿入部は、請求項1に記載の湾曲管と、前記湾曲管の外側に配設された外皮とを有する湾曲部と、前記湾曲管と前記操作部とを連結する操作ワイヤとを備えていることを特徴とする内視鏡。
  3. 基部に2対のヒンジ部を有する同種の節輪を集める工程と、
    前記節輪を整列させるための軌道上に載置する工程と、
    前記節輪が所定の整列状態にあるときはその節輪を湾曲管の製造に供し、所定の整列状態とは異なる整列状態にあるときにはその節輪を前記軌道から排除するために、前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程と、
    前記節輪が所定の整列状態にあるときは、前記節輪を整列させた状態で他の整列させた節輪と連結する工程と、
    を具備することを特徴とする内視鏡の湾曲管の製造方法。
  4. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の向きを複数回判別する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、光源から光を発し、その光を光検出部で検出する工程を含むことを特徴とする請求項3若しくは請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、所定の整列状態の節輪を残し、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪を排除するためにエアを供給する工程を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1に記載の製造方法。
  7. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の整列状態を判別した後、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪を再び前記軌道上に配置する工程を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1に記載の製造方法。
  8. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の整列状態を判別した後、所定の整列状態とは異なる整列状態の節輪の向きを変更して再び前記軌道上に配置して再度節輪の向きを判別する工程を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1に記載の製造方法。
  9. 前記節輪を軌道上に載置する工程は、前記軌道上に配置された溝に前記ヒンジ部を配設する工程を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれか1に記載の製造方法。
  10. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の基部を溝に配置して所定の整列状態を判別する工程を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項9のいずれかに1に記載の製造方法。
  11. 前記軌道上に載置された節輪の向きを判別する工程は、前記節輪の端部の凹凸を利用して所定の整列状態を判別する工程を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項10のいずれかに1に記載の製造方法。
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