JP5070965B2 - ネットワークの情報収集システム、情報収集方法、及び情報処理装置 - Google Patents

ネットワークの情報収集システム、情報収集方法、及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のノード間で情報を送受信するネットワークにおける情報収集システム、情報収集方法、及びネットワークを構成するノードとしての情報処理装置に関する。
近年、ネットワークを構成する任意のノード間で自由にデータの送受信を行うような通信形態を有するネットワークが盛んに利用されるようになってきた。
従来は、中央にホストの役目を担ったサーバなどがあり、クライアントとしての各端末が、それぞれホストサーバにアクセスし、端末間でやり取りが必要であれば、ホストサーバが仲介して行うというタイプの中央集中処理型のネットワークが主流であった。
これに対して、いわゆる分散処理型のネットワークが徐々に登場してきている。保存する情報を分散する、またその処理を分散するといった機構を実現するためには、ネットワークを構成する各ノード間で、自由にデータ通信が行われなければならない。
代表的な形態として、P2P(Peer to Peer)と呼ばれる通信ネットワークの形態がある。P2Pは不特定多数のノード間で直接情報のやり取りを行うネットワークの利用形態である。
こういった分散処理のネットワーク形態を効率的に達成する技術が研究され、任意のノード間でデータを分散して保持し、互いにデータ送受信を行うシステムが形成されている。これらにより、ネットワークシステムの利用形態としての自由度は向上し、ユーザは大きな利便性を手に入れた。
しかしながら一方では、各ノードに関する情報などの管理をどうするかという問題もある。例えば、各ノードの物理的情報やステータス情報、その他各ノード固有の情報で他のノードが参照を要する可能性のある情報などの管理がある。従来は、データを集中管理する特定のサーバなどを設けていたが、少数の固定したノードにそういった情報の収集と保持を担わせると、ネットワークの自由性が失われてしまう。
例えば、ネットワークの規模が大きくなり、ノード数が増えるほど、取り扱うデータ量は増大するが、その分サーバに負荷が集中し、性能とリソースが要求される上、そのサーバが動作していないと、問い合わせへの応答は全くなくなる。
分散処理のネットワークという点を考慮した場合、各ノードは均等に役割分担することが望ましい。特にP2Pのようなネットワーク形態においては、接続するノードがかなり頻繁に動的に変化することもあり、固定した少数のノードに情報収集機能を持たせることは困難である。
そういう観点から、すべてのノードが他のノードに関する情報を保持するような情報収集のシステムも考えられた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、すべてのノードが、他の各ノードのCPU使用率やメモリ使用率などの物理的情報を収集し、保持する技術が提案されている。物理的情報を収集する意図は、それに基づいて信頼度を算出し、各ノードの信頼度に基づいてノード間の送受信が最も効率的になされるような接続管理を行うことである。
しかしながら、この場合もネットワークを構成するノードが頻繁に、動的に変化する状況では、ノード数に比例して問い合わせ件数が増大し、ネットワークへの負荷が大きくなる。また他のノードに関する情報を保持するリソースも必要となる。
特開2005−252596号公報
上記のように、P2Pのような分散処理型のネットワークにおいては、各ノードに関する情報収集機能を少数の固定的なノードに割り当てると、そのノードに過大な負荷が集中し、性能とリソースの要求が大きくなる。また信頼性の点からも問題がある。一方すべてのノードに均等に役割を担わせるのも現実的ではない。ノード数が増えると通信負荷が膨大になり、ネットワークへの負荷が増大する。
また、ネットワークの規模に応じて適切な数のノードに情報収集機能を分担させようとしても、接続するノードが頻繁に変化することも起こり得るので、ノードを固定化することが困難である。またその変化が情報収集機能を分担するノード数に直接影響して、適切なノード数を維持することも難しい。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、情報収集の機能を割り当てられた適切な台数のノードが、ネットワークを構成するノードの状況に応じて、自律的に他のノードと入れ替わり適切な台数を継続的に維持することで、各ノードの性能とリソースを過大にすることもなく、ネットワークに過大すぎる負担をかけることもなく、情報収集とその管理を行うことができる情報収集システム、情報収集方法、及びノードとしての情報処理装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
1. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集システムであって、前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれが、他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、前記他のノードとの通信に基づいて、前記情報収集機能ON状態にあるノード数を推定し、当該ノード数が所定の条件を満たすように、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有することを特徴とするネットワークの情報収集システム。
2. 前記少なくとも一部の複数のノードそれぞれは、前記他のノードそれぞれからの個別情報問い合わせを受け、保持する前記収集情報に基づき応答する個別情報応答手段を有し、前記個別情報応答手段は、前記情報収集機能ON状態で作動し、前記情報収集機能OFF状態で作動しないことを特徴とする1に記載のネットワークの情報収集システム。
3. 前記判定手段は、情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第1の切替規則と、情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第2の切替規則と、情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第3の切替規則と、情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第4の切替規則と、のうちの一つ以上の切替規則に従って、判定を実行することを特徴とする2に記載のネットワークの情報収集システム。
4. 前記ネットワークを構成する前記複数のノードそれぞれが、前記情報収集機能ON状態である時にのみ動作可能な情報収集停止手段を有し、前記判定手段は、情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第5の切替規則に従って判定を実行し、前記情報収集停止手段は、前記第5の切替規則に従った判定に基づき、前記切替手段による切り替えを実行する場合に、所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知を送信し、前記判定手段はさらに、情報収集機能OFF状態のノードが、前記情報収集停止通知を受信した場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第6の切替規則に従って判定を実行することを特徴とする2または3に記載のネットワークの情報収集システム。
5. 前記第5の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行うものであることを特徴とする4に記載のネットワークの情報収集システム。
6. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集方法であって、前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれについて、他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集工程と、前記情報収集工程を実行する情報収集機能ON状態と、実行しない情報収集機能OFF状態とを切り替える切替工程と、前記他のノードとの通信に基づいて、前記情報収集機能ON状態にあるノード数を推定し、当該ノード数が所定の条件を満たすように、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定工程と、を備えることを特徴とするネットワークの情報収集方法。
7. 前記少なくとも一部の複数のノードそれぞれについて、前記他のノードそれぞれからの個別情報問い合わせを受け、保持する前記収集情報に基づき応答する個別情報応答工程を備え、前記個別情報応答工程は、前記情報収集機能ON状態で実行し、前記情報収集機能OFF状態で実行しないことを特徴とする6に記載のネットワークの情報収集方法。
8. 前記判定工程では、情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第1の切替規則と、情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第2の切替規則と、情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替工程が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第3の切替規則と、情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替工程が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第4の切替規則と、のうちの一つ以上の切替規則に従って、判定が実行されることを特徴とする7に記載のネットワークの情報収集方法。
9. 前記ネットワークを構成する前記複数のノードそれぞれについて、前記情報収集機能ON状態である時にのみ機能する情報収集停止工程を備え、前記判定工程では、情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第5の切替規則に従って判定が実行され、前記情報収集停止工程では、前記第5の切替規則に従った判定に基づき、前記切替工程における切り替えが実行される場合に、所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知が送信され、前記判定工程ではさらに、情報収集機能OFF状態のノードが、前記情報収集停止通知を受信した場合に、前記切替工程が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第6の切替規則に従って判定が実行されることを特徴とする7または8に記載のネットワークの情報収集方法。
10. 前記第5の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う切り替えを判定するものであることを特徴とする9に記載のネットワークの情報収集方法。
11. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおけるノードとしての情報処理装置であって、前記複数のノードとしての情報処理装置のうち、少なくとも一部の複数の情報処理装置それぞれが、他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、前記他のノードとの通信に基づいて、前記情報収集機能ON状態にあるノード数を推定し、当該ノード数が所定の条件を満たすように、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有することを特徴とするネットワークのノードとしての情報処理装置。
12. 前記少なくとも一部の複数の情報処理装置それぞれは、前記他のノードそれぞれからの個別情報問い合わせを受け、保持する前記収集情報に基づき応答する個別情報応答手段を有し、前記個別情報応答手段は、前記情報収集機能ON状態で作動し、前記情報収集機能OFF状態で作動しないことを特徴とする11に記載の情報処理装置。
13. 前記判定手段は、情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第1の切替規則と、情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第2の切替規則と、情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第3の切替規則と、情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第4の切替規則と、のうちの一つ以上の切替規則に従って、判定を実行することを特徴とする12に記載の情報処理装置。
14. 前記ネットワークを構成する前記複数のノードとしての情報処理装置それぞれが、前記情報収集機能ON状態である時にのみ動作可能な情報収集停止手段を有し、前記判定手段は、情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第5の切替規則に従って判定を実行し、前記情報収集停止手段は、前記第5の切替規則に従った判定に基づき、前記切替手段による切り替えを実行する場合に、所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知を送信し、前記判定手段はさらに、情報収集機能OFF状態のノードが、前記情報収集停止通知を受信した場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第6の切替規則に従って判定を実行することを特徴とする12または13に記載の情報処理装置。
15. 前記第5の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行うものであることを特徴とする14に記載の情報処理装置。
16. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集システムであって、前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれが、他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、前記他のノードとの通信に基づいて、情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有する、ことを特徴とするネットワークの情報収集システム。
17. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集システムであって、前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれが、他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、前記他のノードとの通信に基づいて、情報収集機能ON状態のノードが、当該ON状態となってから所定時間が経過していると自ら判断した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有する、ことを特徴とするネットワークの情報収集システム。
本発明にかかる情報収集システム、情報収集方法、及びノードとしての情報処理装置によれば、ネットワークを構成する各ノードが、情報収集機能ON状態とOFF状態とを切り替える手段を持ち、かつ所定の切替規則に従って切り替えを判定する手段を持つ。
これにより、情報収集機能ON状態の適切な台数のノードが、ネットワークを構成するノードの状況に応じて、自律的に他のノードと入れ替わり適切な台数を継続的に維持して、各ノードの性能とリソースを過大にすることもなく、ネットワークに過大すぎる負担をかけることもなく、情報収集とその管理を行うことができる。
以下に、図を参照して本発明に係る実施形態を説明する。
(ネットワークの全体構成)
図1は本実施形態に係る情報収集システムとして、情報処理装置により構成されるネットワーク1の全体的な構成の例を示す図である。図1を用いて本発明の実施形態に係る情報収集システムとしてのネットワーク1について、その全体構成を説明する。
ネットワーク1は、図1に示すように、複数台の端末装置2(21、22、…、2n)、スイッチングハブ3、ルータ4、および認証サーバ5などのノードによって構成されるLAN(Local Area Network)である。これらの端末装置2は、スイッチングハブ3にツイストペアケーブルによってスター型に繋がれている。
ネットワークを構成するノードとしての端末装置2は、本発明に係る情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、またはプリンタなどのような、他の装置との間でデータの入出力の処理を実行する装置である。以下、ノードといえば単にこの端末装置のことを指し、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータが用いられるものとして説明する。
また本実施形態では、P2P(Peer to Peer)と呼ばれる通信ネットワークの形態を採っている。P2Pは不特定多数のノード間で直接情報のやり取りを行うネットワークの利用形態であり、技術的に中央サーバの媒介を要するものと、バケツリレー式にデータを運ぶものの2種類がある。中央サーバを要する場合にも、中央サーバはファイル検索データベースの提供とノードの接続管理のみを行っており、データ自体のやり取りはノード間の直接接続によって行われている。
本実施形態では、中央サーバは用いず、後で図3の接続トポロジーを説明するが、予め関連付けられたノード(情報処理装置)2間では直接接続を行い、通信する。その他のノードとは、直接接続したノードを介して間接的に接続することになる。認証サーバ5は認証のための証明書に関わる管理のみを担い、通信のための接続には直接関わらない。またルータ4もノード(情報処理装置)間の通信には直接関与しない。
P2Pでは、直接ノード同士が通信するため、如何にお互いの正当性を認証するか、不正の入り込む余地を抑制するかというセキュリティが重要である。そのために認証サーバ5の発行するディジタル証明書を用いる。
以下、上記の観点から、本実施形態に係るネットワークにおいて、各ノードに関する情報を何れかのノードで情報収集して保持し、必要なときに必要なノードに安定して情報提供できる情報収集方法とシステムを説明する。すなわち、ネットワークを構成するノードのうち、少なくとも一部の複数のノードが、それぞれ情報収集機能を有するとともに、その機能のON状態とOFF状態とを自律的に切り替えることで、ネットワークを構成するノードの状況に応じて、収集情報を保持する適切な台数を継続的に維持して、各ノードの性能とリソースを過大にすることもなく、ネットワークに過大すぎる負担をかけることもなく、情報収集とその管理を行うシステムについて説明する。
(ノードとしての情報処理装置の構成)
図2はノード(情報処理装置)2のハードウェア構成の例を示す図である。
情報処理装置2は、図2に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、ハードディスク20d、通信インタフェース20e、画像インタフェース20f、入出力インタフェース20g、その他の種々の回路または装置などによって構成される。
通信インタフェース20eは、例えばNIC(Network Interface Card)であって、ツイストペアケーブルを介してスイッチングハブ3のいずれかのポートに繋がれている。画像インタフェース20fは、モニタと繋がれており、画面を表示するための映像信号をモニタに送出する。
入出力インタフェース20gは、キーボード若しくはマウスなどの入力装置またはCD−ROMドライブなどの外部記憶装置などと繋がれている。そして、ユーザが入力装置に対して行った操作の内容を示す信号を入力装置から入力する。または、CD−ROMなどの記録媒体に記録されているデータを外部記憶装置に読み取らせ、これを入力する。または、記録媒体に書き込むためのデータを外部記憶装置に出力する。
ハードディスク20dには、後で機能ブロック図(図5)を用いて説明するが、データ保持部201、情報収集機能データ保持部202、情報収集判定部204、情報収集操作部205、データ操作部206、データ受信部207、データ解析部208、データ作成部209、データ送信部210、その他情報保持部211,及びその他操作部212などの機能を実現するためのプログラムおよびデータが格納されている。これらのプログラムおよびデータは必要に応じてRAM20bに読み出され、CPU20aによってプログラムが実行される。
各ノード2には、それぞれ、他のノード2との識別のための識別情報として、ホスト名(マシン名)、IPアドレス、およびMACアドレスが与えられている。ホスト名は、ネットワーク1の管理者などが自由に付けることができる。IPアドレスは、ネットワーク1の規則に従って与えられる。MACアドレスは、そのノード2の通信インタフェース10eに対して固定的に与えられているアドレスである。なおMACアドレスに代えて他のユニークなIDを用いてもよい。
本実施形態では、ノード(情報処理装置)21、22、…ごとに「PC1」、「PC2」、…のようなホスト名が付されているものとする。以下、これらのノード2をホスト名によって記載することがある。
(ノードの接続形態)
図3はノードの接続形態、すなわち情報処理装置2の論理的なトポロジーの例を示す図である。図3を用いてノード(情報処理装置)の接続形態を説明する。
ノード2は、図3に示すように、仮想空間に配置されているものと仮想されている。そして、点線で示すように、仮想空間内の近隣の少なくとも1台の他のノード2と関連付けられている。かつ、これらの関連付けによって、すべてのノード2が互いに直接的にまたは間接的に関連するようになっている。
なお、「直接的に関連」とは、図3において1本の点線で繋がれていること(例えば、図3のPC1とPC2またはPC9とのような関係)を言い、「間接的に関連」とは、2本以上の点線および1つ以上のノードで繋がれていること(例えば、図3のPC1とPC4とのような関係)を言う。ノード2は、自らに直接的に関連付けられている他のノード2に対してデータを送信する。
図4は、図3のように関連付けられたノード2の接続テーブルTLの例を示す図である。各ノード2毎に、直接データ送信可能な、すなわち「直接的に関連」付けられている他のノード2との接続のための情報のリストをテーブル化して保持している。
例えば、図3におけるPC1、PC2、PC6、PC7、PC8、およびPC9には、それぞれ図4に示すような接続テーブルTL1、TL2、TL6、TL7、TL8、およびTL9が保存されている。
(情報処理装置の各部の処理機能)
図5はノード(情報処理装置)2の機能的構成の例を示すブロック図である。図5を用いてノード(情報処理装置)2の各部の処理機能について説明する。
まず、情報収集機能に関わる処理以外の処理機能について説明する。
データ操作部206は、各種データをデータ保持部201に保存したり、参照したり、また要求に応じて書き込みや読み出し、各種更新処理などを行う。ネットワーク内で共有されたデータの取り扱いに関わる処理機能を有する。
データ保持部201は、データ操作部206の処理の対象となるデータ、すなわちネットワーク内で共有されたデータを保持する。
その他情報保持部211は、そのノード2またはユーザなどの属性を示す属性データ、そのノード2自身のディジタル証明書、オペレーティングシステム(OS)またはアプリケーションソフトなどが使用するデータ、ユーザがアプリケーションソフトによって作成したデータ、その他種々のデータを、ファイルとして保存している。
ディジタル証明書は、ノード2の要請により認証サーバ5が発行し、当該ノード2が保持し、ノード2同士の通信時に互いを認証するのに利用される。
また、その他情報保持部211は、そのノード2自身に直接的に関連付けられている他のノード2のホスト名、IPアドレス、およびMACアドレスなどの属性の一覧を示す接続テーブルTLを保存している。例えば、図3におけるPC1、PC2、PC6、PC7、PC8、およびPC9の接続テーブル保持部201に、それぞれ接続テーブルTL1、TL2、TL6、TL7、TL8、およびTL9が保存されている例を図4を用いて既述した。これらの接続テーブルTLの内容は、各ノード2の関連付けに基づいて管理者によって予め作成される。
その他操作部212は、上記その他情報保持部211に保持される接続テーブルTLの管理を行う。また、その他情報保持部211にデータを保存し、または保存されているデータを更新するなどの処理を行う。例えば、ノード2の環境または設定内容が変わるごとに、属性データを更新する。また、他のノード2から送信されて来たディジタル証明書などに基づいて当該他のノード2の認証の処理を行う。
データ操作部206及びその他操作部212は、必要に応じてデータ受信部207、データ送信部210を介してネットワーク1の他のノード2とデータ通信を行い、また必要に応じてデータ保持部201及びその他情報保持部211のデータを参照、あるいは更新する。
データ受信部207は、他のノード2とデータ通信を行うための制御処理を行う。データ受信部207は、ネットワーク1を流れるパケットのうち、そのノード2に必要なものを受信する。
データ解析部208は、データ受信部207が受信した受信データから必要な情報を抽出してその内容を解析することによって、その受信データの種類を判別する。
データ作成部209は、その他操作部212の指示に基づいて、他のノード2に送信するための送信データを作成する。
データ送信部210は、送信データ作成部209によって生成され、パケット化された送信データを他のノード2に送信する。
<情報収集機能に関わる処理機能>
次に、図6を用いて各ノードに関する情報を一括して管理するために情報収集し、保持し、要求に応じて提供する処理、及びその情報収集の機能を持つノードを自律的に切り替えながら適切に維持するための処理機能について説明する。
なお、図6を用いて説明する処理機能は、ネットワークを構成する複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードが備えていればよい。図6に示す処理機能を備えないノード(常時OFF状態)が、ネットワークに接続していても差し支えない。
図6は、図5における情報収集機能データ保持部202、情報収集判定部204、及び情報収集操作部205の詳細な内部構成例を示すブロック図である。
なお各ノードに関する情報とは、例えば、各ノードの装置や性能に関する物理的情報、ステータス情報、個別に保持するデータに関する情報など、他のノードが参照する必要が生ずる可能性のある情報であれば何でもよい。
以降の説明では、情報収集機能を持つノードが上記の各ノードに関する情報を取得することを情報収集と呼び、情報収集機能を持つノードに収集され、保持される情報を収集情報と呼ぶ、また、他のノードが参照するために要求し、上記収集情報に基づいて提供される情報を個別情報と呼ぶ。
情報収集機能データ保持部202は、情報収集操作部205及び情報収集判定部204が扱うデータを保持する。保持するデータの具体例は、収集情報241、切替規則242、自己状態情報243等である。
収集情報241は、情報収集機能を持つノードのみが保持する。すなわち情報収集により収集した他の各ノードに関する情報を保持しているものである。
切替規則242は、後述する判定部231で情報収集機能ON状態とOFF状態とを切り替えるための判定を行う基準となる規則である。また判定の基準となる設定値も含む。
自己状態情報243は、情報収集機能がON状態かOFF状態かの現在状態、その状態になってからの時間経過、ON状態での負荷を担うだけの性能、リソース状態など、情報収集機能を持つための条件に関わるデータである。
情報収集判定部204は、情報収集の機能を持つノードを自律的に切り替えながら適切に維持するための処理を行う。情報収集判定部204は、判定部231と切替部232とを含む。
判定部231は、情報収集機能データ保持部202を参照し、切替規則242及び自己状態情報243に従って、情報収集機能ON状態とOFF状態とを切り替えるかどうかの判定を行う。すなわち、判定部231は判定手段として機能する。
切替部232は、判定部231での判定に従って情報収集機能ON状態とOFF状態とを切り替える。すなわち、切替部232は切替手段として機能する。
情報収集操作部205は、情報収集機能ON状態の場合のみ動作する情報収集部221a、情報収集停止部222a、個別情報応答部223a、そして情報収集機能のON状態とOFF状態に関わらず動作する情報収集応答部221b、停止受諾部222b、個別情報要求部223bを含む。
情報収集部221aは、情報収集機能ON状態の場合のみ動作し、一定期間毎に、各ノードに情報収集問い合わせを送信し、各ノードに関する最新の情報を収集する。収集情報は、情報収集機能データ保持部202に収集情報241として保持する。すなわち、情報収集部221aは情報収集手段として機能する。
情報収集応答部221bは、上記情報収集問い合わせを受信し、各ノードに関する情報を応答として一定時間内に返信する。
個別情報要求部223bは、他のノードに関する情報を参照する必要が生じたときに、情報収集機能がON状態のノードからの応答を期待して、すべてのノードに個別情報問い合わせを送信する。
個別情報応答部223aは、情報収集機能ON状態の場合のみ動作し、個別情報問い合わせを受信し、応答として、情報収集機能データ保持部202に保持する収集情報241に基づく個別情報を一定時間内に返信する。すなわち、個別情報応答部223aは個別情報応答手段として機能する。
情報収集停止部222aは、情報収集機能ON状態の場合のみ動作し、ネットワークへの接続を終了する、情報収集機能に対する負荷が担えない、あるいはON状態になってから所定の時間が経過するなどの切替規則に従って、自らが情報収集機能ON状態を停止する場合、その前に所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知を送信する。すなわち、情報収集停止部222aは情報収集停止手段として機能する。
停止受諾部222bは、情報収集停止通知を受信し、自らが既に情報収集機能ON状態の場合は応答しない(あるいは拒否応答する)。自らが情報収集機能OFF状態の場合は、切替規則に従ってON状態に切り替えることを判定し、受諾応答を返信する。また、切り替えを実行する。
情報収集操作部205は、必要に応じてデータ受信部207、データ送信部210を介してネットワーク1の他のノード2とデータ通信を行い、また必要に応じて情報収集機能データ保持部202のデータを参照、あるいは更新する。
(情報収集機能に関する処理)
本実施形態に係るネットワーク1では、上述したように接続テーブルTLにより規定された「関連付けられた」ノード(情報処理装置)間で相互認証し、互いにデータの送受信を行う。
こういった通信をベースにして、データが各ノードに共有されることにより、また必要に応じて共有されたデータが検索、取得されることにより、任意のノードで必要なデータを利用することが可能となる。
しかしながら、このように各ノード間で自由にデータ通信して、データ利用するに際しては、各ノードに関しての情報で、他のノードが参照する必要がたびたび生じてくるようなものがある。例えば、既述したような、各ノードの装置や性能に関する物理的情報、ステータス情報、個別に保持するデータに関する情報など、他のノードが参照する必要が生ずる可能性のある任意の情報が該当する。
こういった情報は一括して管理したほうが効率的である。すなわち、情報収集機能を受け持つノードが情報収集し、保持し、要求に応じて提供するようにする。
しかしながら、情報収集機能を受け持つノードの数は、各ノードの性能やリソース、そしてネットワークの負荷の点から、多すぎても少なすぎても不効率である。
少数のノードが情報収集機能を受け持つと、そのノードに信頼性が要求されることになる。例えば、たまたま情報収集機能を受け持つ一部のノードに接続停止などの障害が生じてしまうと、必要な情報を取得できなくなってしまうといった危険性もはらんでいる。
また多数のノードが情報収集機能を受け持つと、情報収集問い合わせの頻度も組み合わせも、膨大な増加を辿り、ネットワークの負荷が大きくなりすぎることがある。
また、ネットワークの規模に応じて適切な数のノードに情報収集機能を分担させようとしても、接続するノードが頻繁に変化することも起こり得るので、ノードを固定化することが困難である。またその変化が情報収集機能を分担するノード数に直接影響して、適切なノード数を維持することも難しい。
本実施形態に係るネットワーク1では、こういった危険性に対処するために、ネットワークを構成するすべてのノードのうち、少なくとも一部の複数のノードが、それぞれ情報収集機能を有すると同時に、その情報収集機能ON状態とOFF状態とを独自に切り替えられるようにした。各ノードが切替規則に従って、自律的に切替判定を行うことで、全体として適切な数の情報収集機能ON状態のノードが維持されるようにした。
まず情報収集機能に関わるノード間の通信について説明し、次に情報収集機能ON状態とOFF状態とを切り替えるための判定を行う基準となる切替規則について説明する。
<情報収集機能に関わるノード間通信>
図7は、ネットワークがノードA、B、C、Dの4台のノードから構成されるとした場合の、情報収集機能に関わるノード間通信の様子を模式的に示す図である。図7を用いて、情報収集機能に関わるノード間通信の各工程を説明する。
なお、以下の図7の説明では、上記情報収集機能に関わるノードとしてノードA、B、C、Dの4台のノードを設定したが、ネットワークには、他に情報収集機能に関わることのないノードが含まれていてもかまわない。
(1)情報収集問い合わせ
図7(a)は情報収集問い合わせの送信とその応答を示す図である。
まず、情報収集機能ON状態のノードAは、情報収集操作部205の情報収集部221aが、定められた一定期間毎に、すべての他のノードに対して情報収集問い合わせを送信する。これは情報収集機能ON状態のノードにのみ可能な動作である。
情報収集問い合わせを受信した各ノード(B、C、D)は、それぞれの情報収集応答部221bが、一定時間内に応答としてそれぞれのノードに関する情報(収集情報)を返信する。
各ノードからの応答を受けたノードAは、収集した情報を収集情報241として情報収集機能データ保持部202に保持する。以上は、ノードAにとって、情報収集工程として機能している。
(2)個別情報問い合わせ
図7(b)は個別情報問い合わせの送信とその応答を示す図である。
まず、ノードA(情報収集機能ON状態でもOFF状態でもよい)は、情報収集操作部205の個別情報要求部223bが、必要の生じたときに、すべての他のノードに対して個別情報問い合わせを送信する。これはどのノードが情報収集機能ON状態であるか分からないためである。
個別情報問い合わせを受信した各ノード(B、C、D)のうち、情報収集機能ON状態のノードDは、情報収集操作部205の個別情報応答部223aが、一定時間内に応答として、情報収集機能データ保持部202に保持する収集情報241に基づく個別情報を返信する。情報収集機能OFF状態の他のノードB、Cは、応答を行わない。
ノードDからの応答を受けたノードAは、個別情報を取得する。以上は、ノードDにとって、個別情報応答工程として機能している。
(3)情報収集停止通知
図7(c)は情報収集停止通知の送信とその応答を示す図である。
まず、情報収集機能ON状態のノードAは、所定の切替規則に従いON状態の停止を判定した場合、情報収集操作部205の情報収集停止部222aが、定められた所定の条件を満たす1番目の情報収集機能OFF状態のノードBを選択し、情報収集停止通知を送信する。当然これは情報収集機能ON状態のノードにのみ可能な動作である。
情報収集停止通知を受信したノードBは、ON状態への切り替えを要請されたことに相当する。情報収集操作部205の停止受諾部222bが、ON状態への切り替えが可能か判定し、一定時間内に応答として返信する。この図7(c)では拒否応答を行っている。
ノードBからの拒否応答を受けたノードAは、定められた所定の条件を満たす2番目の情報収集機能OFF状態のノードDを選択し、再度情報収集停止通知を送信する。
情報収集停止通知を受信したノードDは、停止受諾部222bが、ON状態への切り替えが可能か判定し、この図7(c)では受諾応答を返信している。ノードDはON状態への切り替えを実行する。
ノードDからの受諾応答を受信したノードAは、OFF状態への切り替えを実行する。以上は、ノードAにとって、情報収集停止工程として機能している。
<切替規則に従った判定、切替処理>
上述した情報収集機能に関わるノード間通信に対して、切替規則が設定されており、これに基づき切り替えの判定と実行が行われる。すなわち、情報収集部204の判定部231が、情報収集機能データ保持部202に保持する切替規則242に従い、情報収集機能ON状態またはOFF状態からの切り替えを行うかどうかを判定し、情報収集部204の切替部232が切り替えを実行する。
切替規則とそれに基づく判定処理の例を以下に説明する。なお参照する図14乃至図16は、ネットワークが情報収集機能に関わるノードA、B、C、Dの4台のノードから構成されるとした場合の判定処理の様子を模式的に示す図である。
なお、図ではノードA、B、C、Dの4台のノードすべてが情報収集機能に関わる、すなわち判定、切替処理機能を備えるものとして説明するが、もちろんネットワークにそういった機能を有していないノードが含まれていても、以下の切替規則とその実行には差し支えない。
(1)第1の切替規則
第1の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、自ら切り替えを判定するものである。
図8は、第1の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。図14(a)は、第1の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。図8と図14(a)を用いて第1の切替規則に基づく判定処理の例を説明する。
第1の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードに適用される。まずステップS11では、所定の期間毎の情報収集問い合わせを各ノードに送信する。これに対してステップS12で各ノードからの応答を受信する。ステップS13で所定時間が経過するまで、ステップS12を繰り返すが、これはすべてのノードから応答を受信するためである。
図14(a)では、情報収集機能ON状態のノードAがノードB、C、Dに情報収集問い合わせを送信し、各ノードから応答を得ている。
所定時間が経過し、各ノードからの応答を受信する(ステップS13:YES)と、次にステップS14で収集情報から情報収集機能ON状態のノード数Nを推定する。これは収集情報に各ノードの情報収集機能のON、OFF状態情報が含まれていてもよいし、応答時に添付させるようにしてもよい。各ノードの情報収集機能のON、OFF状態情報を集計して、ON状態のノード数Nを算出する。
図14(a)では、ノードB、C、DのどのノードもON状態ではなく、ノードAだけがON状態なので、ノードAの情報収集判定部204の判定部231は、情報収集機能ON状態のノード数Nは1であると推定する。
次にステップS15で、推定ノード数Nを所定の設定上限値であるNuと比較し、Nuを上回っているかどうかを判定する。推定ノード数Nが設定上限値Nuを上回る場合(ステップS15:YES)は、次のステップS16を実行し、そうでない場合(ステップS15:NO)は、切り替えなしで判定は終了する。
ステップS16では、推定ノード数Nが設定上限値Nuを上回るため、情報収集判定部204の判定部231が、情報収集機能データ保持部202に切替規則242として保持する第1の切替規則に従って、情報収集機能OFF状態への切り替えを判定する。すなわち、上記ステップS14乃至ステップS16は判定工程として機能する。
次のステップS17では、ステップS16での情報収集機能OFF状態への切替判定に従い、情報収集判定部204の切替部232が、情報収集機能OFF状態への切り替えを実行する。情報収集機能データ保持部202の自己状態情報243などが更新される。すなわち、ステップS17は切替工程として機能する。
なお図14(a)では、推定した情報収集機能ON状態のノード数N=1は、設定上限値(Nu=1とする)を上回ることはないので、上記第1の切替規則は該当せず、切り替えなし判定となる。
以上で、第1の切替規則に基づく判定処理例の説明を終了する。
(2)第2の切替規則
第2の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、自ら切り替えを判定するものである。
図9は、第2の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。図14(b)は、第2の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。図9と図14(b)を用いて第2の切替規則に基づく判定処理の例を説明する。
第2の切替規則も、情報収集機能ON状態のノードに適用される。まずステップS22で、所定の期間毎の情報収集問い合わせを何れかのノードから受信する。これに対して、ステップS23で所定の期間が経過するまで、ステップS22を繰り返す。
所定の期間とは情報収集問い合わせが発信される間隔であり、この期間の経過を待つのは、すべての情報収集機能ON状態のノードからの情報収集問い合わせを受信するためである。この期間の情報収集問い合わせ受信数により、情報収集機能ON状態にあるノード数を推定できる。
図14(b)では、情報収集機能ON状態のノードAが、同じく情報収集機能ON状態のノードDから情報収集問い合わせを受信し、応答を送信している。次に同じノードDから情報収集問い合わせを受信するまでの期間を経過しても、他のノードB、Cからは情報収集問い合わせを受信することはなく、それらは情報収集機能OFF状態であることが推定される。
所定の期間において、送信されてきた情報収集問い合わせをすべて受信する(ステップS23:YES)と、次にステップS24で情報収集問い合わせの受信数から情報収集機能ON状態のノード数Nを推定する。
図14(b)では、ノードDがON状態で、ノードB、CはON状態ではなく、情報収集問い合わせの受信数は1である。従って、ノードAの情報収集判定部204の判定部231は、受信数1(ON状態のノード数1)と、ノードA自身のON状態とを合わせて、情報収集機能ON状態のノード数Nは2であると推定する。
次のステップS15以後は、第1の切替規則に基づく判定処理例の場合と同様であり、説明は省略する。すなわち、上記ステップS24とステップS15〜ステップS16は第2の切替規則を適用する判定工程として機能し、ステップS17は切替工程として機能する。
なお図14(b)では、推定した情報収集機能ON状態のノード数N=2は設定上限値(Nu=1とする)を上回るため、第2の切替規則により、ノードAは切替判定となり、情報収集機能OFF状態への切り替えが実行される。
以上で、第2の切替規則に基づく判定処理例の説明を終了する。
(3)第3の切替規則
第3の切替規則は、情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、自ら切り替えを判定するものである。
図10は、第3の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。図15(a)は、第3の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。図10と図15(a)を用いて第3の切替規則に基づく判定処理の例を説明する。
第3の切替規則は、情報収集機能OFF状態のノードに適用される。まずステップS22では、第2の切替規則に基づく判定処理例と同様、所定の期間毎の情報収集問い合わせを何れかのノードから受信し、ステップS23で所定の期間が経過するまで繰り返す。同様に受信数により、情報収集機能ON状態にあるノード数を推定するためである。
図15(a)では、情報収集機能OFF状態のノードAが、情報収集機能ON状態のノードDから情報収集問い合わせを受信し、応答を送信している。次に同じノードDから情報収集問い合わせを受信するまでの期間を経過しても、他のノードB、Cからは情報収集問い合わせを受信することはなく、それらは情報収集機能OFF状態であることが推定される。
所定の期間において、送信されてきた情報収集問い合わせをすべて受信する(ステップS23:YES)と、次にステップS24で情報収集問い合わせの受信数から情報収集機能ON状態のノード数Nを推定するのも、第2の切替規則に基づく判定処理例の場合と同様である。
図15(a)では、ノードDがON状態で、ノードB、CはON状態ではなく、情報収集問い合わせの受信数は1である。従って、ノードAの情報収集判定部204の判定部231は、受信数1により、情報収集機能ON状態のノード数Nは1であると推定する。
次にステップS35で推定ノード数Nを、所定の設定下限値であるNdと比較し、Ndを下回っているかどうかを判定する。推定ノード数Nが設定下限値Ndを下回る場合(ステップS35:YES)は、次のステップS36を実行し、そうでない場合(ステップS35:NO)は、切り替えなしで判定は終了する。
ステップS36では、推定ノード数Nが設定下限値Ndを下回るため、情報収集判定部204の判定部231が、情報収集機能データ保持部202に切替規則242として保持する第3の切替規則に従って、情報収集機能ON状態への切り替えを判定する。すなわち、上記ステップS24とステップS35〜ステップS36は判定工程として機能する。
次のステップS17は、ステップS36での情報収集機能ON状態への切替判定に従い、情報収集判定部204の切替部232が、情報収集機能ON状態への切り替えを実行する。情報収集機能データ保持部202の自己状態情報243などが更新される。すなわち、ステップS17は切替工程として機能する。
なお図15(a)では、推定したON状態ノード数N=1が設定下限値(Nd=1とする)を下回ることはないため、第3の切替規則は該当せず、切り替えなし判定となる。
以上で、第3の切替規則に基づく判定処理例の説明を終了する。
(4)第4の切替規則
第4の切替規則は、情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、自ら切り替えを判定するものである。
図11は、第4の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。図15(b)は、第4の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。図11と図15(b)を用いて第4の切替規則に基づく判定処理の例を説明する。
第4の切替規則は、情報収集機能OFF状態のノードに適用される。まずステップS41では、必要が生じたときに個別情報問い合わせを各ノードに送信する。これに対してステップS42で各ノードからの応答を受信する。ステップS13で所定時間が経過するまで、ステップS42を繰り返すが、これは応答のあるべき(情報収集機能ON状態の)すべてのノードから応答を受信するためである。
図15(b)では、情報収集機能OFF状態のノードAがノードB、C、Dに個別情報問い合わせを送信し、情報収集機能ON状態のノードDから応答を受信している。他のノードB、Cからは応答受信することはなく、それらは情報収集機能OFF状態であることが推定される。
所定時間が経過し、各ノードからの応答をすべて受信する(ステップS13:YES)と、次にステップS44で個別情報問い合わせに対する応答の受信数から情報収集機能ON状態のノード数Nを推定する。
図15(b)では、ノードB、CはON状態ではなく、唯一応答のあったノードDだけがON状態なので、ノードAの情報収集判定部204の判定部231は、情報収集機能ON状態のノード数Nは1であると推定する。
次のステップS35以後は、第3の切替規則に基づく判定処理例の場合と同様であり、説明は省略する。すなわち、上記ステップS44とステップS35〜ステップS36は第4の切替規則を適用する判定工程として機能し、ステップS17は切替工程として機能する。
なお図15(b)では、推定した情報収集機能ON状態のノード数N=1は、設定下限値(Nd=1とする)を下回ることはないので、上記第4の切替規則は該当せず、切り替えなし判定となる。
以上で、第4の切替規則に基づく判定処理例の説明を終了する。
(5)第5の切替規則
第5の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードが、ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、自ら切り替えを判定するものである。
図12は、第5の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。図16は、第5及び第6の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。図12と図16を用いて第5の切替規則に基づく判定処理の例を説明する。
第5の切替規則は、情報収集機能ON状態のノードに適用される。まずステップS51では、情報収集機能データ保持部202に保持する自己状態情報243を参照して、自らが情報収集機能ON状態になった時刻を参照する。
続いてステップS52でON状態になってから所定時間が経過したかどうかを判定する。これは情報収集機能ON状態が長期間にわたることを避け、適当な時期にローテーションをかけることで、信頼性の偏りを避けるためである。
設定された時間が経過している場合(ステップS52:YES)は、次のステップS16を実行する。そうでない場合(ステップS52:NO)は、第5の切替規則に該当せず、従って切り替えなしで判定終了である。所定時間が経過するまで、ローテーションはかからない。
次にステップS16では、ローテーションのための所定時間が経過しているため、情報収集判定部204の判定部231が、情報収集機能データ保持部202に切替規則242として保持する第5の切替規則に従って、情報収集機能OFF状態への切り替えを判定する。すなわち、上記ステップS51〜ステップS52及びステップS16は判定工程として機能する。
次にステップS53では、情報収集操作部205の情報収集停止部222aは、情報収集停止通知の送信先ノードを選定する。これは情報収集機能ON状態を停止するに当たって、ローテーションでON状態を引き継いでもらうノードの選定である。従ってその時点でOFF状態にあるノードから選定される。
選定方法は任意である。例えば、情報収集機能データ保持部202に保持する各ノードの収集情報241を参照して、OFF状態になって最も長い時間の経過しているノードを選んでもよい。他により適切な選定の条件データがあれば、自由に利用してもよい。
このように選定した通知先ノードに情報収集停止通知を送信する。
図16では、ノードAは、ノードB、C、DのどのノードもOFF状態であるので、上記選定方法によりノードBを第1番目の通知先として選定し、情報収集停止通知を送信している。
次のステップS54では、情報収集停止通知を受信した通知先ノードからの受諾応答があったかどうかを判定する。受諾応答があった場合(ステップS54:YES)は、次のステップS17を実行する。
ステップS17では、ステップS16での情報収集機能OFF状態への切替判定に従い、情報収集判定部204の切替部232が、OFF状態への切り替えを実行する。また情報収集機能データ保持部202の自己状態情報243などが更新される。すなわち、ステップS17は切替工程として機能する。
受諾応答がなかった場合(ステップS54:NO)は、ステップS53へ戻り、通知先ノードを選定し直す。
図16では、ノードAは、第1番目に選定した通知先のノードBから、拒否応答を受けており、ノードC、Dから2番目の通知先としてノードDを選定し、情報収集停止通知を再度送信している。また、ノードDからは受諾応答を受信している。
ステップS53とステップS54の繰り返しにおいて、受諾応答のあった時点で、情報収集停止通知によるローテーションが成立し、ステップS17の切替工程が実行されるのは、上述したとおりである。
なお図16では、第2番目の通知先であるノードDから受諾応答を受信し、ノードAは自らのOFF状態への切り替えを実施している。
以上で、第5の切替規則に基づく判定処理例の説明を終了する。
(6)第6の切替規則
第6の切替規則は、情報収集機能OFF状態のノードが、情報収集停止通知を受信した場合に、自ら切り替えを判定するものである。
図13は、第6の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。図16は、既述したように第5及び第6の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。図13と図16を用いて第6の切替規則に基づく判定処理の例を説明する。
第6の切替規則は、情報収集機能OFF状態のノードに適用される。まずステップS61では、情報収集操作部205の停止受諾部222bが、情報収集停止通知を受信する。これは、ローテーションによる情報収集機能ON状態の引き継ぎ依頼に相当する。
続いてステップS62で、自らが情報収集機能ON状態になることが可能かどうかを判定する。これは性能やリソース面で不十分であったり、接続を停止する予定があったりして、情報収集機能ON状態を維持することが不適切な場合に、それを避けるためである。
情報収集停止通知に対して受諾応答できる場合(ステップS62:YES)は、次のステップS63を実行する。そうでない場合(ステップS62:NO)は、第6の切替規則に該当せず、従って切り替えなしで判定終了である。ローテーションは他のノードに任せることになる。
図16では、情報収集機能ON状態のノードAが送信した情報収集停止通知に対して、ノードBは拒否応答し、ノードDが受諾応答を返信している。
ステップS63では、情報収集停止通知の送信元に受諾応答を送信する、すなわちローテーションを引き受ける。
次いでステップS36では、情報収集判定部204の判定部231が、情報収集機能データ保持部202に切替規則242として保持する第6の切替規則に従って、情報収集機能ON状態への切り替えを判定する。すなわち、上記ステップS62〜ステップS63及びステップS36は判定工程として機能する。
次のステップS17では、ステップS16での情報収集機能OFF状態への切替判定に従い、情報収集判定部204の切替部232が、OFF状態への切り替えを実行する。また情報収集機能データ保持部202の自己状態情報243などが更新される。すなわち、ステップS17は切替工程として機能する。
なお図16では、情報収集停止通知を受信したノードDは受諾応答を返信し、自ら情報収集機能ON状態への切り替えを実施している。
以上で、第6の切替規則に基づく判定処理例の説明を終了する。
なお、上述の実施形態においては、第5の切替規則及び第6の切替規則について、ローテーションをかける場合を想定していたが、さらに拡張した規則に修正してもよい。
例えば、情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、自ら切り替えを判定する第5の規則については、以下のように拡張することもできる。
第5の切替規則はさらに、情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、自ら切り替えを判定するものである。
このように、情報収集機能ON状態にあるノード数を維持するためではなく、ローカルな理由によりON状態を停止しようとする場合一般に対して、第5の切替規則、さらに対応する第6の切替規則を適用させることもできる。
上述のように、本実施形態にかかる情報収集システム、情報収集方法、及びノードとしての情報処理装置によれば、ネットワークを構成する各ノードが、情報収集機能ON状態とOFF状態とを切り替える手段を持ち、かつ所定の切替規則に従って切り替えを判定する手段を持つ。これにより、情報収集機能ON状態の適切な台数のノードが、ネットワークを構成するノードの状況に応じて、自律的に他のノードと入れ替わり適切な台数を継続的に維持して、各ノードの性能とリソースを過大にすることもなく、ネットワークに過大すぎる負担をかけることもなく、情報収集とその管理を行うことができる。
なお本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、それらの変更された形態もその範囲に含むものである。
ネットワーク1の全体構成例を示す図である。 ネットワーク1を構成するノード(情報処理装置)2のハードウェア構成例を示す図である。 ネットワーク1を構成する各ノード2の接続形態、すなわちノードの論理的なトポロジーの例を示す図である。 図3のように関連付けられたノード2の接続テーブルTL例を示す図である。 ノード(情報処理装置)2の機能構成例を示すブロック図である。 ノード(情報処理装置)2のより詳細な機能構成例を示すブロック図である。 ネットワークが4台のノードで構成される場合の、情報収集機能に関わるノード間通信の様子を模式的に示す図である。 第1の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。 第2の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。 第3の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。 第4の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。 第5の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。 第6の切替規則に基づく判定処理の例を示すフローチャートである。 (a)第1の切替規則及び(b)第2の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。 (a)第3の切替規則及び(b)第4の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。 第5の切替規則及び第6の切替規則の適用されるノード間通信の様子を説明する図である。
符号の説明
1 ネットワーク(P2P)
2 情報処理装置(ノード)
3 スイッチングハブ
4 ルータ
5 認証サーバ
201 データ保持部
202 情報収集機能データ保持部
204 情報収集判定部
205 情報収集操作部
206 データ操作部
207 データ受信部
208 データ解析部
209 データ作成部
210 データ送信部
211 その他情報保持部
212 その他操作部
221a 情報収集部
221b 情報収集応答部
222a 情報収集停止部
222b 停止受諾部
223a 個別情報応答部
223b 個別情報要求部
231 判定部
232 切替部
241 収集情報
242 切替規則
243 自己状態情報
TL 接続テーブル

Claims (17)

  1. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集システムであって、
    前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれが、
    他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、
    前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、
    前記他のノードとの通信に基づいて、前記情報収集機能ON状態にあるノード数を推定し、当該ノード数が所定の条件を満たすように、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有する
    ことを特徴とするネットワークの情報収集システム。
  2. 前記少なくとも一部の複数のノードそれぞれは、
    前記他のノードそれぞれからの個別情報問い合わせを受け、保持する前記収集情報に基づき応答する個別情報応答手段を有し、
    前記個別情報応答手段は、前記情報収集機能ON状態で作動し、前記情報収集機能OFF状態で作動しない
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークの情報収集システム。
  3. 前記判定手段は、
    情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第1の切替規則と、
    情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第2の切替規則と、
    情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第3の切替規則と、
    情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第4の切替規則と、
    のうちの一つ以上の切替規則に従って、判定を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワークの情報収集システム。
  4. 前記ネットワークを構成する前記複数のノードそれぞれが、
    前記情報収集機能ON状態である時にのみ動作可能な情報収集停止手段を有し、
    前記判定手段は、
    情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第5の切替規則に従って判定を実行し、
    前記情報収集停止手段は、
    前記第5の切替規則に従った判定に基づき、前記切替手段による切り替えを実行する場合に、所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知を送信し、
    前記判定手段はさらに、
    情報収集機能OFF状態のノードが、前記情報収集停止通知を受信した場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第6の切替規則に従って判定を実行する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のネットワークの情報収集システム。
  5. 前記第5の切替規則は、
    情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行うものである
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワークの情報収集システム。
  6. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集方法であって、
    前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれについて、
    他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集工程と、
    前記情報収集工程を実行する情報収集機能ON状態と、実行しない情報収集機能OFF状態とを切り替える切替工程と、
    前記他のノードとの通信に基づいて、前記情報収集機能ON状態にあるノード数を推定し、当該ノード数が所定の条件を満たすように、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定工程と、を備える
    ことを特徴とするネットワークの情報収集方法。
  7. 前記少なくとも一部の複数のノードそれぞれについて、
    前記他のノードそれぞれからの個別情報問い合わせを受け、保持する前記収集情報に基づき応答する個別情報応答工程を備え、
    前記個別情報応答工程は、前記情報収集機能ON状態で実行し、前記情報収集機能OFF状態で実行しない
    ことを特徴とする請求項6に記載のネットワークの情報収集方法。
  8. 前記判定工程では、
    情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第1の切替規則と、
    情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第2の切替規則と、
    情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替工程が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第3の切替規則と、
    情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替工程が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第4の切替規則と、
    のうちの一つ以上の切替規則に従って、判定が実行される
    ことを特徴とする請求項7に記載のネットワークの情報収集方法。
  9. 前記ネットワークを構成する前記複数のノードそれぞれについて、
    前記情報収集機能ON状態である時にのみ機能する情報収集停止工程を備え、
    前記判定工程では、
    情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第5の切替規則に従って判定が実行され、
    前記情報収集停止工程では、
    前記第5の切替規則に従った判定に基づき、前記切替工程における切り替えが実行される場合に、所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知が送信され、
    前記判定工程ではさらに、
    情報収集機能OFF状態のノードが、前記情報収集停止通知を受信した場合に、前記切替工程が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第6の切替規則に従って判定が実行される
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のネットワークの情報収集方法。
  10. 前記第5の切替規則は、
    情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、前記切替工程が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う切り替えを判定するものである
    ことを特徴とする請求項9に記載のネットワークの情報収集方法。
  11. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおけるノードとしての情報処理装置であって、
    前記複数のノードとしての情報処理装置のうち、少なくとも一部の複数の情報処理装置それぞれが、
    他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、
    前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、
    前記他のノードとの通信に基づいて、前記情報収集機能ON状態にあるノード数を推定し、当該ノード数が所定の条件を満たすように、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有する
    ことを特徴とするネットワークのノードとしての情報処理装置。
  12. 前記少なくとも一部の複数の情報処理装置それぞれは、
    前記他のノードそれぞれからの個別情報問い合わせを受け、保持する前記収集情報に基づき応答する個別情報応答手段を有し、
    前記個別情報応答手段は、前記情報収集機能ON状態で作動し、前記情報収集機能OFF状態で作動しない
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記判定手段は、
    情報収集機能ON状態のノードが、情報収集問い合わせを送信し、他のノードからの応答により取得した収集情報に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第1の切替規則と、
    情報収集機能ON状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の上限値より大きい場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第2の切替規則と、
    情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第3の切替規則と、
    情報収集機能OFF状態のノードが、個別情報問い合わせを送信し、他のノードからの応答を受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第4の切替規則と、
    のうちの一つ以上の切替規則に従って、判定を実行する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記ネットワークを構成する前記複数のノードとしての情報処理装置それぞれが、
    前記情報収集機能ON状態である時にのみ動作可能な情報収集停止手段を有し、
    前記判定手段は、
    情報収集機能ON状態のノードが、自らが情報収集機能ON状態になってから所定の時間が経過した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う第5の切替規則に従って判定を実行し、
    前記情報収集停止手段は、
    前記第5の切替規則に従った判定に基づき、前記切替手段による切り替えを実行する場合に、所定の条件を満たす他のノードに自らの情報収集停止通知を送信し、
    前記判定手段はさらに、
    情報収集機能OFF状態のノードが、前記情報収集停止通知を受信した場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う第6の切替規則に従って判定を実行する
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の情報処理装置。
  15. 前記第5の切替規則は、
    情報収集機能ON状態のノードが、ネットワークへの接続を終了する場合、あるいは情報収集機能ON状態を維持していくことが不適切であると自ら判断した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行うものである
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集システムであって、
    前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれが、
    他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、
    前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、
    前記他のノードとの通信に基づいて、情報収集機能OFF状態のノードが、一定期間内に、他のノードから情報収集問い合わせを受信した数に基づき推定した情報収集機能ON状態にあるノード数が、所定の下限値より小さい場合に、前記切替手段が情報収集機能OFF状態のノードを情報収集機能ON状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有する、
    ことを特徴とするネットワークの情報収集システム。
  17. 互いに情報を送受信することができる複数のノードで構成されるネットワークにおける情報収集システムであって、
    前記複数のノードのうち、少なくとも一部の複数のノードそれぞれが、
    他のノードに関する情報を、それぞれのノードとの通信によって収集し、収集情報を保持する情報収集手段と、
    前記情報収集手段を作動状態にする情報収集機能ON状態と、非作動状態にする情報収集機能OFF状態とを切り替える切替手段と、
    前記他のノードとの通信に基づいて、情報収集機能ON状態のノードが、当該ON状態となってから所定時間が経過していると自ら判断した場合に、前記切替手段が情報収集機能ON状態のノードを情報収集機能OFF状態へと切り替えるとの判定を行う判定手段と、を有する、
    ことを特徴とするネットワークの情報収集システム。
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