JP5068890B2 - 圧縮機及びヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

圧縮機及びヒートポンプ式給湯機 Download PDF

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この発明は、密閉シェル内に二つの圧縮機構部を備えた圧縮機、及びこの圧縮機が組み込まれたヒートポンプ式給湯機に関するものである。
従来、蒸気圧縮式冷凍サイクルやヒートポンプサイクルにおいて用いられる二段圧縮式の冷媒圧縮機(以下、二段圧縮機と略称する)としては、例えば特許文献1に示すものが知られている。
このものの場合、密閉シェル内に低段圧縮機構部と高段圧縮機構部とが収納され、該両圧縮機構部とこれを駆動するモータによって、低圧側熱交換器(蒸発器等)で熱交換した冷媒を低段圧縮機構部に吸入し、圧縮された冷媒は低段圧縮機構部から吐出され、連通配管を通って高段圧縮機構部に吸入され再び圧縮された後、密閉シェル内に吐出され、さらには、二段圧縮機の密閉シェルの上部に設けられた吐出配管から二段圧縮機の外回路に吐出されるようになっている。
そして、上記圧縮機を用いたヒートポンプサイクル式給湯機では、圧縮機構部で冷媒を高温高圧に圧縮し、この冷媒は高圧側熱交換器(凝縮器やガスクーラ等)に送られ、そこで水と熱交換して、水を常温から加熱昇温して温水を供給している。
また、2シリンダ単段圧縮機(以下、単段圧縮機と略称する)として、例えば特許文献2に示すものが知られている。
このものの場合、密閉シェル内に2つの圧縮機構部が収納され、該両圧縮機構部とこれを駆動するモータによって、低圧側熱交換器(蒸発器等)で熱交換した冷媒を2つの圧縮機構部でそれぞれ吸入、圧縮された後、密閉シェル内に吐出され、さらに密閉シェルの上部に設けられた吐出配管より単段圧縮機の外回路に吐出するようになっている。
特開2000−87892号公報 実開昭56−50793号公報
上記構成の二段圧縮機、単段圧縮機を用いた給湯機では、モータ、密閉シェル、圧縮機構部及び連通配管等からなる圧縮機の構成部品は、起動時には外気温度に等しいため、圧縮機構部で圧縮された冷媒は、圧縮機の構成部品によって冷やされるので、密閉シェルから吐出する冷媒は、水を加熱するのに十分な高温高圧状態に達するのに時間を要してしまい、そのため所望温度の温水を供給できるまでに長時間を要してしまうという問題点があった。
特に、圧縮機の構成部品のうちでも、密閉シェルは、熱容量の占める割合が大きく、かつ表面積も大きく外気に対して放熱も大きいことが、所望の温水を達成するのに時間を要してしまうことに対する最大の要因になっていた。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、圧縮機起動時に圧縮機構部から吐出された高温の冷媒が高温状態のまま外部に送られる圧縮機を得ることを目的とするものである。
また、この発明は、所望温度の温水を起動時から短時間で供給することができるヒートポンプ式給湯機を得ることを目的とするものである。
この発明に係る圧縮機は、密閉シェル内に、第1圧縮機構部と、第2圧縮機構部と、第1圧縮機構部及び第2圧縮機構部を駆動するモータとが収納され、第1吸入配管部から吸入された冷媒は、前記第1圧縮機構部に吸入、圧縮された後、第1吐出マフラを介して前記密閉シェル内に吐出され、その後、端部が前記密閉シェルに接続された第1吐出配管を通じて外部に送られ、また第2吸入配管部から吸入された冷媒は、前記第2圧縮機構部に吸入、圧縮された後、第2の吐出マフラを介して前記密閉シェル内に吐出され、その後前記第1吐出配管を通じて外部に送られる圧縮機において、
前記第1吐出配管に設けられた第1開閉弁と、
前記第1吐出マフラ及び前記第2吐出マフラに接続され、前記第1圧縮機構部及び前記第2圧縮機構部からの前記冷媒を前記密閉シェルの外側を通って前記第1吐出配管の前記第1開閉弁の下流側に導く第2吐出配管と、
この第2吐出配管に設けられた第2開閉弁と
を備え、前記第1吐出配管及び前記第2吐出配管に流れる前記冷媒の流量は、前記第1開閉弁、前記第2開閉弁の開閉動作により制御される。
この発明による圧縮機によれば、圧縮機起動時に圧縮機構部から吐出された高温の冷媒を高温状態のまま外部に送ることができるという効果がある。
また、この発明によるヒートポンプ式給湯機によれば、所望温度の温水を起動時から短時間で供給されるという効果がある。
この発明の実施の形態1の二段ロータリ圧縮機を用いた一例を示す冷媒回路図である。 この発明の実施の形態1の二段ロータリ圧縮機を用いた他の例を示す冷媒回路図の別の一例である。 図1、図2の冷媒回路図に示された二段ロータリ圧縮機を示す構成図である。 図3の二段ロータリ圧縮機の圧縮機構部を示す構造図である。 図3の二段ロータリ圧縮機の圧縮機構部を示す断面図である。 図6(a)は図3の二段ロータリ圧縮機の二段直列通常運転モードを示す図、図6(b)は図3の圧縮機の二段直列直出し運転モードを示す図である。 図3の二段ロータリ圧縮機を用いた各運転モードにおける冷媒の吐出温度と時間との関係を示す図である。 図8(a)〜図8(d)は図3の第2吐出配管が密閉シェルに取り付けられる各々の例を示す図である。 この発明の実施の形態2による二段ロータリ圧縮機の運転状態を示す図である。 この発明の実施の形態3の二段ロータリ圧縮機を用いた一例を示す冷媒回路図である。 この発明の実施の形態3の二段ロータリ圧縮機を用いた他の例を示す冷媒回路図である。 図10、図11の冷媒回路図に示された二段ロータリ圧縮機を示す構成図である。 図13(a)は図12の二段ロータリ圧縮機の二段直列通常運転モードを示す図、図13(b)は図12の二段ロータリ圧縮機の並列直出し運転モードを示す図である。 図12の二段ロータリ圧縮機を用いた各運転モードにおける冷媒の吐出温度と時間との関係を示す図である。 この発明の実施の形態4の2シリンダ単段圧縮機を用いて例を示す冷媒回路図である。 図15の2シリンダ単段圧縮機を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による2シリンダ単段圧縮機の圧縮機構部を示す断面図である。 図18(a)は図16の2シリンダ単段圧縮機の並列通常運転モードを示す図、図18(b)は図16の2シリンダ単段圧縮機の並列直出し運転モードを示す図である。 図16の2シリンダ単段圧縮機を用いた各運転モードにおける冷媒の吐出温度と時間との関係を示す図である。 図20(a)〜図20(d)は図16の第1吐出配管部、第2吐出配管部を密閉シェルに取り付けられる各々の例を示す図である。 この発明の実施の形態5による2シリンダ単段圧縮機の運転状態を示す図である。 図21に示した2シリンダ単段圧縮機と異なる位置に第1開閉弁部、第2開閉弁部が取り付けられた例を示す図である。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の二段ロータリ圧縮機(以下、二段圧縮機と略称する)が組み込まれたヒートポンプ式給湯機(以下、給湯機と略称する)の冷媒回路図、図2は給湯機の他の例を示す冷媒回路図である。
図1に示す給湯機の冷媒回路では、圧縮機の冷媒の吐出側に高圧側熱交換器であるガスクーラ31が接続されている。このガスクーラ31の冷媒の出口側は膨張弁33と接続されている。この膨張弁33の冷媒の出口側は低圧側熱交換器である蒸発器34と接続されている。蒸発器34の冷媒の出口側は圧縮機の吸入側と接続されている。
この給湯機の給湯運転時には、ガスクーラ31に給水して低温な水と高温な冷媒とで熱交換して水を沸き上げる。
図2に示す給湯機の冷媒回路は、図1の冷媒回路にインジェクション回路を組み込んだ冷媒回路である。
このインジェクション回路は、ガスクーラ31と膨張弁33との間に設けられた内部熱交換器32と、この内部熱交換器32の下流側で分岐され途中内部熱交換器32を通過した中間インジェクション配管36と、この中間インジェクション配管36に取り付けられた流量調整用膨張弁35と、インジェクション開閉弁37とを備えている。中間インジェクション配管36の端部は、低段吐出配管6と高段吸入配管7との間に接続されている。
このインジェクション回路を備えることで、圧縮機から吐出した高温、高圧冷媒の一部がガスクーラ31、内部熱交換器32、中間インジェクション配管36を通じて圧縮機に戻る、循環回路が形成され、高温、高圧冷媒の循環量が増大し、ガスクーラ31における水の昇温能力が向上する。
図3は図1及び図2に示された二段圧縮機の構成図である。
この二段圧縮機は、密閉シェル13内に中間プレート48を挟んで低段圧縮機構部1及び高段圧縮機構部2が収納されている。また、密閉シェル13内の上部にはモータ12が収納されている。モータ12は、低段圧縮機構部1及び高段圧縮機構部2と回転軸41で連結されており、モータ12を駆動させることでこれら低段圧縮機構部1、高段圧縮機構部2を駆動して冷媒を圧縮するようになっている。
低段圧縮機構部1には、低圧側熱交換器である蒸発器34からの冷媒を低段圧縮機構部1に導くための低段吸入配管5が接続されている。低段圧縮機構部1は、低段吐出マフラ3、低段吐出配管6、高段吸入配管7を通じて高段圧縮機構部2と接続されている。低段吐出配管6及び高段吸入配管7は、途中密閉シェル13の外側を迂回した冷媒通路を形成している。
密閉シェル13の上部には先端部が密閉シェル13内に臨んだ第1吐出配管8が設けられている。この第1吐出配管8はガスクーラ31と接続されている。第1吐出配管8には「閉」動作により冷媒の流れを遮断する第1開閉弁10が取り付けられている。
高段圧縮機構部2は、高段吐出マフラ4、第2吐出配管9を通じて第1吐出配管8の第1開閉弁10の下流側と接続されている。第2吐出配管9は、密閉シェル13の外側を通っている。第2吐出配管9の密閉シェル13の外側では「閉」動作により冷媒の流れを遮断する第2開閉弁11が取り付けられている。
なお、第1開閉弁10、第2開閉弁11は、ともに全開または全閉動作が可能な例えば電磁弁等が用いられる。
なお、図示していないが、モータ12の近傍には、モータ12の周囲の雰囲気温度を検知する温度センサが設けられている。この温度センサの値は、第1開閉弁10及び第2開閉弁11の開閉を制御する弁開閉制御手段(図示せず)に送られ、この弁開閉制御手段からの信号により、第1開閉弁10、第2開閉弁11は、全閉または全開に制御される。
図4は図3に示した低段圧縮機構部1を示す構成図である。
低段圧縮機構部1のシリンダ45内では、モータ12の回転軸41にローリングピストン42が嵌合されている。シリンダ45内では、スプリング44の弾性力でローリングピストン42の周面に押圧されたベーン43により、吸入室70と圧縮室71とに仕切られている。吸入室70は吸入口46を介して低段吸入配管5と連通している。圧縮室71は吐出口47を通じて低段吐出配管6と連通している。
この低段圧縮機構部1では、モータ12が駆動して回転軸41が回転することによって、冷媒は、蒸発器34、低段吸入配管5を通じて吸入口46から吸入され、圧縮されて吐出口47から低段吐出配管6に吐出される。
なお、高段圧縮機構部2の構成も、低段圧縮機構部1と同じであり、その説明は省略する。
図5は図3に示した低段圧縮機構部1、高段圧縮機構部2を示す断面図である。
モータ12の回転軸41は、軸受40により回転自在に支持されている。低段圧縮機構部1側の軸受40には、低段吐出マフラ3が密閉シェル13内と仕切って取り付けられている。この低段吐出マフラ3には、低段吐出配管6の先端部が貫通している。
高段圧縮機構部2側の軸受40には、高段吐出マフラ4が密閉シェル13内と開口部100により連通して取り付けられている。高段吐出マフラ4には第2吐出配管9の先端部が貫通している。
次に、上記構成の二段圧縮機の動作について図6(a)、図6(b)に基づいて説明する。
図6(a)は二段直列通常運転モードを示す図である。
即ち、第1吐出配管8に取り付けられた第1開閉弁10は開で、第2吐出配管9に取り付けられた第2開閉弁11は閉状態である。低段吸入配管5から吸入された低圧の冷媒は、低段圧縮機構部1で圧縮して中間圧となった後、低段吐出マフラ3内に吐出し、低段吐出配管6、高段吸入配管7を通して高段吸入口16から高段圧縮機構部2内に吸入される。吸入された冷媒は、高段圧縮機構部2で高温、高圧冷媒となり、この冷媒は、高段吐出口17、高段吐出マフラ4の開口部100から密閉シェル13内に吐出し、第1吐出配管8から高圧側熱交換器であるガスクーラ31に送出される。
図6(b)は二段直列直出し運転モードを示す図である。
即ち、第2吐出配管9に取り付けられた第2開閉弁11は開で、第1吐出配管8に取り付けられた第1開閉弁10は閉の状態である。
圧縮機起動時において密閉シェル13が低温状態にある場合は、第2開閉弁11を開け、また第1開閉弁10を閉じることで、高段圧縮機構部2で高温、高圧冷媒となった冷媒は、吐出配管9を通じて密閉シェル13の外側を通って第1吐出配管8の第1開閉弁10の下流側に吐出する。即ち、高段圧縮機構部2から吐出した冷媒は、密閉シェル13の内部を通過して冷却されるようなことはなく、第1吐出配管8からガスクーラ31に送出される。
図7は上記実施の形態の二段圧縮機を用いた各運転モードにおける冷媒の吐出温度と時間との関係を示す図であり、本願発明者が実験により求めた図である。
二段圧縮機の起動時においては、二段圧縮機を構成する、密閉シェル13、低段吐出マフラ3、高段吐出マフラ4、低段圧縮機構部1、高段圧縮機構部2等は、外気温度と等しい。従って、通常運転モード(図6(a))においては、起動時の高段圧縮機構部2から吐出する冷媒温度は、起動時から長時間経過した後の冷媒温度よりも低い。
そのため、高段圧縮機構部2から密閉シェル13内に吐出し、第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出された冷媒温度が、給湯機として要求される出湯温度に達するまでに長時間を要してしまう。特に、二段圧縮機の構成部品のうち、密閉シェル13の熱容量が占める割合が大きく、また表面積の大きな密閉シェル13からの外気への放熱も大である。
これに対して、二段直列直出し運転モード(図6(b))の場合、高段圧縮機構部2から吐出した冷媒は、密閉シェル13の内部を通過して冷却されるようなことはなく、第2吐出配管9、第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出されるので、所望の出湯温度を得るのに必要な冷媒の目標設定温度に短時間で達成することができる。
図7に示した実験からも、一点鎖線で示した二段直列通常運転モードに比べて、点線で示した二段直列直出し運転モードの方が、所望の出湯温度を得るのに必要な冷媒の目標設定温度(例えば90℃)に短時間で達成できることが分かった。
例えば、冷媒にCOを使用したヒートポンプ式給湯機を運転する場合において、JRA定格条件では17℃の水を65℃まで上昇させるが、このとき、高段圧縮機構部2から吐出する冷媒の吐出温度は85〜90℃が必要であり、二段直列通常運転モードでは10〜20分の時間を要していた。
これに対して、本願発明者が実験により二段直列直出し運転モードで運転することで、2〜4割程度の時間短縮が見込めることが分かった。
ところで、二段直列直出し運転モードを長時間続けた場合、高段圧縮機構部2から吐出した冷媒は、モータ12の周囲を通過せず、モータ12が冷媒により冷却されることがないので、モータ12の周囲の雰囲気温度が上限温度(例えば120℃)を超える場合が想定される。
この場合には、温度センサからの信号が弁開閉制御手段に送られ、この弁開閉制御手段からの信号により、第1開閉弁10を開状態、第2開閉弁11を閉状態に切り替え、高段圧縮機構部2から吐出される吐出温度85〜90℃の冷媒をモータ12側に流し、モータ12を冷却することで、モータ12の周囲の雰囲気温度が上限温度(例えば120℃)を超えないようにすることが可能である。
なお、上記実施の形態では、図5に示すように、第2吐出配管9を高段吐出マフラ4に直接取り付けた例について説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、図8(a)〜図8(d)に示した例であってもよい。
図8(a)は、高段吐出マフラ4の開口部100の近傍に第2吐出配管9の先端面が位置した例であり、図8(b)は、高段吐出マフラ4の近傍に第2吐出配管9の先端面が位置した例である。
また、図8(c)、図8(d)は、何れも高段吐出マフラ4が除かれており、図8(c)は軸受40の近傍に第2吐出配管9の先端面が位置した例であり、図8(d)は軸受40に第2吐出配管9の先端部が接続された例である。
図8(a)〜図8(d)の例は、何れも第2吐出配管9の先端部が高段圧縮機構部2の近傍に位置しているので、高段圧縮機構部2から吐出した冷媒は、さほど温度低下することなく、第2吐出配管9から密閉シェル13の外部に導出される。
実施の形態2.
図9は実施の形態2による二段圧縮機の運転状態を示す図である。
この実施の形態では、第1開閉弁10A、第2開閉弁11Aが開度調整可能な、例えばニードル開閉弁が用いられている。
また、モータ12の周囲の雰囲気の温度を温度センサ(図示せず)で常に検知しておき、その温度センサの値に応じて第1開閉弁10A、第2開閉弁11Aの開度を調整する弁開度調整手段(図示せず)を備えている。
その他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態では、二段圧縮機の起動時において、第2開閉弁11Aが全開、第1開閉弁10Aが全閉状態で、二段圧縮機が運転を続け、例えばモータ12の運転上限温度(例えば120℃)の近くまで上昇した場合、弁開度調整手段からの信号により、温度センサの値に応じて、第2開閉弁11Aの開度が低下し、第1開閉弁10Aの開度が零からある開度に上昇する。
このようにすることで、モータ12側にも、例えば85〜90℃の冷媒が温度センサの値に応じて適量流れることで、モータ12は、運転上限温度を超えることはなく、かつ第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出される冷媒の温度を高温に保つことができる。
なお、第1開閉弁10A、第2開閉弁11Aの少なくとも一方が開度調整可能な開閉弁で、他方が例えば電磁弁等の全開または全閉作動する開閉弁であってもよく、第1開閉弁10Aまたは第2開閉弁10Bの一方の開閉弁を全開とし、他方の開閉弁の開度を調整して、モータ12側に流れる冷媒流量と第2吐出配管9に流れる冷媒流量の割合を調整するようにしてもよい。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3の二段圧縮機が組み込まれたヒートポンプ式給湯機の冷媒回路図、図11はヒートポンプ式給湯機の他の例を示す冷媒回路図、図12は、図10及び図11に示した二段圧縮機の構成図である。
この実施の形態では、密閉シェル13の外側で低段吸入配管5から分岐し密閉シェル13の外側を通って低段吐出配管6に接続された高段吸入配管部20と、この高段吸入配管部20及び低段吐出配管6と接続されているとともに、冷媒を高段圧縮機構部2に導く高段吸入配管7と、密閉シェル13の外側で低段吐出配管6の分岐点101から分岐し密閉シェル13の外側を通って冷媒を第1吐出配管8の第1開閉弁10の下流側に導く第3吐出配管21とを備えている。
また、高段吸入配管部20には第3開閉弁22が取り付けられている。低段吐出配管6の分岐点101の下流側には、第4開閉弁23が取り付けられている。第3吐出配管21には、第5開閉弁24が取り付けられている。
第3開閉弁22、第4開閉弁23及び第5開閉弁24は、第1開閉弁10、第2開閉弁11と同様に、ともに全開または全閉動作が可能な例えば電磁弁等が用いられる。
なお、第4開閉弁23、第5開閉弁24については、分岐点101に三方切換弁を取り付けることで一つの弁で代用可能である。
他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、上記構成の二段圧縮機の動作について図13(a)、図13(b)に基づいて説明する。
図13(a)は二段直列通常運転モードを示す図である。
即ち、第1開閉弁10は全開、第2開閉弁11は全閉、第3開閉弁22は全閉、第4開閉弁23は全開、第5開閉弁24は全閉状態である。
低段吸入配管5から吸入された低圧の冷媒は、低段圧縮機構部1で圧縮して中間圧となった後、低段吐出マフラ3内に吐出し、低段吐出配管6、高段吸入配管7、高段吸入口16を通して高段圧縮機構部2内に吸入される。吸入された冷媒は、高段圧縮機構部2で高温、高圧冷媒となり、この冷媒は、高段吐出口17、高段吐出マフラ4の開口部100から密閉シェル13内に吐出し、第1吐出配管8から高圧側熱交換器であるガスクーラ31に送出される。
図13(b)は並列直出し運転モードを示す図である。
即ち、第1開閉弁10は全閉、第2開閉弁11は全開、第3開閉弁22は全開、第4開閉弁23は全閉、第5開閉弁24は全開状態である。
圧縮機起動時において密閉シェル13が低温状態にある場合は、低段吸入配管5から吸入された冷媒の一部は、低段圧縮機構部1、低段吐出口15、低段吐出マフラ3、分岐点101、第3吐出配管21、第1吐出配管8からガスクーラ31に送出される。
また、低段吸入配管5から吸入された冷媒の残りは、高段吸入配管部20、高段吸入配管7、高段吸入口16を通して高段圧縮機構部2内に吸入される。吸入された冷媒は、高段圧縮機構部2で高温、高圧冷媒となり、この冷媒は、高段吐出口17、第2吐出配管9、第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出される。
図14は実施の形態3の圧縮機を用いた各運転モードにおける冷媒の吐出温度と時間との関係を示す図であり、本願発明者が実験により求めた図である。
この図から分かるように、実線で示した、実施の形態3の並列直出し運転モードは、点線で示した、実施の形態1の二段直列直出しモードと比較して、所望の出湯温度を得るのに必要な冷媒の目標設定温度(例えば90℃)がさらに短時間で達成される。
この並列直出し運転モードでは、低段圧縮機構部1及び高段圧縮機構部2のそれぞれから冷媒を吐出することで、二段直列直出しモードに比べて冷媒の循環量が増加され、実施の形態1の圧縮機を用いた場合と比較して、所望の出湯温度を短時間で達成することができる。
なお、並列直出し運転モードでの運転を続けることで、モータ12の上限温度(例えば120℃)に接近したとき、温度センサは温度信号を弁開閉制御手段に送り、この弁開閉制御手段からの信号により、第1開閉弁10及び第4開閉弁23は全開、第2開閉弁11、第3開閉弁及び第5開閉弁24は全閉にそれぞれ切り替えられ、二段直列通常運転モードに切り替えて運転される。従って、モータ12の上限温度を超えないようにすることが可能である。
なお、この実施の形態においても、第2吐出配管9は、実施の形態1と同様に図5に示すように高段吐出マフラ4に直接接続してもよく、また図8(a)〜図8(d)に示したと同様の構成であってもよい。
これらの構成を採用することで、高段圧縮機構部2から吐出した冷媒は、さほど温度低下することなく、第2吐出配管9から密閉シェル13の外部に導出され、ガスクーラ31に送られる。
また、第1開閉弁10〜第5開閉弁24については、開度調整可能な例えばニードル弁を用いてもよいのは勿論である。
実施の形態4.
図15はこの発明の実施の形態4の2シリンダ単段圧縮機(以下、単段圧縮機と略称する)を組み込んだヒートポンプ式給湯機の冷媒回路図である。
図15示す給湯機の冷媒回路では、単段圧縮機の冷媒の吐出側は高圧側熱交換器であるガスクーラ31と接続されている。このガスクーラ31の冷媒の出口側は膨張弁33と接続されている。この膨張弁33の冷媒の出口側は低圧側熱交換器である蒸発器34と接続されている。この蒸発器34の冷媒の出口側は吸入配管50を介して吸入マフラ51と接続されている。吸入マフラ51の冷媒の出口側は第1吸入配管部52、第2吸入配管部53を通じて単段圧縮機と接続されている。
図16は図15に示した単段圧縮機の構成図である。
この単段圧縮機は、密閉シェル13内に中間プレート48を挟んで第1圧縮機構部54及び第2圧縮機構部55が収納されている。また、密閉シェル13内の上部にはモータ12が収納されている。モータ12は、第1圧縮機構部54及び第2圧縮機構部55と回転軸41で連結されており、モータ12が駆動することでこれら第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55を駆動して冷媒を圧縮するようになっている。
第1圧縮機構部54には冷媒を吸入するための第1吸入配管部52が接続されている。第1圧縮機構部54は、第1吐出マフラ56を通じて第1吐出配管部58と接続されている。
第2圧縮機構部55には冷媒を吸入するための第2吸入配管部53が接続されている。第2圧縮機構部55は、第2吐出マフラ57を通じて第2吐出配管部59と接続されている。
第2吐出配管9の下流側は、一端部が第1吐出配管8の第1開閉弁10の下流側と接続されている。第2吐出配管9の上流側は、第1吐出マフラ56と接続された第1吐出配管部58、及び第2吐出マフラ57と接続された第2吐出配管部59を構成している。第2吐出配管9の、第1吐出配管部58及び第2吐出配管部59の下流側には第2開閉弁11が取り付けられている。
密閉シェル13の上部には先端部が密閉シェル13内に臨んだ第1吐出配管8が設けられている。この第1吐出配管8はガスクーラ31と接続されている。第1吐出配管8には「閉」動作により冷媒の流れを遮断する第1開閉弁10が取り付けられている。
なお、第1開閉弁10、第2開閉弁11は、ともに全開または全閉動作が可能な例えば電磁弁等が用いられる。
モータ12の近傍には、モータ12の周囲の雰囲気温度を検知する温度センサが設けられており、この温度センサの信号は、第1開閉弁10及び第2開閉弁11の開閉を制御する弁開閉制御手段(図示せず)に送られ、この弁開閉制御手段からの信号により、第1開閉弁10、第2開閉弁11は、全閉または全開に制御される。
図17は図16の第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55を示す断面図である。
モータ12からの回転軸41は軸受40により、回転自在に支持されている。第1圧縮機構部54側の軸受40には、密閉シェル13内と連通させる開口部100を有する第1吐出マフラ56が取り付けられている。第1吐出マフラ56には、第1吐出配管部58の先端部が貫通している。
第2圧縮機構部55側の軸受40には、密閉シェル13内と連通させる開口部100を有する第2吐出マフラ57が取り付けられている。第2吐出マフラ57には、第2吐出配管部59の先端部が貫通している。
次に、上記構成の単段圧縮機の動作について図18(a)、図18(b)に基づいて説明する。
図18(a)は並列通常運転モードを示す図である。
即ち、第1吐出配管8に取り付けられた第1開閉弁10は開で、第2吐出配管9に設けられた第2開閉弁11は閉状態である。吸入配管50から吸入マフラ51に吸入された低圧の冷媒は、第1吸入配管部52、第2吸入配管部53を通じて分流され、それぞれ第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55で圧縮されて高温、高圧の冷媒となる。この冷媒は、第1吐出マフラ56、第2吐出マフラ57のそれぞれの開口部100から密閉シェル13内に吐出し、第1吐出配管8から高圧側熱交換器であるガスクーラ31に送出される。
図18(b)は並列直出し運転モードを示す図である。
即ち、第2吐出配管9に取り付けられた第2開閉弁11は開で、第1吐出配管8に取り付けられた第1開閉弁10は閉の状態である。
圧縮機起動時において密閉シェル13が低温状態にある場合は、第2開閉弁11を開け、また第1開閉弁10を閉じることで、第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55で高温、高圧冷媒となった冷媒は、それぞれ第2吐出配管9の第1吐出配管部58、第2吐出配管部59を通じて密閉シェル13の外部を吐出され、引き続きその冷媒は、第2吐出配管9、第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出される。
図19は上記実施の形態の単段圧縮機を用いた各運転モードにおける冷媒の吐出温度と時間との関係を示す図であり、本願発明者が実験により求めた図である。
単段圧縮機の起動時においては、単段圧縮機を構成する、密閉シェル13、第1吐出マフラ56,第2吐出マフラ57、第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55等は、外気温度に等しく、通常運転モードにおいて第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55から吐出する冷媒温度よりも低い。
そのため、並列通常運転モードで給湯機を運転させた場合には、圧縮機を駆動させた第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55から密閉シェル13内に吐出し、第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出された冷媒温度が、給湯機として要求される出湯温度に達するまでに長時間を要してしまう。
これに対して、並列直出し運転モードの場合、第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55から吐出した冷媒は、密閉シェル13の内部を通過して冷却されるようなことはなく、第2吐出配管9、第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出されるので、所望の出湯温度を得るのに必要な冷媒の目標設定温度に短時間で達成することができる。
図19に示した実験から分かるように、一点鎖線で示した並列通常運転モードに比べて、実線で示した並列直出し運転モードの方が、所望の出湯温度を得るのに必要な冷媒の目標設定温度(例えば90℃)に短時間で達成することができる。
上記実施の形態では、図17に示すように、第1吐出配管部58を第1吐出マフラ56に直接取り付け、第2吐出配管部59を第2吐出マフラ57に直接取り付けた例について説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、図20(a)〜図20(d)に示した例であってもよい。
図20(a)は、第1吐出マフラ56、第2吐出マフラ57の開口部100の近傍に、それぞれ第1吐出配管部58、第2吐出配管部59の先端面が位置した例であり、図20(b)は、第1吐出マフラ56、第2吐出マフラ57の近傍に、それぞれ第1吐出配管部58、第2吐出配管部59の先端面が位置した例である。
また、図20(c)、図20(d)は、何れも第1吐出マフラ56、第2吐出マフラ57が除かれており、図20(c)は軸受40の近傍に第1吐出配管部58、第2吐出配管部59の先端面が位置した例であり、図20(d)は軸受40に第1吐出配管部58、第2吐出配管部59の先端部を接続した例である。
図20(a)〜図20(d)の例は、何れも第1吐出配管部58の先端部が第1圧縮機構部54の近傍に位置し、第2吐出配管部59の先端部が第2圧縮機構部55の近傍に位置しているので、第1圧縮機構部54、第2圧縮機構部55から吐出した冷媒は、さほど温度低下することなく、第1吐出配管部58、第2吐出配管部59から密閉シェル13の外部に導出される。
実施の形態5.
図21は実施の形態5による単段圧縮機の運転状態を示す図である。
この実施の形態では、第1開閉弁10A、第2開閉弁11Aが開度調整可能な、例えばニードル開閉弁が用いられている。
また、モータ12の周囲の雰囲気の温度を温度センサ(図示せず)で常に検知しておき、その温度センサの値に応じて第1開閉弁10A、第2開閉弁11Aの開度を調整する弁開度調整手段(図示せず)を備えている。
その他の構成は、実施の形態4と同じである。
この実施の形態では、単段圧縮機の起動時において、第2開閉弁11Aが全開、第1開閉弁10Aが全閉状態で、単段圧縮機が運転を続け、例えばモータ12の運転上限温度(例えば120℃)の近くまで上昇した場合、弁開度調整手段からの信号により、温度センサの値に応じて、第2開閉弁11Aは開度が低下し、第1開閉弁10Aの開度が零からある開度に上昇する。
このようにすることで、モータ12側にも、例えば85〜90℃の冷媒が温度センサの値に応じて適量流れることで、モータ12は、運転上限温度を超えることはなく、かつ第1吐出配管8を通じてガスクーラ31に送出される冷媒の温度を高温に保つことができる。
なお、第1開閉弁10A、第2開閉弁11Aの少なくとも一方が開度調整可能な開閉弁で、他方が例えば電磁弁等の全開または全閉作動する開閉弁であってもよく、第1開閉弁10Aまたは第2開閉弁10Bの一方の開閉弁を全開とし、他方の開閉弁の開度を調整して、モータ12側に流れる冷媒流量と第2吐出配管9に流れる冷媒流量の割合を調整するようにしてもよい。
なお、第2吐出配管9の、第1吐出配管部58及び第2吐出配管部59の下流側に第2開閉弁11Aを取り付ける代わりに、図22に示すように、第1吐出配管部58に開度調整可能な第1開閉弁部60、第2吐出配管部59に開度調整可能な第2開閉弁部61をそれぞれ取り付けてもよい。
また、図16に示した実施の形態4の第1吐出配管部58に全開または全閉作動する第1開閉弁部、第2吐出配管部59に全開または全閉作動する第2開閉弁部をそれぞれ取り付けてもよい。
なお、実施の形態1〜5ではロータリ方式の圧縮機構部を有する圧縮機について説明したが、スクロール、レシプロ、スウィングの各方式の圧縮機構部を有する圧縮機についても、この発明は適用できる。
また、この発明は、ヒートポンプ式給湯機以外の例えば床暖房や浴室乾燥、衣類乾燥機、空調機(暖房時)等にも適用可能で、上記実施の形態1〜5と同様に起動時間を短縮できる効果がある。
1 低段圧縮機構部、2 高段圧縮機構部、3 低段吐出マフラ、4 高段吐出マフラ、5 低段吸入配管、6 低段吐出配管、 7 高段吸入配管、8 第1吐出配管、9 第2吐出配管 10,10A 第1開閉弁、11,11A 第2開閉弁、12 モータ、13 密閉シェル、14 低段吸入口、15 低段吐出口、16 高段吸入口、17 高段吐出口、20 高段吸入配管部、21 第3吐出配管、22 第3開閉弁、23 第4開閉弁、24 第5開閉弁、31 ガスクーラ、32 内部熱交換器、33 膨張弁、34 蒸発器、35 流量調整用膨張弁、36 中間インジェクション配管、37 インジェクション開閉弁、40 軸受、41 回転軸、42 ローリングピストン、43 ベーン、44 スプリング、45 シリンダ、46 吸入口、47 吐出口、48 中間プレート、49 吐出弁、50 吸入配管、51 吸入マフラ、52 第1吸入配管部、53 第2吸入配管部、54 第1圧縮機構部、55 第2圧縮機構部、56 第1吐出マフラ、57 第2吐出マフラ、58 第1吐出配管部、59 第2吐出配管部、60 第1開閉弁部、61 第2開閉弁部、70 吸入室、71 圧縮室、100 開口部、101 分岐点。

Claims (4)

  1. 密閉シェル内に、第1圧縮機構部と、第2圧縮機構部と、第1圧縮機構部及び第2圧縮機構部を駆動するモータとが収納され、第1吸入配管部から吸入された冷媒は、前記第1圧縮機構部に吸入、圧縮された後、第1吐出マフラを介して前記密閉シェル内に吐出され、その後、端部が前記密閉シェルに接続された第1吐出配管を通じて外部に送られ、また第2吸入配管部から吸入された冷媒は、前記第2圧縮機構部に吸入、圧縮された後、第2の吐出マフラを介して前記密閉シェル内に吐出され、その後前記第1吐出配管を通じて外部に送られる圧縮機において、
    前記第1吐出配管に設けられた第1開閉弁と、
    前記第1吐出マフラ及び前記第2吐出マフラに接続され、前記第1圧縮機構部及び前記第2圧縮機構部からの前記冷媒を前記密閉シェルの外側を通って前記第1吐出配管の前記第1開閉弁の下流側に導く第2吐出配管と、
    この第2吐出配管に設けられた第2開閉弁と
    を備え、前記第1吐出配管及び前記第2吐出配管に流れる前記冷媒の流量は、前記第1開閉弁、前記第2開閉弁の開閉動作により制御されることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は、それぞれ全開または全閉作動する弁であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は、それぞれ開度調整可能な弁であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載の前記圧縮機が組み込まれたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
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