JP5068816B2 - カレンダーの数字機構を備えたタイムピース - Google Patents

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Description

本発明は、タイムピース用のカレンダーの数字機構に関する。より詳しくは、一年型又は万年型のカレンダーに関する。万年用又は一年用カレンダーは、閏年の2月に適切な修正を行うか行わないかに応じて、日数が31日より少ない月には自動的に日付を修正する機構である。
数多くのこの型の機構が知られている。それらの内の大半は、日付指示装置のジャンプはカムとレバーとによって行われている。このような解決方法はあまり信頼性が高くなく、しかも、エネルギーの消費が多い。
スイスCH 680,630の文献では、レバーや他のバネを使用することなく、そのような機構の駆動がなされている。しかしながら、この場合は、日数が31日より少ない月の最終日、特に2月には表示装置が一日に4ピッチも動かなければならないので、タイムピースの動力源が大きなストレスを受ける。
CH 680,630
本発明の目的は、ひと月の全体に渡ってエネルギーの抜き取りを分散させることによって、エネルギーの周期的な消費を低減することである。
より詳しくは、タイムピースは
−文字盤用輪列と
−その位置がひと月の内の日付に応じて定められる車とピニオンとを備えた表示装置と
−該表示装置と協働し、31日より日数の少ない月の最終日に確実に表示装置を駆動する修正部材と
を備えている。
本発明によると、このようなタイムピースが有するカレンダー機構は、さらに
−一年の回動周期を有すると共に、ひと月に1ピッチの速度で1ピッチずつ前進するカムを備えた月部材と、
−前記文字盤用輪列によって駆動されると共に前記月部材と協働し、また、前記修正部材と協働する車とピニオンとを備え、31日より少ない日数を有する月の31日と比較した不足日数と同数のピッチだけ、その月の間に修正部材を前進させるプログラム部材と
を有する。
この機構において、修正部材は、表示装置と接続されて表示装置を進めることのできる作動装置を備えており、月の最終日には、その月の間に修正部材が進んだピッチ数によって表示装置を進めることが可能になっている。このようにして、この機構は、31日よりも日数が少ない月の間に自動的に日付を修正することを可能にするが、必ずしも、閏年を考慮することができるわけではない。
この機構が、2月のひと月の間に前記プログラム部材と協働する、閏年の2月であっても日付が自動的に修正されるような閏年部材をさらに有していると好ましい。
前記修正部材の段階的分配を確実に行うために、この修正部材は車及びピニオンと、この車及びピニオンを表示装置に接続する弾性部材とを有している。
前記プログラム部材は
−前記表示装置に動力伝達可能に接続された第一の車、
−該第一の車によって支持された衛星車、
−該衛星車と前記修正部材の車及びピニオンとにそれぞれ咬合し、一体に回転する第二の車と第三の車、並びに
−このプログラム部材によって制御され、前記衛星車と係合するように、又は前記衛星車が動く通路上にないように配置される少なくとも1つの捕捉部材であって、前記第一の車の回転と前記第三の車の回転とを違え、これら第一の車と第三の車とによって前記プログラム車の回転と表示装置の動きとを違える捕捉部材
を有していると好ましい。
前記捕捉部材は、前記プログラム部材の前記第一、第二及び第三の車と同心に配置される歯車環と、少なくとも前記月部材によって制御されるジャンパーとからなっていると好ましい。
閏年における2月の間も日付の正確な修正を保証するために、前記ジャンパーは前記月部材と閏年部材とによって制御される。
本発明による機構の全体的な斜視図を示している。 本発明による機構の全体的な上面図を示している。 この機構の一部分の斜視図である。 この機構の一部分の上面図である。
例として示され、図面を参照してなされる以下の記載を読むことにより、本発明をよりよく理解することができる。
図1及び図2に示される機構は、図示されていないタイムピースの文字盤用輪列によって制御されている。この輪列は、一日に一回転する24時間車10を駆動する。24時間車10は指示具12、13及び14を有しており、指示具13は図1では見えていない。週表示器の曜日を有する星形車16は指示具12によって作動される。指示具13及び14は、以下に説明するように、万年暦機構を動かすようになっている。指示具14は、実質的に4つのモジュールを有してなっている。
一ヶ月の回動周期を有する第一モジュール18は2つの重なり合った車18aと18bとを有している。それら車の各々は31本の歯を有しており、図1においてより正確に理解されるように、歯の内の3本はその厚さ方向に先端部分が切り欠かれている。これら2つの車は、指示具13と14とによって、それぞれ連続的に動かされている。下方の車18bは月の日付に対応する位置を占める。この機能の表示は、その心棒によって支持されている針19を用いて、又は、図示されていない日付環を動かすことによって行うことができる。
上方の車18aは、指示具18cに強固に連結されており、この指示具の機能については後述する。図2において概略的に示されているバネ18dは、上方の車18aと下方の車18bとを相互に弾力的に接続する。このバネは、後で説明するように、日数が31日よりも少ない月の最終日に車18bの追加的なジャンプを確実に行うために、当該月の間にエネルギーを蓄積するためのものである。
これらの上方車18aと下方車18bとは、それぞれジャンパー20と22とによって位置が定められ、図示されていないバネの効果によってこれらの車の咬合状態を維持する。ジャンパー22はアーム22aを備えており、その機能については後で詳述する。
一年の回動周期を有する第二モジュール24は、指示具18cによって1ヶ月に1ピッチずつ駆動され、
−4月、6月、9月及び11月の最終日に動作状態になるように配置された4つの枝部材を有する、日数が30日である月のための星形部材24a、
−2本の枝部分を有する2月用指示具24b、
−ジャンパー22のアーム22aと協働して該ジャンパーを車18bから外すための、日数が31日より少ない月用のカム24c、
−指示器18cと協働する12本の枝部分を有する月用星形部材24d、及び
−その機能については以下に詳述する指示具24e
を有しており、これらの部材及び指示具は相互に重ね合わされ、強固に一体化されている。
この第二モジュール24は、従来から、月用星形部材24dと協働するジャンパーバネ(図示せず)によって位置を定められている。このモジュールは月を表示する針25を有することができて都合がよい。
四年を回動周期とする第三モジュール26は、指示具24bによって制御される。その機能は、後で説明するように、その年が閏年かどうかを考慮して、2月に関連するジャンプを行うことである。この第三モジュールは、前記2本の枝部分を有する指示具24bと協働する8本の枝部分を有する星形部材26a、閏年指示具26b、頭部を切り欠いた非閏年用星形部材26c、及び4本の枝部分を有する星形部材26dを有し、これらが一体に回転する。前記非閏年用星形部材26cは3本の枝部分を有し、その内の2本の枝部分が相互に対向する部材本体の延長部であり、残りの1本はこの本体に対して垂直である。このモジュール26の他の部品を支持する心棒を中心として自由に軸支回動することのできる星形部材26dは、指示具24eの作用を受けて回動する。指示具24eは、図示されていないジャンパーによってその位置を定められる。閏年の周期を示す針27は前記星形部材26dによって支持されている。
最後に、図3及び図4により詳細に示されている第四の修正モジュール28は、
−前記上方車18aと咬合する、28の歯を有する第一車28a、
−該第一車28aと直径も歯数も同じであり、前記下方車18bと咬合する第二車28b、
−28の歯を有し、前記第一車28aと第二車28bとの間に挿入され、第一車及び第二車より直径が小さく、第一車28aと一体化されている第三車28c、並びに
−12の歯を有し、回転可能に前記第二車28bに搭載され、やはり12の歯を有するそのピニオン28d'によって前記第三車28cと咬合している衛星車28d
を有する差動装置で作られている。
図3において、第二車28bが一部切除されているが、これはその下にあるモジュールの一部が見えるようにするためである。
この第二車28bは、同心の回転可能に搭載された3つの歯車環28e、28f及び28gも支持しており、該3つの歯車環はそれぞれ外側歯部28h、28i、28jと、1本の内側歯28k、2本の内側歯28l、3本の内側歯28mとを備えている。これらの内側歯は前記衛星車28dと協働する。歯車環28f及び28gとは前記第一車28aと第二車28bとの間に挿入されており、歯車環28eは第二車28bの第一車と対向していない方の面に接して設けられている。さらに、衛星車28dは第一の板を備えており、その厚さは、歯車環28fの内側歯28lと歯車環28gの内側歯28mとの両方の高さをカバーする程度であれば十分である。この衛星車は、また、歯車環28eの歯部と協働する第二の板も備えている。
図3に見られるように、歯車環28gは溝28nを有しており、第一車28aが有する複数の指状体28oがこの溝に嵌合して歯車環28gと第一車28aとの相対的な位置関係を確実に保っている。歯車環28eと28fとは、第二車28bに対して同様に位置を決められている。
3つのジャンパー30、32及び34は、歯車環28e、28f及び28gの外側歯部28h、28j及び28jとそれぞれ咬合し、日数が30日である月のための星形部材24a、閏年指示具26b及び頭部を切り欠いた非閏年用星形部材26cと協働するように配設されている。


前記上方車18aと下方車18bとはそれらの歯の内の3本がその厚さ方向に先端部分が切り欠かれているので、1ヶ月について三日間、第一車28a及び第二車28bの歯部がこの上方車18a及び下方車18bとそれぞれ咬合しないようになっている。
ここまで記載してきたように、本発明の装置は、31日よりも日数の少ない月の間、その月の日数が30日、29日又は28日のいずれであるかに応じて、上方車18aが下方車18bと比べて、31日に対する不足日数と同数のピッチ、即ち、1ピッチ、2ピッチ又は3ピッチだけ回転が多くなる。この動作は次のように行われる。
毎日、午前0時頃、指示具12が週表示器の曜日の星形車16を1ピッチ進める。この駆動は、装置の他の部分から独立系統的に行われる。この機能は、装置の動作に際して何も変えずに除去することすらできる。
さらに、指示具13と14とがそれぞれ上方車18aと下方車18bとを1ピッチずつ回転させる。これによって、前記先端部分が切り欠かれている歯が第一車28aと第二車28bと交差している3日間を除いて、第一車28a及び第二車28bがそれぞれ駆動される。針19は、それが接続されている下方車18bと共に1ピッチジャンプする。この過程は毎日起こる。
より正確には、指示具13は、最初に、時計回りに上方車18aを駆動し、これによって第一車28aが回転し、第一車と共に第三車28cが反時計方向に回転する。第二車28bはこの瞬間には固定されているので、第三車28cの動きによってピニオン28d'と衛星車28dとが時計回りに1/12回転する。次いで、指示具14が下方車18bを駆動し、この下方車を介して第二車18bが動き、それによって、反時計方向に衛星車28dが駆動され、衛星車は第二車28bに接して初期の位置に戻る。衛星車28dの歯部が歯車環28e、28f又は28gの1つの内側歯部の歯と出会うと、衛星車28dはそれらと咬合する。
ジャンパーによって歯車環のいずれもが捕捉されていないと、これらの歯車環は、他の車とではなく、第二車28bと共に回転する。このようにして、日数が31日である月の間は、衛星車28dはその回転とによって3つの歯車環28e、28f及び28gを駆動する。
日数が31日よりも少ない月の間は、ジャンパーが前記歯車環の内の1つを捕捉する。即ち、非閏年における2月には、ジャンパー34が3つの内側歯28mを有する歯車環28gの動きを遮断する。第一車28aが反時計回りに1ピッチ進んだときに衛星車28dが時計回りに回転すると、その歯部が歯車環28gの内側歯と重なり合う。次いで第二車28bが反時計回りに1ピッチ回転すると、衛星車28dが歯車環28gの歯部と咬合しながら時計回りに回転し、第一車28aをさらに1ピッチ回転させる。続く2日間も同じ状態になる。このようにして、第一車28aは3ピッチ余計に進むことになる。その後、衛星車28dは歯車環28gの内側歯部ともはや咬合しないようになる。
日数が29日及び30日である月の間については、動作は同様であり、衛星車28dは、ジャンパー32及び30によってそれぞれ捕捉されている歯車環28f及び28eとそれぞれ協働する。
装置の動作のよりよい理解を可能にするために、1年を通して起こることに従って、装置の動作を記述する。
日数が31日である12月には、ジャンパー30、32及び34が作用していない位置にモジュール24と26とがある。このようにして、この月の最初から最後まで、上方車18aと下方車18bとは規則的に回転し、その回転に伴って第一車28a及び第二車28bと歯車環28e、28f及び28gとを駆動する。歯車環の中で捕捉されて動かなくなっているものはない。さらに、先端部分を切り欠いた歯があるので、第一車28aと第二車28bとはその月の内の3日間は動かない状態になっている。このようにして、モジュール28の部品は12月の間に一回転する。
12月の最終日に、指示具18cが星形車24dと咬合して、モジュール24の部品を1ピッチ30°回転させ、針25を1月に対応する位置に移動させる。さらに、指示具24eは星形車26dを駆動し、この星形車の回転と共に年の始まりを示す針27を閏年サイクルの所定位置に配する。
1月も日数が31日ある。したがって、上方車18aと下方車18bとは、遮られることなく、完全に一回転し、その回転に伴って第一車28a及び第二車28bと歯車環28e、28f及び28gとを駆動する。歯車環の中で捕捉されているものはない。このようにして、モジュール28の部品は1月の間に再び一回転する。
月が変わると、モジュール24が1月に対応する位置から2月に対応する位置に移動し、指示具24bの第一の枝部が、星形車26d以外のモジュール26を1ピッチ動かす。次いで、このモジュールは、ジャンパー34が外側歯部28jに咬合して捕捉される位置を占める。
1月の間と同様に、3つの歯車環28e、28f及び28gは衛星車28dによって駆動されているので、衛星車は歯車環28gと係合する準備ができており、他の2つの歯車環28eと28fとは依然として回転駆動されている。最初の3日間は、上方車18a及び下方車18bは第一車28a及び第二車28bとは咬合していない。4日目に、歯車環28gの動きが遮断されているので、衛星車28dが内側歯28mの1つと係合する。先に説明したように、衛星車28dが回転して第三車28cを駆動し、第三車の駆動に伴って第一車28aと上方車18aとが駆動される。したがって、上方車18aは、1日2ピッチの割合で3日間前進し、ばね18dを巻き上げる。
28日間が過ぎると、指示具18cは車24dを駆動する位置にあり、こうして月の経過を示す。指示具24bの第二の枝部が、星形部材26d以外のモジュール26を1ピッチ回転させる。次にジャンパー34の捕捉が解かれる。さらに、カム24cによってジャンパー22が持ち上げられ、これによって4日分に相当するジャンプをしながら下方車18bが上方車18aと並ぶ。このようにして、2月28日から3月1日に移る。その時点で、上方車18aの切り欠いた歯部と下方車18bの切り欠いた歯部とが重ね合わされ、3つの先端を切り欠いた歯の最初の歯が、第一車28a及び第二車28bの歯をそれぞれ横切っている。その結果、3月の最初の3日間は、第一車28a及び第二車28bは動かない。
3月の間に、まず、3つの先端を切り欠いた歯が通過する。次いで、衛星車28dが内側歯部28h、28i及び28jに当接して、この月の終わりまで、歯車環28e、28f及び28gを回転させる。4月に移る間には、モジュール24は指示具18cによって回転駆動され、ジャンパー30によって歯車環28の動きが遮断される位置を占める。
先に説明したように、4月の始めには、切り欠いた3本の歯の存在故に、上方車18a及び下方車18bは第一車28a及び第二車28bと咬合することなく、再び3ピッチ動く。次いで、内側歯部28k、28l及び28mに当接している衛星車28dによって歯車環28e、28f及び28gが押されていたことと、歯車環28eの動きがジャンパー30によって遮断されていることとにより、衛星車28dは単一の歯28kと係合し、これによって第一車28aが前進し、この前進によって上方車18aをさらに1ピッチ駆動する。このようにして、上方車18aと一体化している指示具18cは、4月の30日にモジュール24と咬合し、モジュール24を1ピッチジャンプさせる。それと同時にジャンパー22が持ち上げられ、下方車18bが上方車18aと並び、針19が30日から1日に直接移動する。
モジュール24は、次いで、5月に対応する位置を占める。この位置において、ジャンパー30、32及び34のいずれもが作用していない。こうして、衛星車28dは歯車環28e、28f及び28gを回転駆動する。31日に達すると、指示具18cがモジュールを1ピッチジャンプさせ、6月に対応する位置を占めるようにする。すると、機構は4月の状態に対応する状態となる。即ち、ジャンパー30が歯車環28eの動きを遮断し、第一車28aと上方車18aとが1ピッチ多くジャンプする。6月30日には表示具18cがモジュール24をジャンプさせ、6月から7月にする。
7月は5月と同様であり、31日にモジュール24がジャンプして8月に移る。8月にはジャンパーが作用することはない。衛星車28dは3つの歯車環28e、28f及び28gを回転し続ける。31日に指示具18cがモジュール24を1ピッチジャンプさせ、9月に対応する位置にあるようにする。この月においては、ジャンパー30が歯車環28eの動きを再び遮断する。4月の機構の状態に関連して説明したように、上方車18aと下方車18bとが咬合することなく3ピッチ進んだ後に第一車28aと第二車28bとをそれぞれ駆動して上方車18aをもう一度ジャンプさせるのは、ジャンパーのこの遮断作用による。
10月においては機構の動作は7月と同じであり、11月においては4月と同じである。
閏年の2月においては機構の状態が相違しており、2つの内側歯を有する歯車環28fの動きをジャンパー32が遮断する。このことは、閏年には車18bが2ピッチ余計に駆動され、3ピッチ余計には駆動されないことを意味している。
ここまでに記載してきた機構は概略的なものであることに留意されたい。当業者であれば、この機構が組み込まれるムーブメントによって示される他の特徴に適合させるようにこの機構を発展させることができるのは明らかである。数多くの他の変更も考慮することができる。
例えば、ひと月の間の上方車18aの過回転はより多くの日数をかけて行うこともできる。歯車環28e、28f、28gにそれぞれ2本、4本、6本の内側歯を与え、上方車18aと第一車28aとがそれぞれ62本、56本の歯を有していると、バネ18dの巻き上げが、それぞれ2日、4日、6日で行われるようになる。
3つの内側歯を有している歯車環28gを取り除き、2つの歯車環28e及び28fの動きを遮断することができるようにして、これら2つの歯車環が各々のジャンパーと咬合している間に前記第一車と上方車との過回転を確実に行うようにすることもできる。
第一車28aと第二車28bとの歯数をより少なくすることもできる。閏年においては、2月の修正を確実に行うのに必要な日数の間だけモジュール18は駆動されればよい。詳細に記載された前記例において、このモジュールの駆動を3日間だけ行うこともできる。すると、上方車18aと下方車18bとはこの機能を遂行するための駆動指状体を与えて、第一車28a及び第二車28bは、ひと月に4ピッチの速度で駆動される車とピニオンとに置き換えることができる。
直前に記載した機構は、閏年を考慮している。同じ原理を一年型と称される単純化した機構に適用することもできる。この場合、モジュール26は除去され、ジャンパー34は、モジュール24に接続された2月カムによって制御される。修正システムを接続することによって、閏年の2月の間に上方車18aが1ピッチ戻るように制御することを可能にして当該月における日付の調節を確実に行うようにすることもできる。
ここまで記載してきた機構においては、衛星車28dは第一車28a及び第二車28bと同心に取り付けられた歯車環と協働している。この機能も、ジャンパー車28dの通り道に入ってくるかどうかに関わらず、モジュール24及び/又は26に制御されるジャンパーによって必要なピッチだけジャンパー車28dを回転させて、第一車28aと第二車28bとの、並びにこれらと共に上方車18aと下方車18bとの回転状態を違えることによっても行うことができる。
このように、本発明のタイムピースによって提供される特徴によると、月の最終日における日付の自動修正をひと月当たり最大1追加ピッチの割合で行うことができ、エネルギーの抜き出しを調節することができる。

Claims (5)

  1. −文字盤用輪列と
    −その位置がひと月の内の日付に応じて定められる第一の車(18b)を備えた表示装置と
    −該表示装置と協働し、31日より日数の少ない月の最終日に確実に表示装置を駆動する修正部材と
    を有するカレンダー機構を備えたタイムピースにおいて、該カレンダー機構が
    −一年の回動周期を有すると共に、ひと月に1ピッチの速度で1ピッチずつ前進するカムを備えた月部材(24)と、
    −前記文字盤用輪列によって駆動されると共に前記月部材(24)と協働し、また、前記修正部材と協働する第二の車(28a)を備え、31日より少ない日数を有する月の31日と比較した不足日数と同数のピッチだけ、その月の間に前記修正部材を進めるプログラム部材(28)と
    をさらに有し、前記修正部材が第三の車(18a)と、該修正部材の該第三の車(18a)を前記表示装置の前記第一の車(18b)に弾性的に接続する弾性部材(18d)とを有し、月の最終日には、その月の間に前記修正部材が進んだピッチ数によって該表示装置を進めることを可能にし、前記弾性部材は(18d)、31日より少ない日数を有する月の最終日に前記表示装置の前記第一の車(18b)の追加的なジャンプを確実に行うために、該月の間にエネルギーを蓄積することを特徴とするタイムピース。
  2. 前記カレンダー機構が、2月のひと月の間に前記プログラム部材と協働する閏年部材(26)をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載のタイムピース。
  3. 前記プログラム部材が
    −前記表示装置に動力伝達可能に接続された第四の車(28b)、
    −該第四の車によって支持された衛星車(28d)、
    −該衛星車(28d)と前記修正部材の前記第三の車(18a)とにそれぞれ咬合し、一体に回転する第五の車(28c)と前記第二の車(28a)、並びに
    −このプログラム部材によって制御され、前記衛星車と係合するように、又は前記衛星車が動く通路上にないように配置される少なくとも1つの捕捉部材であって、前記第四の車の回転と前記第二の車の回転とを違え、これら第四の車と第二の車とによって前記プログラム車の回転と表示装置の動きとを違える捕捉部材
    を有することを特徴とする、請求項1及び2のいずれか一項に記載のタイムピース。
  4. 前記捕捉部材が、前記プログラム部材の前記第四、第五及び第二の車と同心に配置される歯車環(28e、28f、28g)と、少なくとも前記月部材によって制御されるジャンパーとを有してなっていることを特徴とする、請求項3に記載のタイムピース。
  5. 前記ジャンパーが前記月部材と前記閏年部材とによって制御されることを特徴とする、請求項2及び4のいずれか一項に記載のタイムピース。
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