JP5066145B2 - 回路基板 - Google Patents

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本発明は、各種電子機器の製造に用いられる回路基板に関するものである。
従来、電子機器の製造に用いられる回路基板は、サブトラクティブ法等を使用し、銅張積層板等の金属張積層板に回路(導体パターン)を形成すると共に、個別部品や集積回路部品等の部品を実装することによって製造されている。近年、このような回路基板に対しては、高密度化の要請がますます強くなっているが、従来の製造方法では、回路の幅や間隔を細くしてファインパターン化を図ろうとすると、回路のピール強度が低下してしまうという問題がある。
そこで、回路のファインパターン化とピール強度の向上を両立させるため、転写法が広く検討されている(例えば、特許文献1−3参照)。具体的にはこの転写法によれば、まずステンレス板等の転写用基材に電解銅めっき等の電解めっきで回路を形成し、次にこの回路形成面にプリプレグ等の接着シートを1枚又は複数枚重ね、これを加熱加圧して積層成形した後、硬化した接着シートから転写用基材を剥離することによって、回路基板が製造されている。そして、この回路基板はフラッシュプリント配線板とも呼ばれるものであり、硬化した接着シートに回路が埋設されているので、回路のピール強度を向上させることができ、回路のファインパターン化を図ることができるものである。
しかし、このような従来の転写法では、平板状の回路基板を製造することはできるが、単に転写用基材と接着シートを積層するだけであるため、非平板状の回路基板、つまり立体回路基板を製造するのが困難であるという問題がある。そして、回路基板が平板状であると、このような回路基板を収納するために別途筐体等が必要となり、電子機器製造のための部品点数が増加するだけでなく、電子機器の小型化や薄型化の要請にも十分に応えられなくなる。
特開2004−228551号公報 特開2004−214633号公報 特開平8−335765号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、回路のピール強度を向上させることができ、回路のファインパターン化を図ることができると共に、筐体状など任意の形状に形成することができる回路基板を提供することを目的とするものである。
本発明に係る回路基板は、モールド成形して凹部9を有する非平板状に形成された硬化樹脂1に回路2が埋設され、前記回路2と電気的に接続された部品3が前記硬化樹脂1に内蔵されていると共に、前記回路2の露出面が前記硬化樹脂1の表面と面一となっていることを特徴とするものである。
前記回路基板において、前記凹部に部品が実装又は電池が収納されていることが好ましい。
本発明によれば、硬化樹脂に回路が埋設されていることによって、回路のピール強度を向上させることができ、回路のファインパターン化を図ることができると共に、モールド成形によって硬化樹脂を筐体状など任意の形状に形成することができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)〜(e)は断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、(a)〜(c)は断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、(a)〜(c)は断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、(a)〜(d)は断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る回路基板の製造方法の一例を示すものであり、回路基板を製造するにあたっては、まず図1(a)に示すように転写用基材4の表面に回路2(導体パターン)を形成する。ここで、転写用基材4としては、例えば、ステンレス箔等の金属箔を用いることができる。そしてステンレス箔としては、例えば、SUS301、SUS304等を用いることができる。また転写用基材4の厚みは、硬化樹脂1から剥離しやすくするため、200μm以下(下限は20μm)であることが好ましい。転写用基材4の厚みが200μmを超えると、平板状の回路基板の製造に使用することはできても、非平板状の複雑な形状の立体回路基板の製造には使用できないおそれがある。そして回路2は、転写用基材4の表面に銅粒子等の金属粒子を析出させた後、めっきを行わない部分をめっきレジストで被覆し、上記金属粒子をめっき核として電解銅めっき等の電解めっきを行うことによって形成することができる。このときの金属粒子の析出は、転写用基材4として金属箔を用いる場合には、この金属箔を構成する金属よりイオン化傾向の小さい金属のイオンを含有するエッチング液を用いて金属箔の表面をエッチングして粗化しながら、置換反応により、金属箔を構成する金属をエッチング液中の金属に置き換えてこの金属粒子と金属箔との間に金属結合を形成することによって行われるものであり、このように電解めっきを行う前に転写用基材4に金属粒子を析出させておくことによって、転写前に回路2が転写用基材4から剥離しない程度のピール強度を得ることができるものである。例えば、金属粒子の析出は、転写用基材4としてステンレス箔を用いる場合には、銅イオンを含有する塩化第二鉄エッチング液等を用いて転写用基材4の表面をエッチングすることによって行うことができる。このエッチング後の転写用基材4のJIS B0601に基づく表面粗度Ra(カットオフ値λ=0.80mm、評価長さL=λ×5=4.0mm)は1.0μm以下(下限は0.3μm)であることが好ましい。この表面粗度Raが1.0μmを超えると、回路2のファインパターン化が困難となるおそれがある。また金属粒子の析出量は0.05〜5mg/mであることが好ましい。金属粒子の析出量が0.05mg/m未満であると、回路2の転写用基材4に対するピール強度が弱すぎて、転写前に回路2が転写用基材4から剥離してしまうおそれがあり、逆に金属粒子の析出量が5mg/mを超えると、回路2の転写用基材4に対するピール強度が強すぎて、転写時に回路2が転写用基材4から剥離しないおそれがある。また回路2は、単一の金属皮膜で形成されたものでもよいが、複数の電解めっきを続けて行うことによって複数の金属皮膜を積層して形成されたものでもよい。また図1に示す回路2の断面形状は矩形状であるが、転写後の回路2の硬化樹脂1に対するピール強度をより強く得るため、サイドエッチ等を利用して、回路2の側面を凸曲面若しくは凹曲面にしたり、又は回路2の断面形状が転写用基材4に向かって先細り状となるように回路2の側面を傾斜させたりするのが好ましい。
次に、図1(a)に示すように転写用基材4に形成した回路2に部品3を実装することによって、回路2と部品3とを電気的に接続する。ここで、部品3としては、例えば、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサ等の個別部品(ディスクリート部品)や、ハイブリッドIC、モノリシックIC等の集積回路部品等を用いることができる。そして、このような部品3の実装は、リフローはんだ付けやワイヤボンディング等により行うことができる。リフローはんだ付けを行う場合には、回路2の表面にはんだめっきを行っておくのが好ましい。またワイヤボンディングを行う場合には、回路2の表面に金めっきを行っておくのが好ましく、さらに金めっきの耐熱安定化を図るため、あらかじめパラジウムめっきを行った後に金めっきを行うのがより好ましい。なお、図1(a)に示すものではリフローはんだ付けにより回路2に部品3を実装するようにしているが、製造する回路基板によっては必ずしも部品3の実装自体は行わなくてもよい。
次に、図1(b)に示すようにキャビティ6を設けて形成された第1金型7aのキャビティ6の内面に転写用基材4を配置する。ここで、キャビティ6は、その内面に凹凸を設けることによって非平板状に形成されている。特に図1(b)に示すキャビティ6の内面には平面によって凹凸が設けられているが、曲面によって凹凸が設けられていてもよく、凹凸の入隅や出隅にアールが付けられていてもよい。そしてキャビティ6は、非平板状に形成されたものに限定されるものではなく、平板状に形成されたものでもよい。このように、キャビティ6は任意の形状に形成することができる。そして転写用基材4は、その回路形成面と反対側の面をキャビティ6の内面に接触させながら、キャビティ6の内面の凹凸形状に沿うようにして折り曲げたり湾曲させたりして配置し固定される。特に図1(b)に示すものではキャビティ6の内面に1枚の転写用基材4を配置するようにしているが、この1枚の転写用基材4を複数の分割片に分割し、これらの分割片を配置するようにしてもよい。
次に、第2金型7bの表面に離型剤8を塗布するなどして離型処理を施し、この面で図1(b)に示すように第1金型7aの開口部を閉塞することによって型締めを行った後、キャビティ6内を減圧又は真空状態とする。
次に、金型7に設けられたゲート(図示省略)から溶融した樹脂5をキャビティ6へ注入することによって、図1(c)に示すように転写用基材4の回路形成面に樹脂5を供給してモールド成形する。キャビティ6内はあらかじめ減圧又は真空状態となっているので、樹脂5は容易にキャビティ6へ注入されて充填される。ここで、成形法としては、モールド成形であれば特に限定されるものではないが、例えば、射出成形、圧縮成形、トランスファー成形等を使用することができる。また樹脂5としては、例えば、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂やABS樹脂等の熱可塑性樹脂等を用いることができるが、これらのものに限定されるものではなく、製造する回路基板や使用する成形法に応じて最適なものを適宜選択して用いればよい。
次に、キャビティ6内の樹脂5を硬化させた後、型開きを行い、硬化樹脂1を取り出す。そして、この硬化樹脂1から転写用基材4をめくりあげて撓ませながら剥離すると、図1(d)に示すような回路基板を得ることができる。このようにして得られた回路基板にあっては、モールド成形して形成された硬化樹脂1に回路2が転写されて埋設されている。さらにこの回路2の露出面は硬化樹脂1の表面と面一となっている。このように、転写法を使用して硬化樹脂1に回路2を埋設することによって、回路基板の表面平滑化が図られると共に、アンカー効果が得られ、回路2のピール強度を向上させることができ、回路2のファインパターン化を図ることができるものである。しかも、従来は積層成形により回路基板を製造していたので、回路2は平坦な一面にしか形成することができなかったが、本発明ではモールド成形により回路基板を製造するので、回路2は平坦な面のみならず曲面にも形成することができると共に、一面のみならず複数の面にも形成することができるものである。またキャビティ6は任意の形状に形成することができるので、モールド成形によって、平板状・非平板状を問わず、硬化樹脂1を筐体状など任意の形状に形成することができるものである。なお、回路基板の表面において露出している回路2の一部をパッド(電極)として利用し、このパッドに部品3を実装するようにしてもよい。この場合、パッドの表面にははんだめっきや金めっきが行われているのが好ましい。
また図1(d)に示す回路基板は、転写用基材4として、図1(a)に示すように回路2が形成され、かつこの回路2に部品3が電気的に接続されたものを用いて製造されたものである。そのため部品3は回路2と共に転写されて硬化樹脂1の内部に内蔵されることになる。このように、転写法を使用して部品3を硬化樹脂1に内蔵させることによって、高密度化を図ることができるものである。また硬化樹脂1で部品3を保護することができ、部品3が結露するのを硬化樹脂1で防止することによって、耐湿信頼性を向上させることができるものである。
また図1(d)に示す回路基板は、非平板状のキャビティ6を設けて形成された金型7を用いて製造されているので、溶融した樹脂5は非平板状にモールド成形されることによって、硬化樹脂1は非平板状に形成されることになる。特に図1(d)に示す回路基板には凹部9が形成されているので、図1(e)に示すようにこの凹部9に部品3を実装したり、電池10を収納したりすることができる。平板状の回路基板では外部に部品3を実装したり、電池10を設置したりすると、デッドスペースが形成されるおそれがあるが、上記のように凹部9が形成された非平板状の回路基板ではこの凹部9を部品実装用や電池収納用に利用することによってコンパクト化を図ることができるものである。さらに、後述の図2〜図4に示すように、例えば、筐体状のキャビティ6を設けて形成された金型7を用いて硬化樹脂1を筐体状に形成すれば、回路基板自体が筐体となるため、回路基板以外に別途筐体を形成する必要がなくなると共に、電子機器の小型化や薄型化を図ることができるものである。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
まず転写用基材4の表面に回路2を形成した。ここで、転写用基材4としては、ステンレス箔(SUS301(76%Fe、17%Cr、7%Ni)、調質3/4H、厚み100μm)を用いた。そして回路2は、転写用基材4の表面に銅粒子を析出させた後、めっきを行わない部分をめっきレジストで被覆し、上記銅粒子をめっき核として電解銅めっきを行うことによって、幅が200μmとなるように形成した。このとき銅粒子の析出は、銅イオンを10.0質量%含有する塩化第二鉄エッチング液(酸化還元電位500mV、比重1.46)を用いて転写用基材4の表面を60秒間エッチングすることによって行った。このエッチング後の転写用基材4の表面粗度Raは0.7μmであった。
次に、転写用基材4に形成した回路2に部品3を実装することによって、回路2と部品3とを電気的に接続した。ここで、部品3としては、チップ抵抗を用いた。そして、この部品3の実装は、リフローはんだ付けにより行った。
次に、図2(a)に示すようにキャビティ6を設けて形成された第1金型7a(雌型)のキャビティ6の平坦な底面に転写用基材4を配置した。この転写用基材4は、その回路形成面と反対側の面がキャビティ6の平坦な底面に接触するように配置し固定した。
次に、図2(a)に示すように、第2金型7b(雄型)の離型処理が施された面で第1金型7aの開口部を閉塞することによって型締めを行った後、キャビティ6内を真空状態とした。ここで、第2金型7bの表面には凸部11が形成されており、型締めによりキャビティ6は筐体状に形成される。
次に、金型7に設けられたゲート12から溶融した樹脂5をキャビティ6へ注入することによって、図2(b)に示すように転写用基材4の回路形成面に樹脂5を供給してモールド成形した。ここで、樹脂5としては、フェノール樹脂成形材料であるパナソニック電工(株)製「CY6786」を用いた。
次に、キャビティ6内の樹脂5を硬化させた後、型開きを行い、硬化樹脂1を取り出した。そして、この硬化樹脂1から転写用基材4をめくりあげて撓ませながら剥離すると、図2(c)に示すような回路基板を得ることができた。このようにして得られた回路基板にあっては、モールド成形して形成された硬化樹脂1に回路2が転写されて埋設されている。さらにこの回路2の露出面は硬化樹脂1の表面と面一となっている。このように、転写法を使用して硬化樹脂1に回路2を埋設することによって、アンカー効果が得られ、回路2のピール強度を向上させることができ、回路2のファインパターン化を図ることができた。また部品3も回路2と共に転写されて硬化樹脂1の内部に内蔵されているので、高密度化を図ることができた。さらにキャビティ6は筐体状に形成されているので、モールド成形によって硬化樹脂1を筐体状に形成することができた。
(実施例2)
まず転写用基材4の表面に回路2を形成した。ここで、転写用基材4としては、実施例1と同様のステンレス箔を用いた。そして回路2も実施例1と同様に形成した。
次に、転写用基材4に形成した回路2に実施例1と同様に部品3を実装することによって、回路2と部品3とを電気的に接続した。
次に、図3(a)に示すようにキャビティ6を設けて形成された第1金型7a(雌型)のキャビティ6の内面に転写用基材4を配置した。具体的にはこの転写用基材4は、その回路形成面と反対側の面をキャビティ6の内面に接触させながら、キャビティ6の平坦な底面及び内側面に沿うようにして折り曲げて配置し固定した。このとき一部の回路2も、転写用基材4と同様にキャビティ6の入隅において折り曲げた。
次に、図3(a)に示すように、第2金型7b(雄型)の離型処理が施された面で第1金型7aの開口部を閉塞することによって型締めを行った後、キャビティ6内を真空状態とした。ここで、第2金型7bの表面には凸部11が形成されており、型締めによりキャビティ6は筐体状に形成される。
次に、金型7に設けられたゲート12から溶融した樹脂5をキャビティ6へ注入することによって、図3(b)に示すように転写用基材4の回路形成面に樹脂5を供給してモールド成形した。ここで、樹脂5としては、実施例1と同様のものを用いた。
次に、キャビティ6内の樹脂5を硬化させた後、型開きを行い、硬化樹脂1を取り出した。そして、この硬化樹脂1から転写用基材4をめくりあげて撓ませながら剥離すると、図3(c)に示すような回路基板を得ることができた。このようにして得られた回路基板にあっては、モールド成形して形成された硬化樹脂1に回路2が転写されて埋設されている。さらにこの回路2の露出面は硬化樹脂1の表面と面一となっている。このように、転写法を使用して硬化樹脂1に回路2を埋設することによって、アンカー効果が得られ、回路2のピール強度を向上させることができ、回路2のファインパターン化を図ることができた。また部品3も回路2と共に転写されて硬化樹脂1の内部に内蔵されているので、高密度化を図ることができた。さらにキャビティ6は筐体状に形成されているので、モールド成形によって硬化樹脂1を筐体状に形成することができた。
(実施例3)
まず転写用基材4の表面に回路2を形成した。ここで、転写用基材4としては、実施例1と同様のステンレス箔を用いた。そして回路2も実施例1と同様に形成した。
次に、転写用基材4に形成した回路2に実施例1と同様に部品3を実装することによって、回路2と部品3とを電気的に接続した。
次に、図4(a)に示すようにキャビティ6を設けて形成された第1金型7a(雌型)のキャビティ6の内面に転写用基材4を配置した。具体的には、キャビティ6の底面には凸部13が設けられているので、上記転写用基材4は、その回路形成面と反対側の面をキャビティ6の内面に接触させながら、キャビティ6の内面の凹凸形状に沿うようにして折り曲げて配置し固定した。
次に、図4(a)に示すように、第2金型7b(雄型)の離型処理が施された面で第1金型7aの開口部を閉塞することによって型締めを行った後、キャビティ6内を真空状態とした。ここで、第2金型7bの表面には凸部11が形成されており、型締めによりキャビティ6は筐体状に形成される。
次に、金型7に設けられたゲート12から溶融した樹脂5をキャビティ6へ注入することによって、図4(b)に示すように転写用基材4の回路形成面に樹脂5を供給してモールド成形した。ここで、樹脂5としては、実施例1と同様のものを用いた。
次に、キャビティ6内の樹脂5を硬化させた後、型開きを行い、硬化樹脂1を取り出した。そして、この硬化樹脂1から転写用基材4をめくりあげて撓ませながら剥離すると、図4(c)に示すような回路基板を得ることができた。このようにして得られた回路基板にあっては、モールド成形して形成された硬化樹脂1に回路2が転写されて埋設されている。さらにこの回路2の露出面は硬化樹脂1の表面と面一となっている。特に、第1金型7aのキャビティ6の底面に設けられた凸部13により、図4(c)に示す回路基板には凹部9が形成され、一部の回路2の露出面はこの凹部9の内面(底面)と面一となっていると共に、残部の回路2の露出面は上記凹部9以外の表面と面一となっている。このように、転写法を使用して硬化樹脂1に回路2を埋設することによって、アンカー効果が得られ、回路2のピール強度を向上させることができ、回路2のファインパターン化を図ることができた。また部品3も回路2と共に転写されて硬化樹脂1の内部に内蔵されているので、高密度化を図ることができた。
次に、図4(c)に示す回路基板の凹部9を充填するため、図4(d)に示すようにこの凹部9に二色成形により硬化樹脂14を形成した。この硬化樹脂14を形成するための樹脂としては、フェノール樹脂成形材料であるパナソニック電工(株)製「CY6786」を用いた。このように、硬化樹脂14で凹部9を充填することによって、凹部9に形成されていた一部の回路2は外部に露出しないようにすることができる。また、凹部9以外の部分に形成されていた残部の回路2は外部に露出したままにすることができるので、例えば、この残部の回路2をパッド(電極)として利用することができる。さらにキャビティ6は筐体状に形成されているので、モールド成形によって硬化樹脂1を筐体状に形成することができた。
1 硬化樹脂
2 回路
3 部品
4 転写用基材
5 樹脂

Claims (2)

  1. モールド成形して凹部を有する非平板状に形成された硬化樹脂に回路が埋設され、前記回路と電気的に接続された部品が前記硬化樹脂に内蔵されていると共に、前記回路の露出面が前記硬化樹脂の表面と面一となっていることを特徴とする回路基板。
  2. 前記凹部に部品が実装又は電池が収納されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
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