JP5061368B2 - 電源供給回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源供給回路にかかり、特に、複数の電源装置から電源供給対象に電源を供給する電源供給回路に関する。
コンピュータなどの電子機器やシステムは、CPUやLSIなど複数の電子部品を装備している。そして、各電子部品は、部品毎に必要な電圧の電源供給を受けて作動する。このため、各電子部品に対する電源供給が停止してしまうと、その電子部品が作動せず、場合によっては電子機器やシステム全体が停止する、という問題がある。
上記問題を解決すべく、電子機器やシステムは、各電子部品への電源供給の状態を監視するシステム制御回路部を備えている。このシステム制御回路部は、例えば、各電子部品に対する電源供給の異常検出、電源停止、アラーム報告などの処理を実行する機能を有する。
ところが、上記システム制御回路部も電源供給を受けて作動する電子部品であるため、このシステム制御回路部に供給している電源電圧が低下したり、電源の供給が停止すると、上述した異常検出が不可能となり、システム全体が停止してしまう。このため、システム制御回路に電源を供給するためのシステム制御回路用電源の低下を防ぐために、電源を冗長構成、二重化構成、バッテリバックアップ方式等を採用しているものがある。例えば、特許文献1では、補助電源装置の出力端にダイオードを設け、このダイオードを介して複数の負荷に電源を供給する、という構成を採っている。また、特許文献2では、複数の負荷にそれぞれ接続された電源装置からの出力の一部を、共通装置にダイオードを介して供給する、という構成を採っている。
特開昭59−195717号公報 特開昭58−95934号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術では、電源を冗長構成にしているため、回路量が増加し、搭載スペースの拡大、部材原価が増加するという問題があった。つまり、障害が生じなければ使用する必要のない電源装置を余分に装備するため、電源装置を備えた装置の小型化、低コスト化を図ることが困難であった。また、上記特許文献2に開示の技術では、共通装置に接続された電源装置は、いずれも他の負荷に対して電源を供給する電源装置であるため、共通装置に対する電源供給の安定化を図ることができない。つまり、共通装置に専用の電源供給装置を装備していないため、システム全体の信頼性の向上を図ることができない、という問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である電源装置を備えた装置の信頼性の向上を図りつつ、装置自体の小型化、低コスト化を図る、ことにある。
そこで、本発明の一形態である電源供給回路は、複数の電源供給対象装置と、当該各電源供給対象装置に対応してそれぞれ電源を供給する各電源装置と、を備え、上記電源供給対象装置のうち特定の電源供給対象装置と、この特定の電源供給対象装置に対応する特定の電源装置とは異なる他の電源装置と、を接続すると共に、この接続間に、特定の電源供給対象装置に供給される電源の電圧降下に応じて当該特定の電源供給対象装置に他の電源装置から電源を供給する電源供給手段を備えた、という構成を採っている。
また、本発明の他の形態である電源制御方法は、複数の電源供給対象装置と、当該各電源供給対象装置に対応してそれぞれ電源を供給する各電源装置と、を備えた電源供給回路における電源制御方法であって、上記電源供給対象装置のうち特定の電源供給対象装置に供給される電圧降下に応じて、この特定の電源供給対象装置と当該特定の電源供給対象装置に電源を供給する特定の電源装置とは異なる他の電源装置との間に接続された電源供給手段を介して、他の電源装置から特定の電源供給対象装置に電源を供給する電源供給工程を有する、という構成を採っている。
本発明は、以上のように構成されるため、電源装置を備えた装置全体の信頼性の向上を図ることができると共に、装置自体の小型化、低コスト化を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明は、電源装置を備えた所定の装置にて、特定の電源供給対象装置に対する電源供給が減少した場合に、他の系統から瞬時に電源を供給する、という点に特徴を有する。
そして、本発明の一形態である電源供給回路は、複数の電源供給対象装置と、当該各電源供給対象装置に対応してそれぞれ電源を供給する各電源装置と、を備え、上記電源供給対象装置のうち特定の電源供給対象装置と、この特定の電源供給対象装置に対応する特定の電源装置とは異なる他の電源装置と、を接続すると共に、この接続間に、特定の電源供給対象装置に供給される電源の電圧降下に応じて当該特定の電源供給対象装置に他の電源装置から電源を供給する電源供給手段を備えた、という構成を採る。
上記発明によると、まず、各電源供給対象装置にそれぞれ対応して電源装置が接続されているため、正常時には各電源供給対象装置への電源供給が確実に実行され、かかる装置の動作が安定する。そして、特定の電源供給対象装置に供給されている電圧が降下すると、これに応じて他の電源装置が電源供給手段を介して電源を供給する。これにより、特定の電源供給対象装置に電源を供給している特定の電源装置に異常が生じた場合であっても、当該特定の電源供給装置の作動を確保することができる。このとき、特定の電源供給装置には、他の電源供給対象装置に電源を供給している他の電源装置からの電源が供給されるため、別途、予備的な電源装置を設ける必要がない。その結果、電源装置を備えた装置全体の信頼性の向上を図ることができると共に、装置自体の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、上記電源供給手段は、特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧が、当該特定の電源供給対象装置の予め設定された作動電圧よりも低くなった場合に、他の電源装置から電源を供給するよう作動する、という構成を採る。また、上記電源供給手段は、特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧と他の電源装置が供給する電源の電圧との電位差に応じて、特定の電源供給対象装置に対して他の電源装置から電源を供給するよう作動する、という構成を採る。
これにより、特定の電源供給対象装置の電圧が作動電圧よりも低くなった場合に、他の電源装置から電源供給手段を介して特定の電源供給対象装置に電源を供給する。特に、電源供給手段は、特定の電源供給対象装置と他の電源装置との電位差に応じて電源を自動的に供給する。従って、特定の電源供給対象装置の作動を確保すべく必要なときにのみ、他の電源装置から電源が供給されるため、効率的な電源使用を図ることができる。
また、本発明では、上記特定の電源供給対象装置と、複数の前記他の電源装置との間に、それぞれ上記電源供給手段を備えた、という構成を採る。これにより、特定の電源供給対象装置に対して、複数の他の電源装置から各電源供給手段を介して電源を供給する。従って、特定の電源供給対象装置への電源供給が安定し、その作動状態の安定化を図ることができる。
また、上記発明では、上記特定の電源供給対象装置は、電源供給回路が装備された所定の装置内の異常を検出する異常検出装置である、という構成を採る。そして、上記異常検出装置にて異常を検出したときに、その異常を外部に通知する異常通知手段を備えた、という構成を採る。これにより、上述したように、異常検出装置に電源を供給する電源装置に異常が生じた場合であっても、他の電源装置から電源供給手段を介して供給される電源によって異常検出装置が安定して作動する。従って、この異常検出装置にて所定の装置内の異常を検出して通知することができる。その結果、所定の装置の異常をより確実に検出して適切な対応を取ることができ、所定の装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明では、上記異常検出装置に電源を供給する特定の電源装置の異常を検出したときに、異常検出装置に対する他の電源装置から電源供給手段を介した電源供給を停止する電源供給停止手段を備えた、という構成を採る。そして、上記電源供給停止手段は、異常通知手段にて異常を通知した後に作動する、という構成を採る。
これにより、異常検出装置は、自装置に電源を供給している特定の電源装置に異常が生じた場合であっても、上述したように他の電源装置から供給される電源によって作動し、特定の電源装置の異常を検出する。そして、その後に、あるいは、異常通知を行った後に、電源供給停止手段にて、他の電源装置からの電源供給手段を介した電源供給を停止する。これにより、他の電源装置からの電源にて他の電源供給対象装置が作動する。従って、異常検出後の対応が取られる間も他の電源供給対象装置は作動するため、電源供給回路の安定化を図ることができる。
また、本発明では、上記特定の電源装置に対して、他の電源装置のうち予め定められた電源装置から優先的に電源が供給されるよう電源供給手段の電源供給特性を設定した、という構成を採る。また、電源供給手段を、特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧と他の電源装置が供給する電源の電圧との電位差が、所定の電位差になると電源を供給するよう構成した、という構成を採る。
これにより、特定の電源供給対象装置への電源電圧が低下すると、予め定められた他の電源装置から電源供給手段を介して電源が優先的に供給される。例えば、優先的に電源を供給する他の電源装置に接続する電源供給手段に、さらに別の電源供給装置よりも電位差が低くても電源を供給する特性のものを用いることで実現できる。従って、必要度の低い電源供給対象装置に対応する他の電源装置から特定の電源供給対象装置に電源を供給するよう設定することで、装置全体の動作への影響を抑制できる。
さらに、本発明では、上記他の電源装置が供給する電源の電圧値を、当該他の電源装置に対応する他の電源供給対象装置の作動電圧値よりも高く設定した、という構成を採る。これにより、特定の電源供給対象装置に他の電源装置から電源が供給された場合であっても、他の電源装置から他の電源供給対象装置に供給される電源の作動電圧値を確保することができ、装置全体の安定化を図ることができる。
また、本発明の他の形態は、複数の電源供給対象装置と、当該各電源供給対象装置に対応してそれぞれ電源を供給する各電源装置と、を備えた電源供給回路における電源制御方法であって、上記電源供給対象装置のうち特定の電源供給対象装置に供給される電圧降下に応じて、この特定の電源供給対象装置と当該特定の電源供給対象装置に電源を供給する特定の電源装置とは異なる他の電源装置との間に接続された電源供給手段を介して、他の電源装置から特定の電源供給対象装置に電源を供給する電源供給工程を有する、という構成を採る。そして、上記電源供給工程は、特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧が、当該特定の電源供給対象装置の予め設定された作動電圧よりも低くなった場合に、他の電源装置から電源を供給するよう作動する、という構成を採る。
また、上記電源制御方法では、上記電源供給工程の後に、特定の供給対象装置にて電源供給回路が装備された所定の装置内の異常を検出する異常検出工程を有する、という構成を採る。また、上記異常検出工程にて検出した異常を外部に通知する異常通知工程を有する、という構成を採る。また、上記異常検出工程にて特定の電源装置の異常を検出した後に、特定の供給対象装置に対する他の電源装置から電源供給手段を介した電源供給を停止する電源供給停止工程を有する、という構成を採る。そして、上記電源供給停止工程は、異常通知工程にて異常を通知した後に作動する、という構成を採る。
上述した電源制御方法の発明であっても、上記電源供給回路と同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明の具体的な構成及び動作を、実施形態を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、本発明である電源供給回路が組み込まれた電子機器の一例として、コンピュータを挙げて説明しているが、いかなる電子機器にも適用可能である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図10を参照して説明する。図1乃至図2は、本実施形態における電源供給回路の構成を示すブロック図であり、図3乃至図5は、その動作を示す説明図及びフローチャートである。図6乃至図10は、電源供給回路の変形例の動作を示す説明図である。
[構成]
図1は、コンピュータ1に組み込まれた電源供給回路の構成を示している。この図に示すように、電源供給回路は、各電源供給対象装置21,22,23に対して、それぞれ電源を供給する電源装置11,12,13を備えている。具体的には、まず、LSIにて構成され5Vの電源電圧にて作動する制御回路部21と、この制御回路部21に対応して設けられ5.75Vあるいはそれ以上の電圧の電源供給を行うD−Dコンバータ11(直流電圧変換器)と、が接続された系統を備えている。また、LSIなどで構成され5Vの電源電圧にて作動する負荷22と、この負荷22に対応して設けられ5.75Vの電源供給を行うD−Dコンバータ12と、が接続された系統を備えている。さらに、上記負荷22とは異なりLSIなどで構成された5Vの電源電圧にて作動する負荷23と、この負荷23に対応して設けられ5.75Vの電源供給を行うD−Dコンバータ13と、が接続された系統を備えている。なお、コンピュータ1は、他にもLSIやCPUといった電源供給を受けて作動する電子部品を搭載しているが、ここでは省略する。
そして、上記制御回路部21は、図2のブロック図に示すように、異常検出部21aと、異常通知部21bと、を備えている。異常検出部21a(異常検出装置)は、各D−Dコンバータ11,12,13から制御回路部21あるいは負荷22,23への電源供給線L11、L12,L13に接続された電源異常検出信号線L21,L22,L23を接続している。これにより、例えば、各電源供給線L11,L12,L13の電圧値を監視して、各D−Dコンバータ11,12,13の電源供給状態が異常な状態となったことを検出する。そして、異常検出部21aは、異常を検出すると、そのことを異常通知部21bに通知する。また、上記異常通知部21b(異常通知手段)は、検出した電源の異常状態を、外部に通知出力する。例えば、コンピュータ1に装備されたモニタに出力したり、ネットワークを介して保守管理サーバに通知する。なお、上記異常検出部21aは、D−Dコンバータ11,12,13の異常を検出することに限定されず、コンピュータ1に装備された他の装置の異常を検出してもよい。また、異常通知部21bによる通知方法は、上述した方法に限定されない。
以上のように、制御回路部21は、コンピュータ1の異常を検出する装置であるため、作動停止を許されず、常に電源が供給され続けて作動していることが望まれる特定の電源供給対象装置である。このため、本実施形態では、さらに以下の構成を採っている。
図1に示すように、本実施形態における電源供給回路は、さらに、D−Dコンバータ11から制御回路部21に電源を供給する電源供給線L11と、D−Dコンバータ12から負荷22に電源を供給する電源供給線L12と、を接続している(符号L32参照)。そして、この電源供給線L11,L12間に、この間の電位差に応じて電流を流すダイオード32(電源供給手段)を備えている。このとき、ダイオード32を、負荷22側の電源供給線L12側にアノードが位置し、制御回路部21側の電源供給線L11側にカソードが位置して、配置している。従って、制御回路部21側の電源供給線L11上の電位が負荷22側の電源供給線L12上の電位よりも低くなると、瞬時に負荷22用のD−Dコンバータ12からダイオード32を介して制御回路部21に電源供給される。
ここで、上記ダイオード32は、順方向に電流が流れやすい特性を有している。そして、本実施形態では、D−Dコンバータ11,12は両方とも5.75Vの電源電圧を供給しているため、正常時にはダイオード32のアノード側及びカソード側の電位が等しいため、ダイオード32に電流が流れない。ところが、制御回路部21に供給している電源電圧が低下すると、カソード側の電位が低くなるため、アノード側に位置するD−Dコンバータ12からカソード側の制御回路部21に電流が流れる。
また、上記同様に、本実施形態における電源供給回路は、D−Dコンバータ11から制御回路部21に電源を供給する電源供給線L11と、D−Dコンバータ13から負荷23に電源を供給する電源供給線L13と、を接続している(符号L33参照)。そして、この電源供給線L11,L13間に、この間の電位差に応じて電流を流すダイオード33(電源供給手段)を備えている。このとき、ダイオード33を、負荷23側の電源供給線L13側にアノードが位置し、制御回路部21側の電源供給線L11側にカソードが位置して、配置している。従って、制御回路部21側の電源供給線L11上の電位が負荷23側の電源供給線L13上の電位よりも低くなると、瞬時に負荷23用のD−Dコンバータ13からダイオード33を介して制御回路部21に電源供給される。
ここで、上記ダイオード33は、順方向に電流が流れやすい特性を有している。そして、本実施形態では、D−Dコンバータ11,13は両方とも5.75Vの電源電圧を供給しているため、正常時にはダイオード33のアノード側及びカソード側の電位が等しく、ダイオード33に電流が流れない。ところが、制御回路部21に供給している電源電圧が低下すると、カソード側の電位が低くなるため、アノード側に位置するD−Dコンバータ13からカソード側の制御回路部21に電流が流れる。
なお、上記では、D−Dコンバータ11が5.75Vの電源を供給するよう構成されているが、他のD−Dコンバータ12,13よりも高い電圧の電源を供給するよう構成されていてもよい。かかる構成にすることで、他の系統のD−Dコンバータ12,13の電源供給線L12,L13から、制御回路部21への電源供給線L11に、各ダイオード32,33を介して正常時に電源が供給されることはない。
また、上記では、制御回路部21に、他の系統のD−Dコンバータ12,13から一方向に電源を供給すべくダイオード32,33を設けた場合を例示したが、他の電子部品にて代用してもよい。例えば、ダイオード32,33に変えて、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)を用いてもよい。この場合には、もちろん他の系統のD−Dコンバータ12,13から制御回路部21に向かって電流が流れ易くなるよう接続する。
[動作]
次に、上記構成の電源供給回路の動作を、図3乃至図5を参照して説明する。まず、図3に示すように、正常時には、各D−Dコンバータ11,12,13はそれぞれ5.75Vの電源電圧を出力し、制御回路部21と負荷22,23に、それぞれ電源に供給している(矢印Y11,12,13参照)。これにより、制御回路部21、負荷22,23は、それぞれ作動した状態となり、コンピュータ1が作動することとなる。そして、制御回路部21は、D−Dコンバータ11,12,13や他の装置に異常が発生していないか、を監視した状態となる。なお、制御回路部21に電源を供給しているD−Dコンバータ11は、他のD−Dコンバータ12,13よりも高い電圧(5.75V以上)の電源を供給していてもよい。
このとき、D−Dコンバータ11から制御回路部21への電源供給線L11と、D−Dコンピュータ12から負荷22への電源供給線L12との間には電位差がないため、ダイオード32には電流が流れない。同様に、D−Dコンバータ11から制御回路部21への電源供給線L11と、D−Dコンピュータ13から負荷23への電源供給線L13との間にも電位差がないため、ダイオード33には電流が流れない。従って、正常状態では、制御回路部21に他の系統のD−Dコンバータ12,13から電源供給は行われない。
ここで、制御回路部21に電源を供給しているD−Dコンバータ11の電圧が低下する異常が発生したとする(図4の矢印Y11’参照、図5のステップS1)。すると、等電位であった電源供給線L11とL12との間、及び、L11とL13との間にて、電圧低下分だけ電位差が発生する。これにより、瞬時に、制御回路部21に対して、他系統のD−Dコンバータ12,13からダイオード32,33を介して電流が流れる。すると、D−Dコンバータ12,13に対して、各負荷22,23と制御回路部21とは並列に接続された状態となるため、各負荷22,23及び制御回路部21に対して、各D−Dコンバータ12,13からの出力電圧がかかることとなる(電源供給工程、図4の矢印Y12’,Y13’,Y32,Y33、図5のステップS2)。なお、各ダイオード32,33の特性や、各D−Dコンバータ12,13の出力電圧の値に応じて、いずれか一方のD−Dコンバータ12,13から電源が供給されてもよい。これにより、制御回路部21は、他の系統のD−Dコンバータ12,13から供給された電源にて作動し、自系統のD−Dコンバータ11に異常が発生したことを検出し(異常検出工程、図4の矢印Y41、図5のステップS3)、この異常を通知する(異常通知工程、図4の矢印Y42、図5のステップS4)。
さらに具体例を説明する。例えば、図4の矢印Y11’に示すように、D−Dコンバータ11が完全に故障し、制御回路部21に対して、全く電源が供給されない場合を考える。この場合に、制御回路部21に対して、仮にD−Dコンバータ12からのみ電源が供給されるとすると(図4の矢印Y32参照)、当該D−Dコンバータ12は並列接続状態となった制御回路部21と負荷22とに駆動電圧を供給しなければならず、D−Dコンバータ12のみでは電源容量に余裕がない場合には、いずれも作動することができない状況にもなりうる。ところが、本実施形態では、さらに別の系統の電源装置であるD−Dコンバータ13がダイオード33を介して接続されている。従って、制御回路部21は、容量に余裕のあるD−Dコンバータ13に対してもダイオード13を介して並列接続状態となり、当該制御回路部21にも電源電圧が供給される(図4の矢印Y33参照)。これにより、制御回路部21の作動電圧である5Vの電源を供給することができ、当該制御回路部21の作動状態を維持することができる。
以上のように、本実施形態によると、まず、正常状態では、制御回路部21や各負荷22,23(電源供給対象装置)に、それぞれ対応して各D−Dコンバータ11,12,13(電源装置)が接続されているため、コンピュータ1自体の動作が安定する。そして、D−Dコンバータ11から制御回路部21に供給されている電源電圧が降下した場合であっても、容量的に余裕のある他の系統のD−Dコンバータ12,13から、当該制御回路部21が作動可能な電圧の電源が供給される。従って、制御回路部21の作動を維持することができる。その結果、D−Dコンバータ11に異常が発生したことを制御回路部21にて検出して保守員等に通知することができ、その後の対応を迅速に取ることができる。以上のことから、予備的な電源装置を設ける必要がなく、コンピュータ自体の低コスト化、小型化を図りつつ、コンピュータ全体の信頼性の向上を図ることができる。
なお、上述した図4に示す構成では、制御回路部21に供給される電源電圧が5.75V以下になると、別の系統のD−Dコンバータ12,13から電源電圧が供給されるよう構成されている。しかし、少なくとも制御回路21に設定されている作動電圧値(5V)を下回った場合に、制御回路部21の作動電圧が確保されるよう電源が供給されればよい。例えば、別の系統のD−Dコンバータ12,13の電圧値や、ダイオード32,33に電流が流れる電圧を任意に設定することで、実現可能である。
また、上記では、ダイオード32,33にて別系統のD−Dコンバータ12,13から電源を供給する電源供給対象装置は、異常を監視する制御回路部21である場合を例示したが、これに限定されず、他の装置であってもよい。
[変形例1]
次に、上述した電源供給回路の変形例を、図6乃至図7を参照して説明する。図6に示すように、この例では、制御回路部21に電源を供給するD−Dコンバータ11とは別系統のD−Dコンバータを、さらに多く備えている。そして、さらに多く備えた各D−Dコンバータを、それぞれダイオード34,35等を介して、制御回路部21の電源供給線L11に接続している。具体的には、制御回路部21には、他系のD−Dコンバータがダイオードを介して例えば10個接続されている。そして、本例では、各D−Dコンバータが、5.5Vの電源電圧を供給している。
ここで、図7に示すように、制御回路部21に電源を供給しているD−Dコンバータ11が故障して全く電源が供給されなくなると(矢印Y11’参照)、他系統のD−Dコンバータからダイオードを介して電流が流れて並列接続状態となり、電源が供給される(矢印Y32,33参照)。そして、このうち、2つ、3つの他系統のD−Dコンバータから制御回路部21に電源が供給されたとしても、それぞれの容量に余裕が無い場合には、当該制御回路部21の作動を維持することができない。ところが、図7に示すように、より多くのD−Dコンバータがダイオードを介して並列に接続されるよう構成していることで、容量に余裕のあるさらに他の系統のD−Dコンバータ13からもダイオード13を介して、制御回路部21に電源電圧が供給される(図7の矢印Y33参照)。これにより、制御回路部21の作動電圧である5Vの電源を供給することができ、当該制御回路部21の作動状態を維持することができ、自系統のD−Dコンバータ11に異常が発生したことを検出し(矢印Y41参照)、この異常を通知する(矢印Y42参照)。なお、このとき、各D−Dコンバータは、自系統内の負荷に対して5Vの電源を供給することができるため、コンピュータの運用を維持することができる。
[変形例2]
次に、上記電源供給回路の他の変形例を、図8乃至図10を参照して説明する。この例では、上述した図1の例とほぼ同一の構成を採っている。但し、この例では、D−Dコンバータ13が12.5Vの電源を負荷23に対して供給しており、この負荷23は12Vで作動するものである。また、D−Dコンバータ13から制御回路部21に接続されたダイオード33は、正常作動時の電位差では、電流が流れないようその特性が設定されている。つまり、図8の例では、制御回路部21の系統のD−Dコンバータ11は、正常時に5.75Vの電源を出力しているが、これに対してD−Dコンバータ13からは電流が流れないような特性(電源供給特性)を有するダイオード33が用いられている。逆に言うと、正常時よりも大きい電位差が生じた場合に、D−Dコンバータ13から制御回路部21に電流を流すような特性を有する。一方、5.75Vの出力電圧を有するD−Dコンバータ12と接続されたダイオード32は、上記ダイオード33よりも小さい電位差で、容易に電流が流れるような特性(電源供給特性)を有する。
これにより、まず、図9に示すように、D−Dコンバータ11に異常が生じて制御回路部21に対する電源に少しだけ電圧降下が生じた場合には(図9の矢印Y11’)、D−Dコンバータ12のみから優先的に電源が供給される(図9の矢印Y32)。一方で、図10の矢印11’に示すように、D−Dコンバータ11が故障して全く制御回路部21に電源が供給されない場合には、D−Dコンバータ13との電位差が大きくなり、当該D−Dコンバータ13から制御回路部31に電源が供給される(図10の矢印Y33)。但し、電源を供給するにつれて、またダイオード33が電流を通さない電位差になってしまうが、D−Dコンバータ12からも電源が供給されるため、制御回路部21の作動電圧(5V)を確保することができる。これにより、制御回路部21は、他系のD−Dコンバータから供給された電源にて作動状態を維持し、自系統のD−Dコンバータ11に異常が発生したことを検出し(図10の矢印Y41参照)、この異常を通知する(図10の矢印Y42参照)。
このとき、例えば、優先的に電源を供給するD−Dコンバータ12と同一系統の負荷22を、実装されているコンピュータにとって重要ではないLSIや装置とするとよい。これにより、D−Dコンバータ12から制御回路部5Vに電源が供給されて、負荷22の電源が不足して作動が停止したとしても、コンピュータ自体に与える影響を抑制できる。
なお、上記では、制御回路部21に電源を供給する他の系統のD−Dコンバータが複数装備されている場合を例示したが、制御回路部21には、他の系統の1つのD−Dコンバータがダイオードを介して接続されているだけでもよい。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図11乃至図18を参照して説明する。図11乃至図12は、本実施形態における電源供給回路の構成を示すブロック図であり、図13乃至図6は、その動作を示す説明図及びフローチャートである。図17乃至図18は、電源供給回路の変形例の構成を示すブロック図である。
[構成]
図11は、コンピュータ1に組み込まれた電源供給回路の構成を示している。この図に示すように、電源供給回路は、上述した実施形態1における電源供給回路とほぼ同様の構成を採っている。そして、本実施形態では、さらに、各ダイオード32,33が接続されている電源供給線L32,L33上に、当該電源供給線L32,L33の接続/切断を行うスイッチ42,43をそれぞれ備えている。このスイッチ42,43は、制御回路部21にて切り替えることが可能である。
そして、本実施形態における制御回路部21は、図12に示すように、上述した異常検出部21aと異常通知部21bに加え、スイッチ42,43の接続/切断を制御する電源切断部21cを備えている。この電源切断部21cは、具体的には、異常検出部21aにて異常を検出し、異常通知部21bにて外部に異常を通知した後に、電源供給線L32,L33を切断するよう各スイッチ42,43を切断状態にする。このように、電源切断部21cとスイッチ42,43とは、協働して、制御回路部21に対する別系統のD−Dコンバータ12,13からの電源供給を停止する電源供給停止手段として機能する。
[動作]
次に、上記構成の電源供給回路の動作を、図13乃至図16を参照して説明する。なお、上記実施形態1と同様の動作については、その詳細な説明は省略する。
まず、図13に示すように、正常時には、各D−Dコンバータ11,12,13は制御回路部21と負荷22,23に、それぞれ電源に供給している(矢印Y11,12,13参照)。これにより、制御回路部21、負荷22,23は、それぞれ作動した状態となり、コンピュータ1が作動することとなる。そして、制御回路部21は、D−Dコンバータ11,12,13や他の装置に異常が発生していないか、を監視した状態となる。
ここで、制御回路部21に電源を供給しているD−Dコンバータ11が故障し、制御回路部21への電源電圧が低下する異常が発生したとする(図14の矢印Y11’参照、図16のステップS11)。すると、等電位であった電源供給線L11とL12間、及び、L11とL13間にて、電圧低下分だけ電位差が発生する。このとき、スイッチ42,43は閉じているため、瞬時に、制御回路部21に対して、他系統のD−Dコンバータ12,13からダイオード32,33を介して電源供給が行われる(電源供給工程、図14の矢印Y32,33、図16のステップS12)。これにより、制御回路部21は、他系統のD−Dコンバータ12,13から供給された電源にて作動し、自系のD−Dコンバータ11に異常が発生したことを検出し(異常検出工程、図14の矢印Y41、図16のステップS13)、この異常を通知する(異常通知工程、図14の矢印Y42、図16のステップS14)。
続いて、制御回路部21は、各スイッチ42,43に対して切断指令を発する(図14の矢印Y43,Y44)。すると、図15に示すように、各スイッチ42,43つまりダイオード42,43は切断状態となる(電源供給停止工程、図16のステップS15)。これにより、D−Dコンバータ12,13から各ダイオード32,33を介して、制御回路部21への電源供給は停止し、各負荷22,23への電源電圧が正常時に戻ることとなる。
以上のように、本実施形態によると、まず、制御回路部21のD−Dコンバータ11に障害が発生すると、他系統のD−Dコンバータ12,13から制御回路部21に電源を供給され、異常を検出して通知する。このとき、他系統の負荷22,23が一時的に停止する可能性があるが、制御回路部21が異常を通知した後は、当該制御回路部21への電源供給が停止するため、D−Dコンバータ12,13による負荷22,23への電源供給が復旧する。従って、通知した異常に対する対応が取られる間、各負荷22,23が作動し、コンピュータの運用を維持できる。その結果、コンピュータの信頼性の向上を図ることができる。
[変形例]
次に、上記構成の電源供給回路の変形例を、図17乃至図18を参照して説明する。本変形例では、上記制御回路部21が有する機能である異常通知部21bと電源切断部21cとを、他の系統の電源にて作動する処理部24が備えている点で異なる。具体的には、制御回路部21とは異なる系統である、D−Dコンバータ14から電源供給を受けて作動する異常処理部24を備えており、この異常処理部24が、図18に示すように、異常出力部24aと電源切断部24bとを備えている。
これに対応して、制御回路部21の異常通知部21bは、異常を検出すると異常処理部24の異常出力部24aにその旨を通知する。そして、異常処理部24の異常出力部24aは、異常通知を受けると、モニタや保守サーバに異常が発生した旨を出力し、また、電源切断部24bに通知する。すると、電源切断部24bは、上述した各ダイオード32,33に接続された各スイッチ42,43に対して切断指令を発する。これにより、上述同様に作動することとなる。そして、このような構成にすることにより、他の系統のD−Dコンバータ12,13から制御回路部21への電源供給をより確実に停止することができる。
本発明は、コンピュータなど複数系統の電源装置と電源供給対象装置とを備えたシステムに利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
実施形態1における電源供給回路の構成を示すブロック図である。 図1に開示した制御回路部の構成を示すブロック図である。 図1に開示した電源供給回路の動作を示す説明図である。 図1に開示した電源供給回路の動作を示す説明図である。 図1に開示した電源供給回路の動作を示すフローチャートである。 実施形態1の変形例1における電源供給回路の構成及び動作を示す図である。 図6に開示した電源供給回路の動作を示す図である。 実施形態1の変形例2における電源供給回路の構成及び動作を示す図である。 図8に開示した電源供給回路の動作を示す図である。 図8に開示した電源供給回路の動作を示す図である。 実施形態2における電源供給回路の構成を示すブロック図である。 図11に開示した制御回路部の構成を示すブロック図である。 図11に開示した電源供給回路の動作を示す説明図である。 図11に開示した電源供給回路の動作を示す説明図である。 図11に開示した電源供給回路の動作を示す説明図である。 図1に開示した電源供給回路の動作を示すフローチャートである。 実施形態2の変形例における電源供給回路の構成を示すブロック図である。 図17に開示した制御回路部及び異常処理部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 コンピュータ
11,12,13 D−Dコンバータ
21 制御回路部
22,23 負荷
24 異常処理部
21a 異常検出部
22b 異常通知部
22c,24b 電源切断部
24a 異常出力部
32,33 ダイオード
42,43 スイッチ

Claims (11)

  1. 複数の電源供給対象装置と、当該各電源供給対象装置に対応してそれぞれ電源を供給する各電源装置と、を備えた電源供給回路であって、
    前記電源供給対象装置のうち特定の電源供給対象装置と、この特定の電源供給対象装置に対応する特定の前記電源装置とは異なる他の前記電源装置と、を接続すると共に、この接続間に、前記特定の電源供給対象装置に供給される電源の電圧降下に応じて当該特定の電源供給対象装置に前記他の電源装置から電源を供給する電源供給手段を備え、
    前記特定の電源供給対象装置と、複数の前記他の電源装置との間に、それぞれ前記特定の電源供給対象装置に電源を供給する前記電源供給手段を備え、
    前記各電源供給手段は、前記特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧と前記他の電源装置が供給する電源の電圧との電位差に応じて、前記特定の電源供給対象装置に対して前記他の電源装置から電源を供給するよう作動すると共に、前記各電源供給手段は、それぞれ異なる前記電位差にて前記特定の電源供給対象装置に対して電源を供給するよう作動する、
    ことを特徴とする電源供給回路。
  2. 前記特定の電源供給対象装置は、電源供給回路が装備された所定の装置内の異常を検出する異常検出装置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源供給回路。
  3. 前記異常検出装置にて異常を検出したときに、その異常を外部に通知する異常通知手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源供給回路。
  4. 前記異常検出装置に電源を供給する前記特定の電源装置の異常を検出したときに、前記異常検出装置に対する前記他の電源装置から前記電源供給手段を介した電源供給を停止する電源供給停止手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電源供給回路。
  5. 前記電源供給停止手段は、前記異常通知手段にて異常を通知した後に作動する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電源供給回路。
  6. 前記特定の電源装置に対して、前記他の電源装置のうち予め定められた電源装置から優先的に電源が供給されるよう前記電源供給手段の電源供給特性を設定した、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電源供給回路。
  7. 前記電源供給手段を、前記特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧と前記他の電源装置が供給する電源の電圧との電位差が、所定の電位差になると電源を供給するよう構成した、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電源供給回路。
  8. 前記他の電源装置が供給する電源の電圧値を、当該他の電源装置に対応する前記他の電源供給対象装置の作動電圧値よりも高く設定した、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電源供給回路。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の電源供給回路を備えた、
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の電源供給回路を備えた、
    ことを特徴とするコンピュータ。
  11. 複数の電源供給対象装置と、当該各電源供給対象装置に対応してそれぞれ電源を供給する各電源装置と、を備えた電源供給回路における電源制御方法であって、
    前記電源供給対象装置のうち特定の電源供給対象装置に供給される電圧降下に応じて、この特定の電源供給対象装置と当該特定の電源供給対象装置に電源を供給する特定の前記電源装置とは異なる複数の他の前記電源装置との間にそれぞれ接続された各電源供給手段を介して、複数の前記他の電源装置から前記特定の電源供給対象装置に電源を供給する電源供給工程を有し、
    前記電源供給工程にて、前記各電源供給手段は、前記特定の電源供給対象装置に対して供給される電源の電圧と前記他の電源装置が供給する電源の電圧との電位差に応じて、前記特定の電源供給対象装置に対して前記他の電源装置から電源を供給するよう作動すると共に、前記各電源供給手段は、それぞれ異なる前記電位差にて前記特定の電源供給対象装置に対して電源を供給するよう作動する、
    ことを特徴とする電源制御方法。
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