JP5059172B2 - 補聴器 - Google Patents
補聴器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5059172B2 JP5059172B2 JP2010161836A JP2010161836A JP5059172B2 JP 5059172 B2 JP5059172 B2 JP 5059172B2 JP 2010161836 A JP2010161836 A JP 2010161836A JP 2010161836 A JP2010161836 A JP 2010161836A JP 5059172 B2 JP5059172 B2 JP 5059172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- surface portion
- ear
- hearing aid
- helix
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
図6(B)は、補聴器40を耳30へ装着したときの状態を示す。上記のハウジング50は、外耳挿入部52を外耳道31へ挿入し、凹凸底面部53をクラックス32およびヘリックス部33に合わせるように装着される。
また、前記レシーバ43は、前記処理機器42で処理された出力音を外耳道31へ出力するように、前記外耳挿入部52の先端に取り付けられる。
シェル51は、上記の外耳挿入部52、凹凸底面部53および側面部54からなり、ユーザの耳30から型取ったり、数種類の代表的な型から削り込んで成形される。いわゆるカスタムメイドである。
一方、外表部55は、それに加工する前の単なるプレートにおいて、予め、上記のマイクロフォン41、処理機器42およびレシーバ43をセットにて取り付けた形態である。 例えば、処理機器42のうちのボリューム部45、並びにマイクロフォン41と電池部は、前記プレートに直接的に取り付けている。また、アンプ部44およびレシーバ43は、ボリューム部45へ配線47にて接続した組立形態になっている。
次に、レシーバ43をシェル51における外耳挿入部52の先端へ取り付ける。
さらに、外表部55のボリューム部45へ配線47にて接続したアンプ部44などの他の処理機器42が、シェル51の内部へ組み込まれる。 その後、図7(B)に示すように、前記外表部55をシェル51の開口面51aへ接着剤などで接着してシェル51と一体化する。これで、ユーザの耳30に合った形態の補聴器40が完成する。
電子モジュールとしては、周囲音を受信する少なくとも一つの第一のマイクロフォン、周囲音を受信する第二のマイクロフォンを含む。さらに、第一のマイクロフォンおよび第二のマイクロフォンの少なくとも一つからの信号を処理する処理手段、ならびに出力トランスデューサを含む。
ユーザの身体の外を流れる風は、補聴器40の外表部55の凹凸によってカルマン渦が発生する。マイクロフォン41が外表部55に取り付けられているので、マイクロフォン41にてカルマン渦による風ノイズを拾ってしまうことがある。 その結果、ユーザによっては耳障りな音が聞こえてしまう場合があった。
また、第二のマイクロフォンは、ハウジングの凹状側面に形成されている開口の入口から管にて連通している。その入口は、耳のクラックスの内側に位置している。そのため、挿入部と耳穴の隙間から外部へ漏れた音は、図1の場合と同様に、再びマイクロフォンにて拾われるためにハウリングが発生する。
また、周囲音は、入口から管を通って第二のマイクロフォンに至る過程で、周波数特性が本来のものから変化してしまう。そのため、補聴器としての本来の機能を発揮させることを難しくしてしまう事態が発生することがあった。
本願における第一の発明は、 外耳道(31)に挿入する外耳挿入部(22)と、耳(30)のクラックス(32)およびヘリックス部(33)の凹凸に沿う形状をなす凹凸底面部(23)と、その凹凸底面部(23)および前記外耳挿入部(22)に対向する外表部(25)と、その外表部(25)と前記凹凸底面部(23)と前記外耳挿入部(22)をつなぐ側面部(24)と、を有するハウジング(20)を備える。そのハウジング(20)の内部に、周囲音を受信するマイクロフォン(11)と、そのマイクロフォン(11)で受信した信号を処理する処理手段(12)と、その処理手段(12)で処理された出力音を前記外耳挿入部(22)から外耳道(31)へ出力するレシーバ(13)と、を備えた補聴器(10)に係る。
前記マイクロフォン(11)は、前記ヘリックス部(33)側に対して間隙を設けつつ、耳道の軸方向と反対方向を向かない位置において周囲音を受信可能であるように固定することとする。
補聴器(10)をユーザの耳(30)に装着すると、外部の音はマイクロフォン(11)にて受信され、そのマイクロフォン(11)で受信した信号が処理手段(12)にて音量増幅や音質調整されてからレシーバ(13)にて外耳道(31)へ出力する。
ユーザの身体の外を流れる風は、補聴器(10)の外表部(25)の凹凸によってカルマン渦が発生する。しかし、マイクロフォン(11)をヘリックス部(33)側の側面部(24)へ取り付けているので、カルマン渦による風ノイズの影響を受けにくい。そのため、風による突発的なハウリングや耳障りな音が起きにくい。
また、レシーバ(13)から外耳道(31)へ出力した出力音は、外耳挿入部(22)と耳道(31)の隙間から外部へ漏れる。しかし、その音漏れの伝播経路は、ヘリックス部(33)側の側面部(24)のマイクロフォン(11)までの距離が遠いので、ハウリングの耐性が強くなる。
また、ヘリックス部(33)は、雨、汗や汚れなどが入りにくいので、それらを原因とする補聴器(10)の故障率を減少させることに寄与する。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記ハウジング(20)は、前記凹凸底面部(23)と前記外耳挿入部(22)と側面部(24)とで一体的に構成したシェル(21)と、外表部(25)とで分割形成し、 前記シェル(21)には、予め、前記ヘリックス部(33)側の側面部(24)へマイクロフォン(11)を取り付けるためのマイク孔(26)を設ける。
前記シェル(21)の側面部(24)へマイク孔(26)を予め設けているので、例えば外表部(25)へ予めセットで取り付けているマイクロフォン(11)を、前記マイク孔(26)へ簡単に取り付けることができる。
第一の発明は、 前記マイクロフォン(11)は、できる限り前記凹凸底面部(23)の近くに配置することが望ましい。
マイクロフォン(11)をヘリックス部(33)の奥まった位置にすると、音漏れの伝播経路が遠くなると共に、外部の音を集音するための集音効果が向上する。
第一の発明は、 前記マイクロフォン(11)を取り付ける箇所の側面部(24)は、へリックス部(33)に近接するように形成することとすると、より好ましい。
ハウリングは、マイクロフォン(11)の指向を変化させることによって、あるいは、外部の音が前記マイクロフォン(11)へ伝播するまでの経路の形状を変えることによって、減少する。
すなわち、外耳道(31)に挿入する外耳挿入部(22)と、耳(30)のクラックス(32)およびヘリックス部(33)の凹凸に沿う形状をなす凹凸底面部(23)と、その凹凸底面部(23)および前記外耳挿入部(22)に対向する外表部(25)と、その外表部(25)と前記凹凸底面部(23)と前記外耳挿入部(22)をつなぐ側面部(24)と、を有して形成される補聴器用のハウジングに係る発明である。
その発明においては、マイクロフォン(11)を取り付ける箇所の側面部は、へリックス部(33)に近接するように形成する。
なお、風ノイズの影響を受けにくくし、かつ、ハウリングの発生を抑制する補聴器に用いるハウジングを提供することも可能である。
シェル21は、上記の外耳挿入部22、凹凸底面部23および側面部24から構成され、ユーザの耳30から型どった形状である。 そのシェル21は、予め、前記ヘリックス部33側の側面部24へマイクロフォン11を取り付けるためのマイク孔26を設けている。
例えば、処理機器12のうちのボリューム部15、並びに電池部(図示省略)は、前記プレートに直接的に取り付けている。また、マイクロフォン11、アンプ部14およびレシーバ13は、ボリューム部15へ配線17にて接続した組立形態になっている。つまり、マイクロフォン11は、従来のようにプレートへ直接的に取り付けておらず、配線17にてつながっている。
次に、レシーバ13をシェル21における外耳挿入部22の先端へ取り付ける。
さらに、外表部25のボリューム部15へ配線17にて接続したマイクロフォン11は、ヘリックス部33側の側面部24の内側へ固定される。つまり、マイクロフォン11をシェル21におけるマイク孔26へ装着する。
また、マイク孔26とマイクロフォン11の間は、特許文献1のように管にて連通していないので、マイク孔26とマイクロフォン11との距離が殆ど0(ゼロ)mmであり、周波数特性が変化しにくい。そのため、補聴器を介してユーザが聞く音を加工する必要性が低く、ソフトウェアやハードウェアを単純化することにも寄与する。
12 処理機器(処理手段) 13 レシーバ
14 アンプ部 15 ボリューム部
16 ボリューム調整つまみ 17 配線
20 ハウジング 21 シェル
21a 開口面 22 外耳挿入部
23 凹凸底面部 24 側面部
25 外表部 26 マイク孔
30 耳 31 耳道
32 クラックス 33 ヘリックス部
(従来の技術)
40 耳穴補聴器 41 マイクロフォン
42 処理機器 43 レシーバ
44 アンプ部 45 ボリューム部
46 ボリューム調整つまみ 47 配線
50 ハウジング 51 シェル
51a 開口面 52 外耳挿入部
53 凹凸底面部 54 側面部
55 外表部
Claims (4)
- 外耳道に挿入する外耳挿入部と、耳のクラックスおよびヘリックス部の凹凸に沿う形状をなす凹凸底面部と、その凹凸底面部および前記外耳挿入部に対向する外表部と、その外表部と前記凹凸底面部と前記外耳挿入部をつなぐ側面部と、を有するハウジングを備え、
そのハウジングの内部には、周囲音を受信するマイクロフォンと、そのマイクロフォンで受信した信号を処理する処理手段と、その処理手段で処理された出力音を前記外耳挿入部から外耳道へ出力するレシーバと、を備えた補聴器であって、
前記マイクロフォンは、前記ヘリックス部側に対して間隙を設けつつ、耳道の軸方向と反対方向を向かない位置において周囲音を受信可能であるように固定することとした補聴器。 - 前記ハウジングは、前記凹凸底面部と前記外耳挿入部と側面部とで一体的に構成したシェルと、外表部とで分割形成し、
前記シェルには、予め、前記ヘリックス部側の側面部へマイクロフォンを取り付けるためのマイク孔を設けた請求項1に記載の補聴器。 - 前記マイクロフォンは、前記凹凸底面部の近傍へ配置した請求項1または請求項2に記載の補聴器。
- 前記マイクロフォンを取り付ける箇所の側面部は、へリックス部に近接するように形成した請求項1、請求項2または請求項3に記載の補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010161836A JP5059172B2 (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 補聴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010161836A JP5059172B2 (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 補聴器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012023669A JP2012023669A (ja) | 2012-02-02 |
JP5059172B2 true JP5059172B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
ID=45777520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010161836A Expired - Fee Related JP5059172B2 (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 補聴器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5059172B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61238198A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-23 | Rion Co Ltd | カスタム挿耳型補聴器 |
EP1246507A1 (en) * | 2001-03-26 | 2002-10-02 | Widex A/S | A hearing aid with a tightening ring |
JP4355359B1 (ja) * | 2008-05-27 | 2009-10-28 | パナソニック株式会社 | マイクを外耳道開口部に設置する耳掛型補聴器 |
-
2010
- 2010-07-16 JP JP2010161836A patent/JP5059172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012023669A (ja) | 2012-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10206033B2 (en) | In-ear active noise reduction earphone | |
US8170249B2 (en) | Hearing aid having two receivers each amplifying a different frequency range | |
US8150084B2 (en) | Hearing aid and a method of processing a sound signal in a hearing aid | |
KR100984722B1 (ko) | 마이크로폰을 외이도 개구부에 설치하는 이괘형 보청기 | |
DK2510708T3 (en) | Individually customized in-ear headset | |
US10178464B2 (en) | Earpiece | |
US9269342B2 (en) | In-ear active noise reduction earphone | |
AU2010350522B2 (en) | A hearing aid adapted for suppression of wind noise | |
JP2015023495A (ja) | イヤホンマイク | |
US20110034218A1 (en) | In-Ear Earphone | |
JP2014160948A (ja) | イヤホンマイク | |
CN113039811B (zh) | 主动降噪耳机 | |
DK2628313T3 (en) | Hearing-aid decorated for repression of wind | |
JP5059172B2 (ja) | 補聴器 | |
JP4759014B2 (ja) | 補聴器 | |
US8755551B2 (en) | Hearing apparatus having a special sound channel | |
JP2010268038A (ja) | 耳掛型補聴器 | |
US20240334108A1 (en) | Filter device for a hearing device, a hearing device, a method of manufacturing a filter device, and a method of assembling a hearing device | |
CN221807156U (zh) | 包括壳体和至少一个电声输入转换器的听力器械 | |
CN220732972U (zh) | 耳机的保持部及改善拾音音质的耳机 | |
JP5874189B2 (ja) | 補聴器 | |
JP2531004B2 (ja) | 補聴器 | |
AU2011315709A1 (en) | A hearing aid adapted for suppression of wind noise |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120113 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20120113 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20120214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120731 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |