JP5058813B2 - 複数の微細加工温度センサを備えたカテーテル - Google Patents

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Description

開示の内容
〔関連出願〕
本願は、2004年11月15に出願の米国仮特許出願第60/628,507号の優先権を主張するものである。
〔発明の分野〕
本発明は、温度センサを備えたカテーテルに関し、詳細には、遠位端部または当該遠位端部の近傍で界面温度を測定できる複数の微細加工温度センサ(microfabricated temperature sensor)が一体化されたカテーテルに関する。
〔発明の背景〕
電極カテーテルは、長年に亘って、医療分野で一般に使用されてきた。電極カテーテルを用いて、心臓を刺激して心臓の電気活動地図を作成し、異常な電気活動部位をアブレーションする。
使用の際、電極カテーテルを、例えば大腿動脈などの主動脈または主静脈内に挿入し、目的の心室内に案内する。心臓内で、カテーテル先端部を正確な位置および向きに制御する能力が、極めて重要であり、電極カテーテルの有用性をほぼ決める。
ある適用例では、電極カテーテルを介して流体を注入でき、および/または抜き取りできるのが望ましい。これは、チップが潅流されるカテーテルによって実現できる。このような適用例の1つは、心臓における迷走電気経路を遮断する外傷を生成するための心臓アブレーション法である。
一般的なアブレーション法では、遠位端部にチップ電極を備えたカテーテルを心室内に挿入する。基準電極が、通常は、患者の皮膚にテープで取り付けられる。RF(無線周波数)電流をチップ電極に流して、電流が、このチップ電極の周囲の媒体すなわち血液および組織を介して基準電極に流れるようにする。電流の分布は、組織よりも導電率の高い血液に比べると組織に接触している電極表面の程度によって決まる。組織の電気抵抗によって、組織が加熱される。心臓組織内の細胞が破壊される程、組織が十分に加熱されると、非導電性の外傷が心臓組織内に形成される。この際に、加熱された組織から電極自体への伝導により、電極も加熱される。電極の温度が、60℃を超える高温まで上昇すると、脱水された血液タンパク質の薄い透明な膜が電極表面に形成される。温度が上昇し続けると、この脱水層が徐々に厚くなり、電極表面に血液凝固が起こる。脱水された生物学的物質は、心内膜組織よりも電気抵抗が大きいため、組織内に流れる電気エネルギーに対するインピーダンスも上昇する。このインピーダンスが十分に大きくなると、インピーダンス上昇が起こるため、カテーテルを体から取り外して、チップ電極を洗浄しなければならない。
心内膜に対するRF電流の一般的な印加では、循環血液により、アブレーション電極がある程度冷却される。しかしながら、通常は、脱水されたタンパク質や凝血が生成されやすい停滞領域が電極と組織との間に存在する。出力および/またはアブレーション時間が増大すると、インピーダンス上昇の可能性も増大する。この結果として、心臓組織に供給できるエネルギー量の上限が自然に決まるため、RF外傷の大きさも決まる。従来、RF外傷は、直径が約6mm、深さが約3mm〜5mmの最大寸法を有する半球状である。
臨床研修では、ある種の心不整脈では、大きな外傷を形成するためにインピーダンス上昇を抑制するか、または防止するのが望ましい。これを実現するための1つの方法では、アブレーション電極の温度を監視して、この温度に基づいてアブレーション電極に供給されるRF電流を制御する。この温度が所与の値を超えると、この温度が所与の値よりも低くなるまで電流が低減される。この方法では、心臓アブレーションの際のインピーダンス上昇の回数が低減されるが、外傷の寸法は有意には大きくならない。この方法が、心臓の位置および心内膜表面に対するカテーテルの向きによって決まる血液の冷却効果に依存するため、結果は、大きく変わらない。
別の方法では、受動的な血液の生理学的な冷却に依存する代わりに、例えば、室温の生理食塩水でアブレーション電極を潅流(irrigate)して、アブレーション電極を積極的に冷却する。これにより、RF電流の大きさが界面温度によって制限されなくなり、電流を大きくすることができる。この結果、通常は約10mm〜12mmのより大きく、より球形に近い外傷となる。
アブレーション電極を潅流することの臨床効果は、電極構造内での流れの分布およびチップを流れる潅流速度によって決まる。電極全体の温度を下げることと、凝血を形成し始めることができるアブレーション電極におけるホットスポットを排除することによって、効果が得られる。チャネルの数を増やして流れを大きくすることが、全体の温度および温度のばらつき、すなわちホットスポットの軽減に、より効果的である。冷却液の流速は、患者に注入できる流体の量と、処置の際に注入装置を監視し、補充するのに必要な臨床負荷の増大に合わせなければならない。アブレーションの際の潅流に加えて、冷却液通路内への血液の逆流を防止するために、処置の間、通常は低速のメンテナンスフローが必要である。したがって、好ましい設計課題は、冷却液を可能な限り効率的に用いて冷却液の流れを低減することである。
上記したように、カテーテルの先端部における正確かつリアルタイムの温度測定によって実際の界面温度を得ることが望ましい。カテーテルに用いられる一般的な温度センサは、実際の組織の温度から最大で30℃ずれることがある。改善された温度検出能力を有するアブレーションカテーテルは、血栓形成および組織の炭化を防止すべきである。改善された温度測定は、操作者が電力を制御しやすくする良好な組織/血液接触界面温度の測定を実現する。改善された温度測定はまた、食道などの他のカテーテルを用いた技術、VT、および他の用途(組織の監視がカテーテル先端部での重要な測定)にも利用することができる。
検出能力の改善のために、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システムズ(Micro-Electro-Mechanical Systems(MEMS))が、微細加工技術によって1つの共通のシリコン基板上に機械要素、センサ、アクチュエータ、および電子部品を集積することを提案した。MEMSの構成要素は、通常は、極めて薄い層を形成できる微細加工技術、およびシリコンウエハの一部を選択的にエッチングするかまたは新しい構造層を設けて機械装置および電子機械装置を形成する、適合した「微細機械加工」技術で形成される。
温度を含む検出特性のために半導体材料に集積できるセンサ技術は、当分野で周知である。ポリシリコンまたは温度で抵抗が変化する他の耐熱材料などの材料から形成された抵抗器を用いて温度計を作製することができる。このタイプのセンサを用いて、温度を、材料の抵抗の変化の関数として測定することができる。さらに、温度計は、薄膜熱電対を形成して作製することもできる。
全てではないにしても殆どのカテーテルを用いたアブレーション法では、カテーテルのアブレーションチップの向きに関係なく、カテーテルの界面温度を監視することが課題である。様々な角度で様々な表面に接触するようにアブレーションカテーテルを操作するため、遠位端部および/または外周面の界面温度の測定も、アブレーション部位における組織の過熱の防止に有利である。
したがって、リアルタイムで実際の界面温度を測定するための、チップ電極の遠位端部の外面および/または先端部分の外周面に複数の微細加工温度センサが設けられたアブレーションカテーテルを含む、改善された温度測定能力を有するカテーテルが要望されている。
〔発明の概要〕
カテーテルのより詳細な実施形態では、各温度センサは、カテーテルの先端部分の外面に微細加工されて、かつ、一体化された薄膜組立体を含む。温度センサが、先端部分の可撓性チューブ上に微細加工される場合、接触層、センサ層、および保護層の順で堆積される。温度センサが、チップ電極上に微細加工される場合、絶縁層、接触層、センサ層、および保護層の順で堆積される。カテーテルの別の詳細な実施形態では、カテーテルは、潅流用に構成されており、カテーテル本体および先端部分まで延在し、かつ、チップ電極の外面を通る、潅流チューブ部分を含む。さらに別の詳細な実施形態では、少なくとも3つの外周センサ層が先端部分の周りに設けられており、各外周センサ層は、約120度〜30度、好ましくは約90度〜45度、より好ましくは約60度に亘って先端部分の周りに延在する。チップ電極のドームまたは遠位端部にチップセンサ層も設けられている。各外周センサ層および/またはチップセンサ層の形状は、概ね矩形である。
ここで、本発明は、カテーテルにおいて、
近位端部および遠位端部を有するカテーテル本体と、
前記カテーテル本体の遠位端部に設けられている先端部分であって、当該先端部分の外面に複数の温度センサを備えた、先端部分と、
を含み、
各前記温度センサが、薄膜センサ層を含み、
前記先端部分が、当該先端部分の遠位端部にチップ電極をさらに備えており、
前記チップ電極の遠位端部はドーム状部分となっており、
前記温度センサは、前記チップ電極の前記ドーム状部分の外面上に一体的に配置されたチップ温度センサを含み、
前記チップ温度センサは、前記チップ電極の前記ドーム状部分の外面から外側に突出しており、
前記カテーテルの長手方向に対し直交方向において、前記チップ温度センサの両端部は、前記チップ電極の外周近傍に位置しており、前記チップ温度センサの両端部の間の中間部は、前記チップ電極の前記ドーム状部分の最遠位端の頂部上に配置されている、カテーテルである。
各センサ層は、先端部分からカテーテル本体を介して、カテーテルを撓ませるために操作できる制御ハンドルまで延びた電源リード線および戻りリード線を有する。可撓性チューブまたはチップ電極にかかわらず、リード線が先端部分の外面のセンサ層に接触できるように、孔が、先端部分に形成されている。リード線により、制御システムが、リアルタイムベースでセンサ層の抵抗の変化を検出して、センサの位置またはセンサの位置の近傍で界面温度を監視することができる。各センサ層の抵抗の変化によって各センサの位置またはその近傍の界面温度を検出するために、電源リード線および戻りリード線が、制御システムと通信している。
〔詳細な説明〕
本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、添付の図面を参照しながら、以下の詳細な説明を読めばよりよく理解できるであろう。
本発明は、改善された温度検出能力を有するカテーテルを提供する。図1に示されているように、カテーテル10は、近位端部および遠位端部を有する細長いカテーテル本体12、温度センサ52を備えたカテーテル本体12の遠位端部の先端部分14、およびカテーテル本体12の近位端部の制御ハンドル16を含む。
図1および図2を参照すると、カテーテル本体12は、単一の、軸方向の、または、中心の内腔18を有する細長い管状構造を含む。カテーテル本体12は、可撓性すなわち曲げることができるが、当該カテーテル本体の長さに沿って実質的に圧縮することができない。カテーテル本体12は、任意の適当な構造であることができ、かつ、任意の適当な材料から形成することができる。現行の好適な構造は、ポリウレタンまたはPEBAXからなる外壁22を含む。外壁22は、制御ハンドル16が回転した時に、カテーテル10の先端部分14がそれに応じて回転できるように、カテーテル本体12のねじり剛性を高めるために、ステンレス鋼などの埋め込まれたブレードメッシュ(imbedded braided mesh)を含む。
カテーテル本体12の単一の内腔18内を、リード線、注入チューブ、および圧縮コイルが通っている。この圧縮コイル内を、プーラーワイヤ(puller wire)42が通っている。内腔が単一のカテーテル本体は、カテーテルを回転する時にチップの制御が容易であることが分かっているため、ある種の適用例では、内腔が多数の本体よりも、内腔が単一の本体が好ましいであろう。単一の内腔では、リード線、注入チューブ、および圧縮コイルによって取り囲まれたプーラーワイヤが、カテーテル本体内を自由に移動できる。このようなワイヤおよびチューブは、複数の内腔内で制限される場合、ハンドルが回転する時にエネルギーを蓄積する傾向にあり、この結果、例えば、ハンドルが解放された時にカテーテル本体が逆に回転する傾向にあるか、または、湾曲部の周りに曲がっている時にカテーテル本体が向きを変える傾向にあり、これらの傾向は、いずれも望ましくない性能特性である。
カテーテル本体12の外径は、それ程重要ではないが、好ましくは約2.54mm(約8フレンチ)以下、より好ましくは約2.22mm(7フレンチ)である。同様に、外壁22の厚みもそれ程重要ではないが、中心内腔18が、注入チューブ、プーラーワイヤ、リード線、および任意の他のワイヤ、ケーブル、またはチューブを受容できるように十分に薄い。外壁22の内面は、ポリイミドまたはナイロンなどの任意の適当な材料から形成できる補強チューブ20で裏打ちされている。補強チューブ20は、ブレード外壁22と共に、改善されたねじり安定性を付与すると共に、カテーテルの壁厚を最小限にして、中心内腔18の直径を最大にしている。補強チューブ20の外径は、外壁22の内径とほぼ同じまたはやや小さい。ポリイミドチューブは、現在、壁厚を極めて薄くでき、かつ優れた剛性が得られるため、補強チューブ20に適している。このため、強度および剛性を犠牲にすることなく、中心内腔18の直径を最大にすることができる。
カテーテルの好適な一実施形態は、外径が約2.286mm〜約23.88mm(約0.090インチ〜約0.94インチ)、内径が約1.549mm〜約1.651mm(約0.061インチ〜約0.065インチ)の外壁22と、外径が約1.524mm〜約1.626mm(約0.060インチ〜約0.064インチ)、内径が約1.295mm〜約1.422mm(約0.051インチ〜約0.056インチ)のポリイミド補強チューブ20を有する。
図3Aおよび図4Aの実施形態に示されているように、先端部分14は、複数の内腔を有するチューブ19の短寸部分、このチューブ19の遠位側の単一の内腔チューブ11の連結部分9、およびチューブ11の遠位側のチップ電極36を含む。チューブ11および19は、好ましくはカテーテル本体12よりも可撓性に優れた適当な無毒材料から形成されている。現在好適なチューブ11および19の材料は、ブレードポリウレタン(braided polyurethane)、すなわちブレードステンレス鋼などのメッシュが埋め込まれたポリウレタンである。先端部分14の外径は、カテーテル本体12と同様に、好ましくは約2.54mm(約8フレンチ)以下であり、より好ましくは約2.22mm(7フレンチ)である。内腔の大きさはそれ程重要ではない。一実施形態では、チューブ11およびチューブ19はそれぞれ、約2.22mm(約7フレンチ(0.092インチ))の外径を有する。チューブ19には、第1の内腔30、第2の内腔32、第3の内腔34、および第4の内腔35が存在する。内腔30、32、および34は、ほぼ同じ大きさであり、それぞれが、約0.508mm〜約0.610mm(約0.020インチ〜約0.024インチ)、好ましくは約0.559mm(0.022インチ)の直径を有する。第4の内腔35は、約0.813mm〜約0.965mm(約0.032インチ〜約0.038インチ)、好ましくは約0.914mm(0.036インチ)のやや大きい直径を有する。チューブ11には、単一の内腔13が存在する。
図2に、先端部分14にカテーテル本体12を取り付けるための手段が例示されている。先端部分14の近位端部は、カテーテル本体12の外壁22の内面に受容された外周ノッチ24を含む。先端部分14およびカテーテル本体12は、接着剤などによって取り付けられている。しかしながら、先端部分14とカテーテル本体12を取り付ける前に、補強チューブ20をカテーテル本体12内に挿入する。補強チューブ20の遠位端部は、ポリウレタン接着剤などで接着接合部23を形成してカテーテル本体12の遠位端部の近傍に固定する。カテーテル本体12が先端部分14のノッチ24を受容するための空間が得られるように、カテーテル本体12の遠位端部と補強チューブ20の遠位端部との間が、例えば約3mm離間するのが好ましい。補強チューブ20の近位端部に力を加えて、補強チューブ20が圧縮されている状態で、例えば、Super Glue(登録商標)などの速乾接着剤によって補強チューブ20と外壁22との間に第1の接着接合部(不図示)を形成する。次に、例えばポリウレタンなどの乾燥に時間がかかるが強力な接着剤を用いて補強チューブ20の近位端部と外壁22との間に第2の接着接合部26を形成する。
所望に応じて、補強チューブの遠位端部と先端部分の近位端部との間のカテーテル本体内にスペーサを配置することができる。このスペーサが、カテーテル本体と先端部分の接合部における可撓性の移行部となるため、この接合部が、折れ曲がったりよれたりしないで平滑に曲がることができる。このようなスペーサを有するカテーテルが、参照して開示内容を本明細書に組み入れる米国特許出願第08/924,616号(名称:「操縦可能な直接型心筋血管再生カテーテル(Steerable Direct Myocardial Revascularization Catheter)」)に開示されている。
図3Aおよび図4Aに、先端部分14を連結部分9に接続するための手段が例示されている。チューブ19の遠位端部は、チューブ11の外壁のノッチが形成された内面21を受容する外周ノッチ17を備えている。チューブ19およびチューブ11は、接着剤などによって取り付けられている。
連結部分9の遠位端部は、チップ電極36である。チップ電極36は、チューブ19の外径とほぼ同じ直径を有する。図3Aおよび図4Aの実施形態に例示されているように、チップ電極36は、概ね中実であって、先端部分14における内腔34の位置および大きさに一致する流体通路45および盲孔33を有する。盲孔33は、チップ電極36の近位端部から延びているが、チップ電極の遠位端部を貫通していない。流体通路の構造は、所望に応じて様々にできることを理解されたい。他の適当なチップのデザインが、参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れる米国特許第6,602,242号、同第6,466,818号、同第6,405,078号、および2004年4月2日出願の米国特許出願第10/820,480号に開示されている。
図3Aおよび図4Aのチップ電極は、約3.5mmの有効長さ(effective length)、すなわちチップ電極の遠位端部からチューブの遠位端部までの長さと、約4.0mmの実際の長さ、すなわちチップ電極の遠位端部から近位端部までの長さを有する。図3Aおよび図4Aに示されているように、チップ電極36の近位端部に形成されたステム31を受容するノッチ37をチューブ11の遠位端部に形成して、このノッチ37に接着剤を充填して、チップ電極36は、チューブ9に取り付けられている。チップ電極36内を延在するワイヤおよびチューブは、このチップ電極を先端部分14に対して所定の位置に維持する働きをする。チップ電極36は、任意の適当な材料から形成することができるが、プラチナイリジウムバー(platinum-iridium bar)(プラチナ90%とイリジウム10%)から機械加工によって形成するのが好ましい。
本発明に従えば、図1のカテーテル10は、先端部分14の外面に設けられたチップ温度センサおよび複数の外周または側面の温度センサを備えた先端部分14を有する。図11に示されているように、各外周温度センサ52は、例えば、ポリシリコン、ニッケル、シリコン、プラチナ、および/または他の耐熱材料などの任意の適当な材料から形成できる耐熱センサ層または膜56を含む微細加工薄膜組立体54である。この薄膜組立体54は、図3A、図4A、および図5Aの実施形態では、連結部分9のチューブ11の外壁である基材53に直接設けられている。図11の実施形態では、膜組立体54は、接触層55、保護コーティング57、およびこれらの間に設けられたセンサ層56を含む。
外周温度センサのセンサ層56は、カテーテルの長さ方向軸に沿った長さが数ミリ、例えば約5.0mm〜0.1mm、好ましくは約3.0mm〜1.5mm、より好ましくは約2.5mmである。外周温度センサのセンサ層56は、幅が数ミリ、例えば約2.0mm〜0.1mm、好ましくは約1.5mm〜1.0mm、より好ましくは約1.2mmである。外周温度センサの各センサ層56は、連結部分9の周りを周方向に延在し、先端部分14の周りを約10度〜120度、好ましくは約45度〜90度、より好ましくは約60度に亘って延在することができる。例示されている実施形態では、3つの外周温度センサ52b、52c、および52dが存在し、それぞれが約60度に亘って延在し、互いに約1.0mm〜2.0mmの距離で、概ね均一に離間している。当業者であれば、望ましい複数の別の界面温度の測定およびカテーテルの大きさを含む因子によって、6個〜2個の異なる複数個の外周温度センサを設けることができることが理解される。
図3および図4の例示されている実施形態は、チップ電極36のドームに一体化されたチップ温度センサ52aを含む。チップ温度センサ52aは、例えば、ポリシリコン、ニッケル、シリコン、プラチナ、および/または他の耐熱材料などの任意の適当な材料から形成することができる耐熱センサ層すなわち膜56を含む微細加工薄膜組立体54’である。この薄膜組立体54’は、この場合はチップ電極36である基材53に直接設けられている。図12に示されているように、組立体54’は、接触層55、センサ層56、保護コーティング57、および絶縁層58を含む。この絶縁層58は、チップ電極36を接触層から絶縁するために外面に設けられている。チップ温度センサ52aのセンサ層は、約5.0mm〜0.1mm、好ましくは約3.0mm〜1.0mm、より好ましくは約2.2mmの長さを有する。チップ温度センサ52aのセンサ層は、約1.0mm〜0.1mm、好ましくは約0.8mm〜0.4mm、より好ましくは約0.6mmの幅を有する。
チップ温度センサ52aおよび外周温度センサ52b〜52nの両方のセンサ層56は、厚みが約300nm未満、好ましくは500nm〜100nm、より好ましくは約300nm〜100nmである。チップ電極センサ52aのセンサ層および外周温度センサ52b〜52nのセンサ層は、約2.0mm〜3.0mmの距離だけ、離間している。
センサ層56の数および形状は、所望に応じて適宜変更することができる。例示されている実施形態では、センサ層は概ね矩形である。センサ層の代替の実施形態は、少なくとも方向が2回変化している構造である曲がりくねったパターンである(図13を参照)。これに関連して、曲がりくねったパターンまたは曲がりくねった要素を有するパターンは、接触抵抗に対するセンサの抵抗を最大にすることができる。
各温度センサ52は、温度測定のための位置として役立つ。先端部分に複数のセンサまたはセンサ層が設けられている場合、カテーテルは、アブレーションされるべき組織に対するチップ電極の向きに関係なく、ホットスポットの位置を容易に検出することができる。温度センサ52は、カテーテルの遠位先端部または当該遠位先端部の近傍の温度を測定することができる。センサを用いて、心房細動の症状の治療の際に、特に、殆どのアブレーションを行う組織とチップの接触面で、組織の温度および/またはカテーテルチップの温度を監視することができる。したがって、本発明のカテーテル10は、カテーテル10の先端部の周りの単一の相対的な環境温度を測定できるだけでなく、カテーテルの先端部における複数の界面の温度を、センサの小さな熱容量によって最小の遅延時間のリアルタイムベースで測定できるなどを含む利点が得られる。電気生理学の分野では、組織の過熱の問題があるが、本発明のカテーテルによって適切に管理および対処できる。カテーテル10により、操作者が、様々な界面温度の改善された監視ができ、過熱による組織の凝固および炭化または他の損傷のリスクを最小限にすることができる。
再び図3A、図4A、および図6を参照されたい。チップ電極36は、リード線40に接続されている。各センサ52は、電源リード線41sおよび戻りリード線41rに接続されている。リード線40およびリード線41rは、チューブ9の中心内腔13、チューブ19の第1の内腔30、カテーテル本体12の中心内腔18、および制御ハンドル16内を延在し、適当なモニタ(不図示)および/または温度検出システム(図9)内に差し込める入力ジャック(不図示)内にリード線40およびリード線41rの近位端部が終端している。カテーテル本体12の中心内腔18、制御ハンドル16、および先端部分14の近位端部を通って延在しているリード線40およびリード線41rの部分は、好ましくはポリイミドである任意の適当な材料から形成できる保護シース39r内に封入されている。保護シース39rは、当該保護シース39rの遠位端部が、ポリウレタン接着剤などで内腔30内に接着されて先端部分14の近位端部に固定されている。リード線40およびリード線41rは、チューブ9の中心内腔13、チューブ19の第1の内腔30、カテーテル本体12の中心内腔18、および制御ハンドル16内を延在し、適当なモニタ(不図示)および/または温度検出システム(図9)内に差し込める入力ジャック(不図示)内にリード線40およびリード線41rの近位端部が終端している。カテーテル本体12の中心内腔18、制御ハンドル16、および先端部分14の近位端部を通って延在しているリード線40およびリード線41rの部分は、好ましくはポリイミドである任意の適当な材料から形成できる保護シース39r内に封入されている。保護シース39rは、当該保護シース39rの遠位端部が、ポリウレタン接着剤などで内腔30内に接着されて先端部分14の近位端部に固定されている。
リード線41sは、チューブ9の中心内腔13、チューブ19の第3の内腔34、カテーテル本体12の中心内腔18、および制御ハンドル16の中を通って延在し、適当なモニタ(不図示)および/または温度検出システム(図9)内に差し込める入力ジャック(不図示)内に当該リード線41sの近位端部が終端している。カテーテル本体12の中心内腔18、制御ハンドル16、および先端部分14の近位端部を通って延在しているリード線41sの部分は、好ましくはポリイミドである任意の適当な材料から形成できる保護シース39s内に封入されている。保護シース39sは、当該保護シース39sの遠位端部が、ポリウレタン接着剤などで内腔34内に接着されて先端部分14の近位端部に固定されている。
チップ電極36のリード線40への接続は、例えば、リード線40をチップ電極における孔33の中に溶接して行うことができる。センサ52のためのリード線41の接続は、まず、例えば、外周センサ52b〜52nのためのチューブ11およびチップセンサ52aのためのチップ電極36などの基材に小さな孔43を形成して行うことができる。このような孔は、例えば、針をチューブ19内に挿入し、この針を、永久孔になるように十分に加熱して、チューブ11内に形成することができる。このような孔は、ドリル加工および/またはエッチングによってチップ電極内に形成することができる。次に、リード線41を、マイクロフックなどを用いて孔から引き抜く。次に、リード線41の端部の全てのコーティングを剥がし、詳細を後述するようにセンサ層56に接続するための準備および処置を行う。
図3B、図4B、および図5Cに、カテーテル10の代替の実施形態が例示されている。延長されたチップ電極36’が、先端部分14のチューブ19の遠位端部に接続されている。チップ電極36’は、約7.5mmの有効長さ、すなわちチップ電極の遠位端部からチューブの遠位端部までの長さと、約8.0mmの実際の長さ、すなわちチップ電極の遠位端部から近位端部までの長さを有する。チップ電極36’は、チューブ19の外径とほぼ同じ直径と、シェル63によって囲まれた開口した長さ方向のコア61を有する。コア61の近位端部は、チューブ19の内腔に連通している。コアの遠位端部は、チップ電極36’の遠位端部の近位側に位置し、コアは、流体通路35’に連通している。潅流チューブ89’が、チューブ19の遠位端部からコア61内に延び、当該潅流チューブの遠位端部が通路35に連通している。チップ電極36’は、遠位端部がフライス加工されて非外傷性の円錐形をなした円柱ロッドから形成することができる。次に、このロッドを、例えば、コアから長さ方向軸に沿って直径Dのドリルビットで近位端部からドリル加工する。次に、流体通路35’を、チップ電極36’の外面からコアに向かってドリル加工して形成する。流体通路および/またはその分岐を所望に応じて様々にできることを理解されたい。適当なチップ電極を製造する方法が、参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れる2005年2月14日出願の米国特許出願第11/058,434号(名称:「潅流チップカテーテルおよびその製造方法(Irrigated Tip Catheter and Method of Manufacturing)」)に開示されている。
盲孔33’が、コアの遠位端部内に形成されている。盲孔33は、コアの遠位端部から延びているが、チップ電極の遠位端部を貫通していない。チップ電極36’のためのリード線40の遠位端部は、例えば、盲孔33’内に受容され溶接されている。
図3B、図4B、および図5Bの実施形態では、チップ温度センサ52aおよび外周温度センサ52b〜52nのそれぞれの微細加工薄膜組立体54’が直接設けられた基材53は、チップ電極36’のシェル63である。したがって、図12を再び参照されたい。図12は、接触層55、センサ層56、保護コーティング57、および絶縁層58を含む膜組立体54’を例示している。この絶縁層58は、チップ電極36’を接触層から絶縁するためにシェル36の外面65に設けられている。これに関連して、当業者であれば、絶縁層58が存在しないとセンサ層の信号が基材を流れる傾向にあるため、図11の膜組立体54の実施形態が、非導電基材(非金属チップ電極を含む)により適しているであろうことを理解できよう。したがって、図12の膜組立体54’の実施形態は、導電性基材により適しているであろう。当業者であれば、図11または図12に示されている層はいずれも、所望に応じて適宜、排除するか、または、複数回堆積させることができることを理解できよう。
センサ52用のリード線41の接続は、まず、チップ電極36’のシェル63に小さな孔43’を形成して行うことができる。このような孔は、例えば、ドリル加工またはエッチングなどの任意の適当な方法で形成することができる。次に、リード線41を、マイクロフックなどを用いて孔から引き出す。次に、リード線41の端部の全てのコーティングを剥がし、詳細を後述するようにセンサ層56に接続するための準備および処理を行う。
センサ52のサーミスタセンサ層56は、接触している組織および/または流体の温度を反映した温度変化で電気抵抗が変化するという点で、感熱抵抗器のように機能する。一実施形態では、この抵抗は、通常は、比較的小さい測定された直流電流を膜に通してその電圧降下を測定して測定される。したがって、図7は、カテーテル10の接続の模式図を示している。カテーテル10の温度検出電子部品を制御するためのシステムSの実施形態は、コネクタ62を介して平衡増幅検出回路64に接続された安定した一定電圧の電源60を含む。平衡増幅検出回路64は、コネクタ66およびコネクタ68を介してセンサ52sに対して信号をそれぞれ送受信する。検出回路64は、信号を、コネクタ72を介してローパスフィルタ70に、そしてコネクタ76を介してデジタル電圧計74に出力する。検出回路64はまた、信号を、コネクタ78を介してデジタル電圧計74に直接出力する。入力電源80は、コネクタ82を介して検出回路64に電力を供給する。
使用の際、一般に安定なDC電流が、バッテリバンク60から検出回路64、そしてこの検出回路64からコネクタ66を介してセンサ52sに供給される。センサ52から出力される電流は、コネクタ68を介して検出回路64に戻る。この検出回路は、信号処理(signal conditioning)および/または多重送信(multiplexing)(特にカテーテルが2つ以上のセンサ52を有する場合)のための従来の論理回路を含むことができる。電流が、コネクタ72を介してローパスフィルタ70に送られ、次に、コネクタ76を介してデジタル電圧計74に送られ、次に、コネクタ78を介して検出回路64で回路ループが閉じる。電圧計74は、センサ層56の温度の変化から生じるセンサ52の抵抗の変化から生じる電圧降下を測定する。したがって、カテーテルの操作者は、アブレーション治療部位における組織の凝固および炭化、または組織の過熱によるあらゆる他の損傷を防止するべく、チップ電極の遠位端部およびこの遠位端部の近位側の外周位置を含む様々な位置における界面温度の変化を検出するために電圧計を監視することができる。
カテーテルは、カテーテル本体12内を延在するプーラーワイヤ42によって撓ませることができる。プーラーワイヤ42は、当該プーラーワイヤ42の近位端部が制御ハンドル16(図8)に固定され、当該プーラーワイヤ42の遠位端部が先端部分14(図3Aおよび図3B)に固定されている。プーラーワイヤ42は、ステンレス鋼やニチノールなどの任意の適当な金属から形成することができるが、テフロン(登録商標)などでコーティングするのが好ましい。コーティングは、プーラーワイヤ42に潤滑性を付与する。プーラーワイヤ42は、約0.152mm〜約0.254mm(約0.006インチ〜約0.010インチ)の直径を有するのが好ましい。
図2に示されている圧縮コイル44は、プーラーワイヤ42を取り囲むようにカテーテル本体12内に延在する。圧縮コイル44は、カテーテル本体12の近位端部から先端部分14の近位端部まで延びている。圧縮コイル44は、任意の適当な金属、好ましくはステンレス鋼から形成される。圧縮コイル44は、可撓性を有し、つまり、曲がることができるが、圧縮されないように圧縮コイル自体にきつく巻きついている。圧縮コイル44の内径は、プーラーワイヤ42の直径よりもやや大きくするのが好ましい。プーラーワイヤ42に設けられたテフロン(登録商標)コーティングにより、プーラーワイヤ42が圧縮コイル44内を自由にスライドできる。所望に応じて、特に、リード線40が保護シース39によって覆われていない場合、圧縮コイル44の外面を、例えば、ポリイミドチューブからなる可撓性の非導電シースで覆い、圧縮コイル44とカテーテル本体12内の他のあらゆるワイヤとの間の接触を防止することができる。
圧縮コイル44は、当該圧縮コイル44の近位端部が、接着接合部50によってカテーテル本体12内の補強チューブ20の近位端部に固定され、当該圧縮コイル44の遠位端部が、接着接合部51によって先端部分14に固定されている。接着接合部50および51は共に、ポリウレタン接着剤などを含むのが好ましい。このような接着剤は、カテーテル本体12の外面と中心内腔18との間に形成された孔から注射器などで注入することができる。例えば、永久孔を形成するように十分に加熱された針などを、カテーテル本体12の外壁22および補強チューブ20に刺入することによりこのような孔は、形成することができる。次に、接着剤を、孔から圧縮コイル44の外面に注入し、その外周面の周りに延ばして、圧縮コイル44の全ての外周面の周りに接着接合部を形成する。
プーラーワイヤ42は、チューブ19の第2の内腔32内に延びている。図3Aの実施形態では、プーラーワイヤ42は、当該プーラーワイヤ42の遠位端部が、内腔32の遠位端部に固定されている。プーラーワイヤ42をチップ電極36内に固定するための好適な方法では、金属チューブ46をプーラーワイヤ42の遠位端部にクリンプして、チューブ46を内腔32に接着する。別法として、図3Bの実施形態では、プーラーワイヤ42は、チューブ19の外壁に固定されたT型アンカー53によって内腔32の遠位端部に固定することができる。いずれの場合も、先端部分14の第2の内腔32内で、先端部分14が撓んだ時にこの先端部分14の壁部内にプーラーワイヤ42が侵入するのを防止するプラスチック(好ましくはテフロン(登録商標))シース81内にプーラーワイヤ42が延びている。先端部分を撓ませるためのカテーテル本体12に対するプーラーワイヤ42の長さ方向の移動は、制御ハンドル16の適当な操作によって行うことができる。このために、制御ハンドルおよびその中の機構を、所望に応じて様々にすることができる。
例えば、生理食塩水などの流体を注入してチップ電極を冷却するために、注入チューブがカテーテル本体12内に設けられている。この注入チューブを用いて、薬物を注入するか、または組織または流体サンプルを採取することもできる。注入チューブは、任意の適当な材料から形成することができるが、ポリイミドチューブから形成するのが好ましい。好適な注入チューブは、外径が約8.13mm〜約0.91mm(約0.32インチ〜約0.036インチ)であり、内径が約7.11mm〜約0.81mm(約0.28インチ〜約0.032インチ)である。
図1、図2、および図5を参照すると、第1の注入チューブ部分88が、カテーテル本体12の中心内腔18を延在し、先端部分14の第4の内腔35の近位部分で終端している。第1の注入チューブ部分88の遠位端部は、ポリウレタン接着剤などによって内腔35内に固定されている。第1の注入チューブ部分88の近位端部は、制御ハンドル16内を通り、制御ハンドルの近位側の位置でルアハブ90などの中で終端している。第2の注入チューブ部分89が、内腔35の遠位端部に設けられており、チップ電極の流体通路45内に延びている。第2の注入チューブ部分89は、ポリウレタン接着剤などによって内腔35および流体通路45内に固定されている。第2の注入チューブ部分89は、プーラーワイヤ42と同様にチップ電極をさらに支持している。実際には、流体を、ルアハブ90を介して第1の注入チューブ部分88内に注入し、第1の注入チューブ部分88、第3の内腔35、および第2の注入チューブ部分89を介して、チップ電極の流体通路45内に送り、チップ電極内のこの流体通路45から排出させる。この場合も、流体通路は、所望に応じて他の構造を有することができる。例示されている実施形態では、流体通路45が、チップ電極の遠位端部で開口した長さ方向の孔を形成するか、またはチップ電極36が、チップ電極の外面を流体が通過できる十分な多孔質とし、相互につながった孔が流体通路を成すようにすることができる。
図8に示されている代替の実施形態では、単一の内腔のサイドアーム94が、カテーテル本体12の近位端部近傍の中心内腔18に、流体が連通するように接続されている。第1の注入チューブ部分88は、カテーテル本体12内およびサイドアーム94内を通って、ルアハブ90などの中に終端している。サイドアーム94は、外壁22と同じ材料から形成するのが好ましく、例えば、約1.397mm(0.055インチ)よりも厚くするのが好ましい。サイドアーム94とカテーテル本体12の境界面に、さらなる強度および支持を付与するために成形接合部を設けることができる。この成形接合部は、任意の適当な生体適合性材料から形成することができるが、ポリウレタンから形成するのが好ましい。
図11および図12は、上記したように、連結部分9のチューブ11またはチップ電極36、36’のシェル63のいずれかとすることができる基材53に直接設けられたセンサ52の微細加工の方法を例示している。ポケット47、孔43、およびスロットなどの複数のキャビティを、センサ52を設ける基材の選択した表面に形成することができる。このようなキャビティは、機械式ドリル加工、ボーリング、レーザーアブレーション、EDM、および光化学エッチングなどの当分野で周知の技術によって形成することができる。ニッケル、シリコン、ポリシリコン、プラチナ、および/または他の耐熱材料などのセンサ層の材料の堆積は、当分野で周知の様々な物理的および/または化学的な堆積法によって行うことができる。このような技術には、例えば、回転成形、注入成形、スタンピング、成形、スパッタリング、熱蒸着、PECVD、LPCVD、電気メッキ、化学メッキ、およびゾルゲルなどが含まれる。同じ堆積技術を、適宜、金属基材(例えば、チップ電極36’)とセンサ層56との間の絶縁コーティング58の形成に用いることができる。例えば、パリレンなどの薄い絶縁コーティングを堆積させることができる。保護コーティング57を、センサ層56上に設けて、センサ層56を血液などの成分から保護することもできる。
小さなバッチプロセスでセンサを製造するための方法を示す表は以下の通りである。
Figure 0005058813
大きなバッチプロセスでセンサを製造するための方法を示す表を以下の通りである。
Figure 0005058813
センサ52、薄膜組立体54、およびセンサ層56の適当な詳細な製造方法が、参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れる2003年1月31日出願の米国仮特許出願第60/443,877号の優先権を主張する2004年1月30日出願の国際出願第PCT/US04/02547号(名称:「一体型センサを備えた医療/手術装置(Medical and Surgical Devices with Integrated Sensors)」)に開示されている。
上記説明は、本発明の現在の好適な実施形態を参照して述べた。当分野および本発明が属する技術分野における技術者であれば、図面が正確な縮尺でなくてもよく、本発明の主な概念および原理から意味的に逸脱することなく、上記した構造における変更および変形を行うことができることを理解できよう。したがって、上記した説明は、添付の図面に描写および例示された正確な構造に限定されると解釈すべきものではなく、むしろ、完全かつ公正な範囲を規定する添付の特許請求の範囲に一致し、この特許請求の範囲をサポートすると解釈すべきである。
〔実施の態様〕
(1)カテーテルにおいて、
近位端部および遠位端部を有するカテーテル本体と、
前記カテーテル本体の遠位端部に設けられている先端部分であって、当該先端部分の外面に複数の温度センサを備えた、先端部分と、
を含み、
各前記温度センサが、薄膜センサ層を含み、
前記先端部分が、当該先端部分の遠位端部にチップ電極をさらに備えている、カテーテル。
(2)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記温度センサは、チップ温度センサを含む、カテーテル。
(3)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記温度センサは、少なくとも1つの外周温度センサを含む、カテーテル。
(4)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記先端部分は、前記チップ電極の近位側のチューブの部分を含み、
前記温度センサが、このチューブの外面に設けられている、カテーテル。
(5)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
温度センサが、前記チップ電極の外面に設けられている、カテーテル。
(6)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、薄膜耐熱材料を含む、カテーテル。
(7)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、温度の変化で変化する抵抗を有する、カテーテル。
(8)実施態様(5)に記載のカテーテルにおいて、
前記チップ電極の前記外面の前記センサは、非導電層を含む、カテーテル。
(9)実施態様(8)に記載のカテーテルにおいて、
前記非導電層は、保護層を含む、カテーテル。
(10)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
少なくとも1つの前記センサは、保護層を含む、カテーテル。
(11)実施態様(9)に記載のカテーテルにおいて、
前記非導電層は、絶縁層を含む、カテーテル。
(12)実施態様(8)に記載のカテーテルにおいて、
前記非導電層は、パレリン、およびポリイミドの少なくとも一方の材料を含む、カテーテル。
(13)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、ニッケル、プラチナ、シリコン、およびポリシリコンのうちの1つの材料を含む、カテーテル。
(14)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、前記先端部分の前記外面と外周の関係にある、カテーテル。
(15)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、概ね矩形である、カテーテル。
(16)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、曲がりくねったパターンを有する構造を含む、カテーテル。
(17)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサ層は、前記先端部分の前記外面にリソグラフ式にパターン形成されている、カテーテル。
(18)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルは、アブレーションのために構成されている、カテーテル。
(19)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル本体の前記近位端部に設けられている制御ハンドル、
をさらに含む、カテーテル。
(20)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記チップ電極は、前記先端部分の内腔に流体連通した少なくとも1つの流体通路を有し、
前記カテーテルは、近位端部および遠位端部を有する注入チューブを含み、
前記注入チューブは、前記カテーテル本体の中心内腔および前記先端部分の内腔内を通って延在し、前記注入チューブの遠位端部が、前記チップ電極の前記流体通路の前記近位端部に固定されており、このため、流体が、前記注入チューブを通って、前記チップ電極の前記流体通路内に流れ、前記チップ電極を通って前記チップ電極の前記外面から排出される、カテーテル。
(21)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記制御ハンドルの操作によって前記先端部分を撓ませるための手段、
をさらに含む、カテーテル。
(22)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記先端部分は、内部を延在する少なくとも3つの内腔を有する、カテーテル。
(23)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
撓ませる手段、
をさらに含む、カテーテル。
(24)実施態様(17)に記載のカテーテルにおいて、
前記撓ませる手段は、近位端部および遠位端部を有するプーラーワイヤを含み、
当該プーラーワイヤは、制御ハンドルから前記カテーテル本体内を通って前記先端部分の内腔内に延びており、
前記プーラーワイヤの前記遠位端部が、前記先端部分内に固定されており、
前記プーラーワイヤの前記近位端部が、前記制御ハンドル内に固定されており、このため、前記制御ハンドルの操作により、前記プーラーワイヤを前記カテーテル本体に対して移動させて、前記先端部分を撓ませることができる、カテーテル。
(25)実施態様(1)に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルは、温度監視システムと使用するように構成されており、
この温度監視システムは、
前記温度センサを流れる概ね安定なDC電流を供給するDC電源と、
前記電流を流すために前記温度センサに接続された検出回路と、
前記温度センサの抵抗の変化から生じる電圧の変化を測定するための電圧計と、
を含む、カテーテル。
(26)カテーテルにおいて、
近位端部および遠位端部を有する細長い可撓性の管状カテーテル本体と、
前記カテーテル本体の前記遠位端部に設けられている先端部分であって、チューブ部分、および当該チューブ部分の遠位端部に設けられているチップ電極を含む、先端部分と、
を含み、
前記先端部分が、当該先端部分の外面に一体化された微細加工温度センサを有する、カテーテル。
(27)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記先端部分は、チューブの部分を含み、
前記温度センサは、前記チューブの外面に一体化されている、カテーテル。
(28)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記先端部分は、チップ電極を含み、
前記温度センサは、前記チップ電極の外面に一体化されている、カテーテル。
(29)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサは、薄膜耐熱材料を含む、カテーテル。
(30)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサは、温度の変化で変化する抵抗を有する、カテーテル。
(31)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサは、非導電層を含む、カテーテル。
(32)実施態様(31)に記載のカテーテルにおいて、
前記非導電層は、保護層を含む、カテーテル。
(33)実施態様(31)に記載のカテーテルにおいて、
前記非導電層は、絶縁層を含む、カテーテル。
(34)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサは、保護層を含む、カテーテル。
(35)実施態様(31)に記載のカテーテルにおいて、
前記非導電層は、パレリン、およびポリイミドの少なくとも一方の材料を含む、カテーテル。
(36)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサは、ニッケル、プラチナ、シリコン、およびポリシリコンのうちの1つの材料を含む、カテーテル。
(37)実施態様(26)に記載のカテーテルにおいて、
前記センサは、前記先端部分の前記外面と外周の関係にある、カテーテル。
(38)カテーテルにおいて、
近位端部および遠位端部を有する細長い可撓性の管状カテーテル本体と、
前記カテーテル本体の前記遠位端部に設けられている先端部分であって、チューブ部分、および当該チューブ部分の遠位端部に設けられているチップ電極を含む、先端部分と、
を含み、
前記先端部分が、当該先端部分の外面に、一体化された微細加工チップ温度センサ、および少なくとも1つの一体化された微細加工外周温度センサを有する、カテーテル。
本発明に従ったカテーテルの一実施形態の側面図である。 カテーテル本体と先端部分との間の接合部を含む、図1のカテーテルに従ったカテーテル本体の側断面図である。 第1の直径に沿って見た可撓性チューブ上に外周温度センサが設けられたカテーテル先端部分の実施形態の側断面図である。 第1の直径に沿って見たチップ電極上に外周温度センサが設けられたカテーテル先端部分の別の実施形態の側断面図である。 第1の直径に対して概ね垂直な第2の直径に沿って見た図3Aのカテーテル先端部分の側断面図である。 第1の直径に対して概ね垂直な第2の直径に沿って見た図3Bのカテーテル先端部分の側断面図である。 図4Aの線VA‐VAに沿って見た先端部分の長さ方向の断面図である。 図4Aの線VB‐VBに沿って見た先端部分の長さ方向の断面図である。 図3Bの線VI‐VIに沿って見たカテーテル先端部分の側断面図である。 図3Aおよび図3Bの先端部分の端面図である。 注入チューブのためのサイドアームを備えた本発明に従ったカテーテル本体の代替の実施形態の側面図である。 カテーテルの温度検出電子部品を制御するためのシステムの模式的な線図である。 本発明に従ったカテーテル制御ハンドルの実施形態の側断面図である。 カテーテルの可撓性チューブに一体化された温度センサの実施形態の側断面図である。 カテーテルのチップ電極に一体化された温度センサの代替の実施形態の側断面図である。 曲がりくねったパターンを有するセンサ層の実施形態を示す図である。

Claims (24)

  1. カテーテルにおいて、
    近位端部および遠位端部を有するカテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の遠位端部に設けられている先端部分であって、当該先端部分の外面に複数の温度センサを備えた、先端部分と、
    を含み、
    各前記温度センサが、薄膜センサ層を含み、
    前記先端部分が、当該先端部分の遠位端部にチップ電極をさらに備えており、
    前記チップ電極の遠位端部はドーム状部分となっており、
    前記温度センサは、前記チップ電極の前記ドーム状部分の外面上に一体的に配置されたチップ温度センサを含み、
    前記チップ温度センサは、前記チップ電極の前記ドーム状部分の外面から外側に突出しており、
    前記カテーテルの長手方向に対し直交方向において、前記チップ温度センサの両端部は、前記チップ電極の外周近傍に位置しており、前記チップ温度センサの両端部の間の中間部は、前記チップ電極の前記ドーム状部分の最遠位端の頂部上に配置されている、カテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記温度センサは、少なくとも1つの外周温度センサを含む、カテーテル。
  3. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記先端部分は、前記チップ電極の近位側のチューブの部分を含み、
    前記温度センサが、このチューブの外面に設けられている、カテーテル。
  4. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    温度センサが、前記チップ電極の外面に設けられている、カテーテル。
  5. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、薄膜耐熱材料を含む、カテーテル。
  6. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、温度の変化で変化する抵抗を有する、カテーテル。
  7. 請求項4に記載のカテーテルにおいて、
    前記チップ電極の前記外面の前記センサは、非導電層を含む、カテーテル。
  8. 請求項7に記載のカテーテルにおいて、
    前記非導電層は、保護層を含む、カテーテル。
  9. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    少なくとも1つの前記センサは、保護層を含む、カテーテル。
  10. 請求項8に記載のカテーテルにおいて、
    前記非導電層は、絶縁層を含む、カテーテル。
  11. 請求項7に記載のカテーテルにおいて、
    前記非導電層は、パレリン、およびポリイミドの少なくとも一方の材料を含む、カテーテル。
  12. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、ニッケル、プラチナ、シリコン、およびポリシリコンのうちの1つの材料を含む、カテーテル。
  13. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、前記先端部分の前記外面と外周の関係にある、カテーテル。
  14. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、概ね矩形である、カテーテル。
  15. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、曲がりくねったパターンを有する構造を含む、カテーテル。
  16. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記センサ層は、前記先端部分の前記外面にリソグラフ式にパターン形成されている、カテーテル。
  17. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記カテーテルは、アブレーションのために構成されている、カテーテル。
  18. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記カテーテル本体の前記近位端部に設けられている制御ハンドル、
    をさらに含む、カテーテル。
  19. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記チップ電極は、前記先端部分の内腔に流体連通した少なくとも1つの流体通路を有し、
    前記カテーテルは、近位端部および遠位端部を有する注入チューブを含み、
    前記注入チューブは、前記カテーテル本体の中心内腔および前記先端部分の内腔内を通って延在し、前記注入チューブの遠位端部が、前記チップ電極の前記流体通路の前記近位端部に固定されており、このため、流体が、前記注入チューブを通って、前記チップ電極の前記流体通路内に流れ、前記チップ電極を通って前記チップ電極の前記外面から排出される、カテーテル。
  20. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記制御ハンドルの操作によって前記先端部分を撓ませるための手段、
    をさらに含む、カテーテル。
  21. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記先端部分は、内部を延在する少なくとも3つの内腔を有する、カテーテル。
  22. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    撓ませる手段、
    をさらに含む、カテーテル。
  23. 請求項16に記載のカテーテルにおいて、
    前記撓ませる手段は、近位端部および遠位端部を有するプーラーワイヤを含み、
    当該プーラーワイヤは、制御ハンドルから前記カテーテル本体内を通って前記先端部分の内腔内に延びており、
    前記プーラーワイヤの前記遠位端部が、前記先端部分内に固定されており、前記プーラーワイヤの前記近位端部が、前記制御ハンドル内に固定されており、このため、前記制御ハンドルの操作により、前記プーラーワイヤを前記カテーテル本体に対して移動させて、前記先端部分を撓ませることができる、カテーテル。
  24. 請求項1に記載のカテーテルにおいて、
    前記カテーテルは、温度監視システムと使用するように構成されており、
    この温度監視システムは、
    前記温度センサを流れる概ね安定なDC電流を供給するDC電源と、
    前記電流を流すために前記温度センサに接続された検出回路と、
    前記温度センサの抵抗の変化から生じる電圧の変化を測定するための電圧計と、
    を含む、カテーテル。
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