JP5056179B2 - データ処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データを記憶手段で読み書きするデータ処理装置及びデータ処理方法に関し、特に、記憶手段へのアクセス量を削減しつつ、演算手段の性能の低下を防止したものに関する。
テレビジョン受信機などの映像表示装置には、デジタル信号処理によって映像信号のノイズ除去を行う演算回路を搭載しているものが存在している。図1は、そうしたノイズ除去演算回路を搭載した従来の映像表示装置の構成例を示すブロック図である。この映像表示装置には、ノイズ除去演算回路21と、解像度変換回路22と、高画質化回路23と、映像表示デバイス24と、メモリコントローラ25と、フレームメモリ26とが設けられている。
ノイズ除去演算回路21には、映像表示装置に設けられたチューナーまたは外部入力信号用インターフェース(図示略)から映像信号が入力される。ノイズ除去演算回路21は、メモリコントローラ25を介してフレームメモリ26への演算結果の書込みやフレームメモリ26からの過去のフレームの演算結果の読み出しを行いながら映像信号のノイズを除去する。
解像度変換回路22は、入力映像信号がインターレース方式の映像信号である場合にプログレシブ方式の映像信号への変換を行うIP変換回路や、映像表示デバイス24が固定画素方式のデバイスである場合に映像信号の水平方向及び垂直方向の画素数を映像表示デバイス24の画素数と一致させるように変換するスケーリング回路などで構成されている。解像度変換回路22は、ノイズ除去演算回路21の演算結果である映像信号をメモリコントローラ25を介してフレームメモリ26から読み出して処理し、処理を終えた映像信号をメモリコントローラ25を介してフレームメモリ26に書き込む。
高画質化回路23は、シャープネス回路などの映像信号の品位を改善する回路や、ガンマ補正回路などの映像表示デバイス24の特性に応じた補正回路で構成されている。高画質化回路23は、解像度変換回路22での処理を終えた映像信号を、メモリコントローラ25を介してフレームメモリ26から読み出す。高画質化回路23で処理を終えた映像信号は、高画質化回路23から映像表示デバイス24に送られて、映像表示デバイス24に表示される。
図2は、ノイズ除去演算回路21が高性能なノイズ除去を行うために必要な演算精度を、図1の一部分を用いて示した図である。Mは、ノイズ除去演算回路21に入力する映像信号の信号精度ビット数を表している。M+Nは、ノイズ除去演算回路21がMビットの映像信号に対して高性能なノイズ除去を行うために必要な演算精度ビット数を表している。
ノイズ除去演算回路21がこのM+Nビットの演算精度を有する場合、ノイズ除去演算回路21の演算結果であるM+Nビットの映像信号が、メモリコントローラ25を介してフレームメモリ26に書き込まれることになる。そして、ノイズ除去演算回路21,解像度変換回路22(図1),高画質化回路23(図1)は、それぞれメモリコントローラ25を介してフレームメモリ26からこのM+Nビットの映像信号を読み出して処理を行うことになる。
このように、従来の映像表示装置では、ノイズ除去演算回路21がM+Nビットの演算精度(入力映像信号の精度よりも高い演算精度)を有する場合、解像度変換回路22や高画質化回路23も、M+Nビットの映像信号を読み出して処理することになる。
しかし、元々の入力映像信号の精度がMビットであるから、解像度変換回路22や高画質化回路23が読み出すM+Nビットの映像信号のうち、Mビットは映像信号の階調表現力に寄与するが、Nビットは階調表現力に寄与しない。一定時間内にフレームメモリ26にアクセス可能なデータ量はメモリコントローラ25やフレームメモリ26の仕様によって制約されるので、階調表現力に寄与しないNビットを解像度変換回路22や高画質化回路23が読み出すと、その分、階調表現力に寄与するMビットの読み出しのために解像度変換回路22や高画質化回路23に割り振られるメモリアクセス量が少なくなってしまう。
その結果、図1に示した映像表示装置全体で考えると、解像度変換回路22や高画質化回路23の性能が低下して、映像表示デバイス24に表示される映像が劣化することがある。また、こうした解像度変換回路22や高画質化回路23の性能の低下を防止するためにフレームメモリ26のメモリバンド幅を大きくしたりメモリコントローラ25を高性能化しようとすると、映像表示装置の製造コストが増大してしまう。
なお、従来から、データの演算結果をメモリに書き込む際に四捨五入することは一般的に行われており、また、四捨五入した際の桁溢れを防止するようにした技術も提案されている(特許文献1参照)。
しかし、図2に示した場合において、そうした技術によってノイズ除去演算回路21の演算結果をMビットに四捨五入した映像信号をフレームメモリ26に書き込んだとすると、解像度変換回路22や高画質化回路23はフレームメモリ26からMビットの映像信号(全ビットが階調表現力に寄与している映像信号)を読み出せるようになるが、ノイズ除去演算回路21のほうは、過去のフレームの演算結果であるM+Nビットの映像信号をフレームメモリ26から読み出せなくなるので、ノイズ除去性能が低下してしまう。
特開平9−185490号公報
本発明は、上述の点に鑑み、図2を用いて説明した演算精度を有するノイズ除去演算回路21のような、入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データを、フレームメモリ26のような記憶手段で読み書きするデータ処理装置,データ処理方法であって、記憶手段へのアクセス量を削減しつつ、演算手段の性能の低下を防止したものを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、
入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データの、記憶手段への書き込み及び該記憶手段からの読み出しを行うデータ処理装置において、
前記演算手段の出力データを、前記入力データの精度に四捨五入したデータと、該四捨五入したデータよりも下位の桁のデータとの2つのデータに分離する分離処理手段と、
前記分離処理手段で分離された前記2つのデータを1つの前記記憶手段の別々のアドレスに書き込む処理と、前記記憶手段から前記2つのデータを読み出す処理と、前記記憶手段から前記2つのデータのうちの前記四捨五入されたデータのみを読み出して外部出力用の出力端子から前記データ処理装置の外部に出力する処理とを行う記憶制御手段と、
前記記憶制御手段によって前記記憶手段から読み出された前記2つのデータを1つのデータに結合し、該1つのデータから前記演算手段の演算精度のデータを復元して、該復元した前記演算手段の演算精度のデータを、前記入力データを演算処理するためのデータとして前記演算手段に再び入力させる復元処理手段と
を備えたことを特徴とする。
また本発明は、
入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データの、記憶手段への書き込み及び該記憶手段からの読み出しを行うデータ処理装置におけるデータ処理方法において、
前記演算手段の出力データを、前記入力データの精度に四捨五入したデータと、該四捨五入したデータよりも下位の桁のデータとの2つのデータに分離する分離ステップと、
前記分離ステップで分離した前記2つのデータを1つの前記記憶手段の別々のアドレスに書き込む書込みステップと、
前記書込みステップで前記記憶手段に書き込んだ前記2つのデータを前記記憶手段から読み出して、該2つのデータを1つのデータに結合し、該1つのデータから前記演算手段の演算精度のデータを復元して、該復元した前記演算手段の演算精度のデータを、前記入力データを演算処理するためのデータとして前記演算手段に再び入力させる復元ステップと、
前記書込みステップで前記記憶手段に書き込んだ前記2つのデータのうち、前記四捨五入されたデータのみを前記記憶手段から読み出して外部出力用の出力端子から前記データ処理装置の外部に出力する出力ステップと
を有することを特徴とする。
このデータ処理装置,データ処理方法によれば、入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データが、図1及び図2に例示したようにそのまま記憶手段に書き込まれるのではなく、また、特許文献1に記載の技術のようにこの演算手段の出力データを四捨五入したデータだけが記憶手段に書き込まれるのでもなく、この演算手段の出力データが、入力データの精度に四捨五入したデータと、この四捨五入したデータよりも下位の桁のデータとの2つのデータに分離されて、この2つのデータが1つの記憶手段の別々のアドレスに書き込まれる。
記憶手段からは、この2つのデータの読み出し行われる。そして、記憶手段から読み出されたこの2つのデータは1つのデータに結合され、この1つのデータから演算手段の演算精度のデータが復元されて、この復元された演算手段の演算精度のデータが、入力データを演算処理するためのデータとして演算手段に再び入力される。また、記憶手段からは、この2つのデータのうちの四捨五入されたデータのみも読み出されて外部出力用の出力端子からデータ処理装置の外部に出力される。
したがって、演算手段では、演算結果をそのまま記憶手段で読み書きする場合と同じ精度の過去の演算結果を用いることができるので、性能を低下させることなく演算を行うことができる。
そして、記憶手段からは四捨五入されたデータのみの読み出しも行われて、この四捨五入されたデータがデータ処理装置の外部に出力されるので、演算手段での演算以外の用途ではこの四捨五入されたデータを用いれば、記憶手段へのアクセス量を削減することができる。
本発明に係るデータ処理装置,データ処理方法によれば、入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データを記憶手段で読み書きする際に、記憶手段へのアクセス量を削減しつつ、演算手段の性能の低下を防止することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。なお、ここでは、映像信号のノイズ除去を行うために本発明を適用した実施の形態について説明する。
図3は、本発明を適用したノイズ除去装置の構成例を示すブロック図である。このノイズ除去装置は、ノイズ除去演算回路1と、加算器2と、リミッタ回路3、分離回路4と、メモリコントローラ5と、フレームメモリ6と、結合回路7と、減算器8とで構成されている。
ノイズ除去演算回路1の入力端子1aは、このノイズ除去装置の外部から、Mビット(Mは1以上の任意の整数であってよいが、以下では一例としてM=8であるとして説明する)の精度の映像信号を入力するための入力端子である。ノイズ除去演算回路1の入力端子1cには、減算器8の減算結果を示す信号が入力される。
ノイズ除去演算回路1は、M+Nビット(Nも1以上の任意の整数であってよいが、以下では一例としてN=2であるとして説明する)の演算精度を有している。ノイズ除去演算回路1の演算結果であるM+Nビット(すなわち10ビット)の映像信号は、ノイズ除去演算回路1の出力端子1bから出力されて、加算器2に送られる。
加算器2は、M+N+1ビット幅の加算器であり、このM+Nビットの映像信号に2(N−1)乗の値(すなわち2)を加算する。加算器2の加算結果である映像信号は、リミッタ回路3で上限をM+Nビットの最大値(すなわち1023)に制限された後、分離回路4に送られる。
分離回路4は、リミッタ回路3からのM+Nビットの映像信号を、上位Mビット(8ビット)の信号と、下位Nビット(2ビット)の信号との2つの信号に分離する。この上位8ビットの信号は、ノイズ除去演算回路1の演算結果である10ビットの映像信号を、ノイズ除去演算回路1への入力映像信号の精度である8ビットに四捨五入したものに相当する。分離回路4からは、このMビット,Nビットの2つの信号が、メモリコントローラ5に送られる。
メモリコントローラ5は、分離回路4からのこのMビット,Nビットの2つの信号を、フレームメモリ6の別々のアドレスに書き込む。また、メモリコントローラ5は、各フレーム毎に、1フレーム前にフレームメモリ6に書き込んだ2つの信号をフレームメモリ6から読み出して結合回路7に送る。
また、メモリコントローラ5は、各フレーム毎に、1フレーム前にフレームメモリ6に書き込んだ2つの信号のうちのMビットの信号のみを、フレームメモリ6から読み出して外部出力用の出力端子5aからこのノイズ除去装置の外部に出力する。なお、図3の例ではメモリコントローラ5に1つの外部出力用の出力端子5aを設けているが、メモリコントローラ5に2つ以上の外部出力用の出力端子を設けてそれらの出力端子からそれぞれMビットの信号を出力してもよい。
結合回路7は、メモリコントローラ5からのこのMビット,Nビットの2つの信号を、Mビットの信号を上位ビットとしNビットの信号を下位ビットとしたM+Nビット(10ビット)の1つの信号に結合して、このM+Nビットの信号を減算器8に送る。
減算器8は、このM+Nビットの信号から2(N−1)乗の値(すなわち2)を減算する。この減算器8の減算結果であるM+Nビット(10ビット)の信号と、1フレーム前にノイズ除去演算回路1から加算器2に送られたM+Nビットの映像信号とは、リミッタ回路3でオーバーフロー分が制限された場合を除いては、完全に一致する。
減算器8からは、このM+Nビットの信号(すなわち1フレーム前のノイズ除去演算回路1の演算結果であるM+Nビットの映像信号)が、ノイズ除去演算回路1の入力端子1cに入力される。
図4は、ノイズ除去演算回路1の構成例を示すブロック図である。ノイズ除去演算回路1は、Nビット左シフト回路11と、減算器12と、補正量算出回路13と、減算器14と、リミッタ回路15とで構成されている。
入力端子1aに入力したMビット(8ビット)の映像信号は、Nビット左シフト回路11でNビット(2ビット)左方向にシフトされることにより、2のN乗倍されて、ノイズ除去演算回路1の演算精度であるM+Nビット(10ビット)の映像信号に変換される。このM+Nビットに変換された入力映像信号は、減算器12に送られるとともに、減算器14に送られる。
図3の減算器8から入力端子1cに入力したM+Nビットの信号(1フレーム前のノイズ除去演算回路1の演算結果)は、減算器12に送られる。減算器12は、Nビット左シフト回路11でM+Nビットに変換された入力映像信号と、この1フレーム前のノイズ除去演算回路1の演算結果であるM+Nビットの映像信号との差分を、1画素毎に求める。減算器12で求められた差分であるM+Nビットの信号は、補正量算出回路13に送られる。
補正量算出回路13は、減算器12で求められた差分の大きさに応じて、入力映像信号に対する補正量を1画素毎に算出する回路である。図5は、補正量算出回路13における、減算器12で求められた差分と、算出する補正量との関係を概念的に示す図である。減算器12で求められた差分がゼロである場合には、入力映像信号にノイズは含まれていないと看做して、補正量をゼロとする。
また、減算器12で求められた差分がゼロではなくその絶対値が比較的小さい値である場合には、その差分は入力映像信号に含まれているノイズであると看做して、その差分を打ち消すような値の補正量を算出する。
また、減算器12で求められた差分の絶対値が或る程度上大きい値である場合には、その差分はノイズではなく入力映像信号と1フレーム前の映像信号との間での映像の動きであると看做して、補正量をゼロとする。
補正量算出回路13は、この図5に示すような差分の大きさと補正量とを対応させたルックアップテーブルを用いて構成してもよいし、あるいは、差分の大きさからこの図5に示すような補正量を計算する演算回路で構成してもよい。
補正量算出回路13で算出された補正量を示すM+Nビットの信号は、減算器14に送られる。減算器14は、M+N+1ビット幅の減算器であり、Nビット左シフト回路11でM+Nビットに変換された入力映像信号から、1画素毎に、この補正量を示すM+Nビットの信号を減算する。
減算器14の減算結果である映像信号は、リミッタ回路15で上限をM+Nビットの最大値(すなわち1023)に制限された後、ノイズ除去演算回路1の演算結果として出力端子1bから出力されて、図3に示したように加算器2に送られる。
以上のような構成のノイズ除去装置によれば、入力映像信号の精度(8ビット)よりも高い演算精度(10ビット)を有するノイズ除去演算回路1の出力映像信号が、入力映像信号の精度(8ビット)に四捨五入した映像信号と、この四捨五入した映像信号よりも下位の桁(2ビット)の信号との2つの信号に分離され、この2つの信号がフレームメモリ6の別々のアドレスに書き込まれる。
フレームメモリ6からは、各フレーム毎に、1フレーム前に書き込んだこの2つの信号
の読み出しと、1フレーム前に書き込んだこの2つの信号のうちの四捨五入された8ビット映像信号のみの読み出しとがそれぞれ行われる。そして、フレームメモリ6から読み出されたこの2つの信号は1つの信号に結合され、この1つの信号からノイズ除去演算回路1の演算精度である10ビットの映像信号が復元されて、その映像信号がノイズ除去演算回路1に再び入力される。
したがって、1フレーム前の演算結果を用いながらノイズ除去のための演算を行うノイズ除去演算回路1では、演算結果である10ビットの映像信号をそのままフレームメモリ6で読み書きする場合と同じく1フレーム前の10ビットの演算結果を用いることができるので、性能を低下させることなくノイズ除去のための演算を行うことができる。
そして、フレームメモリ6からは四捨五入された8ビット映像信号のみの読み出しも行われて、この8ビット映像信号が外部に出力されるので、ノイズ除去演算回路1での演算以外の用途ではこの8ビット映像信号を用いれば、フレームメモリ6へのアクセス量を削減することができる。
図6は、このノイズ除去装置をテレビジョン受信機などの映像表示装置に搭載した例を示す図であり、図1と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。ノイズ除去演算回路1には、映像表示装置に設けられたチューナーまたは外部入力信号用インターフェース(図示略)からMビット(8ビット)の映像信号が入力される。
この図6の例では、メモリコントローラ5に2つの外部出力用の出力端子5a,5a’を設けており、この出力端子5a,5a’から出力されたそれぞれMビットの映像信号(ノイズ除去演算回路1の演算結果である10ビットの映像信号を、ノイズ除去演算回路1への入力映像信号の精度である8ビットに四捨五入したもの)が、解像度変換回路22,高画質化回路23に供給される。また、解像度変換回路22での処理を終えたMビットの映像信号は、メモリコントローラ5に設けた外部入力用の入力端子5bに入力して、フレームメモリ26に書き込まれる。
このように、解像度変換回路22や高画質化回路23での処理のためには、階調表現力に寄与するMビット(8ビット)の映像信号のみが読み出され、階調表現力に寄与しないNビット(2ビット)の信号は読み出されない。
一定時間内にフレームメモリ6にアクセス可能なデータ量はメモリコントローラ5やフレームメモリ6の仕様によって制約されるが、このように階調表現力に寄与しないNビットを解像度変換回路22や高画質化回路23での処理のために読み出さないことにより、階調表現力に寄与するMビットの読み出しのために解像度変換回路22や高画質化回路23に割り振るメモリアクセス量を多くすることができる。
これにより、フレームメモリ6のメモリバンド幅を大きくしたりメモリコントローラ5を高性能化することによるコスト高を招くことなく、解像度変換回路22や高画質化回路23の性能の低下を防止することが可能になる。
なお、以上の実施の形態では一例としてM=8,N=2であるとして説明を行ったが、M,Nの値がそれぞれ1以上のどのような整数であっても、図3の分離回路4で分離された上位Mビットの信号は、ノイズ除去演算回路1の演算結果であるM+Nビットの映像信号を、ノイズ除去演算回路1への入力映像信号の精度であるMビットに四捨五入した信号になる。
また、図6には映像表示装置への搭載例を示したが、本発明を適用したノイズ除去装置は、映像記録装置や撮像装置などにも搭載してよい。
また、以上の実施の形態では加算器2,リミッタ回路3,分離回路4,結合回路7,減算器8といったハードウェア回路を設けているが、これらのハードウェア回路の機能の一部または全部を、マイクロプロセッサのソフトウェア処理によって実現してもよい。
また、以上の実施の形態では映像信号のノイズを除去する演算を行うために本発明を適用したが、本発明は、映像信号以外のデータ(例えば音声信号)のノイズを除去する演算や、ノイズ除去以外を目的とする演算を行うために適用してもよい。
ノイズ除去演算回路を搭載した従来の映像表示装置の構成例を示すブロック図である。 図1のノイズ除去演算回路が高性能なノイズ除去を行うために必要な演算精度を示す図である。 本発明を適用したノイズ除去装置の構成例を示すブロック図である。 図3のノイズ除去演算回路の構成例を示すブロック図である。 図4の補正量算出回路における差分と補正量との関係を概念的に示す図である。 図3のノイズ除去装置を映像表示装置に搭載した例を示す図である。
符号の説明
1 ノイズ除去演算回路、 2 加算器、 3 リミッタ回路、 4 分離回路、 5メモリコントローラ、 6 フレームメモリ、 7 結合回路、 8 減算器、 11 Nビット左シフト回路、 12 減算器、 13 補正量算出回路、 14 減算器、 15 リミッタ回路

Claims (5)

  1. 入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データの、記憶手段への書き込み及び該記憶手段からの読み出しを行うデータ処理装置において、
    前記演算手段の出力データを、前記入力データの精度に四捨五入したデータと、該四捨五入したデータよりも下位の桁のデータとの2つのデータに分離する分離処理手段と、
    前記分離処理手段で分離された前記2つのデータを1つの前記記憶手段の別々のアドレスに書き込む処理と、前記記憶手段から前記2つのデータを読み出す処理と、前記記憶手段から前記2つのデータのうちの前記四捨五入されたデータのみを読み出して外部出力用の出力端子から前記データ処理装置の外部に出力する処理とを行う記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段によって前記記憶手段から読み出された前記2つのデータを1つのデータに結合し、該1つのデータから前記演算手段の演算精度のデータを復元して、該復元した前記演算手段の演算精度のデータを、前記入力データを演算処理するためのデータとして前記演算手段に再び入力させる復元処理手段とを備え
    データ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記入力データは映像信号であり、
    前記演算手段は、各フレーム毎に、前記入力データを該演算手段の演算精度と同じ精度のデータに変換し、該変換した入力データと前記復元処理手段から入力されたデータとの差分を求め、該差分に応じた補正量を前記変換した入力データに加えることにより映像信号のノイズ除去を行い、
    前記記憶制御手段は、各フレーム毎に、前記2つのデータを前記記憶手段に書き込むとともに、1フレーム前に書き込んだ前記2つのデータの前記記憶手段からの読み出しと前記四捨五入されたデータのみの前記記憶手段からの読み出しとをそれぞれ行う
    データ処理装置。
  3. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記分離処理手段は、
    前記入力データの精度をMビット、前記演算手段の演算精度をM+Nビット(M,Nはそれぞれ1以上の整数)として、前記演算手段のM+Nビットの出力データに2の(N−1)乗の値を加算する加算手段と、
    前記加算手段の加算結果をM+Nビットの最大値に制限する制限手段と、
    前記制限手段の制限結果を、上位Mビットのデータと、下位Nビットのデータとの2つのデータに分離する分離手段とで構成され、
    前記復元処理手段は、
    前記記憶制御手段によって前記記憶手段から読み出されたMビットのデータとNビットのデータとをM+Nビットのデータに結合する結合手段と、
    前記結合手段で結合されたM+Nビットのデータから2の(N−1)乗の値を減算する減算手段とで構成される
    データ処理装置。
  4. 入力データの精度よりも高い演算精度を有する演算手段の出力データの、記憶手段への書き込み及び該記憶手段からの読み出しを行うデータ処理装置におけるデータ処理方法において、
    前記演算手段の出力データを、前記入力データの精度に四捨五入したデータと、該四捨五入したデータよりも下位の桁のデータとの2つのデータに分離する分離ステップと、
    前記分離ステップで分離した前記2つのデータを1つの前記記憶手段の別々のアドレスに書き込む書込みステップと、
    前記書込みステップで前記記憶手段に書き込んだ前記2つのデータを前記記憶手段から読み出して、該2つのデータを1つのデータに結合し、該1つのデータから前記演算手段の演算精度のデータを復元して、該復元した前記演算手段の演算精度のデータを、前記入力データを演算処理するためのデータとして前記演算手段に再び入力させる復元ステップと、
    前記書込みステップで前記記憶手段に書き込んだ前記2つのデータのうち、前記四捨五入されたデータのみを前記記憶手段から読み出して外部出力用の出力端子から前記データ処理装置の外部に出力する出力ステップとを有する
    データ処理方法。
  5. 請求項4に記載のデータ処理方法において、
    前記入力データは映像信号であり、
    前記演算手段は、各フレーム毎に、前記入力データを該演算手段の演算精度と同じ精度のデータに変換し、該変換した入力データと前記復元ステップで入力されたデータとの差分を求め、該差分に応じた補正量を前記変換した入力データに加えることにより映像信号のノイズ除去を行い、
    前記書込みステップでは、各フレーム毎に、前記2つのデータを前記記憶手段に書き込み、
    前記復元ステップでは、各フレーム毎に、1フレーム前に書き込んだ前記2つのデータを前記記憶手段から読み出し、
    前記出力ステップでは、各フレーム毎に、1フレーム前に書き込んだ前記四捨五入されたデータのみを前記記憶手段から読み出す
    データ処理方法。
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