JP5055760B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関する。例えば、異なる色を発する複数の光源を有し、各光源からの色を合成して画像を表示するプロジェクタに関する。
画像を表示する装置としてプロジェクタが知られている。プロジェクタは、光源と、光源からの光を画素ごとに変調する光変調パネルと、を備え、光変調パネルによって変調された光をスクリーンに投射して画像を表示させる。
従来のプロジェクタにあっては、白色光源からの白色光を赤、緑、青に分離する分離光学系を備え、この分離光学系にて分離された各色を各光変調パネルで変調していた。
これに対し、近年では、プロジェクタの光源として、即時点灯や長寿命といった特徴を有するLED(発光ダイオード)を利用することが検討されている。そして、LEDにあっては、赤色LED、青色LED、緑色LEDといった色ごとの光源を用いることができる。
ここで、光源が故障した場合には、正しく画像を表示できなくなり、プロジェクタの使用中に光源が故障した場合にはユーザーに多大な不便を与えることになる。そこで、このような光源の故障に備えた対応策を用意しておくことが必要となる。特に、光源を色ごとに設けた場合、光源の数が増える分だけ光源が故障するリスクもそれだけ高くなることが懸念されるので、光源の故障に対する対応策は必須である。
この点、特許文献1には、光源ランプが切れた場合に備えて光源ランプとは別に補助光源を備えておき、光源ランプが切れた場合には補助光源モードに切り換えて簡易、確実に対応する構成が開示されている。
特開2005−114914号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、光源ランプの他に補助光源を備えるのでプロジェクタの大型化および製造コストの増大をまねくという問題がある。
特に、光源ランプが一つであれば、一つの補助光源を用意すればよいとも考えられるが、色ごとのLEDを光源とする場合のように複数色の光源を備えるプロジェクタにあっては、補助光源の数も多くなるので、補助光源を設けることが現実的ではない。
本発明の目的は、光源が故障した場合でも画像の表示を継続できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、異なる色を発する複数の光源と、各光源の点灯状態を検出する点灯検出手段と、外部から入力される入力画像データ信号に基づいて、表示する画像フレームを生成する画像生成手段と、各色の光源ごとに設けられ光源からの光を前記画像フレームに基づいて画素ごとに変調する光変調手段と、前記光変調手段にて変調された各光を投射する投射手段と、前記入力画像データ信号を有効に点灯している光源の色に変換するカラーテーブルを格納したルックアップテーブルと、前記点灯検出手段にて検出された光源の点灯状態に基づいて前記ルックアップテーブルから適用可能なカラーテーブルを選択するルックアップテーブル選択手段と、を備え、前記カラーテーブルは、光源の点灯不良が発生しうる複数パターンに応じて複数用意されており、前記画像生成手段は、ずれかの色の光源が点灯不良である場合、前記ルックアップテーブル選択手段にて選択されたカラーテーブルを参照して、前記入力画像データ信号の色データのうち点灯不良である光源の色データを有効に点灯している他の色の色データに変換して、有効に点灯している光源の色によって表示可能な画像フレームを生成することを特徴とする。
このような構成において、外部から入力画像データ信号が入力される。この入力画像データ信号に基づいて画像フレームが画像生成手段にて生成される。そして、この画像フレームが光変調手段によって表示される。光源としては異なる色を発する複数色の光源が設けられている。これら複数色の光源からの光を合成することによって入力画像データ信号に応じたカラー画像が表示可能となる。
ここで、複数の色が合成されて適切な色が表示されるところ、いずれかの色が点灯不良になる場合があるが、各光源の点灯状態は点灯検出手段によって検出される。すると、点灯不良の光源と有効に点灯している光源とが検出される。画像生成手段は、入力画像データ信号に基づいて画像フレームを生成するにあたり、有効に点灯している色の合成によって表現可能な画像フレームを生成する。すなわち、有効な色のみの合成によって入力画像データ信号の内容が判読可能となる画像フレームを生成する。例えば、R、G、Bの光源のうちRが点灯不良となり、GおよびBが有効である場合には、GおよびBによって入力画像データ信号の内容が判読可能になるように色データを変換して画像フレームを生成する。そして、光変調手段によって、有効な色を用いて前記画像フレームが表示される
このような構成によれば、いくつかの光源が故障していくつかの色が点灯できなくても、画像生成手段における画像フレームの生成において有効な色のみで表示可能な画像フレームを生成して入力画像データ信号の内容を判読可能に表示させることができる。
したがって、プロジェクタの使用中に光源の故障が生じた場合でも、入力画像データの内容を十分に判読可能に表示できるので、プロジェクタを継続して使用することができる。
そして、光源を複数有しているところ、総ての光源が点灯不良になる可能性は極めて小さく、全部が点灯不良となって表示不可能となることがないのであるから、本発明の構成により光源の不良に関わらず継続使用可能となり、ユーザーにとって利便性が大いに向上する。
また、従来は、光源の点灯不良に備えて補助光源を設けていたが、補助光源を設けるとその分だけ光学系が増えるので、プロジェクタが大型化するとともにコストも増大するという問題があった。
この点、本発明では、画像生成手段における画像フレームの生成はソフト的な処理であるので、このような処理機能が従来に比べて加重されたとしてもプロジェクタの大きさには影響がなく、また部品等のコストがアップすることもない。
また、本発明では、前記画像生成手段は、いずれかの色の光源が点灯不良である場合、前記入力画像データ信号の色データのうち点灯不良である光源の色データを有効に点灯している他の色の色データに変換して前記画像フレームを生成する。
このような構成において、入力画像データ信号の色のうち光源の不良によって表示できない色については有効に点灯している色で表示可能な色に変換されて表示される。
このような構成によれば、光源の不良によって表示できない色があった場合でも他の色で表現することによって入力画像データ信号の内容を判読可能に表示できる。
また、本発明では、各色の光源ごとに設けられ光源からの光を前記画像フレームに基づいて画素ごとに変調する光変調手段と、前記光変調手段にて変調された各光を投射する投射手段とを備える。
このような構成において、光源から発射される光を光変調手段によって画素ごとに変調される。そして、変調された光が投射手段によって例えばスクリーン等に投影される。
ここで、光変調手段としては液晶パネルとすることが例として挙げられる。
さらに、本発明では、前記入力画像データ信号を有効に点灯している光源の色に変換するカラーテーブルを格納したルックアップテーブルと、前記点灯検出手段にて検出された光源の点灯状態に基づいて前記ルックアップテーブルから適用可能なカラーテーブルを選択するルックアップテーブル選択手段と、を備え、前記カラーテーブルは、光源の点灯不良が発生しうる複数パターンに応じて複数用意されており、前記画像生成手段は、前記ルックアップテーブル選択手段にて選択されたカラーテーブルを参照して前記画像フレームを生成する。
このような構成において、点灯検出手段によって光源の点灯状態が検出される。検出された光源の点灯状態に応じてルックアップテーブル選択手段によりルックアップテーブルからカラーテーブルが選択される。選択されたカラーテーブルを参照して画像生成手段は、入力画像データ信号に応じた画像フレームを生成する。
このような構成によれば、予めカラーテーブルが用意されているので、このカラーテーブルのデータを参照して画像生成手段において迅速に色データの変換が行われる。
本発明では、有効に点灯している光源が一色である場合、前記画像生成手段は、この一色によるグレースケールによって前記画像フレームを生成することが好ましい。
このような構成によれば、有効に点灯している光源が一色であった場合であっても、画像データ信号の内容をグレースケールによって判読可能に表示することができる。
発明では、白色光を合成する複数色の光源を備え、前記光変調手段は、前記白色光をバックライトとして画素ごとに変調することが好ましい。
このような構成において、合成された白色光が光変調手段によって変調されて画像が表示される。
このような構成においても、複数の光源を備えることから、ある色の光源が切れる事態が起こり得る。この場合でも点灯状態検出手段によって光源の点灯状態を検出し、光源の点灯状態に応じて画像フレームを生成する。そして、点灯不良の色の分については有効に点灯可能な色に振り分けて表示画像の内容を判読可能にする。
以下、本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、プロジェクションシステム100の外観図である。
プロジェクションシステム100は、映像ソースの画像に基づく画像データ信号(入力画像データ信号)を出力するパソコン(電子機器)110と、スクリーン180に向けて画像を投射するプロジェクタ200と、プロジェクタ200とパソコン110とを接続するUSBケーブル(信号伝送手段)170と、を備えている。
図2は、プロジェクタ200の内部構成を示す図である。
図3は、画像投射部300の構成を示す図である。
図4は、LUT(look up table)420の構成を示す図である。
プロジェクタ200は、各色の光を発射するLED311〜313および各色の光を画素ごとに変調する液晶パネル321〜323を有し合成されたカラー画像をスクリーン180に向けて投射する画像投射部300と、パソコン110からの画像データ信号が入力される信号入力部210と、画像データ信号に基づいてプロジェクタ200にて表示する画像フレームを生成する画像信号処理部400と、生成された画像フレームを一時的に記憶するフレームメモリ220と、画像フレームを表示するように画像投射部300の各液晶パネル321〜323を駆動する駆動信号を出力する液晶パネル駆動制御部230と、を備える。
画像投射部300は、図3に示されるように、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色をそれぞれ発光するLED(光源)311〜313と、各LED311、312、313からの光を変調する液晶パネル(光変調装置)321〜323と、液晶パネル321〜323で変調された光を合成するプリズム(合成手段)330と、合成された光をスクリーン180に向けて投射する投射光学系(投射手段)340と、各LED311、312、313からの光を受光して信号を出力するフォトセンサ(点灯状態検出手段)351〜353と、を備える。
LED(光源)311〜313は、色ごとに設けられている。すなわち、赤色LED311、緑色LED312、青色LED313が設けられている。
光変調装置としての液晶パネル321〜323は、各色のLED311、312、313に対応して、赤色用液晶パネル321、緑色用液晶パネル322、青色用液晶パネル323がそれぞれ設けられている。各液晶パネル321〜323は、画像フレームの情報に応じて液晶パネル駆動制御部230から出力される所定の駆動信号によって駆動され、LED311〜313からの光を画素ごとに変調する。
そして、各液晶パネル321〜323からの光がプリズム330で合成されて画像が形成され、合成された画像は投射光学系340から射出されてスクリーン180上に拡大投写される。
なお、LED311〜313と液晶パネル321〜323との間には必要に応じて集光レンズ324および反射ミラー325が配されている。
フォトセンサ351〜353は、例えばフォトダイオードで構成され、各色のLED311〜313からの発光光量を検出する。
フォトセンサ351〜353は、各色のLED311〜313ごとにそれぞれ設けられ、すなわち、赤色用フォトセンサ351、緑色用フォトセンサ352、青色用フォトセンサ353が設けられている。そして、各フォトセンサ351〜353は、光電変換により受光光量に応じた検出信号を画像信号処理部400に出力する。
画像信号処理部400は、点灯状態判定手段410と、LUT(look up table)420と、LUT選択手段430と、画像生成手段440と、を備えている。
点灯状態判定手段410には、各フォトセンサ351〜353からの検出信号が入力される。点灯状態判定手段410には所定の閾値411が設定されており、各フォトセンサ351〜353からの検出信号と閾値411との大小比較によって各LED311〜313の点灯状態を判定する。
例えば、赤色用フォトセンサ351からの検出信号が閾値411よりも低かった場合には、赤色LED311が点灯不良であると判定する。
LUT420は、図4に示されるように、7つのカラーテーブルを備え、すなわち、RGBテーブル421、GBテーブル422、RBテーブル423、RGテーブル424、Rテーブル425、Gテーブル426、Bテーブル427、を備えている。
RGBテーブル421は、赤、緑、青のすべてのLED311〜313が正常に点灯している場合に、カラー画像をこれら三つの色で表示するためのカラーテーブルである。
そして、3色のうちの1色が点灯不良である場合に、残りの2色でカラー画像を表示するためのカラーテーブルとして次の3つが用意されている。
GBテーブル422は、赤、緑、青のうち赤色LED311が点灯不良である場合に、カラー画像を残りの緑、青の合成によって表示するためのカラーテーブルである。
RBテーブル423は、赤、緑、青のうち緑色LED312が点灯不良である場合に、カラー画像を残りの赤、青の合成によって表示するためのカラーテーブルである。
RGテーブル424は、赤、緑、青のうち青色LED313が点灯不良である場合に、カラー画像を残りの赤、緑の合成によって表示するためのカラーテーブルである。
また、3色のうち2色が点灯不良である場合に、残りの1色のグレースケールによって画像を表示するためのテーブルとして、次の3つが用意されている。
Rテーブル425は、赤、緑、青のうち青色LED313および緑色LED312が点灯不良である場合に、画像を残りの赤のグレースケールによって表示するためのテーブルである。
Gテーブル426は、赤、緑、青のうち赤色LED311および青色LED313が点灯不良である場合に、画像を残りの緑のグレースケールによって表示するためのテーブルである。
Bテーブル427は、赤、緑、青のうち赤色LED311および緑色LED312が点灯不良である場合に、画像を残りの青のグレースケールによって表示するためのテーブルである。
ここで、例えば、GBテーブル422は、カラー画像を緑と青との合成によって表示するためのカラーテーブルであるところ、例えば、本来は赤で表現されるべき色を緑と青とに適切に振り分ける分配率のテーブルである。
このように本来は赤を用いて表現されるべき色を緑と青とに振り分けて、本来のカラー表示とは異なっているが、表示画像の表示内容が判読される程度に色が区別されて表示されるようにする。
また、例えば、Rテーブル425は、画像を赤のグレースケールによって表示するためのテーブルであるところ、本来はカラー表示で表現されるべき色を赤一色のグレースケール(白黒表示)で表し、本来のカラー表示とは異なっているが、表示画像の表示内容が判読される程度に濃淡が区別されて表示されるようにする。
LUT選択手段430は、点灯状態判定手段410による各LED311〜313の点灯判定に基づいてLUT420からテーブルを選択する。LUT選択手段430が、テーブルを選択する選択動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、LUT420は、点灯状態判定手段410におけるLEDの点灯判定結果を読み込む(ST100)。
そして、この結果に基づいて、RGB(赤色LED311、緑色LED312、青色LED313)が総て点灯している場合には(ST110:YES)、RGBテーブル421を選択する。
つぎに、LED311〜313のうち点灯不良がある場合(ST110:NO)について説明する。
LED311〜313のうち一色が点灯不良であり2色が点灯している場合において(ST200)、Rが点灯していなければ(ST210)GBテーブル422を選択し(ST211)、Gが点灯していなければ(ST220)RBテーブル423を選択し(ST221)、Bが点灯していなければ(ST230)RGテーブル424を選択する(ST231)。
また、LED311〜313のうち2色が点灯不良であり1色が点灯している場合において(ST300)、Rが点灯していれば(ST310)Rテーブル425を選択し(ST311)、Gが点灯していれば(ST320)Gテーブル426を選択し(ST321)、Bが点灯していれば(ST330)Bテーブル427を選択する(ST331)。
なお、総てのLED311〜313が点灯不良である場合には(ST400)、テーブル選択の動作を含めてプロジェクタ200の総ての動作を停止させる(ST410)。
画像生成手段440は、パソコン110から入力される画像データ信号に基づいて画像フレームを生成する。このとき、画像生成手段440は、LUT選択手段430にて選択されたテーブルを参照して、画像フレームを生成する。
例えば、パソコン110から入力される画像はカラー画像であるところ、LUT選択手段430においてRGBテーブル421が選択されている場合には、RGBを用いたカラー表示の画像フレームを生成する。
これに対して、例えば、赤色LED311が点灯不良であってLUT選択手段430においてGBテーブル422が選択されていた場合、画像生成手段440はパソコン110からのカラー画像をGとBとで表現するようにGBテーブル422を参照しながら画像を変換して画像フレームを生成する。
同様に、例えば、緑色LED312と青色LED313が点灯不良であってLUT選択手段430においてRテーブル425が選択されていた場合、画像生成手段440はパソコン110からのカラー画像をRのグレースケールで表現するようにRテーブル425を参照しながら画像を変換して画像フレームを生成する。
なお、画像生成手段440は、LUT420を用いた色変換の他、台形補正等の必要な補正処理を行って画像フレームを生成する。
液晶パネル駆動制御部230には、フレームメモリ220から画像フレームの画像データが入力される。そして、液晶パネル駆動制御部230は、Rパネル駆動制御部231と、Gパネル駆動制御部232と、Bパネル駆動制御部233と、を備え、各駆動制御部231〜233は、画像フレームを表示するように画像投射部300の各液晶パネル321〜323を駆動する駆動信号を出力する。
このような構成を備える第1実施形態の動作について説明する。
まず、プロジェクタ200の電源をONにすると、各LED311〜313に電圧が印加されてLED311〜313が点灯される。すると、各フォトセンサ351〜353が各LED311〜313の光を受光して検出信号を出力する。
フォトセンサ351〜353からの検出信号は、点灯状態判定手段410に入力される。
次に、点灯状態判定手段410が各検出信号を閾値411と比較して各LED311〜313の点灯状態を判定する。判定された点灯状態はLUT選択手段430に出力される。すると、LUT選択手段430において、図5に示したフローによりLED311〜313の点灯状態に応じたカラーテーブル421〜427が選択される。
画像をスクリーン180に投影するにあたっては、まず、パソコン110に映像ソースが入力される。すると、映像ソースに所定の画像処理が行われて画像データ信号が生成される。画像データ信号がパソコン110からプロジェクタ200に伝送され、信号入力部210を介して画像生成手段440に入力される。そして、画像生成手段440において画像フレームが生成される。このとき、画像生成手段440は、LUT選択手段430にて選択されたテーブルを参照して色変換を行い、さらに台形補正等を行って画像フレームを生成する。
生成された画像フレームは、フレームメモリ220に一旦バッファされた後、液晶パネル駆動制御部230に出力される。液晶パネル駆動制御部230の各駆動制御部231〜233から画像フレームを表示するように各液晶パネル321〜323に駆動信号が出力される。各LED311〜313からの光が各液晶パネル321〜323によって画素ごとに変調され、変調された光がプリズム330によって合成される。これにより画像が生成される。
生成された画像は、投射光学系340からスクリーン180に向けて投射され、スクリーン180に画像が映写される。
次に、実際の表示例について、図6から図10を参照して説明する。
図6は、LED311〜313が3色とも正常に点灯している場合に、表示される画像の一例としての棒グラフである。図6においては、LED311〜313が3色とも正常であるので、パソコン110から入力される画像ソースと表示される画像がともにカラー画像であって同じである。図6においては、背景を白色として、青色棒グラフ、赤色棒グラフ、黄色棒グラフが示されている。
ここで、図7はRが切れた直後の表示画像の例である。
Rが切れると、赤色が表現できないので、赤色棒グラフは表現されなくなる。それと同時にRが抜けたことで背景が青みがかってしまう。すると、青色棒グラフが判読不能となってしまう。
図8は、Rが切れたことに対応してLUT選択手段430においてGBテーブル422が選択された状態の表示画像の一例である。Rが切れた場合には、LUT選択手段430にてGBテーブル422が選択され、画像生成手段440では、GBテーブル422を参照してカラー画像をGおよびBによって判読可能に表現する色変換が行われた画像フレームが生成される。すると、図8に示されるごとく、各色が判読可能な色に変換されて表現され、棒グラフが十分に読み取れるようになる。
もう一例示す。
図9は、RおよびBが切れた直後の表示画像の例である。RおよびBが切れると、G一色だけになるので、背景と棒グラフとが区別できない。
図10は、RおよびBが切れたことに対応してLUT選択手段430においてGテーブル426が選択された状態の表示画像の一例である。RおよびBが切れた場合には、LUT選択手段430にてGテーブル426が選択され、画像生成手段440では、Gテーブル426を参照してカラー画像をGのグレースケールによって判読可能に表現する色変換が行われた画像フレームが生成される。すると、図10に示されるごとく、各色が判読可能なグレースケールに変換されて表現され、棒グラフが十分に読み取れるようになる。
このような第1実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)いくつかのLED311〜313が故障していくつかの色が点灯できない場合においても、画像生成手段440における画像フレームの生成において有効な色のみで表示可能な画像フレームを生成して入力画像データ信号の内容を判読可能に表示させることができる。したがって、プロジェクタ200の使用中にLED311〜313の故障が生じた場合でも、入力画像データの内容を十分に判読可能に表示できるので、継続して使用することができる。
(2)LED311〜313を赤、緑、青と複数有しているところ、総てのLED311〜313が点灯不良になる可能性は極めて小さく、全部が点灯不良となって表示不可能となることがないのであるから、いくつかのLED311〜313の不良に対応できる本実施形態のプロジェクタ200によれば、光源の不良に関わらず継続使用可能となり、ユーザーにとって利便性が大いに向上する。
(3)画像生成手段440における画像フレームの生成はソフト的な処理であるので、このような処理機能が従来に比べて加重されたとしてもプロジェクタ200の大きさには影響がなく、また部品等のコストがアップすることもない。そして、フォトセンサ351〜353を備えるとしても、フォトダイオードはマイクロチップの大きさでありまた安価であるので、プロジェクタ200の大きさおよびコストに与える影響は極めて小さい。
(4)LUT420に予めカラーテーブル421〜427が用意されているので、このカラーテーブル421〜427のデータを参照して画像生成手段440において迅速に色データの変換が行われる。よって、LED311〜313の不良が発生した場合に迅速に対応できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、スクリーンを備えるリアプロジェクタにも本願発明を適用できる。
また、上記実施形態においては、光源がLED311〜313であって、LED311〜313からの光を液晶パネル321〜323で変調して画像を表示させるプロジェクタ200を例にして説明したが、例えば、LD(レーザーダイオード)を光源として用いたプロジェクタであってもよい。
また、さらなる変形例1としては、例えば、図11および図12に示される走査型の画像表示装置であっても良い。
この走査型画像表示装置700においては、各色の光を発射するLD(レーザーダイオード)711〜713を備え、レーザーダイオード711〜713からの各色の光を合成するとともにミラー730の反射角度を走査制御部710によって制御して光の反射方向を変える。これにより、スクリーン180上で光を走査させて画像を表示させる。そして、レーザーダイオード711〜713の点灯時間を光源制御部720によってμsecレベルで制御することによりスクリーン180上における画素ごとの色を変化させる。
このような変形例1においても、複数の光源(LD)711〜713を備えることから、ある色のLD711〜713が切れる事態が起こり得る。この場合、第1実施形態と同様にして、フォトセンサ351〜353によってLDの点灯状態を検出し、LDの点灯状態に応じてLUT420のカラーテーブル421〜427を選択する。
そして、切れた色の分については残った色に振り分けて表示画像の内容が判読可能にする。なお、走査型画像表示装置において、画像投射部とスクリーンが一体的に形成されていても良い。
また、変形例2としては、例えば、図13に示されるように、複数の色を発射するLED311〜313を用いて白色光を生成し、この白色光をバックライトとする液晶表示装置800であってもよい。この変形例2においては、例えば、赤色LED311、緑色LED312、青色LED313を複数配設して、白色を合成している。そして、導光板810によって白色光を導いてバックライトとし、導光板810から射出される光を液晶パネル820によって画素ごとに変調して画像を表示する。このような変形例2においても複数色の光源が用いられているので、ある色の光源が切れる事態が起こり得る。この変形例2においては、例えば、赤色LED311の光源が複数配設されているので、赤色のすべてが点灯不能になることはないが、いくつかの赤色LED311が故障して赤色が弱くなることは十分にあり得ることである。この場合、第1実施形態と同様にして、フォトセンサ351〜353によって各LED311〜313の点灯状態を検出し、LED311〜313の点灯状態に応じてLUT420のカラーテーブル421〜427を選択する。そして、切れた色の分については残った色に振り分けて表示画像の内容が判読可能にする。
複数色の光源として、赤、緑、青の3色の場合を例に説明したが、光源の色の組合せは特に限定されず、種々選択できることがもちろんである。
なお、点灯不良のLED311〜313がある場合には、ユーザーに故障中の動作であることを告知する表示ランプを点灯させてもよい。
第1実施形態においては、液晶パネル321〜323で変調された光を合成する合成手段としてのプリズム330を備えている場合を説明したが、例えば、変形例1のような構成を採用する場合には光源からの光を合成する合成手段は必ずしも必要ではない。
本発明は、例えばプロジェクタに利用できる。
第1実施形態において、プロジェクションシステムの外観図。 第1実施形態において、プロジェクタの内部構成を示す図。 第1実施形態において、画像投射部の構成を示す図。 第1実施形態において、LUT(look up table)の構成を示す図。 第1実施形態において、LUT選択手段が、LUTを選択する手順を表すフローチャート。 第1実施形態において、LEDが3色とも正常に点灯している場合に、表示される画像の一例としての棒グラフを示す図。 第1実施形態において、Rが切れた直後の表示画像の例を示す図。 第1実施形態において、Rが切れたことに対応してLUT選択手段においてGBテーブルが選択された状態の表示画像の一例を示す図。 第1実施形態において、RおよびBが切れた直後の表示画像の例を示す図。 第1実施形態において、RおよびBが切れたことに対応してLUT選択手段においてGテーブルが選択された状態の表示画像の一例を示す図。 変形例1において、走査型画像表示装置の構成を示す図。 変形例1において、画像投射部の構成を示す図。 変形例2を示す図。
符号の説明
100…プロジェクションシステム、110…パソコン、170…USBケーブル、180…スクリーン、200…プロジェクタ、210…信号入力部、220…フレームメモリ、230…液晶パネル駆動制御部、231…Rパネル駆動制御部、232…Gパネル駆動制御部、233…Bパネル駆動制御部、300…画像投射部、311…赤色LED、312…緑色LED、313…青色LED、321…赤色用液晶パネル、322…緑色用液晶パネル、323…青色用液晶パネル、324…集光レンズ、325…反射ミラー、330…プリズム、340…投射光学系、351…赤色用フォトセンサ、352…緑色用フォトセンサ、353…青色用フォトセンサ、400…画像信号処理部、410…点灯状態判定手段、411…閾値、421…RGBテーブル、422…GBテーブル、423…RBテーブル、424…RGテーブル、425…Rテーブル、426…Gテーブル、427…Bテーブル、430…LUT選択手段、440…画像生成手段。

Claims (2)

  1. 異なる色を発する複数の光源と、
    各光源の点灯状態を検出する点灯検出手段と、
    外部から入力される入力画像データ信号に基づいて、表示する画像フレームを生成する画像生成手段と、
    各色の光源ごとに設けられ光源からの光を前記画像フレームに基づいて画素ごとに変調する光変調手段と、
    前記光変調手段にて変調された各光を投射する投射手段と、
    前記入力画像データ信号を有効に点灯している光源の色に変換するカラーテーブルを格納したルックアップテーブルと、
    前記点灯検出手段にて検出された光源の点灯状態に基づいて前記ルックアップテーブルから適用可能なカラーテーブルを選択するルックアップテーブル選択手段と、を備え、
    前記カラーテーブルは、光源の点灯不良が発生しうる複数パターンに応じて複数用意されており、
    前記画像生成手段は、ずれかの色の光源が点灯不良である場合、前記ルックアップテーブル選択手段にて選択されたカラーテーブルを参照して、前記入力画像データ信号の色データのうち点灯不良である光源の色データを有効に点灯している他の色の色データに変換して、有効に点灯している光源の色によって表示可能な画像フレームを生成する
    ことを特徴とするプロジェクタ
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    有効に点灯している光源が一色である場合、
    前記画像生成手段は、この一色によるグレースケールによって前記画像フレームを生成する
    ことを特徴とするプロジェクタ
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