JP5053979B2 - 画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、画像に含まれる特定の色を抽出する画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来、スキャナやデジタルカメラ等の画像読取装置を用いて取得した画像から文字や形状等の情報を抽出する画像処理技術が利用されている。画像は、複数の画素の情報で構成される。画素の情報には、R(Red),G(Green),B(Blue)の各色を示す信号が含まれる。上記の画像処理技術では、連続する画素のRGB信号のレベルを解析することで、文字や形状等の情報を抽出する。
ここで、画像処理技術では、RGB信号のレベルに所定の演算を施して、色相(H:Hue)、彩度(S:Saturation)、明度(I:Intensity、または、V:Value)と呼ばれる色表現の信号にHSI(HSV)変換することが行われる。これらのパラメータで表される空間をHSI(HSV)色空間という。
なお、色相は、赤緑青等の色合いを表すパラメータである。彩度は、色の鮮やかさを表すパラメータである。彩度は、数値範囲(例えば、0〜1)で表され、最大値を純色として最小値に近づくにつれて白みが増し、最小値で白色となる。明度は、色の明るさを表すパラメータである。明度は、数値範囲(例えば、0〜1)で表され、最大値を純色として最小値に近づくにつれて黒みが増し、最小値で黒色となる。
HSI(HSV)変換を行うことで、画像から抽出する対象によっては、効率的に抽出処理を実行することができる。例えば、朱書きの文字を抽出したい場合には、まず、色相の信号レベルを用いて赤色の領域を特定する。次に、特定した領域から彩度や明度の信号レベルを用いて赤色の度合い(鮮やかさや明るさ)を特定する。これにより、RGB信号をそのまま解析するよりも低負荷で画像から文字や形状等の情報を抽出することができる(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開平07−073328号公報 特開平11−272864号公報 特開2003−179768号公報
ところで、画像から抽出する情報には、例えば、印影や署名等の個人を特定する情報が含まれる場合もある。このような情報を扱う業務では、印影や署名等を迅速かつ高精度に抽出したいという要求がある。このため、帳票記入時の筆圧や押印時の圧力の強弱による色の擦れや薄れを考慮して、印影や署名等の色を効率的に抽出することが望まれる。
しかし、上記特許文献1,2,3記載の方法では、純色からの変化の度合いを色の擦れや薄れを考慮した設定を行いたい場合、彩度および明度の2つのパラメータを別個に設定しながら微調整を行う必要がある。なぜなら、HSI(HSV)色空間では、彩度が最大値を純色とした白みを表すパラメータ、明度が最大値を純色とした黒みを表すパラメータであり、これらを同時に意識した調整が困難であるためである。このため、抽出対象の色の設定に多くの時間を要するという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、特定の色の文字や形状の抽出を効率的に行う画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、画像読取装置より取得した画像から、特定の色の文字や形状を抽出する画像処理プログラムにおいて、コンピュータを、RGB信号により入力された画像の各画素の情報を少なくとも色相(H)レベル、輝度(L)レベルおよび彩度(S)レベルを含むHLS信号に変換して出力する変換手段、前記変換手段が出力した前記各画素の前記HLS信号につき、前記色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ前記輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ前記彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定を行い、前記各画素が前記条件を満たすか否かを示す2値化画像を出力する判定手段、前記画像の画素数が原画素数よりも少なくなるように変換した圧縮画像を生成して前記変換手段に出力する画素数削減手段、前記画素数削減手段が前記変換手段に出力した前記圧縮画像に応じて、前記変換手段を介し、前記判定手段が前記圧縮画像を2値化した2値化圧縮画像に基づいて、前記画像のうち前記変換手段による変換の対象領域を取得する領域取得手段、として機能させ、前記変換手段は、前記画像のうち、前記領域取得手段が取得した前記対象領域に含まれる前記各画素について前記HLS信号への変換を再度行い、前記判定手段は、前記変換手段が当該対象領域に含まれる前記各画素について前記判定を再度行い、当該判定の結果に基づいて前記2値化画像を出力する、ことを特徴とする画像処理プログラムが提供される。
また、上記画像処理プログラムにより実現される処理と同様の処理を行う画像処理装置が提供される。
また、上記画像処理プログラムにより実現される処理と同様の処理を行う画像処理方法が提供される。
上記画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法によれば、色の抽出を効率的に行うことができる。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。コンピュータ1は、入力された画像から所定の色を抽出し、画像に含まれる所定の形状を識別する。コンピュータ1は、変換手段1aおよび判定手段1bを有する。
変換手段1aは、RGB信号により入力された原画像P1の各画素の情報を少なくとも色相(H)レベル、輝度(L)レベルおよび彩度(S)レベルを含むHLS信号に変換して出力する。
ここで、HLS信号の各レベルは、画像のRGB信号の各レベルに対して所定の演算を施すことで求めることができる。色相レベルに関しては、HSI(HSV)変換で扱われる色相レベルと同一である。ただし、輝度レベルおよび彩度レベルに関しては、HSI(HSV)変換で扱われる明度レベルおよび彩度レベルとは数値の定義が異なる。
輝度レベルは、色の明るさを表すパラメータである点はHSI(HSV)変換と同様である。輝度レベルは、数値範囲(例えば、0〜1)で表され、最大値を白色、最小値を黒色とし、その中間値が純色となる。また、彩度レベルは、数値範囲(例えば、0〜1)で表され、最大値を純色として最小値に近づくにつれて灰色みが増し、最小値で灰色となる。
判定手段1bは、変換手段1aが出力した各画素のHLS信号につき、色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定を行う。そして、各画素が条件を満たすか否かを示す2値化画像P2を出力する。判定手段1bは、例えば、この条件を満たす場合には該当の画素をRGB信号の最小レベルに対応付ける。また、この条件を満たさない場合には該当の画素をRGB信号の最大レベルに対応付けられる。この2値化画像P2を画像処理に用いることにより、この2値化画像に含まれる文字や形状の情報を抽出することが可能となる。
このようなコンピュータ1によれば、RGB信号に入力された画像の各画素がHLS信号に変換して出力される。次に、各画素のHLS信号の色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定が行われる。そして、各画素がこの条件を満たすか否かを示す2値化画像が生成される。更に、生成された2値化画像を画像処理に用いることにより、この2値化画像に含まれる文字や形状を抽出することが可能となる。
このようにすると、抽出対象となる色の純色に対する白みおよび黒みの範囲を輝度レベルのみを用いて特定することができる。そして、輝度レベルのみを用いて抽出した色に対して、彩度レベルによって更に微調整をすることができる。このため、HSI(HSV)変換を用いる場合に比べて、抽出対象の色の設定が容易となり、色の抽出を効率良く行うことができるようになる。
また、コンピュータ1の色抽出処理に際して、画像内の色抽出対象の領域を絞り込むことも考えられる。この場合、例えば、画像に含まれる画素数を削減して色抽出を行い、抽出対象の色が存在する領域を原画像に対して予め特定する。そして、原画像の該当の領域のみに対して色抽出を行うようにする。このようにすると、色抽出におけるコンピュータ1の処理負荷を軽減することができる。これは、色抽出対象の領域の画素数が原画像の画素数に比べて小さいほど効果的である。
ところで、コンピュータ1は、金融機関の窓口業務において、帳票に押された印鑑の印影の形状を識別する場合に適している。以下では、コンピュータ1を金融機関の窓口業務で利用する場合を例に挙げて、更に詳細に説明する。なお、以下の説明では、色相レベル、輝度レベルおよび彩度レベルを単に色相、輝度および彩度と表記する。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ100は、金融機関の窓口業務に用いられる。コンピュータ100は、印鑑管理サーバ200とネットワーク10を介して接続される。コンピュータ100は、帳票50の画像を読み取り、顧客により帳票50に押された印鑑の印影の形状を印鑑管理サーバ200で管理される印影情報と照合して本人確認を行う。
コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105,106および通信インタフェース107が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
HDD103には、OSやアプリケーションが扱うデータが格納される。また、HDD103には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。
入力インタフェース105,106は、外部装置からのデータの入力を受け付けるインタフェースである。
入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス108を介してCPU101に送信する。
入力インタフェース106には、スキャナ14が接続されている。入力インタフェース106は、スキャナ14から送られてくる帳票50の画像に対応する信号をバス108を介してCPU101に送信する。また、入力インタフェース106の有するDMA(Direct Memory Access)機能により取得する画像をバス108を介して直接RAM102に格納することもできる。
通信インタフェース107は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク10を介して、他のコンピュータや印鑑管理サーバ200との間でデータの送受信を行う。
印鑑管理サーバ200は、顧客の識別情報に対応付けて、印影を画像データ化した印影情報を記憶・管理する。印鑑管理サーバ200は、コンピュータ100からの要求に応じて、対象の顧客の印影情報をコンピュータ100に送信する。
図3は、第1の実施の形態のコンピュータの機能構成を示すブロック図である。コンピュータ100は、シーケンス制御部110、バッファ120、閾値情報記憶部130、矩形座標記憶部140、印影抽出部150、印影情報取得部160、照合処理部170および通知部180を有する。これらの機能は、CPU101により所定のプログラムが実行されることで実現される。なお、これらの機能の少なくとも一部は、専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
シーケンス制御部110は、コンピュータ100における印影抽出部150の処理の実行順序を制御する。シーケンス制御部110は、まず、スキャナ14から取得する画像に対して、色抽出を行う領域を示す矩形領域の座標(矩形座標情報)を取得するよう印影抽出部150に指示する。次に、取得した矩形座標に基づいて色抽出を行うよう印影抽出部150に指示する。
バッファ120は、印影抽出部150がスキャナ14から取得する画像(原画像)を一時的に記憶する。
閾値情報記憶部130は、印影抽出部150に与えるHLS色空間の各パラメータ(色相、輝度、彩度)の抽出対象とする範囲を示す閾値情報を記憶する。
矩形座標記憶部140は、矩形領域取得部156が取得した矩形座標情報を記憶する。
印影抽出部150は、スキャナ14からRGB信号成分(以下、単にRGB成分という)で取得する帳票50の原画像に含まれる印影画像を抽出する。印影抽出部150は、シーケンス制御部110により処理の実行順序が制御される。印影抽出部150は、以下のステップを順に行う。
(1)原画像の画素数を削減した圧縮画像を生成し、この圧縮画像に対して色抽出を実行することで、原画像に対して色抽出を行う領域を示す矩形座標を取得する。
(2)原画像に対し、(1)で取得した矩形座標内に含まれる画素に関して色抽出を実行し、抽出された画素の並びに基づいて印影画像を抽出する。
そして、印影抽出部150は、抽出した印影画像を照合処理部170に出力する。
印影抽出部150は、画像取得部151、画素数削減部152、HLS変換部153、閾値判定部154、ラベリング処理部155、矩形領域取得部156および印影識別部157を有する。
画像取得部151は、スキャナ14から取得する原画像をバッファ120に格納する。また、画像取得部151は、上記(1)のステップでは、この原画像を画素数削減部152に出力する。更に、画像取得部151は、上記(2)のステップでは、この原画像をHLS変換部153に出力する。
画素数削減部152は、画像取得部151から取得する原画像の画素数を削減(圧縮処理)した圧縮画像を生成する。削減率は、例えば、(削減後の画素数)/(原画像の画素数)=1/4とする。画素数削減部152は、生成した圧縮画像をHLS変換部153に出力する。
HLS変換部153は、画像取得部151から取得する原画像および画素数削減部152から取得する圧縮画像のRGB成分をHLS信号成分(以下、単にHLS成分という)に変換したHLS変換画像を閾値判定部154に出力する。なお、HLS変換部153は、上記(2)のステップでは、矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標情報を取得して、原画像の該当の矩形領域に含まれる領域内の画素のみを対象としてHLS変換する。
閾値判定部154は、HLS変換部153から取得するHLS変換画像に含まれる各画素のHLS成分に対し、閾値情報記憶部130に記憶された閾値情報に基づいて設定された範囲(印鑑色の範囲)に含まれているか否かの閾値判定を行い、元の画像を2値化した2値化画像を生成する。2値化に際して、例えば、HLS成分が設定された範囲に含まれている画素は黒色(画素値1)に、設定された範囲に含まれていない画素は白色(画素値0)に対応付ける。
そして、閾値判定部154は、上記(1)のステップでは、生成した(圧縮画像に対する)2値化画像をラベリング処理部155に出力する。また、閾値判定部154は、上記(2)のステップでは、生成した(原画像に対する)2値化画像を印影識別部157に出力する。なお、閾値判定部154は、上記(2)のステップでは、矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標情報を取得して、原画像の該当の矩形領域に含まれる領域内の画素のみを対象として閾値判定する。このとき、矩形領域外の画素は、例えば、全て白色に対応付ける。
ラベリング処理部155は、閾値判定部154から取得する(圧縮画像に対する)2値化画像に基づいて、圧縮画像に含まれる画素のうち黒色の画素が連結している領域を検出し、検出した領域ごとに画素値を1,2,3,・・・と設定してラベリング画像情報を生成する(ラベリング処理)。そして、ラベリング画像情報に基づいて圧縮画像に対する各領域の矩形座標情報を取得し、この矩形座標情報を矩形領域取得部156に出力する。
矩形領域取得部156は、ラベリング処理部155から取得する矩形座標情報を原画像の画素数に基づいた矩形座標情報に補正して、色抽出対象とする矩形領域を示す矩形座標情報を取得する。矩形領域取得部156は、取得した矩形座標情報を矩形座標記憶部140に格納する。
印影識別部157は、閾値判定部154から(原画像に対する)2値化画像を取得する。そして、印影識別部157は、印影情報取得部160から取得する印影情報に基づいて、2値化画像に含まれる印影画像を抽出する。印影識別部157は、抽出した印影画像を照合処理部170に出力する。
印影情報取得部160は、印鑑管理サーバ200から、帳票50に記載された顧客の情報に基づいて、該当の顧客の印影情報を取得する。印影情報取得部160は、取得した印影情報を印影識別部157および照合処理部170に出力する。
照合処理部170は、印影識別部157から取得する印影画像および印影情報取得部160から取得する印影情報に対し、これら両画像が一致しているか否かを照合する。照合処理部170は、照合結果を通知部180に出力する。
なお、印影情報は、印影の形状の特徴を表すパラメータとして印鑑管理サーバ200で管理されていてもよい。この場合、照合処理部170は、印影識別部157から取得する印影画像の形状をパラメータ化して、印影情報と照合する。
通知部180は、照合処理部170から取得する照合結果をモニタ11に出力する。
図4は、HLS色空間モデルを示す図である。HLS色空間は、底辺を共有し、互いに上下逆向きの2つの6角錐を合わせた図形で表すことができる。底辺の各頂点が赤、黄、緑、シアン、青およびマゼンタを表す。色相を示すHは、底辺の中心と赤を表す頂点とを結ぶ辺を含む直線を0(度)の位置とし、黄を表す頂点方向への回転を正として、この回転の角度によって0〜359(度)の数値で表される。例えば、H=0(度)が赤に対応し、H=60(度)が黄に対応する。輝度を示すLは、図形の最下部の頂点から最上部の頂点を結ぶ直線で表すことができる。Lは、最下部の頂点が0(黒)、最上部の頂点が1(白)であり、中間の0.5に各色相の純色が対応する。彩度を示すSは、底辺の中心から底辺の各頂点に向かう線分の長さで表すことができる。Sは、底辺の中心が0(灰色)、底辺の各頂点が1(純色)である。
HLS変換部153は、RGB成分により取得した画像データをHLS成分の画像データにHLS変換する。HLS変換部153は、例えば、RGB成分の各パラメータ(R,G,B)をそれぞれ0〜1に対応付け、以下のアルゴリズムによって、HLS変換を行う。
(a)MAX=max(R,G,B)(ただし、max演算は、RGBのうち最大の値を取得することを示す)。MIN=min(R,G,B)(ただし、min演算は、RGBのうち最小の値を取得することを示す)。
(b)L=(MAX+MIN)/2とする。
(c)MAX=MINの場合、S=0,H=0とする。これにより、変換処理は完了となる。
(d)MAX=MIN以外の場合、L≦0.5ならば、S=(MAX−MIN)/(MAX+MIN)とする。また、L>0.5ならば、(MAX−MIN)/(2−MAX−MIN)とする。また、CN=(MAX−N)/(MAX−MIN)(ただし、添え字Nは、R,G,Bのいずれかを示す)を求める。そして、MAX=RならばH’=CB−CGとし、MAX=GならばH’=2+CR−CBとし、MAX=BならばH’=4+CG−CRとする。そして、H=H’×60とする。なお、H<0であれば、H=H+360とする。これにより、変換処理は完了となる。
このようにして、HLS変換部153は、HLS変換を行う。
図5は、閾値テーブルのデータ構造例を示す図である。閾値テーブル131は、閾値情報記憶部130に記憶される。閾値テーブル131には、要素を示す項目、下限値を示す項目および上限値を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、HLS色空間の各要素に関する情報を構成する。
要素を示す項目には、パラメータの名称を示す情報が設定される。下限値を示す項目には、各パラメータの抽出対象範囲の下限を示す値が設定される。上限値を示す項目には、各パラメータの抽出対象範囲の上限を示す値が設定される。
閾値テーブル131には、例えば、要素が“輝度(L)”、下限値が“0.3”、上限値が“0.7”という情報が設定される。これは、“輝度(L)”が“0.3〜0.7”の範囲に含まれる画素を抽出対象とすることを示している。なお、“色相(H)”に対しては、下限値と上限値とがそれぞれ2つずつ設定される。これは、印鑑色である朱色がHLS色空間において、0(度)を跨った値を取る可能性があるためである。この場合、“色相(H)”に関する抽出対象の範囲は、例えば、“340〜359”および“0〜20”として設定される。
閾値判定部154は、閾値テーブル131に基づいて判定処理を行う。
図6は、矩形座標テーブルのデータ構造例を示す図である。矩形座標テーブル141は、矩形座標記憶部140に記憶される。矩形座標テーブル141には、左上頂点を示す項目および右下頂点を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの矩形に関する情報を構成する。
左上頂点を示す項目には、色抽出対象とする領域の左上の頂点の(x,y)座標が設定される。右下頂点を示す項目には、色抽出対象とする領域の右下頂点の(x,y)座標が設定される。なお、領域の頂点座標は、例えば、画像をモニタ11等に出力した際に、その表示に向かって左上を原点として定義される。
矩形座標テーブル141には、例えば、左上頂点の座標が“(115,227)”、右下頂点の座標が“(193,285)”という情報が設定される。これは、各頂点を有する矩形(長方形)の範囲内で色抽出を行うことを示している。なお、色抽出対象とする矩形は、複数存在していてもよい。
閾値判定部154は、原画像に対しては矩形座標テーブル141に基づいて、該当の矩形領域内の画素に対してのみ判定処理を行う。
図7は、閾値判定部の判定処理の例を示す図である。閾値判定部154は、ヒストグラム20,21,22を生成する。
ヒストグラム20は、色相を示すヒストグラムである。ヒストグラム20では、横軸に色相(H)の値が示され、縦軸にHの値をもつ画素の頻度が示される。
ヒストグラム21は、輝度を示すヒストグラムである。ヒストグラム21では、横軸に輝度(L)の値が示され、縦軸にLの値をもつ画素の頻度が示される。
ヒストグラム22は、彩度を示すヒストグラムである。ヒストグラム22では、横軸に彩度(S)の値が示され、縦軸にSの値をもつ画素の頻度が示される。
閾値判定部154は、閾値情報記憶部130に記憶された閾値テーブル131に基づいて、Hが340〜359および0〜20に含まれる画素を抽出する。次に、Hの判定により抽出した画素のうち、Lが0.3〜0.7に含まれる画素を抽出する。更に、Lの判定により抽出した画素のうち、Sが0.3〜1.0に含まれる画素を抽出する。
図8は、画素数削減部の圧縮処理の例を示す図である。画素数削減部152は、画像取得部151から取得する原画像60の画素数を削減して圧縮画像60aを生成する。圧縮画像60aは、原画像60を1/4に圧縮して生成されたものを示している。なお、これらの画像は、例えば、RAM102に設けられた所定のフレームメモリによって管理される。フレームメモリでは、各画素の情報が画像上の位置の情報に対応付けられて管理される。
図9は、ラベリング処理の例を示す図である。HLS変換部153は、画素数削減部152から取得する圧縮画像60aをHLS変換して閾値判定部154に出力する。閾値判定部154は、HLS変換部153から取得するHLS変換画像に含まれる各画素のHLS成分について閾値判定を行う。そして、閾値判定部154は、2値化画像60bを設定する。
2値化画像60bは、判定の条件を満たす画素が例えば黒色(画素値1)に設定され、判定の条件を満たさない画素が例えば白色(画素値0)に設定されたものである。閾値判定部154は、生成した2値化画像60bをラベリング処理部155に出力する。
ラベリング処理部155は、閾値判定部154から取得する2値化画像60bに基づいて、ラベリング画像情報60cを生成する。
ラベリング画像情報60cは、2値化画像60bのうち黒色に設定された画素が連結している領域を順に検出し、各領域ごとに画素値を1,2,3,・・・と設定されたものである。
図10は、矩形座標の取得処理の例を示す図である。ラベリング処理部155は、ラベリング画像情報60cに基づいて、矩形領域r1,r2,r3を取得する。矩形領域r1,r2,r3は、例えば、ラベリング画像情報60cにおける各矩形領域の左上頂点および右下頂点を示す座標情報により取得することができる。ラベリング処理部155は、取得した矩形領域r1,r2,r3の座標情報を矩形領域取得部156に出力する。
矩形領域取得部156は、ラベリング処理部155から取得した矩形領域r1,r2,r3の座標情報を原画像60の画素数に対応付けるよう補正(拡大)して、矩形領域R1,R2,R3を取得する。原画像60dは、原画像60に対して取得された矩形領域R1,R2,R3を示している。
矩形領域取得部156は、矩形領域R1,R2,R3の左上頂点および右下頂点を示す座標情報を取得し、矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標テーブル141に格納する。
次に、以上のような構成を備えるコンピュータ100において実行される処理の詳細を説明する。
図11は、第1の実施の形態の印鑑読取処理の手順を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS1]印影抽出部150は、スキャナ14で読み取られた帳票50の原画像60を取得する。
[ステップS2]印影抽出部150は、原画像60に含まれる印鑑色の抽出処理を実行する。
[ステップS3]印影抽出部150は、上記ステップS2における印鑑色の抽出処理の結果に基づいて、原画像60に含まれる印影画像を抽出する。印影抽出部150は、抽出した印影画像を照合処理部170に出力する。
[ステップS4]照合処理部170は、印影抽出部150から取得した印影画像と印影情報取得部160から取得した印影情報とに基づいて、これら両画像を照合する。照合処理部170は、照合結果を通知部180に出力する。
[ステップS5]通知部180は、照合処理部170から取得した照合結果をモニタ11に出力して、処理が完了する。
このように、コンピュータ100は、帳票50を読み取って得られた原画像60に含まれる印影画像を抽出する。そして、抽出した印影画像を印鑑管理サーバ200から取得した印影情報と照合する。
ここで、コンピュータ100は、色抽出処理を効率的に実行可能な構成を有している。以下では、上記ステップS2における色抽出処理を更に詳細に説明する。
図12は、第1の実施の形態の印鑑色抽出処理の手順を示すフローチャートである。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下の処理は、図11のステップS2の処理を詳細に説明したものである。更に、以下の処理は、シーケンス制御部110によって順に実行されるよう制御される。
[ステップS11]画像取得部151は、取得した原画像60をバッファ120に格納する。また、画像取得部151は、原画像60を画素数削減部152に出力する。
[ステップS12]画素数削減部152は、画像取得部151から取得した原画像60の画素数を削減して、圧縮画像60aを生成する。画素数削減部152は、生成した圧縮画像60aをHLS変換部153に出力する。
[ステップS13]HLS変換部153は、画素数削減部152から取得した圧縮画像60aをHLS変換してHLS変換画像を生成する。なお、このHLS変換画像は、圧縮画像60aに対して生成されたものであり、変換画像X1と表記する。HLS変換部153は、生成した変換画像X1を閾値判定部154に出力する。
[ステップS14]閾値判定部154は、閾値情報記憶部130に記憶された閾値テーブル131に基づいて、HLS変換部153から取得した変換画像X1の各画素のHLS成分を閾値判定する。
[ステップS15]閾値判定部154は、閾値判定の結果、判定条件を満たす画素を黒色に設定し、判定条件を満たさない画素を白色に設定して、2値化画像60bを生成する。閾値判定部154は、生成した2値化画像60bをラベリング処理部155に出力する。
[ステップS16]ラベリング処理部155は、閾値判定部154から取得した2値化画像60bにラベリング処理を施し、ラベリング画像情報60cを生成する。そして、ラベリング処理部155は、ラベリング画像情報60cに基づいて黒色の連続する画素で構成される矩形領域r1,r2,r3のラベリング画像情報60cにおける座標情報を抽出する。ラベリング処理部155は、取得した矩形領域r1,r2,r3の座標情報を矩形領域取得部156に出力する。
[ステップS17]矩形領域取得部156は、ラベリング処理部155から取得する矩形領域r1,r2,r3の座標情報を原画像60の画素数に対応付けるよう補正(拡大)する。矩形領域取得部156は、これにより取得した矩形領域R1,R2,R3の座標情報を矩形座標記憶部140の矩形座標テーブル141に格納する。
[ステップS18]画像取得部151は、バッファ120から原画像60を取得し、HLS変換部153に出力する。
[ステップS19]HLS変換部153は、矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標テーブル141に基づいて、画像取得部151から取得した原画像60のうち、矩形領域内に含まれる画素をHLS変換してHLS変換画像を生成する。なお、このHLS変換画像は、原画像60に対して生成されたものであり、変換画像X1と区別するために変換画像X2と表記する。HLS変換部153は、生成した変換画像X2を閾値判定部154に出力する。
[ステップS20]閾値判定部154は、閾値情報記憶部130に記憶された閾値テーブル131と矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標テーブル141とに基づいて、HLS変換部153から取得した変換画像X2を閾値判定する。このとき、閾値判定部154が判定処理を行う対象の領域は、矩形座標テーブル141により指定される矩形領域内の画素となる。閾値判定部154は、閾値判定の結果、判定条件を満たす画素を黒色に設定し、判定条件を満たさない画素を白色に設定する。
[ステップS21]閾値判定部154は、矩形領域に含まれない画素を白色に設定して、原画像に対する2値化画像を生成する。
[ステップS22]閾値判定部154は、生成した原画像に対する2値化画像を印影識別部157に出力して、処理が完了する。
このように、印影抽出部150は、まず、原画像60に圧縮処理を施して色抽出処理を実行し、原画像60における色抽出対象となる矩形領域を特定する。そして、原画像60の特定した矩形領域に対して、再度、色抽出処理を実行する。
このようにすると、色抽出におけるコンピュータ100の処理負荷を軽減することができる。この効果は、色抽出対象の領域の画素数が原画像の画素数に比べて小さいほど効果的である。すなわち、帳票50の大きさに対して比較的小さい印影画像を抽出する処理に特に適している。
更に、コンピュータ100では、HLS成分のうち、抽出対象となる色の純色に対する白みおよび黒みの範囲を輝度レベルのみを用いて特定することができる。このため、抽出対象の色を特定するためのパラメータ調整を容易に行うことができる。
図13は、HLS色空間で色抽出を行う場合の主な調整パラメータを示す図である。HLS色空間では、図4で示したように、色相(H)は0〜359、彩度(S)は0〜1、輝度(L)は0〜1で表される。HLS色空間では、輝度(L)が0.5で純色、0で黒色、1で白色を示すため、輝度(L)のみで色の白みおよび黒みの濃淡を含めて大まかに特定することができる。そして、輝度(L)により特定した色に対して彩度(S)により細かく微調整を行うことができる。
このため、印影のように、顧客が押印した際の圧力の強弱によって朱色の濃淡が変化し易い対象の色を抽出する際にも、印影の擦れや薄れを考慮した設定を容易に行うことができる。
次に、比較のためにHSI(HSV)色空間(以下、単にHSV色空間という)で色抽出を行う場合を説明する。
図14は、HSV色空間で色抽出を行う場合の主な調整パラメータを示す図である。HSV色空間では、HLS色空間と同様に、例えば色相(H)は0〜359、彩度(S)は0〜1で表される。そして、明度(V)は0〜1で表される。ここで、HLS色空間における輝度(L)に対応する明度(V)は、1で純色、0で黒色となる。そして、彩度(S)は、1で純色、0で白色となる。
このため、例えば、印影の擦れや薄れを考慮した設定を行う場合に、明度(V)と彩度(S)とを別個に変更しながらパラメータ調整を行わなければならない。すなわち、パラメータ調整が煩雑となり、設定に時間を要してしまうことになる。
このように、HLS色空間の各パラメータにより抽出対象の色を特定可能とすることで、色抽出処理をHSV色空間で実行するよりも効率的に行うことができる。
図15は、印鑑色抽出処理の具体例を示す第1の模式図である。原画像70は、口座振替依頼書を読み取った画像を示している。原画像70は、朱書きの注意書きである文字列71,72および、朱色で押印された印影73を有する。原画像70では、文字列71,72および印影73以外の文字列や図形は全て朱色以外の色(例えば、黒色)で記載されているものとする。
圧縮画像70aは、原画像70に画素数削減部152による圧縮処理を施した結果である。
2値化画像70bは、圧縮画像70aのうち、抽出対象として朱色を含むようHLS成分の各パラメータ範囲を設定して、閾値判定部154による判定処理を行った結果、生成された2値化画像である。ラベリング処理部155は、2値化画像70bにラベリング処理を施し、ラベリング処理後のデータから圧縮画像に対する矩形領域を取得する。矩形領域取得部156は、ラベリング処理部155が取得した矩形領域を原画像70のサイズに拡大して、原画像70において色抽出対象とする矩形領域の座標情報を取得する。
図16は、印鑑色抽出処理の具体例を示す第2の模式図である。矩形領域取得部156は、原画像70のうち、矩形領域74,75,76を色抽出対象の領域として取得する。矩形領域取得部156は、矩形領域74,75,76を示す座標情報を矩形座標記憶部140に格納する。
閾値判定部154は、原画像70のうち、矩形座標記憶部140に格納された座標情報により矩形領域74,75,76を特定する。そして、矩形領域74,75,76に含まれる画素に関して、再度、HLS変換処理および閾値判定処理を行い、2値化画像70cを生成する。
2値化画像70cは、矩形領域74,75,76に含まれる朱色の画素が抽出されて2値化されたものである。
このように、原画像70のうち矩形領域74,75,76に対してHLS変換処理および閾値判定処理を行えばよいため、この処理の負荷を軽減することができる。また、印影73に擦れや薄れがある場合にも、これらを考慮した色成分のパラメータ調整を容易に行うことができる。
また、印影識別部157は、2値化画像70cに基づいて、印影73を精度良く識別することができる。これにより、正確な照合処理が可能となるという効果もある。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
第2の実施の形態では、色抽出対象とする画素を、RGB成分のうちの特定の成分が最大となる画素に限るという点が第1の実施の形態と異なる。以下では、このための構成および処理の流れを説明する。
第2の実施の形態のコンピュータのハードウェア構成は、第1の実施の形態の図2で示したコンピュータ100のハードウェア構成と同一であるため、説明を省略する。
図17は、第2の実施の形態のコンピュータの機能構成を示すブロック図である。コンピュータ100aは、シーケンス制御部110、バッファ120、閾値情報記憶部130、矩形座標記憶部140、印影抽出部150a、印影情報取得部160、照合処理部170および通知部180を有する。これらの機能は、CPU101により所定のプログラムが実行されることで実現される。なお、これらの機能の少なくとも一部は、専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
ここで、シーケンス制御部110、バッファ120、閾値情報記憶部130、矩形座標記憶部140、印影情報取得部160、照合処理部170および通知部180については、図3で示したコンピュータ100において同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、説明を省略する。
印影抽出部150aは、スキャナ14からRGB信号成分(以下、単にRGB成分という)で取得する帳票50の原画像に含まれる印影画像を抽出する。印影抽出部150aは、シーケンス制御部110によって処理の順序が制御される。
印影抽出部150aは、画像取得部151、画素数削減部152、HLS変換部153a、閾値判定部154a、ラベリング処理部155、矩形領域取得部156、印影識別部157および色指定部158を有する。
ここで、画像取得部151、画素数削減部152、ラベリング処理部155、矩形領域取得部156および印影識別部157については、図3で示した印影抽出部150において同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、説明を省略する。
HLS変換部153aは、RGB成分のうち、色指定部158によって指定された成分を最大とする画素のみをHLS変換して、HLS変換画像を生成する。ここでは、印鑑色として朱色を抽出することが求められるので、RGB成分のうちR(赤)が最大レベルである画素が指定される。また、HLS変換部153aは、矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標テーブル141に基づいてHLS変換を行う場合、矩形領域内においてRGB成分のうちR(赤)が最大である画素についてのみHLS変換を行う。HLS変換部153aは、生成したHLS変換画像を閾値判定部154aに出力する。
閾値判定部154aは、閾値情報記憶部130に記憶されたHLS変換部153aから取得するHLS変換画像のうち、HLS変換が行われた画素のみを対象として、HLS成分の各パラメータに対する閾値判定を行い、2値化画像を生成する。閾値判定部154aは、圧縮画像に対する2値化画像をラベリング処理部155に出力する。また、原画像に対する2値化画像を印影識別部157に出力する。
色指定部158は、HLS変換部153aに抽出対象とする色がRGB成分のいずれを最大レベル成分とするかを指定する。例えば、印鑑色では、朱色が抽出対象の色となるので、Rを最大レベル成分とすることが指定される。なお、RGB成分のいずれを指定するかは、コンピュータ100aの利用者によって色指定部158がアクセス可能なメモリ領域に予め設定される。
次に、以上のような構成を備えるコンピュータ100aにおいて実行される処理の詳細を説明する。
第2の実施の形態における印鑑読取処理の手順は、第1の実施の形態の図11で示したフローチャートと同一であるため、説明を省略する。ただし、印影抽出部150の処理は、印影抽出部150aにより実行される。以下では、図11のステップS2における印影抽出部150aの色抽出処理を更に詳細に説明する。
図18は、第2の実施の形態の印鑑色抽出処理の手順を示すフローチャートである。以下、図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下の処理は、図11のステップS2の処理を詳細に説明したものである。更に、以下の処理は、シーケンス制御部110によって順に実行されるよう制御される。
[ステップS31]画像取得部151は、取得した原画像60をバッファ120に格納する。また、画像取得部151は、原画像60を画素数削減部152に出力する。
[ステップS32]画素数削減部152は、画像取得部151から取得する原画像60の画素数を削減して、圧縮画像60aを生成する。画素数削減部152は、生成した圧縮画像60aをHLS変換部153aに出力する。
[ステップS33]色指定部158は、HLS変換部153aに対し、RGB成分のうち最大レベルをRに指定する。
[ステップS34]HLS変換部153aは、画素数削減部152から取得する圧縮画像60aのうち、色指定部158に指定されたRを最大レベルにもつ画素をHLS変換してHLS変換画像を生成する。このHLS変換画像を変換画像X3と表記する。HLS変換部153aは、生成した変換画像X3を閾値判定部154aに出力する。
[ステップS35]閾値判定部154aは、閾値情報記憶部130に記憶された閾値テーブル131に基づいて、HLS変換部153aから取得する変換画像X3の各画素のHLS成分を閾値判定する。なお、このとき閾値判定部154aが閾値判定の対象とする画素は、上記ステップS34においてHLS変換部153aがHLS変換を行った画素のみとなる。すなわち、圧縮画像60aのうち、RGB成分のRを最大レベルにもつ画素のみが閾値判定処理の対象となる。
[ステップS36]閾値判定部154aは、閾値判定の結果、判定条件を満たす画素を黒色に設定し、判定条件を満たさない画素を白色に設定する。
[ステップS37]閾値判定部154aは、上記ステップS35で閾値判定処理の対象外とした領域を白色に設定し、2値化画像60bを生成する。閾値判定部154aは、生成した2値化画像60bをラベリング処理部155に出力する。
[ステップS38]ラベリング処理部155は、閾値判定部154aから取得した2値化画像60bにラベリング処理を施し、ラベリング画像情報60cを生成する。そして、ラベリング処理部155は、ラベリング画像情報60cに基づいて黒色の連続する画素で構成される矩形領域r1,r2,r3のラベリング画像情報60cにおける座標情報を抽出する。ラベリング処理部155は、取得した矩形領域r1,r2,r3の座標情報を矩形領域取得部156に出力する。
[ステップS39]矩形領域取得部156は、ラベリング処理部155から取得する矩形領域r1,r2,r3の座標情報を原画像60の画素数に対応付けるよう補正(拡大)する。矩形領域取得部156は、これにより取得した矩形領域R1,R2,R3の座標情報を矩形座標記憶部140の矩形座標テーブル141に格納する。
[ステップS40]画像取得部151は、バッファ120から原画像60を取得し、HLS変換部153aに出力する。
[ステップS41]HLS変換部153aは、矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標テーブル141に基づいて、画像取得部151から取得する原画像60のうち、矩形領域内に含まれる画素でRGB成分のRを最大レベルにもつ画素をHLS変換してHLS変換画像を生成する。なお、このHLS変換画像を変換画像X4と表記する。HLS変換部153aは、生成した変換画像X4を閾値判定部154aに出力する。
[ステップS42]閾値判定部154aは、閾値情報記憶部130に記憶された閾値テーブル131と矩形座標記憶部140に記憶された矩形座標テーブル141とに基づいて、HLS変換部153aから取得する変換画像X4を閾値判定する。このとき、閾値判定部154aが判定処理を行う対象の領域は、矩形座標テーブル141により指定される矩形領域内の画素であって、上記ステップS41においてHLS変換部153aがHLS変換を行った画素のみとなる。すなわち、原画像60のうち、RGB成分のRを最大レベルにもつ画素のみが閾値判定処理の対象となる。
[ステップS43]閾値判定部154aは、閾値判定の結果、判定条件を満たす画素を黒色に設定し、判定条件を満たさない画素を白色に設定する。
[ステップS44]閾値判定部154aは、上記ステップS42で閾値判定処理の対象外とした画素を白色に設定して、原画像に対する2値化画像を生成する。閾値判定部154aは、生成した原画像に対する2値化画像を印影識別部157に出力して、処理が完了する。
このように、色指定部158によりRGB成分のうち、特定の成分を最大レベルとする画素のみに対してHLS変換処理および閾値判定処理を行うようにする。これにより、色抽出処理の対象を、更に絞り込むことができるので、第1の実施の形態で示した効果に加えて、コンピュータ100aの処理負荷が更に軽減される。この方法は、印鑑色の朱色のように抽出対象の色が予め特定されている場合に、特に有効となる。
以上、説明したようにコンピュータ100,100aでは、原画像のRGB成分をHLS成分に変換する。このため、抽出対象となる色の純色に対する白みおよび黒みの範囲を輝度(L)のみを用いて特定することができる。そして、輝度(L)のみを用いて抽出した色に対して、彩度(S)によって更に微調整をすることができる。このため、HSI(HSV)変換を用いる場合に比べて、抽出対象の色の設定が容易となり、色の抽出を効率良く行うことができるようになる。
また、この色抽出処理に際して、画像内の色抽出対象の領域を絞り込むことも考えられる。この場合、例えば、画像に含まれる画素数を削減して色抽出を行い、抽出対象の色が存在する領域を原画像に対して予め特定する。そして、原画像の該当の領域のみに対して色抽出を行うようにする。このようにすると、色抽出の処理負荷を軽減することができる。これは、色抽出対象の領域の画素数が原画像の画素数に比べて小さいほど効果的である。
また、画像内の色抽出対象の領域を絞り込むため、更に、色抽出対象の画素としてRGB成分の特定の成分を最大レベルにもつ画素のみを指定して、更に、処理負荷を軽減することも可能である。
更に、上記の説明では、帳票に押された印影を抽出する場合を例に挙げて説明したが、このような例に限らない。例えば、その他の色で帳票に記された署名を抽出する場合にも適用することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、コンピュータが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)などがある。
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム若しくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本実施の形態の概要を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態のコンピュータの機能構成を示すブロック図である。 HLS色空間モデルを示す図である。 閾値テーブルのデータ構造例を示す図である。 矩形座標テーブルのデータ構造例を示す図である。 閾値判定部の判定処理の例を示す図である。 画素数削減部の圧縮処理の例を示す図である。 ラベリング処理の例を示す図である。 矩形座標の取得処理の例を示す図である。 第1の実施の形態の印鑑読取処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の印鑑色抽出処理の手順を示すフローチャートである。 HLS色空間で色抽出を行う場合の主な調整パラメータを示す図である。 HSV色空間で色抽出を行う場合の主な調整パラメータを示す図である。 印鑑色抽出処理の具体例を示す第1の模式図である。 印鑑色抽出処理の具体例を示す第2の模式図である。 第2の実施の形態のコンピュータの機能構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態の印鑑色抽出処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンピュータ
1a 変換手段
1b 判定手段
P1 原画像
P2 2値化画像

Claims (6)

  1. 画像読取装置より取得した画像から、特定の色の文字や形状を抽出する画像処理プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    RGB信号により入力された画像の各画素の情報を少なくとも色相(H)レベル、輝度(L)レベルおよび彩度(S)レベルを含むHLS信号に変換して出力する変換手段、
    前記変換手段が出力した前記各画素の前記HLS信号につき、前記色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ前記輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ前記彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定を行い、前記各画素が前記条件を満たすか否かを示す2値化画像を出力する判定手段、
    前記画像の画素数が原画素数よりも少なくなるように変換した圧縮画像を生成して前記変換手段に出力する画素数削減手段、
    前記画素数削減手段が前記変換手段に出力した前記圧縮画像に応じて、前記変換手段を介し、前記判定手段が前記圧縮画像を2値化した2値化圧縮画像に基づいて、前記画像のうち前記変換手段による変換の対象領域を取得する領域取得手段、
    として機能させ、
    前記変換手段は、前記画像のうち、前記領域取得手段が取得した前記対象領域に含まれる前記各画素について前記HLS信号への変換を再度行い、
    前記判定手段は、前記変換手段が当該対象領域に含まれる前記各画素について前記判定を再度行い、当該判定の結果に基づいて前記2値化画像を出力する、
    とを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 前記領域取得手段は、前記判定手段が前記圧縮画像を2値化した前記2値化圧縮画像の中から、白色または黒色の画素が連結する複数の領域を検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理プログラム。
  3. 前記領域取得手段は、前記2値化圧縮画像を前記原画素数に変換して、前記判定手段により前記条件を満たすと判定された画素を含む領域を前記対象領域として取得することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理プログラム。
  4. 画像読取装置より取得した画像から、特定の色の文字や形状を抽出する画像処理プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    RGB信号により入力された画像の各画素の情報を少なくとも色相(H)レベル、輝度(L)レベルおよび彩度(S)レベルを含むHLS信号に変換して出力する変換手段、
    前記変換手段が出力した前記各画素の前記HLS信号につき、前記色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ前記輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ前記彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定を行い、前記各画素が前記条件を満たすか否かを示す2値化画像を出力する判定手段、
    前記RGB信号のうちのいずれかの信号レベルを指定する色指定手段、
    として機能させ、
    前記変換手段は、前記色指定手段が指定した信号レベルを最大の信号レベルとして有する画素について前記HLS信号への変換を行い、
    前記判定手段は、当該信号レベルを最大の信号レベルとして有する画素について前記判定を行う、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  5. 取得した画像から、特定の色の文字や形状を抽出する画像処理装置において、
    RGB信号により入力された画像の各画素の情報を少なくとも色相(H)レベル、輝度(L)レベルおよび彩度(S)レベルを含むHLS信号に変換して出力する変換手段と、
    前記変換手段が出力した前記各画素の前記HLS信号につき、前記色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ前記輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ前記彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定を行い、前記各画素が前記条件を満たすか否かを示す2値化画像を出力する判定手段と、
    前記画素数削減手段が前記変換手段に出力した前記圧縮画像に応じて、前記変換手段を介し、前記判定手段が前記圧縮画像を2値化した2値化圧縮画像に基づいて、前記画像のうち前記変換手段による変換の対象領域を取得する領域取得手段と、
    を有し、
    前記変換手段は、前記画像のうち、前記領域取得手段が取得した前記対象領域に含まれる前記各画素について前記HLS信号への変換を再度行い、
    前記判定手段は、前記変換手段が当該対象領域に含まれる前記各画素について前記判定を再度行い、当該判定の結果に基づいて前記2値化画像を出力する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 画像読取装置より取得した画像から、特定の色の文字や形状を抽出するコンピュータの画像処理方法であって、前記コンピュータが、
    RGB信号により入力された画像の画素数が原画素数よりも少なくなるように変換した圧縮画像を生成し、
    前記圧縮画像の各画素の情報を少なくとも色相(H)レベル、輝度(L)レベルおよび彩度(S)レベルを含む第1のHLS信号に変換し、
    前記第1のHLS信号につき、前記色相レベルが所定の第1の範囲内に含まれ、かつ前記輝度レベルが所定の第2の範囲内に含まれ、かつ前記彩度レベルが所定の第3の範囲内に含まれる旨の条件を満たすか否かの判定を行い、前記圧縮画像の各画素が前記条件を満たすか否かを示す2値化圧縮画像を生成し、
    前記2値化圧縮画像に基づいて、前記画像の各画素のうちHLS信号へ変換する対象の画素を取得し、取得した前記画像の当該各画素の情報を第2のHLS信号に変換し、
    前記第2のHLS信号につき、前記判定を行い、前記画像の当該各画素が前記条件を満たすか否かを示す2値化画像を出力する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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